JPH0228134B2 - Netsugenzokaraakakusantenshagazonokeiseihoho - Google Patents

Netsugenzokaraakakusantenshagazonokeiseihoho

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JPH0228134B2
JPH0228134B2 JP22488382A JP22488382A JPH0228134B2 JP H0228134 B2 JPH0228134 B2 JP H0228134B2 JP 22488382 A JP22488382 A JP 22488382A JP 22488382 A JP22488382 A JP 22488382A JP H0228134 B2 JPH0228134 B2 JP H0228134B2
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Satoru Ikeuchi
Masaru Iwagaki
Takashi Sasaki
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C8/00Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
    • G03C8/40Development by heat ; Photo-thermographic processes
    • G03C8/4013Development by heat ; Photo-thermographic processes using photothermographic silver salt systems, e.g. dry silver
    • G03C8/4033Transferable dyes or precursors

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は熱現像カラー拡散転写画像の形成方法
に関し、詳しくは、熱現像感光材料中に特定の色
供与物質から形成された画像を、昇華、転写させ
て、鮮明なカラー画像を得る画像形成方法に関す
る。 感光性物質(ハロゲン化銀)を用いたカラー画
像形成方法としては、たとえば発色現像主薬の酸
化体とカプラーにより形成された色素を用いる方
法、銀により色素を漂白して画像を得る方法(銀
色素漂白法)、或いはいわゆるインスタント写真
で用いられている色素をアルカリ性処理液で拡散
転写させるカラー拡散転写法等が知られている
が、これらはいずれも水溶性の処理液を必要と
し、画像を形成するための処理が複雑になる欠点
を有している。従つて乾式でしかも簡単な処理で
カラー画像を形成する新規な感光熱現像カラー画
像形成方法の開発が望まれている。 熱現像カラー画像形成方法としては、例えば特
公昭44―7782号、米国特許第3761200号、同第
3764328号、特開昭56−27132号、および同56−
27133号等に記載されているように、発色現像主
薬の酸化体とカプラーによるカラー画像形成方法
があるが、これらの方法では色素画像が形成され
るところに銀画像も形成されるため、銀画像によ
る色濁りが生じたり、現像後のプリントアウトに
より白地の汚染が生じる。こうした問題を取り除
くには、脱銀、定着工程が必要であり、熱現像写
真方法の長所である簡便かつドライな処理方式が
そこなわれる。 別の熱現像カラー画像形成方法としては、例え
ば特開昭52−105821号、同52−105822号、同56−
50328号、米国特許第4235957号等に記載されてい
る銀色素漂白法がある。しかし、これらの方法で
は色素画像漂白のために、強酸やハロゲン化銀錯
化剤を含む活性化シートを用いる必要があり、処
理が複雑となることや強酸を用いる点などの欠点
を有している。 さらに別の熱現像カラー画像形成方法として
