JPH02149676A - 無電解めっき浴 - Google Patents
無電解めっき浴Info
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- JPH02149676A JPH02149676A JP30439088A JP30439088A JPH02149676A JP H02149676 A JPH02149676 A JP H02149676A JP 30439088 A JP30439088 A JP 30439088A JP 30439088 A JP30439088 A JP 30439088A JP H02149676 A JPH02149676 A JP H02149676A
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- Japan
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- magnetic
- plating bath
- film
- ions
- bath
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、磁気記録媒体の膜厚方向の磁化によって記録
を行なう、いわゆる垂直記録に用いる磁気記録媒体(磁
性膜)を作製するめつき浴に関するものである。
を行なう、いわゆる垂直記録に用いる磁気記録媒体(磁
性膜)を作製するめつき浴に関するものである。
(従来技術)
従来、一般に磁気ディスク装置1.磁気テープ装置など
の磁気記録装置においては、基体上に形成された磁気記
録媒体に磁気ヘッドによって長手方向に磁化することに
より記録を行なっている。
の磁気記録装置においては、基体上に形成された磁気記
録媒体に磁気ヘッドによって長手方向に磁化することに
より記録を行なっている。
しかし、長手磁化による記録には記録信号が短波長にな
るに従い、即ち記録密度の増加に従って、媒体内の゛反
磁界が増大して残留磁化の減衰と回転を生じ、再生出力
が著しく減少するという欠点が存在する。そこで、この
問題解決のため短波長になるほど反磁界が小さくなる性
質をもつ垂直記録方式が提案され、この垂直記録に適し
た磁気記録媒体として膜厚方向に垂直な磁化容易軸をも
つCoCrスパッタ膜が提案されている。そしてこの垂
直記録方式は従来の長手方向の磁化による記録方式に比
べて高密度記録に優れていることが報告されている(特
開昭52−134706号公報参照)。その後このよう
な垂直記録媒体として、CoCrスパッタ膜のほかに、
スパッタ、蒸着などの乾式成膜法によるCoM、CoC
rM(Mは第3元素)などのCo合金膜、Fe合金膜、
Os添加フェライト膜、Baフェライト膜などが開発さ
れてきたが、これらの膜を乾式成膜法によって作製する
場合、真空系内で行なうため量産性に問題がある。
るに従い、即ち記録密度の増加に従って、媒体内の゛反
磁界が増大して残留磁化の減衰と回転を生じ、再生出力
が著しく減少するという欠点が存在する。そこで、この
問題解決のため短波長になるほど反磁界が小さくなる性
質をもつ垂直記録方式が提案され、この垂直記録に適し
た磁気記録媒体として膜厚方向に垂直な磁化容易軸をも
つCoCrスパッタ膜が提案されている。そしてこの垂
直記録方式は従来の長手方向の磁化による記録方式に比
べて高密度記録に優れていることが報告されている(特
開昭52−134706号公報参照)。その後このよう
な垂直記録媒体として、CoCrスパッタ膜のほかに、
スパッタ、蒸着などの乾式成膜法によるCoM、CoC
rM(Mは第3元素)などのCo合金膜、Fe合金膜、
Os添加フェライト膜、Baフェライト膜などが開発さ
れてきたが、これらの膜を乾式成膜法によって作製する
場合、真空系内で行なうため量産性に問題がある。
このためこの様な製造上の問題点を改善して量産性に優
れた無電解めっき法により、垂直記録媒体を作製するた
めの無電解CoMnPめっき浴(特開昭57−1408
69号公報)、無電解CoNiMnPめっき浴(特開昭
