JPH02111724A - アデニンヌクレオチドを有効成分とする血液および血漿中のアデノシン5’‐トリホスフェートレベルを増加させる薬剤 - Google Patents

アデニンヌクレオチドを有効成分とする血液および血漿中のアデノシン5’‐トリホスフェートレベルを増加させる薬剤

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JPH02111724A
JPH02111724A JP1190377A JP19037789A JPH02111724A JP H02111724 A JPH02111724 A JP H02111724A JP 1190377 A JP1190377 A JP 1190377A JP 19037789 A JP19037789 A JP 19037789A JP H02111724 A JPH02111724 A JP H02111724A
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adenosine
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atp
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tumor
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エリーザー・ラパポート
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の?1)用分野〕 本発明は、宿主における血液および血漿中のアデノシン
5゛−トリホスフェート(以下、ATPともいう)レベ
ルを増加することによって、宿主の腫瘍細胞(たとえば
ヒト腫瘍細胞)の増殖(growth)を選択的に抑制
する薬剤、およびそれをひきつづき死滅化する薬剤に関
する。血液および血漿中の高められたATPレベルは、
たとえばアデノシン5−モノホスフェート(以下、AM
Pともいう)、アデノシン5°−ジホスフェート(以下
、ADPともいう)、アデノシン5°−トリホスフェー
ト、その薬学的に許容しうる塩類、そのキレート類また
はその放射性核種類(radio−nuclldes)
を投与することにより達成することができる。本発明に
よる腫瘍細胞増殖の選択的抑制剤はまた、宿主の組織ま
たは器官の機能に悪影響をおよぼすほどの腫瘍に侵され
た宿主に対する腫瘍細胞増殖の選択的抑制剤でもある。
この抑制剤は、痴態液質(cancercachexl
a)に起因する宿主の体重減少を実質的に抑制する。
[従来の技術] 抗腫瘍剤として、プリン類およびピリミジン類のような
代謝拮抗物質(ant imetabol 1tes)
(たとえば細胞毒性(cytotoxic)のヌクレオ
シドまたは塩基)を用いることは知られている。
しかしながら、かかる代謝拮抗物質は、正常細胞および
腫瘍細胞の双方に取り込まれるので、腫瘍細胞の増殖を
抑制するのみでなく、宿主の正常細胞に対してもわるい
影響をおよぼす。
タールコッテ(Turcotte)の米国特許第429
1024号明細書には、公知の細胞毒性を有するヌクレ
オシドまたは塩基のりボヌクレオチド誘導体(IIpo
nucleot+de analogs)、たとえばア
ラ・シー(Ara−C)として知られる1−β−D−ア
ラビノフラノシル−シトシン(1−β−り−arabi
nofuranosyl−cytosine)の製造方
法が開示されている。この特許明細書では、かかるヌク
レオシドのりポヌクレオチド誘導体が、細胞毒性ヌクレ
オシドを腫瘍細胞内にはこびこむ手段を果すことを示唆
している。−皮細胞内に入ると細胞毒性ヌクレオシドは
リン酸化型 (phosphorylated f’orm)に変換
しうるため、ヌクレオシド自身に対するキナーゼ(ki
nase)の活性の作用を回避することとなる。このこ
とは、細胞毒性ヌクレオシドまたは塩基が、その抗増殖
活性(anti−proliferative act
lvities)を、ヌクレオシドトリホスフェート型
を経て示すので好都合である。米国特許第429102
4号明細書に主張されている目的情、正常の細胞代謝物
質(たとえばAMP%ADPまたはATP)が、リボヌ
クレオチド誘導体を経て、腫瘍細胞の中に運ばれること
について明確に述べていない。いずれにしてもタールコ
ッテによって報告されたりポヌクレオチド誘導体は、リ
ソソーム向性 (lysosoms−tropism)または関連した
膜の現象(mea+brane phenoiena)
の過程を経て癌細胞に入り込む。ただし、かかる誘導体
は、正常な非癌細胞(たとえば骨髄、リンパ節または腸
管上皮細胞(1ntestinal cpitheli
um cells))にも入り込み、正常な細胞代謝サ
イクル(normalcycling cell me
taboliss)を崩壊させる結果をまねく。
ATPは、ヒトまたは実験動物の循環系に変化をもたら
す1つの血管拡張薬(vasodilator)として
知られる(たとえば、デーピース(Davles)らの
「サーキュラトリー・アンド曝レスピラトリー・エフェ
ク゛ソ季オブ・アデノシン拳トリホスフェートφイン・
マン(C1rculatory andRespira
tory Ef’f’ects of Adenosl
neTrlphosphate In Man)J 、
サーキュレーション(C1rculation) 、3
巻、543〜550頁(1951年4月);ダフ(Du
f’r)らの「ア・クオンテイテーティブ・スタデイ−
φオブ・ザ壷しスポンスΦツー・アデノシン−トリホス
フェート・オブ・ザ・ブラッド・ベツセルズ伊オブ・ザ
・ヒユーマン・ハンド・アンド・フォアアーム(AQu
antitative 5tudy of the R
e5ponse t。
Adenosine Trlphosphate of
’ theBlood Vesselsof’ the
 1Iua+an 1land andForears
+) J 、ジャーナル・オブ・フィジオロジー(J、
Physiol、)、125巻、581〜589頁(−
1954年);ロー(Rove)らの「ザ・システミッ
ク鎗アンド・コロナリーeヘモダイナミック・エフエク
ツーオブ・アデノシン・トリホスフェート・アンドΦア
デノシン(The Systemic and Cor
onary HeIIodynaa+IcEf’rec
ts of Adenosine Triphosph
ate and^denosina)J 、アメリカン
命ハート・ジャーナル(A11cr1can 1lea
rt J、) 、84巻、228〜234頁(1962
年)参照)。さらに、ラバポート(Rapaport)
および共同研究者らは、さきに、酸可溶性ヌクレオチド
細胞プール(cellularpools)、とくにA
DPおよびATPが、補乳動物細胞の増殖およびDNA
の複製の調節に作用することを指摘している(ラバポー
トらの「インコーポレーション・オブ争アデノシンeイ
ン゛ソー参エイティーピー:ホーメイション・オブ・コ
ンバートメンタライズド争エイティーピー(Incor
poration of’ Adenosine 1n
to ATP;ForIIation of’ Com
partmentalized ATP) J 、プロ
シーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ−・
オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステ
ーブ・オブーアメリカ(Proc、Natl、Acad
、Se1.USA) 、73巻、9号、3122〜31
25頁(1978年9月);ラバポートらの「インクリ
ーズド・インコーポレーション・オブ・アデノシン・イ
ンツー・アデニンφヌクレオチド・プールズ嚇イン・セ
ーラム・デブライブド・マンマリアンφセルズ(Inc
reasedIncorporation of Ad
enoslne 1nto AdenineNucle
otide Pools 1n Serum−Depr
ivedMammalian Ce1ls)J %プロ
シーデインゲス・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー−
オブφサイエンシーズ・オブφザ・ユナイテッド・ステ
ーブ・オブ・アメリカ、75巻、3号、1145〜11
47頁(1978年3月);ラバポートらの「エレベー
テッド・ヌクレア・エイティーピー・ブールズ・アンド
・エイティーピー/エイデイ−ピー・レシオズ・メゾイ
エイト・アデノシン・トキシティー・イン・ファイブロ
ブラスツ(ElevatedNuclear  ATP
  Pools  and  ATP/ADP  Ra
tiosMediate Adenosine−Tox
lcityinPibroblasts)J 、レギュ
レーション・オブ・マクロモレキュラー・シンセシス舎
パイ・ロウ・モレキュラー・ウェイト・メゾイエイター
ズ(Regulatlon ol’ Macrosol
ecular 5ynthesisby Low Mo
1ecularνeight Mediators)、
