JPH0228022B2 - - Google Patents
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- JPH0228022B2 JPH0228022B2 JP60287099A JP28709985A JPH0228022B2 JP H0228022 B2 JPH0228022 B2 JP H0228022B2 JP 60287099 A JP60287099 A JP 60287099A JP 28709985 A JP28709985 A JP 28709985A JP H0228022 B2 JPH0228022 B2 JP H0228022B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- rubber
- fiber
- cover layer
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は動力伝動用ベルトに係り、詳しくはカ
バー層として少なくともセラミツクウイスカーを
混入したガス部材を帆布あるいは不織布などの織
維部材に付着させ、該カバー層を使用して繊維部
材の耐摩耗性を改善してなる歯付ベルト、Vリブ
ドベルトあるいはVベルト等の動力伝動用ベルト
に関する。 (従来技術) 近年、省エネルギー、省資源を目指す社会的背
景のもとに伝動用ベルトにおいても長寿命化、高
負荷化が重要な課題となつている。 例えば、最近車体スペースの節約に車体の軽量
化及び燃費節約から複数のプーリーに1本のVベ
ルトを曲がりくねつた状態で取り付け、駆動させ
るVリブドベルトが実用に供されている。しか
し、このVリブドベルトもベルト張力を調整する
ためアイドラーブーリと接触して背面駆動も行う
ため、Vリブドベルトの背面、つまりゴム付帆布
層の摩耗が激しくベルト張力の変動が生じてベル
トスリツプをひき起こす問題があつた。 このため、一般に動力伝動用ベルトに求められ
る特性もベルト巾方向に対しては高弾性、耐摩耗
性であり、長手方向に対しては耐屈曲性が良好で
あることは言うまでもなく、前記の如きベルト表
面に貼着しているゴム付帆布自身の耐摩耗性を向
上させることも重要な要件となつている。 例えば、米国特許第4355994号あるいは米国特
許第4464153号には、ベルトとプーリ間の摩擦係
数を減少させるために、カバー帆布に積層したエ
ラストマー中に金属粉末を混入してこのエラスト
マーを表面に露出させたVベルトが開示されてい
る。 他方、歯付ベルトはエンジンの高速化に伴い、
その使用条件が苛酷になり、特に高熱により歯部
を保護している帆布の熱劣化や摩耗により歯部が
損傷してベルト寿命を早める等の問題があり、そ
のため従来ではカバー帆布を2重にしたり、ある
いはカバー帆布の表面に超高分子量ポリエチレン
等の耐摩耗性を有するフイルムを被覆したものが
提案されている。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、上記Vレベルは農業機械、土木建築機
械等のように屋外で使用される機械の駆動装置に
装着されており、雨水、泥水、土砂、塵埃等の影
響を受けやすい環境におかれている。その結果、
カバー帆布に積層したエラストマー中に金属粉末
として鉄粉等の錆の発生しやすいものを混入すれ
ば、カバー帆布層の摩擦係数が短時間に増大して
カバー帆布層の摩耗が激しくなる欠点があり、金
属粉末の選定をする必要があつた。更には上記カ
バー帆布の表面には金属粉末が露出しており、そ
のためベルト走行中金属粉末がエラストマーから
脱離飛散することもあつた。 一方、歯付ベルトの場合においてもカバー帆布
を複数層にしたりあるいはカバー帆布にフイルム
を積層してカバー帆布層の厚みを大きくすれば、
カバー帆布層の耐摩耗性が向上する反面、ベルト
の屈曲性が悪くなる大きな欠点もあつた。 本発明はこのような点を改善するものであり、、
ベルトのカバー層の耐摩耗性を改善し、しかもど
のような環境下において長時間使用できる動力伝
動用ベルトを提供することを目的とするものであ
る。 (問題点を解決するための手段) 即ち、本発明の特徴とするところは、カバー層
として繊維部材にゴム100重量部に対して少なく
ともセラミツクウイスカー2〜60重量部を分散し
たゴム部材を含浸させ、かかるカバー層を上記ゴ
ム部材が露出する状態でベルト表面に貼着してな
る動力電動用ベルトにある。 このように、繊維部材に少なくともセラミツク
ウイスカーを含んだゴム部材を含浸付着せしめた
カバー層がベルト表面層に位置すると、まず使用
するセラミツクウイスカーが針状結晶体であつて
形態のもつ特異性からゴム部材に強く突き刺さつ
た状態で表面から突出し、またウイスカー自身は
極めて硬度の高いものであるため、突出した部分
のウイスカーはたとえプーリと接触しても脱離飛
散もなく、充分に繊維部材を保護し、耐摩耗性を
有するカバー層に仕上げる作用がある。 本発明に係る動力伝動用ベルトは、プーリと噛
み合い駆動する歯付ベルトあるいはプーリと摩擦
係合するベルト、例えばVベルト、Vリブドベル
ト、バンデイツドベルト、平ベルト等があり、こ
れらのうち第1図に示される歯付ベルト1はベル
ト長手方向に一定ピツチで歯部2と溝部3を交互
に有し、ベルト伸張部5のベルトピツチライン上
にはガラス繊維、ポリエステル繊維、アラミツド
繊維からなるロープ状の抗張体4が埋設し、更に
上記歯部2及び溝部3の表面にはカバー層6が貼
着している。 他方、第2図に示されるVリブドベルト10は
ポリエステル繊維、アラミツド繊維、ガラス繊維
を素材とする高強度で低伸度のコードよりなる抗
張体11が接着ゴム層12に埋設されその下側に
隣接して圧縮ゴム層13が設けられているが、上
記圧縮ゴム層13にはベルト長手方向に断面台形
状の複数個のリブ14を有している。そして、上
記接着ゴム層12の表面にはカバー層15が設け
られている。 上記各種のベルトに貼着されたカバー層6は、
第3図のように、縦糸18と横糸19からなる平
織物の繊維部材20に少なくともセラミツクウイ
スカー21からなる無機充填材を分散配合したゴ
ム部材22が含浸し、繊維部材のオープニングエ
リアに侵入し付着している。このウイスカー21
は針状結晶体であり、比較的軟質のゴム部材22
の表面へ突出しやすい形態であつて、ゴム部材2
2へ突き刺さつた状態になつている。その結果、
カバー層6には突出したセラミツクウイスカー2
1が数多く分散して、カバー層6の表面摩擦係数
を低下させ繊維部材20を保護している。 尚、上記繊維部材20は不織布でも使用でき
る。 セラミツクウイスカーとしては、α−炭化珪素
(α−Sic)、β−炭化珪素(β−Sic)、窒化珪素
(Si3N4)、α−アルミナ(Al2O3)、窒化ボロン
(BN)、ボロン化ジルコニウム(ZrB2)、炭化ボ
ロン(B4C)等を素材とするものであり、直径
0.05〜3μm、長さ5〜500μm程度の形状からなる
針状単結晶体である。前記セラミツクウイスカー
をゴムに添加するためにあたつては、前もつてシ
ランカツプリング剤やチタンカツプリング剤等で
処理したり、ゴムと混合時にシランカツプリング
剤やチタンカツプリング剤を添加することも可能
である。これにより、ゴムへの分散性がより良好
となる。 上記ウイスカーの添加量は、ゴム100重量部に
対して2〜60重量部、好ましくは5〜40重量部で
あり、もしウイスカーの添加量が2重量部未満で
あれば耐摩耗性の効果が小さくなり、一方60重量
部を超えるとゴムとの接着性の低下をきたすのみ
ならず、ゴム部材が繊維部分から抜落する。 また、本発明においては前述のセラミツクウイ
スカーと共に該ウイスカーと同素材であつて形態
のことなるセラミツク粉末も併用可能である。た
だし、上記セラミツク粉末充填剤の添加量はゴム
100重量部に対して5〜10重量部であり、セラミ
ツクウイスカーの添加量は前述のとおり2〜60重
量部の範囲内である。 本発明におけるカバー層6,15に使用される
ゴムとしては、CR(クロロプレンゴム)、NBR
(ニトリルゴム)、天然ゴム、SBR(スチレン・ブ
タジエゴム)、HNBR(水素添加ニトリルゴム)、
