JPH02277541A - 炭酸カルシウム水分散液及びその製造方法 - Google Patents

炭酸カルシウム水分散液及びその製造方法

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JPH02277541A
JPH02277541A JP9919789A JP9919789A JPH02277541A JP H02277541 A JPH02277541 A JP H02277541A JP 9919789 A JP9919789 A JP 9919789A JP 9919789 A JP9919789 A JP 9919789A JP H02277541 A JPH02277541 A JP H02277541A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、アクリル系分散剤を用いて分散された炭酸カ
ルシウム水分散液及びその製造方法に関するものである
。
(従来技術及びその問題点) 炭酸カルシウム水分散液は、白色顔料分散液として製紙
分野において多用されている。炭酸カルシウム水分散液
を得るための従来の一般的方法は、炭酸カルシウムをア
クリル系分散剤を用いて水中に分散させる方法である。
この方法によれば、炭酸カルシウム濃度が60重量x以
上という高濃度の水分散液を容易に得ることができる。
しかし、この炭酸カルシウム水分散液は、PHIO〜1
1という強アルカリ性のものである。
一方、製紙分野においては、紙の用途によっては、前記
のような強アルカリ性の炭酸カルシウム水分散液の使用
を嫌う場合がある0例えば、紙をアルミニウム箔と重ね
て使用する場合、強アルカリ性の炭酸カルシウム水分散
液を用いて得られた塗工紙では、長期間経過後にアルミ
ニウム箔にアルカリ腐蝕による穴が生じる等の不都合が
起る。
一方、高濃度炭酸カルシウム水分散液の場合、そのpH
を8〜9に調節して弱アルカリ性にしようとすると、ゲ
ル化が生じてしまう。従って、従来は。
そのゲル化の問題を回避するために、水分散液中の炭酸
カルシウム濃度を35重量%以下という低い値に保持し
てそのp)I調節を行っている。
しかし、低濃度/gの分散液では、炭酸カルシウム1k
g当りのその貯蔵及び輸送コストが高くなるという問題
がある。
(発明の課題) 本発明は、炭酸カルシウム水分散液に見られる前記問題
点を解決し、弱アルカリ性でかつ高濃度の炭酸カルシウ
ム水分散液及びその製造方法を提供することをその課題
とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結
果、炭酸カルシウムをノニオン活性剤の存在下において
アクリル系分散剤を用いて水中に分散させた分散液は、
炭酸カルシウムが高濃度であっても、ゲル化を生じるこ
となく弱アルカリ性にpH調節し得ることを見出すとと
もに、その際のpH調節剤として炭酸ガスの使用が好適
であることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、炭酸カルシウムをノニオン活性
剤の存在下で60重量%以上の高濃度においてアクリル
系分散剤を用いて水中に分散させた分散液からなり、該
分散液は炭酸ガスを用いてpH8〜9の範囲に調節され
ていることを特徴とする炭酸カルシウム水分散液が提供
される。
また、本発明によれば、炭酸カルシウムをノニオン活性
剤の存在下で60重量%以上の高濃度においてアクリル
系分散剤を用いて水中に分散させるとともに、得られる
水散液に炭酸ガスを吹込んでそのpHを8〜9の範囲に
調節することを特徴とする炭酸カルシウム水分散液の製
造方法が提供される。
本発明で用いる炭酸カルシウムは、従来公知の各種のも
のが使用可能であるが、平均粒径がIIJs以下、特に
0.1〜0.5.の沈降性軽質炭酸カルシウムが使用さ
れる。
本発明で炭酸カルシウムの水中分散に用いる分散剤とし
ては、アクリル系分散剤が使用される。
このアクリル系分散剤は、この種分野において従来から
一般に使用されているものであれば任意のものが使用可