アカデミツク・プレス(Acadea+ic Pres
s)版、223〜231頁(1979年);ラバポート
らの「レギュレーションΦオブ・ディーエヌエイ・レブ
リケーション・インーニスOフエーズーヌクリアイ9バ
イ・エイティーピー・アンド・エイデイ−ピー・プール
ズ(Regulation orDNARoplica
tion  In  S  Phase  Nucle
i  by  ATP  and^DP Pools)
J 、プロシーディングズ・オブ・ザ拳ナショナル・ア
カデミ−・オブ・サイエンシーズ争オブφザ拳ユナイテ
ッドeステーツΦオブΦアメリカ、76巻、4号、16
43〜1647頁(1979年4月);ラバポートらの
「セレクティブ・ハイ・メタポリツク・ラビリティー・
オブ・ウリジンΦグアノシン会アンド・シトシン・トリ
ホスフエーツ・イン・レスポンス−ツー−グルコース・
デブリベーションーアンド9リフイーディングφオブ・
アンドランスフォームド・アンド・ポリオーマ・バイラ
スートランスフォームド・ハムスター・ファイブロブラ
スツ(Selective Hlgh Metabol
lc Labllity of’Uridine、にu
anosine and CytosineTriph
osphatcs in Re5ponse to G
lucoseDeprivation and Rer
eeding of LIntransf’ora+e
dand  Polyoma  Virus−tran
sformed  HBmsterFlbroblas
ts)J 、ジャーナル・オブ・セルラー・フィジオロ
ジー(J、Ce11.Physiol、)、101巻、
2号、229〜236頁(1979年11月);ラバポ
ートらの「セレクティブφハイ・メタポリツク・ラビリ
ティ・オブ・ウリジン・トリホスフx−ト・イン・レス
ポンス・ツー命グルコサミン・フィーディング・オブ・
アンドランスフォームドφアンド・ポリオーマ・バイラ
スートランスフォームド・ハムスター・フィブロブラス
ッ(Selective High Metaboli
c Labillty orUridine Trip
hosphate 1n Re5ponse t。
Glucosamlnc Feeding orUnt
ransformed andPolyoma Vir
us−transf’ormed HamsterPi
broblasts)J sジャーナル・オブΦセルラ
ー・フィジオロジ−104巻、253〜259頁(19
80年)  、ラバポートの「コンバートメンタライズ
ド・エイティービ一番ブールズ。プロデユースト争フロ
ム番アデノシン・アー争ヌクレアープールズ(Comp
artsentallzed ATP PoolsPr
oduced trots AdOnosine Ar
e NuclearPools)J 、ジャーナル・オ
ブ・セルラー〇フィジオロジ−105巻、267〜27
4頁(1980年);およびラバポートらの「レチノイ
ック・アシッド−ブロモ−テッド・エクスパンション・
オブφトータル・セルラー・エイティービーΦブールズ
Oイン・スリーティースリー・セルズOキャン・メディ
エート・イッツ・スティミュラトリー・アンド・グロー
ス・インヒビトリー・エフェクツ(Retinoic 
Acid−Promoted Expansionof
’ Total Ce1lular ATP Pool
s in 3T3 cellsCan Mediate
 its Stlmulatory and Grow
thlnhlbjtory Eff’ects) J 
、ジャーナル・オブ・セルラー・フィジオロジー、11
0巻、318〜322頁(1982年)参照)。
[発明が解決しようとする課8] しかしながら、前記参考文献例は、哺乳動物細胞の増殖
およびDNAの復製の調節剤(regulators)
としてのADPおよびATPの使用について開示してい
るが、腫瘍細胞(たとえば、ヒト腫瘍細胞)を選択的に
攻撃し、正常細胞を攻撃することなく、その結果、実質
的に正常細胞の増殖抑制または死滅化をひきおこすこと
なく、該腫瘍細胞の増殖抑制および死滅化をひきおこす
物質、またはその使用方法については開示していない。
さらに最近、参考のため開示内容が、本明細書に取り込
まれている本発明者の1982年7月13日付出願であ
る米国特許出願第397897号明細書および1988
年2月4日に特許が付与された対応の欧州特許第010
0022,1118716号明細書(欧州特許出願箱8
3106808.5号)において、様々な腫瘍細胞(た
とえば様々のタイプのヒト腫瘍細胞)を低い投与量のA
DPおよび/またはATPで処理すると、その細胞周期
の8期において、DNA合成の顕著な抑制および大部分
の細胞のポピユレーションの成長の抑制をもたらし、さ
らに、かかる低用量のADPおよび/またはATPで継
続して処理すると、正常細胞には実質的に影響なく、腫
瘍細胞に前記影響を与え、かかる腫瘍細胞を死滅せしめ
るにいたることについて開示している。しかしながら、
そこで実施されているイン・ビトロ試験は、アデノシン
5°−モノホスフェート(AMP)が、細胞の増殖抑制
をなさないことを示唆している。また、この開示におい
ては、担癌宿主の血液および血漿中の高められたATP
レベルをもたらすことによって、U癌細胞の増殖抑制す
る機構についても明確に認めていない。
ラバポートの米国特許出願第397897号明細書およ
び対応の欧州特許第0100022.88/18号明細
書に開示されている発明は、アデノシン5°−トリホス
フェート(ATP)およびアデノシン5゛−ジホスフェ
ート(ADP)を腫瘍に対して使用する最初で基礎的な
技術を開示している。前記明細書に開示されている実験
結果について概説している2つの科学論文が、高い評価
をうけている科学学術誌に公表されている(ラバポート
・イーの「トリートメント・オブ・ヒユーマン壷ツモー
ル・セルズ・ウィズ・エイデイ−ピー・オアΦエイティ
ーピー・イールズ・アレスト・オブ・グロース・イン・
ザ・ニス・フェイズ会オブ・ザ・セルeサイクル(Tr
eatment of’ HumanTumor  C
e1ls  with  ADP  or  ATP 
 Yields  Arrestor’  Growt
h  in  the  S  Phase  of’
  the  Ce1lCycle) J 、ジャーナ
ル・オブ・セルラー・フィジオロジ−114毬、 27
9〜283頁(1983年);ラバポート争イーらの「
グロース・インヒビジョン・オブ拳ヒユーマンψヅモー
ル・セルズ赤イン・ソフト −アガー◆カルチャーズ・
パイトリートメント・ウィズ・ロー・レベルズ・オブ・
アデノシン5−トリホスフェート(Growth In
hibition of Human Tua+or 
Ce1lsin 5ort−^gar Cu1ture
s by Treatment withLow Le
vels o[’ Adenosinc5°−Trlp
hosphate) J、キーw>サー・リサーチ(C
ancer Re5earch)、43巻、4402〜
440B頁(1983年)参照)。これら2つの論文は
、化学療法剤に対するヒト腫瘍の感度を予知するために
一般的に用いられているイン・ビトロ・システムにおい
て、動物またはヒト腫瘍細胞に対する、細胞外のATP
またはADPの増殖抑制活性を証明する最初のものとし
て、他の科学文献にも引用されている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、有効成分としてアデノシン5°−モノホスフ
ェート、その薬学的に許容しうる塩類、そのキレート類
またはその放射性核種類を含有する宿主における腫瘍細
胞増殖の選択的抑制剤、有効成分としてアデノシン5°
−モノホスフェート、アデノシン5゛−ジホスフェート
、アデノシン5−トリホスフェート、その薬学的に許容
しうる塩類、そのキレート類およびその放射性核種類か
らなる群よりえらばれた少なくとも1つの化合物を含有
する、宿主の組織または器官機能に悪影響をおよぼすほ
どの腫瘍に侵された宿主の痴態液質に起因する体重減少
を実質的に抑制もしうる、宿主における腫瘍細胞増殖の
選択的抑制剤、有効成分としてアデノシン5°−モノホ
スフェート、アデノシン5゛−ジホスフェート、アデノ
シン5°−トリホスフェート、その薬学的に許容しうる
塩類、そのキレート類またはその放射性核種類を含有す
る、宿主における血液および血漿中のアデノシン5°−
トリホスフェートのレベルを増加させる薬剤、ならびに
有効成分としてアデノシン5゛−モノホスフェート、ア
デノシン5゛−ジホスフェート、アデノシン5゛−トリ
ホスフェート、その薬学的に許容しうる塩類、そのキレ
ート類またはその放射性核種類を含有する、宿主におけ
る血液および血漿中のアデノシン5゛−トリホスフェー
トレベルの増加および宿主における腫瘍細胞増殖の抑制
剤に関する。
[実施例] 本発明は、まず最゛初に、担癌宿主の血液中の高められ
た細胞外(extracellular)ATPのレベ
ルをもたらすことを開示する。それらの細胞外(血漿区
画(blood plasa+a compartme
nt))のATPレベルは腫瘍に対して作用する。そし
てまた、本発明は血液(全細胞)および血漿(細胞外)
の高められたATPレベルをうる方法および機構につい
