JPH0210278Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0210278Y2 JPH0210278Y2 JP1983150881U JP15088183U JPH0210278Y2 JP H0210278 Y2 JPH0210278 Y2 JP H0210278Y2 JP 1983150881 U JP1983150881 U JP 1983150881U JP 15088183 U JP15088183 U JP 15088183U JP H0210278 Y2 JPH0210278 Y2 JP H0210278Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- cylinder head
- recess
- belt cover
- camshaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、吸気弁を開閉駆動するカムシヤフト
と排気弁を開閉駆動するカムシヤフトとがシリン
ダヘツドにそれぞれ並設されるとともに、上記両
カムシヤフト間のシリンダヘツド上面にエンジン
長手方向にわたつて凹部が形成され、該凹部に点
火栓が挿入固定される点火栓孔が穿設される一
方、上記両カムシヤフトを回転駆動するタイミン
グベルトをエンジンの前方に配置した構造のエン
ジンにおけるシリンダヘツド上面の排水構造に関
するものである。
と排気弁を開閉駆動するカムシヤフトとがシリン
ダヘツドにそれぞれ並設されるとともに、上記両
カムシヤフト間のシリンダヘツド上面にエンジン
長手方向にわたつて凹部が形成され、該凹部に点
火栓が挿入固定される点火栓孔が穿設される一
方、上記両カムシヤフトを回転駆動するタイミン
グベルトをエンジンの前方に配置した構造のエン
ジンにおけるシリンダヘツド上面の排水構造に関
するものである。
(従来技術)
この種のエンジン即ち、シリンダヘツド上面の
カムシヤフト間に、点火栓取付孔を有する凹部を
エンジンの長手方向に形成したエンジンにおいて
は、該凹部内に洗車時等に水が侵入し易く、しか
も該凹部内に水が侵入するとこれによつて点火栓
のゴム製のプラグキヤツプがおかされてその耐久
性が損なわれたり、あるいは点火栓の電流がリー
クして十分な放電圧が得られない等の問題が現出
することになるため、前記凹部内への水の侵入を
可及的に抑制したり、あるいは該凹部内へ侵入し
た水をできるだけ迅速に排出するようにする必要
がある。
カムシヤフト間に、点火栓取付孔を有する凹部を
エンジンの長手方向に形成したエンジンにおいて
は、該凹部内に洗車時等に水が侵入し易く、しか
も該凹部内に水が侵入するとこれによつて点火栓
のゴム製のプラグキヤツプがおかされてその耐久
性が損なわれたり、あるいは点火栓の電流がリー
クして十分な放電圧が得られない等の問題が現出
することになるため、前記凹部内への水の侵入を
可及的に抑制したり、あるいは該凹部内へ侵入し
た水をできるだけ迅速に排出するようにする必要
がある。
このような観点から、シリンダヘツド上面のカ
ムシヤフト間凹部内への水の侵入を未然に防止す
るようにしたものの公知例としては例えば実開昭
54−73410号公報に示す如きものがある。この公
知例のものは、左右のカムシヤフトの上部を覆う
シリンダヘツドカバーを左右一体形として該シリ
ンダヘツドカバーの一部によつてカムシヤフト間
凹部の上方を覆蓋するとともに、該シリンダヘツ
ドカバーに点火栓挿入孔を形成して該点火栓挿入
孔からカムシヤフト間凹部内の点火栓取付孔に点
火栓を取りつけ且つ該点火栓取付孔を適宜のシー
ル材によつてシールし、もつて凹部内への水の侵
入を未然に防止するようにしている。
ムシヤフト間凹部内への水の侵入を未然に防止す
