JPH02153926A - ポリカーボネートの製造方法 - Google Patents

ポリカーボネートの製造方法

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JPH02153926A
JPH02153926A JP30839188A JP30839188A JPH02153926A JP H02153926 A JPH02153926 A JP H02153926A JP 30839188 A JP30839188 A JP 30839188A JP 30839188 A JP30839188 A JP 30839188A JP H02153926 A JPH02153926 A JP H02153926A
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JP
Japan
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polycondensation
reaction
polycarbonate
carbonate
polymer
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Application number
JP30839188A
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English (en)
Inventor
Kenichi Tominari
冨成 研一
Akio Kanazawa
金澤 明郎
Yasujiro Shigeta
重田 安治郎
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SABIC Innovative Plastics Japan KK
Original Assignee
GE Plastics Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、ポリカーボネートの製造方法に関し、さらに
詳しくは、芳香族系有機三水酸基化合物と炭酸ジエステ
ルとのエステル交換反応によるポリカーボネートの製造
方法に関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 ポリカーボネートは、耐衝撃性などの機械的特性に優れ
、しかも耐熱性、透明性などにも優れており、広く用い
られている。このようなポリカーボネートを製造°する
方法の一つに、ビスフェノールなどの芳香族系有機三水
酸基化合物とジフェニルカーボネートなどの炭酸ジエス
テルとを溶融状態でエステル交換仮応(重縮合反応)さ
せる方法が6−る。たとえばベルギー特許第53254
3号(1954年)明細書には、少量のエステル交換反
応触媒の存在下で、ビスフェノールAとジフェニルカー
ボネートとを溶融状態でエステル交換反応を行なって副
生するフェノールを脱離してポリカーボネートを得る方
法が開示されている。上記溶融状態で行なわれるエステ
ル交換反応は、一般に塊状重合反応であり、副生ずるフ
ェノールは、撹拌混合下で、エステル交換反応開始に必
要な最低温度的150℃から約350℃まで反応温度を
徐々に上げるとともに、大気圧から約0.lmmHgま
で反応圧力を徐々に下げることによって反応混合物から
留去される。
しかしながら、上記反応の完結が近づくにしたがって、
反応混合物の粘性が極めて高くなってくる(反応条件に
よって異なるが約io、ooo〜100.000ボイズ
以上)ため、副生ずるフェノールを反応混合物から効率
よく留去することが困難となるという問題点があった。
この問題点を解決するため、従来、エステル交換反応は
、反応混合物の粘性が比較的低い状態において、通常の
撹拌条件下で低分子量プレポリマーを合成する前重縮合
段階と、反応混合物の粘度が高くなった状態において特
殊な撹拌型式を用いて高分子量ポリマーを合成する後重
縮合段階とに分けて行なわれている。低分子量プルポリ
マーを合成する前重縮合段階でのエステル交換反応は、
一般に種型反応器が用いられ、回分式または連続式で行
なわれる。また高分子量ポリマーを合成する後重縮合段
階でのエステル交換反応は、撹拌翼が特殊な形状である
撹拌装置付き種型反応器を用いる回分式、または遠心薄
膜型蒸発機、ベント式押出機などを用いる連続式で行な
われる。
しかしながら、上記いずれの方法も、副生するフェノー
ルを反応混合物から満足できるほど効率よく留去すると
いう効果を上げるに至っていない。
ところで、エステル交換反応の最終段階における重縮合
反応器として樽型反応器を用いる場合には、反応混合物
の単位処理量当たりの蒸発表面積を大きくすることがで
きないため、反応混合物の種型反応器における滞留時間
を長くする必要がある。したがって、反応混合物は長い
熱履歴を経ることになるため、得られる生成物の着色度
が大きいという問題点がある。
