JPH0217535B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0217535B2
JPH0217535B2 JP56214186A JP21418681A JPH0217535B2 JP H0217535 B2 JPH0217535 B2 JP H0217535B2 JP 56214186 A JP56214186 A JP 56214186A JP 21418681 A JP21418681 A JP 21418681A JP H0217535 B2 JPH0217535 B2 JP H0217535B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
formula
quadricyclane
nmr
norbornadiene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP56214186A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58110550A (ja
Inventor
Kazuhiro Maruyama
Yoshinori Yamamoto
Kazutoshi Terada
Hitoshi Tamiaki
Morimasa Arakawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAADO KENKYUSHO KK
Original Assignee
NAADO KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NAADO KENKYUSHO KK filed Critical NAADO KENKYUSHO KK
Priority to JP56214186A priority Critical patent/JPS58110550A/ja
Publication of JPS58110550A publication Critical patent/JPS58110550A/ja
Publication of JPH0217535B2 publication Critical patent/JPH0217535B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indole Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、光化学的太陽エネルギー貯蔵物質、
殊にノルボルナジエン系高歪有機化合物クワド
リサイクラン系高歪有機化合物で示される相互変
換率の良好な原子価異性化合物に関するものであ
る。 近年高歪有機化合物による光化学的太陽エネル
ギー貯蔵システムが注目を集めている。それらの
うち最も有望なシステムは、次式で示す様な相互
変換を行なう原子価異性を利用するものである。 (A)式で示す化合物はノルボルナジエンであり、
(B)式で示す化合物はクワドリサイクランである
が、残念ながらこの系における原子価異性では、
300nm以上の波長を有する近紫外乃至可視領域の
太陽放射エネルギーを吸収することができず、又
適当な光増感剤を併用しなければならないという
欠点がある。 そこで本発明者等は、300nm以上の波長に対し
て放射エネルギー吸収能を示すと共に、該吸収に
当つて特段の光増感剤を必要とせず、又触媒によ
つて容易に元へ戻すことができる様な原子価異性
化合物を探求し、以下に示すシステムからなるノ
ルボルナジエン系クワドリサイクラン系の原子
価異性化合物を提供することに成功した。 即ち本発明の原子価異性化合物は、一般式 〔式中R1及びR2は同一又は異なつて、−CONH
−R4,−CONH−R5,−CONH−R6−R7,−
CONH−R8
【式】−CONH− R9
【式】又は−R3であるか、 R1とR2が共同して
【式】の環式基を 形成する(但しR1とR2が同一又は異なつて共に
R3である場合を除く)、又(R1)’及び(R2)′
は同一又は異なつて、−CONH−R4−R5,−
CONH−R6−R7
【式】又は−R3 であるか、(R1)′と(R2)′が共同して
【式】の環式基を形成する(但し (R1)′と(R2)′が同一又は異なつて共にR3であ
る場合を除く)〕 で示されるものである(尚、式中R3〜R10は夫々
下記の基を表わす。R3:カルボキシ又は低級ア