るようにしたものの公知例としては例えば実開昭
54−73410号公報に示す如きものがある。この公
知例のものは、左右のカムシヤフトの上部を覆う
シリンダヘツドカバーを左右一体形として該シリ
ンダヘツドカバーの一部によつてカムシヤフト間
凹部の上方を覆蓋するとともに、該シリンダヘツ
ドカバーに点火栓挿入孔を形成して該点火栓挿入
孔からカムシヤフト間凹部内の点火栓取付孔に点
火栓を取りつけ且つ該点火栓取付孔を適宜のシー
ル材によつてシールし、もつて凹部内への水の侵
入を未然に防止するようにしている。
ところが、この公知例のものにおいては、シリ
ンダヘツドカバーが大型大重量化し、しかも部品
点数の増大によつてコストアツプとなり、さら
に、点火栓の着脱時には必らずシール材を着脱し
なければならず点火栓の着脱作業が煩雑である等
の不具合があつた。
ンダヘツドカバーが大型大重量化し、しかも部品
点数の増大によつてコストアツプとなり、さら
に、点火栓の着脱時には必らずシール材を着脱し
なければならず点火栓の着脱作業が煩雑である等
の不具合があつた。
一方、後者の如くカムシヤフト間凹部内に侵入
した水を迅速に排出する方法としては、従来より
エンジンの車体フレームに対する前後方向におけ
る搭載角を調整し、それによつて前記凹部内の水
を強制的に一方側に流下させる方法が採られてい
た。
した水を迅速に排出する方法としては、従来より
エンジンの車体フレームに対する前後方向におけ
る搭載角を調整し、それによつて前記凹部内の水
を強制的に一方側に流下させる方法が採られてい
た。
ところが、このようにエンジンの搭載角によつ
て凹部内からの水の排出作用を促進するようにし
たものにおいては、後述する如くエンジンの冷却
性能あるいは、タイミングベルトの耐久性等の面
において不具合があり、十分にその機能を発揮す
ることができなかつた。即ち、シリンダヘツドの
上面に形成される凹部は、該シリンダヘツドの長
手方向の全長にわたつて連続的に溝状に形成され
ているため、水の排出方向としてはエンジンの前
方側に排出する場合とエンジンの後方側に排出す
る場合とが考えられる。
て凹部内からの水の排出作用を促進するようにし
たものにおいては、後述する如くエンジンの冷却
性能あるいは、タイミングベルトの耐久性等の面
において不具合があり、十分にその機能を発揮す
ることができなかつた。即ち、シリンダヘツドの
上面に形成される凹部は、該シリンダヘツドの長
手方向の全長にわたつて連続的に溝状に形成され
ているため、水の排出方向としてはエンジンの前
方側に排出する場合とエンジンの後方側に排出す
る場合とが考えられる。
先ず、エンジンの前方側に水を排出させた場合
には、このエンジンの前方位置のシリンダブロツ
ク壁にはカムシヤフト駆動用のタイミングベルト
が配設されており、しかも該タイミングベルトと
エンジンの間に配設されるバツクプレートにはオ
イルポンプ等の補機用の貫通穴が形成されている
ため、カムシヤフト間凹部から排出された水がこ
のバツクプレートの補機用貫通穴を通つてタイミ
ングベルト側に流れ、該タイミングベルトの耐久
性を低下させるという不具合がある。
には、このエンジンの前方位置のシリンダブロツ
ク壁にはカムシヤフト駆動用のタイミングベルト
が配設されており、しかも該タイミングベルトと
エンジンの間に配設されるバツクプレートにはオ
イルポンプ等の補機用の貫通穴が形成されている
ため、カムシヤフト間凹部から排出された水がこ
のバツクプレートの補機用貫通穴を通つてタイミ
ングベルト側に流れ、該タイミングベルトの耐久
性を低下させるという不具合がある。
一方、エンジンの後方側に水を排出させる場合
においては、通常エンジンの後方位置のしかもシ
リンダヘツドの中央部には冷却水のアウトレツト
が形成されており、しかも該アウトレツト部分に
はウオータジヤケツト内のエア抜き作用を行なう