ても開示する。それらの^TPブール(Poo 1 s
 )は、マウスのモデルにおいて、実質的に抗癌活性を
有することが証明された。それらのモデルは、通常、癌
の化学療法剤の宿主に対する治療的を幼性および毒性を
評価するために用いられるものである。前記のラバポー
トによる米国および欧州の特許出願明細書のいずれにお
いても、さらに、本発明者または他の著者による他の科
学出版物においても、(1)赤血球(RBC)ATPブ
ールからの細胞外(血漿)^TPブールの生成、および
、それらのATPプールが実質的に宿主内の腫瘍の増殖
を抑制する能力をもたらすこと、(2)赤血球ATPプ
ールを増大する目的で、担癌宿主に対してAMPを投与
すること、および(3)担癌宿主における痴態液質の悪
影響を抑制するために、AMPおよび/またはADPお
よび/またはATPを用いること、については論じてい
ない。
癌により伴なわれる悪液質は、腫瘍と宿主の組織、器官
およびそれらの機能間の相互関係に起因する危険な解剖
的変化をもたらす。担癌宿主にあられれるもっとも根深
い症状の1つは、急速な体重減少へ導く宿主の組織の水
分減少(depletion)である(コスタ・ジー(
Costa、G、)の[カヘキシアΦザ・メタポリツク
・コンポーネント・オブ・ネオプラスチック・ディジー
ジズ(Cachexia、The Metaboljc
 Component of’Neoplastlc 
Diseases)J 、キャンサーeリサーチ、37
巻、2327〜2335頁(1977年)参照)。現在
まで1全非経口栄養(total parentera
lnutrition)または同化ホルモン(B2bo
11chormone)であるインスリンが、担癌宿主
の急速な体重減少に対して効果があることが示されてい
た(モレイ・ジエ′−・エフ(Moley、J、F、)
らの「ボディ・コンポジションeチェンジズ惨イン・ラ
ップ・ウィズ・エクスペリメンタル番キャンサー・カヘ
キシア:インブルーブメント・ウィズ・エフソゲナス・
インスリン(BodyCoapositlon Cha
ngos 1[I Rats wlthExperim
ental Cancer Cachexla: Im
provementwith Exogenous I
n5ulin) J sキャンサー参リサーチ、48巻
、2784〜2787頁(19H年)参照)。
しかしながら、それら双方の治療は、腫瘍そのものの成
長を抑制しないし、実際には全非経口的栄養は腫瘍の成
長を増加せしめる徴候がある(ポツプ、エム・ビー、 
 (Popp、M、B、)らの「ホスト・アンド・ツモ
ールΦレスポンシーズ会ツー・インクリージングφレベ
ルズ・オブφイントラベーナス・ニュートリショナル・
サポート(Ilost and Tua+or Re5
ponses to Increaslngt、eve
ts of’ Intravenous Nutrit
ionalSupport)J 、サージエリ−(Su
rgery)、94巻、300〜308頁(1983年
)参照)。
本発明は、担癌宿主の痴態液質を阻止するための機構に
ついて、最初の開示を提供するものである。現在の技術
と対照的に、担癌宿主へのAMPおよび/またはADP
および/またはATPの投与は、宿主の体重減少を抑制
するばかりでなく、腫瘍の成長の抑制に作用するもので
ある。
本明細書中に記載されている実験的証拠は、ADPおよ
び/またはADPおよび/またはATPの投与による、
担癌宿主における宿主の体重減少(それは痴態液質のも
っとも危険な結果である)の抑制および腫瘍の成長の抑
制が、この処置の2つの分離した結果であり、それらは
互いに依存していないか、または関連していないことを
示している。すなわち、担癌宿主における宿主の体重減
少の抑制は、単純にAMP 5ADPまたはATPの投
与後の腫瘍の成長の抑制の結果とはならない。しかしな
がら、2つの現象(担癌宿主における体重減少の抑制お
よび腫瘍成長の抑制)はともに同じ生理学的機構、すな
わち、血液(全細胞(total cellular)
)および血漿(細胞外)中のATPレベルの増大に起因
するものである。
本発明は、宿主における腫瘍細胞(たとえば、ヒト腫瘍
細胞)の増殖を選択的に抑制し死滅せしめる抑制剤、す
なわち有効成分としてアデノシン5“−モノホスフェー
ト、その薬学的に許容しうる塩類、そのキレート類また
はその放射性核種類を含有する宿主における腫瘍細胞増
殖の選択的抑制剤に関する。さらに、本発明は、腫瘍細
胞を保有する宿主(担癌宿主)に、腫瘍細胞の増殖を抑
制し死滅にいたらしめるのに充分なまでに、宿主の血液
および血漿中のアデノシン5°−トリホスフェート(A
TP)レベルを高めるのに充分な量のアデノシン5゛−
モノホスフェート(AMP)、アデノシン5゛−ジホス
フェート(ADP) 、アデノシン5°−トリホスフェ
ート(ATP) 、その薬学的に許容しうる塩類、その
キレート類またはその放射性核種類を投与することから
なり、すなわち有効成分として、アデノシン5°−モノ
ホスフェート、アデノシン5°−ジホスフェート、アデ
ノシン5°−トリホスフェート、その薬学的に許容しう
る塩類、そのキレート類またはその放射性核種類を含有
する、宿主における血液および血漿中のアデノシン5゛
−トリホスフェートレベルの増加および宿主における腫
瘍細胞増殖の抑制剤に関する。
さらに、本発明は、宿主の組織または器官の機能におい
て根深く悪化した段階にまで苦痛および病状が進行した
、腫瘍に侵された宿主の治療のための腫瘍細胞増殖の選
択的抑制剤、すなわち有効成分としてアデノシン5°−
モノホスフェート、アデノシン5°−ジホスフェート、
アデノシン5゛−トリホスフェート、その薬学的に許容
しうる塩類、そのキレート類およびその放射性核種類か
らなる群よりえらばれた少なくとも1つの化合物を含有
する、宿主の組織または器官の機能に悪影響をおよぼす
ほどの腫瘍に侵された宿主の痴態液質に起因する体重減
少を実質的に抑制もしうる、宿主における腫瘍細胞増殖
の選択的抑制剤に関する。この本発明の目的は、かかる
宿主の腫瘍細胞の増殖を抑制し、一方、宿主において痴
態液質によってもたらされる体重減少を実質的に抑制す
る。この抑制剤による処置は腫瘍の成長を抑制する充分
なレベルに宿主の血液および血漿中のATPレベルを高
め、そして一方、痴態液質によりもたらされる体重減少
を実質的に抑制することを伴なう。
さらに本発明はを効成分としてアデノシン5−モノホス
フェート、アデノシン5°−ジホスフェート、アデノシ
ン5°−トリホスフェート、その薬学的に許容しうる塩
類、そのキレート類またはその放射性核種類を含有する
、宿主における血液および血漿中のアデノシン5′−ト
リホスフェートのレベルを増加させる薬剤に関する。
本発明の科学的基盤に関する論議は、2つの公表された
論文に見られる。これらの論文の開示は参考のため本明
細書に取りこまれている。
その2つの論文は、ラバポート−イーの「エクスベリメ
ンタルφキャンサー・セラビー譬イン・マイスΦバイΦ
アデニンOニュークレオタイヅ(Experiment
al Cancer Therapy 1n Mice
 byAdenine Nucleotides)J 
、ヨー 0ビアン・ジャーナルφオン・キャンサー・ア
ンド鳴クリニカル・オンコロジー(European 
Journal ofCancer & Cl1nic
al Oneology) 124巻−,9号、149
1〜1497頁(1988年)およびラバボート中イー
およびフォンテイン・ジエ−(Pontalne、J、
)の「アンチキャンサー・アクティビティ−・オン・ア
デニンやヌクレオタイヅ・イン0マイス拳アー・メディ
エイテッド・スルー・エクスパンション・オン・エリス
ロサイト・エイティーピー・ブールズ(Antlean
cer actlvlties of’adenine
  nucleotides  in  a+lce 
 are  mediatedthrough  ex
pansion  ol’  erythrocyte
  ATPpools)J 、プロシーディング・オン
・ザ・ナショナル・アカデミ−・オン・サイエンシーズ
・オン・ザ・ユナイテッド拳ステー゛ソ・オン・アメリ
カ、86巻、1882〜168G頁(1989年3月)
である。これらの論文は、本発明の3つの基本的見解が
いづれの従来の技術をも含んでいないことを明瞭に証明
している。本発明の基盤であり、前記2つの論文にも公
表されている科学的知見は、(1)血液および血漿中の
ATPレベルを高めた結果、宿主の腫瘍の成長が実質的
に抑制されること、(2担癌宿主へのATP 、 AD
PまたはAMPの投与が血液および血漿中のATPレベ
ルを高めること、および(3)担癌宿主へのAMP 、
 ADPまたはATPの投与が、痴態液質のわるい結果
である宿主の体重減少を存意に抑制することである。
本発明により、腫瘍による苦痛または症状が進んだ段階
にまで進行し、そのため、宿主の組織の機能にわるい影
響または根深い変化をもたらすにいたった腫瘍に侵され
ている宿主を、その宿主の腫瘍細胞の増殖を抑制すると
ともに、%l質に起因する体重減少を実質的に抑制する
のに充分なレベルにまで担癌宿主の血液および血漿中の
ATPレベルを高めることにより、治療することができ
