JPH0237363B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0237363B2 JPH0237363B2 JP57165308A JP16530882A JPH0237363B2 JP H0237363 B2 JPH0237363 B2 JP H0237363B2 JP 57165308 A JP57165308 A JP 57165308A JP 16530882 A JP16530882 A JP 16530882A JP H0237363 B2 JPH0237363 B2 JP H0237363B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- copolymer
- formula
- heat
- resistance
- Prior art date
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
本発明は、造粒、成形加工等の加熱時における
熱分解性が著しく改良された耐熱性共重合体に関
する。 従来からアクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン重合体からなる、いわゆるABS樹脂はその
物性バランスが良好な事から広く各分野で使用さ
れてきた。また、自動車、電気製品等更に高い熱
変形温度を要求する分野においては、アルフアメ
チルスチレン−アクリロニトリル共重合体または
アルフアメチルスチレン−アクリロニトリル−メ
チルメタクリレート共重合体をアクリロニトリル
−ブタジエン−スチレングラフト重合体に配合し
てなる耐熱性ABS樹脂がその要求に応じてきた。 これら耐熱性ABS樹脂は、マトリツクスを構
成する共重合体中のアルフアメチルスチレン量が
増加するにしたがい、熱変形温度が高くなるが、
その反面、造粒、成形加工等の加熱時、容易に熱
分解を起し、揮発成分を生成し、成形品表面に銀
線(シルバー)を生じたり、樹脂自身の耐熱性を
著しく低下させるといつた重大な欠点を有してい
る。 本発明者等は、これら耐熱性ABS樹脂におけ
る耐熱分解性の改良について鋭意検討した結果、
特定の組成を有するアルフアメチルスチレン、ア
クリロニトリルおよびアクリル酸メチルまたはア
クリル酸エチルよりなる共重合体が優れた耐熱分
解性を有することを見い出し本発明に到達したも
のである。 すなわち本発明は、 (A) 式 で示される構成単位65〜85重量% (B) 式 で示される構成単位10〜34.9重量% (C) 一般式 (式中のRはCH3またはC2H5である) で示される構成単位0.1〜5重量%が線状にラ
ンダム結合した構造を有する分子量50000〜
200000の耐熱分解性に優れる共重合体を提供す
るものである。 本発明の共重合体において、アルフアメチルス
チレンが65重量%未満または、アクリロニトリル
が34.9重量%を超えると共重合体の耐熱性に劣
り、一方、アルフアメチルスチレンが85重量%を
超えるまたは、アクリロニトリルが10重量%未満
であると重合性が悪くなり、工業生産として好ま
しくない。 アクリル酸メチルまたはアクリル酸エチル量が
増加するにつれて、造粒、成形加工等の加熱時の
耐熱分解性が改良されるが、5重量%を超える
と、その添加量の割には改良効果が少なく、また
耐熱性が劣り好ましくない。一方、0.1重量%未
満では耐熱分解性が改良されない。 なお、アクリル酸メチルまたはアクリル酸エチ
ル以外のエステル化合物、例えばメタクリル酸メ
チル等ではアルフアメチルスチレン高含有量の共
重合体の耐熱分解性は改良されない。 また、共重合体の分子量が50000未満では、機
械的強度に劣り、200000を超えると加工性に劣り
好ましくない。 本願発明の共重合体は、従来のアルフアメチル
スチレン−アクリロニトリル共重合体およびアル
フアメチルスチレン−アクリロニトリル−メタク
リル酸メチル共重合体が有していなかつた優れた
耐熱分解性を有している。例えば、290℃にて成
形した時の熱分解によるアルフアメチルスチレン
の増加量は0.1重量%以下である。 共重合体の製造方法には何ら制限はなく、例え
ば上述の化合物をラジカル性開始剤および必要に
応じて重合度調節剤の存在下に塊状、乳化、溶液
および懸濁重合法によつて製造することができ
る。 ラジカル性開始剤としては過硫酸カリウム、過
硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウムやキユメン
ハイドロパーオキサイドのレドツクス等が例示さ
れ、いづれの開始剤を用いてもよい。 本発明の耐熱分解性に優れる共重合体は、単独
で使用できることはもちろんのこと、従来のα−
メチルスチレン系共重合体同様、ポリ塩化ビニ
ル、ABS樹脂、AES樹脂、AAS樹脂、ポリカー
ボネートなどの他樹脂と混合し、組成物として使
用することもできる。 以下に実施例を用いて本発明を具体的に説明す
