JPH0219947Y2 - - Google Patents

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JPH0219947Y2
JPH0219947Y2 JP4476785U JP4476785U JPH0219947Y2 JP H0219947 Y2 JPH0219947 Y2 JP H0219947Y2 JP 4476785 U JP4476785 U JP 4476785U JP 4476785 U JP4476785 U JP 4476785U JP H0219947 Y2 JPH0219947 Y2 JP H0219947Y2
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winding
winding shaft
coil
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wire
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコイルの巻線具に係り、特に、筒型に
多層巻きされたコイルの製造に好適する巻線具の
改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、第11図および第12図に示すように、
ポリウレタン導線等の線材1を筒型に多層巻きし
たコイル2は、内側層から外側層に向けて線材1
を巻き進めて形成される。なお、図中符号3,4
はコイル2の巻始め部および巻終り部である。
しかしながら、このような多層巻きコイル2
は、線材1の線径、巻線時の温度、巻線機各部の
寸法のばらつき等によつて正確に多層整列巻きさ
れにくい。
そして、正確に多層整列巻きされないと、占積
率が低下して磁力が低下する等してこの多層巻き
コイル2を用いる電子機器の性能を低下させ易い
し、外観上も見栄えが悪くなる。
一方、多層巻きコイル2は、内側層から外側層
へ移る際に線材1の進路を順次外側に移して巻き
進めるから、第12図に示すように、製造した多
層巻きコイル2の端面側には線材1が斜めに交叉
する点、所謂クロスポイントPが生じ、整列巻き
されない場合には、そのクロスポイントPの位置
が不規則となる。
そのため、従来からこの点に着目してクロスポ
イントPが規則的な位置に生じるような工夫がな
されてきたが、不十分であつた。ちなみに、最も
歩留りが良い場合でも90%程度が限度であつた。
本考案者は、多層巻きコイル2の巻線方法につ
いて鋭意研究を重ねた結果、強制的にクロスポイ
ントPを生じさせる手段を見い出した。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案はこのような状況の下になされたもの
で、正確な多層整列巻きが容易で、製造歩留りの
高いコイルの巻線具を得るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために本考案は、
各々対向面が平行になるように配置された第1お
よび第2の部材が巻軸で連結されてなるコイルの
巻線具であつて、各々対向面が平行になるように
配置された第1および第2の部材が巻軸で連結さ
れてなるコイルの巻線具において、前記第1もし
くは第2の部材の前記対向面のうち少なくとも一
方の対向面に、巻線される線材を内側に押し戻す
押戻し部を、その対向面から突出させるとともに
その巻軸付近から上記巻線具の側面方向に延びる
ように形成した構成となつている。
〔作用〕
このような本考案のコイルの巻線具によれば、
第1および第2の部材の対向面間に送りをかけて
線材を巻く際に、巻き進められた線材が第1もし
くは第2の部材の対向面に達すると、押戻し部に
よつて強制的に内側すなわち他方の対向面側へ曲
げ戻されてクロスポイントが生じ、さらに巻線さ
れたコイルの複数のクロスポイントが押戻し部に
沿つて配列される。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案に係るコイルの巻線具の一実施
例を示す分解斜視図であり、この巻線具は第1の
巻線具5および第2の巻線具6を組合せて構成さ
れている。
第1の巻線具5は、第1図および第2図に示さ
れるように、第1の巻軸部7とこれを保持する保
持部8とからなつている。
円柱状の第1の巻軸部7は、その先端から途中
まで形成されたスリツト9によつて片半分が二分
されており、その基部10は外径の大きな円柱状
に形成されている。保持部8は、一方の端面側が
閉塞部11によつて塞がれた筒型となつており、
第1の巻軸部7の基部10が嵌り合う内形状を有
するとともに、閉塞部11における保持部8の中
心軸(後述する回転軸)に相当する位置には第1
の巻軸部7が嵌る貫通孔12が形成されている。
閉塞部11の表面すなわち保持部8の端面13