また、エステル交換反応の最終段階における重縮合反応
器として遠心薄膜型蒸発機を用いる場合には、反、応混
合物の単位処理量当たりの蒸発表面積を大きくすること
ができるので、反応混合物の遠心薄膜型蒸発機における
滞留時間を短くすることができる。しかしながら、生成
するポリマーの一部は、回転軸、羽根、内部軸受などに
付着して長い熱履歴を経るため、黒変した分解物がポリ
マーに混入するという問題点がある。
また、エステル交換反応の最終段階における重縮合反応
器として1軸のベント式押出機を用いる場合には、生成
するポリマーの一部がスクリュー溝部に付着するため、
好ましくない着色生成物が得られるという問題点がある
また、エステル交換反応の最終段階における重縮合反応
器としてセルフクリーニングタイプの2軸ベント式押出
機を用いる場合には、ポリマーがスクリュ一部に付着す
ることはほとんどないため、着色生成物が生じることは
ない。しかしながら、この2軸ベント式押出機は、装置
構造上ホールドアツプが小さく、単位有効容積当たりの
装置コストが非常に高くなるため、スケールアップにも
限界がある。したがって、反応混合物の滞留時間を極力
短縮する必要があり、前重縮合反応段階と比較して反応
温度、真空度をともにより厳しい条件にしなければなら
ないため、生成するポリマーが特に反応温度の影響によ
り着色、変質するという問題点がある。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決し
ようとするものであって、優れた機械的性質を有し、し
かも色調が改良されたポリカーボネートを得ることがで
きるようなポリカーボネートの製造方法を提供すること
を目的としている。
発明の概要 本発明に係るポリカーボネートの製造方法は、芳香族系
有機三水酸基化合物と炭酸ジエステルとを溶融重縮合し
てポリカーボネートを製造するに際して、 上記モノマー混合物を、溶融下に、重縮合反応により生
成するフェノールなどの留出物および一部未反応モノマ
ーを蒸発させる少なくとも1基以上の薄膜型蒸発装置に
供給して重縮合反応を行ない、20℃の塩化メチレン溶
液中で測定した極限粘度[η]が0.05〜0.4cl
I/gであるポリカーボネートを得る第1重縮合反応工
程と、上記の第1重縮合工程で得られたポリカーボネー
トを、水平回転軸と、この水平回転軸にほぼ直角に取り
付けられた相互に不連続な撹拌翼とを有し、かつ水平回
転軸の長さをLとし、撹拌翼の回転直径をDとしたとき
にL/Dが1〜15である少なくとも1基以上の横型撹
拌重合槽に供給して重縮合反応を行ない、上記極限粘度
[η]が0.3〜1.0clII/gであるポリカーボ
ネートを得る第2重縮合反応工程とからなることを特徴
としている。
本発明によれば、優れた機械的性質を有し、しかも色調
が改良された高分子量のポリカーボネートを製造するこ
とができる。
発明の詳細な説明 以下、本発明に係るポリカーボネートの製造方法を具体
的に説明する。
本発明ではポリカーボネートを製造するに際して、芳香
族系有機三水酸基化合物と炭酸ジエステルとが用いられ
る。
本発明で用いられる芳香族系有機三水酸基化合物とは、
下記式[I] R2R3 一5o−または−502−であり、R1およびR2は水
素原子または1価の炭化水素基であり、R3は2価の炭
化水素基である。また芳香核は、1価の炭化水素基を有
していてもよい。)で示される化合物である。
このような芳香族系有機三水酸基化合物とじては、具体
的には、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1.
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2.2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2.2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2.2−ビス(
4−ヒドロキシフェニル)オクタン、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)フェニルメタン、2.2−ビス(4−ヒ
ドロキシ−1−メチルフェニル)プロパン、1.l−ビ
ス(4−ヒドロキシ−t−ブチルフェニル)プロパン、
2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)
プロパンなどのビス(ヒドロキシアリール)アルカン類
、1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロペン
クン、■、■−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロ
ヘキサンなどのビス(ヒドロキシアリール)シクロアル
カン類、4,4°−ジヒドロキシジフェニルエーテル、
4,4°−ジヒドロキシ−3,3°−ジメチルフェニル
エーテルなどのジヒドロキシアリールエーテル類、4.
