JPH0216924B2 - - Google Patents

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JPH0216924B2
JPH0216924B2 JP58198303A JP19830383A JPH0216924B2 JP H0216924 B2 JPH0216924 B2 JP H0216924B2 JP 58198303 A JP58198303 A JP 58198303A JP 19830383 A JP19830383 A JP 19830383A JP H0216924 B2 JPH0216924 B2 JP H0216924B2
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unsaturated
meth
side chain
fiber
weight
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JP58198303A
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Eiichiro Takyama
Katsuhisa Morita
Seiichi Takano
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Showa Highpolymer Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、繊維強化プラスチツク(以下、
FRPと略称する)製造用に適した耐水性、耐熱
性、耐薬品性および機械的強度にすぐれた繊維強
化樹脂組成物に関する。 FRPは複合材料が示すすぐれた物性から、近
年我が国においては、浴槽、浄化槽、水槽等のご
とき建設資材を始め、漁船、ボート、さらには耐
食機器の分野にも広く用途を拡げ、各分野に定着
しているが、用途が多岐にわたるにつれて、
FRPに要求される性能も益々高度なものになつ
てきている。例えば熱水貯蔵タンクには、既存の
ラジカル硬化型樹脂が有する耐水性や耐薬品性を
上廻るものが要求されるようになつてきた。 FRPの耐水性や耐薬品性は、当然のことなが
らマトリツクスとしてのポリマーの構造に左右さ
れ、不飽和ポリエステル樹脂やビニルエステル樹
脂等のごとき既存のラジカル硬化型樹脂にあつて
は、いずれも主鎖ポリマーまたは主鎖オリゴマー
の構成分子にエステル結合を有し、このエステル
結合の濃度が性能を左右する要因であることが知
られている。 従つて、これら既存のラジカル硬化型樹脂の物
性をより以上に向上させようとしても、主鎖ポリ
マーにエステル結合のような、いわば物性を損な
う因子が存在する以上、一定レベル以上に物性を
向上させることは事実上無理ということになる。 本発明者等は、既存のラジカル硬化型樹脂が有
する欠点を除去し、マトリツクスとしての硬化型
樹脂について種々検討した結果、主鎖にエステル
結合のような物性を損なう因子を含まないビニル
モノマーの重合により得られたポリマーを主鎖ポ
リマーとし、かつその側鎖にウレタン結合を介し
てアクリロイル基またはメタクリロイル基をラジ
カル硬化による架橋点として有する、側鎖不飽和
結合型樹脂が有効であることを見出し、すでに提
案した。 しかし、この側鎖不飽和結合型樹脂をマトリツ
クス樹脂として単独で使用した場合は、硬化が緩
やかであり、完全硬化には比較的長時間を要する
という難点を有している。 かかる観点から、本発明者等はさらに検討した
結果、マトリツクス樹脂として側鎖不飽和結合型
樹脂と不飽和アルキツド、および必要に応じて重
合性モノマーを配合してなる硬化性樹脂組成物が
前記欠点を解消できることを見出し本発明を完成
するに至つた。 即ち、本発明は、 (A) スチレン、ビニルトルエン、アクリロニトリ
ル及び(メタ)アクリル酸エステルから選ばれ
る少くとも1種のビニルモノマーとヒドロキシ
アルキル(メタ)アクリレートとの共重合によ
つて得られる側鎖にヒドロキシル基を有するビ
ニル共重合体aと、ジイソシアナートとヒドロ
キシアルキル(メタ)アクリレートとの付加物
で分子中に遊離のイソシアナート基と(メタ)
アクリロイル基を共有する不飽和イソシアナー
トbとを反応させて得られる、主鎖がビニルモ
ノマーの重合により得られたポリマーからな
