JPH0220683Y2 - - Google Patents

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JPH0220683Y2
JPH0220683Y2 JP19199383U JP19199383U JPH0220683Y2 JP H0220683 Y2 JPH0220683 Y2 JP H0220683Y2 JP 19199383 U JP19199383 U JP 19199383U JP 19199383 U JP19199383 U JP 19199383U JP H0220683 Y2 JPH0220683 Y2 JP H0220683Y2
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、SnO2ガスセンサを用いたCOガス
検出装置の改良に関する。
特公昭53−43320号は、金属酸化物半導体の抵
抗値の変化を利用したガスセンサの加熱温度を周
期的に変化させ、高温加熱時にセンサをヒートク
リーニングし、低温加熱時のセンサの抵抗値から
COガスを検出する技術を開示している。この技
術は、COガスと他のガスとの相対感度を飛躍的
に改善するもので、COガスの検出に当つての先
駆的なものである。
考案者は、SnO2に少量に貴金属触媒を添加し
たガスセンサをもとに、この技術の実用化を試み
た。
この過程で直面した主要な課題は、低濃度の
COが長時間存在する場合に、どのようにアラー
ムを行うかという点に有つた。低濃度のCOは、
長時間存在しない限り、特に危険なものではな
い。そしてストーブやボイラー等の着火や消火時
には、一時的に低濃度のCOが発生することが有
る。このようなCOの発生は、特に危険なもので
はない。低濃度のCOが長時間存在するか否かを
検出する際の問題は、一般にCO濃度が低い程、
時間当りのCO濃度の変動が大きくなるという点
に有る。例えば、COが所定の期間継続して存在
することを検出の条件とすると、その間のCO濃
度の変動により、検出がなされないことになる。
COガス検出装置の実用化に当つて生じた他の
課題は、 (1) COガスとエタノール蒸気間の相対感度が不
充分で、エタノールによる誤報が生ずる。
(2) 主要なCOガスの発生源である燃焼機器は、
NOXガスをも発生させる。NOXへの感度はセ
ンサの加熱温度を下げる程大きくなるので、セ
ンサの温度を周期的に変化させるだけでは、
NOXへの感度を除くことができない。
(3) センサの加熱周期と加熱温度とは、センサの
特性に著しい影響を与える。従つて、加熱温度
と周期とを精密に決定せねばならない。
という点に有つた。
この考案は、上記の4つの課題の解決を目的と
する。この考案では、SnO21g当り1〜15mgの貴
金属触媒(Pt、Pd、Rh、Ir、Os、Ru、Au、Ag
の少なくとも一員、なお添加量は金属換算で示
す。)を添加したSnO2をガスセンサとし、加熱用
のヒータと、エタノール及びNOX除去用の活性
炭フイルターとを一体化してセンサユニツトとす
る。活性炭は、ガスセンサ一個当り、0.5〜5g
を用い、好ましくは0.8〜3gを用いる。このよ
うにして、エタノールとNOXのない条件でCOガ
スを検出する。活性炭に関する0.5〜5gとの条
件は、現在市販されているガスセンサのサイズを
基準に求めたもので、この考案のガスセンサでも
現在市販されているガスセンサと同等の大きさの
ものを用いることを前提としている。0.5gとの
下限は高濃度のエタノール中でもエタノールの破
過が生じないように、経験的に定めたものであ
る。即ち0.5g以上の活性炭を用いれば、日常的
に生じ得る範囲のエタノール濃度に対しては、エ
タノールに対する出力はCO100ppm以下となり誤
報の恐れは小さい。一方活性炭の量を増すと、ガ
スセンサの通気性が低下し、COへの応答速度が
低下する。活性炭による応答速度の低下が顕著に
ならない範囲は、通常の大きさのガスセンサの場
合、活性炭量を5g以下とすることである。そこ
でエタノールの破過を防止しながら、応答速度の
低下が大きくならない範囲として、活性炭量を
0.5〜5gとした。
次にタイマを用いて、ガスセンサの加熱周期
