JPH021147B2 - - Google Patents

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JPH021147B2
JPH021147B2 JP709181A JP709181A JPH021147B2 JP H021147 B2 JPH021147 B2 JP H021147B2 JP 709181 A JP709181 A JP 709181A JP 709181 A JP709181 A JP 709181A JP H021147 B2 JPH021147 B2 JP H021147B2
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JP
Japan
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methoxy
derivative
hexane
lower alkanoyloxy
culture
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JP709181A
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JPS57120589A (en
Inventor
Hiroshi Takiguchi
Michihisa Okuda
Micha Terao
Shinjiro Yamamoto
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH021147B2 publication Critical patent/JPH021147B2/ja
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新抗生物質B−41Dの5−メトキシお
よび5―低級アルカノイルオキシ誘導体、その製
造並びにそれを有効成分とする殺ダニ剤および駆
虫剤に関する。 ストレプトミセス属のB41―146菌株から単離
された一群のマクロライド系抗生物質は、特開昭
50−29742号公報にB―41と称され、そしてA1
A2,A3,A4,B1,B2,B3,C1、及びC2の9種
が述べられた。更に4種の化合物が単離されてす
べての13種の化合物の構造が決定され、ザ・ジヤ
ーナル・オブ・アンチバイオテツクス(J.
Antibiotics)29(3)の76−14〜76−16及び同誌29
(6)の76−35〜76−42頁に発表された。そしてさら
に、次の構造式を有するB−41Dが単離され特願
昭54−107550号(特開昭56−32481号公報参照)
に述べられた。 本発明者らは今回新たにストレプトミセス属に
属するB−41−146菌株の培養物からB−41Dの
5−メトキシ誘導体を単離し、またB−41Dから
化学的方法によつてB−41Dの5−メトキシおよ
び5―低級アルカノイルオキシ誘導体を製造し
た。 本発明のB−41Dの5−メトキシおよび5―低
級アルカノイルオキシ誘導体の構造式は次のとお
りである。 式中、Rはメチル基またはアセチル、プロピオ
ニル、ローブチリル、イソブチリルのような低級
アルカノイル基、とくにアセチル基である。 本発明のB−41Dの5−メトキシ誘導体は、ス
トレプトマイセス属に属するB−41Dの5−メト
キシ誘導体生産菌、例えばB−41−146株を好気
的に培養し、その培養物から単離することにより
製造される。 ストレプトマイセス属B−41−146株の菌学的
性質については特開昭50−29742号に詳しく記載
され、ストレプトミセス、B−41−146株は工業
技術院微生物工業技術研究所に寄託されていて、
その微生物受託番号は微工研条寄第1072号
(FERM BP−1072)である。 衆知のとおり、放線菌は自然界において、また