るがこれらによつて本発明が何ら制限されるもの
ではない。 実施例および比較例 表−1に示す組成比率に基づき、窒素置換した
反応器に重合度調節剤を含む単量体混合物の30重
量%、開始剤全量、乳化剤全量および水全量を入
れ、70℃に加熱した。1時間重合を行つた後反応
系内を70℃に維持しながら残りの単量体混合物を
3時間に亘り連続的に添加し、更に70℃で2時間
重合を継続して重合を完了した。 得られた共重合体ラテツクスを塩化カルシウム
により凝集し、ロ過・乾燥(90℃、1時間)し
た。さらに、バンバリーミキサーにて混練後、造
粒しペレツトを得た。 熱分解性測定のためペレツトより平板(100×
200×3mm)を射出成形(290℃)した。 各種試験結果を表−2に示す。 (1) 耐熱性 得られたペレツトを用いてDSCにより共重
合体のガラス転移温度(℃)を求めた。 (2) 耐熱分解性 (i) 成形による熱分解(アルフアメチルスチレ
ンの増加) ペレツトならびに平板における残留アルフ
アメチルスチレンをガスクロマトグラフイー
により測定し、成形時に生成した熱分解アル
フアメチルスチレン量(重量%)を求めた。 (ii) オーブン中での重量損失 ペレツトを110℃のオーブン中に1時間、
および270℃のオーブン中に2時間放置後、
その重量損失差(270℃、2時間処理時の重
量損失(%)−110℃、1時間処理時の重量損
失(%))を求めた。 (iii) 銀線(シルバー)の有無 平板表面における銀線の有無を肉眼にて観
察した。
熱分解性が著しく改良された耐熱性共重合体に関
する。 従来からアクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン重合体からなる、いわゆるABS樹脂はその
物性バランスが良好な事から広く各分野で使用さ
れてきた。また、自動車、電気製品等更に高い熱
変形温度を要求する分野においては、アルフアメ
チルスチレン−アクリロニトリル共重合体または
アルフアメチルスチレン−アクリロニトリル−メ
チルメタクリレート共重合体をアクリロニトリル
−ブタジエン−スチレングラフト重合体に配合し
てなる耐熱性ABS樹脂がその要求に応じてきた。 これら耐熱性ABS樹脂は、マトリツクスを構
成する共重合体中のアルフアメチルスチレン量が
増加するにしたがい、熱変形温度が高くなるが、
その反面、造粒、成形加工等の加熱時、容易に熱
分解を起し、揮発成分を生成し、成形品表面に銀
線(シルバー)を生じたり、樹脂自身の耐熱性を
著しく低下させるといつた重大な欠点を有してい
る。 本発明者等は、これら耐熱性ABS樹脂におけ
る耐熱分解性の改良について鋭意検討した結果、
特定の組成を有するアルフアメチルスチレン、ア
クリロニトリルおよびアクリル酸メチルまたはア
クリル酸エチルよりなる共重合体が優れた耐熱分
解性を有することを見い出し本発明に到達したも
のである。 すなわち本発明は、 (A) 式 で示される構成単位65〜85重量% (B) 式 で示される構成単位10〜34.9重量% (C) 一般式 (式中のRはCH3またはC2H5である) で示される構成単位0.1〜5重量%が線状にラ
ンダム結合した構造を有する分子量50000〜
200000の耐熱分解性に優れる共重合体を提供す
るものである。 本発明の共重合体において、アルフアメチルス
チレンが65重量%未満または、アクリロニトリル
が34.9重量%を超えると共重合体の耐熱性に劣
り、一方、アルフアメチルスチレンが85重量%を
超えるまたは、アクリロニトリルが10重量%未満
であると重合性が悪くなり、工業生産として好ま
しくない。 アクリル酸メチルまたはアクリル酸エチル量が
増加するにつれて、造粒、成形加工等の加熱時の
耐熱分解性が改良されるが、5重量%を超える
と、その添加量の割には改良効果が少なく、また
耐熱性が劣り好ましくない。一方、0.1重量%未
満では耐熱分解性が改良されない。 なお、アクリル酸メチルまたはアクリル酸エチ
ル以外のエステル化合物、例えばメタクリル酸メ
チル等ではアルフアメチルスチレン高含有量の共
重合体の耐熱分解性は改良されない。 また、共重合体の分子量が50000未満では、機
械的強度に劣り、200000を超えると加工性に劣り
好ましくない。 本願発明の共重合体は、従来のアルフアメチル
スチレン−アクリロニトリル共重合体およびアル
フアメチルスチレン−アクリロニトリル−メタク
リル酸メチル共重合体が有していなかつた優れた
耐熱分解性を有している。例えば、290℃にて成
形した時の熱分解によるアルフアメチルスチレン
の増加量は0.1重量%以下である。 共重合体の製造方法には何ら制限はなく、例え
ば上述の化合物をラジカル性開始剤および必要に
応じて重合度調節剤の存在下に塊状、乳化、溶液
および懸濁重合法によつて製造することができ
る。 ラジカル性開始剤としては過硫酸カリウム、過
硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウムやキユメン
ハイドロパーオキサイドのレドツクス等が例示さ
れ、いづれの開始剤を用いてもよい。 本発明の耐熱分解性に優れる共重合体は、単独
で使用できることはもちろんのこと、従来のα−
メチルスチレン系共重合体同様、ポリ塩化ビニ
ル、ABS樹脂、AES樹脂、AAS樹脂、ポリカー
ボネートなどの他樹脂と混合し、組成物として使
用することもできる。 以下に実施例を用いて本発明を具体的に説明す
るがこれらによつて本発明が何ら制限されるもの
ではない。 実施例および比較例 表−1に示す組成比率に基づき、窒素置換した
反応器に重合度調節剤を含む単量体混合物の30重
量%、開始剤全量、乳化剤全量および水全量を入
れ、70℃に加熱した。1時間重合を行つた後反応
系内を70℃に維持しながら残りの単量体混合物を
3時間に亘り連続的に添加し、更に70℃で2時間
重合を継続して重合を完了した。 得られた共重合体ラテツクスを塩化カルシウム
により凝集し、ロ過・乾燥(90℃、1時間)し
た。さらに、バンバリーミキサーにて混練後、造
粒しペレツトを得た。 熱分解性測定のためペレツトより平板(100×
200×3mm)を射出成形(290℃)した。 各種試験結果を表−2に示す。 (1) 耐熱性 得られたペレツトを用いてDSCにより共重
合体のガラス転移温度(℃)を求めた。 (2) 耐熱分解性 (i) 成形による熱分解(アルフアメチルスチレ
ンの増加) ペレツトならびに平板における残留アルフ
アメチルスチレンをガスクロマトグラフイー
により測定し、成形時に生成した熱分解アル
フアメチルスチレン量(重量%)を求めた。 (ii) オーブン中での重量損失 ペレツトを110℃のオーブン中に1時間、
および270℃のオーブン中に2時間放置後、
その重量損失差(270℃、2時間処理時の重
量損失(%)−110℃、1時間処理時の重量損
失(%))を求めた。 (iii) 銀線(シルバー)の有無 平板表面における銀線の有無を肉眼にて観
察した。
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A) 式 で示される構成単位65〜85重量% (B) 式 で示される構成単位10〜34.9重量% (C) 一般式 (式中のRはCH3またはC2H5である) で示される構成単位0.1〜5重量%が線状にラ
ンダム結合した構造を有する分子量50000〜
200000の耐熱分解性に優れる共重合体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16530882A JPS5953512A (ja) | 1982-09-22 | 1982-09-22 | 耐熱分解性に優れる共重合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16530882A JPS5953512A (ja) | 1982-09-22 | 1982-09-22 | 耐熱分解性に優れる共重合体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5953512A JPS5953512A (ja) | 1984-03-28 |
| JPH0237363B2 true JPH0237363B2 (ja) | 1990-08-23 |
Family
ID=15809864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16530882A Granted JPS5953512A (ja) | 1982-09-22 | 1982-09-22 | 耐熱分解性に優れる共重合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5953512A (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS595605B2 (ja) * | 1975-10-02 | 1984-02-06 | 新日鐵化学株式会社 | スチレン−アクリロニトリル共重合体の製造方法 |
| US4094868A (en) * | 1977-03-22 | 1978-06-13 | Olin Corporation | Azo di-ester polyols for graft copolymerization |
| JPS55725A (en) * | 1978-06-19 | 1980-01-07 | Denki Kagaku Kogyo Kk | Copolymerization |
-
1982
- 1982-09-22 JP JP16530882A patent/JPS5953512A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5953512A (ja) | 1984-03-28 |
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