JPH0236151B2 - Yosetsukansaidoshiimubunohoseihoho - Google Patents
YosetsukansaidoshiimubunohoseihohoInfo
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- JPH0236151B2 JPH0236151B2 JP352383A JP352383A JPH0236151B2 JP H0236151 B2 JPH0236151 B2 JP H0236151B2 JP 352383 A JP352383 A JP 352383A JP 352383 A JP352383 A JP 352383A JP H0236151 B2 JPH0236151 B2 JP H0236151B2
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- saturated polyester
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- polyester resin
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Description
本発明は溶接缶サイドシーム部の補正方法に関
する。 従来金属缶の缶胴部の接合は、缶胴部材の両端
部をロークシームを行い半田付けをする方法(半
田缶)が一般的であつたが、近年になつて缶胴の
両側端部を重ね合わせ溶接により接合する方法
(溶接缶)が普及しつつある。このような溶接缶
では切断端面が金属露出のまま溶接段差として残
るため、内容物と接触すると腐食が起こりやすい
欠点を有している。そのため接合後に当該部を補
正塗料を用いて補正するのが普通であるが、かか
る溶接部の溶接段差は比較的大きくまた製缶工程
で加工される部分であり充分に補正塗装すること
が一般に困難であるため、補正塗料の性能が溶接
缶の性能を左右する重要な要素となつている。 このような溶接缶内面接合部の補正塗料として
は比較的短時間の焼付条件で塗膜が形成され、か
つ塗膜は、(1)切断端面を被覆するための被覆性に
優れること、(2)製缶工程(ネツキング、フランジ
ング、巻締め等)に耐える加工性を有すること、
(3)耐食性、耐内容物適性に優れること等が要求さ
れる。このような種々の要求を満足させるための
塗料組成物あるいは補正方法については、いくつ
かの提案がなされている。一つは、塩化ビニール
樹脂系のオルガノゾル組成物を溶接缶サイドシー
ム部に適用する方法であり、他は熱硬化性樹脂中
に熱可塑性樹脂粒子を分散させた組成物を溶接缶
サイドシーム部に適用する方法である。前者は皮
膜の抽出特性、耐食性の点で問題があり、後者は
耐食性、耐水性、塗装作業性の点で問題があり、
いずれも溶接缶サイドシーム部の補正方法として
安全ではなく、さらに優れた補正方法が求められ
ている。 本発明者等は上記問題点を解決すべく研究を重
ねた結果、サイドシーム部切断端面の被覆性、厚
膜で補正した際の加工性に優れ、しかも耐食性、
耐内容物適性に優れた新規な溶接缶サイドシーム
部の補正方法を見出し本発明を完成させたもので
ある。すなわち本発明は、(a)ビスフエノールA型
エポキシ樹脂、(b)熱硬化性フエノール樹脂およ
び/または熱硬化性アミノ樹脂、(c)平均分子量
6000〜20000の飽和ポリエステル樹脂からなり、
(a)/(b)が重量比で40/60〜90/10、〔(a)+(b)〕/
(c)が重量比で60/40〜95/5になるように配合し
た塗料組成物を溶接缶サイドシーム部に塗装し、
焼付硬化させることを特徴とする溶接缶サイドシ
ーム部の補正方法を提供するものである。 本発明の一つの特徴は、エポキシ/フエノール
系樹脂、エポキシ/アミノ系樹脂およびエポキ
シ/フエノール/アミノ系樹脂のような熱硬化性
エポキシ樹脂塗料に平均分子量6000〜20000の飽
和ポリエステル樹脂を加えた塗料組成物を溶接缶
サイドシーム部に適用することにある。熱硬化性
エポキシ樹脂塗料は、従来から耐食性、耐内容物
適性に優れた特性を持ち、金属缶内面塗料として