と、ガスセンサの出力の検出時期を制御する。タ
イマにヒータコントローラを接続し、20〜120秒
間ガスセンサを250〜400℃に加熱してヒートクリ
ーニングを行い、ついで30〜180秒間ガスセンサ
を60〜100℃に保持する。この過程を繰り返して、
ガスセンサの温度を周期的に変化させる。ヒート
クリーニング温度を250℃以下に、あるいはヒー
トクリーニングの時間を20秒以下にすると、ヒー
トクリーニングが不充分でCOガスへの応答速度
が低下し、COの検出が出来なくなる。ヒートク
リーニング温度を400℃以上とすると、ガスセン
サが経時的に劣化する。ヒートクリーニングの時
間を120秒以上とすると、ガスセンサの加熱周期
が長くなり、検出と検出の間のデツドタイムが増
すことになる。ガスセンサの低温側の温度を60℃
以下とすると、COガスへの応答が遅れ、検出が
困難になる。100℃以上では、H2とCOとの相対
感度が低下し。検出精度が低下する。ガスセンサ
を低温に保持する時間を30秒以下とすると、CO
への応答が不充分になる。180秒以上では、ガス
センサの加熱周期が増し、やはり好ましくない。
COの人体への影響はCO濃度のみによるのでは
なく、CO濃度と時間との両方による。数千ppm
程度のCOにふれると、たとえ1分以下でも、人
体に致命的な影響が生じる。これに対する安全率
を見込んだ濃度として、この考案では高濃度CO
の検出条件としてCO300〜600ppmを選んだ。CO
濃度がこの値を越えると直ちに検出を行い、高濃
度のCOによる中毒を防止する。一方低濃度のCO
の人体への影響は即時には生じず、長時間低濃度
のCOに触れつづけることで生じる。低濃度のCO
への環境基準として、職場や工場の平均CO濃度
を50ppm以下とすることが提案されている。そこ
でこれにたいする検出条件としてCO20〜250ppm
を選び、平均CO濃度がこの値を越えると検出す
ることとした。
デイテクタユニツトへ、ゲート信号により、低
温側でのガスセンサの出力を加える。2つのコン
パレータ手段により、300〜600ppmの高濃度の
COの存否と20〜250ppmの低濃度のCOの存否と
を検出する。高濃度用コンパレータ手段の出力を
アラームユニツトに加え、低濃度用コンパレータ
手段の出力をサンプリング信号に基づいてアツプ
ダウンカウンタに加える。アツプダウンカウンタ
の出力は、CO濃度の平均値により定まる。CO濃
度の平均値が低濃度用コンパレータ手段の検出レ
ベルと一致すればアツプダウンカウンタの出力の
期待値は0となり、平均値が検出レベルより高け
ればアツプダウンカウンタの出力の期待値は正と
なり、カウンタ出力の上昇速度はCO濃度の平均
値とともに増大する。
そして高濃度用コンパレータ手段とアツプダウ
ンカウンタとにより、アラームユニツトを動作さ
せ、危険度に応じた警報を行う。
以下に図面を基に、COの検出レベルを高濃度
側を500ppm、低濃度側を50ppmとし、アラーム
ユニツトで換気扇とブザーとLEDとを制御する
場合について、実施例を説明する。センサユニツ
ト2の構造を第1図に示す。センサユニツト2
は、ガスセンサ4に、一対のコイル状のヒータ兼
用電極(その一方を6として示す。)を埋設し、
2つの金網8a,8bで囲つた活性炭フイルター
10を介して外気を導入するようにしたものであ
る。ガスセンサ4は、SnO2に1g当り3mgのPd
(金属換算の添加量、以下同じ)を添加したもの
の焼結体である。しかし、Pdに代えてPtや、
Rh、Ru、Au、等の貴金属の一員もしくは複数
員を用いても良い。また添加量は、SnO21g当り
1mg〜15mgの範囲で変化させても良い。活性炭フ
イルター10は、エタノールや、NO、NO2等の
NOXを除くためのもので、ここでは1gの活性
炭顆粒を用いて構成する。なお活性炭の粒度はフ
イルター10の特性にほとんど影響せず、用いる
活性炭の量は0.5〜5g、好ましくは0.3〜3gと
する。
実施例の回路のブロツク図を第2図に、ヒータ
コントローラ12及びセンサ回路20を第3図
に、タイマ30を第4図に、リセツト回路40を
第5図に、デイテクタユニツト50及びアラーム
ユニツト60を第6図に、示す。
回路構成を説明すると、ヒータコントローラ1
