JPH02100683A - フタル酸および/またはその塩の分解系遺伝子を組み込んだハイブリツドプラスミドおよびこれを含有する微生物 - Google Patents

フタル酸および/またはその塩の分解系遺伝子を組み込んだハイブリツドプラスミドおよびこれを含有する微生物

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JPH02100683A
JPH02100683A JP25294388A JP25294388A JPH02100683A JP H02100683 A JPH02100683 A JP H02100683A JP 25294388 A JP25294388 A JP 25294388A JP 25294388 A JP25294388 A JP 25294388A JP H02100683 A JPH02100683 A JP H02100683A
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Taiji Oshima
大嶋 泰治
Yasutoshi Nomura
恭稔 野村
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Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フタル酸および/またはその塩分解系遺伝子
を組み込んだハイブリッドプラスミドおよびそれを含有
する微生物に関する。
〔従来の技術〕
現在、シュードモナス(Pseudomonas)属、
アルカリジェネス(Alcali enes)属、アエ
ロモナス(Aeromonas)属、ミクロコツカス(
Micro−coccus)属、ノカルデイア(Noc
ardta)属、アリスロバクター(Arthroba
cter)属、コリネバクテリウム(Cor neba
cterium)属、そして、バチルス(Bacill
us)属などに属するフタル酸分解菌が、分離、同定さ
れている。また、フタル酸の分解経路については、シュ
ードモナス属に代表されるような、フタル酸、4.5−
ジヒドロキシフタル酸、プロトカテキン酸、そして、芳
香環の開裂と続く経路、ミクロコツカス属に代表される
ような、フタル酸、3.4−ジヒドロキシフタル酸、プ
ロトカテキン酸、そして、芳香環の開裂と続く経路;さ
らに、バチルス属に代表されるような、フタル酸、安息
香酸を経て、芳香環の開裂へと分解されていく経路など
が知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、従来のフタル酸分解菌は、フタル酸の分解能は
高いものの増殖力が弱いものや、増殖力は強いがフタル
酸の分解能が十分でないものなどが多く、未だ工業的な
利用に対して満足すべきものではなかった。
(課題を解決するための手段) そこで本発明者らは、微生物によるフタル酸および/ま
たはその塩の分解系について遺伝子レベルで検討した結
果、シュードモナス属に属する微生物の遺伝子を組み込
んだプラスミドを調製し、これにより形質転換された微
生物が良好なフタル酸および/またはその塩の分解能を
発揮することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明はシュードモナス属に属する微生物に
由来するフタル酸および/またはその塩の分解系遺伝子
であって、フタル酸および/またはその塩をフタル酸お
よび/またはその塩、 4,5−ジヒドロ−4,5−ジ
ヒドロキシフタル酸および/またはその塩、4.5−ジ
ヒドロキシフタル酸および/またはその塩、プロトカテ
キン酸および/またはその塩の順に分解するために必要
な遺伝子を組み込んでなるハイブリッドプラスミド(以
下、単に「ハイブリッドプラスミド」と称する)、およ
びハイブリッドプラスミドを含有するフタル酸および/
またはその塩の分解能を有する微生物を提供するもので
ある。