CSN(クロロスルホン化ポリエチレンゴム)、
CHM(エピクロルヒドリンゴム)、ACM(アクリ
ルゴム)、ポリウレタン等単独又はブレンドとし
て用いられ、このゴムにはセラミツクウイスカ
ー、セラミツク粉末の他に通常用いられる軟質
剤、老化防止剤、加工助剤、加硫促進剤、架橋剤
等を添加し、これらの各成分をバンバリーミキサ
ー、ニーダーロール等を用いて混練される。 上記カバー層6,15は、カレンダー装置によ
りゴム配合物を繊維部材にフリクシヨンにコーチ
ングするかあるいは、ゴム配合物を溶剤に溶かし
たゴム糊中に繊維部材を浸漬し、ロールコーター
又はドクターナイフ等により製造することができ
る。 以下、本発明を実施例により更に具体的に説明
する。 しかし、本発明が以下に示される実施例に限定
されるものではなく、前記目的を逸脱しない範囲
において適宜改変可能である。 実施例 本発明に係る歯付ベルトは、第1図に示される
ように長手方向に一定ピツチで歯部2と溝部3を
交互に有し、ベルトピツチライン上にポリエステ
ル繊維、ガラス繊維あるいはアラミツド繊維の高
強力で低伸度のロープ状の抗張体4が位置し、そ
の上側に伸張ゴム層5を有するもので、上記ベル
ト歯部2と溝部3の表面にはゴム付き帆布を有す
るカバー層6が設けられている。 かかる歯付ベルトにあつて伸張ゴム層5及びベ
ルト歯部2はクロルスルホン化ポリエチレンゴム
を用いたゴム配合物で、抗張体4としてガラス繊
維が用いられた。そして、カバー層6として予め
RFL液にて処理されたポリアミド繊維を素材と
するカバー帆布(140D/1×ウーリー加工糸
105D/2 120×140)を第1表に示されるゴム
糊に含浸し、100〜150℃の温度にて乾燥させた
後、ポリアミド繊維100重量部に対して10〜50重
量部の固形分のゴム配合物を付着させたものを使
用した。得られた歯付ベルトは歯数83、ベルト巾
19.1mmで台形の歯形(ZA)を有するもので、こ
の歯付ベルトを雰囲気温度130℃において駆動プ
ーリ(歯数18、回転数7200rpm)従動プーリ(歯
数36、回転数3600rpm)間に懸架し、該ベルトに
対してテンシヨンプーリ(直径52mm)を逆曲げ角
度120゜、5P/Sの負荷条件下で200時間走行させ
た後、走行前と走行後の帆布の厚み差を走行前の
帆布の厚みで除して帆布の残存率(%)を求め
た。その結果は第1表に併記される。 尚、帆布の厚みはベルトの溝部を切断した試料
を投影機により測定した。
バー層として少なくともセラミツクウイスカーを
混入したガス部材を帆布あるいは不織布などの織
維部材に付着させ、該カバー層を使用して繊維部
材の耐摩耗性を改善してなる歯付ベルト、Vリブ
ドベルトあるいはVベルト等の動力伝動用ベルト
に関する。 (従来技術) 近年、省エネルギー、省資源を目指す社会的背
景のもとに伝動用ベルトにおいても長寿命化、高
負荷化が重要な課題となつている。 例えば、最近車体スペースの節約に車体の軽量
化及び燃費節約から複数のプーリーに1本のVベ
ルトを曲がりくねつた状態で取り付け、駆動させ
るVリブドベルトが実用に供されている。しか
し、このVリブドベルトもベルト張力を調整する
ためアイドラーブーリと接触して背面駆動も行う
ため、Vリブドベルトの背面、つまりゴム付帆布
層の摩耗が激しくベルト張力の変動が生じてベル
トスリツプをひき起こす問題があつた。 このため、一般に動力伝動用ベルトに求められ
る特性もベルト巾方向に対しては高弾性、耐摩耗
性であり、長手方向に対しては耐屈曲性が良好で
あることは言うまでもなく、前記の如きベルト表
面に貼着しているゴム付帆布自身の耐摩耗性を向
上させることも重要な要件となつている。 例えば、米国特許第4355994号あるいは米国特
許第4464153号には、ベルトとプーリ間の摩擦係
数を減少させるために、カバー帆布に積層したエ
ラストマー中に金属粉末を混入してこのエラスト
マーを表面に露出させたVベルトが開示されてい
る。 他方、歯付ベルトはエンジンの高速化に伴い、
その使用条件が苛酷になり、特に高熱により歯部
を保護している帆布の熱劣化や摩耗により歯部が