ジグルピンを備えたサーモスタツトが取りつけら
れているため、該冷却水アウトレツトをシリンダ
ヘツドの中央部に設けようとすればエンジンを後
方側に大きく傾斜させなければならず、この結
果、サーモスタツトのジグルピンによるエア抜き
作用が損なわれることになる。一方、冷却水アウ
トレツトをシリンダヘツドの中心から左右どちら
かへずらせて設ければ上述の如きサーモスタツト
のジグルピンによるエア抜き作用が損なわれると
いうことは防げるものの、今度は逆に冷却水の循
環経路がエンジンに対して左右対称とならず、そ
の結果、エンジンの冷却特性が悪化するという不
具合が生じることになる。
においては、通常エンジンの後方位置のしかもシ
リンダヘツドの中央部には冷却水のアウトレツト
が形成されており、しかも該アウトレツト部分に
はウオータジヤケツト内のエア抜き作用を行なう
ジグルピンを備えたサーモスタツトが取りつけら
れているため、該冷却水アウトレツトをシリンダ
ヘツドの中央部に設けようとすればエンジンを後
方側に大きく傾斜させなければならず、この結
果、サーモスタツトのジグルピンによるエア抜き
作用が損なわれることになる。一方、冷却水アウ
トレツトをシリンダヘツドの中心から左右どちら
かへずらせて設ければ上述の如きサーモスタツト
のジグルピンによるエア抜き作用が損なわれると
いうことは防げるものの、今度は逆に冷却水の循
環経路がエンジンに対して左右対称とならず、そ
の結果、エンジンの冷却特性が悪化するという不
具合が生じることになる。
(考案の目的)
本考案は、エンジンの冷却性能を損なうことな
くシリンダヘツドの凹部内に侵入した水を効果的
に排出し得るようにした構造の簡単な排水構造を
提案することを目的としてなされたものである。
くシリンダヘツドの凹部内に侵入した水を効果的
に排出し得るようにした構造の簡単な排水構造を
提案することを目的としてなされたものである。
(考案の構成)
本考案のシリンダヘツドの排水構造は、吸気弁
を開閉駆動するカムシヤフトと排気弁を開閉駆動
するカムシヤフトとがシリンダヘツドにそれぞれ
並設されるとともに、上記両カムシヤフト間のシ
リンダヘツド上面にエンジン長手方向にわたつて
凹部が形成され、該凹部に点火栓が挿入固定され
る点火栓孔が穿設される一方、上記両カムシヤフ
トを回転駆動するタイミングベルトを、エンジン
の前部に上下方向に向けて配置された平板状のバ
ツクブレートを備えたベルトカバー内に配置した
エンジンにおいて、シリンダヘツドの前端部と上
記タイベルトカバーとの間に、両者間に跨がり且
つ上記凹部の端部に対応する位置からエンジン側
部に向つて下降傾斜する案内板を配置して該案内
板とシリンダヘツドの前端部とベルトカバーとで
上記凹部に侵入した水をエンジンの側面に導く略
樋状の排水通路を構成する一方、ジグルピン付き
のサーモスタツトを備えたエンジン冷却水のアウ
トレツトを上記シリンダヘツドの後方中央部に配
置するとともに、該エンジンをその前方側に向つ
て下降傾斜する搭載角で車体に搭載したことを特
徴とするものである。
を開閉駆動するカムシヤフトと排気弁を開閉駆動
するカムシヤフトとがシリンダヘツドにそれぞれ
並設されるとともに、上記両カムシヤフト間のシ
リンダヘツド上面にエンジン長手方向にわたつて
凹部が形成され、該凹部に点火栓が挿入固定され
る点火栓孔が穿設される一方、上記両カムシヤフ
トを回転駆動するタイミングベルトを、エンジン
の前部に上下方向に向けて配置された平板状のバ
ツクブレートを備えたベルトカバー内に配置した
エンジンにおいて、シリンダヘツドの前端部と上
記タイベルトカバーとの間に、両者間に跨がり且
つ上記凹部の端部に対応する位置からエンジン側
部に向つて下降傾斜する案内板を配置して該案内
板とシリンダヘツドの前端部とベルトカバーとで