広く利用されているが、溶接缶サイドシーム部に
適用した場合は、被覆性が劣ると共に厚膜での加
工性が劣り使用できなかつた。本発明では熱硬化
性エポキシ樹脂塗料に平均分子量6000〜20000の
飽和ポリエステル樹脂を成分として加えることに
より、その欠点を改善したものである。 本発明に於ける(a)成分のビスフエノールA型エ
ポキシ樹脂は、ビスフエノールAとエピクロルヒ
ドリンとの反応で得られるもので平均のエポキシ
当量として1500〜4000のものを使用できる。また
平均分子量が1万を越えるような高分子量エポキ
シ樹脂(いわゆるフエノキシ樹脂)を上記エポキ
シ樹脂に併用することもできる。 (b)成分の熱硬化性フエノール樹脂は、石炭酸、
クレゾール類、エチルフエノール類、その他のア
ルキルフエノール類、ビスフエノール類等のフエ
ノール類とホルムアルデヒド、アセトアルデヒド
等のアルデヒド類とを塩基性触媒の存在下で反応
させて得られたもの、あるいはそれらをアルコー
ル類と反応させたアルキルエーテル化フエノール
樹脂を使用することが出来る。また熱硬化性アミ
ノ樹脂は、メラミン、尿素、ベンゾグアナミン、
アセトグアナミン等のアミノ化合物とアルデヒド
類との縮合生成物あるいはそのアルキルエーテル
化物を使用できる。熱硬化性フエノール樹脂およ
び熱硬化性アミノ樹脂はそれぞれ単独でも使用で
きるし二種以上を混合または共縮合したものを使
用してもさしつかえない。 (c)成分の平均分子量6000〜20000の飽和ポリエ
ステル樹脂は、酸成分としてアジピン酸、セバシ
ン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等
の二塩基酸類及びこれらの酸無水物、アルキルエ
ステル類と、エチレングリコール、ポリエチレン
グリコール類、プロピレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール類、ネオペンチルグリコール等
の二価アルコールを反応させて得られるものが使
用できる。かかる飽和ポリエステル樹脂の平均分
子量が6000未満の場合は、耐水性、抽出特性が低
下し、20000を越えると相溶性および加工性が低
下する。 (a),(b)及び(c)成分の配合は、(a)/(b)が重量比で
40/60〜90/10、〔(a)+(b)〕/(c)が重量比で60/
40〜95/5の範囲で使用出来る。(a)/(b)が40/60
未満では加工性が低下し、90/10を越えると耐水
性、耐食性が低下する。また〔(a)+(b)〕/(c)が
60/40未満では耐水性、耐食性が低下し、95/5
を越えると加工性が不十分である。 また(a),(b)および(c)成分の他に硬化促進剤を用
いることができる。一般に熱硬化性エポキシ樹脂
塗料を金属缶内面に用いる場合は通常190〜220℃
で約10分程度焼付硬化するが、溶接缶サイドシー
ム部の補正の際の焼付には、10秒〜3分程度の短
時間で行われ、しかも220℃以下の温度が要求さ
れる場合が多い。硬化促進剤を使用しない場合
は、この条件では硬化不足になることがあり、そ
のため硬化促進剤を併用することが非常に効果的
である。硬化促進剤としては、りん酸、らん酸エ
ステル類、有機酸類、有機アルミニウム化合物、
有機チタニウム化合物等を使用することができ
る。これらの硬化促進剤は、それ自体を上記組成
物に配合することもできるし、(a)成分あるいは(a)
成分と(b)成分の混合物を硬化促進剤の存在下で予
め反応させて使用することもできる。硬化促進剤
の使用量は、〔(a)+(b)〕に対して0.05〜10重量%
が好適であり、0.05%未満では促進剤としての効
果が少なくなり、10%を越えると加工性が低下す
る。 上記組成物を適当な有機溶剤に溶解させた塗料
組成物を溶接缶サイドシーム部へ塗装する場合、
塗装方法としてはスプレー塗装、ロール塗装、刷
毛塗り等の公知の手段を用いることができる。膜
厚としては特に制限はないが、切断端面を完全に
被覆するためには、20〜60μが好適である。焼付
硬化は、150〜250℃で10秒ないし数分が好まし
い。本発明による方法でサイドシーム部切断端面