損傷してベルト寿命を早める等の問題があり、そ
のため従来ではカバー帆布を2重にしたり、ある
いはカバー帆布の表面に超高分子量ポリエチレン
等の耐摩耗性を有するフイルムを被覆したものが
提案されている。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、上記Vレベルは農業機械、土木建築機
械等のように屋外で使用される機械の駆動装置に
装着されており、雨水、泥水、土砂、塵埃等の影
響を受けやすい環境におかれている。その結果、
カバー帆布に積層したエラストマー中に金属粉末
として鉄粉等の錆の発生しやすいものを混入すれ
ば、カバー帆布層の摩擦係数が短時間に増大して
カバー帆布層の摩耗が激しくなる欠点があり、金
属粉末の選定をする必要があつた。更には上記カ
バー帆布の表面には金属粉末が露出しており、そ
のためベルト走行中金属粉末がエラストマーから
脱離飛散することもあつた。 一方、歯付ベルトの場合においてもカバー帆布
を複数層にしたりあるいはカバー帆布にフイルム
を積層してカバー帆布層の厚みを大きくすれば、
カバー帆布層の耐摩耗性が向上する反面、ベルト
の屈曲性が悪くなる大きな欠点もあつた。 本発明はこのような点を改善するものであり、、
ベルトのカバー層の耐摩耗性を改善し、しかもど
のような環境下において長時間使用できる動力伝
動用ベルトを提供することを目的とするものであ
る。 (問題点を解決するための手段) 即ち、本発明の特徴とするところは、カバー層
として繊維部材にゴム100重量部に対して少なく
ともセラミツクウイスカー2〜60重量部を分散し
たゴム部材を含浸させ、かかるカバー層を上記ゴ
ム部材が露出する状態でベルト表面に貼着してな
る動力電動用ベルトにある。 このように、繊維部材に少なくともセラミツク
ウイスカーを含んだゴム部材を含浸付着せしめた
カバー層がベルト表面層に位置すると、まず使用
するセラミツクウイスカーが針状結晶体であつて
形態のもつ特異性からゴム部材に強く突き刺さつ
た状態で表面から突出し、またウイスカー自身は
極めて硬度の高いものであるため、突出した部分
のウイスカーはたとえプーリと接触しても脱離飛
散もなく、充分に繊維部材を保護し、耐摩耗性を
有するカバー層に仕上げる作用がある。 本発明に係る動力伝動用ベルトは、プーリと噛
み合い駆動する歯付ベルトあるいはプーリと摩擦
係合するベルト、例えばVベルト、Vリブドベル
ト、バンデイツドベルト、平ベルト等があり、こ
れらのうち第1図に示される歯付ベルト1はベル
ト長手方向に一定ピツチで歯部2と溝部3を交互
に有し、ベルト伸張部5のベルトピツチライン上
にはガラス繊維、ポリエステル繊維、アラミツド
繊維からなるロープ状の抗張体4が埋設し、更に
上記歯部2及び溝部3の表面にはカバー層6が貼
着している。 他方、第2図に示されるVリブドベルト10は
ポリエステル繊維、アラミツド繊維、ガラス繊維
を素材とする高強度で低伸度のコードよりなる抗
張体11が接着ゴム層12に埋設されその下側に
隣接して圧縮ゴム層13が設けられているが、上
記圧縮ゴム層13にはベルト長手方向に断面台形
状の複数個のリブ14を有している。そして、上
記接着ゴム層12の表面にはカバー層15が設け
られている。 上記各種のベルトに貼着されたカバー層6は、
第3図のように、縦糸18と横糸19からなる平
織物の繊維部材20に少なくともセラミツクウイ
スカー21からなる無機充填材を分散配合したゴ
ム部材22が含浸し、繊維部材のオープニングエ
リアに侵入し付着している。このウイスカー21
は針状結晶体であり、比較的軟質のゴム部材22
の表面へ突出しやすい形態であつて、ゴム部材2
2へ突き刺さつた状態になつている。その結果、
カバー層6には突出したセラミツクウイスカー2
1が数多く分散して、カバー層6の表面摩擦係数
を低下させ繊維部材20を保護している。 尚、上記繊維部材20は不織布でも使用でき
る。 セラミツクウイスカーとしては、α−炭化珪素
(α−Sic)、β−炭化珪素(β−Sic)、窒化珪素
(Si3N4)、α−アルミナ(Al2O3)、窒化ボロン
(BN)、ボロン化ジルコニウム(ZrB2)、炭化ボ
ロン(B4C)等を素材とするものであり、直径
0.05〜3μm、長さ5〜500μm程度の形状からなる
針状単結晶体である。前記セラミツクウイスカー
をゴムに添加するためにあたつては、前もつてシ
ランカツプリング剤やチタンカツプリング剤等で
処理したり、ゴムと混合時にシランカツプリング
剤やチタンカツプリング剤を添加することも可能
である。これにより、ゴムへの分散性がより良好
となる。 上記ウイスカーの添加量は、ゴム100重量部に
対して2〜60重量部、好ましくは5〜40重量部で
あり、もしウイスカーの添加量が2重量部未満で
あれば耐摩耗性の効果が小さくなり、一方60重量
部を超えるとゴムとの接着性の低下をきたすのみ
ならず、ゴム部材が繊維部分から抜落する。 また、本発明においては前述のセラミツクウイ
スカーと共に該ウイスカーと同素材であつて形態
のことなるセラミツク粉末も併用可能である。た
だし、上記セラミツク粉末充填剤の添加量はゴム
100重量部に対して5〜10重量部であり、セラミ
ツクウイスカーの添加量は前述のとおり2〜60重
量部の範囲内である。 本発明におけるカバー層6,15に使用される
ゴムとしては、CR(クロロプレンゴム)、NBR
(ニトリルゴム)、天然ゴム、SBR(スチレン・ブ
タジエゴム)、HNBR(水素添加ニトリルゴム)、
CSN(クロロスルホン化ポリエチレンゴム)、
CHM(エピクロルヒドリンゴム)、ACM(アクリ
ルゴム)、ポリウレタン等単独又はブレンドとし
て用いられ、このゴムにはセラミツクウイスカ
ー、セラミツク粉末の他に通常用いられる軟質
剤、老化防止剤、加工助剤、加硫促進剤、架橋剤
等を添加し、これらの各成分をバンバリーミキサ
ー、ニーダーロール等を用いて混練される。 上記カバー層6,15は、カレンダー装置によ
りゴム配合物を繊維部材にフリクシヨンにコーチ
ングするかあるいは、ゴム配合物を溶剤に溶かし
たゴム糊中に繊維部材を浸漬し、ロールコーター
又はドクターナイフ等により製造することができ
る。 以下、本発明を実施例により更に具体的に説明
する。 しかし、本発明が以下に示される実施例に限定
されるものではなく、前記目的を逸脱しない範囲
において適宜改変可能である。 実施例 本発明に係る歯付ベルトは、第1図に示される
ように長手方向に一定ピツチで歯部2と溝部3を
交互に有し、ベルトピツチライン上にポリエステ
ル繊維、ガラス繊維あるいはアラミツド繊維の高
強力で低伸度のロープ状の抗張体4が位置し、そ
の上側に伸張ゴム層5を有するもので、上記ベル
ト歯部2と溝部3の表面にはゴム付き帆布を有す
るカバー層6が設けられている。 かかる歯付ベルトにあつて伸張ゴム層5及びベ
ルト歯部2はクロルスルホン化ポリエチレンゴム
を用いたゴム配合物で、抗張体4としてガラス繊
維が用いられた。そして、カバー層6として予め
RFL液にて処理されたポリアミド繊維を素材と
するカバー帆布(140D/1×ウーリー加工糸
105D/2 120×140)を第1表に示されるゴム
糊に含浸し、100〜150℃の温度にて乾燥させた
後、ポリアミド繊維100重量部に対して10〜50重
量部の固形分のゴム配合物を付着させたものを使
用した。得られた歯付ベルトは歯数83、ベルト巾
19.1mmで台形の歯形(ZA)を有するもので、こ
の歯付ベルトを雰囲気温度130℃において駆動プ
ーリ(歯数18、回転数7200rpm)従動プーリ(歯
数36、回転数3600rpm)間に懸架し、該ベルトに
対してテンシヨンプーリ(直径52mm)を逆曲げ角
度120゜、5P/Sの負荷条件下で200時間走行させ
た後、走行前と走行後の帆布の厚み差を走行前の
帆布の厚みで除して帆布の残存率(%)を求め
た。その結果は第1表に併記される。 尚、帆布の厚みはベルトの溝部を切断した試料
を投影機により測定した。
【表】
この結果より、セラミツクウイスカーがゴム
100重量部に対して60重量部以上添加混入される
と、帆布の残存率が減少する傾向を示す。このよ
うなゴム部材を用いると、繊維部材に含浸付着し
ているゴム部材自身が走行後約200〜500時間の走