り、かつ側鎖にウレタン結合を介して(メタ)
アクリロイル基を有する分子量10000以上の側
鎖不飽和結合型樹脂の95〜5重量%、 (B) α,β−不飽和多塩基酸もしくはその酸無水
物、またはこれと飽和多塩基酸もしくはその酸
無水物との混合物と多価アルコールとをエステ
ル化して得られる不飽和アルキツドの5〜95重
量%、 および (C) 繊維状物質 からなり、繊維状物質の重合含有率が組成物中
10〜70%の範囲であることを特徴とする繊維強
化樹脂組成物、および (D) 必要に応じて、側鎖不飽和結合型樹脂及び不
飽和アルキツドの混合物100重量部に対しさら
に重合性モノマー10〜60重量部を配合すること
を特徴とする繊維強化樹脂組成物に関する。 本発明において、側鎖不飽和結合型樹脂と不飽
和アルキツドの配合効果は極めて顕著である。即
ち、側鎖不飽和結合型樹脂は硬化が緩やかであ
り、完全硬化には比較的長時間を要するという難
点を有し、一方、不飽和アルキツドは、耐水性お
よび耐薬品性が充分でないという難点を有する
が、これら両成分の欠陥は高分子量(分子量約1
万以上)の側鎖不飽和結合型樹脂と不飽和アルキ
ツドとを混合して使用することによつて完全に解
消され、これをマトリツクス樹脂として繊維状物
質に配合した場合、硬化性にすぐれ、かつ耐水
性、耐薬品性および機械的強度にすぐれた繊維強
化樹脂組成物を与える。 本発明において使用される側鎖不飽和結合型樹
脂とは、主鎖がビニルモノマーの重合により得ら
れたポリマーからなり、かつ側鎖に2個のウレタ
ン結合を介してアクリロイル基またはメタクリロ
イル基を有するラジカル硬化型樹脂である。側鎖
不飽和結合型樹脂を模式的に示すと下記の通りで
ある(式中、〜はビニルモノマーの重合によつて
合成された主鎖ポリマーを示す)。 側鎖不飽和結合型樹脂の具体的な製造方法とし
ては、例えば次の方法があげられる。 (イ) スチレン、ビニルトルエン、アクリロニトリ
ル及び(メタ)アクリル酸エステルから選ばれ
る少くとも1種のビニルモノマーとヒドロキシ
アルキル(メタ)アクリレートとを共重合させ
て側鎖にヒドロキシル基を有するビニル共重合
体aを合成する、 (ロ) ジイソシアナートとヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレートとをヒドロキシル基:イソシ
アナート基が1:1(モル比)で反応させて、
反応生成物1分子中に遊離のイソシアナート基
と(メタ)アクリロイル基とを共有する不飽和
イソシアナートbを合成し、 (ハ) 溶剤またはモノマーに溶解した工程(イ)の側鎖
にヒドロキシル基を有するビニル共重合体a
と、工程(ロ)の不飽和イソシアナートbとを、モ
ノマー或は溶剤液中で反応させる。 工程(イ)の反応において使用されるヒドロキシア
ルキル(メタ)アクリレートとしては、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアク
リレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、などがあげられる。 ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートと共
重合してビニル共重合体aを形成させるためのビ
ニルモノマーとしては、スチレン、ビニルトルエ
ン、アクリロニトリル及び(メタ)アクリル酸エ
ステルから選ばれる少くとも1種のビニルモノマ
ーが使用される。(メタ)アクリル酸エステルと
しては、メチル、エチル、ブチル、2−エチルヘ
キシル、オクチル等のアクリル酸のエステル及び
メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチ
ル、ターシヤリーブチル、2−エチルヘキシル、
ラウリル、ベンジル、シクロヘキシル、テトラヒ
ドロフルフリル等のメタクリル酸のエステルが挙
げられる。変性用として酢酸ビニル、アクリル
酸、メタクリル酸などのその他のビニルモノマー
も利用できる。 ビニル共重合体a中のヒドロキシル基の含有率
は、目的に応じて異なるので一概には決められな
いが、一般には1〜50モル%の範囲内が好まし
い。 工程(イ)の重合は、そのまま次の工程に進むこと
ができる点で溶液重合が好ましいが、パール重
合、塊状重合により得られたポリマーをモノマー