ることが見出された。本発明の実施例に用いられた腫瘍
は、悪性細胞 (a+al[gnant cells)のような癌細胞
である。
宿主の血液および血漿中のATPレベルは、宿主にアデ
ノシン5°−モノホスフェート(AMP)および/また
はアデノシン5′−ジホスフェート(ADP)および/
またはアデノシン5°−トリホスフェート(ATP)を
投与することにより高めることができる。
また、本発明によれば、前述したほどまで病状か進行し
ていない宿主を含む担癌宿主も、腫瘍細胞の増殖を抑制
するに充分にその宿主の血液および血漿中のアデノシン
5°−トリホスフェ−ト(ATP)のレベルを増加させ
る充分な量のアデノシン5”−モノホスフェート(AM
P)を投与することによって治療することができること
が見出された。
本発明において、AMPの使用は、ADPおよびATP
の使用に比較して、都合のわるい副作用の機会を減じ、
またとくにATPが既知の血管拡張剤であるため好まし
い。本発明によって治療することのできる宿主の腫瘍細
胞はとくに限定されないが、たとえばCAPAN−1お
よびCT2Bなどの充実性M瘍(solid tumo
r)細胞があげられる。
本発明においては、AMPおよび/またはADPおよび
/またはATPをその薬学的に許容しうる塩の形態で用
いることができ、また、種々の従来の製剤の形態で用い
ることができる。これらの製剤は、内服投与に適する有
機物または無機物を含むことができる。AMPおよび/
またはADPおよび(または) ATPの塩類の、塩化
ナトリウムの等張水溶液中への高い溶解性は、これらの
製剤の単独または複合した注射または注入(infus
ion)の形態での投与を可能にしている。
この注射または注入は、腹腔内、静脈内または動脈内の
注射または注入が可能である。また、AMPおよび/ま
たはADPおよび/またはATPは、従来の有機または
無機担体物質とともに用いるときには、経口用(ora
l)、肌用(enteral)または局所用(topi
cal)投与にも適している。有効量は経口または局所
用の投与のばあいには約1〜10001g/ kg体重
の範囲に、また注射のばあいには約1〜1000mg/
 kg体重の範囲にある。AMPおよび/またはADP
および/またはATPの適した塩の形態での静脈内、腹
腔内または動脈内注入による投与は、毎分的0.001
〜15−g/ kg体重の速度で行なうのが好ましい。
もっとも有効なAMP 5ADPまたはATPのヒトへ
の投与は、毎分0、15mg/ kg体重の速度での注
入を48時間以上連続して行なうことである。
それらの薬剤の供給は、とくに限定されないが、ポンプ
またはリポソーム類(11posomes)を含む種々
のドラッグデリバリ−システム(drugdelive
ry systems)を用いて行なうことができる。
AMP 、 ADPまたはATPは、その薬学的に許容
しうる塩としてだけでなく、とくに限定されないが、た
とえば、  Tc、   Inまたは67Ga99+*
      111 などの放射性核種にキレートされたものとしても用いる
ことができる。このばあい、それらの薬剤、AMPまた
はADPまたはATPキレート類はヒトの腫瘍の治療だ
けでなく診断にも用いることができる。放射性核種類は
核医学に用いられる金属陽イオンを含む。
AMPおよび/またはADPおよび/またはATPの注
入速度に関しては、先に引用した様々な文献が、ATP
が既知の血管拡張剤であることを開示していることに注
意すべきである。それらの文献から、ATPのナトリウ
ム塩を1回、急速に静脈または動脈注射すると、対象で
あるヒトに自覚的および生理的な小さな変化を生せしめ
ることがわかる。同じ投与量のATPのゆっくりした注
射または注入では、非常に少いかまたは全く応答を生ぜ
しめない(デーピースらの前記文献参照)。
しかしながら、本発明において好ましいAMPを使用す
るばあいには、かかる予防措置は必要ないと思われる。
なお本発明の化合物は、低毒性のものであり、たとえば
、ADPまたはATPのpH6,2生理食塩水溶液のマ
ウス(CB6Fl)への腹腔的注射におけるLD5oは
、75 tx M ia度のADPあるいはATPlm
lまたは50aM濃度のADPあるいはATP2ml(
1ml中45111gまたは2mlml中B)であり、
AMPのpH8,2生理食塩水溶液のマウス(CB6P
1)への腹腔的注射におけるLD5oは、8511M濃
度のAMPlmlまたは65mM濃度のAMP 2 m
l (1ml中43mgまたは2 ml中65mg)で
ある。以下のような実験が、とくにこれには限定されな
いが、本発明を証明している。
たとえば、アデノシン5”−トリホスフェート(ATP
)およびアデノシン5°−モノホスフェート(AMP)
は、CB6F+ 7ウスの足底部(f’ootl)ad
)に発生させたCT2B大腸腺癌(Colonaden
ocarcinoma)に対して、かなりの抗癌活性を
示す。しかしながら、アデノシン、無機リン酸塩または
無機ピロリン酸塩は、同様の条件下ではかかる効果はな
かった。
腫瘍が触知ii]能になってからのちに開始して、毎日
大量の生理食塩水中のアデニンヌクレオチドを腹腔的注
射した結果、腫瘍の成長の抑制と少しの治癒がみられた
。その処置は、体重の変化によって確認されたように、
宿主に対しては母性がなかった。急速に成長するCT2
B腫瘍が進行している動物で観察される体重減少が、ア
デニンヌクレオチドで処置をほどこしたマウスにおいて
、顕著に遅延された。担癌マウスの体重減少の抑制は、
腫瘍の成長の抑制が原因でもなく、またその効果による
ものでもないことが示された。
アデノシンでなく、ADPまたはATPの腹腔的注射は
、宿主動物の赤血球(RBC) ATPプールの増大を
生ぜしめた。この増大されたRBCATPブールは、血
漿区画へマイクロモル量のATPがゆっくりと放出され
る時間の間中安定しており、その結果、血漿中(細胞外
)のATPレベルを数倍に増加させることになる。
用いた腫瘍細胞種は、マウスの未分化で活動的(agg
resslve)な大腸癌(colon carcin
oma)であるCT2B、および充分に分化したヒト膵
臓腺癌であるCAPAN−1であった。これら2つの腫
瘍は、一般に認められている腫瘍モデルの広範なスペク
トルを代表しており、そのため、とくに試験された特定
の腫瘍に限定されることなく、−膜内に腫瘍に対する治
療剤の医学的効能を証明するために適したものである。
それらの細胞はマイコプラズマ(Mycoplasωa
)の汚染がないことが証明された。抗生物質(ペニシリ
ン 100単位/ mlおよびストレプトマイシン 100
μg/ml) 、L−グルタミン21M%非必須アミノ
酸0.1gM、ピルビン酸ナトリウム1mMおよび10
%ウシ胎仔血清を補ったMEN (Modil’!ed
 EagleMedium)培地中で、37℃、5%C
O2/95%空気の湿らせた雰囲気において、細胞を培
養した。
本試験においては、ジャクソン・ラボラトリーズ(Ja
ckson Laboratorles)、バー・ハー
バ−(Bar 1(arbor)、メイン州(Maln
e)から入手した雌および雄のCH2F2 マウス(B
ALB/CおよびC57BL/6の標準雑種第1代(s
tandard  FIhybrid) ) 、および
デパートメント・オン・ラデイエイション・メデイシン
(Department of’Radiation 
Mcdlelne) 、vサチューセッツ番ジェネラル
・ホスピタル(Massachusetts Gene
ralHospital) 、ボストン(Boston
)、 ?サチューセッツ02+14から入手した無胸腺
(athya+lc) 、異系交配(outbred)
 NCr rru/ nuマウス(雄および雌)を用い
た。すべてのマウスは、腫瘍の接種および治療の開始前
に、少なくとも2週間生育させ、操作開始時において7
〜9週令(CB8F+ )または6〜7週令(無胸腺n
u/nu)であった。
動物の体重は20〜25g(雌)または23〜28g(
雄)で、5〜12匹づつ1つのケージで飼育し、餌およ
び水は自由に与えた。
腫瘍細胞をサブコンフルエントまで培養し、マイルドな
トリプシン−EDTA処理によりはがし、細胞ベレット
(pellet)を、血清を含まないMENで一回洗浄
し、細胞を所望の細胞数だけPBS (1g中にNaC
18g 、  KCf 0.2g %Na2HPOa 
 ・7H201,15gおよびKH2POa  O、2
g含有のリン酸緩衝食塩水)中に懸濁した。細胞懸濁液
はトリバンブルー排除試験(trypan blue 
exclusion)により、その中の細胞の少なくと
も90%が生存していることが証明された。50ggの
PBS中に懸濁した腫瘍細胞をマウスの右足の足底部に
皮下注射した。通例の手順(とくにことわりのないかぎ
り)として、0.85%のNaCl水溶液水溶液1亥l
はAMP 、 ADPもしくは^TPを5011M含有
する0、85%NaCf水溶液(pH6,2に調整した
予製液(stocksolut 1on)より調製)1
mlを、腫瘍接種後1日目から始めて、つづいて10日
間、毎日腹腔的注射を行なった。
注射は30ゲージ針を用いて行ない、マウスはエーテル
で軽く麻酔をかけた。処置開始の前、および処置中1週