なお、本発明において塩とは、ナトリウム塩、カリウム
塩、マグネシウム塩、カルシウム塩などを示すものであ
る。
本発明のハイブリッドプラスミドは、例えば次の如くし
て製造される。
すなわち、(1)シュードモナス属に属し、フタル酸お
よび/またはその塩(以下、これらを「フタル酸」と総
称する)の分解能を育する微生物より、フタル酸分解系
遺伝子を含むDNA断片を分離し、次いで(2)得られ
たDNA断片を適当なベクターDNAに組み込むことに
より、本発明のハイブリッドプラスミドが製造される。
次にこの各々の工程について説明する。
(1)フタル酸分解系遺伝子を含むDNA断片の分離本
発明のハイブリッドプラスミドを構成するフタル酸分解
系遺伝子の供給源としては、フタル酸を唯一の炭素源ま
たはエネルギー源として利用しつる能力を有し、かつ、
フタル酸を4.5−ジヒドロ−4,5−ジヒドロキシフ
タル酸および/またはその塩、 4,5−ジヒドロキシ
フタル酸および/またはその塩、プロトカテキン酸およ
び/またはその塩と分解するシュードモナス属に属する
微生物であればよく、例えば本発明者が自然界より初め
てフタル酸分解菌として分離し同定したシュードモナス
・プチダNM)1102−2(Pseudomonas
 匹旦ハNMH102−2)などを挙げることができる
。
なお、木菌株の蘭学的性質は以下のとおりである。
a)形態的性質 (1)形         桿菌 大きさ (2)運動性 鞭毛 (3)胞子 (4)ダラム染色 b)生理的性質 (1)脱窒反応 (2MRテスト (3VPテスト (4インドールの生成 (5硫化水素の生産 (6澱粉加水分解能 (7)ゼラチン加水分解能 (8)カゼイン加水分解能 (9)色素の生成 (lO)ウレアーゼ (11)オキシダーゼ (12)カタラーゼ (13)リバーセ o、s  x  t  〜 2 μ mあり 極鞭毛1〜4本 なし 陰性 陰性 陰性 陰性 なし なし なし なし なし キングB培地で水溶 性蛍光色素生成 陰性 陽性 陽性 陰性 (14)アルギニンジヒドロラーゼ   陽性(15)
ポリ−β−ヒドロキシ ブチレート(PHB)の蓄積    なしく16)プロ
トカテキン酸の開裂   オルト開裂(17)41℃で
の生育        陰性(18)[)H3,6陰性 (19)栄養要求性          なしく20)
酸素に対する特性      絶対好気性(21)O−
Fテスト         酸化的(22)資化性  
 D−グルコース、D−マンニトール、L−アラビノー
ス、 D−フラクトース、クエン酸 プロピオン酸、安息香酸、p −ヒドロキシ安息香酸、酢酸 C)各種培地における生育状態 (1)肉汁寒天平板   生育良好、円形、金縁、淡黄
褐色 (2)肉汁寒天斜面   生育良好、糸状(3)肉汁液
体     生育良好、白濁、被膜形成、沈漬あり (4)肉汁ゼラチン穿刺 生育良好、液化せず(5)リ
ドマスミルク  アルカリ性 以上の菌学的性質は、バージイーズ・マニュアル・オブ
・システマチック・バクテリオロジー第1巻(Berg
ey’s Manual of Systematic
Bacteriology Vol、1)  に記載さ
れたシュードモナス・プチダ(Pseudomonas
 putida)の菌学的性質と同一のものである。
なお、NMH102−2は、通商産業省工業技術院微生
物工業技術研究所に徹工研菌寄第10201号(FER
M P−10201)として寄託されている。
フタル酸分解系遺伝子を含むDNA断片を得るために先
立つ全DNAの微生物細胞からの抽出は、例えばMar
marの方法(Marmur、 J、 1961゜J、
 Mo1. Biol、3:208−218)によって
行うことができる。微生物細胞から抽出した全DNAの
断片化は、制限酵素による処理、塩基配列特異性のない
エンドヌクレアーゼによる処理、機械的処理などによっ
ても行うことができるが、制限酵素による処理が好まし
い。
(2)  DNA断片のベクターDNAへの組み込み(
