JPH0220740B2 - - Google Patents
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- JPH0220740B2 JPH0220740B2 JP2926584A JP2926584A JPH0220740B2 JP H0220740 B2 JPH0220740 B2 JP H0220740B2 JP 2926584 A JP2926584 A JP 2926584A JP 2926584 A JP2926584 A JP 2926584A JP H0220740 B2 JPH0220740 B2 JP H0220740B2
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Landscapes
- Auxiliary Weaving Apparatuses, Weavers' Tools, And Shuttles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[技術分野]
本発明は縦糸と横糸とを交互に交差させ、おさ
で横糸を打ち織物を形成する織機において、織物
の織口近傍を全幅にわたつて把持する全幅テンプ
ルに関する。
で横糸を打ち織物を形成する織機において、織物
の織口近傍を全幅にわたつて把持する全幅テンプ
ルに関する。
[従来技術]
従来、織機において織物の横糸をおさによつて
打ち込んだ際に生じる織物の織り縮みを防止する
ためリングテンプル、スターテンプル、ローラー
テンプル等が使用されていた。
打ち込んだ際に生じる織物の織り縮みを防止する
ためリングテンプル、スターテンプル、ローラー
テンプル等が使用されていた。
リングテンプルは原理上織物の織口近傍の両端
を針等で刺して該織物が縮むのを抑制するもので
あり、織物を傷付けるばかりでなく、針等を刺し
た織物のごく近辺のみしか織り縮みを抑制でき
ず、密な織物を製織する場合においては、織物に
無理な張力を与えいわゆるテンプル傷、テンプル
裂け等の原因となつていた。
を針等で刺して該織物が縮むのを抑制するもので
あり、織物を傷付けるばかりでなく、針等を刺し
た織物のごく近辺のみしか織り縮みを抑制でき
ず、密な織物を製織する場合においては、織物に
無理な張力を与えいわゆるテンプル傷、テンプル
裂け等の原因となつていた。
そこで、織物の織口近傍を全幅にわたつて把持
することにより織り縮みを無理なく抑制すると共
に、特に密な織物を製織する場合に生ずる織口の
動揺を抑制して織口を安定させ、それによつて縦
糸の急激な張力変化を最小限にとどめ、縦糸切れ
を減少させ、テンプル傷、テンプル裂けをも防止
すうる全幅テンプルが広く利用されるに至つた。
することにより織り縮みを無理なく抑制すると共
に、特に密な織物を製織する場合に生ずる織口の
動揺を抑制して織口を安定させ、それによつて縦
糸の急激な張力変化を最小限にとどめ、縦糸切れ
を減少させ、テンプル傷、テンプル裂けをも防止
すうる全幅テンプルが広く利用されるに至つた。
第1図に従来の全幅テンプルの平面図(イ図)
及びaa′断面図(ロ図)を示す。図において、1
Aは支持部材、2Aは押え部材、3Aは両部材を
装置するために用いられるボルト及びナツト等の
装着用器具4Aを挿入する装着用長穴である。こ
のように、これら従来の全幅テンプルは図示しな
い織物把持棒に巻き付けられた織物を把持する支
持部材1Aと押え部材2Aとを装着するためにボ
ルトとナツト等による他の装着用器具4Aを必要
としている。このため、操作性が良好でなく、し
かも織物の種類によつて変更の必要な織物把持棒
を該支持部材、押え部材から着脱自在となるため
には、該2つの部材を摺動可能とするようにその
ボルトとナツト等の装着用器具4Aを挿入する装
着用穴3Aは長穴とせざるを得なかつた。従つ
て、支持部材1Aと押え部材2Aとの相対的な位
置決めが該長穴3Aの長径方向にずれ、織物の織
口を把持する力が全織物幅について一様となら
ず、織上がりに難が生じる可能性があつた。
及びaa′断面図(ロ図)を示す。図において、1
Aは支持部材、2Aは押え部材、3Aは両部材を
装置するために用いられるボルト及びナツト等の
装着用器具4Aを挿入する装着用長穴である。こ