間に1回、および処置の後に、マウスの体重を測定した
。腫瘍が触知可能となったのち、M瘍の大きさを3日毎
に測定した。
腫瘍が動物の体重の10%に達する前に、動物を致死せ
しめ、腫瘍を切除しその重量を測定した。
生理食塩水1 mlまたは50a+Mアデニンヌクレオ
チドの生理食塩水溶液1 mlを腹腔的注射したあと、
工大静脈(Inrerlor vena cava)か
ら血液0.25m1を、クエン酸塩(93o+Mクエン
酸ナトリウム、7mMり一エン酸および140IIMの
デキストロースの0.05m1. pit: fi、5
)を入れた注射器(25ゲージ針)中に採取した。マウ
スにはその操作中エーテルで麻酔をかけた。・血漿は血
液をすぐにベックマン・マイクロフユージ(BeckI
lan118rof’uge 、ベックマン令インスト
ラメント(Bcclvan In5truIlents
)社製)で遠心分離(8000x gで30秒)してえ
た。血液20μgまたは血漿100μgを分け、それぞ
れを1 mlの冷却した7%トリクロロ酢酸に加えた。
酸可溶性ヌクレオチドを氷上で30分かけて抽出し、沈
殿を遠心分離機により除いたのち、フレオン113(F
reon 113.1.1.2−トリクot=tトリフ
ルオロエタン、マチェソン(MatMSOn)より入手
)中の0.51リ−n−オクチルアミン2 mlを用い
て、該水溶液をはげしく抽出し、水相からトリクロロ酢
酸を除去した(ラバポートの「コンバートメンタライズ
ド争エイティーピー・ブールズ・プロデユースト−フロ
ム會アデノシン・アー・ニューフレアー・ブールズ(C
oiparts+entalizedATP Pool
s Produced froIIAdenoslne
 areNuclear Pools ) J 、ジャ
ーナル自オン・セルラー・フィジオロジ−105巻、2
67〜274頁(1980年)参照)。抽出物中のAT
Pレベルの決定は、ターナ−・デザインズ・バイオルミ
ネッセンス拳ホトメーター(Turner Desig
nsBioluminescence Photome
ter)(ターナ−書デザインズ社製)を用いたパイオ
ルミノメトリー(bioluiinosetry )ル
シフェリン−ルシフェラーゼ(luclf’er1n−
1uc1ferase)により行なった。
カール・デイ−エム(Karl DM) 、ホルムーハ
ンゼン・オー(Ho1m−Hansen O)の「エフ
ェクト−オンΦルシフェリン争コンセントレージョン−
オン・ザ・クオンティタティブ舎アッセイqオン・エイ
ティービー・ユージング・クルード・ルシフェラーゼ・
プレバレーションズ(Ef rectsorLucir
erin Concentration on the
Quantitative As5ay o「ATP 
Using CrudeLuciferase Pre
parations ) J 、アナリテイカル・バイ
オケミストリー(Anal、Blochelll、) 
、75巻、100〜112頁(1976年)に報告され
ている操作にしたがった。
CB 6 F + マウスおよび無胸腺nu/nυマウ
スに対する、生理食塩水中アデニンヌクレオチド50m
M溶液1mlの毎日の腹腔内注射の処置(10日間つづ
けて行なった)により、その処置の間または後において
、第1図に示される結果より説明されるように、なんら
体重減少を生じさせなかった。
第1図は、アデニンヌクレオチドによる処置の間または
後の、CBl+ マウスにおける、CT2B腫瘍の成長
(−)の抑制および宿主の体重の変化(−−−)を示す
ものである。担症マウスは生理食塩水(・) 、AMP
  (○) 、ADP  (△)またはATP  (ロ
)を用いて、前記の操作にしたがって処置した。第1図
は後記する第1表の実験番号4からのデータを示してい
る。それらの値は11匹の動物(1群あたり)の平均値
である。示されているデータの点の全てに対して、その
標準偏差(以下S、D、という)はいずれも平均値の3
0%を超過していなかった。
時折、ATPまたはADPで処置した動物が、注射後数
時間で死亡することがあろう。しかしながら、健康なス
トレスのない動物は、それらの投与に耐え、処置後数時
間で完全に回復する。
AMPの注射では、全く動物は死にいたることはなかっ
た。
CB6F+ マウスの後足の足底部に皮下接種したCT
2Bマウス大腸癌に対する、アデニンヌクレオチドの成
長抑制特性を、後記する第1表に示す。
アデニンヌクレオチドの有効性は、高度の、中程度の、
および軽度の腫瘍負荷に対して証明された。雌と雄との
間の相差については、腫瘍の成長の速度においても、ま
たアデニンヌクレオチド治療に対する腫瘍の応答におい
ても、有意な差か認められなかった。
[以下余白] つぎの第2表は、CB8F+ マウスのCT28腫瘍、
および無胸腺ヌード(nu/ nu)マウスに異種移植
(xcnograrts) L、たCAPAN−1の成
長抑制に対する、アデニンヌクレオチド処置による効果
を示す。
[以下余白コ 第1表および第2表に示されるデータは、アデニンヌク
レオチドのCT2B腫瘍の成長の抑制に対する効果が、
接種された腫瘍の負荷が中程度または軽度であるばあい
に、増大することを示している。104または5 X 
103個の腫瘍細胞が接種されたばあいには、アデニン
ヌクレオチドによる処置はいくらかの治癒をもたらす結
果となっている。「治癒」シたマウスとは、4力月間腫
瘍の出現(appearance)なしに、生存をつづ
けたものをいう。
5011Mよりも低いAMP 、 ADPおよびATP
の濃度では、1.4〜1.8mlの容量の生理食塩水溶
液を毎日腹腔内注射すれば、CBBF+マウスの足底部
のCT2B腫瘍に対して効果的である。治療の手順の開
始を、腫瘍の成長抑制の度合になんら有意な影響を与え
ることなく、腫瘍が触知可能となるまで(移植された腫
瘍細胞の数に依存するが腫瘍接種後6〜lO日間)遅ら
すことができる。
腫瘍の成長の抑制に対する効果は、また腹腔的投与され
たAMP%ADPおよびATP溶液の9Hにある程度依
存し、pH5,5〜6.2が最も有効である。
ヌードマウスに異種移植されたヒト腫瘍へのAMP 、
、ADPおよびATPの効果は膵管腺癌CAPAN−1
を用いて評価した(キリアジス・エイビー(Kyria
zls AP) 、キリアジスφエイエイ(Kyria
zls AA) 、スカルペルリ・デイ−ジー(Sca
rpelll DG)、フォグ・ジエイ(Pogh J
)、ラオ・ニスエム(Rao SM)、レペラ・アール
(Lepera R,)の「ヒユーマン・パンクレアチ
ック・アデノカルシノーマ・ライン・シーエイピーエイ
エフ−1φイン・ティッシュ−カルチャー・アンド・ザ
・ヌードマウス(HumanPancreatlc A
denocarclnoo+a Line CAPAN
−11nT1ssue Cu1ture and th
e Nude Mouse ) J 、アメリカン・ジ
ャーナル・オン・パソロジ−(Am 。
J、Pathol、)、106巻、250〜260頁(
1982年)参照)。
処置の手順は、腫瘍接種後1日から開始し、毎日1回の
腹腔内注射を10日間つづけて行なうものである。腫瘍
負荷は比較的低く (0,5〜1×tOS個の細胞を移
植)、I]Lfi瘍の成長は緩慢であった(接種後4〜
6週間で腫瘍が触知可能となった)。AMP 、ADP
およびATPの効果を、6〜IO週間の期間の腫瘍の成
長の全抑制数(触知可能な腫瘍のない足底部数)により
評価する。すべてのばあいにおいて、腫瘍のできていな
いマウスは、4力月の間、さらにいかなる腫瘍も発生し
なかった。第2表に示されるデータは、無胸腺ヌードマ
ウスに異種移植されたCAPAN−1の、成長の抑制に
対するアデニンヌクレオチドの効用を証明している。
腹腔内に導入されたアデニンヌクレオチドが、体循環(
systelc circulation)中に入った
のちに、血液および血漿中のATPレベルを高めること
ができることを証明するため、腹腔内注射ののちの数時
点で、工大静脈から血液サンプルを採取した。以下の第
3表に示されるデータは、AMP 、 ADPおよびA
TPの投与が、血液および血漿中のATPレベルを高め
ること、および循環系における細胞外ATP a度のみ
ならず、全細胞のATP濃度をも数時間にわたり、その
通常の状態のレベルよりも高く保つことを示している。
第3表に示されるデータは、血漿のATP a度の増加
の大きさが、血液(全細胞)のATP 濃度の増加に関
連(リンク)していることを示している。AMPまたは
ATPの腹腔内注射ののちの、全血液中のATPレベル
の増加は5時間以上18時間以下の間つづき、その時点
で全血液のATPのプールは下がり、正常のレベルにま
でもどる。
すべての増大されたATPのプールは赤血球中でおこり
、分離した赤血球をハンクス(Hanks’)の平衡塩
類溶液中で充分に洗浄したのちも安定であった。血漿の
ATPレベルの増加の原因は、増大されたATPブール
を含有する赤血球から、ATPが徐々に放出されるため
である。
抗凝血剤としてのクエン酸塩(cllrate)−デキ
ストロースの使用は、ヘパリンに比較して、より高いレ
ベルの血漿のATPプールを生成した(ヘパリンに対す
るデータは示されていない)。
ヘパリンでなくクエン酸塩が、ATPの分解(degr