に溶解し、次の反応に供する方法を採用してもよ
い。 工程(イ)で得られたビニル共重合体aのヒドロキ
シル基と反応させて、側鎖に2個のウレタン結合
を介して(メタ)アクリロイル基を導入するため
には、工程(ロ)の方法によつてジイソシアナートと
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートとをヒ
ドロキシル基とイソシアナート基の比率がモル比
で実質的に1:1になるように反応させて得られ
る不飽和イソシアナートbが用いられる。 ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートとし
ては、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−
ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート等があげられる。 ジイソシアナートとしては、2,4−トリレン
ジイソシアナート、2,4−トリレンジイソシア
ナートと2,6−トリレンジイソシアナートとの
混合イソシアナート、ジフエニルメタンジイソシ
アナート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアナ
ート、1,5−ナフチレンジイソシアナート、イ
ソホロンジイソシアナート、キシリレンジイソシ
アナート、水素化ジフエニルメタンジイソシアナ
ート、水素化キシリレンジイソシアナート等があ
げられる。 工程(ロ)のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレ
ートとジイソシアナートとの反応は、ジイソシア
ナートを溶剤、またはモノマーに溶解しておき、
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを滴下
することにより行われる。 側鎖に不飽和結合を有する側鎖不飽和結合型樹
脂を得るための次の工程〔工程(ハ)〕は、主鎖ポリ
マー側鎖のヒドロキシル基と不飽和イソシアナー
トとの反応である。 工程(イ)で得られた側鎖にヒドロキシル基を有す
る主鎖ポリマーのヒドロキシル基と工程(ロ)で得ら
れた不飽和イソシアナートのイソシアナート基の
反応は、溶剤またはモノマー中で行なわれる。 溶剤を用いて反応を行なつた場合には、用途に
よつて溶剤を除いてモノマー溶液にすることが好
ましい。溶剤とモノマーを置き変えるには、モノ
マーよりも低沸点の溶剤を加え、沸点差を利用し
て溶剤を留去することが好ましい。 モノマー溶液で反応を行なつた場合には、生成
物はそのまま使用することができる。 工程(ロ)と工程(ハ)で使用される溶剤としては、酢
酸エチルのごときエステル類、メチルエチルケト
ンのごときケトン類、テトラヒドロフランのごと
きエーテル類、ベンゼンのごとき芳香族炭化水素
類等があげられ、またモノマーとしては、スチレ
ン、ビニルトルエン、メタクリル酸メチル、アク
リロニトリル、アクリル酸エチル等があげられ
る。 本発明において使用される不飽和アルキツド
は、α・β−不飽和多塩基酸もしくはその酸無水
物、またはこれと飽和多塩基酸もしくはその酸無
水物との混合物と多価アルコールとをエステル化
して得られるものである。 α・β−不飽和多塩基酸もしくはその酸無水物
としては、無水マレイン酸、マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸等があげられる。飽和多塩基酸も
しくはその酸無水物としては、無水フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロ無水フ
タル酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、テ
トラクロロ無水フタル酸等があげられる。 不飽和結合を有してはいるが、α・β−不飽和
多塩基酸のような意味での不飽和酸ではなく、慣
行上飽和酸のように扱われている多塩基酸として
は、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒ
ドロ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒドロ
無水フタル酸、ヘツト酸等があげられる。 多価アルコールとしては、2〜3価のものが用