1)で得たDNA断片を組み込むベクターDNAとして
は、シュードモナス属に属する微生物内で安定に保持さ
れるプラスミドであれば、特に制限されない。このよう
なプラスミドとしては、例えば、P群、W群などに分類
されるプラスミドから得られたクローニングベクターな
どが挙げられる。
このベクターDNAに(1)で得たDNA断片を組み込
む方法としては、例えば微生物細胞から抽出した全DN
Aの断片化において、接着末端を生じる制限酵素による
処理を行った場合には、同じ制限酵素でベクターDNA
を切断し、両DNAをアニーリングした後、適当なりガ
ーゼでこれらを連結することによりハイブリッドプラス
ミドを得る方法を挙げることができる。また、微生物細
胞から抽出した全DNAの断片化に平滑末端を生じる制
限酵素による処理または塩基配列特異性のないエンドヌ
クレアーゼによる処理を行った場合、あるいは機械的処
理を行った場合には、適当な制限酵素でベクターDNA
を切断した後、ホモポリマー結合法を用いて結合するこ
とによりハイブリッドプラスミドを得る方法を挙げるこ
とができる。
さらに、本発明のハイブリッドプラスミドとしては、上
記のようにして得られたハイブリッドプラスミドを適当
な制限酵素で切断しりガーゼで再結合して得られる縮小
ハイブリッドプラスミドであって、フタル酸をプロトカ
テキン酸および/またはその塩へ分解するのに必要な遺
伝子を保有するハイブリッドプラスミドを挙げることも
できる。
このようにして得られた本発明のハイブリッドプラスミ
ドの受容菌として用い得る微生物としては、用いたクロ
ーニングベクターが安定に保持される宿主菌であればよ
く、P−4群のR5FIOIOから得られたクローニン
グベクターを用いれば、広くダラム陰性菌に適用するこ
とができる。しかし、シュードモナス属に属する微生物
に由来のフタル酸分解系遺伝子の発現を良好にならしめ
るためには、受容菌としてシュードモナスに属する微生
物を用いることが好ましい。
このような受容菌にハイブリッドプラスミドを含有せし
める方法としては、例えばMo1holtらの方法(M
olholt、 B、、 and J、 Doslrf
3cil。
1978、 J、Biochem、Res、Commu
ns、82:477−483)Bagdasarian
らの方法(Bagdasarian、 M、。
andに、T、Tlamis、1982. Curr、
Top、Microbiol。
Immunol、96.47−67)などの形質転換方
法、またはエシェリヒア・コリ(Escherichi
a coli)にハイブリッドプラスミドを形質転換し
、ヘルパープラスミドの補助下でシュードモナス属に属
する微生物などの受容菌に接合伝達する方法が挙げられ
る。
なお、本発明のハイブリッドプラスミドが有する遺伝子
のフタル酸分解様式と遺伝子群との関係は例えばフタル
酸を例にすると次に示すとおりである。
ここで、El、E2およびE、は反応を司る酵素を示し
、Elはフタル酸オキシゲナーゼとフタル酸オキシゲナ
ーゼリダクターゼ、E2は2.6−シクロへキサジエン
−4,5−ジオール−1,2−ジカルボン酸デヒドロゲ
ナーゼ、E、は4,5−ジヒドロキシフタル酸デカルボ
キシラーゼを示す。
また、本発明のハイブリッドプラスミドにはこれらの酵
素を産生ずる遺伝子が存在し、これらの遺伝子はオペロ
ンを形成している。また、これらの遺伝子にはプロモー
ターが接続している。
(実施例) 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 (1)フタル酸資化性細菌のスクリーニングフタル酸を
唯一の炭素源、エネルギー源として生育することができ
る微生物を獲得するために、各地の土壌、ヘドロ、活性
汚泥、廃水などを46試料集め、これらをフタル酸を唯
一の炭素源とする培地による集積培養を行い、116株
のフタル酸資化性菌を分離した。このうち、34株を選
びフタル酸の分解経路を検討した結果、フタル酸を4.