能である。アクリル系分散剤は、アクリル酸、メタクリ
ル酸及びそれらの塩類の中から選ばれる少なくとも1種
の不飽和カルボン酸を単量体成分として用いて得られた
重合体又は共重合体からなるもので、その平均分子量は
1000〜80000である。これらの不飽和カルボン
酸成分を含む共重合体では、共単量体成分として、マレ
イン酸、フェノール酸及びそれらの塩類の中から選ばれ
た不飽和ジカルボン酸成分を含むものを挙げることがで
きる。この場合、不飽和ジカルボン酸成分の含有量は0
.1〜40モル2である。また、他の共重合体として、
共単量体成分として、スルホン酸基含有不飽和化合物及
びその塩類の中から選ばれた少なくとも1種を0.1〜
60モル%の割合で含有するものを挙げることができる
。
本発明で用いるノニオン活性剤としては、例えば、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレングリコール。
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等が挙げ
られるが、特に本発明の場合、ノニオン活性剤として作
用する水溶性の高分子化合物の使用が有利である。この
ようなものとしては、ポリビニルアルコール、ポリエチ
レンオキシド等が挙げられる。ポリビニルアルコールは
、それ自体でも炭酸カルシウムに対する分散効果もある
のでその使用は有利である。また、変性ポリビニルアル
コールとして、アニオン基を有するものが知られている
が、このアニオン化変性ポリビニルアルコールは、アク
リル系分散剤とともに使用することによって、炭酸カル
シウムの水中分散を効果的に促進させる作用を有するこ
とが知られている(特開昭63−233012号)。従
って、このものは、高濃度炭酸カルシウム水分散液を弱
アルカリ性化する際のゲル化防止に用いるノニオン活性
剤として好適のものである。このアニオン化変性ポリビ
ニルアルコールは、酢酸ビニルとアニオン性単量体との
共重合体をケン化することによって得ることができる0
本発明では、重合度が30〜70、ケン化度が30〜1
00モル%、アニオン化変性度が0.5〜20モル%の
範囲にあり、平均分子量が1000〜80000を有す
るものの使用が好適である。この場合、アニオン基とし
ては、スルホン酸基、カルボン酸基、ホスホン酸基等が
挙げられる。
本発明の炭酸カルシウム水分散液は、前記したアクリル
系分散剤及びノニオン活性剤を用いて炭酸カルシウムを
水中で撹拌させ、さらにpH調節剤によりそのPHを8
−9の弱アルカリ性の範囲に調節することによって得る
ことができる0分散液中の炭酸カルシウム濃度は、60
重量%以上、好ましくは65〜80重量%の範囲である
。また、アクリル系分散剤の添加量は、炭酸カルシウム
100重量部に対し、0.01〜2重量部、好ましくは
0.1〜1重量部である。また、ノニオン活性剤の添加
量は、炭酸カルシウム100重量部に対し、0.01〜
2重量部、好ましくは0.1〜1重量部である。
本発明においては、水分散液のpHを前記のように、弱
アルカリ性であるpH8〜9、好ましくは約8.5に調
節するが、この場合のpHli節剤として炭酸ガスを用
いる。 PI(調節剤としては、原理的には酸性を示す
ものであれば任意のものが使用可能であるが、炭酸カル
シウムの高濃度水分散液は、酸によりゲル化を生じやす
いものであるため、塩酸や硫酸等を添加すると添加部分
にゲル化を生じるという問題がある上、その添加した酸
が不純物として水分散液中に混入するという問題もある
。また、これらの強酸を水に高希釈して添加すると水分
散液中の固形分濃度の調節が困難になる等の問題も生じ
る。これらの問題を回避するために2本発明では炭酸ガ
スをそのpH11節剤として用いる。炭酸ガスは弱酸性
のものであるため水分散液に吹込んでも高濃度水分散液
の局部的ゲル化を生じることもなく、微妙なPHコント
ロールも容易に行うことができるし、さらに、水分散液
中に不純物として残留することもない。
(発明の効果) 本発明の炭酸カルシウム水分散液は、炭酸カルシウム濃
度が60重量%という高濃度でありながら、pi(8〜