58−058267号公報)、無電解CoNiMnRe
Pめっき浴(特開昭60−103181号公報)、無電
解CoN1RePめっき浴(特開昭61−003316
号公報)が見出されている。
れた無電解めっき法により、垂直記録媒体を作製するた
めの無電解CoMnPめっき浴(特開昭57−1408
69号公報)、無電解CoNiMnPめっき浴(特開昭
58−058267号公報)、無電解CoNiMnRe
Pめっき浴(特開昭60−103181号公報)、無電
解CoN1RePめっき浴(特開昭61−003316
号公報)が見出されている。
一般に膜面に垂直な方向に磁化容易となる条件は、媒体
の異方性エネルギーをKu、膜固有の垂直異方性エネル
ギーをに土、形状異方性エネルギーを2nMs (Ms
は飽和磁化)としたとき、K工>2nMsあるいは、K
u=にニー2nMs >Oの関係があることである。(
これは、媒体の垂直異方性磁界Hkと反磁界の最大値4
nMsとの間にHk > 4nMsの関係があるという
ことと同様である。)垂直記録媒体においては必ずしも
この条件を満たす必要はないが、KuあるいはHkが大
きな値をもつほど媒体特性として好ましいといえる。
の異方性エネルギーをKu、膜固有の垂直異方性エネル
ギーをに土、形状異方性エネルギーを2nMs (Ms
は飽和磁化)としたとき、K工>2nMsあるいは、K
u=にニー2nMs >Oの関係があることである。(
これは、媒体の垂直異方性磁界Hkと反磁界の最大値4
nMsとの間にHk > 4nMsの関係があるという
ことと同様である。)垂直記録媒体においては必ずしも
この条件を満たす必要はないが、KuあるいはHkが大
きな値をもつほど媒体特性として好ましいといえる。
一方、大きな再生出力を得るためにはMs値を大きくす
ることが望ましい。すなわちアイ・イー、イー。
ることが望ましい。すなわちアイ・イー、イー。
イー トランザクション オン マグネティクス(IE
EE Transaction on Magneti
cs)、第Mag−18巻、第2号、第769〜771
頁によれば、Ms < (3/4n)He(Hcは媒体
の保磁力)の条件下において再生出力値はMsに比例す
るとされている。
EE Transaction on Magneti
cs)、第Mag−18巻、第2号、第769〜771
頁によれば、Ms < (3/4n)He(Hcは媒体
の保磁力)の条件下において再生出力値はMsに比例す
るとされている。
また前記文献においてMs≧(3/4n)Hcの場合、
再生出力はHcに比例するとされている。再生出力を大
きくするにはHcを大きくする必要があるが、Hcの値
は使用する磁気ヘッドの種類または記録条件によって制
限を受ける。従ってHeに関しては要求される記録密度
および出力に応じて適する値を選択しうろことが望まし
しい。
再生出力はHcに比例するとされている。再生出力を大
きくするにはHcを大きくする必要があるが、Hcの値
は使用する磁気ヘッドの種類または記録条件によって制
限を受ける。従ってHeに関しては要求される記録密度
および出力に応じて適する値を選択しうろことが望まし
しい。
(発明が解決しようとする課題)
前記の無電解CoMnPめっき浴や無電解CoNiMn
Pめっき浴においてはhcpco六方晶のC軸が基板に
垂直配向した磁性膜が得られるが、Msの低下が少なく
4rxMsの値が大きくなることは垂直記録媒体とし
て好ましくなかった。このためCoMnPやCoNiM
nPにReを強訴することによりMsの低下が図られて
いる。これらの垂直記録媒体として優れた特性を有する
磁性膜を作製するための無電解CoN1RePめっき浴
や無電解CoNiMnRePめっき浴については、特開
昭61−00316号公報、特開昭61−054028
号公報、特開昭60−103181号公報、特開昭60
−149785号公報に見られるように各種の浴組成が
開発されているが、いずれもリンゴ酸、コハク酸、酒石
酸、タルトロン酸、ヘキソン酸などの錯化剤より2種以
上を組合せた複雑な錯体系を使用していた。これら錯化