ルコキシカルボニル,R4:フエニル又はナフチ
ル,R5:低級アルキル,R6:フエニレン,R7
低級アルコキシ,R8:フエニレン,R9:低級ア
ルキレン,R10:フエニル又はナフチル)。 ノルボルナジエン系化合物に置換基を導入して
光化学的放射エネルギーの吸収能を向上させるこ
とはこれ迄にも種々検討されているが、吸収波長
の上限を350nm以上迄高めることについては未だ
成功をみていない。しかし本発明において前述の
フエニル(又はナフチル)カルバモイル基或いは
フエニル(又はナフチル)イミド基を導入してお
り、第1図に示す如く近紫外領域から可視領域に
かけて良好な吸収能を示している。尚第1図にお
ける記号a〜fは前記()式において第1
表に示す様な置換R1,R2を有する化合物である。
【表】
【表】 尚上記一般式(),()における各置換基の
意味について説明すると、R1,R2及び(R1)′,
(R2)′における〔ナフチル〕とは1−ナフチル,
2−ナフチル等を意味し低級アルキルとはt−ブ
チル等を意味する。又 における〔R8〕とは、O−フエニレン,m−フ
エニレンまたはp−フエニレンを意味し、更に
R3で示される低級アルコキシカルボニルとして
は、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、第3級ブトキシカルボ
ニル、ベンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキ
シカルボニル等の低級アルコキシカルボニルを例
示することができる。 これらの化合物を製造する方法については特段
の制限を受けないが、代表的な製造ルートを示す
と下記の通りである。 尚上記反応式R11で示される低級アルキルとし
ては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、第3級ブチル、ベンチル、ヘキシル
等の低級アルキルが例示される。 上記の製造手順例に利用される化学反応は、脱
水反応、アミド化反応、イミド化反応、エステル
化反応等であり、反応条件については全く制限を
受けないが、いずれの場合も溶媒の存在下に冷却
乃至加温して反応を行なうことが推奨される。 本発明に係るノルボルナジエン化合物()は
近紫外乃至可視光領域の太陽放射エネルギーを吸
収して対応するクワドリサイクラン()に変換
されるが、これらの異性化率を代表例について調
べる為、化合物(a)〜(f)をアルゴンガ
ス雰囲気又は窒素ガス雰囲気の耐熱ガラス製チユ
ーブに入れ(0.01〜0.02M)高圧水銀ランプ(λ
≧270nm)で5〜15時間照射し、上記の異性化率
を見た。結果は第2表に示す。
【表】 第2表に示す如く異性化率にばらつきがあつた
が、化合物(a)はほぼ100%に近い定量的な
位性化率を示した。尚これら化合物のうち特に
(f)を取りあげ、炭酸水素ナトリウム水溶液
(3.9×10-4M)中でλ≦366nmの光に24時間照射
させると、100%に近い異性化率を示し、太陽可
視光によつて好収率にクワドリサイクラン系へ変
化することが分かつた。尚引続き化合物(f)
の濃度と異性化率の関係を知る目的で、第2表の
場合と同一の条件で濃度の異なるものを対象とし
て測定したところ、第3表に示す様な結果が得ら
れた。
【表】 第3表に見られる通り、化合物(f)は濃度
が高くなるにつれて異性化率が低下しており、分
子間失活の生じていることが示唆された。 次に化合物(a)のアセトニトリル溶液(濃
度:1.18×10-4M)に318nmの光を照射させ、時
間の経過に伴なう吸収率の変動を調べたところ第
2図に示す様に見事な異性化が記録され、又等吸
収点が229nmと274nmに観察された。尚化合物
(f)について、CuSO4水溶液中λ≧313nmで
同様の試験を行なつたところ、310nmと250nmに
等吸収点が認められた。 以上説明したところにより、ノルボルナジエン
系()からクワドリサイクラン系()への原
子価異性化を明らかにしたが、この様に太陽光エ
ネルギーを吸収したクワドリサイクラン系()
を再びノルボルナジエン系()へ戻す手段(以
下反異性化と述べる)については遷位金属錯塩を
触媒とする方法が知られており、本発明の化合物
についても触媒により反異性化させることができ
る。例えば前述のクワドリサイクラン(a)〜
(f)について、Rh2(CO)4Cl2を触媒として室
温で反応させたところ、ほぼ定量的に反異性化さ