adation)の触媒としての活性を存する血漿ホス
ホジェステラーゼの活性を、酵素活性に必要な二原子価
陽イオンをキレート化することにより、抑制することが
最近示された(ルトゥイエ・ジエー(Luthje J
、) 、オギルヴイー・エイ(OgHvie A、)の
「カタロビズム・オン・Al33 A・アンド・Ap4
A・イン・ヒユーマン・プラズマ・ピュリフィケーショ
ンeアンド番キャラクタリゼーション・オンーグリコプ
ロテイン・コンプレックス・ウィズ・5−ヌクレオチド
・ホスホジェステラーゼ・アクティビティ(Catal
ob[sm ol’ AI)3 A and Apa 
A in HumanPlaSIa、Puril’1e
atiOn and charactertzatio
no1’ Glycoprotein Complex
 with 5’−NucleotidePhosph
odjesterase Activity) J 、
ヨーロピアン・ジャーナル拳オン・バイオケミストリー
(Eur、J、BIoChes+、)、149、巻11
9〜127頁(1985年)参照)。この抗凝血剤を用
いることによってえられる高い血漿のATPレベルの原
因は、血漿が調製される短期間、このホスホジェステラ
ーゼの活性を抑制するためであると推定される。
次に示す第3表に、アデニンヌクレオチドを腹腔的注射
したのちの、マウスの血液(全細胞の)および血漿中の
ATPレベルを示す。
血液の採取を1時間後の時点では15分以内、4および
5時間後の時点では30分以内に行なった。すべてのば
あいにおいて、対応する血液および血漿中のATPレベ
ルを、同じ血液サンプルについてM1定した。
[以下余白] さらに、CH2F、マウスの右後足の足底部に、2.5
 X 105個0CT2B細胞(生存度90%以上)を
含んだリン酸緩衝液含有生理食塩水50μgを注射して
、腫瘍を接種し、一連の試験を実施した。
処置を、腫瘍接種後、様々な時点で開始した。
腫瘍が全く触知不可能であるか、または明らかに触知可
能(〒均算出重u100mg)であるかによって、腫瘍
接種から1.5または9日後で、注射スケジュールを開
始した。8〜11日後、lo。
?6の腫瘍接種マウスの腫瘍が触知可能となった。
マウスを無作為に混合(randomlzc) L、群
分けを行ない、各群毎に2.2mlの生理食塩水、アデ
ノシン、AMPまたはATP(AMPおよびATPは2
5mMの濃度の無菌生理食塩水溶液とし、そのpHは6
.2に調節した)を注射した。その注射は3oゲージ針
を用い腹腔内に行なった。マウスはエーテルで軽く麻酔
して用いた。処置スケジュールの開始前、および処置ス
ケジュールの間3日目毎に、およびその後、マウスの体
重および腫瘍の大きさを測定した。これらの測定は、処
置期間中には、注射の前に実施された。
クエン酸塩−デキストロース(93iHのクエン酸ナト
リウム、7a+Hのクエン酸および140mMのデキス
トロースを含むpH6、5の溶液0.05m1)または
ヘパリンナトリウム(3単位のヘパリンナトリウムを含
む生理食塩水溶液0.05m1)を入れた1 mlの注
射器(26ゲージ針使用)内に、血液(0,25m1)
を工大静脈より採取した。この操作中マウスをエーテル
で麻酔した。血漿またはインキュベートして分離した赤
血球(RBCs)の懸濁液からのハンクス平衡塩類溶液
(Hank’s B55(Balanced 5alt
 5olution )媒体は、全血液または赤血球の
懸濁液をベックマン・マイクロフユージで遠心分離(8
000Xg 、 30秒)することによって調製し、そ
れらのサンプル100μgを水冷7%トリクロロ酢酸1
 mlに加えた。全血液を遠心分離(4℃、1500X
g 、 5分)および血漿分離をして赤血球をえ、つい
で軟膜(buf’f’ycoat)を赤血球のペレット
(全血液250μgからの)の、水冷ハンクス平衡塩類
溶液5 mlでの洗浄に供した。遠心分離後、再び赤血
球のベレットをハンクス平衡塩類溶液に懸濁させて、も
とのへマドクリット(hematocrits全血液中
の赤血球容量パーセント)となるような全容積とする。
赤血球懸濁液または全血液の20μgの分割試料(al
lquots)を1 mlの水冷7%トリクロロ酢酸中
に加えた。酸可溶性ヌクレオチドの抽出、およびルミツ
メトリー(luminometry)による^TPレベ
ルのM1定を、前記の操作にしたがって行なった。比放
射能30 CI/a+mol(l C1−3,7X10
10ベクレル)を有する[3H]アデノシンを、250
μCIに相当する量だけ、全血液中または赤血球懸7I
Iil液(全量250μII)中に取込ませ、直ちに前
記のように、トリクロロ酢酸により抽出したのち、全血
液、赤血球、血漿または赤血球のインキュベーション媒
体(ハンクス平衡塩類溶液)中の[3If]ATPのレ
ベルを測定した。ボフナー(Bochner)およびア
メス(/a+es)のジャーナル・オン・バイオロジカ
ル・ケミストリー(J、Biol、Chem、) 、2
57巻、9759〜97B9頁(1982年)にしたが
って、ポリ(エチレン)イミンセルロース上に、非標識
のATPキャリヤーとともに、二次元薄層クロマトグラ
フにかけた。
全血液または分離した赤血球の[3HIATPブールの
11Jl+定のため、°最初の1 mlのトリクロロ酢
酸抽出液のうちのlOμgをクロマトグラフにかけた。
血漿または赤血球のインキュベーション媒体中の[31
+1ATPレベルの測定は、最初の1 mlのトリクロ
ロ酢酸抽出液のうちの300μgを凍結乾燥しさらに1
5μgの水に再溶解したものについて行なった。クロマ
トグラフにかけたのち、ATPキャリヤーに相当するス
ポットをカットし、0.5mlの4N水酸化アンモニウ
ム液で溶離し、放射能を10m1の液体シンチレータ−
中でall定する。
CBBF、マウス足底部で成長したマウスCT2B結腸
腺癌に対して、アデニンヌクレオチドの治療効果が証明
された(とくに、第2図参照)。第2図は、アデニンヌ
クレオチドの処置による、担癌宿主の腫瘍の成長(−−
−)および宿主の体重の減少(−)の抑制を示す。触知
可能な足底部CT2B腫瘍を保有するマウス(CB6F
!、 8週令の雄)を(腫瘍を接種してから9日後)生
理食塩水(・)、アデノシン(○)、AMP(Δ)また
はATP  (ロ)で、記載のごとく処置した。処置を
行なわなかった群(×)も含まれている。矢印(↓)は
注射した口を示している。その代表的な実験には、各処
置の群あたり10匹の動物を使い、各データの点はその
平均値±S、D、を示している。腫瘍接種後22日間ま
では、死亡した動物はなかった。
腫瘍が触知可能となったのちから開始し、AMPまたは
ATPを含む2.2mlの生理食塩水(pH:6.2)
を、毎日腹腔中へ投与し、これを12日間つづけること
により、その急速に成長する腫瘍の成長を有意に抑制さ
れた。同モル量の無機リン酸塩または無機ピロリン酸塩
のpH6,2の食塩水溶液では、CB8F1マウスのC
T2B腫瘍の成長になんら影響を与えないのに対し、同
一条件下で同モルはのアデノシンは弱い抗癌活性を示し
た(第2図参照)。AMPおよびATPの抗癌活性の大
きさは、腹腔内注射した溶液のpHにわずかに依存する
。その性質はおそらく、リン酸基の陰電荷の数に関係し
ている(第ニリン酸のpKaは約6.8である)。AM
PおよびとくにATPは、若干の緩衝能力(buf’f
erlng capacity)を有しており、6.6
以下のpHでは、それらは生理的pHよりも小さい実効
電荷(net charge)をもたらす。それらの分
子の低い電荷は、AMPおよびATPが腹腔膜(per
itoneal mea+brane)を通って、体循
環へ初期(最初の時間)の移動を高める(トラレスら(
Torres、et al、)のファーマコロジー(P
hara+aco1.)、17巻、330〜340頁(
1978年)参照)。AMPまたはATPを、同じ12
日間連続して投与して、腫瘍接種の1日前に終了したば
あいには、腫瘍の成長に対する抑制は示さなかった。第
2図に示される触知可能となったCT2B腫瘍の処置ス
ケジュールにより10〜20%の治癒を確実にもたらし
た。それらのマウスは、少なくとも2ケ月間、腫瘍なし
ですごした。触知可能な腫瘍に適用したばあい、ATP
による腫瘍成長の抑制の方が、AMPによりえられる抑
制より大きいことがいえる(第2図参照)。しかしなが
ら、腫瘍接種1日後に処置スケジュールを開始したばあ
い、同じモデル系における腫瘍の成長の抑制には、AM
PもATPと同じように効果がある。
さらに第3A図、第3B図および第3C図は、アデニン
ヌクレオチドの投与による担癌動物の宿主の体重減少の
抑制について示す。マウス(CB8F1の雄で、第3A
図においては7週令、第3B図および第3C図において
はlO0週令もの)にCT2B腫瘍を接種し、毎日(つ
づけてIO日日間の生理食塩水(・)、アデノシン(0
) 、AMP(Δ)またはATP (ロ)の投与を腫瘍
接種後、第3A図の試験では1日後、第3B図の試験で
は5日後、また第3C図の試験では9日後(それはすべ
ての腫瘍が触知可能となったときである)に開始した。
矢印(↓)は注射を行った日を示す。実験操作は本明細
書に概述されている通りであった。各処置群は10匹の