人工的な操作(たとえば、紫外線照射、放射線照
射、化学薬品処理等)により、変異をおこしやす
く、本発明のB−41−146株もこの点は同様であ
る。本発明にいうB−41−146株はそのすべての
変異株を包含する。すなわち、本発明では抗生物
質B−41Dの5−メトキシ誘導体を生産し、B−
41−146株及びその変異株と明確に区別されない
菌は、全てB−41−146株に包含されるものであ
る。 B−41−146株を培養するには、栄養源として
は、従来ストレプトマイセス属の菌の培養に利用
されている公知のものが使用できる。例えば、炭
素源としてグルコール、シユクロース、でんぷ
ん、グリセリン、水あめ、糖みつ、大豆油などが
使用できる。また窒素源としては、大豆粉、小麦
胚芽、肉エキス、ペプトン、酵母菌体、コーンス
チープリカー、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウ
ム等を使用しうる。このほか必要に応じて炭酸カ
ルシウム、食塩、塩化カリ、リン酸塩等の無機塩
類を添加するほか、菌の発育を助け、B−41Dの
5−メトキシ誘導体の生産を促進するような有機
及び無機物を適当に添加することができる。 培養法としては、一般の抗生物質を生産する方
法と同じく液体培養法、とくに深部培養法が最も
適している。培養は好気的条件下で行なわれ、培
養に適当な温度は22〜30℃であるが、多くの場合
28℃付近で培養する。B−41Dの5−メトキシ誘
導体の生産は振盪培養、タンク培養とも5〜10日
で最高値に達する。 B−41Dの5−メトキシ誘導体の検定にあたつ
ては次の方法が用いられる。すなわち、培養物
3gを小試験管にとり、アセトン10mlを添加、振
盪して抽出し、遠心分離する。ここで得られた上
澄をアセトンで10までフイル・アツプする。この
サンプルの10〜20μlをTLC用板(メルク社製、
Kieselgel 60F254)上の所定の位置に吸着せし
め、これをジオキサン:四塩化炭素(18:82)で
4時間展開後、二波長クロマトスキヤナを用いて
245mμの波長(ブランクは380mμ)で測定し、そ
の吸収量を標準物質のそれと比較し、算出する。 B−41Dの5−メトキシ誘導体を培養物から採
取するにあたつては活性炭、アルミナ、シリカゲ
ルなどの吸着剤、ダイヤイオンHp―20(三菱化成
社製)などの合成吸着剤、アビセル(旭化成社
製)、紙などの固定剤、イオン交換樹脂、イオ
ン交換ゲル過剤などが使用されうるが、以下に
示す採取方法が最も効果的である。 培養物を、けいそう土などの過助剤を用いて
別し、ここで得られたケーキをメタノール抽出
することにより、目的物はメタノール水に溶解し
てくる。これに水を加えた後、n―ヘキサンで抽
出し、これを減圧下で濃縮することにより、目的
物を含有するオイル状物質が得られる。これをシ
リカゲル(ワコーゲルC―200)のカラムに吸着
せしめ、n―ヘキサン:アセトン(95:5)で溶
出し、目的物を含有するフラクシヨンを集め、減
圧下で濃縮し、再びオイル状となし、これに少量
のn―ヘキサンを加えて、シリカゲルカラムにか
けて、n―ヘキサン:アセトン=95:5で展開
し、目的物を含有するフラクシヨンを集め、減圧
下で濃縮し、ここで得られた残査を少量のn―ヘ
キサン:酢酸エチル=20:1に溶解し、室温に放
置するとB−41Dの5−メトキシ誘導体が結晶状
に得られる。 製造例 1 シユークロス1%、ポリペプトン0.35%および
K2HPO40.05%を含有する前培養培地600mlを含
む2容三角フラスコにストレプトマイセスB−
41−146株を1白金耳接種し、48時間27℃で培養
を行い、この2l容三角フラスコ2本を30l容ジヤ
ー・フアメンタに移植した。ジヤー・フアメンタ
には、グルコース8%、大豆粉1%、コーンスタ
ーチ0.5%、スキムミルク1%、コーンスチー