のように、これら従来の全幅テンプルは図示しな
い織物把持棒に巻き付けられた織物を把持する支
持部材1Aと押え部材2Aとを装着するためにボ
ルトとナツト等による他の装着用器具4Aを必要
としている。このため、操作性が良好でなく、し
かも織物の種類によつて変更の必要な織物把持棒
を該支持部材、押え部材から着脱自在となるため
には、該2つの部材を摺動可能とするようにその
ボルトとナツト等の装着用器具4Aを挿入する装
着用穴3Aは長穴とせざるを得なかつた。従つ
て、支持部材1Aと押え部材2Aとの相対的な位
置決めが該長穴3Aの長径方向にずれ、織物の織
口を把持する力が全織物幅について一様となら
ず、織上がりに難が生じる可能性があつた。
また、全幅テンプルに把持される織物を挿入す
るための全幅テンプルの間隙部5Aの開口度は、
把持する織物の種類によつて適宜調節する必要が
ある。全幅テンプルの開口度は、織物を挿入でき
る程度の狭いもので充分に織物把持の目的を達成
することができる。この間隙部5Aが織物把持の
目的達成以上に開口すると、把持力が低下するの
みならずその間隙部5Aへの異物の飛び込みがそ
れだけ多発することになり、該異物のために織り
欠点を作ることとなるのである。織物工場は、そ
の材料である各種の糸が使用されるため、工場内
には多くの浮遊物、いわゆる風綿が空中を漂つて
おり全幅テンプル間隙部5A開口度はできる限り
最小とすることが必要である。従来の全幅テンプ
ルはこのような場合、同一の支持部材1Aに対し
て装着したときの間隙部5A開口度が変更できる
多種の押え部材2Aを準備し、開口度の変更の度
に全ての装着用器具4Aを外して押え部材2Aを
取り換える方法を採用している。従つて、織物の
種類に相当するだけの押え部材2Aを必要とし、
コスト高や保管等能率が悪い面も有している。
るための全幅テンプルの間隙部5Aの開口度は、
把持する織物の種類によつて適宜調節する必要が
ある。全幅テンプルの開口度は、織物を挿入でき
る程度の狭いもので充分に織物把持の目的を達成
することができる。この間隙部5Aが織物把持の
目的達成以上に開口すると、把持力が低下するの
みならずその間隙部5Aへの異物の飛び込みがそ
れだけ多発することになり、該異物のために織り
欠点を作ることとなるのである。織物工場は、そ
の材料である各種の糸が使用されるため、工場内
には多くの浮遊物、いわゆる風綿が空中を漂つて
おり全幅テンプル間隙部5A開口度はできる限り
最小とすることが必要である。従来の全幅テンプ
ルはこのような場合、同一の支持部材1Aに対し
て装着したときの間隙部5A開口度が変更できる
多種の押え部材2Aを準備し、開口度の変更の度
に全ての装着用器具4Aを外して押え部材2Aを
取り換える方法を採用している。従つて、織物の
種類に相当するだけの押え部材2Aを必要とし、
コスト高や保管等能率が悪い面も有している。
[発明の目的]
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、全
幅にわたる織物の把持を確実、一様なものとしつ
つ、1つの全幅テンプルで全ての織物について利
用できる等、その操作性の向上が達成できる全幅
テンプルを提供することをその目的としている。
幅にわたる織物の把持を確実、一様なものとしつ
つ、1つの全幅テンプルで全ての織物について利
用できる等、その操作性の向上が達成できる全幅
テンプルを提供することをその目的としている。
[発明の構成]
上記目的を達成するための本発明の構成は、長
尺の支持部材と、該支持部材上に転動自在に配置
される長尺の織物把持棒と、該織物把持棒の転動
移動量を前記支持部材とともに規制する長尺の押
え部材とからなり織物を織口近傍で全幅にわたつ
て把持する全幅テンプルにおいて、 前記支持部材あるいは押え部材の一方の長手方
向に、前記支持部材と押え部材とを一体化して織
機に装着して前記織物を把持するとき、当該織物
に作用する張力により前記支持部材と押え部材と
の間に作用する離脱力の方向に対して略垂直な面
を有する係合突条を形成し、 前記支持部材あるいは押え部材の他方の長手方
向に、前記係合突条の突出厚さよりも幅が広く、
当該係合突条を所定間隙を有して遊嵌する遊嵌溝
を形成し、 たことを特徴とする全幅テンプルをその要旨とし
ている。