動物からなり、各データの点はその平均値±S、D、を
示す。第3A図の試験においては19日以前、第3B図
および第3C図の試験では25日以前には死亡した動物
はなかった。
腫瘍が比較的に大きくなるかなり前に、処置スケジュー
ルを終了したばあいには、体重減少の速度に対する抑制
は、腫瘍の成長抑制と相関がみとめられ、そのばあい、
アデノシンは、両現象のどちらにも、少しの効果がみと
められるのみである(第3A図および第3B図参照)。
腫瘍が触知可能となってからのちにのみ、アデニンヌク
レオチドを投与したばあい、処置スケジュールの間、C
T2B腫瘍は逆にしだいに大きくなった(第2図および
第3C図参照)。このばあい、腫瘍の成長抑制は体重減
少抑制と分離することができる。同じ位の大きさの腫瘍
を比較すると、第2図のデータは、アデノシン、および
さらに若干過度にAMPおよびATPが、腫瘍の大きさ
への抑制効果と切りはなして考えることができるような
体重減少を抑制することを示している。
体重減少がはじまる前に処置スケジュールが完了したス
ケジュール(第3A図参照)、体重減少が観察されはじ
めるときに処置スケジュールが完了した他のスケジュー
ル(第3B図参照)、および担癌マウスの体重減少して
いる期間中に処置スケジュールを適用した第三のスケジ
ュール(第3C図参照)などの様々の処置スケジュール
を用いる方法によっても、同じ現象が証明された。動物
の体重減少をもっとも大きく抑制するのは、腫瘍接種9
日後触知可能となったときに開始した毎日の注射スケジ
ュールを、lo日日間づけたばあいであった(第3c図
参照)。同じ注射スケジュールを、腫瘍接種1日後また
は5日後のように、より早く開始したばあいには、体重
減少の抑制は低レベルであり(5日後)、または、処置
した動物の小さい腫瘍にのみ、体重減少抑制がみとめら
れる(1日後)(第3A図および第3B図参照)。
つぎの第4表は、マウスへのAMPおよびATPの腹腔
内注射後5時間の赤血球^TPブールおよび血漿ATP
レベルの増大、および赤血球細胞からのATPのスロー
な放出について示す。
AMPまたはATPの35+aMのpH8,2の生理食
塩水溶液2 mlを、1回 CB6F+マウスの腹腔内
注射すると、それらマウスの赤血球ATPブールが増大
する結果となった(第4表参照)。
血液は、抗凝血剤としてクエン酸塩−デキストロースを
入れた注射器中に採取した。[3月アデノシンは10秒
間で全血液に取り込まれた、その血液サンプルの半分を
直ちに血漿分離に供した。残りの半分を用いて、洗浄し
た赤血球を分離し、これを、^TP測定のための分割試
料をとるまえに、もとのへマドクリットになるような量
のハンクス平衡塩類溶液中に懸濁させた。
血漿[3旧^TPのレベルは、パイオルミノメトリーお
よび二次元薄層クロマトグラフィーによりM1定される
赤血球[3HIATPブールの比放射能との相関によっ
て、血漿[3)11ATPの放射能から算定した。デー
タは3つの分離した実験の平均値上S、D、を示す。
AMPまたはATPの腹腔内注射の後、赤血球ATPブ
ールの増大は、注射後30分間で検出することができ、
それはヌクレオチドが腹腔膜を通って、体循環中に完全
に吸収されたのち約6〜8時間つづいた。腹腔中のAM
PおよびATP溶液の吸収速度は、マウスの系統の差に
よって変化した。赤血球ATPブールの増加は、第3表
に見られるAMPまたはATPの同じ腹腔内注射により
認められた全血液^TPレベルの増加に類似している。
AMPまたはATPと同じレベルのアデノシンは、マウ
スの赤血球ATPブールの増大に少しの効果しかない(
第4表参照)。血漿(細胞外)ATPレベルは、AMP
またはATPの腹腔的投与ののち、いちじるしく増加し
ている。これらの血漿ATPレベルは、これらが代謝的 (aetabol teal Iy)に [3旧アデノ
シンにより標識されうるので、赤血球に起因している。
血小板の密な粒子に起因する血漿ATPプールは、同じ
条件下では放射能で標識されないであろう(たとえば、
ホルムセン(Ho1m5on)のセミナーズΦイン・へ
マトール(Seminars in Hea+atol
)、22巻、219〜240頁(1985年)参照)。
第4表および第5表に記載される実験は、全血液(第4
表参照)または分離洗浄された赤血球(つぎに示す第5
表参照)によって、[3旧アデノシンが取り込まれてい
ることを示している。両方のばあいにおいて、[3H]
アデノシン取り込み数秒後に、測定されたすべての細胞
外^TPは、代謝的に標識されてた。
第5表は、マウスに対するAMPおよびATPの腹腔内
注射後の、増大した赤血球ATPブールの安定性につい
て示す。
血液は、クエン酸塩−デキストロースを入れた注射器中
に採取し、血漿および軟膜を遠心分離後取り除き、赤血
球は5mlのノ1ンクス平衡塩類溶液で洗浄した。赤血
球は、もとのへマドクリットになるような量のハンクス
平衡塩類溶液に懸濁させた。そして[3旧アデノシンを
10秒間細胞に取り込ませた。全細胞懸濁液の一部を、
l mlのトリクロロ酢酸の中に入れ、残った赤血球懸
濁液を120分時点の測定に用い、または、媒体分離の
ための遠心分離にかけた。媒体中のATPレベルは、O
分時点において測定した。ハンクス平衡塩類溶液のイン
キュベーション媒体中のATPレベルのaPI定は、第
4表についての実験について示されている血漿において
実施した測定と同じであった。データは2つの独立した
実験の平均を表わす。
[以下余白] 血漿中の(第4表参照)、または洗浄した赤血球が懸濁
されている媒体中の(第5表参照)放射能で標識された
 [3II]ATPは、パイオルミノメトリーによって
測定された実際のATPレベルと、よい相関関係を示し
ている。それゆえ、血漿ATPレベルは赤血球ATPブ
ールに起因していることが結論づけられる。血漿または
媒体中のATPレベルの細胞(赤血球) ATPプール
に対する比が、赤血球ATPブールが増大したときに増
加することを見出したことは、赤血球から細胞外区画へ
のATPの放出が、おそらく赤血球の溶血反応に関係し
ていない特別なプロセスであることを示唆している。[
3旧アデノシンを取り込んだ時から、細胞外媒体の分離
および固定までの経過時間40秒(標識化10秒および
遠心分離30秒)の間の、赤血球の同程度の溶血反応は
、すべての形態の処置のばあいにおいて、細胞外の赤血
球のATPレベルに対する比として同じようなものをも
たらす。AMPまたはATPを注射されたマウスは、生
理食塩水またはアデノシンを注射されたマウスに比較し
て、増大された赤血球ATPブールを示すばかりでなく
、それらの(増大された)赤血球^TPブールに比較し
てより高い血漿ATPのレベルを示している(第4表参
照)。
またイン・ビトロで、増大された赤血球ATPブールの
安定性が証明された。標準の、または増大されたATP
ブールを含有する洗浄分離された赤血球を、ハンクス平
衡塩類溶液中で2時間インキュベートした結果、増大プ
ールを有する赤血球ATPブールの減少は比較的小さく
、前記の標準以上のよいレベルが維持された(第5表参
照)。イン・ビボでAMPまたはATPを腹腔的投与し
たのちの赤血球ATPブールの増大は、おそらくそれら
の脱リン酸(dephosphorylat 1on)
、およびそれにつづいて、その場に発生したアデノシン
を、赤血球が取り込んだ結果であろう。
マウスの全血液の、AMPまたはATPによるイン・ビ
トロにおける処置は、赤血球ATPブールのぎりぎりの
増加をもたらした(つぎの第6表参照)。
第6表は、イン・ビトロにおける、抗凝血剤としてヘパ
リンまたはクエン酸塩の存在下で、マウスまたはヒトの
血液による1 d ATPの分解速度、および同一条件
における赤血球ATPプールの増大の不足を示す。
血液(450μg)を、クエン酸塩−デキストロースの
50ul)、またはヘパリン(1000/ ml )の
50μgを入れた注射器中に採取した。ついで、この全
血液を[3II]ATPのIIM生理食塩水溶液(25
μit)中に加え、様々な時点毎に、一定量(90μg
)の分割試料を取出し、遠心分離にかけた。血漿(20
μg)を取出し、1mlの水冷トリクロロ酢酸中に加え
た。既知の操作にしたがい、ポリ(エチレン)イミンセ
ルロース上薄層クロマトグラフィーにかけた。マウスま
たはヒトの血液による1mMの [3H]ATPの分解
速度は、37℃において最初の30分間のインキュベー
トの間、線形的であった。
イン・ビトロにおけるATPの分解は、クエン酸塩を加
えた血液(citrated blood)に比較して
、ヘパリンを加えた血液(heparinlzed b
lood)における方が速く進行した。これは血漿ホス
ホジェステラーゼが、その異化反応の触媒としての役割
をもつことを再び確認するものである(ルトウイエ、ユ
ーロビアン・ジャーナルーオン・バイオケミストリー(
Eur、J、BIoches、) 、149巻、119
〜127頁(1985年)参照)。クエン酸塩は、その
活性に必要な金属カチオンをキレート化することが示さ
れている(ルトウイエ、前記文献参照)。かくして、イ
ン・ビボにおいて、その場でのAMPまたはATPの脱
リン酸によるアデノシンの生成は、血管床(vascu
lar bed)に存在する細胞外触媒活性(ecto