れることが分かつた。 本発明に係るノルボルナジエン系化合物は、以
上述べた如く可視光領域の放射エネルギーを吸収
することも可能となり、異性化率及び反異性化率
が夫々高収率に進行するという効果を発揮する
が、更に一般式で示されたもののうち2量体につ
いては、クワドリサイクラン系への異性化に当つ
て熱含量が大きくなり、太陽光貯蔵システムにお
いて極めて有望な化合物を提供し得ることとなつ
た。 次に本発明化合物の製造例を説明する。 実施例 1 3−(フエニルカルバモイル)ノルボルナジエ
ン−2−カルボン酸a 反応は、無水マレイン酸とアニリンからマレイ
ン酸モノアニリドを合成する方法と同様にして行
なつた。 ノルボルナジエン・無水ジカルボン酸
【式】化合物B(6.97g,43.0mmol) をジクロロメタン(100ml)に溶解し、0℃まで
冷却した。他方蒸留して間もないアニリン(4.00
g,43.0mmol)をジクロロメタン(30ml)に溶
かして調整した溶液を前記溶液に0℃で滴下し
た。そして窒素雰囲気下、0℃で1時間撹拌した
後、溶媒を留去した。残留物にエーテルを加え冷
蔵した。得られた黄色結晶を別し、エーテルで
洗浄すると表題の化合物a(10.26g,収率93
%)が得られた。これをジクロロメタン及びエー
テルから再結晶させて、分析用純度の精製物(黄
色味を帯びた結晶)を得た。 mp 151〜152℃(dec) IR(KBr)3000〜3600cm-1(br,CO2H),3300
cm-1(NH),1690cm-1(C=O) 1H−NMR(CDCl3)δ 2.08〜2.50(m,2H),4.25(m,2H),6.98(m,
2H),7.2〜7.8(m,5H),9.17(br,1H),12.6〜
13.7(br,1H) 元素分析 C15H13O3N 計算値 C70.58%,H5.18%,N5.49% 分析値 C70.29%,H4.95%,N5.23% Mass m/e 255(M+,8%),98(100%) 実施例 2 3−(1−ナフチルカルバモイル)ノルボルナ
ジエン−2−カルボン酸g 化合物Bと公知化合物1−ナフチルアミン
(Merk参照)を実施例1と同様にして反応させ
ると、表題化合物gが収率88%で得られた。 mp(アセトン−エーテル再結晶) 184〜187
℃(dec) IR(KBr)330〜2600cm-1(br,CO2H,NH,
1670cm-1(C=O) 1H−NMR(CDCl3)δ 1.96〜2.30(m,2H),4.11(m,1H),4.22(m,
1H),6.88(m,2H),7.3〜8.0(m,7H),9.77
(br,1H),10.4〜11.5(br,1H) 元素分析 C19H15O3N 計算値 C74.74%,H4.95%,N4.59% 分析値 C75.00%,H4.86%,N4.34% Mass m/e 305(M+,20%),260(50%),143(100%),66
(75%) 実施例 3 化合物a(DCC中のおけるノルボルナジエン
−2,3−ジカルボン酸Aとアニリンとの反応
による合成) 化合物A(2.70g,15.0mmol)をドライアセト
ン(50ml)に溶解した。これにアニリン(1.22
g,15.0mmol)を加え、更にDCC(3.09g,
15.0mmol)のドライアセトン(15ml)溶液を滴
下するとジシクロヘキシル尿素の白色沈澱物が生
成した。沈澱物を含む混合物を室温で一晩撹拌し
た後、過した。液を減圧下に濃縮し、ベンゼ
ン又はエーテルを加え再結晶させ、別すると淡
黄色の結晶aが収率58%で得られ、更に母液か
ら得られた表題化合物aと合わせて、合計収率
は75%となつた。この様にして得た化合物aは
実施例2の化合物と同様の融点であつた。 実施例 4 3−(p−メトキシフエニルカルバモイル)ノ
ルボルナジエン−2−カルボン酸 化合物aとアニシジンを前記実施例と同様に
反応させた後、アセトニトリル−ベンゼンから再
結晶させると、表題化合物の黄色柱状結晶が収率
76%で得られた。 mp 179〜180℃ IR(KBr)2800〜3400cm-1(br,CO2H),3260
cm-1(NH),1675cm-1(C=O),1600cm-1 1H−NMR(CDCl3)δ 2.1〜2.4(m,2H),3,82(s,3H),4.08
(m,2H),6.8〜7.0(m,2H),6.96(m,2H),
7.4〜7.6(m,2H),8.44(br,1H),1.07(br,