いられるが、通常は2価のグリコールが好ましく
用いられる。代表例としては、プロピレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、水素化ビスフエノールA、ビスフ
エノールA−エチレンオキシド付加物、ビスフエ
ノールA−プロピレンオキシド付加物、1,4−
シクロヘキサンジメタノール、トリメチロールプ
ロパン、グリセリン等があげられる。 エステル化は常法に順じて行われる。 不飽和アルキツドの種類は、製品に要求される
物性によつて異なるので一概には決められない。
不飽和アルキツドには、必要に応じて共重合可能
なモノマーを併用することができ、大部分の用途
にはモノマーを併用することが好適であるが、成
形材料や化粧板等の用途には、モノマーを併用し
ない場合もある。 共重合可能なモノマーとしては、スチレン、ビ
ニルトルエン、メタクリル酸メチル、ジアリルフ
タレート等があげられる。 側鎖不飽和結合樹脂と不飽和アルキツドとの混
合割合は、製品に要求される性能によつて異なる
ので一概には決められないが、一般には側鎖不飽
和結合型樹脂5〜95重量%、好ましくは20〜80重
量%と不飽和アルキツド95〜5重量%、好ましく
は80〜20重量%とからなることが好ましい。この
範囲外では、本発明の顕著な効果が得られない。 側鎖不飽和結合型樹脂と不飽和アルキツドとを
マトリツクス樹脂として使用する場合には、常温
硬化による成形にせよ、或いは金型を用いる加熱
成形にあつても、樹脂の粘度と硬化性のバランス
および物性を確保する面から重合性モノマーを併
用することが好ましい。 重合性モノマーとしては、スチレン、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸2
エチルヘキシル、エチレングリコールジアクリレ
ート、ポリエチレングリコールジアクリレート、
エチレングリコールジメタクリレート、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート、プロピレング
リコールジアクリレート、ポリプロピレングリコ
ールジアクリレート、プロピレングリコールジメ
タクリレート、ポリプロピレングリコールジメタ
クリレート、トリメチロールプロパンジアクリレ
ート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、トリメチロールプロパンジメタクリレート、
トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペ
ンタエリスリツトトリアクリレート、ペンタエリ
スリツトテトラアクリレート、ペンタエリスリツ
トトリメタクリレート、ペンタエリスリツトテト
ラメタクリレート等があげられ、これらは混合し
て使用してもよい。重合性モノマーの配合量は、
側鎖不飽和結合型樹脂と不飽和アルキツドの混合
物100重量部に対して10〜60重量部であることが
好ましい。 本発明のおいて使用される繊維状物質として
は、有機系繊維または無機系繊維のいずれでもよ
く、具体例としてはガラス繊維、炭素繊維、芳香
族ポリアミド繊維、ビニロン繊維、麻、ポリエス
テル繊維等があげられる。 本発明の繊維強化樹脂組成物において、繊維状
物質の重量含有率は、繊維状物質とマトリツクス
(樹脂)成分の合計重量の10〜70%の範囲内が好
ましく、実用上20〜50%の範囲内が最も好まし
い。 本発明の繊維強化樹脂組成物は、加工段階にお
いて硬化触媒を含んでいることが必要であり、硬
化触媒は繊維強化樹脂組成物の製造時にマトリツ
クス樹脂に配合しておいて繊維状物質と混合して
もよいし、または繊維強化樹脂組成物を加工する
段階で該組成物に配合してもよい。本発明の繊維
強化樹脂組成物の硬化方法は、繊維強化樹脂組成
物が過酸化ベンゾイル、メチルエチルケトンパー
オキサイド、キユメンハイドロパーオキサイド等
のごとき有機過酸化物を含む場合は加熱硬化方法
を採用し、または繊維強化樹脂組成物がベンゾイ
ン、ベンジル、ベンゾフエノン、2−ヒドロキシ
−3−ベンゾイルプロパン、ベンゾインメチルエ
ーテル等のごとき光増感剤を含む場合には紫外線
硬化方法を採用すればよい。また、繊維強化樹脂
組成物が前記有機過酸化物とコバルトの有機酸塩
(例えばナフテン酸コバルト)、芳香族3級アミン
(例えばジメチルアニリン)等のごとき促進剤を
含む場合には常温硬化させてもよい。 繊維強化樹脂組成物には、必要に応じて充てん
材、着色剤、離型剤等が添加することができる。 本発明の繊維強化樹脂組成物は、プリプレグの
形態を経て、またプレプレグの状態を経ることな
しに通常行なわれている方法で成形加工され、最
終形態である各種成形品となる。 以下、実施例によつて本発明をさらに詳細に説
明する。 なお、実施例中の「部」および「%」とは、こ
とわりのない限りそれぞれ『重量部』および『重
量%』を意味する。 実施例 1 (1) 側鎖不飽和結合型樹脂(A)の合成 撹拌機、ガス導入管付温度計、滴下ロート、還
流コンデンサーを付した1のセパラブルフラス
コに、ベンゼン300g、アゾビスイソブチロニト
リル1g、ラウリルメルカプタン0.3gを仕込み、
窒素ガスで置換した後、ベンゼンの還流下で、ス
チレン250g、アクリロニトリル16g、2−ヒド
ロキシプロピルメタクリレート43gの混合モノマ
ーを滴下した。 滴下終了後、16時間ベンゼンの還流を続け重合
を完結させた。60℃まで温度を下げた後、ハイド
ロキノン0.1gを添加して反応を中止させ、側鎖
にヒドロキシル基を有するスチレン−アクリロニ
トリル−2−ヒドロキシプロピルメタクリレート
を共重合成分とする主鎖ポリマーaを得た。得ら
れた主鎖ポリマーaをGPCで分析した結果、数
平均分子量は約30000と推定された。 さらに、別に同種類の1のセパラブルフラス
コに、2,4−トリレンジイソシアナート174g、
ベンゼン182g、ヒドロキノン0.01g、ジブチル
錫ジラウレート0.2gを仕込み、温度を60℃に保
ちながら2−ヒドロキシプロピルメタクリレート
144gを滴下した。 滴下終了後、5時間60℃に保つと、赤外分析の
結果ヒドロキシル基は完全に消滅した不飽和イソ
シアナートbのベンゼン溶液が得られた。 次いで、前述した側鎖にヒドロキシル基を有す
る主鎖ポリマーa全量に、不飽和イソシアナート
bのベンゼン溶液150gを加え、60℃で6時間反
応を続けると、赤外分析の結果遊離のイソシアナ
ート基はほとんど完全に消失した。 次いで約200mmHgの減圧下で約180gのベンゼ
ンを溜去させた後、スチレン410gを加え、更に
約200mmHg下に残りのベンゼン約300gを溜去し
た。淡黄色、粘度18.2ポイズの側鎖に2個のウレ
タン結合を介してメタクリロイル基を有する側鎖
不飽和結合型樹脂(A)のスチレン溶液が得られた。 (2) 不飽和ポリエステル樹脂(B)の合成 撹拌機、分溜コンデンサー、温度計、ガス導入
管を付した1の四ツ口フラスコに、ビスフエノ
ールA−プロピレンオキシド付加物(プロピレン
オキシドを両末端に1モルづつ付加)350g、フ
マル酸116gを仕込み、窒素ガス気流中210〜220
℃にてエステル化を行なつた。酸価が35.4に達し
た時点でハイドロキノン0.05gを加え、金属製バ
ツトに注入し、冷却して黄褐色、融点約80℃の不
飽和アルキツドを得た。 粉砕した不飽和アルキツド300部とスチレン300
部を1の三ツ口フラスコ中で撹拌しながら50〜
60℃に加温、溶解させて不飽和ポリエステル樹脂
(B)を得た。 側鎖不飽和結合型樹脂(A)、不飽和ポリエステル
樹脂、またはこれらの混合物100部に、それぞれ
メチルエチルケトンパーオキサイド2部、ナフテ
ン酸コバルト1部、ジメチルアニリン0.1部を加
えてマトリツクス樹脂溶液を調整した。次いで、
#450マツト3層に前記マトリツクス溶液を含浸
硬化させてFRPのテストピースを作成した(ガ
ラス繊維含有率27〜29重量%)。 得られたFRPの曲げ強さ、耐煮沸性並びに10
%苛性ソーダ溶液の浸漬テスト結果は第1表に示
すようで、混合樹脂を用いたタイプが良好であつ
た。
【表】 実施例 2 (1) 側鎖不飽和結合型樹脂(C)の合成 撹拌機、ガス導入管付温度計、滴下ロート、還
流コンデンサーを付した1のセパラブルフラス
コに、ベンゼン260g、アゾビスイソブチロニト
リル1g、ラウリルメルカプタン1gを仕込み、
窒素ガスで置換した後、ベンゼンの還流下でスチ
レン104g、メタクリル酸メチル100g、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート35gの混合モノマーを
滴下した。 滴下終了後、ベンゼンの沸点下で16時間還流を