には、貫通孔12から保持部8の側面にまで延び
る直線状の凸条14が突設されており、この凸条
14は貫通孔12の接線方向に延びている。
そして、第1の巻軸部7は、その基部10を保
持部8内に保持させにようにして貫通孔12から
突出させて組合されている。
第2の巻線具6は、第1図および第3図に示さ
れるように、薄く細長い短冊状の第2の巻軸部1
5とこれを保持する保持部16とからなつてい
る。
第2の巻軸部15は、その長手方向端部に大径
の円柱状基部17を有している。保持部16は、
一方の端面側が閉塞部18で塞がれた筒型になつ
ており、第2の巻軸部15の基部17が嵌り合う
内形状を有するとともに、閉塞部18における保
持部16の中心軸(後述する回転軸)に相当する
位置には貫通孔12と同様な貫通孔19が形成さ
れている。
第2の巻軸部15の先端には、幅方向の中央部
から少し端(図中下方)へ寄つた位置に厚み方向
に延びる山型の歯20が一体的に突設されてお
り、歯20の頂部とその両側における第2の巻軸
部15の先端面との間隔は各々異なつている(T
>t)。しかも、間隔tは後述する線材23の線
径より小さく、Tは線材23の略線径程度に選定
されている。
第2の巻軸部15の基部17に近い部分では、
この第2の巻軸部15と貫通孔19の内壁間に空
隙が形成され、後述するように第1の巻軸部7の
先端が嵌るようになつている。
そして、第2の巻軸部15は、その基部17を
保持部16内に保持させるようにして貫通孔19
から突出させて組合されている。
なお第1、第2の巻線具5,6各々において、
第1の巻軸部7と保持部8、第2の巻軸部15と
保持部16が交互に回転してずれないように、第
1の巻軸部7の横断面形状や貫通孔12の形状、
第1、第2の巻軸部7,15の基部10,17や
保持部8,16の形状を楕円状にしたり、回転防
止用のストツパー(図示せず)を設けるとよい。
このような第1の巻線具5および第2の巻線具
6は、第4図に示すように、スリツト9に第2の
巻軸部15を嵌め合わせるとともに、第1の巻軸
部7の先端部を貫通孔19に挿入して円柱状の巻
軸21を有する巻線具が構成される。
なお、上述したスリツト9の深さおよび第2の
巻軸部15の長さは、第1の軸軸部7の先端が基
部17に当接した場合、スリツト9の底部9aと
歯20間に僅かな間隔が生ずるような寸法となつ
ており、第1および第2の巻線具5,6の端面
(対向面)13,22間は、例えば保持部16を
第2の巻軸部15に対して独立して進退同可能に
構成することにより、後述するコイル25の厚み
Sに相当する間隔となるような寸法となつてい
る。
次に、このような本考案のコイルの巻線具の使
用例を説明する。
まず、第5図および第6図に示すように、第1
および第2の巻線具5,6を、第2の巻軸部15
がスリツト9に嵌るように各々同一の回転軸Q上
で対向させるとともに、その回転軸Qと直交して
張架した線材23をその間に置いて配置する。
第1の巻線具5および第2の巻線具6は、互い
に接近するような進退動可能に支持され、かつ第
1の巻軸部7は回転駆動手段24に連結されて巻
線具全体が回転駆動されるようになつている。
そして、第1および第2の巻線具5,6を互い
に前進動させ、第6図(第4図参照)に示すよう
に、スリツト9に第2の巻軸部15を嵌め合わ
せ、スリツト9の底部9aと第2の巻軸部15の
先端部で線材23を挟む。
この場合、第7図に示すように、第2の巻軸部
15の歯20が線材23に食い込んだ状態となる
とともに、線材28は第2の巻軸部15の先端面
とスリツト9の底部9a間で潰され状態で挟持さ
れる。すなわち、スリツト9の底部9aと第2の
巻軸部15の先端部は、線材23の挟持部を形成
する。なお、第2の巻軸部15の先端面が粗面加
工されていれば、線材23を強く挟持できる。
次いで、線材23の開放部側、例えば第6図中
下側に導出している線材23を引張つてこれを切
断除去する。
線材23の残りの部分が挟持された状態におい
て、第8図に示すように、回転駆動手段24によ
つて第1および第2の巻線具5,6を一体的に回
転させながら、かつ第1の巻線具5および第2の
巻線具6の端面13,22間に相当する間隔Sで
回転軸Q方向の往復の送りをかけて、線材23を
巻軸21に整列巻きする。
そして、線材23を巻く途中で、第9図に示す
ように、第2層目の線材23が第1の部材5の端
面13に達すると、凸条14にあつて巻軸21に
近い方から当接してこの凸条14によつて強制的
に内側すなわち第2の部材6側へ曲げ戻されるか
ら、ここでクロスポイントが生じて第3層目の整
列巻きが始まる。同様に第4層から第5層へ移る
際にも凸条14部分でクロスポイントが生じてコイ
ル25が巻かれる。
巻線が終了すると、第1および第2の巻線具
5,6を互いに後退動させ、コイル25を外せば
完成する。
このようにして製造されたコイル25は、強制
的に凸条14によつてクロスポイントが作られ、