行初期段階で繊維部材から離脱飛散する現象が生
じ、更に続けて走行させると繊維部材の表面に多
くの毛羽立ちが見られ、繊維部材の摩耗が進行し
ていることが観察された。このようにセラミツク
ウイスカーをゴム100重量部に対して60重量部以
上混入したゴム部材を使用すれば、セラミツクウ
イスカーの存在によつて繊維部材との接着が悪く
なるためと推定される。そのため、セラミツクウ
イスカーの添加量は定質的にゴム100重量部に対
して60重量部以下が望ましい。 一方、セラミツクウイスカーの添加量がゴム
100重量部に対して2〜60重量部、好ましくは5
〜40重量部では、繊維部材はゴム部材と良好に接
着し、また帆布の残存率も高くセラミツクウイス
カーが繊維部材を充分保護していることが推定さ
れる。 変形実施例 他の実施例として第2図に示すようにポリエス
テル繊維、ガラス繊維あるいはアラミツド繊維の
高強力で低伸度のロープからなる抗張体11がク
ツシヨンゴム層12内に埋設され、その上側に複
数層のゴム付帆布からなるカバー層15が積層さ
れ、他方抗張体11の下側には圧縮ゴム層13が
あつて、複数個のリブ14(図では3リブ)を有
する構造からなつている。 成形されたVリブドベルトにあつて圧縮ゴム層
13は、ベルト巾方向に綿カツト糸を配向された
クロロプレンゴム配合物が使用され、またカバー
層15にはゴム付綿織物を2プライそして抗張体
11にはポリエステル繊維が使用された。ベルト
長さは900mm(外周長)であつた。 上記カバー層15は前記実施例と同じ方法で処
理したもので、使用したゴム糊は第2表に示され
る。 表中、比較例2はセラミツク粉末のみ添加混入
したゴム糊を使用した例であり、実施例6はセラ
ミツク粉末とセラミツクウイスカーを添加混入し
た本発明に使用するゴム糊を示した例であり、ま
た実施例7はセラミツクウイスカーとシランカツ
プリング剤を添加配合した本発明に使用するゴム
糊を示した例である。処理剤のゴム付帆布は厚さ
約0.7mmであり、綿織物100重量部に対して100〜
200重量部の固形分のゴム配合物を付着させた。 かかるVリブドベルトの走行試験結果は第2表
に示されるが、上記ベルトは駆動プーリ(直径
125mm、4800rpm)と従動プーリ(直径125mm)と
の間に架張し、該ベルトに対してテンシヨンプー
リ(直径70mm)を逆曲げ角度120゜、無負荷、150
ポンドの初張力そして室温の条件下で走行させ
た。ベルトを500時間走行させた後、前記実施例
と同様に帆布の残存率(%)を求めた。その結果
は第2表に示される。 尚、帆布の厚みは前記実施例と同様にベルトの
溝部を切断した試料を投影機により測定した。 第2表から明らかなように、セラミツク粉末を
含むゴム部材をカバー層にもつVリブドベルト
は、本発明のベルトの比べて帆布の摩耗がやや進
行している。それに比べ、本発明のVリブドベル
トはセラミツク粉末と同じ材質であつて形態の異
なるセラミツクウイスカーであり、繊維部材が摩
耗しにくくなつている。
100重量部に対して60重量部以上添加混入される
と、帆布の残存率が減少する傾向を示す。このよ
うなゴム部材を用いると、繊維部材に含浸付着し
ているゴム部材自身が走行後約200〜500時間の走
行初期段階で繊維部材から離脱飛散する現象が生
じ、更に続けて走行させると繊維部材の表面に多
くの毛羽立ちが見られ、繊維部材の摩耗が進行し
ていることが観察された。このようにセラミツク
ウイスカーをゴム100重量部に対して60重量部以
上混入したゴム部材を使用すれば、セラミツクウ
イスカーの存在によつて繊維部材との接着が悪く
なるためと推定される。そのため、セラミツクウ
イスカーの添加量は定質的にゴム100重量部に対
して60重量部以下が望ましい。 一方、セラミツクウイスカーの添加量がゴム
100重量部に対して2〜60重量部、好ましくは5
〜40重量部では、繊維部材はゴム部材と良好に接
着し、また帆布の残存率も高くセラミツクウイス
カーが繊維部材を充分保護していることが推定さ
れる。 変形実施例 他の実施例として第2図に示すようにポリエス
テル繊維、ガラス繊維あるいはアラミツド繊維の
高強力で低伸度のロープからなる抗張体11がク
ツシヨンゴム層12内に埋設され、その上側に複
数層のゴム付帆布からなるカバー層15が積層さ
れ、他方抗張体11の下側には圧縮ゴム層13が
あつて、複数個のリブ14(図では3リブ)を有
する構造からなつている。 成形されたVリブドベルトにあつて圧縮ゴム層
13は、ベルト巾方向に綿カツト糸を配向された
クロロプレンゴム配合物が使用され、またカバー
層15にはゴム付綿織物を2プライそして抗張体
11にはポリエステル繊維が使用された。ベルト
長さは900mm(外周長)であつた。 上記カバー層15は前記実施例と同じ方法で処
理したもので、使用したゴム糊は第2表に示され
る。 表中、比較例2はセラミツク粉末のみ添加混入
したゴム糊を使用した例であり、実施例6はセラ
ミツク粉末とセラミツクウイスカーを添加混入し
た本発明に使用するゴム糊を示した例であり、ま
た実施例7はセラミツクウイスカーとシランカツ
プリング剤を添加配合した本発明に使用するゴム
糊を示した例である。処理剤のゴム付帆布は厚さ
約0.7mmであり、綿織物100重量部に対して100〜
200重量部の固形分のゴム配合物を付着させた。 かかるVリブドベルトの走行試験結果は第2表
に示されるが、上記ベルトは駆動プーリ(直径
125mm、4800rpm)と従動プーリ(直径125mm)と
の間に架張し、該ベルトに対してテンシヨンプー
リ(直径70mm)を逆曲げ角度120゜、無負荷、150
ポンドの初張力そして室温の条件下で走行させ
た。ベルトを500時間走行させた後、前記実施例
と同様に帆布の残存率(%)を求めた。その結果
は第2表に示される。 尚、帆布の厚みは前記実施例と同様にベルトの
溝部を切断した試料を投影機により測定した。 第2表から明らかなように、セラミツク粉末を
含むゴム部材をカバー層にもつVリブドベルト
は、本発明のベルトの比べて帆布の摩耗がやや進
行している。それに比べ、本発明のVリブドベル
トはセラミツク粉末と同じ材質であつて形態の異
なるセラミツクウイスカーであり、繊維部材が摩
耗しにくくなつている。
【表】
(発明の効果)
以上のように本発明では、種々のベルトにおい
てプーリと接する表面に貼着させるカバー層とし
て、繊維部材にセラミツクウイスカーを混入した
ゴム部材を含浸付着させることにより、ゴム部材
の表面に突出しやすい傾向のあるセラミツクウイ
スカーが摩耗しやすい繊維部材を保護してベルト
表面の耐摩耗性を改善し、上記セラミツクウイス
カー自身も腐食しない材質であるため高温多湿の
環境下でも長期にわたつて使用可能になり、しか
もゴムマトリツクスに混入するセラミツクウイス
カーの量を規制すれば、このゴム部材も繊維部材
と良好に接着してベルト走行中も繊維部材から飛
散することもなくなり、これによりベルトライフ
の大きな向上が期待される。
てプーリと接する表面に貼着させるカバー層とし
て、繊維部材にセラミツクウイスカーを混入した
ゴム部材を含浸付着させることにより、ゴム部材
の表面に突出しやすい傾向のあるセラミツクウイ
スカーが摩耗しやすい繊維部材を保護してベルト
表面の耐摩耗性を改善し、上記セラミツクウイス
カー自身も腐食しない材質であるため高温多湿の
環境下でも長期にわたつて使用可能になり、しか
もゴムマトリツクスに混入するセラミツクウイス
カーの量を規制すれば、このゴム部材も繊維部材
と良好に接着してベルト走行中も繊維部材から飛
散することもなくなり、これによりベルトライフ
の大きな向上が期待される。
第1図は本発明の一実施例による歯付ベルトの
部分斜視図、第2図は本発明の他の実施例による
Vリブドベルトの部分斜視図、そして第3図は第
1図のA−A断面図を示す。 1……歯付ベルト、6,15……カバー層、2
0……繊維部材、21……セラミツクウイスカ
ー、22……ゴム部材。
部分斜視図、第2図は本発明の他の実施例による
Vリブドベルトの部分斜視図、そして第3図は第
1図のA−A断面図を示す。 1……歯付ベルト、6,15……カバー層、2
0……繊維部材、21……セラミツクウイスカ