剤は、無電解めっき反応を支配し、得られる磁性膜の膜
構造、磁気特性等に大きな影響を与えている。複数の錯
化剤を混合して使用してる場合、それらのバランスに特
に配慮する必要があり、従来このような混合錯化剤の維
持管理が大きな問題であった。このため実用化の観点か
ら、錯体系がより単純化され浴管理が容易な無電解めっ
き浴であることが要望されていた。
Pめっき浴においてはhcpco六方晶のC軸が基板に
垂直配向した磁性膜が得られるが、Msの低下が少なく
4rxMsの値が大きくなることは垂直記録媒体とし
て好ましくなかった。このためCoMnPやCoNiM
nPにReを強訴することによりMsの低下が図られて
いる。これらの垂直記録媒体として優れた特性を有する
磁性膜を作製するための無電解CoN1RePめっき浴
や無電解CoNiMnRePめっき浴については、特開
昭61−00316号公報、特開昭61−054028
号公報、特開昭60−103181号公報、特開昭60
−149785号公報に見られるように各種の浴組成が
開発されているが、いずれもリンゴ酸、コハク酸、酒石
酸、タルトロン酸、ヘキソン酸などの錯化剤より2種以
上を組合せた複雑な錯体系を使用していた。これら錯化
剤は、無電解めっき反応を支配し、得られる磁性膜の膜
構造、磁気特性等に大きな影響を与えている。複数の錯
化剤を混合して使用してる場合、それらのバランスに特
に配慮する必要があり、従来このような混合錯化剤の維
持管理が大きな問題であった。このため実用化の観点か
ら、錯体系がより単純化され浴管理が容易な無電解めっ
き浴であることが要望されていた。
本発明の目的は、従来の問題を改善して垂直記録媒体と
して優れた特性を有する磁性膜を安定に作製するための
無電解めっき浴を提供することにある。
して優れた特性を有する磁性膜を安定に作製するための
無電解めっき浴を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
本発明による無電解めっき浴は、金属イオンとして少な
くともコバルトイオン、ニッケルイオンおよびレニウム
イオンを含み、添加剤として少なくとも前記金属イオン
の還元剤を含む水溶液に、前記金属イオンの錯化剤とし
てマロン酸基を含むことを特徴としている。
くともコバルトイオン、ニッケルイオンおよびレニウム
イオンを含み、添加剤として少なくとも前記金属イオン
の還元剤を含む水溶液に、前記金属イオンの錯化剤とし
てマロン酸基を含むことを特徴としている。
本発明の無電解めっき浴の主要成分としては、金属イオ
ンとして少なくともコバルトイオン、ニッケルイオンお
よびレニウムイオンを含み、添加剤として少なくとも前
記金属イオンの還元剤、前記金属イオンの錯化剤を含む
水溶液において、前記金属イオンの錯化剤として少なく
ともマロン酸基を含むが、本発明の目的、効果を損なわ
ない範囲において、pH緩衝剤、光沢剤、平滑剤励起剤
、ピンホール防止剤、界面活性剤等の添加剤が用いられ
ることがある。
ンとして少なくともコバルトイオン、ニッケルイオンお
よびレニウムイオンを含み、添加剤として少なくとも前
記金属イオンの還元剤、前記金属イオンの錯化剤を含む
水溶液において、前記金属イオンの錯化剤として少なく
ともマロン酸基を含むが、本発明の目的、効果を損なわ
ない範囲において、pH緩衝剤、光沢剤、平滑剤励起剤
、ピンホール防止剤、界面活性剤等の添加剤が用いられ
ることがある。
コバルトイオン、ニッケルイオンは、コバルトまたはニ
ッケルの硫酸塩、塩化塩、酢酸塩などの可溶性塩を無電
解めっき浴中に溶解することによって供給される。コバ
ルトイオンの濃度は、0.001〜1mol/lの範囲
が用いられるが、好ましくは0.01〜0.15mol
/1の範囲である。ニッケルイオンの濃度は、0.00
05〜1mol/lの範囲が用いられるが、好ましくは
0.002〜0.18mol/1の範囲である。レニウ
ムイオンは過レニウム酸カリ、過レニウム酸アンモニウ
ムなどの可溶性塩によって供給され、濃度としては、0
.0001〜0.3mol/1の範囲が用いられるが、