5−ジヒドロキシフタル酸からプロトカテキン酸へと分
解する代謝系をもつ菌株が32株あり、同定の結果、こ
れらのうち20株はすべてシュードモナス属に属してい
ることがわかった。その内訳は、シュードモナス・プチ
ダ(Pseudomonas putida)が5株、
シュードモナス・シェードアルカリゲネス(Pseud
omonas  seudoalcaligenes)
が1株、シュードモナス・アシトポランス(pseud
omonasacidovorans)が5株、シュー
ドモナス・テストステロニ(Pseudomonas 
testosteroni)が8株、そしてシュードモ
ナス・シュードフラバ(2)フタル酸分解系遺伝子を含
む全DNAの抽出(1)で得たシュードモナス・プチダ
のうちのNMH102−2をL培地(トリプトン1重量
%、酵母エキス0.5重量%、塩化ナトリウム1重量%
、グルコース0.1重量%、pH7)で30℃で1晩培
養し、菌体を集菌後、Marmarの方法に準拠して全
DNAを抽出し常法により精製した。
(3)ベクターDNAの調製 ベクタープラスミド pMFY40(Fukuda、M
、、に。
Yano、 1985. Agric、Biol、Ch
em、 49:2719−2724)は、これらのプラ
スミドを保有する大腸菌をテトラサイクリン(10μg
/mj2)を含有するし培地で37℃で1晩培養し、菌
体を集菌後、従来公知の方法((:le*all、 D
、B、、 and D、RHelinski、  19
89.Proc、NatjZ  、Acad、Sci、
lIS八、621159−1166)に従って抽出、精
製した。
(4)  DNA断片のベクターDNAへの組み込み(
2)で得たNMH102−2の全DNA と(3)で得
たベクタープラスミドpMFY40を、それぞれEco
RIで切断した後、混合し、T4DNAリガーゼで処理
してハイブリッドプラスミドを形成させた。
(5)エシェリヒア・コリの形質転換 (4)で得たハイブリッドプラスミドを用いて、エシェ
リヒア・コリ JA221(C1arke、 L、。
and J、(:arbon、 1978.J、Mo1
.Biol、 120:517−532)の形質転換を
行い、これをL寒天培地(テトラサイクリン10μg/
mu含有)にコロニがプレート1個当たり200個ぐら
い生じるように塗布した。37℃でコロニーを形成させ
た後、し培地を使りてコロニーを洗い取り、(4)で得
たハイブリッドプラスミドにより形質転換されたエシェ
リヒア・コリ JA221をFバンクと命名した。
(6)フタル酸分解能マイナス(Pht−)株の取得ト
ランスボゾン5をもつCo11bプラスミド由来のプラ
スミドであるpLG221(Boulnois、 G、
L、。
J、M、 Variey、 G、S、5harpe、 
(:、H,Franklin。
1985、Mo1.Gen、Genet、 200:6
5−67)をエシェリヒア・コリからNM)1102−
2に接合伝達させることによって、トランスボゾン5を
NMH102−2の遺伝子内に任意に組み込ませ、突然
変異を導入する方法を用い、フタル酸分解能マイナスの
突然変位株(pht−ミュータント)を得た。
次いで、pht−ミュータントを、フタル酸を炭素源と
して生育できる菌株のみを特異的に殺すペニシリンG−
D−シクロセリン法により濃縮し、フタル酸を責化でき
なくなった菌株からなるコロニーをレプリカ法で選別し
た。このコロニーについては、実験操作時の他の菌の混
入でないことを確認し、その1ミユータントをシュード
モナス・プチダM2と命名した。
(5)で得たFバンクから、(6) で取得したシュー
ドモナス・プチダM2に接合伝達法を用いてハイブリッ
ドプラスミドを導入した。ヘルパープラスミドには、p
RK2013(Figurski、 D、H,。
and D、R,He1inski、 1979. P
roc、NatIL、Acad。
Sci、 USA、 78:1648−1652)を用
いた。
(8)フタル酸 解能プラス(Pht”)株のスクリー
ニング 接合伝達法の選択は、フタル酸オキシゲナーゼの有無に
よって第1次スクリーニングを行い、フタル酸オキシゲ
ナーゼ陽性の株については更にフタル酸の資化性が回復
していることを確認した。このようにして得られた、フ
タル酸を唯一の炭素源として良好な生育を示す株10株
を任意に選び、プラスミドの制限酵素切断パターンを検
討した結果、すべて同一のプラスミドであることが分か
り、このプラスミドをpHTc10と命名した。
(9) pHTc10プラスミドの解析(8)で得られ
たpHTc10プラスミドの制限酵素切断点地図を第1
図に示す。
pHTc10は、11.6Kbのベクタープラスミドp
MFY40のEcoRIサイトに、7KbのDNA断片
が挿入されたハイブリッドプラスミドである。
次いで、NMH102−2の全DNAのEcoRI完全
消化物をアガロース電気泳動で分画し、pHTc10プ
ラスミドの1.3KbのBamHI −BamHI断片
を32pでラベルしたプローブDNAを用いてサザンハ
イプリダイゼーションを行い、プローブDNAが7にb