上記凹部に侵入した水をエンジンの側面に導く略
樋状の排水通路を構成する一方、ジグルピン付き
のサーモスタツトを備えたエンジン冷却水のアウ
トレツトを上記シリンダヘツドの後方中央部に配
置するとともに、該エンジンをその前方側に向つ
て下降傾斜する搭載角で車体に搭載したことを特
徴とするものである。
(実施例)
第1図及び第2図には、本考案の実施例に係る
シリンダヘツドの排水構造を有する自動車用エン
ジンZが示されている。このエンジンZは、吸気
弁駆動用の第1カムシヤフト9Aと排気弁駆動用
の第2カムシヤフト9Bとを有するいわゆるD・
O・H・Cエンジンであつて、これら各カムシヤ
フト9A,9Bを、シリンダヘツド2の幅方向の
両側部にしかもエンジンの長手方向に向けて形成
した第1カム室4Aと第2カム室4B内にそれぞ
れ配置している。この各カム室4A,4Bは、そ
れぞれ矩形椀状の第1シリンダヘツドカバー3A
と第2シリンダヘツドカバー3Bによつて覆蓋さ
れている。又、この各カムシヤフト9A,9B
は、それぞれ、その一端をシリンダヘツド2のエ
ンジン前方側の側面2aを貫通してエンジン前方
側に突出させている。この各カムシヤフト9A,
9Bのうち、第1カムシヤフト9Aの突出端9
Aaには第1カムプーリ13Aが、また第2カム
シヤフト9Bの突出端9Baには第2カムプーリ
13Bがそれぞれ取付けられている。尚、この各
カムプーリ13A,13Bには、カムシヤフト駆
動用のタイミングベルト10がかけ回わされてい
る。このタイミングベルト10は、第1、第2カ
ムプーリ13A,13B、クランクプーリ19及
びオイルポンプ等の補機駆動用プーリあるいはア
イドルプーリ等(図示省略)とともに、該タイミ
ングベルト10よりシリンダヘツド2側に位置す
るバツクプレート11を有するベルトカバー12
内に収容されている。このベルトカバー12は、
シリンダブロツク1の前側面2a側に着脱自在に
締着固定されている。尚、各カムシヤフト9A,
9Bとクランクシヤフト20及びシリンダブロツ
ク1の前側面1aから突出する補機軸(図示省
略)は、全てベルトカバー12のバツクプレート
11を内外方向に貫通して配設されている。
シリンダヘツドの排水構造を有する自動車用エン
ジンZが示されている。このエンジンZは、吸気
弁駆動用の第1カムシヤフト9Aと排気弁駆動用
の第2カムシヤフト9Bとを有するいわゆるD・
O・H・Cエンジンであつて、これら各カムシヤ
フト9A,9Bを、シリンダヘツド2の幅方向の
両側部にしかもエンジンの長手方向に向けて形成
した第1カム室4Aと第2カム室4B内にそれぞ
れ配置している。この各カム室4A,4Bは、そ
れぞれ矩形椀状の第1シリンダヘツドカバー3A
と第2シリンダヘツドカバー3Bによつて覆蓋さ
れている。又、この各カムシヤフト9A,9B
は、それぞれ、その一端をシリンダヘツド2のエ
ンジン前方側の側面2aを貫通してエンジン前方
側に突出させている。この各カムシヤフト9A,
9Bのうち、第1カムシヤフト9Aの突出端9
Aaには第1カムプーリ13Aが、また第2カム
シヤフト9Bの突出端9Baには第2カムプーリ
13Bがそれぞれ取付けられている。尚、この各
カムプーリ13A,13Bには、カムシヤフト駆
動用のタイミングベルト10がかけ回わされてい
る。このタイミングベルト10は、第1、第2カ
ムプーリ13A,13B、クランクプーリ19及
びオイルポンプ等の補機駆動用プーリあるいはア
イドルプーリ等(図示省略)とともに、該タイミ
ングベルト10よりシリンダヘツド2側に位置す
るバツクプレート11を有するベルトカバー12
内に収容されている。このベルトカバー12は、
シリンダブロツク1の前側面2a側に着脱自在に
締着固定されている。尚、各カムシヤフト9A,
9Bとクランクシヤフト20及びシリンダブロツ
ク1の前側面1aから突出する補機軸(図示省