好ましくは0.001〜0.05mol/1の範囲であ
る。本発明において用いられる金属イオンとしては、コ
バルト、ニッケル、レニウムを主成分とするが、少量の
Be、Mg、AI、Ru、Si、Fe、Sr、Y、Zr
、Nb、Cd、In、Sb、Ta、Ir、Hg。
ッケルの硫酸塩、塩化塩、酢酸塩などの可溶性塩を無電
解めっき浴中に溶解することによって供給される。コバ
ルトイオンの濃度は、0.001〜1mol/lの範囲
が用いられるが、好ましくは0.01〜0.15mol
/1の範囲である。ニッケルイオンの濃度は、0.00
05〜1mol/lの範囲が用いられるが、好ましくは
0.002〜0.18mol/1の範囲である。レニウ
ムイオンは過レニウム酸カリ、過レニウム酸アンモニウ
ムなどの可溶性塩によって供給され、濃度としては、0
.0001〜0.3mol/1の範囲が用いられるが、
好ましくは0.001〜0.05mol/1の範囲であ
る。本発明において用いられる金属イオンとしては、コ
バルト、ニッケル、レニウムを主成分とするが、少量の
Be、Mg、AI、Ru、Si、Fe、Sr、Y、Zr
、Nb、Cd、In、Sb、Ta、Ir、Hg。
TI、Nb、Gd、Tb、Ti、V、Cr、Cu、Zn
、Ga、Ge、Mn、W、Mo、Rh、Pd。
、Ga、Ge、Mn、W、Mo、Rh、Pd。
Ag、Au、Pt、Sn、Te、Ba、Ce、Sm、O
s、Pb、Bi等のイオンが含まれていてもよく、これ
らのイオンはそれぞの可溶性塩によって供給される。
s、Pb、Bi等のイオンが含まれていてもよく、これ
らのイオンはそれぞの可溶性塩によって供給される。
還元剤としては、次亜リン酸塩、水素化はう素化合物、
ヒドラジン、ジメチルアミンボランおよびこれらの誘導
体の1種または2種以上が、0.005〜0.8mo1
/l、好ましくは0.05〜0.3mol/lの範囲で
用いられる。
ヒドラジン、ジメチルアミンボランおよびこれらの誘導
体の1種または2種以上が、0.005〜0.8mo1
/l、好ましくは0.05〜0.3mol/lの範囲で
用いられる。
錯化剤としては、マロン酸やマロン酸ナトリウム、マロ
ン酸コバルト、マロン酸ニッケルナトのマロン酸基が使
用される。マロン酸基は、マロン酸またはマロン酸の可
溶性塩が0.001〜1.7mol/1の範囲で用いら
れるが、0.1〜0.6moL/lの範囲が好ましい。
ン酸コバルト、マロン酸ニッケルナトのマロン酸基が使
用される。マロン酸基は、マロン酸またはマロン酸の可
溶性塩が0.001〜1.7mol/1の範囲で用いら
れるが、0.1〜0.6moL/lの範囲が好ましい。
pH緩衝剤としてはアンモニウム塩、炭酸塩、有機酸塩
などの硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、ホウ酸等
を用いることが好ましい。濃度範囲は0.01〜0.3
mo/l、好ましくは0.03〜1m01/1が用いら
れる。
などの硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、ホウ酸等
を用いることが好ましい。濃度範囲は0.01〜0.3
mo/l、好ましくは0.03〜1m01/1が用いら
れる。
pH調節剤としては、アンモニアまたは苛性アルカリと
してNaOH,LiOH,KOH,RbOH,CsOH
,FrOH。
してNaOH,LiOH,KOH,RbOH,CsOH
,FrOH。
B e(OH)2.Mg(OH)2 、Ca(OH)2
.Sr(OH)2 、B a(05)2゜Ra(OH)
2等の金属の水酸化物が、1種または2種以上を組み合
わせて用いられる。
.Sr(OH)2 、B a(05)2゜Ra(OH)
2等の金属の水酸化物が、1種または2種以上を組み合
わせて用いられる。
通常、pH調節剤を加えない建浴前のめっき液はほぼ中
性ないし酸性域により、前記水酸化物を加えてアルカリ
性にpH調節される。所要のpHを上回った場合、pH
降下には塩酸、硫酸、硝酸、゛酢酸等の酸が用いられる
。pH範囲は3〜14.5、好ましくは8.5〜11.