尺の支持部材と、該支持部材上に転動自在に配置
される長尺の織物把持棒と、該織物把持棒の転動
移動量を前記支持部材とともに規制する長尺の押
え部材とからなり織物を織口近傍で全幅にわたつ
て把持する全幅テンプルにおいて、 前記支持部材あるいは押え部材の一方の長手方
向に、前記支持部材と押え部材とを一体化して織
機に装着して前記織物を把持するとき、当該織物
に作用する張力により前記支持部材と押え部材と
の間に作用する離脱力の方向に対して略垂直な面
を有する係合突条を形成し、 前記支持部材あるいは押え部材の他方の長手方
向に、前記係合突条の突出厚さよりも幅が広く、
当該係合突条を所定間隙を有して遊嵌する遊嵌溝
を形成し、 たことを特徴とする全幅テンプルをその要旨とし
ている。
[実施例]
以下、本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第2図、第3図は第1実施例の全幅テンプルの
支持部材及び押え部材の斜視図及び2つの部材の
装着状態側面図である。図において1は支持部材
を、2は押え部材を示している。
支持部材及び押え部材の斜視図及び2つの部材の
装着状態側面図である。図において1は支持部材
を、2は押え部材を示している。
支持部材1はその短辺方向に織機本体と固着さ
れ、かつ押え部材2と咬合する取り付け部11
と、図示しない織物把持棒を転動自在として配置
する織物把持棒12とから構成されている。取り
付け部11の上面は、織物把持部12との境界面
に突設され織物把持部12側へ傾斜する抑止回動
突条13と平らな咬合支持面14とからなり、底
面は後述する連結具と噛合するため横断面がL字
型の溝15を備えている。抑止回動突条13は第
3図の側面図に示すごとく、その端縁部131は
横断面が略半円形の半円筒面状をなしている。断
面V字状に曲折した織物把持部12はその内側に
形成された溝にて図示しない織物把持棒を転動自
在に保持する。
れ、かつ押え部材2と咬合する取り付け部11
と、図示しない織物把持棒を転動自在として配置
する織物把持棒12とから構成されている。取り
付け部11の上面は、織物把持部12との境界面
に突設され織物把持部12側へ傾斜する抑止回動
突条13と平らな咬合支持面14とからなり、底
面は後述する連結具と噛合するため横断面がL字
型の溝15を備えている。抑止回動突条13は第
3図の側面図に示すごとく、その端縁部131は
横断面が略半円形の半円筒面状をなしている。断
面V字状に曲折した織物把持部12はその内側に
形成された溝にて図示しない織物把持棒を転動自
在に保持する。
押え部材2は同様にその短辺方向に支持部材1
と咬合する咬合部21と織物把持棒の転動移動量
を規制する転動規制部22とから構成されてい
る。咬合部21は図示するように転動規制部22
との境界付近に咬合回動突条23を、咬合部21
の中央側に傾斜して突設している。該咬合回動突
条23の傾斜角度は第3図の装着側面図に示すご
とく抑止回動突条13の傾斜角とほぼ同一で、か
つその突出は、抑止回動突条13よりも小さく形
成される。そして、咬合部21の咬合回動突条2
3の脇部231は抑止回動突条13の端縁部13
1と広い面積で圧着可能とするため、端縁部13
1と横断面の半円形が同一半径の半円筒面状に形
成されている。また傾斜面24は、抑止回動突条
13を脇部231に回動自在として嵌合するため
に抑止回動突条13の厚さよりも大きく咬合回動
突条23に対して開口するように設けられてい
る。
と咬合する咬合部21と織物把持棒の転動移動量
を規制する転動規制部22とから構成されてい
る。咬合部21は図示するように転動規制部22
との境界付近に咬合回動突条23を、咬合部21
の中央側に傾斜して突設している。該咬合回動突
条23の傾斜角度は第3図の装着側面図に示すご
とく抑止回動突条13の傾斜角とほぼ同一で、か
つその突出は、抑止回動突条13よりも小さく形
成される。そして、咬合部21の咬合回動突条2
3の脇部231は抑止回動突条13の端縁部13
1と広い面積で圧着可能とするため、端縁部13
1と横断面の半円形が同一半径の半円筒面状に形
成されている。また傾斜面24は、抑止回動突条
13を脇部231に回動自在として嵌合するため
に抑止回動突条13の厚さよりも大きく咬合回動