ー、22……ゴム部材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 カバー層としてゴム100重量部に対して少な
くともセラミツクウイスカー2〜60重量部を分散
配合したゴム部材を繊維部材に含浸付着させ、か
かるカバー層を上記ゴム部材が露出する状態でベ
ルトの表面に貼着してなることを特徴とする動力
伝動用ベルト。 2 前記カバー層のゴム部材が、ゴム中に少なく
ともセラミツクウイスカーとセラミツク粉末を添
加混入してなるゴム組成物であることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の動力伝動用ベル
ト。 3 前記カバー層がベルト歯部と溝部の表面に貼
着している歯付ベルトである特許請求の範囲第1
項記載の動力伝動用ベルト。 4 前記カバー層がベルト背面に貼着しているV
リブドベルトである特許請求の範囲第1項記載の
動力伝動用ベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28709985A JPS62147142A (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | 動力伝動用ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28709985A JPS62147142A (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | 動力伝動用ベルト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62147142A JPS62147142A (ja) | 1987-07-01 |
| JPH0228022B2 true JPH0228022B2 (ja) | 1990-06-21 |
Family
ID=17713046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28709985A Granted JPS62147142A (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | 動力伝動用ベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62147142A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0782851A (ja) * | 1993-09-13 | 1995-03-28 | Kiyonobu Niimura | 軒樋支持具、軒樋支持方法、軒樋、軒樋カバー |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005098470A (ja) * | 2002-10-17 | 2005-04-14 | Mitsuboshi Belting Ltd | 歯付ベルト |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4235119A (en) * | 1978-11-02 | 1980-11-25 | Dayco Corporation | Toothed belt |
-
1985
- 1985-12-19 JP JP28709985A patent/JPS62147142A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0782851A (ja) * | 1993-09-13 | 1995-03-28 | Kiyonobu Niimura | 軒樋支持具、軒樋支持方法、軒樋、軒樋カバー |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62147142A (ja) | 1987-07-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |