JPH0221271Y2 - - Google Patents

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JPH0221271Y2
JPH0221271Y2 JP2990484U JP2990484U JPH0221271Y2 JP H0221271 Y2 JPH0221271 Y2 JP H0221271Y2 JP 2990484 U JP2990484 U JP 2990484U JP 2990484 U JP2990484 U JP 2990484U JP H0221271 Y2 JPH0221271 Y2 JP H0221271Y2
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fibers
melting point
heat
fiber bundle
ink
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は筆記具用インキ吸蔵体に関する。さら
に詳細には、熱溶融性繊維を含む複数種の繊維を
ブレンドした繊維束を、低融点の熱可塑性樹脂層
を内面に設けた複合フイルムで被包してなり、繊
維を部分的に熱融着して高気孔率の均質かつ安定
した、網状のインキ保持空間を形成し、インキ吸
蔵性とペン先方向へのインキ供給バランスが適性
であると共に衝撃等による繊維の移動を抑止した
インキ吸蔵体を提供するものである。
従来、この種の筆記具用インキ吸蔵体として、
特公昭50〜37571号公報に開示の提案が広く知ら
れている。同号公報によるインキ吸蔵体は、溶融
点の異なる複数種の繊維を混合したスライバー
を、同混合スライバーのうち低融点を繊維と同一
又はこれにより僅かに高い融点を有する合成樹脂
層を以つて被膜加工することによつて得られるも
のであり、生産性を満足させるとしても、筒体内
壁とスライバーの外周が充分に融着されず、衝撃
による繊維移動をまぬがれないところであつた。
さらに、押出成形される合成樹脂皮膜を薄くする
と繊維束の径バラツキに依存して、外径寸法を安
定化させることができず、肉厚の皮膜の成形を余
儀なくされ、繊維束による有効インキ保持空間を
減少させていた。
本考案は、前記従来の不具合な面を解消するも
のである。
以下に本考案を図面について詳細に説明する。
本考案は、熱溶融性繊維2−1の捲縮状短繊維
と、前記繊維の融点では溶融しない捲縮状短繊維
をブレンドした繊維束2が筒体に充填され、前記
熱溶融性繊維2−1を溶融させて繊維間を部分的
に熱融着したインキ吸蔵体において、筒体が前記
熱溶融性繊維より低融点の熱可塑性樹脂層3−1
を片面に設けた複合フイルム3で、該樹脂層3−
1を内側にして形成されてなり、前記樹脂層3−
1を溶融させて筒体の内面と繊維束2の外周を結
着させた構成を特徴とする。
前記において、熱溶融性繊維2−1は、融点が
約80℃〜150℃の低融点ポリエステル、低融点ポ
リアミド、低融点ポリオレフイン、ポリエチレン
等の繊維や低融点ポリエステル−ポリエステル、
低融点ポリエチレン−ポリプロピレン、低融点ポ
リアミド−ナイロン6等の鞘芯型,並列型,多層
型等の従来公知の複合繊維等を挙げることができ
る。
一方、前記熱溶融性繊維とブレンドされる繊維
は、熱溶融性繊維2−1の融点では溶融しない繊
維束、例えば、汎用のポリエステル、ポリアミド
繊維や、アセテート、ポリオレフイン、塩化ビニ
ル、ビニロン,アクリル、レーヨン、羊毛等の繊
維である。
適用される繊維の形態は、単繊維繊度が0.5〜
30d(好ましくは3〜8d)であり、繊維長10〜150
mmの、かつ捲縮状のものが、加工適性や、インキ
吸蔵性とインキ供給性のバランスを満足させるの
で有効である。
繊維束2は、前記の繊維をブレンドして長手方
向に集束したものであり、熱溶融性繊維5〜45重
量部(好ましくは15〜35重量部)に対し、前記繊
維の融点では溶融しない繊維が55〜95重量部(好
ましくは65〜85重量部)の割合でブレンドされた
ものが繊維間を部分的に熱融着して網状かつ弾性
の高気孔率の安定したインキ吸蔵空間を与え、イ
ンキ吸蔵性とペン先方向へのインキ供給性を満足
させると共に、ペン体挿入部を適度に弾圧して、
繊維の非接触によるトラブルを解消する。
筒体は、前記した繊維束2を収容して保護する
と共に、一定形状の外形に保持させるためのもの
であり、本考案の筒体は、繊維束2における熱溶
融性繊維2−1より低融点の熱可塑性樹脂層3−
1を片面に設けた複合フイルム3で、該樹脂層を
内側にして被包し、端部合せ目を接合(通常熱融
着によるが、接着剤を介在させたものでもよい)
して形成される。ここで、熱可塑性樹脂層3−1
は、塩化ビニリデン、低融点ポリエステル、低融
点ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル、ロジン及
びその誘導体、水添石油樹脂等により形成される
層であり、これらの樹脂をポリエステル、ポリア
ミド、セルロース、セロフアン等のベースフイル
ム(熱溶融性繊維の融点で溶融しない)の片面に
設けられたもので、従来公知のこの種複合フイル
ムが有効である。
複合フイルム3の厚さは、5〜200μm(好まし
くは、20〜70μm)が有効であり、前記より薄い
ものは持久性と寸法安定性に欠け、200μmを越え
ると小外径の被包成形を困難となすと共に、繊維
束の有効占有率を低下させ、インキ吸蔵性を低下
する。さらに、フイルムが剛性化して、後述の加
熱処理で端部合せ目の熱融着個所を剥離させがち
である。
本考案は、既述の繊維束2を前記複合フイルム
8で被包してなり、加熱処理により繊維間を部分
的に熱融着させる既述の効果に加えて、繊維束2
の外周と複合フイルムで形成される筒体の内面と
が低融点の熱可塑性樹脂層3−1の溶融により一
体的に結着されて繊維束の移動を完全に抑止する
ことを要件とする。
前記の作用効果について説明する。冒頭に記載
の特公昭50−37571号公報によるインキ吸蔵体と
対比して説明する。
同号公報の筒体は、繊維束にブレンドされた、
低融点の繊維の融点以上の合成樹脂皮膜によるも
のであり、繊維束と筒体内面との結着は前記繊維
束の1部である、低融点繊維に主として依存す
る。従つて、不連続の条接着であり、繊維束の衝
撃等による移動を抑止できない。これに対し、本
考案では、繊維束2の熱溶融性繊維2−1に加え
て、筒体内面の熱可塑性樹脂層3−1が共に溶融
して融着面積を大となして有効に結着される。前
記の有効な結着効果により、繊維充填密度の低
い、バルキーな繊維束を内挿させても繊維束の移
動が抑止されることになり、インキ吸蔵性とペン
先方向へのインキ供給バランスを満足させたイン
キ吸蔵体を得ることができる。
本考案構成の作用効果を補足すれば、繊維束の
熱溶融性繊維に対して筒体内面の熱可塑性樹脂層
が低融点のため、加熱処理後の冷却過程におい
て、内蔵繊維間が固着されて繊維束の安定した外
形寸法が形成された後、筒体との固着が終結する
ので、繊維の収縮ひずみ等の影響を受けず、外形
形状の安定したインキ吸蔵体が得られる。
本考案のインキ吸蔵体の製造例を記載する。熱
溶融性繊維と、前記繊維の融点では非溶融の各捲
縮状短繊維を所定の割合でブレンドした、長手方
向の連続状繊維束を、複合フイルムで連続的に被
包し、同時に端部合せ目を接合(通常熱融着)し
て、連続の被覆体を得、この過程で熱溶融性繊維
の融点以上、ベースフイルムの非変形ないし劣化
温度以下に加熱するか、所定寸法に裁断したビー
スを同様に加熱処理することによつて目的のイン
キ吸蔵体が得られる。
以下に具体例を記載する。
実施例 1 ポリエステル繊維の捲縮状短繊維(単繊維繊度
3d、繊維長64mm)の85重量部と、低融点のポリ
エステル繊維(融点80℃)の捲縮状短繊維(単繊
維繊度6d、繊維長76mm)の15重量部とをブレン
ドした、5.0g/mのスライバーを用い、前記ス
ライバーを片面に塩化ビニリデン樹脂をコーテイ
ングした、厚さ50μmのポリエステルフイルムで、
前記コーテイング層を内側にして連続的に被覆加
工して、外径6.6mmφの被覆体を得、適宜寸法に
載断してピースとなした。
前記ピースの多数を箱詰めした後、これを熱風
乾燥器中にて120℃、15分間加熱して、繊維間が
部分的に熱融着されていると共に、前記コーテイ
ング層の溶融により、筒体内面とスライバーの外
周が結着されたインキ吸蔵体を得た。
実施例 2 外面の一半部がポエチレンであり、他半部がポ
リプロピレンである、ポリオレフイン系の複合繊
維(単繊維繊度3d、繊維長64mm、捲縮数10〜12
山/インチ)の15重量部と、ポリエステル繊維
(単繊維繊度3d、繊維長64mm、捲縮数20山/イン
チ)の85重量部とをブレンドした、5g/mのス
ライバーを用いて、実施例1と同様の複合フイル
ムで被覆加工した後、加熱処理して外径6.0mmφ
のインキ吸蔵体を得た。
前記各実施例のインキ吸蔵体は、高気孔率(86
〜90%)が保持されており、大容量のインキを吸
蔵させると共に、ペン先や水性ボールペン等のボ
ール背面にインキ導出させるインキ誘導芯との毛
細管バランスが適性であり、筆記先端にスムーズ
にインキを導出させ、高効率のインキ消費率であ
り、加えて衝撃等による繊維の移動が抑止されて
おり、水性又は油性のサインペン、マーキングペ
ンや、記録計、プリンター、プロツター等のマー
カー用に好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案インキ吸蔵体の縦断面図、第2
図は第1図の一部拡大横断面図である。 1……インキ吸蔵体、2……繊維束、2−1…
…熱溶融性繊維、3……複合フイルム、3−1…
…熱可塑性樹脂層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱溶融性繊維の捲縮状短繊維と、前記繊維の融
    点では溶融しない捲縮状短繊維をブレンドした繊
    維束が筒体に充填され、前記熱溶融性繊維を溶融
    させて繊維間を部分的に熱融着したインキ吸蔵体
    において、筒体が前記熱溶融性繊維より低融点の
    熱可塑性樹脂層を片面に設けた複合フイルムで、
    該樹脂層を内側にして形成されてなり、前記樹脂
    層を溶融させて筒体の内面と繊維束の外周を結着
    してなる筆記具用インキ吸蔵体。
JP2990484U 1984-02-29 1984-02-29 筆記具用インキ吸蔵体 Granted JPS60141280U (ja)

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JP2990484U JPS60141280U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 筆記具用インキ吸蔵体

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JP2990484U JPS60141280U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 筆記具用インキ吸蔵体

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Publication Number Publication Date
JPS60141280U JPS60141280U (ja) 1985-09-19
JPH0221271Y2 true JPH0221271Y2 (ja) 1990-06-08

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