2では、電池14に電源用のツエナーダイオード
16と、2つのブーストトランジスタTr1,Tr2
により出力容量を増大させた安定化電源用Ic,
Ic1を接続する。電源用Ic,Ic1の誤差増幅用入力
Nへ出力をフイードバツクさせ、スイツチングト
ランジスタTr3によりフイードバツク入力を変化
させる。
ツエナーダイオード16の出力Vccを各回路の
電源とし、電源用Ic,Ic1の出力を交流に変換し、
トランス18を介して、センサユニツト4の2つ
のヒータ6,6′に供給する。またスイツチング
トランジスタTr3のベースHCaを、タイマ30に
接続する。
センサ回路20では、ガスセンサ4に、電源
Vccと、負荷抵抗RLおよびガスセンサ4の周囲温
度依存性の補償用の負特性サーミスタ22の並列
片とを直列に接続する。センサ回路20自体は周
知なもので有り、公知技術に従い種々の変形がで
きる。
タイマ回路30では、2つのインバータIc2,
Ic3により時定数1秒の発振回路を設け、2進コ
ードの16進カウンタIc4、10進コードの10進カウ
ンタIc5に接続し、160秒周期で動作する160進カ
ウンタとする。なおこれらのカウンタIc4,Ic5の
出力は、正論理形式によつている。カウンタIc4,
Ic5のクリア入力を、リセツト回路40に接続す
る。
カウンタIc5のQ0〜Q3出力を用い、各周期の最
初の64秒間にはハイ信号を、次の96秒間にはロウ
信号を発生させる。これらの信号をアンド素子
Ic6に入力し、アラームユニツト60のHCb出力
とのアンドを求め、ヒータコントローラ12の
HCa端子に入力する。即ち、アンド素子Ic6の出
力がハイの時は電源用Ic,Ic1の出力が増大し、
ロウの時は出力が減少する。
カウンタIc5のQ6〜Q9出力を用いてゲート信号
を発生させ、Da端子からデイテクタユニツト5
0へ入力する。Da端子には、アラームユニツト
60のTa出力を並列に加え、ゲート信号の発生
期間を可変とする。
カウンタIc5のQ9出力と、カウンタIc4のA〜D
出力を用い、アンド素子Ic7,Ic8のワイヤードア
ンド出力をサンプリング信号とする。カウンタ
Ic5のQ9出力は、アラームユニツト60のTb出力
とのオア形式で、アンド素子Ic7へ入力する。ま
た、カウンタIc4のA、B出力をアンド素子Ic9へ
加え、その出力Afをアラームユニツト60へ加
える。
タイマ30において重要なことは、ハイ信号、
ロウ信号、ゲート信号、サンプリング信号の4者
を、必要なタイミングで発生させることである。
そして同じ動作をする回路を他の部品配置で構成
することも容易で有り、回路コスト等の必要に応
じ、変形を加えても良い。
次にリセツト回路40では、電源Vccにコンデ
ンサ42と抵抗44とを接続して、電源投入時に
リセツト信号Cl1,Cl2を発生させる。
デイテクタユニツト50では、センサ回路20
の出力VRLにバツフアアンプIc10を接続し、その
出力にアナログスイツチからなるゲートIc11のス
イツチ片S1を接続する。即ち、Da端子を介し
て加えられるゲート信号により、ガスセンサ4の
出力が入力される。
ゲートIc11のスイツチ片S1の出力を、低濃度
用コンパレータC1および高濃度用コンパレータ
C2へ加える。各コンパレータC1,C2の比較
電位を選択して、それぞれの比較電位をCO濃度
換算で50ppm、及び500ppmとする。即ち、コン
パレータC1は50ppm以上のCOの存在で信号1
を、CO濃度が50ppm以下で信号0を発し、コン
パレータC2は500ppm以上のCOの存在で信号1
を発する。
デイテクタユニツト50には、タイマ30の
Db出力からサンプリング信号を加える。高濃度
用コンパレータC2の信号1を、Aa端子を介し
てアラームユニツト60を加える。低濃度用コン
パレータC1の信号0を、ナンド素子Ic12でサン
プリング信号と同期させて、Ab端子からアラー
ムユニツト60へ加える。
低濃度用コンパレータC1の信号1と0とを、
それぞれナンド素子Ic13,Ic14でサンプリング信
号と同期させ、信号1をアツプ信号、信号0をダ
ウン信号として、2進コードの16進アツプダウン
カウンタIc15へ入力する。なお、Db端子とナンド
素子Ic13,Ic14の間に、アラームユニツト60の