複数のクロスポイントは凸条14に沿つて配列さ
れるから出来上がつたコイル25は正確に整列巻
きされる。
本考案者の実験によれば、厚み0.1mmの凸条1
4を有する第1の巻線具5と第2の巻線具6を用
い、線径0.2mmの融着性ポリウレタン導線を熱風
を吹きつけながら巻軸21に210ターン、20層巻
いてコイル25を形成した場合、98%以上の歩留
りが得られた。
なお、上述した実施例では、第1の巻線具5に
のみ凸条14を形成したが、コイル25が厚い場
合には第2の巻線具6の端面22にも設けるとよ
く、凸条14も直線状に限らず、曲線状に形成し
てよい。
さらに、本考案のコイルの巻線具では、クロス
ポイントを強制的に作る手段として凸条14に限
らず、第10図A,Bに示すように、第1の巻線
具5の端面13に突出するような傾斜面26を形
成し、この傾斜面26を移動させながら線材23
のクロスポイントを形成することも可能である。
要は、巻線時の線材23を内側に押し戻す押戻
し部が、第1もしくは第2の巻線具5,6の端面
すなわち少なくとも一方の対向面において、その
対向面から突出するとともに巻軸21の根元から
の第1もしくは第2の巻線具5,6の側面方向へ
延びるように形成されていれば本考案の目的達成
が可能である。なお、上述した凸条14や傾斜面
26等の押戻し部は、巻線される線材23が巻軸
21付近から当たるように形成された方が好まし
く、第1の巻線具5の側面近くから押戻し部に当
たると線材23が損傷されるおそれがある。
また、上述した第1および第2の巻線具5,6
は、各々第1の巻軸部7と保持部8、第2の巻軸
部15と保持部16とで形成したが、巻軸部と保
持部は一体的であつてもよいし、第1および第2
の巻線具5,6の一方に巻軸部21を設けて構成
してもよい。すなわち、各々対向面が平行になる
ように配置された第1および第2の部材が巻軸で
連結された如き巻線具において任意に実施可能で
ある。
ところで、本考案の巻線具にコイルを巻く場
合、第1および第2の巻線具5,6を固定し、巻
軸21を中心として回転するフライヤーによつて
線材23を巻く方法も実施可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案のコイルの巻線具
は、複数のクロスポイントの形成位置の制御が容
易となつて正確な整列多層巻きができるから、製
造歩留りが高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコイルの巻線具の一実施
例を示す分解斜視図、第2図および第3図は第1
図に示すコイルの巻線具の縦断面図、第4図は第
1図に示すコイルの巻線具の縦断面図、第5図〜
第9図は第1図に示すコイルの巻線具の使用例を
示す正面図(但し第7図は部分断面図)、第10
図A,Bは本考案のコイルの巻線具の押戻し部の
他の例を示す図、第11図および第12図は多層
巻きコイルを示す半断面図および平面図である。 1,23……線材、2,25……コイル、5…
…巻軸具(第1の巻線具)、6……巻軸具(第2
の巻線具)、7……第1の巻軸部、8,16……
保持部、9……スリツト、10,17……基部、
12,19……貫通孔、13,22……対向面
(端面)、14……押戻し部(凸条)、15……第
2の巻軸部、20……歯、21……巻軸、26…
…押戻し部(傾斜面)、P……クロスポイント。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 各々対向面が平行になるように配置された第
    1および第2の部材が巻軸で連結されてなるコ
    イルの巻線具において、 巻線される線材を内側に押し戻す押戻し部
    が、前記第1もしくは第2の部材の前記対向面
    のうち少なくとも一方の対向面にて、この対向
    面から突出するとともに前記巻軸付近から前記
    巻線具の側面方向に延びるように形成されてな
    ることを特徴とするコイルの巻線具。 (2) 押戻し部が、凸条である実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のコイルの巻線具。 (3) 押戻し部が、対向面に突設された傾斜面であ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のコイル
    の巻線具。
JP4476785U 1985-03-27 1985-03-27 Expired JPH0219947Y2 (ja)

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JP6091258B2 (ja) * 2013-03-05 2017-03-08 三菱電機株式会社 巻線機の切断刃付きクランパ

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