が補正された補正溶接缶は、110〜140℃で30〜90
分の高温殺菌工程に対して優れた性能を示し、魚
肉缶、飲料缶はもちろんあらゆる食品缶に適用出
来、さらに耐薬品性にも優れていることから、エ
アゾール缶、ペール缶、五ガロン缶等へも適用で
きる。 以下具体例を挙げて説明するが、例中部は重量
部を、%はことわりのない場合重量%をあらわ
す。 〔エポキシ樹脂溶液の調整〕 (エポキシ樹脂溶液(A1)の調整) エピコート1009(油化シエルエポキシ(株)製ビス
フエノールA型エポキシ樹脂、エポキシ当量
2650)100部をジエチレングリコールモノエチル
エーテルアセテート100部に90℃にて溶解し、エ
ポキシ樹脂溶液(A1)とした。 (エポキシ樹脂溶液(A2)の調整) エピコート1007(油化シエルエポキシ(株)製ビス
フエノールA型エポキシ樹脂、エポキシ当量
1950)をエピコート1009の代りに使用した以外
は、エポキシ樹脂溶液(A1)と同様に調整した。 〔熱硬化性フエノール樹脂溶液の調整〕 (熱硬化性フエノール樹脂溶液(B1)の調整) p―クレゾール162部、ビスフエノールA52部、
ホルムアルデヒドのn―ブタノール溶液225部、
25%アンモニア水17部を100℃にて5時間反応さ
せた後、キシレンおよびn―ブタノール各150部
を加えて樹脂成分を抽出し、更に脱水して固形分
45%の熱硬化性フエノール樹脂溶液(B1)とし
た。 (熱硬化性フエノール樹脂溶液(B2)の調整) p―クレゾール108部、ホルムアルデヒドの40
%n―ブタノール溶液75部、25%アンモニア水7
部を100℃にて2.5時間反応させた後、りん酸にて
中和し、キシレン45部、n―ブタノール45部と水
90部を加えて撹拌後5時間静置し生成塩を含む水
層を除去し更に共沸脱水を行い固形分50%の熱硬
化性フエノール樹脂溶液(B2)とした。 〔飽和ポリエステル樹脂溶液の調整〕 (飽和ポリエステル樹脂溶液(C1)の調整) ポリエステル中の組成がセバシン酸40mol%、
イソフタル酸10mol%、エチレングリコール
25mol%、ネオペンチルグリコール25mol%でか
つGPCによる重量平均分子量が8000である飽和
ポリエステル樹脂50をエチレングリコールモノエ
チルエーテルアセテート25分子量キシレン25部の
混合溶剤に溶解し、飽和ポリエステル樹脂溶液
(C1)とした。 (飽和ポリエステル樹脂溶液(C2)の調整) ポリエステルの組成が、アジピン酸25mol%、
テレフタル酸25mol%、ネオペンチルグリコール
50mol%で、かつGPCによる重量平均分子量が
14000である飽和ポリエステル樹脂を用い他は飽
和ポリエステル樹脂溶液(C1)と同様にして調
整し飽和ポリエステル樹脂溶液(C2)とした。 (飽和ポリエステル樹脂溶液(C3)の調製) ポリエステルの組成が、アジピン酸40mol%、
イソフタル酸10mol%、エチレングリコール
50mol%で、かつGPCによる重量平均分子量が
4000である飽和ポリエステル樹脂を用い他は飽和
ポリエステル樹脂溶液(C1)と同様にして調整
し飽和ポリエステル樹脂溶液(C3)とした。 (飽和ポリエステル樹脂溶液(C4)の調製) ポリエステルの組成が、セパシン酸10mol%、
テレフタル酸40mol%、エチレングリコール
50mol%で、かつGPCによる重量平均分子量が
25000である飽和ポリエステル樹脂を用い他は飽
和ポリエステル樹脂溶液(C1)と同様にして調
整し飽和ポリエステル樹脂溶液(C4)とした。 〔実施例 1〕 上記エポキシ樹脂溶液(A1)、熱硬化性フエノ
ール樹脂溶液(B1)および飽和ポリエステル樹
脂溶液(C1)とを固形分比で54:23:23となる
ように混合し、ジエチレングリコールモノブチル
エーテル/エチレングリコールモノエチルエーテ
ルアセテート=50/50の混合溶剤で粘度を25℃で
90秒(#4フオードカツプ)となるように調整し
実施例―1の補正塗料とした。 板厚0.22mmの錫めつき鋼板の外面側に端縁接合
部をのぞき印刷が施され、また内面側に端縁接合
部をのぞきエポキシ/フエノール系塗料が施され
た塗装缶材を使用し、公知の加圧シーム溶接機に
より、不活性ガス雰囲気中で、缶胴サイドシーム