0の間で用いられる。
性ないし酸性域により、前記水酸化物を加えてアルカリ
性にpH調節される。所要のpHを上回った場合、pH
降下には塩酸、硫酸、硝酸、゛酢酸等の酸が用いられる
。pH範囲は3〜14.5、好ましくは8.5〜11.
0の間で用いられる。
(作用)
垂直記録媒体を作製するための無電解CoN1RePめ
っき浴のような多元合金めっき浴では、垂直記録媒体と
して優れた特性を有する磁性膜を作製するため各金属に
ついて好ましい錯体状態を維持する必要があり、各々の
金属に主として作用する錯化剤の組合せを選定すること
により好適浴組成が開発されてきた。しかし、複数の錯
化剤を混合して使用している場合、それらのバランスに
特に配慮する必要があり、従来のこのような混合錯化剤
の維持管理が大きな問題であった。このため本発明にお
いては、従来の発想を転換し、1種類の錯化剤によって
多元合金めっき浴の安定化を図れないものか鋭意検討し
た結果、各種の錯化剤の中でマロン酸基がこの目的に適
用できることを見出した。現在のところ錯化剤と膜構造
・磁気特性との関係が理論的に明らかなっていないため
、マロン酸基の作用を十分説明するに至らない。しかし
11発明者等が好適浴を発見した後に結果から考察して
みると、マロン酸(CH2(COOH)2)は、磁性膜
のCo結晶を垂直配向させる作用のあるタルトロン酸(
CH(OHXCOOH)2)ニおけるoHがHに変った
ノミテあって構造が近く、しかもCoやNiの錯化剤と
して好ましいコハク酸や酒石酸等と同様な(COOH)
2を有するジカルボン酸であるという構造的な特質が本
作用に起因しているのではないかと推察される。
っき浴のような多元合金めっき浴では、垂直記録媒体と
して優れた特性を有する磁性膜を作製するため各金属に
ついて好ましい錯体状態を維持する必要があり、各々の
金属に主として作用する錯化剤の組合せを選定すること
により好適浴組成が開発されてきた。しかし、複数の錯
化剤を混合して使用している場合、それらのバランスに
特に配慮する必要があり、従来のこのような混合錯化剤
の維持管理が大きな問題であった。このため本発明にお
いては、従来の発想を転換し、1種類の錯化剤によって
多元合金めっき浴の安定化を図れないものか鋭意検討し
た結果、各種の錯化剤の中でマロン酸基がこの目的に適
用できることを見出した。現在のところ錯化剤と膜構造
・磁気特性との関係が理論的に明らかなっていないため
、マロン酸基の作用を十分説明するに至らない。しかし
11発明者等が好適浴を発見した後に結果から考察して
みると、マロン酸(CH2(COOH)2)は、磁性膜
のCo結晶を垂直配向させる作用のあるタルトロン酸(
CH(OHXCOOH)2)ニおけるoHがHに変った
ノミテあって構造が近く、しかもCoやNiの錯化剤と
して好ましいコハク酸や酒石酸等と同様な(COOH)
2を有するジカルボン酸であるという構造的な特質が本
作用に起因しているのではないかと推察される。
本発明は、このような知見を得たことによりもたらさ2
れたものである。
れたものである。
(実施例)
次に具体的に実施例および比較的により本発明を説明す
る。
る。
(実施例1)
アルミ合金基板上に非磁性N1−P層をめゲきし、表面
を鏡面研磨した後、その上に下記のめっき浴を用いて膜
厚0.01〜0.5pmのCo−N1−Re−P合金磁
性膜を形成した。
を鏡面研磨した後、その上に下記のめっき浴を用いて膜
厚0.01〜0.5pmのCo−N1−Re−P合金磁
性膜を形成した。
めっき浴(1)
浴組成
硫酸コバルト 0.01mol/1硫酸
ニッケル 0.05mol/1過レニウ
ム酸アンモニウム 0.003mol/1次亜リン酸
ナトリウム 0.2mol/1マロン酸ナトリウ
ム 0.5mol/1硫酸アンモニウム
0.5mol/1めっき条件 浴温80°C めっき浴のpH9,6(室温にてアンモニア水でpH調
節)こうして得られた磁性膜の典型的なMHループを第
1図に示す。図において、この磁性膜のループは、垂直
ループが面内ループを囲んだ垂直磁気異方性膜特有の形