略)は、全てベルトカバー12のバツクプレート
11を内外方向に貫通して配設されている。
一方、シリンダヘツド2の幅方向中央部には、
前記第1カム室4Aと第2カム室4Bではさまれ
た凹部6がエンジンの長手方向に連続して設けら
れている。この凹部6には、その長手方向に4個
の点火栓取付孔8,8,…が、冷却水通路5を上
下方向に貫通して形成されている。この各点火栓
取付孔8,8,…には、それぞれ点火栓7,7,
…が螺着されている。
前記第1カム室4Aと第2カム室4Bではさまれ
た凹部6がエンジンの長手方向に連続して設けら
れている。この凹部6には、その長手方向に4個
の点火栓取付孔8,8,…が、冷却水通路5を上
下方向に貫通して形成されている。この各点火栓
取付孔8,8,…には、それぞれ点火栓7,7,
…が螺着されている。
尚、冷却水通路5のアウトレツト17は、シリ
ンダヘツド2のエンジン後方側の側面2b上のし
かも前記凹部6の中心軸上に形成されている。こ
のアウトレツト17と該アウトレツト17に接続
されるアウトレツト接続管16の間には、ジグル
ピン25付きのサーモスタツト18が介在せしめ
られている。
ンダヘツド2のエンジン後方側の側面2b上のし
かも前記凹部6の中心軸上に形成されている。こ
のアウトレツト17と該アウトレツト17に接続
されるアウトレツト接続管16の間には、ジグル
ピン25付きのサーモスタツト18が介在せしめ
られている。
シリンダヘツド2のエンジン前方側の側面2a
には、第3図に示す如く前記凹部6の前方側開口
端6aの直下位置を頂点として該側面2aの両端
部に向けて下向傾斜し且つその両側部15a,1
5aがシリンダブロツク1の幅方向の両側面1
b,1bに達するひさし状の案内板15が該シリ
ンダヘツド2とともに一体形成されている。この
案内板15前端面15bは、前記ベルトカバー1
2のバツクプレート11に略水密的に当接せしめ
られている。この案内板15と、シリンダヘツド
2の側面2aと、バツクプレート11との三者に
よつて前記凹部6とエンジンの側面(シリンダブ
ロツク1の側面)とを相互に連通せしめる樋状の
排水通路14が形成されている。尚、エンジンZ
は、エンジン前方(即ち、タイミングベルト10
配設側)に向つて下向傾斜するような搭載角でも
つて車体フレーム上に搭載される。
には、第3図に示す如く前記凹部6の前方側開口
端6aの直下位置を頂点として該側面2aの両端
部に向けて下向傾斜し且つその両側部15a,1
5aがシリンダブロツク1の幅方向の両側面1
b,1bに達するひさし状の案内板15が該シリ
ンダヘツド2とともに一体形成されている。この
案内板15前端面15bは、前記ベルトカバー1
2のバツクプレート11に略水密的に当接せしめ
られている。この案内板15と、シリンダヘツド
2の側面2aと、バツクプレート11との三者に
よつて前記凹部6とエンジンの側面(シリンダブ
ロツク1の側面)とを相互に連通せしめる樋状の
排水通路14が形成されている。尚、エンジンZ
は、エンジン前方(即ち、タイミングベルト10
配設側)に向つて下向傾斜するような搭載角でも
つて車体フレーム上に搭載される。
上述の如き排水通路14を形成すると、洗車時
等においてシリンダヘツド2の凹部6内に侵入し
た水はエンジンの搭載角によつて該凹部6内を排
水通路14側に向つて移動し、該排水通路14を
通つてシリンダブロツク1の幅方向の両側面1
b,1b側に流れ、さらに該側面1b,1bに沿
つてエンジン下方部へ流下する。このように、カ
ムシヤフト間凹部6から排出される水は、全て排
水通路14を通つてシリンダブロツク1の両側面
1b,1b側に導かれ、オイルポンプ等の補機用
シヤフトの貫通穴が形成されたバツクプレート1
1の下方部(即ち、シリンダブロツク1の前方側
の側面1aに対応する部分)には流入しないた