突条23に対して開口するように設けられてい
る。
更に傾斜面24とそれに連なる咬合部21の面
は、取り付け部11の抑止回動突条13の取り付
け部11中央側面とそれに連なる取り付け部11
の面と同一の形状に形成されており、従つて第3
図Aに示すごとく2つの部材は密着することがで
きる。以上のごとく形成されるため2つの部材、
支持部材1と押え部材2とは、第3図Bに示すよ
うに抑止回動突条13の端縁部131と咬合回動
突条22及び傾斜面23とを介して咬合しつつ矢
印のように回動自在となる。また、転動規制部2
2は咬合回動突条23側にゆるやかに湾曲してお
り、支持部材1の織物把持棒12と一体となつて
把持空間30とを形成する。
は、取り付け部11の抑止回動突条13の取り付
け部11中央側面とそれに連なる取り付け部11
の面と同一の形状に形成されており、従つて第3
図Aに示すごとく2つの部材は密着することがで
きる。以上のごとく形成されるため2つの部材、
支持部材1と押え部材2とは、第3図Bに示すよ
うに抑止回動突条13の端縁部131と咬合回動
突条22及び傾斜面23とを介して咬合しつつ矢
印のように回動自在となる。また、転動規制部2
2は咬合回動突条23側にゆるやかに湾曲してお
り、支持部材1の織物把持棒12と一体となつて
把持空間30とを形成する。
第4図にこれらの2つの部材、支持部材1と押
え部材2とを咬合させ、織物把持棒40を把持空
間30に配したところの側面図を示す。A図は、
織物Sが厚くて屈曲しにくい種類のものを把持し
ているところを、B図は織物Sが薄く屈曲しやす
い種類のものを把持しているところを示す図であ
る。
え部材2とを咬合させ、織物把持棒40を把持空
間30に配したところの側面図を示す。A図は、
織物Sが厚くて屈曲しにくい種類のものを把持し
ているところを、B図は織物Sが薄く屈曲しやす
い種類のものを把持しているところを示す図であ
る。
A図に示すごとく、織物Sが屈曲しにくい種類
のものをであると、把持空間30とその中に転動
自在に配置される織物把持棒40とによつて把持
される織物Sは矢印方向にスムーズに移動し、か
つ把持されるために比較的ゆるやかに屈曲される
ことが必要である。従つて全幅テンプルの間隙部
は広く設定され、織物Sを必要以上に屈曲しない
ようにする。
のものをであると、把持空間30とその中に転動
自在に配置される織物把持棒40とによつて把持
される織物Sは矢印方向にスムーズに移動し、か
つ把持されるために比較的ゆるやかに屈曲される
ことが必要である。従つて全幅テンプルの間隙部
は広く設定され、織物Sを必要以上に屈曲しない
ようにする。
しかし、織物Sが薄く屈曲しやすいものとした
場合にはA図の全幅テンプルの設定のままでは織
物Sに充分な把持力を与えることができない。そ
こで、B図のように間隙部50を狭くして織物S
を充分に屈曲させることにより、把持力を増すと
共に、間隙部50を必要最小限にとどめて風綿の
飛び込みを規制するのである。なお、B図におい
てXは支持部材1の咬合支持面14上に配置され
押え部材2の回動量を規制、調節するための台形
状のスペーサである。
場合にはA図の全幅テンプルの設定のままでは織
物Sに充分な把持力を与えることができない。そ
こで、B図のように間隙部50を狭くして織物S
を充分に屈曲させることにより、把持力を増すと
共に、間隙部50を必要最小限にとどめて風綿の
飛び込みを規制するのである。なお、B図におい
てXは支持部材1の咬合支持面14上に配置され
押え部材2の回動量を規制、調節するための台形
状のスペーサである。
第5図は、以上の如く構成される本実施例の全
幅テンプルが織機に実装された状態を示す概略図
である。図においてSの2点鎖線は織り上がつた
織物を、SA,SBは織物Sを形成する縦糸を示
す。60はブレストビーム70と全幅テンプルと
を連結する連結具である。
幅テンプルが織機に実装された状態を示す概略図
である。図においてSの2点鎖線は織り上がつた
織物を、SA,SBは織物Sを形成する縦糸を示
す。60はブレストビーム70と全幅テンプルと
を連結する連結具である。
織物Sは縦糸SA,SB間にキヤリヤとして用い
られるシヤツトル、ニードル、レピア、グリツパ
ー、水あるいは空気等によつて延わされた図示し
ない横糸を図示しないおさを用いて織物Sの織口