状であることがわかる。また、第1図により飽和磁化M
s値は80emu/cc、保磁力Heは、膜面内方向で
2000e、垂直方向で4600eであった。
ニッケル 0.05mol/1過レニウ
ム酸アンモニウム 0.003mol/1次亜リン酸
ナトリウム 0.2mol/1マロン酸ナトリウ
ム 0.5mol/1硫酸アンモニウム
0.5mol/1めっき条件 浴温80°C めっき浴のpH9,6(室温にてアンモニア水でpH調
節)こうして得られた磁性膜の典型的なMHループを第
1図に示す。図において、この磁性膜のループは、垂直
ループが面内ループを囲んだ垂直磁気異方性膜特有の形
状であることがわかる。また、第1図により飽和磁化M
s値は80emu/cc、保磁力Heは、膜面内方向で
2000e、垂直方向で4600eであった。
磁気異方性エネルギー測定より得られたトルク曲線は、
全て明瞭な一軸異方性を示し正の異方性エネルギーKu
値を有していた(例えば膜厚0.25pmにおいて8.
OX 10 erg/cc)。
全て明瞭な一軸異方性を示し正の異方性エネルギーKu
値を有していた(例えば膜厚0.25pmにおいて8.
OX 10 erg/cc)。
次に、このような特性を示す原因と考えられ、る磁性膜
の構造について、X線回折および電子線回折より検討し
た。X線回折では、hcpco(六方晶)のC軸が基板
面に垂直配向していることを示す(002)面からの回
折による鋭いピークのみが認められ、他の格子面からの
回折に相当するピークは認められなかった。また、電子
線回折結果らも全てC軸が基板面に垂直配向したhcp
co構造から構成されており、膜厚0,02μmという
極薄膜時より高い結晶化度と配向性を示していることが
明らかとなった。
の構造について、X線回折および電子線回折より検討し
た。X線回折では、hcpco(六方晶)のC軸が基板
面に垂直配向していることを示す(002)面からの回
折による鋭いピークのみが認められ、他の格子面からの
回折に相当するピークは認められなかった。また、電子
線回折結果らも全てC軸が基板面に垂直配向したhcp
co構造から構成されており、膜厚0,02μmという
極薄膜時より高い結晶化度と配向性を示していることが
明らかとなった。
すなわち、本実施例で得られた磁性膜は垂直磁気異方性
を示めし、垂直記録媒体として好ましい緒特性を有する
ことが明らかとなった。
を示めし、垂直記録媒体として好ましい緒特性を有する
ことが明らかとなった。
(実施例2)
実施例1と同様の手順で磁性膜の作製を行なったが、本
実施例では下記のめっき浴およびめっき条件を用いて膜
厚0.25μmのGo−Ni−Re−P合金磁性膜を形
成した。
実施例では下記のめっき浴およびめっき条件を用いて膜
厚0.25μmのGo−Ni−Re−P合金磁性膜を形
成した。
めっき浴(2)〜(4)
1と同様に垂直ループが面内ループを囲んだ垂直磁気異
方性膜特有の形状を示した。これらの磁性膜のトルク曲
線は、全て明瞭な一軸異方性を示し正の異方性エネルギ
ーKu値を有していた。これらの磁性膜のX線回折では
、(002)面からの回折による鋭いピークのみが認め
られ、他の格子面からの回折に相当するピークは認めら
れなかった。また、電子線回折結果からも全てC軸が基
板面に垂直配向したhcpco構造から構成されており
、高い結晶化度と配向性を示していることが明らかとな
った。
方性膜特有の形状を示した。これらの磁性膜のトルク曲
線は、全て明瞭な一軸異方性を示し正の異方性エネルギ
ーKu値を有していた。これらの磁性膜のX線回折では
、(002)面からの回折による鋭いピークのみが認め
られ、他の格子面からの回折に相当するピークは認めら
れなかった。また、電子線回折結果からも全てC軸が基
板面に垂直配向したhcpco構造から構成されており
、高い結晶化度と配向性を示していることが明らかとな
った。
めっき浴(2)〜(4)において硫酸コバルト濃度を変
化しているが、得られる磁性膜の飽和磁化および保磁力
を調べると めっき条件 浴温80°C めっき浴のpH9,2(室温にてアンモニア水でpH調