め、該貫通穴から水がベルトカバー12内に侵入
してタイミングベルト10が変質せしめられると
いうような不具合の発生が未然に防止される。
等においてシリンダヘツド2の凹部6内に侵入し
た水はエンジンの搭載角によつて該凹部6内を排
水通路14側に向つて移動し、該排水通路14を
通つてシリンダブロツク1の幅方向の両側面1
b,1b側に流れ、さらに該側面1b,1bに沿
つてエンジン下方部へ流下する。このように、カ
ムシヤフト間凹部6から排出される水は、全て排
水通路14を通つてシリンダブロツク1の両側面
1b,1b側に導かれ、オイルポンプ等の補機用
シヤフトの貫通穴が形成されたバツクプレート1
1の下方部(即ち、シリンダブロツク1の前方側
の側面1aに対応する部分)には流入しないた
め、該貫通穴から水がベルトカバー12内に侵入
してタイミングベルト10が変質せしめられると
いうような不具合の発生が未然に防止される。
さらに、カムシヤフト間凹部6内に侵入した水
をエンジンの前方側から排出するようにしている
ため、シリンダヘツド2内に形成された冷却水通
路5のアウトレツト17を該シリンダヘツドの後
方中央部に設けることが可能であり、これにより
エンジンの冷却特性を良好に維持することができ
る。
をエンジンの前方側から排出するようにしている
ため、シリンダヘツド2内に形成された冷却水通
路5のアウトレツト17を該シリンダヘツドの後
方中央部に設けることが可能であり、これにより
エンジンの冷却特性を良好に維持することができ
る。
尚、この実施例においては案内板15をシリン
ダブロツク1と一体形成したが、本考案の他の実
施例においてはこの案内板15を例えばバツクプ
レート11側に形成したりあるいは該案内板15
をシリンダブロツク1及びバツクプレート11と
別体に形成することもできる。
ダブロツク1と一体形成したが、本考案の他の実
施例においてはこの案内板15を例えばバツクプ
レート11側に形成したりあるいは該案内板15
をシリンダブロツク1及びバツクプレート11と
別体に形成することもできる。
(考案の効果)
本考案のシリンダヘツドの排水構造は、吸気弁
を開閉駆動するカムシヤフトと排気弁を開閉駆動
するカムシヤフトとがシリンダヘツドにそれぞれ
並設されるとともに、上記両カムシヤフト間のシ
リンダヘツド上面にエンジン長手方向にわたつて
凹部が形成され、該凹部に点火栓が挿入固定され
る点火栓孔が穿設される一方、上記両カムシヤフ
トを回転駆動するタイミングベルトを、エンジン
の前部に上下方向に向けて配置された平板状のバ
ツクブレートを備えたベルトカバー内に配置した
エンジンにおいて、シリンダヘツドの前端部と上
記タイベルトカバーとの間に、両者間に跨がり且
つ上記凹部の端部に対応する位置からエンジン側
部に向つて下降傾斜する案内板を配置して該案内
板とシリンダヘツドの前端部とベルトカバーとで
上記凹部に侵入した水をエンジンの側面に導く略
樋状の排水通路を構成する一方、ジグルピン付き
のサーモスタツトを備えたエンジン冷却水のアウ
トレツトを上記シリンダヘツドの後方中央部に配
置するとともに、該エンジンをその前方側に向つ
て下降傾斜する搭載角で車体に搭載したことを特
徴としている。
を開閉駆動するカムシヤフトと排気弁を開閉駆動
するカムシヤフトとがシリンダヘツドにそれぞれ
並設されるとともに、上記両カムシヤフト間のシ
リンダヘツド上面にエンジン長手方向にわたつて
凹部が形成され、該凹部に点火栓が挿入固定され
る点火栓孔が穿設される一方、上記両カムシヤフ
トを回転駆動するタイミングベルトを、エンジン
の前部に上下方向に向けて配置された平板状のバ
ツクブレートを備えたベルトカバー内に配置した
エンジンにおいて、シリンダヘツドの前端部と上
記タイベルトカバーとの間に、両者間に跨がり且