1H) Mass m/e 285(M+,15%),124(100%),108(40%),66
(30%) 実施例 5 N−フエニルノルボルナジエン−2,3−ジカ
ルボキシイミドb 化合物a(5.11g,20.0mmol),ドライ酢酸
ナトリウム(1.0g,12mmol)及び蒸留後まもな
い無水酢酸(30ml)の混合物を窒素雰囲気下、
100℃で1時間加熱した。反応混合物を減圧(1
〜2torr)下に濃縮し、これに炭酸水素ナトリウ
ム水溶液(Ca25ml)を加え、室温で1時間撹拌
した後、ジクロロメタンで抽出した。抽出物を炭
酸水素ナトリウム水溶液と水で洗浄し、無水硫酸
水素ナトリウムで乾燥させた後濃縮した。残留物
をシリカゲル(ワコゲルC−200)に展開し、ベ
ンゼンで溶出させた。1番目の黄色溶出層を集め
溶媒留去すると、表題化合物bの淡黄色結晶が
収率19%(0.90g)で得られた。尚化合物bは
自然酸化性である。 mp(ベンゼン−石油エーテル再結晶) 119〜121℃(dec) IR(KBr)1760cm-1(C=O),1705cm-1(C=
O) 1H−NMR(CDCl3)δ 2.62(m,2H),4.02(m,2H),6.90(m,2H),
7.2〜7.6(m,5H) 元素分析 C15H11O2N 計算値 C75.93%,H4.67%,N5.90% 分析値 C75.89%,H4.87%,N5.90% Mass m/e 237(M+,70%),143(60%),118(60%),90
(100%) 実施例 6 N−(1−ナフチル)ノルボルナジエン−2,
3−ジカルボキシイミドc 実施例3で得た化合物g、酢酸ナトリウム及
び無水酢酸を前記実施例と同様に反応させると、
自然酸化性の表題化合物gが収率17%で得られ
た。黄色結晶 mp (ベンゼン−石油エーテル再結晶) 180〜182℃(dec) IR(KBr)1760cm-1(C=O),1700cm-1(C=
O) 1H−NMR(CDCl3)δ 2.66(m,2H),4.07(m,2H),7.00(m,2H),
7.2〜8.0(m,7H) 元素分析 C19H13O2N 計算値 C79.43%,H4.56%,N4.88% 分析値 C79.73%,H4.82%,N4.72% Mass m/e 287(M+,10%),169(10%),118(31%),90
(100%) 実施例 7 3−(フエニルカルバモイル)ノルボルナジエ
ン−2−メチルカルボキシレートd メタノール(0.25ml,Ca6mmol)を化合物
a(1.20g,4.70mmol)のジクロロメタン(30
ml)溶液に加え、続いてDCC(0.97g,4.7mmol)
のジクロロメタン溶液(4ml)を滴下した。室温
で一晩撹拌した後、混合液を全容量が10mlになる
まで濃縮し、過した。液から溶媒を留去した
後、ベンゼンを溶出液としてクロマトグラフイに
付した。1番目の淡黄色溶出層を集め、溶媒留去
すると、淡黄色の流動性のある油状化合物dが
収率66%で得られた。 IR(NaCl)3250cm-1(NH),1685cm-1(C=
O),1660cm-1(C=O) 1H−NMR(CDCl3)δ 1.96〜2.26(m,2H),3.85(s,3H),4.10(m,
1H),4.36(m,1H),6.90(m,2H),7.0〜7.4
(m,3H),7.6〜7.8(m,2H) 元素分析 C16H15O3N 計算値 C71.36%,H5.61%,N5.19% 分析値 C71.10%,H5.50%,N5.19% Mass m/e 269(M+,20%),149(100%) 実施例 8 ノルボルナジエン−2,3−ジカルボキシアニ
リドe 化合物Aとアニリン(2グラム当量)及び
DCC(2グラム当量)をドライアセトン中で1晩
反応させると、表題化合物eが得られた。これ
を前記実施例と同様の処理及びジクロロメタン溶
出液によるクロマトグラフイに付して、淡黄色の
柱状結晶を収率93%で得た。更に熱ベンゼンで再
結晶させると、分析用純度の表題化合物eが得
られた。 mp 195〜196.5℃ IR(KBr)3280cm-1(br,NH),1650cm-1(C=
O) 1H−NMR(CDCl3)δ 2.0〜2.3(m,2H),4.18(m,2H),6.96(m,
2H),7.0〜7.4(m,3H),7.5〜7.7(m,2H),
9.86(br,2H) 元素分析 C21H18O2N2 計算値 C76.34%,H5.49%,N8.48% 分析値 C76.52%,H5.48%,N8.19% Mass m/e 330(M+,1%),98(100%),66(15%) 実施例 9 3−(フエニルカルバモイル)ノルボルナジエ
ン−2−カルボン酸a 前記実施例と同様の操作により化合物Bとアニ
リンをドライのジクロルメタンに溶解し、アルゴ
ン雰囲気下、0℃の暗室にて反応させると、表題
化合物aが得られた。淡黄色結晶 mp(CH2Cl2−エーテル再結晶) 151〜2℃
(dec) IR(KBr)3000〜3600cm-1(br,CO2H),3300
cm-1(NH),690cm-1(C=O) 1H−NMR(CDCl3)δ 2.08〜2.50(m,2H),4.25(m,2H),6.98(m,
2H),7.2〜7.8(m,5H),9.17(br,1H),12.6〜
13.7(br,1H) UV(2×10-2M NaOH水溶液)λmax() 303nm(7000) 溶解性 可溶:NaOH水溶液,CH2Cl2,C6H6
CH3CN 不溶:NaHCO3水溶液,H2O,HCl水溶液 実施例 10 3−(t−ブチルカルバモイル)ノルボルナジ
エン−2−カルボン酸 前記実施例と同様にして化合物Bとt−ブチル
アミンをドライのジクロルメタンに溶解し、アル
ゴン雰囲下、0℃の暗室にて反応させると、表題
化合物が得られた。白色針状結晶 mp(CH2Cl2−ヘキサン再結晶) 200〜201℃ IR(KBr)3200〜3600cm-1(br,COOH),3300
cm-1(NH),1680cm-1(C=O) 1H−NMR(CDCl3)δ 1.45(s,9H),2.0〜2.32(m,2H),3.7〜3.9
(m,1H),4.1〜4.25(m,1H),6.2〜6.5(br,
1H),6.85〜7.02(m,2H) UV(2×10-2M NaOH水溶液) 290nm(sh) 溶解性 可溶:NaOH水溶液,CH2Cl2 不溶:NaHCO3水溶液,H2O,HCl水溶液、
ヘキサン 実施例 11 化学式 で示される化合物f 前記実施例と同様にして、化合物B及びp−フ
エニレンジアミンをドライのアセトンに溶解し、
0℃アルゴン雰囲気の暗室にて反応させると、表
題化合物fが得られた。黄色結晶 mp(希塩酸再沈殿) 300℃以上 IR(KBr)3100〜3700cm-1(br,CO2H),1680
cm-1(C=O) 1H−NMR(NaHCO3−D2O)δ 2.3〜2.6(4H,m),4.3〜4.5(4H,m),7.8〜
7.4(4H,m),7.85(4H,s) UV(NaHCO3水溶液)λmax() 337.5nm(12400)237nm(17800) 溶解性 可溶:NaHCO3水溶液,DMSO 不溶:H2O,HCl水溶液,CH3CN,アセトン 実施例 12 化学式 で示される化合物 前記実施例と同様にして、化合物Bとエチレン
ジアミンをドライのアセトンに溶解し、アルゴン
雰囲気下、0℃の暗室にて反応させると、表題化
合物が得られた。白色結晶: mp(HCl水溶液で再沈殿) 300℃以上 IR(KBr)3200〜3700cm-1(br,CO2H),3270
cm-1(NH),1690cm-1(C=O) 1H−NMR(NaHCO3−D2O)δ 2.3〜2.7(m,4H),3.85(s,4H),4.2〜4.4
(m,4H),7.3〜7.5(m,4H) UV(NaHCO3水溶液)λ max() 290nm(sh),234.5nm(10000) 溶解性 可溶:NaOH水溶液,DMSO 不溶:H2O,HCl水溶液,CH3CN,アセトン 次にクワドリサイクラン誘導体の一般的製法に
ついて述べる。尚実施例13〜22の該誘導体は全て
一般的製法と同様にして得ることができるので、
実施例では物性のみを示した。 クワドリサイクラン誘導体の一般的製法 アルゴン又は窒素雰囲気下のパイレツクス容器
に入れたアセトニトリルに、1.0〜2.0×10-2Mの
ノルボルナジエン誘導体を溶解した。これに
300Wの高圧水銀ランプを5〜20時間照射して異
性化変換させた。化合物aの製造に際しては、
上記溶液が乾固するまで溶媒留去させると、かな
り高純度の化合物aが得られた。又他の場合に
は、反応混合物をシリカゲルに展開し、ベンゼン
及び/又はジクロロメタンの溶出液によつて精製
した。 実施例 13 3−(フエニルカルバモイル)クワドリサイク
ラン−2−カルボン酸a 白色結晶 収率:ほぼ定量的 mp(ベンゼン若しくはジクロロメタン再結晶) 156〜158℃(dec) IR(KBr)3300〜2600cm-1(br,CO2H,NH),
1650cm- 1(br,C=O) 1H−NMR(CDCl3)δ 2.1〜2.9(m,6H),7.0〜7.7(m,5H),8.8〜
9.4(br,1H),1.07〜11.0(br,1H) 元素分析 C15H13O3N 計算値 C70.58%,H5.13%,N5.49% 分析値 C70.30%,H4.96%,N5.30% Mass m/e 255(M+,10%),210(35%),98(100%),66
(35%) 実施例 14 3−(P−メトキシフエニルカルバモイル)ク
ワドリサイクラン−2−カルボン酸2f 白色結晶 収率:ほぼ定量的 mp(アセトニトリル再結晶) 180〜182℃ IR(KBr)3400cm-1(NH),3300〜2700cm-1
(br,CO2H),1670cm-1(C=O) 1H−NMR(CDCl3) 2.06〜2.84(m,6H),3.75(s,3H),6.7〜6.9
(m,2H),7.3〜7.5(m,2H),9.7〜10.3(br,
1H),10.70(br,1H) Mass m/e 285(M+,15%),124(100%),108(55%),69
(60%),66(50%) 実施例 15 N−フエニルクワドリサイクラン−2,8−ジ
カルボキシイミドb 白色結晶、単離化合物の収率73%(化合物b
の消費量に対する収率) mp(ベンゼン−ジクロロメタン再結晶) 155
〜156℃ IR(KBr)1765cm-1(C=O),1705cm-1(C=
O) 6H−NMR(CDCl3)δ 2.27〜2.66(m,2H),2.75〜3.10(m,4H),
7.2〜7.7(m,5H) 元素分析 C15H11O2N 計算値 C75.93%,H4.67%,N5.90% 分析値 C75.84%,H44.3%,N5.81% Mass m/e 237(M+,40%),93(100%),66(25%) 実施例 16 N−(1−ナフチル)クワドリサイクラン−2,
3−ジカルボキシイミドc 白色結晶、単離化合物の収率76%(化合物c
の消費量に対する収率) mp(ベンゼン−ジクロロメタン再結晶) 178〜174℃(dec) IR(KBr)1755cm-1(C=O),1700cm-1(C=
O) 1H−NMR(CDCl3)δ 2.26〜2.68(m,2H),2.8〜3.2(m,4H),7.3
〜8.1(m,7H) 元素分析 C19H13O2N 計算値 C79.43%,H4.56%,N4.87% 分析値 C79.45%,H4.38%,N4.76% Mass m/e 269(M+,15%),90(100%) 実施例 17 3−(フエニルカルバモイル)クワドリサイク
ラン−2−メチルカルボキシレートd 白色結晶:単離化合物の収率:89% mp(ベンゼン−石油エーテル再結晶) 84〜85
℃ IR(KBr)3300cm- 1(NH),1670cm-1(C=O) 1H−NMR(CDCl3)δ 2.04〜6.74(m,6H),3.64(s,3H),6.95〜
7.38(m,3H),7.50〜7.70(m,2H),11.2(br,
1H) 元素分析 C16H15O3N 計算値 C71.86%,H5.61%,N5.20% 分析値 C71.63%,H5.56%,N5.18% Mass m/e 269(M+,4%),149(100%),93(50%),56
(55%) 実施例 18 クワドリサイクラン−2,3−ジカルボキシア
ニリドe 白色結晶、単離化合物の収率 84% mp(熱ベンゼン再結晶) 181〜182℃(一部dec) IR(KBr)8280cm-1(br,NH),1650cm-1(C=
O) 1H−NMR(CDCl3)δ 2.0〜2.6(m,6H),7.0〜7.8(m,10H),9.86
(br,2H) Mass m/e 330(M+,2%),93(100%),
66(17%) 実施例 19 化学式
【式】 で示される化合物(クワドリサイクラン誘導
体) 白色結晶 mp(HCl水溶液で再沈殿) 300℃以上 1H−NMR(NaHCO3−D2O)δ 2.0〜2.6(m,12H),3.42(s,4H) 実施例 20 化学式
【式】で示 される化合物(クワドリサイクラン誘導体) 黄色結晶 mp(HCl水溶液再沈殿) 300℃以上 1H−NMR(NaHCO3−D2O)δ 2.1〜2.7(m,12H),7.5(s,4H) UV(NaHCO3水溶液)λmax() 281.5nm(20700) 実施例 21 3−(t−ブチルアルバモイル)クワドリサイ
クラン−2−カルボン酸 白色針状結晶 mp(CH2Cl2−ヘキサン再結晶) 157〜159℃ 1H−NMR(CDCl3)δ 1.84(s,9H),2.0〜2.8(m,6H) Mass m/e 235(M+) 実施例 22 3−(フエニルカルバモイル)クワドリサイク
ラン−2−カルボン酸 mp(ベンゼン又はジクロルメタン再結晶) 156〜158℃ (dec) IR(KBr)3300〜2600cm-1(br,CO2H,NH),
1650cm-1(br,C=O) 1H−NMR(CDCl3)δ 2.1〜2.9(m,6H),7.0〜7.7(m,5H)8.8〜9.4
(br,1H),10.7〜11.0(br,1H) 元素分析 C15H13O2N 計算値 C70.58%,N5.13%,N5.49% 分析値 C70,30%,H4.96%,N5.30% Mass m/e 255(M+,10%),210(35%),93(100%),66
(35%) 次にクワドリサイクラン誘導体からノルボルナ
ジエン誘導体を製造する方法について述べる。 1 クワドリサイクラン誘導体の熱分解 0.06〜0.08Mのクワドリサイクラン誘導体を乾
燥ベンゼンに溶解し、これを温度制御された油浴
上で80±2℃に加納すると、ノルボルナジエン誘
導体が得られた。具体的には化合物b
【式】を80℃で5時間加 熱すると、5%の化合物b
【式】及び95%の化合物 bが得られた。即ち80℃における化合物bの
半減期が68時間であつた。尚加熱温度を110℃及
び140℃とした場合、熱分解は溶媒なしで行なわ
れる。収率は前記同様1H−NMRによつて決定し
得る。 2 クワドリサイクラン誘導体のRh2(CO)4Cl2
媒下における逆異性化 NMR用試料容器にクワドリサイクラン誘導体
及びペンタクロロメタンをCDCl3に溶解した溶液
を入れ、35℃に加温した。これに同じくCDCl3
Rh2(CO)4Cl2を溶解して35℃に予熱した溶液を、
0.2Mのクワドリサイクラン当りの触媒量が
0.01Mとなるまで加えた。試料容器を、促進条件
を35℃に設定したNMR分析に直ちに供すると、
ノルボルナジエン、クワドリサイクラン及びペン
タクロロエタンの信号が得られた。ノルボルナジ
エン及びクワドリサイクランの生成量を計算し、
チヤートに記録した。初期係数は、チヤートに記
録された曲線の傾きにより決定した。又速度係数
は少なくとも2回の測定値の平均値に基き決定し
た。 尚化合物aに対しては、0.1モルのアセトン
−d6溶液を使用した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明化合物の光化学的放射エネルギ
ー吸収能グラフ、第2図は本発明化合物(a)
の光照射に伴なう吸収率変動を示すグラフであ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中R1及びR2は同一又は異なつて、−CONH
    −R4,−CONH−R5,−CONH−R6−R7,−
    CONH−R8【式】−CONH− R9−【式】又は−R3であるか、 R1とR2が共同して【式】の環式基を 形成する(但しR1とR2が同一又は異なつて共に
    R3である場合を除く。尚、式中R3〜R10は夫々下
    記の基を表わす。R3:カルボキシ又は低級アル
    コキシカルボニル,R4:フエニル又はナフチル,
    R5:低級アルキル,R6:フエニレン,R7:低級
    アルコキシ,R8:フエニレン,R9:低級アルキ
    レン,R10:フエニル又はナフチル)〕 で示されるノルボルナジエン系化合物であるか、
    上記一般式における【式】骨格(R1,R2 における【式】を含む)が、その原子価異 性構造骨格【式】を有するクワドリサイク ラン系化合物であることを特徴とする原子価異性
    化合物。
JP56214186A 1981-12-24 1981-12-24 原子価異性化合物 Granted JPS58110550A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56214186A JPS58110550A (ja) 1981-12-24 1981-12-24 原子価異性化合物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56214186A JPS58110550A (ja) 1981-12-24 1981-12-24 原子価異性化合物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58110550A JPS58110550A (ja) 1983-07-01