節)こうして得られた磁性膜の磁気特性を測定した。こ
れらの磁性膜のMHループは、全て、実施例の結果が得
られた。
化しているが、得られる磁性膜の飽和磁化および保磁力
を調べると めっき条件 浴温80°C めっき浴のpH9,2(室温にてアンモニア水でpH調
節)こうして得られた磁性膜の磁気特性を測定した。こ
れらの磁性膜のMHループは、全て、実施例の結果が得
られた。
すなわち本実施例で得られた磁性膜は垂直磁気異方性を
示し、垂直記録媒体として好ましい諸特性を有するほか
、浴組成(この場合硫酸コバルト濃度)を変化すること
によって磁気特性を制御上うることが明らかとなった。
示し、垂直記録媒体として好ましい諸特性を有するほか
、浴組成(この場合硫酸コバルト濃度)を変化すること
によって磁気特性を制御上うることが明らかとなった。
(実施例3)
実施例1と同様の手順で磁性膜の作製を行なったが、本
実施例では下記のめっき浴およびめっき条件を用いて膜
厚0.25pmのCo−N1−Re−P合金磁性膜を形
成した。
実施例では下記のめっき浴およびめっき条件を用いて膜
厚0.25pmのCo−N1−Re−P合金磁性膜を形
成した。
めっき浴(5)〜(7)
めっき条件
浴温80°C
めっき浴のpH9,2(室温にてアンモニア水でpH調
節)こうして得られた磁性膜の磁気特性を測定した。こ
れらの磁性膜のMHループは、全て、実施例1と同様に
垂直ループが面内ループを囲んだ垂直磁気異方性膜特有
の形状を示した。これらの磁性膜のトルク曲線は、全て
明瞭な一軸異方性を示し正の異方性エネルギーKu値を
有していた。これらの磁性膜のX線回折では、(002
)面からの回折による鋭いピークのみが認められ、他の
格子面からの回折に相当するピークは認められなかった
。また、電子線回折結果からG全てC軸が基板面に垂直
配向したhcpCo構造から構成されており、高い結晶
化度と配向性を示していることが明らがとなった。
節)こうして得られた磁性膜の磁気特性を測定した。こ
れらの磁性膜のMHループは、全て、実施例1と同様に
垂直ループが面内ループを囲んだ垂直磁気異方性膜特有
の形状を示した。これらの磁性膜のトルク曲線は、全て
明瞭な一軸異方性を示し正の異方性エネルギーKu値を
有していた。これらの磁性膜のX線回折では、(002
)面からの回折による鋭いピークのみが認められ、他の
格子面からの回折に相当するピークは認められなかった
。また、電子線回折結果からG全てC軸が基板面に垂直
配向したhcpCo構造から構成されており、高い結晶
化度と配向性を示していることが明らがとなった。
めっき浴(5)〜(7)においては硫酸コバルト濃度を
変化ビているほか、実施例2に較べて硫酸ニッケルを3
倍に増加しているが、得られる磁性膜の飽和磁化および
保磁力を調べると の結果が得られた。
変化ビているほか、実施例2に較べて硫酸ニッケルを3
倍に増加しているが、得られる磁性膜の飽和磁化および
保磁力を調べると の結果が得られた。
すなわち本実施例で得られた磁性膜は垂直磁気異方性を
示し、垂直記録媒体として好ましい諸特性を有するほか
、浴組成を変化することによって磁気特性を制御しうろ
ことが明らかとなった。
示し、垂直記録媒体として好ましい諸特性を有するほか
、浴組成を変化することによって磁気特性を制御しうろ
ことが明らかとなった。
また、以上の実施例1〜3で用いた無電解めっき浴は、
従来の複数の錯化剤を用いた無電解めっき浴に比較して
浴管理が容易で著しく安定性に優れ、垂直記録媒体とし
て優れた特性を有する磁性膜を再現性良く作成すること
ができた。同一容量のめっき浴から多数の媒体を作製す
る場合、正の異方性エネルギーKu値が得られていため
っき当初から正の値が得られなくなるまでのめっき処理
量を浴寿命とすると、本発明による無電解めっき浴の浴
寿命は従来の複数の錯化剤を用いた無電解めっき浴に比
較して10倍以上に増加していた。
従来の複数の錯化剤を用いた無電解めっき浴に比較して
浴管理が容易で著しく安定性に優れ、垂直記録媒体とし