つ上記凹部の端部に対応する位置からエンジン側
部に向つて下降傾斜する案内板を配置して該案内
板とシリンダヘツドの前端部とベルトカバーとで
上記凹部に侵入した水をエンジンの側面に導く略
樋状の排水通路を構成する一方、ジグルピン付き
のサーモスタツトを備えたエンジン冷却水のアウ
トレツトを上記シリンダヘツドの後方中央部に配
置するとともに、該エンジンをその前方側に向つ
て下降傾斜する搭載角で車体に搭載したことを特
徴としている。
従つて、本考案のシリンダヘツドの排水構造に
よれば、 (1) エンジンがその前方側に下降傾斜した状態で
車体に搭載されるとともに、該エンジン前部の
シリンダヘツドの凹部に対応する位置には該凹
部に侵入した水をエンジン側部に排水する排水
通路が形成されているため、該水はこの排水通
路から確実且つ容易にエンジン側部に排水さ
れ、該水がベルトカバー内に侵入してタイミン
グベルトを変質させるというような該水の侵入
に起因する不具合の発生が未然に防止される、 (2) 排水通路を構成する部材の内、ベルトカバー
のバツクブレートが平板状とされているため、
該バツクブレートに対して組付られる案内板の
衝合部分も直線的な構造となり、その結果、こ
れらの構造を簡略化してその制作性を高めるこ
とができるとともに、この両者を衝合状態に配
置した場合においては、該衝合部分のシール性
の維持が容易となる、 (3) ジグルピン付きのサーモスタツトを備えた冷
却水のアウトレツトをシリンダヘツドの後方中
央部に配置し且つエンジンの車体への搭載角を
エンジン前方側に向つて下降傾斜するようにし
ているため、該ジグルピンによるエア抜きが良
好に行え、しかもエンジン内における冷却水の
循環経路が該エンジンの軸心に対して左右対称
となり該冷却水によるエンジン冷却性が良好な
らしめられる、 等、シリンダヘツドの凹部に侵入した水の排水性
とエンジンの冷却性及びエア抜き性能とをより簡
易な構造によつて達成し得るという実用的な効果
が得られるものである。
よれば、 (1) エンジンがその前方側に下降傾斜した状態で
車体に搭載されるとともに、該エンジン前部の
シリンダヘツドの凹部に対応する位置には該凹
部に侵入した水をエンジン側部に排水する排水
通路が形成されているため、該水はこの排水通
路から確実且つ容易にエンジン側部に排水さ
れ、該水がベルトカバー内に侵入してタイミン
グベルトを変質させるというような該水の侵入
に起因する不具合の発生が未然に防止される、 (2) 排水通路を構成する部材の内、ベルトカバー
のバツクブレートが平板状とされているため、
該バツクブレートに対して組付られる案内板の
衝合部分も直線的な構造となり、その結果、こ
れらの構造を簡略化してその制作性を高めるこ
とができるとともに、この両者を衝合状態に配
置した場合においては、該衝合部分のシール性
の維持が容易となる、 (3) ジグルピン付きのサーモスタツトを備えた冷
却水のアウトレツトをシリンダヘツドの後方中
央部に配置し且つエンジンの車体への搭載角を
エンジン前方側に向つて下降傾斜するようにし
ているため、該ジグルピンによるエア抜きが良
好に行え、しかもエンジン内における冷却水の
循環経路が該エンジンの軸心に対して左右対称
となり該冷却水によるエンジン冷却性が良好な
らしめられる、 等、シリンダヘツドの凹部に侵入した水の排水性
とエンジンの冷却性及びエア抜き性能とをより簡
易な構造によつて達成し得るという実用的な効果
が得られるものである。
第1図は本考案の実施例に係るシリンダヘツド
の排水構造をもつた自動車用エンジンの一部断面
平面図、第2図は第1図の−縦断面図、第3
図は第2図の部拡大斜視図である。 1……シリンダブロツク、2……シリンダヘツ
ド、3……シリンダヘツドカバー、6……凹部、
7……点火栓、9A,9B……カムシヤフト、1
0……タイミングベルト、11……バツクプレー