4’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、4,4°−
ジヒドロキシ−3,3°−ジメチルジフェニルスルフィ
ドなどのジヒドロキシジアリールスルフィド類、4,4
°−ジヒドロキシジフェニルスルホキシド、4,4°−
ジヒドロキシ−3,3°−ジメチルジフェニルスルホキ
シドなどのジヒドロキシジアリールスルホキシド類、4
.4’−ジヒドロキシジフエニルスルホン、4,4°−
ジヒドロキシ−3,3−ジメチルジフェニルスルホンな
どのジヒドロキシジアリールスルホン類などが用いられ
る。
これらのうちでは、特に2.2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパンが好ましい。
また炭酸ジエステルとしては、具体的には、ジフェニル
カーボネート、ジトリールカーボネート、ビス(クロロ
フェニル)カーボネート、■−クレジルカーボネート、
ジナフチルカーボネート、ビス(ジフェニル)カーボネ
ートなどが用いられる。
これらのうち特にジフェニルカーボネートが好ましい。
またこれらの炭酸ジエステルは、ジカルボン酸あるいは
ジカルボン酸エステルを含有していてもよい。このよう
なジカルボン酸あるいはジカルボン酸エステルとしては
、テレフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸ジフェニ
ル、イソフタル酸ジフェニルなどが例示できる。
上記のようなジカルボン酸あるいはジカルボン酸エステ
ルを炭酸ジエステルと併用した場合には、ポリエステル
ポリカーボネートが得られるが、本発明のポリカーボネ
ートの製造方法には、このポリエステルポリカーボネー
トの製造方法も含まれる。
本発明でポリカーボネートを製造するに際して、上記の
ような炭酸ジエステルは、芳香族系有機三水酸基化合物
1モルに対して、1.01〜1.30モル好ましくは1
.02〜1.20モルの量で用いられる。
本発明では、上記のような芳香族系有機三水酸基化合物
とシフ;5ニルカーボネート類とを溶融重縮合してポリ
カーボネートを製造するに際して、反応系に末端封止剤
として炭素数が17〜50好ましくは17〜40の炭酸
ジエステルを、芳香族系有機三水酸基化合物に対して0
.05〜10モル%好ましくは0.5〜7モル%さらに
好ましくは1〜5モル%の量で存在させて製造すること
も可能である。
末端封止剤としての炭素数が17〜50の炭酸ジエステ
ルとしては、通常、−数式 %式% (式中、Aは炭素数6〜25の基であり、Bは炭素数1
0〜25の基である。)で示される化合物が用いられる
上記のような炭酸ジエステルとしては、具体的には、下
記のような化合物が用いられる。
(式中、R1は炭素数3から18の炭化水素基である) (式中、RおよびR3はそれぞれ同一であってもよく、
また異なっていてもよく、R2は炭素数1から19の、
R3は炭素数4から19の炭化水素基である) (式中、R4は炭素数が1から17の炭化水素基であり
、R5炭素数が1から11の炭化水素基である) (式中、R6は炭素数4から19の炭化水素基である) (式中、RおよびR8はそれぞれ同一であってもよく、
また異なっていてもよく、R7は炭素数1から19の、
R8は炭素数3から18の炭化水素基である) 上記のような本発明で用いられる末端封止剤としての炭
酸ジエステルとしては、より具体的には、以下のような
化合物が好ましく用いられる。
カルボブトキシフェニルフェニルカーボネート、メチル
フェニルブチルフェニルカーボネート、エチルフェニル
ブチルフェニルカーボネート1.ジブチルジフェニルカ
ーボネート、ビフェニルフェニルカーボネート、ジビフ
ェニルカーボネート、クミルフェニルフェニルカーボネ
ート、ジクミルフェニルカーボネート、ナフチルフェニ
ルフェニルカーボネート、ジナフチルフェニルカーボネ
ート、カルボプロポキシフェニルフェニルカーボネート
、カルボt\ブトキシフェニルフェニルカーボネート、
カルボメトキシt−ブチルフェニルフェニルカーボネー
ト、カルボプロトキシフェニルメチルフェニルフェニル
カーボネートなどである。
このような炭酸ジエステルを末端封止剤として用いる場
合は、予め反応系に全量添加しておいてもよく、また予
め反応系に一部添加しておき、反応の進行に伴って残部
を添加してもよい。さらに場合によっては、芳香族系有
機三水酸基化合物と炭酸ジエステルとの重縮合反応が一
部進行した後に、反応系に全量添加してもよい。。
本発明では、また末端封止剤として、反応系に炭素数が
10〜40好ましくは15〜40のアルキルフェノール
類を、芳香族系有機三水酸基化合物に対して0.05〜
10モル%好ましくは0.5〜7モル%さらに好ましく
は1〜5モル%の量で存在させて、ポリカーボネートを
製造することも可能である。
本発明では、炭素数が10〜40のアルキルフェノール
類として、以下のような化合物が用いられる。
o−n−ブチルフェノール m−n−ブチルフェノール p−n−ブチルフェノール 0−イソブチルフェノール m−イソブチルフェノール p−イソブチルフェノール o−t−ブチルフェノール 5−t−ブチルフェノール p−t−ブチルフェノール o−n−ペンチルフェノール 讃−n−ペンチルフェノール p−n−ペンチルフェノール o−n−ヘキシルフェノール 厘−n−ヘキシルフェノール p−n−ヘキシルフェノール 0−シクロヘキシルフェノール ■−シクロヘキシルフェノール p−シクロヘキシルフェノール 0−フェニルフェノール ■−フェニルフェノール p−フェニルフェノール o−n−ノニルフェノール at−n−ノニルフェノール p−n−ノニルフェノール 0−クミルフェノール l−クミルフェノール p−クミルフェノール 0−ナフチルフェノフル m−ナフチルフェノール p−ナフチルフェノール 2.6−ジーt−ブチルフェノール 2.5−ジ−t−ブチルフェノール 2.4−ジ−t−ブチルフェノール 3.5−ジ−t−ブチルフェノール 2.5−ジクミルフェノール 3.5−ジクミルフェノール などの構造をもつ1価のフェノール類である。
このようなアルキルフェノール類のうち、芳香核を2つ
有する2核フエノールが好ましく、特にp−クミルフェ
ノール、p−フェニルフェノールなどが好ましい。
末端封止剤として、このようなアルキルフェノール類を
用いる場合は、予め反応系に全量添加しておいてもよく
、また予め反応系に一部添加しておき、反応の進行に伴
って残部を添加してもよい。さらに場合によっては、芳
香族系有機三水酸基化合物と炭酸ジエステルとの重縮合
反応が一部進行した後に、反応系に全量添加してもよい
本発明では、上記のような芳香族系有機三水酸基化合物
と炭酸ジエステルとを溶融重縮合してポリカーボネート
を製造するに際して、従来から公知の触媒あるいは本出
願人によって新たに開発された触媒を用いることができ
る。たとえば、特公昭36−694号公報あるいは特公
昭3B−13942号公報に記載されて触媒、具体的に
は、リチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金
属、マグネシウム、カルシウム、バリウムなどのアルカ
リ土類金属、亜鉛、カドミウム、スズ、アンチモン、鉛
、マンガン、コバルト、ニッケルなどの金属の酢酸塩、
・炭酸塩、ホウ酸塩、酸化物、水酸化物、水素化物ある
いはアルコラードなどが用いられ、また含窒素塩基性化
合物とホウ酸またはホウ酸エステル、リン化合物などが
用いられる。さらにその他チタン酸塩、ベンゼンスルホ
ン酸塩なども用いられる。
これらの触媒は、原料として用いられる芳香族系有機三
水酸基化合物1モルに対して10−6〜10−1モル好
ましくは10−5〜10−2モルの量で用いられること
が好ましい。
以下に特に好ましい触媒系について詳述する。
本発明では、芳香族系有機三水酸基化合物と炭酸ジエス
テルとを溶融重縮合してポリカーボネートを製造するに
際して、 (a)含窒素塩基性化合物 (b)アルカリ金属化合物またはアルカリ土類金属化合
物 (e)ホウ酸またはホウ酸エステルのうち(a)および
(b) 、(a)および(e) 、(b)および(e)
または(a)、(b)および(c) からなる触媒を用いることが特に好ましい。
(a)含窒素塩基性化合物としては、具体的には、テト
ラメチルアンモニウムヒドロオキシド(M e 、a 
N OH) 、テトラエチルアンモニウムヒドロオキシ
ド(Et 4NOH) 、テトラブチルアンモニウムヒ
ドロオキシド(B u 4 N OH) 、トリメチル
ベンジルアンモニウムヒドロキシド(◇トCH(Me)
 a N OH)などのテトラアルキルまたはアリール
、アルアリールアンモニウムヒドロオキシド類、トリメ
チルアミン、トリエチルアミン、ジメチルベンジルアミ
ン、トリフェニルアミンなどの三級アミン類、R,、N
H(式中Rはメチル、エチルなどのアルキル、フェニル
、トルイルなどのアリール基などである)で示される二
級アミン類、RNH2(式中Rは上記と同じである)で
示される一部アミン類、あるいはアンモニア、テトラメ
チルアンモニウムボロ7\イドライド(M e  N 
B H4) 、テトラブチルアンモニラムボロハイドラ
イド(B u  N B H4) 、テトラブチルアン
モニウムテトラフェニルボレート(B u  N B 
P h 4 ) 、テトラメチルアンモニラムチトラフ
ェニルボレート(Me  N B P h 4 )など
の塩基性塩などが用いられる。
これらのうち、テトラアルキルアンモニウムヒドロキシ
ド類が特に好ましい。
(b)アルカリ金属化合物としては、具体的には、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸
水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウム
、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、酢酸
ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸リチウム、ステアリン
酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、ステアリン酸リ
チウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウ
ム、フェニル化ホウ素ナトリウムなどが用いられる。
また(b)アルカリ土類金属化合物としては、具体的に
は、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、水酸化マグネ
シウム、水酸化ストロンチウム、炭酸水素カルシウム、
炭酸水素バリウム、炭酸水素マグネシウム、炭酸水素ス
トロンチウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マ
グネシウム、炭酸ストロンチウム、酢酸カルシウム、酢
酸バリウム、酢酸マグネシウム、酢酸ストロンチウム、
ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム、ステ
アリン酸マグネシウム、ステアリン酸ストロンチウムな
どが用いられる。
(C)ホウ酸またはホウ酸エステルとしては、ホウ酸ま
たは一般式B (OR)   (OH)    (式n
     3−n 中Rは、メチル、エチルなどのアルキル、フェニルなど
のアリールなどであり、nは1,2または3である)で
示されるホウ酸エステルが用いられる。
このようなホウ酸エステルとしては、具体的には、ホウ
酸トリメチル、ホウ酸トリエチル、ホウ酸トリブチル、
ホウ酸トリヘキシル、ホウ酸トリへブチル、ホウ酸トリ
フェニル、ホウ酸トリトリル、ホウ酸トリナフチルなど
が用いられる。
上記のような(a)含窒素塩基性化合物が用いられる場
合は、芳香族系有機三水酸基化合物1モルに対し、て、
10〜10−1モル好ましくは10−5〜10−2モル
の量で、(b)アルカリ金属化合物またはアルカリ土類
金属化合物が用いられる場合は10〜10 モル好まし
くは10〜10−4モルの量で特に好ましくは10〜1
0−4モル量で用いられ、そして(C)ホウ酸またはホ
ウ酸ニスチルが用いられる場合は10〜10−1モル好
ましくは10−7〜10−2モルの量で特に好ましくは
10−6〜10−3モル量で用いられる。
(a)含窒素塩基性化合物が芳香族系有機三水酸基化合
物1モルに対して10−6モル未満であると、エステル
交換反応、重合反応が遅くなり、そのためアルカリ金属
化合物またはアルカリ土類金属化合物の量を増加しなけ
ればならなくなり、その結果、得られるポリカーボネー
トの色相、耐熱性、耐水性などが低下する傾向が生じ、
一方10−1モルを超えると、得られるポリカーボネー
トの色相および耐水性などが低下する傾向が生ずる。
また(b)アルカリ金属化合物またはアルカリ土類金属
化合物が芳香族系有機三水酸基化合物1モルに対して1
0−8モル未満であると、重合活性、特に高温での重合
速度が著しく低下する傾向が生じ、一方10−3モルを
超えると、重合活性は向上するが、得られるポリカーボ
ネートの色相、耐熱性、耐水性が低下する傾向が生ずる
また(C)ホウ酸またはホウ酸エステルが芳香族系有機
三水酸基化合物1モルに対して10−8モル未満である
と、熱老化後の分子量の低・下が大きくなる傾向が生じ
、一方10−1モルを超えると、得られるポリカーボネ
ートの耐水性が低下する傾向が生ずる。
このように(a)含窒素塩基性化合物と(b)アルカリ
金属化合物またはアルカリ土類金属化合物と、(e)ホ
ウ酸またはホウ酸エステルのうち(a)および(b) 
、(a)および(c) 、(b)および(e)または(
a) 、(b)および(C)からなる触媒は、高い重合
活性を有して高分子量のポリカーボネートを生成させる
ことができ、しかも得られるポリカーボネートは、耐熱
性および耐水性に優れ、その上色調が改良され、透明性
に優れている。
次に、本発明に係るポリカーボネートの製造方法を図に
基づき説明する。
第1図は、本発明に係るポリカーボネートの製造方法を
実施するための代表的な工程図の一例である。
[第1重縮合反応工程] まず、窒素パージ下の種型撹拌槽1に、原料モノマーと
して、たとえば芳香族系有機三水酸基化合物であるビス
フェノールA1炭酸ジエステルであるジフェニルカーボ
ネートをそれぞれ溶融状態にて原料導入管2,3(ジカ
ルボン酸エステルであるテレフタル酸ジフェニル、イソ
フタル酸ジフェニルを用いる場合は4,5)を介して導
入し、モノマーまたはフェノール等に溶解したほう酸ま
たはほう酸エステルを触媒導入管6を介して少量添加し
、これらの原料モノマーと充分に撹拌混合した後、溶融
状態にある上記混合物を、原料移送用導管7に導入し、
一方少量の含窒素塩基性化合物および(または)、アル
カリ金属化合物またはアルカリ土類金属化合物を触媒導
入管6゛を介して原料移送用導管7に導入し、上記原料
モノマー混合物とこれらのエステル交換反応触媒とをス
タティックミキサー8にて充分に混合する。次いで、こ
の混合物を、後述するような第1重縮合反応を行なうに
適した温度・圧力条件にコントロールされた遠心薄膜型
蒸発装置9.に供給する。
この遠心薄膜型蒸発袋M9は、反応溶液を機械的遠心力
、反応溶液の慣性力、分散装置などにより伝熱面に反応
溶液の薄膜を形成し、フェノールおよびモノマーの蒸発
を促進させる方式の薄膜型蒸発装置である。本発明にお
いては、遠心薄膜型蒸発装置などの薄膜型蒸発装置を少
なくとも1基以上用いる。
本発明によれば、第1重縮合反応工程において薄膜型蒸
発装置を用いているので、第1重縮合反応が効率よく速
やかに行なわれ、品質の良いプレポリマーが得られる。
上記第1重縮合反応における反応温度は、通常50〜2
85℃、好ましくは150〜260℃の範囲であり、ま
た圧力は常圧からlmmHgまで減圧することができ、
この場合の減圧条件の下限の圧力、は、400〜1ma
+Hg1好ましくは300〜1 am Hgの範囲に設
定することができる。
この第1重縮合反応工程では、20℃の塩化メチレン溶
液中で測定した極限粘度[η]が0.01〜4rH1/
g、好ましくは0.03〜0.46R/g、さらに好ま
しくは0.05〜0.356り/gであるポリカーボネ
ートを得る。
なお、この反応において副生するフェノールの蒸気およ
び一部の未反応モノマーの蒸気を、導管10を介して蒸
留塔11に導入し、還流フェノール用導管12を介して
供給される還流フェノールと接触させて精留する。精留
した未反応モノマーは、導管13を介して原料移送用導
管7に再び戻される。一方フエノールの蒸気は、導管1
4を介して凝縮器15に導入され凝縮する。凝縮したフ
ェノールの一部は、還流として蒸留塔11に導入され、
残りのフェノールはフェノール回収用導管16を介して
系外に除去される。また未凝縮のフェノールは、ベント
用導管17を介してコールドトラップで捕集される。
本発明の第1重縮合反応工程で生成するポリカーボネー
トの極限粘度[η〕が0. 3 dΩ/gに達する段階
まで反応が行なわれる反応装置において、ポリカーボネ
ートの色調の観点から、反応装置を構成する機器、配管
などの構成部品の原料モノマーまたは重合液に接する部
分(以下、接液部と称する)の表面材料が、接液部の全
表面積の少なくとも90%以上を占める割合で、ガラス
、ニッケル、タンタル、クロム、テフロンのうち1種ま
たは2種以上から構成されていることが好ましい。本発
明においては、接液部の表面材料が上記物質から構成さ
れていればよく、上記物質と他の物質とからなる張り合
わせ材料、あるいは上記物質を他の物質にメツキした材
料などを表面材料として用いることができる。
[第2重縮合反応工程] 次に、上記第1重縮合反応工程で得られたポリカーボネ
ートを、プレポリマー移液用導管18を介して、水平回
転軸と、この水平回転軸にほぼ直角に取り付けられた相
互に不連続な撹拌翼とを有し、かつ水平回転軸の長さを
Lとし、撹拌翼の回転直径をDとしたときにL/Dが1
〜15である横型撹拌重合槽19に供給して、後述する
ような第2重縮合反応を行なうに適した温度・圧力条件
下で、副生ずるフェノールおよび一部未反応七ノマーを
ベント用導管20を介して系外に除去して重縮合反応を
行なう。
この横型撹拌重合槽19は、1本または2本以上の水平
な回転軸を有し、この水平回転軸に円板型、車輪型、種
型、枠型、窓枠型などの撹拌翼を1種または2種以上組
合わせて、回転軸当たり少なくとも2段以上設置されて
おり、この撹拌翼により反応溶液をかき上げまたは押し
広げて反応溶液の表面更新を行なう横型高粘度液処理装
置であり、本明細書中、上記[反応溶液の表面更新」と
いう語は、液表面の反応溶液が液表面下部の反応溶液と
入れ替わることを意味する。本発明においては、このよ
うな横型撹拌重合槽を少なくとも1基以上用いる。
上記第2重縮合反応における反応温度は、通常240〜
320℃、好ましくは260〜290℃の範囲であり、
また圧力は4 mm Hg以下、好ましくは2 m+s
 Hg以下である。
本発明で用いられる横型撹拌重合槽は、装置措造上、2
輔ベント式押出機と比較してホールドアツプが大きいた
め、反応混合物の滞留時間を長くすることによって反応
条件(特に温度)を下げることができ、より色調の改良
された、機械的性質の優れたポリカーボネートを得るこ
とが可能となる。
この第2重縮合反応工程では、20℃の塩化メチレン溶
液中で測定した極限粘度[η]が0.3〜1.Odg/
g、好ましくは0.33〜0.9dΩ/g、さらに好ま
しくは0.35〜0.8di)/gであるポリカーボネ
ートを得る。
本発明においては、横型撹拌重合槽で重縮合反応を行な
った後、2軸ベント式押出機を用いることができる。本
発明で2軸ベント式押出機を用いる場合、前段の横型撹
拌重合槽にて重縮合反応がかなり進んでいるため、2軸
ベント式押出機の反応条件を緩和することができ、ポリ
カーボネートの品質劣化を防止することが可能となる。
発明の効果 本発明によれば、芳香族系有機二水酸基化合物と炭酸ジ
エステルとの混合物を溶融下に、特定の薄膜型蒸発装置
にて重縮合反応を行ない、20℃の塩化メチレン溶液中
で測定した極限粘度[η]が0.05〜0.4dfI/
gであるポリカーボネートを得る第1重縮合反応工程、
および上記の第1重縮合工程で得られたポリカーボネー
トを、特定の横型撹拌重合槽にて重縮合反応を行ない、
上記極限粘度[η]が0.3〜1.0dll/srであ
るポリカーボネートを得る第2重縮合反応工程とを経て
ポリカーボネートを製造するので、優れた機械的性質を
有し、しかも色調が改良された高分子量のポリカーボネ
ートが得られる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、こ
れら実施例に限定されるものではない。
まず、実施例および比較例で得られたポリマーの極限粘
度Cη]、色相cb値コ、ヘイズ、光線透過率、アイゾ
ツト衝撃強度(ノツチ付)および末端水酸基濃度の試験
方法を下記に示す。
[試験方法] (1)極限粘度[η] :塩化メチレン中(0,5d#
/g)、20℃でウベローデ粘 度計を用いて測定した。
(2)色相[b値]:2mm厚のプレスシートのLab
値を日本重色工業■のCo1orand Co1or 
Deff’erence Meter ND−1001
0を用い、透過法にて測定 し、黄色度の尺度としてb値を用い た。
(3)ヘイズ、(4)光線透過率=2龍厚のプレスシー
トを用いて日本重色工業■の オートマチックデジタルへイズメー ターNDI+−200にて測定した。
(5)アイゾツト衝撃強度(ノツチ付):2關厚のプレ
ス板を用いて、ASTM D 25Bに従い米倉社製の
YSI−30を使用して測定した。
(6)末端水酸基濃度:0.4.のサンプルを3 ml
のクロロホルムに溶解し、40℃に て、日本IR子fmO)”C−NMRGX−270で測
定した。
実施例1 ビスフェノールA0.44kg−モル、ジフェニルカー
ボネート0.49g−モルを250リツトル槽型撹拌槽
に仕込み、窒素置換をした後に140℃で溶解した。次
にこれを180”Cまで昇温し、はう酸を0.11.−
モル添加し、30分間撹拌する。次に触媒としてテトラ
メチルアンモニウムヒドロキシドを0.11g−モルお
よび炭酸水素ナトリウムを0.003g−モル添加し、
温度を240℃、圧力15關Hgにコントロールされた
遠心薄膜蒸発機に送り込み反応を進めた。
このときの得られた反応物の極限粘度[η]は0.12
であった。ここで得られた反応物を温度を260℃、圧
力4 mm HHにコントロールされた遠心薄膜蒸発機
に再度送り込みさらに反応を進めた後にこの反応物を遠
心薄膜蒸発槽下部よりギヤポンプにて抜き出したプレポ