は、例えば1978年5月に発行されたリサーチデイ
スクロージヤー16966に記載されている色素銀塩
法がある。この方法は上述の二つの方法の欠点を
補う方法としては注目されるが、色素を転写させ
る時に色素を溶剤転写させるため、色素だけでな
く、望ましくない他の添加物も転写されることに
よつて色濁りを生じるし、さらに色素銀塩自体も
転写させるため、それが画像のカブリになるとい
う欠点を有している。 したがつて、本発明の第1の目的は、上述した
従来の熱現像カラー拡散転写画像形成方法の有す
る諸欠点を解消した新規な画像形成方法を提供す
ることにある。 本発明の第2の目的は、現像の関数として昇華
性色素またはプレカーサーを放出しうる特定の色
供与物質を用いることによつて、鮮明なカラー画
像を得る熱現像カラー拡散転写画像の形成方法を
提供することにある。 本発明の上記目的は、熱現像によつて生成され
る現像主薬の酸化体と反応して、昇華性色素また
は昇華性色素プレカーサーを放出しうる下記一般
式(1)で表わされる熱非拡散性色供与物質を含有す
る層を有する熱現像感光材料を像様露光した後、
熱現像することによつて前記昇華性色素またはプ
レカーサーの像様分布を該色供与物質から形成さ
せ、該像様分布の少なくとも一部を、該感光材料
と積重関係にある受像層に熱転写させることによ
つて達成される。 一般式(1) Dye−(J)o−X (式中、Dyeは昇華性色素またはプレカーサー
の残基を表わし、Xは5―ピラゾロン誘導体残基
であつて、バラスト化基を有する基、または前記
バインダーが親水性である場合はバラスト化基お
よび/または親水性基を有する基を表わし、Jは
2価の結合基を表わしており、前記ピラゾロン誘
導体の4位と結合している。nは0又は1を表わ
す。) “昇華性”とは一般には“液体状態を経ること
なく、固体から気体に変化する性質”であり、色
素についてもこの昇華性を示すものは当該業界に
おいて数多く知られている(具体例は「染料便
覧」(丸善)に示されている。)。昇華性色素は低
温では非移動性の固体であり、溶媒が存在しなけ
れば非拡散性である。加熱されて一定温度を越え
ると昇華して気体となり、拡散性を示し、空間を
移動することができる。本発明の昇華性色素は昇
華と共に溶融後気化することによつて気体状態で
転写することも可能であり、この溶融を伴う気化
も本発明における昇華転写に包含される。例えば
支持体上に塗布された昇華性色素は、加熱される
ことによつて気化し、支持体を離れて拡散してい
く。もし近傍に受像層があれば、たとえ該支持体
と密着していなくても、受像層表面または内部に
吸着、析出し、色素画像を形成する。また昇華性
色素は、気体状態で、層間を拡散移動する能力も
有している。すなわち、昇華性色素が放出された
層と、受像層の間に中間層が存在しても、溶媒を
必要とすることなしに拡散移動することができる
ものである。したがつてこの特性を利用すること
によつて、多重層カラー熱現像感光材料を設計す
ることも容易である。 本発明において、熱現像反応で放出された昇華
性色素または昇華性色素プレカーサーは、低分子
量であり、双極子モーメトが小さく、疎水性が高
いため、親水性バインダーとの相互作用が小さ
く、すなわち親水性バインダー中への溶解度が低
く、親水性バインダー中を溶剤を必要としないで
容易に拡散していくものである。したがつて、本
発明では昇華性色素または昇華性色素プレカーサ
ーと親水性バンダーとの組み合わせが、拡散およ
び転写に対して有利であり、すなわち該昇華性色
素または昇華性色素プレカーサーを放出しうる該
色供与物質は、親水性バインダー中に添加される
が好ましい。このように親水性バインダーを用い
た場合、色供与物質は該バインダー中において非
昇華性にするために非拡散化(バラスト基およ
び/又は親水性基を有する。)されている。なお、
該親水性バインダー中には、該色供与物質の非拡
散性を妨げず、かつ該色素または色素プレカーサ
ーの拡散性を妨げない範囲において、疎水性バイ
ンダーを添加することも可能である。本発明の方
法に従えば熱による処理だけで画像が生成定着さ
れ、非常に簡単な処理でカラー画像が得られる。 以下、本発明について更に詳述する。 本発明者らは、現像の関数として昇華性色素ま
たはプレカーサーを放出する色供与物質を用いる
カラー画像形成方法について、特願昭57−122596
号や同57−160698号明細書において、先に提案し
た。前者の先提案内技術は、Dev〔一般式(1)にお
けるX〕として、フエノール誘導体またはナフト
ール誘導体を用いる色供与物質によつてシアン発
色画像を得る方法であり、また、後者の先提案技
術は、キレート化可能な昇華性色素またはプレカ
ーサーを現像の関数として放出しうる色供与物質
を用いると共に、多価金属イオンを含む受像層
に、該多価金属イオンとキレート化した昇華性色
素またはプレカーサーの像様分布を得る方法であ
る。 本発明は、前記前者の先提案技術に比べて、現
像主薬の酸化体との反応性に富み、昇華性色素ま
たはプレカーサーの放出性に優れた特定の色供与
物質を用いる点で改善されている。また、本発明
は、前記後者の先提案技術についてはこれをその
まま応用することが可能であり、むしろ好ましい
ことである。 本発明に用いられる前記一般式(1)で表わされる
熱非拡散性色供与物質について次に説明する。 本発明における昇華性色素とは、昇華温度が50
〜250℃、より好ましくは50〜170℃であるアゾ色
素、アントラキノン色素、アゾメチン色素、イン
ジゴ系染料、トリフエニルメタン染料、キサンテ
ン染料等の色素であり、そのプレカーサーであつ
てもよい。特に、前記後者の先提案技術に示すよ
うな、キレート化可能な昇華性色素を用いること
が好ましく、この場合、受像層に多価金属イオン
〔例えばニツケル()、銅()、亜鉛()、白
金()、パラジウム()又はコバルト()
等〕を含ませることによつて、昇華転写後受像層
中で金属キレート色素を形成することができ、定
着性、耐光性の点ですぐれた色素画像を得ること
ができる。 一般式(1)において、Jで表わされる2価の結合
基としては、―O―、―S―、―NH―、―OCO
―、
【式】
【式】
【式】
【式】等を挙げることがで きる。前記結合基は、左側の結合部分が一般式(1)
におけるDyeに、また、右側の結合部分がXに結
合している。また、Xで表わされるピラゾロン誘
導体として好ましいものは下記一般式(2)で表わす
ことができる。 一般式(2) 式中、R′は水素原子、炭素原子数1〜30個の
アルキル基、アリール基(好ましくはフエニル
基、2,4,6―トリクロルフエニル基、4―ス
ルホアミドフエニル基)を表わし、R2は炭素原
子数1〜24個のアルキル基、アリール基、アルキ
ルアミノ基、アリールアミノ基、アルキルスルフ
アモイル基、アルキルカルバモイル基、シアノ
基、カルボキシ基等であつて、R1およびR2のう
ちの少なくとも1つは一般式(1)で表わされる化合
物及び色素放出後のピラゾロン誘導体化合物を熱
非拡散性(非昇華性)にする基である。上述のピ
ラゾロン誘導体はコンベンシヨナルな写真分野に
おけるマゼンタカプラーとして当該分野では公知
のあらゆるマゼンタカプラーを用いることができ
る。 人体に有害な濃厚アルカリ液中を色素が拡散し
て画像を形成する従来の、いわゆるインスタント
写真法に比べ、本発明のカラー熱拡散転写方法
は、一定温度で一定時間加熱するだけで転写画像
が得られ、安全性やその他の点ですぐれたもので
ある。 また従来の、熱現像感光材料中で形成あるいは
放出された色素を、熱溶剤(サーマルソルベン
ト)の如きもので転写させる方法においては、多
重層方式は困難なものであるが、本発明法によれ
ば容易に可能となる。 本発明において、色供与物質は熱非拡散性であ
り、加熱されても実質的に層内、層間拡散を生じ
ないものである。また本発明において、色供与物
質は、現像の関数として昇華性色素または昇華性
色素プレカーサーを放出しうるものであり、現像
で生ずる酸化還元反応を直接、あるいはクロス酸
化剤等を仲介して間接的に作用させることによつ
て放出反応が起るものである。 次に本発明における熱現像感光材料について説
明する。熱現像感光材料としては従来から銀によ
る黒白画像を形成するものとして、例えば特公昭
43−4924号、同43−19166号、同46−4728号、同
44−26582号、同45−12700号、同45−18416号、
及び特開昭49−52626号等に記載されているよう
に、支持体、感光性ハロゲン化銀、有機化合物の
金属(銀)塩又は錯体、現像剤及びバインダーか
ら構成されており、本発明においても上述の従来
公知の熱現像感光材料を用いることができる。 現像剤として特に好ましいものは、写真分野で
は公知の発色現像主薬又はそのプレカーサーすな
わちp―フエニレンジアミン誘導体、p―アミノ
フエノール誘導体であつて、例えば2―メチル―
4―(N―メチルスルホアミドエチル―N―エチ
ルアミノ)―アニリン、4―(N,N―ジエチル
アミノ)―アニリン、4―(フエニルスルホンア
ミド―アニリン、4―モルホリノアニリン、4―
フエニルスルホルアミドフエノール、3,5―ジ
クロル―4―アミノフエノール等である。 熱現像感光材料としてはさらに色調剤、化学増
感剤、現像調整剤、カブリ防止剤、分光増感剤、
フイルター染料、アンチハレーシヨン染料等を加
えてもよい。 上述の熱現像感光材料を構成する物質―支持
体、感光性ハロゲン化銀、有機化合物の金属
(銀)塩又は錯体、現像剤、バインダー、色調剤、
化学増感剤、現像調整剤、カブリ防止剤、分光増
感剤、フイルター染料、アンチハレーシヨン染料
等―については1978年6月に出版されたリサーチ
デイスクロージヤ誌9〜15ページにさらに詳しく
記載されており、本発明に用いる熱現像感光材料
の構成についてもこれらを参考にすることができ
る。 次に本発明に用いる熱現像感光材料の構成例に
ついて説明する。 本発明に用いる熱現像感光材料は支持体上に設
けられた少なくとも1つの層(A)から成る。該層(A)
はバインダー中に(a)感光性ハロゲン化銀、(b)有機
化合物の銀塩、(c)現像主薬等の熱現材料及び(d)熱
現像の関数としての一般式(1)で示される色供与物
質の少なくとも1つを有しており、成分(a),(b),
(c)及び(d)はそれぞれが互いに反応できる状態にあ
ればそれぞれ同一層中に含まれてもよいし、別個
の層中に含まれてもよく、色供与物質の吸収波長
が、それと組み合わされた感光性ハロゲン化銀の
感光波長域と重なる場合には色供与物質は組み合
わされたハロゲン化銀の感光を減ずることのない
位置、即ち感光性(ハロゲン化銀)層に対して露
光方向と反対側に位置する層に含有されることが
好ましい。 しかし、色供与物質の吸収波長が、受像層に生
成する色素の吸収波長と異なり、それと組み合わ
された感光性ハロゲン化銀の感光域と重ならない
場合には色供与物質と感光性ハロゲン化銀等を同
一層に含有させることができる。 本発明の好ましい実施態様においては、熱現像
感光材料は支持体上に下記3つの異つた層からな
る層(A)を有している。即ち、受像層においてそれ
ぞれイエロー、マゼンダ、シアン色素画像を形成
できる色素またはプレカーサーを放出する色供与
物質と、それぞれに対応して分光増感されたハロ
ゲン化銀を含む3つの異つた層(A)から成つてお
り、放出される色素はそれが気体状態であるため
に、重層された層間を色素のみが移動することが
でき、転写の際の層間の望ましくない重層効果や
他の物質の移動をともなわずに多色カラー画像が
得られる。 本発明に用いられる熱現像感光材料は、前記感
光性層を含む層(A)の他に、必要に応じて下引層、
中間層、保護層、反射性層等を有してもよい。 本発明には種々のバインダーを用いることがで
きる。例えばゼラチン、ゼラチン誘導体、カゼイ
ン、カゼインナトリウム、アルブミンなどの蛋白
質、エチルセルロースのようなセルロース誘導
体、デキストラン、寒天などの多糖類、アラビア
ゴム、トラガントゴムのような天然物質、又写真
材料の寸度安定性を増大せしめるラテツクス状の
ビニル化合物及び下記の如き合成ポリマーを包含
する。例えば米国特許第3142586号、同第3193386
号、同第3062674号、同第3220844号、同第
3287289号、同第3411911号の各明細書に記載され
ているものが挙げられる。有効なポリマーの具体
例としては、アルキルアクリレート、メタクリレ
ート、アクリル酸、スルホアルキルアクリレート
又はメタクリレート系から成る水不溶性ポリマー
等があげられる。また、ポリビニルブチラール、
ポリアクリルアミド、セルロースアセテートブチ
レート、セルロースアセテートプロピオネート、
ポリメチルメタクリレート、ポリビニルピロリド
ン、ポリスチレン、エチルセルロース、ポリビニ
ルクロライド、塩素化ゴムポリイソブチレン、ブ
タジエンスチレンコポリマー、ビニルクロライド
―ビニルアセテートコポリマー、ビニルアセテー
ト―ビニルクロライド―マレイン酸とのコポリマ
ー、ポリビニルアルコート、ポリ酢酸ビニル、ベ
ンジルセルロース、酢酸セルロース、セルロース
プロピオネート、セルロースアセテートフタレー
トなどがある。 本発明に用いられて、前記色供与物質を非拡散
化し、放出された昇華性色素または昇華性色素プ
レカーサーを拡散しうる好ましい親水性バインダ
ーとしては、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリ
コールエステル、アルギン酸ソーダ、アルギン酸
プロピレングリコールエステル、ポリビニルアル
コール、水溶性ポリビニルブチラール、ポリビニ
ルピロリドン、澱粉、寒天、デキストラン、ゼラ
チンなどがある。又必要ならば2種以上混合使用
してもよい。バインダーの量は各感光性層あたり
有機銀塩1部に対して重量比で1/10〜10部好まし
くは1/4〜4部である。 次に本発明の受像層について説明する。本発明
の受像層は基本的には昇華、転写したきた色素の
像様分布の転写を停止させ、かつ定着する機能を
有していればよい。 例えば、単にゼラチンや他の合成ポリマー層だ
けでもよいし、木材パルプや他の合成パルプ繊維
による層でもよい。また昇華、転写の効率を改良
するために、受像層中に、チタンホワイト、シリ
カ、酸性白土などの無機化合物を添加したり、PH
を調整したりしてもよい。また受像層は、感光性
層と一体になつていてもよいし、感光性層と分離
できるような形態でもよい。さらには、受像層を
有することなく、像様露光された後、任意の布
(ハンカチ、シヤツ、シーツ)あるいは紙などと
重ね合わせて熱現像し、前記布あるいは紙を受像
層として画像形成が行なわれてもよい。 本発明に用いられる昇華性色素がキレート化可
能な昇華性色素の場合には受像層に多価金属イオ
ンを含有させておけばよく、多価金属イオンを含
有させる方法としては、バインダー中に多価金属
イオン供与物質を含ませるか、単に多価金属イオ
ンだけを含ませてもよく、また多価金属イオン供
与物質はそれ自体が受像層を兼ねる場合もある。
好ましい多価金属イオン供与物質としては特公昭
36−11535号、特開昭55−48210号、同55−129346
号、特願昭57−122596号、特願昭57−160698号に
記載されているものである。 受像層に含有させる好ましい多価金属イオン
は、放出された色素とすみやかに反応し、望まし
い色相の錯体を形成し、配位子と強固に配位し、
受像シート等の受像層中で実質的に無色である。
このような性質を有する多価金属イオンとしては
銅()、ニツケル()、パラジウム()、亜
鉛()、白金()、及びコバルト()があげ
られるが、特に好ましいのは銅()及びニツケ
ル()である。 本発明に係わる受像層は露光前から熱現像感光
材料と積重の関係になつていてもよいし、露光後
現像前に熱現像感光材料に積重させてもよいし、
また現像後受像層を熱現像感光材料と積重して色
素画像を転写させてもよい。転写後は、受像層を
剥離することなく、(支持体を通して)像観察す
る構成でもよいが、受像層を剥離することにより