Dc出力がロウの時にスイツチ片S2を開くアナ
ログスイツチIc16を設ける。
アツプダウンカウンタIc15はエツジトリガー型
のもので、サンプリング信号に同期して、低濃度
用コンパレータC1の信号1、および0により、
加算と減算とを行う。またアツプダウンカウンタ
Ic15のクリア入力をリセツト回路40に接続し、
電源投入時にカウンタIc15のA〜Dの各出力を0
とする。さらにノア素子Ic17により、A〜Dの各
出力がいずれも0の時にダウン信号をカツトし、
アンド素子Ic18により、A〜Dの各出力がいずれ
も1の時にアツプ信号をカツトする。アツプダウ
ンカウンタIc15のC出力を、インバータIc19を介
して、アラームユニツト60のAc入力へ、Bお
よびC出力をナンド素子Ic20を介してAd入力へ、
CおよびD出力をオア素子Ic21を介してAe入力
へ、接続する。
デイテクタユニツト50にとつて重要な点は、
ガスセンサ4の出力を必要な時点で入力するこ
と、高濃度のCOと低濃度のCOとを区別して検出
すること、低濃度のCOの検出結果をアツプダウ
ンカウンタIc15に入力するのにサンプリング信号
を用いる点で有る。これらの条件が充たされる範
囲で種々の変形が可能である。例えば、コンパレ
ータC1,C2の動作が充分に速い場合にはゲー
ト信号をサンプリング信号と兼用して用いても良
い。2つのコンパレータC1,C2を、単一のシ
ユミツトコンパレータに代え、最初に高濃度用コ
ンパレータ手段として動作させ、次に高濃度の
COが存在しない場合に、低濃度用コンパレータ
手段として動作させても良い。
アラームユニツト60では、3つのリセツトセ
ツト型のフリツプフロツプ素子FF1,FF2,
FF3を用いる。これらのフリツプフロツプ素子
FF1,FF2,FF3では、リセツト入力の一方
をリセツト回路40に接続し、電源投入時にリセ
ツトを行う。他の入力は全てデイテクタユニツト
50に接続する。フリツプフロツプ素子FF1で
は、セツト入力をAa端子とAc端子とに、リセツ
ト入力をオア素子Ic22を介して、Ab端子とAe端
子とに接続する。このフリツプフロツプ素子FF
1のセツト出力に、換気扇の制御出力(Vent)
と、LED62の駆動回路とを接続する。
フリツプフロツプ素子FF2のセツト入力をAa
端子に、リセツト入力をAb端子に接続する。ま
たフリツプフロツプ素子FF3のセツト入力をAd
端子に、リセツト入力をAe端子に接続する。こ
れらのフリツプフロツプ素子FF2,FF3のセツ
ト出力を、Ta端子とTb端子へ、リセツト出力を
アンド素子Ic23を介してHCb端子へ接続する。異
なるのは、フリツプフロツプ素子FF2のリセツ
ト出力をDc出力として取り出すが、フリツプフ
ロツプ素子FF3では対応する出力がないこと、
フリツプフロツプ素子FF2のセツト出力により
ブザー64は連続鳴動するが、フリツプフロツプ
素子FF3のセツト出力ではブザー64はタイマ
30のAf出力とのアンド出力により鳴動する点
で有る。
次にこの装置の動作を、ガスセンサ4の特性と
ともに説明する。実施例では、ガスセンサ4とし
てSnO2に1g当り3mgのPdを加えたものを用
い、300℃で64秒と80℃で96秒の熱サイクルを加
えた。ここで、触媒をPd以外の貴金属に代えて
も、添加量を1g当り1〜15mgの範囲で代えて
も、特性はほとんど変らなかつた。高温側の加熱
温度を250℃以下に、あるいは加熱時間を20秒以
下にすると、ガスセンサ4のCOガスへの応答速
度が低下した。高温側の加熱温度を400℃以上と
すると、低温側でのCOへの感度が徐々に低下し
た。また高温側に保持する時間を不必要に長くす
ると、検出が行われないデツドタイムが延びる他
に、ガスセンサ4の熱劣化の原因となつた。従つ
て高温側の加熱条件を、温度を250〜400℃に、時
間を20〜120秒と定めた。
低温側の加熱温度を60℃以下とすると、COへ
の応答速度が著しく低下し、またガスセンサ4の
抵抗値の周囲温度依存性も極端に大きくなつた。
低温側の加熱温度を100℃以上とすると、H2と
COとの相対感度が不良となり、H2による誤報が
生じた。つぎに、60〜100℃の温度でのCOへの応
答に要する時間は、30〜120秒程度であつた。従
つて低温側の保持時間を、応答に要する時間とほ
ぼ等しい、30〜180秒とした。
ガスセンサ4の加熱条件を変えても、エタノー
ルやNOXによる検出精度の低下を解消すること
はできなかつた。そこで1gの活性炭からなるフ
イルター10を用いたところ、フイルター10の
内部のエタノール濃度は外部の1/100以下に、
NOX濃度は外部の1/20以下となつた。活性炭フ
イルター10のNOX吸着能力は、エタノールへ
のものにくらべ低いが、NOXの発生濃度が一般
に低い(通常は30ppm以下で、多くとも50ppm以
下)ので、問題は生じなかつた。
エタノールの吸着が飽和すると、フイルター1
0は作用しなくなる。そこで、センサユニツト2
を10日の間、毎日4時間ずつ3000ppmのエタノー
ルにさらした。そしてガスセンサ4を上記の熱サ
イクルで加熱し、エタノール中でCO50ppmに相
当する出力が生ずるまでの日数を調べたところ、
0.5gの活性炭を用いたものでは6日後に
CO50ppm相当の出力が得られたが、0.8gの活性
炭を用いたものでは10日後でも出力はCO50ppm
相当のものより低かつた。なおこの試験の後に、
センサユニツト2を3週間放置すると、活性炭の
吸着能力はほぼ最初の値に回復した。
ところで家庭内で発生するエタノールの濃度
は、多くとも1000ppm、通常は200〜300ppm以下
で、その持続時間は2〜3時間以下であり、しか
も毎日高濃度のエタノールが発生することは極く
少ない。従つてこの試験は、実際のエタノールの
発生状況よりも苛酷なものである。
エタノールへの耐久テストの結果から、0.5g
以上の活性炭を用いれば苛酷な条件でのみ誤報が
生じ、0.8g以上の活性炭を用いればほとんど誤
報を除けることがわかつた。活性炭の量を不必要
に増すとセンサユニツト2の通気性が低下するの
で、活性炭の量は多くとも5g、好ましくは3g
以下とする。
次に、実施例の装置の動作を説明する。なお各
カウンタIc4,Ic5,Ic15の出力は、10進コードに
より表示する。
(1) 電源を投入すると、リセツト回路40の動作
により、カウンタIc4,Ic5,Ic15はクリアされ、
各フリツプフロツプ素子FF1,FF2,FF3
はリセツトされる。
(2) COのない状態では、カウンタIc5は最初の64
秒間ハイ信号を発生させ、ガスセンサ4は300
℃に加熱される。次の96秒間はロウ信号によ
り、ガスセンサ4は80℃に保たれ、COの検出
が行われる。ロウ信号への移行後32秒経過後
に、ゲート信号がカウンタIc5から生じ、ゲー
トIc11のスイツチ片S1が閉じる。そしてロウ
信号の終了直前に、サンプリング信号がタイマ
30から発生する。
(3) 500ppm以上のCOが発生すると、高濃度用コ
ンパレータC2が信号1を発し、フリツプフロ
ツプ素子FF1,FF2がセツトされる。これに
より、制御出力(Vent)により換気扇が駆動
され、LED62が点灯する。またブザー64
が連続鳴動する。
ガスセンサ4のヒートクリーニングを打ち切
り、連続監視に近い状態に移行させるため、
HCb出力をロウとしてハイ信号をカツトし、
Ta出力をハイとしてゲートIc11を常時閉じさ
せ、Tb出力をハイとしてサンプリング信号の
間隔を16秒とする。さらにDc出力をロウとし
て、アツプダウンカウンタIc15への入力カツト
とし、高濃度のCOの検出を低濃度のCOの検出
より優先させる。
次に低濃度用コンパレータC1の信号0によ
り、CO濃度が50ppm以下に低下したのを確認
し、警報を解除する。
(4) アツプダウンカウンタIc15の出力は、低濃度
用コンパレータC1がCOを検出すると1ビツ
ト加算され、COを検出しないと、(CO濃度が
50ppm以下に低下すると)、1ビツト減算され
る。ここでCO濃度が常時50ppmを越えている
場合には、アツプダウンカウンタIc15は検出周
期160秒毎に加算され、640秒で換気のための基
準値4に達する。CO濃度が50ppm付近を変動
している場合には、検出のタイミング(160秒
周期)の時点でCO濃度が50ppmを越えれば加
算され、50ppmを下回つていれば減算される。
ここでCO濃度の平均値が50ppmを越えている
場合、検出のタイミングで50ppmを越えている
頻度の方が50ppmを下回つている頻度よりも高
く、加算される頻度のほうが減算される頻度よ
り大きい。一方平均CO濃度が50ppmを下回つ
ている場合、減算される頻度の方が加算頻度よ
り大きい。この結果、平均CO濃度が50ppmを
越えれば、アツプダウンカウンタIc15は加算さ
れる。そしてアツプダウンカウンタIc15が加算
される速度は、平均CO濃度が高い程大きい。
アツプダウンカウンタIc15の出力が4以上で、
フリツプフロツプ素子FF1がセツトされ、換
気とLEDの点灯とが行われる。
ここで換気にもかかわらずアツプダウンカウ
ンタIc15の出力が増すのは、換気系の故障と、
COの発生速度が換気能力以上である場合とに
限られる。換気が充分に行われるまでの時間と
して2ビツト(ここでは約5分間)待ち、カウ
ンタIc15の出力が6以上で、Ad出力を介して、
フリツプフロツプ素子FF3をセツトする。フ
リツプフロツプ素子FF3のセツトにより、
HCb出力をロウに、Ta、Tb出力をロウにする
他、タイマ30のAf出力を用いて、4秒に1
秒ずつブザー64が鳴動する。
カウンタIc15の出力が3以下となるとAe出力
を介して、フリツプフロツプ素子FF1,FF3
がリセツトされる。
この考案のCOガス検出装置では、 (1) 活性炭フイルターによりエタノールやNOX
の影響を除き、 (2) COの検出に適した加熱条件を選択してガス
センサの検出精度を向上させ、 (3) アツプダウンカウンタにより、低濃度で長時
間存在するCOを、濃度の変動の影響を補償し
て検出する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に用いたガスセンサの断面図、
第2図は実施例の回路のブロツク図、第3図〜第
6図は実施例の部分回路図である。 2……センサユニツト、4……ガスセンサ、6
……ヒータ、10……フイルター、12……ヒー
タコントローラ、20……センサ回路、30……
タイマ、40……リセツト回路、50……デイテ
クタユニツト、60……アラームユニツト、Ic4,
Ic5……カウンタ、Ic11……ゲート、Ic15……アツ
プダウンカウンタ、FF1,FF2,FF3……フ
リツプフロツプ素子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 SnO2に、SnO21g当り金属換算で1〜15mgの
    貴金属触媒を添加したガスセンサと、ガスセンサ
    を加熱するヒータと、ガスセンサに接触するガス
    からエタノール蒸気とNOXガスとを除去するた
    めの0.5〜5gの活性炭からなるフイルターとを
    備えたセンサユニツトと、 20〜120秒間持続するハイ信号と、30〜180秒間
    持続するロウ信号とを交互に発し、ロウ信号を発
    する期間内に、第1にゲート信号を、ついでサン
    プリング信号をそれぞれ発するタイマと、 タイマのハイ信号とロウ信号とに基づき前記セ
    ンサユニツトのヒータに高低2種の電圧を印加
    し、ハイ信号時のガスセンサの加熱温度を250〜
    400℃とし、ロウ信号時のガスセンサの加熱温度
    を60〜100℃とするためのヒータコントローラと、 タイマのゲート信号に基づき、ガスセンサの出
    力を入力信号として取り出すゲートと、ゲートを
    介しての入力信号に基づき、CO濃度が20〜
    250ppm以上である時に信号1を、それ以下の濃
    度である時に信号0を発する低濃度用コンパレー
    タ手段と、CO濃度が300〜600ppm以上である時
    に信号1を発する高濃度用コンパレータ手段と、
    タイマのサンプリング信号に基づき、低濃度用コ
    ンパレータ手段の信号1により加算され、信号0
    により減算されるアツプダウンカウンタとを有す
    るデイテクタユニツトと、 デイテクタユニツトの高濃度用コンパレータ手
    段の信号1およびアツプダウンカウンタの出力に
    より動作するアラームユニツトを有するCOガス
    検出装置。
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