部を接合する方法で毎分200缶の製缶速度で250g
r入り溶接缶の缶胴成形を行つた。次いで、塗装
ローラーを備えた内面補正塗装装置により前記補
正塗料を缶胴内面接合部に塗布し所定の焼付を行
い膜厚約40μ、塗布巾約10mmの硬化塗膜を形成せ
しめた内面補正缶胴を得た。 本缶胴にフランジ加工を施し、缶胴の一端に内
面塗装アルミ蓋を二重巻締により取りつけて缶体
とした。表―1には、補正塗料組成、表―2には
焼付条件及び得られた缶胴及び缶体を用いて各種
の評価を行つた結果を示す。 此の結果より本発明は補正効果及び耐内容物適
性で優れた実用性を有していた。 〔実施例 2〜6〕 エポキシ樹脂溶液、熱硬化性フエノール樹脂溶
液、飽和ポリエステル樹脂溶液、ブチルエーテル
化尿素樹脂(大日本インキ化学製、ベツカミンP
―138)、を用い、硬化触媒としてアルミニウムブ
トキシド、りん酸を用い、表―1に示す固形分比
で各成分を使用し、実施例―1の補正塗料と同様
にして実施例―2〜6の補正塗料を調製した。こ
れらの補正塗料を用い、実施例―1と同様にして
内面補正缶胴及び缶体を作成し各種評価を行い表
―2に示す様な結果を得た。 〔比較例 1〜4〕 エポキシ樹脂溶液、熱硬化性フエノール樹脂溶
液、飽和ポリエステル樹脂溶液、りん酸を表―1
に示すような固形分比で使用し、比較例―1〜4
の補正塗料を調製した。これらの補正塗料を用い
実施例―1と同様にして内面補正缶胴及び缶体を
作成し各種評価を行い表―2に示す様な結果を得
た。
する。 従来金属缶の缶胴部の接合は、缶胴部材の両端
部をロークシームを行い半田付けをする方法(半
田缶)が一般的であつたが、近年になつて缶胴の
両側端部を重ね合わせ溶接により接合する方法
(溶接缶)が普及しつつある。このような溶接缶
では切断端面が金属露出のまま溶接段差として残
るため、内容物と接触すると腐食が起こりやすい
欠点を有している。そのため接合後に当該部を補
正塗料を用いて補正するのが普通であるが、かか
る溶接部の溶接段差は比較的大きくまた製缶工程
で加工される部分であり充分に補正塗装すること
が一般に困難であるため、補正塗料の性能が溶接
缶の性能を左右する重要な要素となつている。 このような溶接缶内面接合部の補正塗料として
は比較的短時間の焼付条件で塗膜が形成され、か
つ塗膜は、(1)切断端面を被覆するための被覆性に
優れること、(2)製缶工程(ネツキング、フランジ
ング、巻締め等)に耐える加工性を有すること、
(3)耐食性、耐内容物適性に優れること等が要求さ
れる。このような種々の要求を満足させるための
塗料組成物あるいは補正方法については、いくつ
かの提案がなされている。一つは、塩化ビニール
樹脂系のオルガノゾル組成物を溶接缶サイドシー
ム部に適用する方法であり、他は熱硬化性樹脂中
に熱可塑性樹脂粒子を分散させた組成物を溶接缶
サイドシーム部に適用する方法である。前者は皮
膜の抽出特性、耐食性の点で問題があり、後者は
耐食性、耐水性、塗装作業性の点で問題があり、
いずれも溶接缶サイドシーム部の補正方法として
安全ではなく、さらに優れた補正方法が求められ
ている。 本発明者等は上記問題点を解決すべく研究を重
ねた結果、サイドシーム部切断端面の被覆性、厚
膜で補正した際の加工性に優れ、しかも耐食性、
耐内容物適性に優れた新規な溶接缶サイドシーム
部の補正方法を見出し本発明を完成させたもので
ある。すなわち本発明は、(a)ビスフエノールA型
エポキシ樹脂、(b)熱硬化性フエノール樹脂およ
び/または熱硬化性アミノ樹脂、(c)平均分子量
6000〜20000の飽和ポリエステル樹脂からなり、
(a)/(b)が重量比で40/60〜90/10、〔(a)+(b)〕/
(c)が重量比で60/40〜95/5になるように配合し
た塗料組成物を溶接缶サイドシーム部に塗装し、
焼付硬化させることを特徴とする溶接缶サイドシ
ーム部の補正方法を提供するものである。 本発明の一つの特徴は、エポキシ/フエノール
系樹脂、エポキシ/アミノ系樹脂およびエポキ
シ/フエノール/アミノ系樹脂のような熱硬化性
エポキシ樹脂塗料に平均分子量6000〜20000の飽
和ポリエステル樹脂を加えた塗料組成物を溶接缶
サイドシーム部に適用することにある。熱硬化性
エポキシ樹脂塗料は、従来から耐食性、耐内容物
適性に優れた特性を持ち、金属缶内面塗料として
広く利用されているが、溶接缶サイドシーム部に
適用した場合は、被覆性が劣ると共に厚膜での加
工性が劣り使用できなかつた。本発明では熱硬化
性エポキシ樹脂塗料に平均分子量6000〜20000の
飽和ポリエステル樹脂を成分として加えることに
より、その欠点を改善したものである。 本発明に於ける(a)成分のビスフエノールA型エ
ポキシ樹脂は、ビスフエノールAとエピクロルヒ
ドリンとの反応で得られるもので平均のエポキシ
当量として1500〜4000のものを使用できる。また
平均分子量が1万を越えるような高分子量エポキ
シ樹脂(いわゆるフエノキシ樹脂)を上記エポキ
シ樹脂に併用することもできる。 (b)成分の熱硬化性フエノール樹脂は、石炭酸、
クレゾール類、エチルフエノール類、その他のア
ルキルフエノール類、ビスフエノール類等のフエ
ノール類とホルムアルデヒド、アセトアルデヒド
等のアルデヒド類とを塩基性触媒の存在下で反応
させて得られたもの、あるいはそれらをアルコー
ル類と反応させたアルキルエーテル化フエノール
樹脂を使用することが出来る。また熱硬化性アミ
ノ樹脂は、メラミン、尿素、ベンゾグアナミン、
アセトグアナミン等のアミノ化合物とアルデヒド
類との縮合生成物あるいはそのアルキルエーテル
化物を使用できる。熱硬化性フエノール樹脂およ
び熱硬化性アミノ樹脂はそれぞれ単独でも使用で
きるし二種以上を混合または共縮合したものを使
用してもさしつかえない。 (c)成分の平均分子量6000〜20000の飽和ポリエ
ステル樹脂は、酸成分としてアジピン酸、セバシ
ン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等
の二塩基酸類及びこれらの酸無水物、アルキルエ
ステル類と、エチレングリコール、ポリエチレン
グリコール類、プロピレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール類、ネオペンチルグリコール等
の二価アルコールを反応させて得られるものが使
用できる。かかる飽和ポリエステル樹脂の平均分
子量が6000未満の場合は、耐水性、抽出特性が低
下し、20000を越えると相溶性および加工性が低
下する。 (a),(b)及び(c)成分の配合は、(a)/(b)が重量比で
40/60〜90/10、〔(a)+(b)〕/(c)が重量比で60/
40〜95/5の範囲で使用出来る。(a)/(b)が40/60
未満では加工性が低下し、90/10を越えると耐水
性、耐食性が低下する。また〔(a)+(b)〕/(c)が
60/40未満では耐水性、耐食性が低下し、95/5
を越えると加工性が不十分である。 また(a),(b)および(c)成分の他に硬化促進剤を用
いることができる。一般に熱硬化性エポキシ樹脂
塗料を金属缶内面に用いる場合は通常190〜220℃
で約10分程度焼付硬化するが、溶接缶サイドシー
ム部の補正の際の焼付には、10秒〜3分程度の短
時間で行われ、しかも220℃以下の温度が要求さ
れる場合が多い。硬化促進剤を使用しない場合
は、この条件では硬化不足になることがあり、そ
のため硬化促進剤を併用することが非常に効果的
である。硬化促進剤としては、りん酸、らん酸エ
ステル類、有機酸類、有機アルミニウム化合物、
有機チタニウム化合物等を使用することができ
る。これらの硬化促進剤は、それ自体を上記組成
物に配合することもできるし、(a)成分あるいは(a)
成分と(b)成分の混合物を硬化促進剤の存在下で予
め反応させて使用することもできる。硬化促進剤
の使用量は、〔(a)+(b)〕に対して0.05〜10重量%
が好適であり、0.05%未満では促進剤としての効
果が少なくなり、10%を越えると加工性が低下す
る。 上記組成物を適当な有機溶剤に溶解させた塗料
組成物を溶接缶サイドシーム部へ塗装する場合、
塗装方法としてはスプレー塗装、ロール塗装、刷
毛塗り等の公知の手段を用いることができる。膜
厚としては特に制限はないが、切断端面を完全に
被覆するためには、20〜60μが好適である。焼付
硬化は、150〜250℃で10秒ないし数分が好まし