熱現像感光材料と分離することが望ましい。 本発明の熱現象カラー拡散転写画像の形成方法
の一例を以下に示す。 (1) 上述の熱現像感光材料、または該感光材料と
受像層(もしくは受像シート)とを積重させて
成る記録材料を適当な大きさに切断した後画像
露光する。画像露光の光源としては太陽光、タ
ングステンランプ、螢光ランプ、水銀ランプ、
ハロゲンランプ(ヨードランプ、キセノンラン
プなど)、レーザー光などの光源を用いること
ができる。 (2) 感光材料の感光性層を受像層に接触させた関
係下で、約50〜250℃、好ましくは100〜200℃
の温度で加熱する。加熱時間は5秒〜180秒、
好ましくは15〜90秒である。加熱方法としては
熱現像感光材料で用いられている従来公知の方
法を用いることができるが、例えば感光性層と
受像層を含む記録材料を加熱プレートやドラム
に接触させたり、加熱された空気内を通過させ
る或いは高周波加熱やレーザービームにより加
熱する方法がある。 (3) 続いて受像層を感光性層から剥離することに
よりカラー画像が得られる。 本発明において、多色カラー画像を形成させる
には前述の如く、支持体上にそれぞれイエロー、
マゼンタ、シアン色素画像を形成できる色素を放
出する色供与物質とそれぞれに対応して分光増感
されたハロゲン化銀、及び他の熱現像材料を含む
少なくとも3つの異つた層から成り立つ感光材料
を上述と同様に露光し、受像層との積重関係下に
熱現像して昇華、転写することにより達成され
る。 以下に、本発明に用いられる色供与物質の具体
例を挙げる。但し、
【式】ないし
〔例示色供与物質〕
これら本発明に用いられる色供与物質の使用量
は、限定的ではないが、一般に100cm2当り0.1mg〜
500mg、好ましくは0.5mg〜50mgでよい。また添加
方法も任意であり、例えばサンドミルやボールミ
ルで粉砕したり、或いは溶媒に溶かしてバインダ
ー中に添加する等の方法で添加すればよい。 以下、本発明の画像形成方法について具体例を
あげて説明する。 実施例 1 4―ヒドロキシベンゾトリアゾール銀7.26gに
水溶性ポリビニルブチラール25%水溶液(積水化
学製、エスレツクW―201)24c.c.、水116c.c.、メタ
ノール70c.c.を加え、アルミナボールミルにて粉砕
分散し、銀塩分散液を得た。 この銀塩分散液25c.c.に、フタル酸0.21g、フタ
ラジン0.16g、前記例示色供与物質CPM―(2)1.11
g、下記現像剤を0.42g、および水溶性ポリビニ
ルブチラール25%水溶液5c.c.、水10c.c.、さらに平
均粒径0.04μのヨウ化銀ゼラチン乳剤を銀に換算
して36mg添加し、写真用バライタ紙上に、湿潤膜
厚が55μとなるようにワイヤーバーにて塗布し
た。 〔現像剤〕 乾燥して得られた試料に対し、ステツプウエツ
ジを通して30000CMSの白色露光を与えた。 一方、アイボリー紙上に10%の二酢酸セルロー
スアセトン溶液を一平方メートル当り二酢酸セル
ロースが1.20gとなるように塗布して受像紙を作
つた。 前記露光済の試料の塗布面と前記受像紙の塗布
面を密着し、表面温度が150℃のアイロンで30秒
間圧着加熱した後、試料と受像紙をひきはがし
た。 受像紙表面には最大反射濃度0.88、最小反射濃
度0.13のオレンジ色のステツプウエツジの像が得
られた。 比較例 1 色供与物質として下記CPM化合物を用いた以
外は実施例―1と同じ方法で得られた試料を実施
例―1と同じ露光を与え、実施例―1と同じ受像
紙を用いて実施例―1と同様に150℃のアイロン
で30秒間熱現像して昇華、転写させたところ、最
大反射濃度は0.76、最小反射濃度は0.11であつ
た。最大反射濃度を0.85以上にするには150℃で
1分間、加熱する必要があつたが、この場合の最
小濃度は0.25となつた。 実施例 2 ベヘン酸銀4.5gにアルコール20ml、水5mlお
よび水溶性ポリビニルブチラール25%水溶液15ml
を加え、超音波ホモジナイザーにて分散液〔1〕
を調製した。 一方、フタル酸0.20g、フタラジン0.13g、前