続け重合を完結させた。 60℃まで温度を下げた後、ハイドロキノン0.1
gを添加して反応を中止させ、側鎖にヒドロキシ
ル基を有するポリマーcを得た。得られた主鎖ポ
リマーcをGPCで分析した結果、数平均分子量
が約35000と推定された。 さらに別の同種類の1のセパラブルフラスコ
に、イソホロンジイソシアナート222g、ベンゼ
ン180g、ジブチル錫ジラウレート0.3g、ヒドロ
キノン0.01gを仕込み、温度を60℃に保ちなが
ら、2−ヒドロキシエチルアクリレート116gを
滴下した。滴下終了後5時間60℃に保つと、赤外
分析の結果ヒドロキシル基は完全に消失し、不飽
和イソシアナートd(ベンゼン溶液)が得られた。 前述した側鎖にヒドロキシル基を有する主鎖ポ
リマーcの全量に、不飽和イソシアナートd(ベ
ンゼン溶液)160gを加え、60℃で5時間反応を
続けると、赤外分析の結果遊離のイソシアナート
基は完全に消失したものと判断された。 次いで、約250mmHgの減圧下でベンゼン約100
gを溜去させた後、スチレン150gを加え、更に
ベンセン約200gを溜去させた後、メチルメタク
リレート250gを加え、淡黄色で粘度が9.7ポイズ
の側鎖不飽和結合型樹脂(C)を得た。 (2) 不飽和ポリエステル樹脂(D)の合成 撹拌機、温度計、分溜コンデンサーを付した2
の三ツ口フラスコに、プロピレングリコール
410g、無水フタル酸370g、無水マレイン酸245
gを仕込み、窒素ガス気流中に190〜205℃でエス
テル化を行なつた。酸価が36.4となつた時点で温
度を160℃に下げ、ハイドロキノン0.1g、スチレ
ン300gを加え、温度90℃で更にメチルメタクリ
レート265gを追加し、均一に溶解して粘度が3.4
ポイズの淡黄褐色の不飽和ポリエステル樹脂(D)を
合成した。 側鎖不飽和結合型樹脂(C)、不飽和ポリエステル
樹脂(D)、またはこれらの混合物100部に、紫外線
吸収剤としてチバ社製のチヌビンPを0.1部、硬
化剤として過酸化ベンゾイルを1部添加溶解して
マトリツクス樹脂溶液を調整した。次いで、#300
のガラスマツト2プライに前記マトリツクス樹脂
溶液を含浸させ、ポリエチレンテレフタレートフ
イルムで両面を覆い密着、脱泡した後、80℃の恒
温槽でゲル化させ、次いで100℃15分間でキユア
ーさせた。 得られたFRPの耐候性を中心とするテスト結
果は第2表に示すようであつて、不飽和ポリエス
テル樹脂(D)をマトリツクス樹脂として用いた
FRPの耐候性が少量の側鎖不飽和結合型樹脂(C)
の添加で大巾に改善されることが分つた。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) スチレン、ビニルトルエン、アクリロニ
    トリル及び(メタ)アクリル酸エステルから選
    ばれる少くとも1種のビニルモノマーとヒドロ
    キシアルキル(メタ)アクリレートとの共重合
    によつて得られる側鎖にヒドロキシル基を有す
    るビニル共重合体aと、ジイソシアナートとヒ
    ドロキシアルキル(メタ)アクリレートとの付
    加物で分子中に遊離のイソシアナート基と(メ
    タ)アクリロイル基を共有する不飽和イソシア
    ナートbとを反応させて得られる、主鎖がビニ
    ルモノマーの重合により得られたポリマーから
    なり、かつ側鎖にウレタン結合を介して(メ
    タ)アクリロイル基を有する分子量10000以上
    の側鎖不飽和結合型樹脂の95〜5重量%、 (B) α,β−不飽和多塩基酸もしくはその酸無水
    物、またはこれと飽和多塩基酸もしくはその酸
    無水物との混合物と多価アルコールとをエステ
    ル化して得られる不飽和アルキツドの5〜95重
    量% および (C) 繊維状物質 からなり、繊維状物質の重合含有率が組成物中
    10〜70%の範囲であることを特徴とする繊維強
    化樹脂組成物。 2 側鎖不飽和結合型樹脂及び不飽和アルキツド
    の混合物100重量部に対しさらに重合性モノマー
    10〜60重量部を配合することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の繊維強化樹脂組成物。
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