に相応するEcoRI消化断片のみにハイブリダイゼー
ションしたことにより、前記DNA断片はシュードモナ
ス・プチダNMH102−2由来であることを確認した
。
(5)および(7)と同様の方法を用いて、(4)で得
られたpHTc1oでエシェリヒア・コリ Jへ221
の形質転換を行い、続いてシュードモナス・エルギノー
ザ IFo 132−7l32−75(Pseudo 
aerugi−nosa IFO13275)  シュ
ードモナス・プチダIFO12653(Pseudom
onas putida IFO12853)およびシ
ュードモナス・フルオレッセンスIFO12055(P
seudomonas fluorescens IF
O12055)に接合伝達法を用いて、pHTc10を
各々導入した(これらの菌株は、プロトカテキン酸およ
び/またはその塩以降の代謝酵素群を有しているが、フ
タル酸からプロトカテキン酸および/またはその塩への
代謝酵素群を有していない)。
その結果得られた新規pHTc10含有株はすべてフタ
ル酸を唯一の炭素源として生育を示すようになった。
(11) HTCIOプラスミドの持つ遺伝情報の検討
(10)と同様の方法を用い、(9)で得られたpHT
c10プラスミドを、フタル酸資化能を有していないが
、弱いながらプロトカテキン酸および/またはその塩の
資化能を有しているシュードモナス・プチダPpY10
1(Pseudomonas putidaPpYlo
l)  に導入した。この株をシュードモナス・プチダ
PoY101/pHTc10と命名した〔微工研菌寄第
10203号〕。
次いで、pHTc10プラスミドを導入したシュードモ
ナス・プチダPpY101のフタル酸培養菌株(0,2
重量%フタル酸と 0.2重量%コハク酸を炭素源とし
、20μs/mJlのテトラサイクリンと20μg/m
ILのメチオニンを含む合成培地で対数増殖後期まで生
育させる)を集菌洗浄し、3mg蛋白質/n+Qになる
ようにあらかじめ30℃に保温しておいた2、5mMフ
タル酸ナトリウムを含む20mMトリス−塩酸緩衝液(
pH8)に懸濁した。この条件下で産生される酵素を使
い、トリス緩衝液中で30℃90分間フタル酸を変換さ
せる静止菌体変換実験を行った。この結果、反応液中に
フタル酸に相応するUv吸収スペクトルがなくなり、か
つ変換物質らしきUV吸収も観察されなかった。
従って、pHTC10プラスミドには、フタル酸をプロ
トカテキン酸および/またはその塩に分解する酵素群を
コードする遺伝子が存在することが判明した。
(発明の効果) 本発明のハイブリッドプラスミドを利口9゛ることによ
り、増殖力は強力だがフタル酸分解能を有さない微生物
を、フタル酸分解能を有する新規な微生物に転換せしめ
ることができる。
このような新規な微生物を用いることにより、例えばプ
ラスチック製造膜内で廃水中に多量混入するフタル酸誘
導体の処理を効率的に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ハイブリッドプラスミドpi(TC:10の
制限酵素切断点地図を示す。 以  上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シュードモナス属に属する微生物に由来するフタル
    酸および/またはその塩の分解系遺伝子であつて、フタ
    ル酸および/またはその塩をフタル酸および/またはそ
    の塩、4,5−ジヒドロ−4,5−ジヒドロキシフタル
    酸および/またはその塩、4,5−ジヒドロキシフタル
    酸および/またはその塩、プロトカテキン酸および/ま
    たはその塩の順に分解するために必要な遺伝子を組み込
    んでなるハイブリッドプラスミド。 2、請求項1記載のハイブリッドプラスミドを含有する
    フタル酸分解能を有する微生物。
JP25294388A 1988-10-07 1988-10-07 フタル酸および/またはその塩の分解系遺伝子を組み込んだハイブリツドプラスミドおよびこれを含有する微生物 Pending JPH02100683A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5523220A (en) * 1994-03-31 1996-06-04 Director-General Of Agency Of Industrial Science And Technology Method for producing 3,4-dihydroxyphthalic acid

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5523220A (en) * 1994-03-31 1996-06-04 Director-General Of Agency Of Industrial Science And Technology Method for producing 3,4-dihydroxyphthalic acid

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