SCへ打ち込み、その後縦糸SAとSBの相対的位
置関係を逆に、即ち縦糸SAを縦糸SBよりも下方
へ移動させて横糸をこれら2つの縦糸SA,SBで
挟み、次いで新な横糸を該縦糸SA,SB間に延わ
せて以下同じ操作を繰り返し実行することによつ
て得られる。織り上がつた織物Sはブレストビー
ム70の方向へ強く引かれており、またその織口
SCは縦糸SA,SBによて前記した引張り力とは
ほぼ反対方向へ引かれて均衡している。従つて、
織物把持棒40にはこれら2つの引張り力によつ
て把持空間30内から間隙部50を通つて外部へ
引き出されるような力が作用し、この力によつて
織物把持棒40と支持部材1、および織物把持棒
40と押え部材2との間に織物Sは全幅にわたつ
て把持されるのである。
られるシヤツトル、ニードル、レピア、グリツパ
ー、水あるいは空気等によつて延わされた図示し
ない横糸を図示しないおさを用いて織物Sの織口
SCへ打ち込み、その後縦糸SAとSBの相対的位
置関係を逆に、即ち縦糸SAを縦糸SBよりも下方
へ移動させて横糸をこれら2つの縦糸SA,SBで
挟み、次いで新な横糸を該縦糸SA,SB間に延わ
せて以下同じ操作を繰り返し実行することによつ
て得られる。織り上がつた織物Sはブレストビー
ム70の方向へ強く引かれており、またその織口
SCは縦糸SA,SBによて前記した引張り力とは
ほぼ反対方向へ引かれて均衡している。従つて、
織物把持棒40にはこれら2つの引張り力によつ
て把持空間30内から間隙部50を通つて外部へ
引き出されるような力が作用し、この力によつて
織物把持棒40と支持部材1、および織物把持棒
40と押え部材2との間に織物Sは全幅にわたつ
て把持されるのである。
以上説明した織物Sに作用する2つの引張り力
によつて本実施例の全幅テンプル、支持部材1と
押え部材2との間には図中の矢印で示す力が作用
することとなる。支持部材1は連結具60にて固
着されているため、この力によつて押え部材2は
支持部材1から織口SCとは反対方向へ摺動しつ
つ離脱しようとする。しかし、図示するように、
支持部材1に設けられた抑止回動突条13と押え
部材2に設けられた咬合回動突条22は、予めこ
の矢印で示した作用力に対して垂直方向に突設さ
れるものであり、かつ抑止回動突条13の端縁部
131は円形を、咬合回動突条23の脇部231
は同径の円形をしているものであるから支持部材
1と押え部材2とは広い圧着面積を有して咬合す
るのである。
によつて本実施例の全幅テンプル、支持部材1と
押え部材2との間には図中の矢印で示す力が作用
することとなる。支持部材1は連結具60にて固
着されているため、この力によつて押え部材2は
支持部材1から織口SCとは反対方向へ摺動しつ
つ離脱しようとする。しかし、図示するように、
支持部材1に設けられた抑止回動突条13と押え
部材2に設けられた咬合回動突条22は、予めこ
の矢印で示した作用力に対して垂直方向に突設さ
れるものであり、かつ抑止回動突条13の端縁部
131は円形を、咬合回動突条23の脇部231
は同径の円形をしているものであるから支持部材
1と押え部材2とは広い圧着面積を有して咬合す
るのである。
また、図は織物Sが比較的薄い場合に対応する
全幅テンプルの使用例について示しているが、第
4図で詳述したごとく本実施例の全幅テンプルは
スペーサXの有無及びその形状によつて間隙部5
0の開口度を任意に可変できるものである。この
いずれの使用態様を取ろうとも端縁部131が横
断面略半円形の半円筒面状で、しかも該端縁部1
31と咬合する咬合回動突条23の脇部231の
横断面も同径の略円形の半円筒面状であるから、
支持部材1と押え部材2とは回動自在で、かつ圧
着面の広い咬合状態を保つことが可能である。
全幅テンプルの使用例について示しているが、第
4図で詳述したごとく本実施例の全幅テンプルは
スペーサXの有無及びその形状によつて間隙部5
0の開口度を任意に可変できるものである。この
いずれの使用態様を取ろうとも端縁部131が横
断面略半円形の半円筒面状で、しかも該端縁部1
31と咬合する咬合回動突条23の脇部231の
横断面も同径の略円形の半円筒面状であるから、
支持部材1と押え部材2とは回動自在で、かつ圧
着面の広い咬合状態を保つことが可能である。