記例示色供与物質CPM―(3)1.12gおよび下記現
像剤2.55gを水溶性ポリビニルブチラール8%水
―アルコール(1:1)溶液40c.c.とともに24時間
ボールミル分散し、溶液―〔1〕を得た。 〔現像剤〕 さらにトリフロロ酢酸銀と臭化リチウムを水溶
性ポリビニルブチラール10%水―アルコール
(1:1)溶液中で反応させて乳剤―〔1〕を得
た。 分散液―〔1〕10c.c.に下記増感色素の0.05%メ
タノール溶液0.3c.c.、および酢酸第2水銀20mgを
加えた。 〔増感色素〕 最後に前記溶液―〔1〕を加えて透明ポリエス
テルフイルム上に湿潤膜層が74μとなるようにワ
イヤーバーで塗布して感光性層を形成した。 その上に下記組成の白色反射層および受像層を
設け、該受像層の上に別の透明ポリエステルフイ
ルムを接着した。 〔白色反射層〕 (単位g/m2) 二酸化チタン(平均粒径1.5μ) 15 二酢酸セルロース 1.2 ドデシル硫酸ナトリウム 0.08 エタノール 25 水 30 〔受像層〕 (単位g/m2) 二酢酸セルロース 1.5 アセトン 20 この試料の感光性層側に対してステツプウエツ
ジを通して30000CMSの露光を与え、感光性層側
に表面温度130℃のアイロンを30秒間圧着した。 受像層には最大反射濃度0.82、最小反射濃度
1.0のレモンイエローの画像が得られた。 実施例 3 5―ニトロベンゾトリアゾール 7.80g 例示色供与物質CPM―(14) 1.45g オセインゼラチン10%水溶液 84c.c. 水 120c.c. メタノール 96c.c. 上記組成物をアルミナボールミルで分散して、
分散液―〔3〕を得た。 同様に下記組成の溶液−〔2〕を調製した。
【表】 前記分散液―〔3〕25c.c.と溶液―〔2〕15c.c.を
混合したのち、平均粒径0.04μの臭化銀ゼラチン
乳剤を銀に換算して0.11g分添加し、写真用バラ
イタ紙上に塗布、乾燥して感光性層を得た。 乾燥して得られた試料に対してステツプウエツ
ジを通じて、40000CMSの白色露光を与えた。 一方、アイボリー紙上に15%の水溶性ポリビニ
ルブチラール、10%の塩化ニツケルを含む水溶液
を一平方メートル当りポリビニルブチラールが
1.40gとなるように塗布して塩化ニツケルを含有
した受像紙を作つた。 前記露光済みの試料の塗布面と前記受像紙の塗
布面を密着し、表面温度が150℃のアイロンで30
秒間圧着加熱した後、感光性層と受像紙をひきは
がしたところ、最大反射濃度0.92、最小反射濃度
0.15のニツケル()イオンとキレート化したマ
ゼンダの色素画像が得られた。 これらの結果から、本発明に従えば簡単な処理
により安定なカラー画像が得られることがわか
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱現像によつて生成される現像主薬の酸化体
    と反応して、昇華性色素または昇華性色素プレカ
    ーサーを放出しうる下記一般式(1)で表される熱非
    拡散性色供与物質を含有する層を有する熱現像感
    光材料を像様露光した後、熱現像することによつ
    て前記昇華性色素またはプレカーサーの像様分布
    を該色供与物質から形成させ、該像様分布の少な
    くとも一部を、該感光材料と積重関係にある受像
    層に熱転写させることを特徴とする熱現像カラー
    拡散転写画像の形成方法。 一般式(1) Dye−(J)o−X (式中、Dyeは昇華性色素またはプレカーサー
    の残基を残し、Xは5―ビラゾロン誘導体残基で
    あつて、バラスト化基を有する基、または前記バ
    インダーが親水性である場合はバラスト化基およ
    び/または親水性基を有する基を表し、Jは2価
    の結合基を表しており、前記ピラゾロン誘導体の
    4位と結合している。nは0又は1を表す。)
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