リマーはダイを通して窒素雰囲気下でストランド状とし
、カッターで切断し、ベレットとした。このプレポリマ
ーの極限粘度[η]は0.34であった。
次にこのプレポリマーを280℃、0.4mmHgにコ
ントロールされた2軸横型撹拌重合槽(L/D−6、撹
拌翼回転直径150關、内容積40リツトル)に押出機
にて20kg/時間で送り込み滞留時間60分にて重合
させた。得られたポリマーの極限粘度[ηコは0.61
であった。
他の試験結果を表1に示す。
実施例2 実施例1において、はう酸を0.05g−モル、テトラ
メチルアンモニウムヒドロキシドを0.05g−モルと
した以外は、実施例1と同様の条件で重合を行なってポ
リマーを得、得られたポリマーについて上記試験を行な
った。
結果を表1に示す。
実施例3 実施例1において、末端封止剤として2・カルボメトキ
シ・5−t−ブチルフェニルフェニルカーボネートをビ
スフェノールAに対して5モル%の割合で2段重綿合反
応で得られたプレポリマーに添加混合し、押出機を用い
て2軸横型撹拌重合槽に送り込む以外は、実施例1と同
様の条件で重合を行なってポリマーを得、得られたポリ
マーについて上記試験を行なった。
結果を表1に示す。
実施例4 実施例1において、末端封止剤としてパラクミルフェノ
ールをビスフェノールAに対し、5モル%の割合で原料
のビスフェノールAに混合した以外は、実施例1と同様
の条件で重合を行なってポリマーを得、得られたポリマ
ーについて上記試験を行なった。
結果を表1に示す。
比較例1 実施例1と同様の方法にて2段重綿合を行ない、極限粘
度〔η〕が0.34のプレポリマーを得た。
このプレポリマーを2軸ベント式押出機(35關L/D
 −30同方向回転)に5kg/時間で供給した。この
時シリンダーの温度は280℃、ベント部の圧力を0.
4+nmHgにコントロールした。
この時の滞留時間は4分であった。得られたポリマーの
極限粘度[η]は0.45であった。
他の試験結果を表1に示す。
比較例2 比較例1において、触媒としてほう酸0.22g−モル
、テトラメチルアンモニウムヒドロキシドを0.22g
−モル、炭酸水素ナトリウムを0.006g−モル添加
した以外は、比較例1の条件にて重合を行なってポリマ
ーを得、得られたポリマーについて上記試験を行なった
結果を表1に示す。
比較例3 実施例1において、得られた第2段重縮合反応後のプレ
ポリマーのベレットを押出機を用いてさらに温度280
℃、圧力0.4mmHgにコントロールされた遠心薄膜
蒸発機に送り込み反応させた。得られたポリマーの極限
粘度[η]は0.60であった。
他の試験結果を表1に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るポリカーボネートの製造方法を
実施するための代表的な工程図の一例である。 1・・・種型撹拌槽 2.3.4.5・・・原料導入管 6.6°・・・触媒導入管 8・・・スタティックミキサー 9・・・遠心薄膜型蒸発装置 11・・・蒸留塔15・
・・凝縮器 16・・・フェノール回収用導管 17・・・ベント用導管  19・・・横型撹拌重合槽
20・・・ベント用導管 21・・・取り出し口 代理人  弁理士  鈴 木 俊一部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)芳香族系有機二水酸基化合物と炭酸ジエステルとを
    溶融重縮合してポリカーボネートを製造するに際して、 上記モノマー混合物を、溶融下に、重縮合反応により生
    成するフェノールなどの留出物および一部未反応モノマ
    ーを蒸発させる少なくとも1基以上の薄膜型蒸発装置に
    供給して重縮合反応を行ない、20℃の塩化メチレン溶
    液中で測定した極限粘度[η]が0.05〜0.4dl
    /gであるポリカーボネートを得る第1重縮合反応工程
    と、上記の第1重縮合工程で得られたポリカーボネート
    を、水平回転軸と、この水平回転軸にほぼ直角に取り付
    けられた相互に不連続な撹拌翼とを有し、かつ水平回転
    軸の長さをLとし、撹拌翼の回転直径をDとしたときに
    L/Dが1〜15である少なくとも1基以上の横型撹拌
    重合槽に供給して重縮合反応を行ない、上記極限粘度[
    η]が0.3〜1.0dl/gであるポリカーボネート
    を得る第2重縮合反応工程とからなることを特徴とする
    ポリカーボネートの製造方法。
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