−enzymat 1cactivity)を必要とし
ていることが結論づけられる。イン・ビトロにおいて、
ヒトの血液によるATPの分解が、同一条件下のマウス
の血液によるATPの分解よりもおそい速度で進行する
ことは重要なことである(第6表参照)。
ヒトの血漿中のATPの標準のレベルは、約0.1−0
.5μHのような、マイクロモル以下(submicr
omolar)である。本発明の目的のための高められ
たレベルは、約1μM〜約5μMのような1桁高い大き
さのもののみを必要とする。
前記に検討したデータから、つぎのような結論が導かれ
る。
1.7デノシンヌクレオチドは、病理学的に標準的な赤
血球の全細胞のATPプール(安定した状態レベル(s
teady 5tate 1evels))を増大する
ために用いえ、さらに、それらの赤血球は、その増大さ
れたATPプールを°徐々に細胞外血漿区画へと放出し
て行く。
2、細胞外ATPの全赤血球ATPブールに対する比率
は、つぎの処置の順に増加する。すなわち、生理食塩水
くアデノシン<AMP <ATP  (第4表参照)順
に増加する。それゆえ、赤血球ATPプールの放出は、
細胞外ATPレベルの全赤血球ATPブールに対する比
率が全処置群に対して同様にものとなるであろうと思わ
れる溶血反応以外の(または溶血反応に加えた)機構に
起因するようである。
3、内皮細胞または血小板は、前記データにおける細胞
外血漿ATPのイン・ビボでのソース(source)
ではない。血漿(細胞外)の高いATPレベルのイン・
ビボでのソースは赤血球である。
4、同系のマウスにおいて、活動的に急速に成長してい
るCT2B腫瘍が触知可能となった時点から開始して、
AMPまたはATPの腹腔内注射を、毎日実施した結果
より証明されるように、アデニンヌクレオチド処置が、
有意に腫瘍成長抑制の活性をうるのに有効である。担癌
宿主に対するAMPまたはATPの投与後の、腫瘍の成
長の実質的な抑制の証明が、限定されない仕方であるが
、マウスのモデルを使って行なわれた。このモデルは、
癌の化学治療剤の治療における効能および宿主に対する
毒性の評価のために通常用いられる。
5、アデニンヌクレオチドを用いた抗癌治療の医学的a
用件は腫瘍が進行的に大きくなったときに、担癌動物の
体重減少を明白に抑制することにより高められる。この
時点においては、痴態液質の影響が宿主に顕著にあられ
れる。悪液質を有する宿主に対するAMPまたはATP
の投与は、腫瘍の成長および悪液質の宿主自体に対する
悪影響の双方を、互いに因果関係のない方法で、抑制す
る治療をもたらす。
6、担癌宿主の治療のためにAMPを使用することは、
それら宿主動物中での副作用の発生がATPより・少な
いので、同目的のためのATPの使用よりも好ましい。
[発明の効果] アデノシン5°−モノホスフェート、アデノシン5°−
ジホスフェート、アデノシン5°−トリホスフェート、
その薬学的に許容しうる塩類、そのキレート類またはそ
の放射性核種類を担癌宿主に投与することにより、その
血液および血漿中のアデノシン5−トリホスフェートの
レベルを高め、それによりその癌細胞の増殖が抑制され
る。また、担癌宿主の悪液質によりもたらされる体重減
少が実質的に抑制される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、アデニンヌクレオチドを用いた処置の期間中
および処置後のCB8F+ マウスにおける、CT26
腫瘍の成長の抑制および宿主の体重の変化を示すグラフ
である。 第2図は、アデニンヌクレオチドを用いた処置による担
癌マウスの腫瘍の成長および宿主の体重減少の抑制を示
すグラフである。 第3A図、第3B図および第3C図はアデニンヌクレオ
チドを用いた処置による担癌動物の体重減少の抑制を示
すグラフである。 写C9ピ;(社) 孟−≧Q<りつ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有効成分としてアデノシン5’−モノホスフェート
    、その薬学的に許容しうる塩類、そのキレート類または
    その放射性核種類を含有する宿主における腫瘍細胞増殖
    の選択的抑制剤。 2 有効成分としてさらにアデノシン5’−ジホスフェ
    ートおよび/またはアデノシン5’−トリホスフェート
    を含有する請求項1記載の腫瘍細胞増殖の選択的抑制剤
    。 3 経口投与または局所投与に適した形態で、投与量が
    1〜1000mg/kg体重である請求項1記載の腫瘍
    細胞増殖の選択的抑制剤。 4 注射に適した形態で、投与量が1〜 1000mg/kg体重である請求項1記載の腫瘍細胞
    増殖の選択的抑制剤。 5 注入に適した形態で、投与量が1分あたり0.00
    1〜15mg/kg体重である請求項1記載の腫瘍細胞
    増殖の選択的抑制剤。 6 腫瘍細胞がヒト腫瘍細胞である請求項1記載の腫瘍
    細胞増殖の選択的抑制剤。 7 ヒト腫瘍細胞が充実性腫瘍である請求項6記載の腫
    瘍細胞増殖の選択的抑制剤。 8 宿主がヒト宿主である請求項1記載の腫瘍細胞増殖
    の選択的抑制剤。 9 有効成分としてアデノシン5’−モノホスフェート
    、アデノシン5’−ジホスフェート、アデノシン5’−
    トリホスフェート、その薬学的に許容しうる塩類、その
    キレート類およびその放射性核種類からなる群よりえら
    ばれた少なくとも1つの化合物を含有する、宿主組織ま
    たは器官機能に悪影響をおよぼすほどの腫瘍に侵された
    宿主の癌悪液質に起因する体重減少を実質的に抑制もし
    うる、宿主における腫瘍細胞増殖の選択的抑制剤。 10 有効成分がアデノシン5’−モノホスフェート、
    その薬学的に許容しうる塩類、そのキレート類またはそ
    の放射性核種類である請求項9記載の宿主の体重減少を
    抑制もしうる、腫瘍細胞増殖の選択的抑制剤。 11 有効成分がアデノシン5’−モノホスフェートで
    ある請求項9記載の宿主の体重減少を抑制もしうる、腫
    瘍細胞増殖の選択的抑制剤。 12 有効成分がアデノシン5’−トリホスフェート、
    その薬学的に許容しうる塩類、そのキレート類またはそ
    の放射性核種類である請求項9記載の宿主の体重減少を
    抑制もしうる、腫瘍細胞増殖の選択的抑制剤。 13 有効成分がアデノシン5’−トリホスフェートで
    ある請求項9記載の宿主の体重減少を抑制もしうる、腫
    瘍細胞増殖の選択的抑制剤。 14 経口投与または局所投与に適した形態で、投与量
    が1〜1000mg/kg体重である請求項9記載の宿
    主の体重減少を抑制もしうる、腫瘍細胞増殖の選択的抑
    制剤。 15 注射に適した形態で、投与量が1〜 1000mg/kg体重である請求項9記載の宿主の体
    重減少を抑制もしうる、腫瘍細胞増殖の選択的抑制剤。 16 注入に適した形態で、投与量が1分あたり0.0
    01〜15mg/kg体重である請求項9記載の宿主の
    体重減少を抑制もしうる、腫瘍細胞増殖の選択的抑制剤
    。 17 腫瘍細胞がヒト腫瘍細胞である請求項9記載の宿
    主の体重減少を抑制もしうる、腫瘍細胞増殖の選択的抑
    制剤。 18 ヒト腫瘍細胞が充実性腫瘍である請求項17記載
    の宿主の体重減少を抑制もしうる、腫瘍細胞増殖の選択
    的抑制剤。 19 宿主がヒト宿主である請求項9記載の宿主の体重
    減少を抑制もしうる、腫瘍細胞増殖の選択的抑制剤。 20 有効成分としてアデノシン5’−モノホスフェー
    ト、アデノシン5’−ジホスフェート、アデノシン5’
    −トリホスフェート、その薬学的に許容しうる塩類、そ
    のキレート類またはその放射性核種類を含有する、宿主
    における血液および血漿中のアデノシン5’−トリホス
    フェートのレベルを増加させる薬剤。 21 有効成分がアデノシン5’−トリホスフェートで
    ある請求項20記載の血液および血漿中のアデノシン5
    ’−トリホスフェートのレベルを増加させる薬剤。 22 有効成分がアデノシン5’−ジホスフェートであ
    る請求項20記載の血液および血漿中のアデノシン5’
    −トリホスフェートのレベルを増加させる薬剤。 23 有効成分がアデノシン5’−モノホスフェートで
    ある請求項20記載の血液および血漿中のアデノシン5
    ’−トリホスフェートのレベルを増加させる薬剤。 24 有効成分としてアデノシン5’−モノホスフェー
    ト、アデノシン5’−ジホスフェート、アデノシン5’
    −トリホスフェート、その薬学的に許容しうる塩類、そ
    のキレート類またはその放射性核種類を含有する、宿主
    における血液および血漿中のアデノシン5’−トリホス
    フェートレベルの増加および宿主における腫瘍細胞増殖
    の抑制剤。
JP1190377A 1988-07-25 1989-07-22 アデニンヌクレオチドを有効成分とする血液および血漿中のアデノシン5’‐トリホスフェートレベルを増加させる薬剤 Pending JPH02111724A (ja)

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