このように構成される本実施例の全幅テンプル
は以下に記す効果を奏するものである。
は以下に記す効果を奏するものである。
まず、支持部材1と押え部材2とによつて形成
される把持空間30と織物把持棒40との相互の
関係は従来の全幅テンプルと何ら変わるものでは
ない。従つて、おさによつて織口SCを打つと縦
糸SA及びSBの張力は最大となる。これは織口が
ブレストビーム70の方向へ移動するためであ
る。一方この瞬間織物Sに働く張力は最低とな
る。しかしこの時、織物Sはブレストビーム70
の方向へ強く引かれているので織物把持棒は間隙
部50にふさがつた状態のまま円滑に回転し織り
上がつた分量が図示しない織機の巻取りローラー
の張力によりブレストビーム70の方向へ移動す
る。おさが織口から後退すると、縦糸SA及びSB
の張力により織物把持棒は再び間隙部50に強く
引きつけられる。この力によつて織物は全幅に亘
つて把持されるのである。
される把持空間30と織物把持棒40との相互の
関係は従来の全幅テンプルと何ら変わるものでは
ない。従つて、おさによつて織口SCを打つと縦
糸SA及びSBの張力は最大となる。これは織口が
ブレストビーム70の方向へ移動するためであ
る。一方この瞬間織物Sに働く張力は最低とな
る。しかしこの時、織物Sはブレストビーム70
の方向へ強く引かれているので織物把持棒は間隙
部50にふさがつた状態のまま円滑に回転し織り
上がつた分量が図示しない織機の巻取りローラー
の張力によりブレストビーム70の方向へ移動す
る。おさが織口から後退すると、縦糸SA及びSB
の張力により織物把持棒は再び間隙部50に強く
引きつけられる。この力によつて織物は全幅に亘
つて把持されるのである。
次に、織物の種類によつてその径及び表面形状
を変更しなければならない織物把持棒40の把持
空間30からの取り出し、または取り付けに対す
る操作性が向上する。支持部材1と押え部材2と
の装着には何らの装着用器具を用いることなく、
織物Sに加えられる張力を利用して行つている。
故に、織物把持棒40の取り付け、または取り出
し等の織物Sが本全幅テンプルに装着されていな
い状態では2つの部材、支持部材1と押え部材2
とは単に押え部材2の自重によつて支持部材1上
に乗つているだけであり、押え部材2を織口SC
の方向へ軽く押すだけで2つの部材を離脱できる
のである。また、製織の際の織もどきを可能とす
るために本全幅テンプルの両端をボルト等の装着
用器具を用いて装着しても、これら2つの部材を
離脱させるにはその両端に使用されている装着用
器具のみを取り外すだけである。しかも、再度2
つの部材を装着する際には抑止回動突条13と咬
合回動突条23とを咬合する簡単な操作で全幅に
わたつての装着ができる。従つて、従来のように
装着用の長穴によつて生じる2つの部材間のずれ
の発生原因が介在せず織物Sの把持は全幅にわた
つて均一となる。
を変更しなければならない織物把持棒40の把持
空間30からの取り出し、または取り付けに対す
る操作性が向上する。支持部材1と押え部材2と
の装着には何らの装着用器具を用いることなく、
織物Sに加えられる張力を利用して行つている。
故に、織物把持棒40の取り付け、または取り出
し等の織物Sが本全幅テンプルに装着されていな
い状態では2つの部材、支持部材1と押え部材2
とは単に押え部材2の自重によつて支持部材1上
に乗つているだけであり、押え部材2を織口SC
の方向へ軽く押すだけで2つの部材を離脱できる
のである。また、製織の際の織もどきを可能とす
るために本全幅テンプルの両端をボルト等の装着
用器具を用いて装着しても、これら2つの部材を
離脱させるにはその両端に使用されている装着用
器具のみを取り外すだけである。しかも、再度2
つの部材を装着する際には抑止回動突条13と咬
合回動突条23とを咬合する簡単な操作で全幅に
わたつての装着ができる。従つて、従来のように
装着用の長穴によつて生じる2つの部材間のずれ
の発生原因が介在せず織物Sの把持は全幅にわた
つて均一となる。
更に、織物把持棒40の径と同時に全幅テンプ
ルの間隙部50の開度も織物Sの種類等によつて
可変なものとしなければならないが、この様な場
合にも、支持部材1と押え部材2とは回動自在に
咬合されているから、スペーサXの有無及びその
形状によつて間隙部50の開口度を自在に調節で