ト、12……ベルトカバー、14……排水通路、
15……案内板。
の排水構造をもつた自動車用エンジンの一部断面
平面図、第2図は第1図の−縦断面図、第3
図は第2図の部拡大斜視図である。 1……シリンダブロツク、2……シリンダヘツ
ド、3……シリンダヘツドカバー、6……凹部、
7……点火栓、9A,9B……カムシヤフト、1
0……タイミングベルト、11……バツクプレー
ト、12……ベルトカバー、14……排水通路、
15……案内板。
Claims (1)
- 吸気弁を開閉駆動するカムシヤフトと排気弁を
開閉駆動するカムシヤフトとがシリンダヘツドに
それぞれ並設されるとともに、上記両カムシヤフ
ト間のシリンダヘツド上面にエンジン長手方向に
わたつて凹部が形成され、該凹部に点火栓が挿入
固定される点火栓孔が穿設される一方、上記両カ
ムシヤフトを回転駆動するタイミングベルトを、
エンジンの前部に上下方向に向けて配置された平
板状のバツクブレートを備えたベルトカバー内に
配置したエンジンにおいて、シリンダヘツドの前
端部と上記タイベルトカバーとの間に、両者間に
跨がり且つ上記凹部の端部に対応する位置からエ
ンジン側部に向つて下降傾斜する案内板を配置し
て該案内板とシリンダヘツドの前端部とベルトカ
バーとで上記凹部に侵入した水をエンジンの側面
に導く略樋状の排水通路を構成する一方、ジグル
ピン付きのサーモスタツトを備えたエンジン冷却
水のアウトレツトを上記シリンダヘツドの後方中
央部に配置するとともに、該エンジンをその前方
側に向つて下降傾斜する搭載角で車体に搭載した
ことを特徴とするシリンダヘツドの排水構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15088183U JPS6057761U (ja) | 1983-09-27 | 1983-09-27 | シリンダヘツドの排水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15088183U JPS6057761U (ja) | 1983-09-27 | 1983-09-27 | シリンダヘツドの排水構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6057761U JPS6057761U (ja) | 1985-04-22 |
| JPH0210278Y2 true JPH0210278Y2 (ja) | 1990-03-14 |
Family
ID=30334520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15088183U Granted JPS6057761U (ja) | 1983-09-27 | 1983-09-27 | シリンダヘツドの排水構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6057761U (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5924849Y2 (ja) * | 1980-11-20 | 1984-07-23 | スズキ株式会社 | 空冷エンジンのシリンダヘツド |
| JPH0327496Y2 (ja) * | 1986-08-04 | 1991-06-13 |
-
1983
- 1983-09-27 JP JP15088183U patent/JPS6057761U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6057761U (ja) | 1985-04-22 |
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