9という弱酸性のもので、ゲル状物を何ら含まないもの
である。従って、本発明の高濃度水分散液は、従来の弱
アルカリ性の低濃度分散液に比べて、炭酸カルシウム1
kg当りのその貯蔵及び輸送コストは著しく低減された
ものであり、その産業的意義は多大である。
(実施例) 次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 ステンレス製ビー力に、水40重量部を入れ、さらにア
クリル系分散剤としてポリアクリル酸ナトリウム0.3
重量部を添加し、次に炭酸カルシウム(平均粒径 p)
60重量部をデイシルバーで撹拌しながら添加した後、
ノニオン活性剤として、重合度250.ケン化度90モ
ル%、カルボキシル化度(アニオン化変性度)3モル%
のカルボキシル化変性ポリビニルアルコール0.12重
量部を添加混合した。
この水分散液は10.8のpHを示した0次に、この水
分散液に炭酸ガスを吹込み、pH8,5の水分散液を得
た。この場合、水分散液中にはゲルの発生は何ら見られ
なかった。
次に、このようにして得られた水分散液のB型粘度を製
造直後と室温1週間放置後とで測定した。
その結果、製造直後の粘度は460cpで、1週間放置
後の粘度は480cpであった。即ち、この水分散液は
貯蔵中に実質的な性状の変化を生じず、非常に安定性の
よいものである。
実施例2〜4 実施例1において、アクリル系分散剤及びノニオン活性
剤を種々変化させた以外は同様にして実験を行った。そ
の結果を表−1に示す。
なお1表−1に示したノニオン活性剤において、Aは重
合度400、ケン化度85モル%のカルボキシル化変性
ポリビニルアルコール、Bは重合度70、ケン化度10
0モル%のカルボキシル化変性ポリビニルアルコール及
びCは重合度250.ケン化度75モル%のカルボキシ
ル化変性ポリビニルアルコールを各示す。
表−1 比較例1 実施例1において、ノニオン活性剤を用いない以外は同
様にして実験を行ったところ、この場合には1分散不良
で高濃度分散液を得ることができなかった。
比較例2 実施例1において、ノニオン活性剤を用いずに、分散液
の添加量を0.6重量部(炭酸カルシウムに対して1.
0%)を用いた以外は同様にして実験を行ったところ、
炭酸ガスの吹込みにより水分散液のゲル化が生じた。
比較例3 実施例2において、アニオン活性剤を用いずに、分散剤
の添加量を0.72重量部とした以外は同様にして実験
を行った。この場合、製造直後の水分散液の粘度は10
0cpであったが、1週間後のそれは350cpと大き
く変化した。
比較例4 実施例3において、アニオン活性剤を用いずに、分散剤
の添加量を0,84重量部とした以外は同様にして実験
を行った。この場合、製造直後の水分散液の粘度は58
0cpであったが、1週間後にはゲル化を生じた。
比較例5 実施例4において、アニオン活性剤を用いずに、分散剤
の添加量を0.72重量部とした以外は同様にして実験
を行った。この場合、製造直後の水分散液の粘度は68
0cpであったが、1週間後にはゲル化を生じた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭酸カルシウムをノニオン活性剤の存在下で60
    重量%以上の高濃度においてアクリル系分散剤を用いて
    水中に分散させた分散液からなり、該分散液は炭酸ガス
    を用いてpH8〜9の範囲に調節されていることを特徴
    とする炭酸カルシウム水分散液。
  2. (2)該ノニオン活性剤がポリビニルアルコールである
    請求項1の水分散液。
  3. (3)該ポリビニルアルコールがアニオン基を含有する
    請求項2の水分散液。
  4. (4)炭酸カルシウムをノニオン活性剤の存在下で60
    重量%以上の高濃度においてアクリル系分散剤を用いて
    水中に分散させるとともに、得られる水散液に炭酸ガス
    を吹込んでそのpHを8〜9の範囲に調節することを特
    徴とする炭酸カルシウム水分散液の製造方法。
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