プ・リカー0.2%及びNAC00.3%を含有する培地
20lを仕込み、PHを7.2〜7.5に調節し、十分に滅菌
しておいた。培養期間中は、28℃、内圧0.5Kg/
cm2に保持した。 10日間培養後、培養物20lのPHを硫酸で3とし、
セライト1Kgを加えて加圧過すると、約1.8Kg
のケーキが得られた。これを15lのメタノールで
抽出し、別し、得られたメタノール溶液15lに
水5lを加え、20lのn―ヘキサンで抽出した。得
られたn―ヘキサン層は芒硝で脱水後、40〜45℃
水浴中で減圧下濃縮すると34gのオイルが得られ
た。これを、50mlのn―ヘキサンにとかし、あら
かじめ800gのシリカゲルをn―ヘキサンでつめ
てあるカラムに吸着せしめ、n―ヘキサン:アセ
トン(95:5)で展開した。その結果、目的物質
を含有するフラクシヨン1.5lを得た。これを前述
と同様の条件で濃縮し、500mgのオイルを得た。
これをn―ヘキサン5mlにとかし、あらかじめ50
mlのシリカゲルをn―ヘキサンでつめてあるカラ
ムにかけて、n―ヘキサン:アセトン=95:5で
展開した。ここで、目的物を含有するフラクシヨ
ン70mlが得られた。これを減圧下、45℃で濃縮
し、ここで得られた残査を5mlのn―ヘキサン:
アセトン=20:1に溶解し、水2mlを加え、室温
に放置して無晶形の粉末B−41Dの5−メトキシ
誘導体90mgが得られた。 B−41Dの5−メトキシ誘導体は次の理化学的
性質を有する。 1 外観:無晶形粉末 2 分子量:570 3 紫外吸収スペクトル:第1図に示す。 極大吸収;237mμ(肩、ε=29400) 244mμ(ε=30500) 4 赤外吸収スペクトル:Nujol mullで測定し
たスペクトルを第2図に示す。3475,1715cm-1 5 NMRスペクトル:重クロロホルム中内部基
にTMSを使用して測定した核磁気共鳴スペク
トル(100MHz)は第3図に示す。 1.50(14−OH3,s),1.79(4−CH3,br,s),
3.44(5−oCH3,s),4.59(26−CH2−,s),
4.89(15−H,br−t,J=8Hz) 本発明のB−41Dの5−メトキシ誘導体は、ま
たはB―41Dにハロゲン化メチルを反応させるこ
とによつても製造される。 製造例 2 B―41D278mgおよびメチルヨーダイド580mgの
エーテル溶液に、酸化銀568mgを加え、室温で1
日撹拌し、さらにこの反応物にメチルヨーダイド
580mgおよび酸化銀568mgを加え、室温で1夜撹拌
した。反応物をセライトで過し、母液を減圧濃
縮し、残留物をシリカゲル・カラムクロマトグラ
フイー(展開剤、n―ヘキサンからn―ヘキサ
ン:酢酸エチル=8:2)で精製し、白色無晶形
粉末のB−41Dの5−メトキシ誘導体258mgを得
た。 得られたB−41Dの5−メトキシ誘導体の理化
学的性質は製造例1のそれと一致した。 本発明のB―41Dの5―低級アルカノイルオキ
シ誘導体は、B―41Dに低級アルカン酸の反応性
誘導体を反応させることによつて製造される。反
応性誘導体としては酸ハライドまたは酸無水物を
用いることができ、反応は塩基例えば、ピリジ
ン、トリエチルアミン、モルホリン、4―(N,
N―ジメチルアミノ)ピリジン、N,N―ジメチ
ルアニリンのような有機塩基の存在下に行なうの
が好ましく、また反応は溶媒中で行なわれ、反応
に関与しないものなら特に制限はないが、ベンゼ
ン、トルエン、n―ヘキサンのような炭化水素;
四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレンのよう
なハロゲン化炭化水素が用いられる。さらにピリ
ジン、トリエチルアミンのような室温で液体の有
機塩基を過剰に使用すれば、溶媒を用いることな
く反応を行なうこともできる。反応は0〜100℃
の範囲で行なわれるが、好適には氷冷から室温の