きるので、従来のように織物の種類に応じた形状
の全幅テンプルを予め用意しておく必要はなく、
コストの低減及び操作性の向上が達成できる。
ルの間隙部50の開度も織物Sの種類等によつて
可変なものとしなければならないが、この様な場
合にも、支持部材1と押え部材2とは回動自在に
咬合されているから、スペーサXの有無及びその
形状によつて間隙部50の開口度を自在に調節で
きるので、従来のように織物の種類に応じた形状
の全幅テンプルを予め用意しておく必要はなく、
コストの低減及び操作性の向上が達成できる。
以上、第1実施例について詳述したが、本発明
に係る全幅テンプルは上述のごとき構造に限定さ
れるものではなく、第6図に例示する種々の形状
でも同等である。
に係る全幅テンプルは上述のごとき構造に限定さ
れるものではなく、第6図に例示する種々の形状
でも同等である。
第6図Aは支持部材101は第1実施例とほぼ
同一の形状で、押え部材102は咬合回動突条1
22の突出度を抑止回動突条113と同一とした
ものである。従つて、支持部材101に対する押
え部材102の回動は、抑止回動突条113の織
口方向の脇部Aを中心として行われる。この構造
を取ると、第1実施例に比べて2つの突条の咬合
面が使用状態により増加するため、更に強く咬合
させることが可能となる。
同一の形状で、押え部材102は咬合回動突条1
22の突出度を抑止回動突条113と同一とした
ものである。従つて、支持部材101に対する押
え部材102の回動は、抑止回動突条113の織
口方向の脇部Aを中心として行われる。この構造
を取ると、第1実施例に比べて2つの突条の咬合
面が使用状態により増加するため、更に強く咬合
させることが可能となる。
また、第6図Bは支持部材201及び押え部材
202の形状を簡単なものとしつつ、抑止回動突
条213の脇部Aを中心として咬合回動を自在と
したもので、第1実施例の有する効果を有すこと
は勿論のこと、製造コストの低減を図つたもので
ある。
202の形状を簡単なものとしつつ、抑止回動突
条213の脇部Aを中心として咬合回動を自在と
したもので、第1実施例の有する効果を有すこと
は勿論のこと、製造コストの低減を図つたもので
ある。
[発明の効果]
各種の実施例に基づき説明したごとく、本発明
の全幅テンプルは、当該全幅テンプルにより把持
される織物に作用する張力によつて、支持部材と
押え部材とに形成された一組の係合突条と遊嵌溝
とが全幅テンプルの長手方向にわたつて係合し、
かつ、係合突条と遊嵌溝との間に形成される所定
間隙により当該係合突条を支点として押え部材が
回動自在である。
の全幅テンプルは、当該全幅テンプルにより把持
される織物に作用する張力によつて、支持部材と
押え部材とに形成された一組の係合突条と遊嵌溝
とが全幅テンプルの長手方向にわたつて係合し、
かつ、係合突条と遊嵌溝との間に形成される所定
間隙により当該係合突条を支点として押え部材が
回動自在である。
従つて、従来同様の全幅テンプルの効果をその
まま有することはもちろん、支持部材と押え部材
との組付けに際して、ボルトやナツト等の係止部
材が一切不要であるにも拘らず、両部材の長手方
向の位置関係にずれが発生することは皆無であ
る。
まま有することはもちろん、支持部材と押え部材
との組付けに際して、ボルトやナツト等の係止部
材が一切不要であるにも拘らず、両部材の長手方
向の位置関係にずれが発生することは皆無であ
る。
すなわち、織機への取り付けの際の作業性が向
上し、かつ、織物の織口を全幅にわたつてむらな
く把持しすることが可能となり、織物の品質向上
にも大きく貢献する。
上し、かつ、織物の織口を全幅にわたつてむらな
く把持しすることが可能となり、織物の品質向上
にも大きく貢献する。
しかも、織物の張力を利用して両部材が咬合す
るために、織物を取り外すことで両部材の係合状
態は簡単に解除される。従つて、内部に把持して
いた織物把持棒の交換、内部に飛来した風綿やの
りかすの掃除等に対する作業性は大幅に向上す
る。
るために、織物を取り外すことで両部材の係合状
態は簡単に解除される。従つて、内部に把持して
いた織物把持棒の交換、内部に飛来した風綿やの
りかすの掃除等に対する作業性は大幅に向上す
る。
また、押え部材を回動して織物の屈曲性に応じ