JPH0217535B2 true JPH0217535B2 (ja) 1990-04-20

Family

ID=16651656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56214186A Granted JPS58110550A (ja) 1981-12-24 1981-12-24 原子価異性化合物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58110550A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015172024A (ja) * 2014-03-11 2015-10-01 東京化成工業株式会社 水素結合形成アミド基を持つキラル二環式ジエン配位子

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58110550A (ja) 1983-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110437172A (zh) 一类3,7-二取代吩噁嗪类衍生物及其制备方法
JPS5967281A (ja) 3−メチルフラボン−8−カルボン酸誘導体及びその製造法
JPH0217535B2 (ja)
JPS5817186B2 (ja) 新規芳香族カルボン酸誘導体の製造方法
JP2019043941A (ja) カルバゾール誘導体及びビフェニル誘導体の製造方法並びに新規ビフェニル誘導体
Faraglia et al. Spectroscopic and thermal studies on platinum (II) iodide complexes with primary amines
RU2404154C2 (ru) СПОСОБ СОВМЕСТНОГО ПОЛУЧЕНИЯ 1'-АЛКИЛ-1'-ЭТИЛФОРМИЛ-( C60-Ih)[5,6]ФУЛЛЕРО[2',3':1,9]ЦИКЛОПРОПАНОВ И 1'a-АЛКИЛ-1'a-ЭТИЛФОРМИЛ-1'a-КАРБА-1'(2')a-ГОМО(C60-Ih)[5,6]ФУЛЛЕРЕНОВ
US3737464A (en) Deuterated paraformaldehyde process
JPS5993079A (ja) ビンカミン酸エステルの製法
JPS60139657A (ja) 置換α‐ブロモアセトアミドの製法
JPS597699B2 (ja) インドリン類の製造方法
JPS6160673A (ja) グアニジノチアゾ−ル誘導体の製造法
AL-KAYSI et al. Photochemical Synthesis of (2E, 4Z)-5-(anthracen-9-yl)-2-cyanopenta-2, 4-dienamide
JP2564141B2 (ja) アルキルベンゾチアゾール類の製造方法
JPS5936633B2 (ja) ベンゾクマリン誘導体の製造法
PL443459A1 (pl) N,N'-bis(2-etyloheksylo)-cis-dibenzoperylenodiimid oraz sposób jego otrzymywania
JPS6058224B2 (ja) メトクロプラミドの製造方法
JP2023548916A (ja) ビリベルジン又はその誘導体の製造方法
WO2020192271A1 (zh) 一种荧光化合物、其制备方法及其用途
CN111892529A (zh) 一种6-氯-5-羟基异吲哚-1-酮及其合成方法
JPH02111761A (ja) ウラシルの製造法
CN115724861A (zh) 一种高灵敏检测MnO4-的含蒽炔基发光晶体材料的制备方法和产品
JPS5858346B2 (ja) 置換ベンズアミド化合物の製造方法
JP2010143895A (ja) ピセン化合物の製造方法およびピセン化合物の結晶体
CN110938079A (zh) 一种螺环氧吲哚衍生物及其制备方法