て優れた特性を有する磁性膜を再現性良く作成すること
ができた。同一容量のめっき浴から多数の媒体を作製す
る場合、正の異方性エネルギーKu値が得られていため
っき当初から正の値が得られなくなるまでのめっき処理
量を浴寿命とすると、本発明による無電解めっき浴の浴
寿命は従来の複数の錯化剤を用いた無電解めっき浴に比
較して10倍以上に増加していた。
(発明の効果)
以上、実施例で示されたように、本発明にょれ゛ば、磁
性膜を作製する無電解めっき浴において、金属イオンと
して少なくともコバルトイオン、ニッケルイオンおよび
レニウムイオンを含み、添加剤として少なくとも前記金
属イオンの還元剤を含む水溶液に、前記金属イオンの錯
化剤としてマロン酸基を含むことによりめっき浴の維持
管理が容易となり、垂直記録媒体として優れた特性を有
する磁性膜を安定に多数作製することができる。
性膜を作製する無電解めっき浴において、金属イオンと
して少なくともコバルトイオン、ニッケルイオンおよび
レニウムイオンを含み、添加剤として少なくとも前記金
属イオンの還元剤を含む水溶液に、前記金属イオンの錯
化剤としてマロン酸基を含むことによりめっき浴の維持
管理が容易となり、垂直記録媒体として優れた特性を有
する磁性膜を安定に多数作製することができる。
第1図は、実施例1において、本発明の無電解めっき浴
より得られる磁性膜の磁気特性を表わすMH左カーブ示
す図である。
より得られる磁性膜の磁気特性を表わすMH左カーブ示
す図である。
Claims (1)
- 金属イオンとして少なくともコバルトイオン、ニッケル
イオンおよびレニウムイオンを含み、添加剤として少な
くとも前記金属イオンの還元剤を含む水溶液に、前記金
属イオンの錯化剤として少なくともマロン酸基を含むこ
とを特徴とする無電解めっき浴。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30439088A JPH02149676A (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 無電解めっき浴 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30439088A JPH02149676A (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 無電解めっき浴 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02149676A true JPH02149676A (ja) | 1990-06-08 |
Family
ID=17932442
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30439088A Pending JPH02149676A (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 無電解めっき浴 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02149676A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5767155A (en) * | 1980-10-13 | 1982-04-23 | Nec Corp | Electroless plating bath |
-
1988
- 1988-11-30 JP JP30439088A patent/JPH02149676A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5767155A (en) * | 1980-10-13 | 1982-04-23 | Nec Corp | Electroless plating bath |
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