い。本発明による方法でサイドシーム部切断端面
が補正された補正溶接缶は、110〜140℃で30〜90
分の高温殺菌工程に対して優れた性能を示し、魚
肉缶、飲料缶はもちろんあらゆる食品缶に適用出
来、さらに耐薬品性にも優れていることから、エ
アゾール缶、ペール缶、五ガロン缶等へも適用で
きる。 以下具体例を挙げて説明するが、例中部は重量
部を、%はことわりのない場合重量%をあらわ
す。 〔エポキシ樹脂溶液の調整〕 (エポキシ樹脂溶液(A1)の調整) エピコート1009(油化シエルエポキシ(株)製ビス
フエノールA型エポキシ樹脂、エポキシ当量
2650)100部をジエチレングリコールモノエチル
エーテルアセテート100部に90℃にて溶解し、エ
ポキシ樹脂溶液(A1)とした。 (エポキシ樹脂溶液(A2)の調整) エピコート1007(油化シエルエポキシ(株)製ビス
フエノールA型エポキシ樹脂、エポキシ当量
1950)をエピコート1009の代りに使用した以外
は、エポキシ樹脂溶液(A1)と同様に調整した。 〔熱硬化性フエノール樹脂溶液の調整〕 (熱硬化性フエノール樹脂溶液(B1)の調整) p―クレゾール162部、ビスフエノールA52部、
ホルムアルデヒドのn―ブタノール溶液225部、
25%アンモニア水17部を100℃にて5時間反応さ
せた後、キシレンおよびn―ブタノール各150部
を加えて樹脂成分を抽出し、更に脱水して固形分
45%の熱硬化性フエノール樹脂溶液(B1)とし
た。 (熱硬化性フエノール樹脂溶液(B2)の調整) p―クレゾール108部、ホルムアルデヒドの40
%n―ブタノール溶液75部、25%アンモニア水7
部を100℃にて2.5時間反応させた後、りん酸にて
中和し、キシレン45部、n―ブタノール45部と水
90部を加えて撹拌後5時間静置し生成塩を含む水
層を除去し更に共沸脱水を行い固形分50%の熱硬
化性フエノール樹脂溶液(B2)とした。 〔飽和ポリエステル樹脂溶液の調整〕 (飽和ポリエステル樹脂溶液(C1)の調整) ポリエステル中の組成がセバシン酸40mol%、
イソフタル酸10mol%、エチレングリコール
25mol%、ネオペンチルグリコール25mol%でか
つGPCによる重量平均分子量が8000である飽和
ポリエステル樹脂50をエチレングリコールモノエ
チルエーテルアセテート25分子量キシレン25部の
混合溶剤に溶解し、飽和ポリエステル樹脂溶液
(C1)とした。 (飽和ポリエステル樹脂溶液(C2)の調整) ポリエステルの組成が、アジピン酸25mol%、
テレフタル酸25mol%、ネオペンチルグリコール
50mol%で、かつGPCによる重量平均分子量が
14000である飽和ポリエステル樹脂を用い他は飽
和ポリエステル樹脂溶液(C1)と同様にして調
整し飽和ポリエステル樹脂溶液(C2)とした。 (飽和ポリエステル樹脂溶液(C3)の調製) ポリエステルの組成が、アジピン酸40mol%、
イソフタル酸10mol%、エチレングリコール
50mol%で、かつGPCによる重量平均分子量が
4000である飽和ポリエステル樹脂を用い他は飽和
ポリエステル樹脂溶液(C1)と同様にして調整
し飽和ポリエステル樹脂溶液(C3)とした。 (飽和ポリエステル樹脂溶液(C4)の調製) ポリエステルの組成が、セパシン酸10mol%、
テレフタル酸40mol%、エチレングリコール
50mol%で、かつGPCによる重量平均分子量が
25000である飽和ポリエステル樹脂を用い他は飽
和ポリエステル樹脂溶液(C1)と同様にして調
整し飽和ポリエステル樹脂溶液(C4)とした。 〔実施例 1〕 上記エポキシ樹脂溶液(A1)、熱硬化性フエノ
ール樹脂溶液(B1)および飽和ポリエステル樹
脂溶液(C1)とを固形分比で54:23:23となる
ように混合し、ジエチレングリコールモノブチル
エーテル/エチレングリコールモノエチルエーテ
ルアセテート=50/50の混合溶剤で粘度を25℃で
90秒(#4フオードカツプ)となるように調整し
実施例―1の補正塗料とした。 板厚0.22mmの錫めつき鋼板の外面側に端縁接合
部をのぞき印刷が施され、また内面側に端縁接合
部をのぞきエポキシ/フエノール系塗料が施され
た塗装缶材を使用し、公知の加圧シーム溶接機に
より、不活性ガス雰囲気中で、缶胴サイドシーム
部を接合する方法で毎分200缶の製缶速度で250g
r入り溶接缶の缶胴成形を行つた。次いで、塗装
ローラーを備えた内面補正塗装装置により前記補
正塗料を缶胴内面接合部に塗布し所定の焼付を行
い膜厚約40μ、塗布巾約10mmの硬化塗膜を形成せ
しめた内面補正缶胴を得た。 本缶胴にフランジ加工を施し、缶胴の一端に内
面塗装アルミ蓋を二重巻締により取りつけて缶体
とした。表―1には、補正塗料組成、表―2には
焼付条件及び得られた缶胴及び缶体を用いて各種
の評価を行つた結果を示す。 此の結果より本発明は補正効果及び耐内容物適
性で優れた実用性を有していた。 〔実施例 2〜6〕 エポキシ樹脂溶液、熱硬化性フエノール樹脂溶
液、飽和ポリエステル樹脂溶液、ブチルエーテル
化尿素樹脂(大日本インキ化学製、ベツカミンP
―138)、を用い、硬化触媒としてアルミニウムブ
トキシド、りん酸を用い、表―1に示す固形分比
で各成分を使用し、実施例―1の補正塗料と同様
にして実施例―2〜6の補正塗料を調製した。こ
れらの補正塗料を用い、実施例―1と同様にして
内面補正缶胴及び缶体を作成し各種評価を行い表
―2に示す様な結果を得た。 〔比較例 1〜4〕 エポキシ樹脂溶液、熱硬化性フエノール樹脂溶
液、飽和ポリエステル樹脂溶液、りん酸を表―1
に示すような固形分比で使用し、比較例―1〜4
の補正塗料を調製した。これらの補正塗料を用い
実施例―1と同様にして内面補正缶胴及び缶体を
作成し各種評価を行い表―2に示す様な結果を得
た。
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (a)ビスフエノールA型エポキシ樹脂、(b)熱硬
化性フエノール樹脂および/または熱硬化性アミ
ノ樹脂、(c)平均分子量6000〜20000の飽和ポリエ
ステル樹脂からなり、(a)/(b)が重量比で40/60〜
90/10、〔(a)+(b)〕/(c)が重量比で60/40〜95/
5になるように配合した塗料組成物を溶接缶サイ
ドシーム部に塗装し、焼付硬化させることを特徴
とする溶接缶サイドシーム部の補正方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP352383A JPH0236151B2 (ja) | 1983-01-14 | 1983-01-14 | Yosetsukansaidoshiimubunohoseihoho |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP352383A JPH0236151B2 (ja) | 1983-01-14 | 1983-01-14 | Yosetsukansaidoshiimubunohoseihoho |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59129265A JPS59129265A (ja) | 1984-07-25 |
| JPH0236151B2 true JPH0236151B2 (ja) | 1990-08-15 |
Family
ID=11559729
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP352383A Expired - Lifetime JPH0236151B2 (ja) | 1983-01-14 | 1983-01-14 | Yosetsukansaidoshiimubunohoseihoho |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0236151B2 (ja) |
-
1983
- 1983-01-14 JP JP352383A patent/JPH0236151B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59129265A (ja) | 1984-07-25 |
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