範囲である。 製造例 3 B―41D 50mg、4―(N,N―ジメチルアミ
ノ)ピリジン122mgおよび塩化メチレン1ml溶液
に、無水酢酸102mgの塩化メチレン1ml溶液を氷
冷下滴下し、室温で1時間撹拌した。反応終了
後、反応混合物を氷冷希塩酸にあけ、エーテルで
抽出した。抽出液を順次、飽和炭酸水素ナトリウ
ム、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。減圧で溶媒を留去して得た残
査をシリカゲル・カラムクロマトグラフイー(展
開溶媒:n―ヘキサン/酢酸エチル=10/3)で
精製して、目的とするB―41Dの5―アセトキシ
誘導体を45mg得た。 B−41Dの5−アセトキシ誘導体は次の理化学
的性質を有する。 1 外観:白色無晶形粉末 2 分子量:598 3 紫外線吸収スペクトル:第4図に示す。 極大吸収:244mμ(ε=28600) 4 赤外吸収スペクトル:Nujol mullで測定し
たスペクトルを第5図に示す。3480,1745,
1715,1235,1170cm-1 5 NMRスペクトル:重クロロホルム中内部基
準にTMSを使用して測定した核磁気共鳴スペ
クトル(100MHz)は第6図に示す。 1.51(14−CH3,s),1.72(4−CH3,br,s),
2.12(5−OCOCH3,s),4.58(26−CH2
s),4.91(15−H,br.t,J=8.0Hz) 製造例 4 製造例3の方法に準じて製造されたB−41Dの
5−プロピオニルオキシ誘導体は次の理化学的性
質を有する。 1 分子量:612 2 IRスペクトル:νnujol nax:3490,1740,1720,
1170 3 NMRスペクトル:(CDCl3,δppm,100M
Hz);1.14(5―OCOCH2 CH3 ,t;J=7.8
Hz),2.37(5―OCOCH2 CH3,q;J=7.8
Hz),4.55(26−CH2,s),4.90(15―H,br.
t;J=7.8Hz) 製造例 5 製造例3の方法に準じて製造されたB−41Dの
5−n―ブチリルオキシ誘導体は次の理化学的性
質を有する。 1 分子量::626 2 IRスペクトル:νnujol nax3480,1740,1715,
1170cm-1 3 NMRスペクトル:(CDCl3,δppm)2.37
(t,2H;J=7.6Hz,5―OCOCH2 CH2CH3) 製造例 6 製造例3の方法に準じて製造されたB−41Dの
5−イソブチリルオキシ誘導体は次の理化学的性
質を有する。 1 分子量:626 2 IRスペクトル:νnujol nax3490,1745,1720,
1160cm-1 3 NMRスペクトル:(CDCl3,δppm)1.18
(d,6H;J=7.6Hz,
【式】) 本発明のB−41Dの5−メトキシおよび5―低
級アルカノイルオキシ誘導体は果樹、野菜及び花
弁に寄生するナミハダニ類(Tetranychus)、リ
ンゴハダニやミカンダニ(Panonychus)及びサ
ビダニ等の成虫及び卵、動物に寄生するマダニ科
(Ixodidac)、ワクモ科(Dermanysside)及びヒ
ゼンダニ科(Sarcoptidas)等に対してすぐれた
殺ダニ活性を有している。 更にヒツジバエ(Oestrus)、キンバエ(Lu―
cilia)、ウシバエ(Hypoderma)、ウマバエ
(Gautrophilus)等及びのみ、しらみ等の動物や
鳥類の外部寄生虫;ゴキブリ、家バエ等の衛生害
虫;その他アブラムシ類、鱗翅目幼虫等の各種農
園芸害虫に対して活性である。更にまた土壌中の
根こぶ線虫(Meloidogyne)、ネダニ
(Phizoglyphus)等に対しても活性である。 B−41Dの5−メトキシおよび5―低級アルカ
ノイルオキシ誘導体を殺ダニ剤として使用するに
は、活性化合物を担体で希釈し、必要に応じて他
の補助剤を加えることにより、粉剤、粗粉剤、粒
剤、微粉剤、水和剤、乳剤、油剤等の散布剤に調
製して使用することができる。 ここでいう担体とは、有効成分の植物、ダニ、
害虫等処理すべき目的物への到達性を助け、また
は有効成分の貯蔵、輸送、あるいは取り扱いを容
易にするために通常殺虫剤に混合される合成また
は天然の無機または有機物質を意味する。 適当な固体担体としては、クレー、タルク、け
い藻土、カオリン、ベントナイト、炭酸カルシウ
ム及び合成けい酸カルシウム等の無機物質、クマ
ロン樹脂、アルキド樹脂およびポリ塩化ビニル等
の天然及び合成樹脂、カルナバロウ、パラフイン
ロウ等のワツクス類あるいは、くるみ、ナツツ等
の堅果の殻、大豆粉等があげられる。 適当な液体担体の例としては、たとえば、水、
エタノール、イソプロパノール、エチレングリコ
ール等のアルコール類、エチレングリコールモノ
フエニルエーテル、ジエチレングリコールモノエ
チルエーテル等のグリコールエーテル類、アセト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノ
ン、アセトフエノン、イソホロン等のケトン類、
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテ
ル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、メチルナ
フタリンのような芳香族炭化水素、トリクロルエ
チレン、四塩化炭素のような塩素化炭化水素、ケ
ロシン、軽油あるいは芳香族炭化水素を含有する
低沸点及び中、高沸点の石油留分等があげられ
る。 適当なプロペラントとしては、たとえば、フロ
ンガス、液化石油ガス、メチルエーテル及び塩化
ビニル単量体等があげられる。 乳化、分散、湿潤、拡展等の目的で使用される
界面活性剤は、イオン性でも非イオン性でもよ
い。適当な陰イオン性界面活性剤としては、たと
えば、リグニンスルホン酸のナトリウムあるいは
カルシウム塩、オイレン酸のナトリウムあるいは
カリウム塩、ラウリルスルホン酸ナトリウム塩、
ドデシルベンゼンスルホン酸のナトリウムあるい
はカルシウム塩等があげられる。 適当な陽イオン性界面活性剤としては、たとえ
ば高級脂肪族アミン、高級脂肪族アミン酸化エチ
レン縮合物等があげられる。 適当な非イオン性界面活性剤としては、たとえ
ば、脂肪酸のグリセロール、脂肪酸の蔗糖エステ
ル、高級脂肪族アルコールの酸化エチレン縮合
物、高級脂肪酸の酸化エチレン縮合物、アルキル
フエノールもしくはアルキルナフトールの酸化エ
チレン縮合物および酸化エチレンと酸化プロピレ
ンの共重合体等をあげることができる。 本発明の殺ダニ剤は他の成分、たとえばゼラチ
ン、アラビアゴム、カゼイン、ポリビニルアルコ
ール、カルボキシメチルセルロースのような保護
コロイド剤、ポリリン酸ナトリウム、ベントナイ
トのようなシクソトロピー剤等を含有することも
ある。 本発明の殺ダニ剤は他の殺ダニ活性を有する化
合物、たとえば、0,0―ジエチル 0−(5−
フエニル―3―イソキサゾリル)ホスホロチオエ
ート(イソキサチオン)、0―エチル 0―p―
ニトロフエニル、フエニル ホスホノチオエート
(EPN)、0,0―ジエチル 0―(2―イソプ
ロピル―4―メチル―6―ピリミジニル)ホスホ
ロチオエート(ダイアジノン)、0―エチル 0
―(4―シアノフエニル)ベンゼンホスホノチオ
エート(CYP)、0,0―ジエチル S―(2,
5―ジクロロフエニルチオメチル)ホスホロジチ
オエート(フエンカプトン)、0,0―ジエチル
0―〔2―クロロ―1―(2,4―ジクロロフ
エニル)ビニル〕ホスフエート(CVP)、0,0
―ジエチル S―(N―エトキシカルボニル、N
―メチル カルバモイルメチル)ホスホロジチオ
エート(メカルバム)、0,0,0′,0′―テトラ
エチル S,S′―メチレンビスホスホロジチオエ
ート(エチオン)、0,0―ジエチル S―(6
―クロロ―2―オキソベンズオキサゾリン―3―
イル)メチル ジエチル ホスホロジチオエート
(ホサロン)、S―(2―クロロ―1―フタルイミ
ドエチル)0,0―ジエチルホスホロジチオエー
ト(ジアリホール)のようなジエチルホスフエー
ト、ジエチルホスホロチオエート、ジエチルホス
ホロジチオエートまたはエチルホスホノチオエー
ト系有機リン剤;2―(1―メチルプロピル)―
4,6―ジニトロフエニル―β,β―ジメチルア
クリレート、ジ―(p―クロルフエニル)―シク
ロプロピルカルビノール、N′―(2―メチル―
4―クロルフエニル)―N,N―ジメチルホルム
アミジン、2,4,4′,5―テトラクロルジフエ
ニルスルホン、1,1―ビス―(P―クロルフエ
ニル)2,2,2―トリクロルエタノール、2―
セコンダリーブチルフエニル―N―メチルカーバ
メイト、m―トリル―N―メチルカーバメイトあ
るいは鉱物油、ピペロニルブトキサイド等を配合
して、一層効力を増加し、場合によつては相剰効
果を期待することもできる。 もちろん、他の殺菌剤、除草剤、植物生長調節
剤、誘引剤、肥料等と混合して使用することがで
きる。 次に本発明の殺ダニ剤の効果を試験例を以て示
す。 試験例 1 試験方法 1 ナミハダニ殺ダニ試験 後記製剤例3により3%乳剤を調製し、水で所
定濃度に希釈して薬液をつくつた。この薬液をミ
ズホ式回転散布器(ミズホ理化学器械KK製)で
ナミハダニ雌成虫の寄生したササゲ葉に5c.c.あて
散布し、風乾後25℃の定温室に放置し、72時間後
の死ダニ率を求めた。供試ナミハダニ成虫数は各
処理区とも60〜70頭である。 2 ナミハダニ殺卵試験 あらかじめササゲ葉に産卵させておいたナミハ
ダニ1日令卵を用いる他は1)と同様に処理し、
2週間後の未ふ化率を求めた。供試卵数は各処理
区とも約100個である。 3 ミカンハダニ殺ダニ試験 ミカンハダニ雌成虫の寄生したクワ葉を用いる
他は1)と同様。 試験結果 第1表および第2表に示す。
【表】
【表】 製剤例 1 B−41Dの5−メトキシ誘導体の無晶形粉末10
部をホワイトカーボン5部と均一に混合し、これ
にタルク50部およびクレー35部を加えて均一に混
合し、衝撃式粉砕機で3回粉砕し、再び均一に混
合して粉剤を得る。 製剤例 2 B―41Dの5―アセトキシ誘導体の無晶形粉末
40部をホワイトカーボン20部と均一に混合し、こ
れにドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ5部、ポ
リビニルアルコール2部及びクレー33部を加えて
均一に混合し、衝撃式粉砕機で3回粉砕し、再び
均一に混合して水和剤を得る。 製剤例 3 B−41Dの5−メトキシ誘導体の無晶形粉末3
部、ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル
7部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム3
部及びキシレン87部を混合して均一に溶解させ、
過して乳剤を得る。 製剤例 4 B−41Dの5−メトキシ誘導体の無晶形粉末10
部をキシレン10部に溶解させて、これを機械油80
部と混合して過し油剤を得る。 更に本発明のB−41Dの5−メトキシおよび5
―低級アルカノイルオキシ誘導体は動物及び人間
の駆虫剤としてすぐれた殺寄生虫活性を有してい
る。一般に寄生虫症として説明されている病気
は、蠕虫(Helminth)として知られている寄生
原虫による動物宿主の感染による。寄生虫症は
豚、羊、山羊、牛、馬、犬、猫及び鶏のような家
蓄、家禽及びペツトに流行して経済上重大な被害
を与える。蠕虫の内で線虫として説明されている
寄生虫群は種々の動物にはびこりしばしば重大な
感染を引き起す。前述した動物に感染する線虫の
最も一般的な属は、 ヘモンクス属(Haemonchus), トリコストロンギルス属(Trichostrongylus), オステルターギヤ属(Ostertagia), ネマトデイルス属(Nematodirus), クーペリア属(Cooperia), アスカリス属(Ascaris), ブノストムーム属(Bunostomum, エソフアゴマトムーム属(Cesophagostomum), チヤベルチア属(Chabertia), トリキユリス属(Trichuris), ストロンギルス属(Strongylus), トリコネマ属(Trichonema), デイクチオカウルス属(Dictyocaulus), キヤピラリア属(Capillaria), ヘテラキス属(Heterakis), トキソカラ属(Toxocara), アスカリデイア属(Ascaridia), オキシウリス属(Oxyuris), アンキロストーマ属(Aucylostoma), ウンシナリア属(Uncinaria), トキサスカリス属(Toxascaris)及び パラスカリス属(Parascaris)である。 ネマトデイルス属、クーペリア属及びエソフア
ゴストムーム属のある種のものは腸管を攻撃し、
一方ヘモンクス属及びオステルターギア属のもの
は胃に寄生し、デイクチオカウルス属の寄生虫は
肺に見い出される。 また、フイラリア科(Filariidae)やセタリヤ
科(Setariidae)の寄生虫は心臓及び血管、皮下
及びリンパ管組織のような体内の他の組織及び器
管に見い出される。 さらにまた、種々の動物における多くの内部寄
生虫に対して広いスペクトルの活性を有し、例え
ば犬のデイロフイラリア属(Dirofilaia)、ゲツ
シ類動物のネマトスピロイデス属
(Nematospiroides)、シイフアシア属
(Syphacia)及びアスピキユラリス属
(Aspiculuris)にも活性を示す。 B−41Dの5−メトキシおよび5―低級アルカ
ノイルオキシ誘導体はまた、人間に感染する寄生
虫に対しても有用であり、人間の消化管の最も普
通の寄生虫は、 アンキロストーマ属(Ancylostoma), ネカトール属(Necator), アスカリス属(Ascaris), ストロンギロイデス属(Strongyloides), トリヒネラ属(Trichinella), キヤピラリア属(Capillaria), トリキユリス属(Trichuris)及び エンテロビウス属(Enterobius)である。 消化管の外に血液又は他の組織及び器管に見い
出される他の医学的に重要な寄生虫は、フイラリ
ア科のブツヘレリア属(Wuchereria)、ブルージ
ア属(Brugia)、オンコセルカ属(Onchocerca)
及びロア糸状虫属(Loa)並びに蛇状線虫、科
(Dracunculidae)のドラクンクルス属
(Dracunculus)の寄生虫の外に、腸管内寄生虫
の特別な腸管外寄生状態におけるストロンギロイ
デス属及びトリヒネラ属である。 B−41Dの5−メトキシまたは5―低級アルカ
ノイルオキシ誘導体を動物及び人における駆虫剤
として使用する場合は、液体飲料として経口的に
投与することができる。飲料は普通ベントナイト
のような懸濁剤及び湿潤剤又はその他の賦形剤と
共に適当な非毒性の溶剤又は水での溶液、懸濁液
又は分散液である。一般に飲料はまた消泡剤を含
有する。飲料処方は一般に活性化合物を約0.01〜
0.5重量%、好適には0.01〜0.1重量%を含有する。 B−41Dの5−メトキシまたは5―低級アルカ
ノイルオキシ誘導体を乾燥した固体の単位使用形
態で経口投与することが望ましい場合は、普通所
望量の活性化合物を含有するカプセル、丸薬又は
錠剤を使用する。これらの使用形態は、活性成分
を適当な細かく粉砕された希釈剤、充填剤、崩解
剤及び/又は結合剤、例えばデンプン、乳糖、タ
ルク、ステアリン酸マグネシウム、植物性ゴムな
どと均質に混和することによつて製造される。こ
のような単位使用処方は、治療される宿主動物の
種類、感染の程度及び寄生虫の種類及び宿主の体
重によつて駆虫剤の重量及び含有に関して広く変
化させることができる。 B−41Dの5−メトキシまたは5―低級アルカ
ノイルオキシ誘導体を動物飼料によつて投与する
場合は、それを飼料に均質に分散させるか、トツ
プドレツシングとして使用されるか又はペレツト
の形態として使用される。普通望ましい抗寄生虫
効果を達成するためには、最終飼料中に活性化合
物を0.0001〜0.02%を含有している。 また、B−41Dの5−メトキシまたは5―低級
アルカノイルオキシ誘導体を液体担体賦形剤に溶
解又は分散させたものは、前胃内、筋肉内、気管
内又は皮下に注射によつて非経口的に動物に投与
することができる。非経口投与のために、活性化
合物は好適には落花生油、棉実油のような適当な
植物油と混合する。このような処方は、一般に活
性化合物を0.05〜50重量%含有する。 B−41Dの5−メトキシまたは5―低級アルカ
ノイルオキシ誘導体はまた、ジメチルスルホキシ
ド又は炭化水素溶剤のような適当な担体と混合す
ることによつて局所的に投与し得る。この製剤は
スプレー又は直接的注加によつて動物の外部表面
に直接適用される。 最善の結果を得るための活性化合物の最適使用
量は、治療される動物の種類及び寄生虫感染の型
及び程度によつてきまるが、一般に動物体重1Kg
当り約0.01〜100mg、好適には0.5〜50.0mgを経口
投与することによつて得られる。このような使用
量は一度に又は分割した使用量で1〜5日のよう
な比較的短期間にわたつて与えられる。 本発明の駆虫性化合物は、温血動物に対する毒
性が低い。たとえば、5―メトキシ体と5―アセ
トキシ体を、体重が約20gの雄マウス(1群5
匹)に対して1000mg/Kgの薬量でそれぞれ経口投
与したところ、死亡したマウスはいずれの化合物
群も皆無であつた。また、投与後24時間経過ま
で、外観上、何らの異常も認められなかつた。 次に本発明の駆虫剤の効果を試験例を以て示
す。 試験例 2 4週令、体重18〜22gのRFVL系の雄マウスに
ネマトスピロイデス・ドウビアス(Nemato―
spiroides dubius)の仔虫を経口感染させ、1群
5匹に分け、感染後7日間供試薬剤添加飼料を与
え、その後、普通飼料に切り変えて飼育し、感染
後14日目にマウスを解剖し、小腸内の虫体数を算
出、対照群と比較した。その結果を次表に示す。
【表】 誘導体
B−41Dの5−アセトキ 0.05 100
シ誘導体

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の化学式を有する抗生物質B−41Dの5―
    メトキシまたは5―低級アルカノイルオキシ誘導
    体。 (式中、Rはメチル基または低級アルカノイル
    基を示す。) 2 Rがメチル基である特許請求の範囲第1項に
    記載のB−41Dの5−メトキシ誘導体。 3 Rがアセチル基である特許請求の範囲第1項
    に記載のB―41Dの5―アセトキシ誘導体。 4 B−41Dの5−メトキシまたは5―低級アル
    カノイルオキシ誘導体を有効成分とする駆虫剤。 5 B−41Dの5−メトキシまたは5―低級アル
    カノイルオキシ誘導体を有効成分とする殺ダニ
    剤。 6 ストレプトミセス属に属するB−41Dの5−
    メトキシ誘導体生産菌を好気的に培養し、その培
    養物からB−41Dの5−メトキシ誘導体を採取す
    ることを特徴とするB−41Dの5−メトキシ誘導
    体の製造法。
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