た最適状態で使用することが可能であり、触物の
屈曲性に対応する多種形状の押え部材を用意する
必要もない。これにより、風綿による織物の欠陥
を防止する品質の向上、更に設備簡略化にするコ
ストの低減、生産効率の向上等の効果が達成され
る。
た最適状態で使用することが可能であり、触物の
屈曲性に対応する多種形状の押え部材を用意する
必要もない。これにより、風綿による織物の欠陥
を防止する品質の向上、更に設備簡略化にするコ
ストの低減、生産効率の向上等の効果が達成され
る。
第1図イ,ロは従来の全幅テンプルの平面図及
び断面図、第2図は第1実施例の支持部材および
押え部材の斜視図、第3図A及びBはその装着状
態の側面図、第4図A,Bはその動作説明図、第
5図はその織機への実装状態の概略図、第6図
A,Bは他の実施例の構造図をそれぞれ示す。 1,101,201……支持部材、2,10
2,202……押え部材、30……織物把持棒、
50……間隙部、S……織物、SC……織口、1
3……抑止回動突条、23……咬合回動突条。
び断面図、第2図は第1実施例の支持部材および
押え部材の斜視図、第3図A及びBはその装着状
態の側面図、第4図A,Bはその動作説明図、第
5図はその織機への実装状態の概略図、第6図
A,Bは他の実施例の構造図をそれぞれ示す。 1,101,201……支持部材、2,10
2,202……押え部材、30……織物把持棒、
50……間隙部、S……織物、SC……織口、1
3……抑止回動突条、23……咬合回動突条。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 長尺の支持部材と、該支持部材上に転動自在
に配置される長尺の織物把持棒と、該織物把持棒
の転動移動量を前記支持部材とともに規制する長
尺の押え部材とからなり織物を織口近傍で全幅に
わたつて把持する全幅テンプルにおいて、 前記支持部材あるいは押え部材の一方の長手方
向に、前記支持部材と押え部材とを一体化して織
機に装着して前記織物を把持するとき、当該織物
に作用する張力により前記支持部材と押え部材と
の間に作用する離脱力の方向に対して略垂直な面
を有する係合突条を形成し、 前記支持部材あるいは押え部材の長手方向に、
前記係合突条の突出厚さよりも幅が広く、当該係
合突条を所定間隙を有して遊嵌する遊嵌溝を形成
し、 たことを特徴とする全幅テンプル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2926584A JPS60173148A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | 全幅テンプル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2926584A JPS60173148A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | 全幅テンプル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60173148A JPS60173148A (ja) | 1985-09-06 |
| JPH0220740B2 true JPH0220740B2 (ja) | 1990-05-10 |
Family
ID=12271445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2926584A Granted JPS60173148A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | 全幅テンプル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60173148A (ja) |
-
1984
- 1984-02-17 JP JP2926584A patent/JPS60173148A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60173148A (ja) | 1985-09-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |