JPH0245697B2 - - Google Patents
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- JPH0245697B2 JPH0245697B2 JP56088668A JP8866881A JPH0245697B2 JP H0245697 B2 JPH0245697 B2 JP H0245697B2 JP 56088668 A JP56088668 A JP 56088668A JP 8866881 A JP8866881 A JP 8866881A JP H0245697 B2 JPH0245697 B2 JP H0245697B2
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- Hard Magnetic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、HADFIELD'S AUSTENITIC
STEELの呼称で知られるFe−Mn−C合金の改
良に関する。HADFIELD'S AUSTENITIC
STEELは適切な量のMnおよびCと残部は鉄か
ら成る組成の合金で、非磁性材のオーステナイト
相(以下、γ相という)を室温に導入すること
が、容易に可能であり、加工によるマルテンサイ
ト変態(γ相→マルテンサイト相(以下、α相と
いう)が、ほとんど起らない材料である。また、
上記該合金はγ相状態を冷間加工すると、著しく
加工硬化して機械的強度が増大する。しかしなが
ら、熱処理によりγ相母体に強磁性相であるα相
を形成しようとした場合、γ相は低温で安定であ
るため、熱処理を施しても容易にγ→α変態が起
らず、γ→α変態が完全に終了するためには長時
間の熱処理を必要とする。長時間熱処理を必要と
する要因はMnとCが適量添加されていることに
あり、特にCの効果が大きい。この合金はα相と
γ相の中間にα+γ+Fe3Cあるいは、γ+Fe3C
の混合相を形成し、しかもFe3Cは強く結合して
いる。
STEELの呼称で知られるFe−Mn−C合金の改
良に関する。HADFIELD'S AUSTENITIC
STEELは適切な量のMnおよびCと残部は鉄か
ら成る組成の合金で、非磁性材のオーステナイト
相(以下、γ相という)を室温に導入すること
が、容易に可能であり、加工によるマルテンサイ
ト変態(γ相→マルテンサイト相(以下、α相と
いう)が、ほとんど起らない材料である。また、
上記該合金はγ相状態を冷間加工すると、著しく
加工硬化して機械的強度が増大する。しかしなが
ら、熱処理によりγ相母体に強磁性相であるα相
を形成しようとした場合、γ相は低温で安定であ
るため、熱処理を施しても容易にγ→α変態が起
らず、γ→α変態が完全に終了するためには長時
間の熱処理を必要とする。長時間熱処理を必要と
する要因はMnとCが適量添加されていることに
あり、特にCの効果が大きい。この合金はα相と
γ相の中間にα+γ+Fe3Cあるいは、γ+Fe3C
の混合相を形成し、しかもFe3Cは強く結合して
いる。
以上のように、この合金はγ相を容易に室温に
導入できるという利点とともに磁性材料への応用
を考えた場合、γ→α変態に長時間の熱処理を必
要とするという欠点を持つている。
導入できるという利点とともに磁性材料への応用
を考えた場合、γ→α変態に長時間の熱処理を必
要とするという欠点を持つている。
本発明は、室温に導入された上記合金のγ相を
短時間の熱処理を施すことにより容易にα相へ変
態させるために、上記従来合金にZrを添加した
ことを特徴とする複合磁性材料用合金に関するも
のであり、上記合金の利点を活かし、上記欠点を
解決して工業的に有効で、応用分野が広く、かつ
生産性の点でも優れた複合磁性材料用合金を提供
するものである。
短時間の熱処理を施すことにより容易にα相へ変
態させるために、上記従来合金にZrを添加した
ことを特徴とする複合磁性材料用合金に関するも
のであり、上記合金の利点を活かし、上記欠点を
解決して工業的に有効で、応用分野が広く、かつ
生産性の点でも優れた複合磁性材料用合金を提供
するものである。
本発明の複合磁性材料用合金によれば、レーザ
ービームあるいは電子ビームあるいは赤外線ビー
ム等を用いて材料を焼純することによつて非磁性
材料の表面に任意の深さで、かつ任意のパターン
の磁性相を形成させることが可能となつた。
ービームあるいは電子ビームあるいは赤外線ビー
ム等を用いて材料を焼純することによつて非磁性
材料の表面に任意の深さで、かつ任意のパターン
の磁性相を形成させることが可能となつた。
また、非磁性材料と磁性材料の二体を接着剤あ
るいは機械的方法あるいは熱圧着等で接合させて
一体化した複合磁性材料と比較して、本発明の方
法で製造した複合磁性材料は機械的信頼性の点で
も優れていることがわかつた。
るいは機械的方法あるいは熱圧着等で接合させて
一体化した複合磁性材料と比較して、本発明の方
法で製造した複合磁性材料は機械的信頼性の点で
も優れていることがわかつた。
以下に本発明における複合磁性材料用合金の化
学成分範囲の限定理由について述べる。
学成分範囲の限定理由について述べる。
Feは本発明における複合磁性材料用合金の主
成分である。Feのγ相は不安定であり、冷却過
程で、どんなに速く急冷してもα相に変態する。
成分である。Feのγ相は不安定であり、冷却過
程で、どんなに速く急冷してもα相に変態する。
Feのγ相は約2重量%までCを固溶してγ−
域を形成し、安定になるが、高温から急冷してγ
相を室温に導入するためには、2重量%以上の
Mnを添加しなければならなかつた。一方、実用
的に充分な磁化量を有する合金を得るためには、
Mnは20重量%を越えて添加してはならず、最大
20重量%のMnを添加した場合には、0.4重量%以
上のCを添加すれば、容易にγ相を室温に導入す
ることができた。Cを2重量%越えて添加すると
添加したCが全て固溶せず、γ相の母相内に
Mn、ZrあるいはFeとCの結合した化合物が混在
し、室温にγ相を単相を得ることができない。し
たがつて、Cを2重量%越えて添加した本発明の
複合磁性材料用合金は室温で圧延、伸線あるいは
スエージ等の冷間加工が困難である。
域を形成し、安定になるが、高温から急冷してγ
相を室温に導入するためには、2重量%以上の
Mnを添加しなければならなかつた。一方、実用
的に充分な磁化量を有する合金を得るためには、
Mnは20重量%を越えて添加してはならず、最大
20重量%のMnを添加した場合には、0.4重量%以
上のCを添加すれば、容易にγ相を室温に導入す
ることができた。Cを2重量%越えて添加すると
添加したCが全て固溶せず、γ相の母相内に
Mn、ZrあるいはFeとCの結合した化合物が混在
し、室温にγ相を単相を得ることができない。し
たがつて、Cを2重量%越えて添加した本発明の
複合磁性材料用合金は室温で圧延、伸線あるいは
スエージ等の冷間加工が困難である。
上記の組成範囲の合金は急冷することでγ相を
室温に導入することができるが、γ→α変態を容
易にするためにZrを0.1〜2.0重量%添加した。0.1
重量%を下まわる添加量ではZr添加の効果が発
揮されず、2.0重量%を越えて添加すると全温度
領域でα相となつた。
室温に導入することができるが、γ→α変態を容
易にするためにZrを0.1〜2.0重量%添加した。0.1
重量%を下まわる添加量ではZr添加の効果が発
揮されず、2.0重量%を越えて添加すると全温度
領域でα相となつた。
次に本発明の詳細を実施例に列挙して説明す
る。
る。
実施例 1
重量%で(Fe85.8Mn13C1.2)99.4Zr0.6の組成を有
する合金インゴツトを1100℃の温度で1時間、
Ar雰囲気中で均一化処理した後、10%NaOH水
溶液中で浸して急冷した。この合金インゴツトか
ら小片を切り出し、磁化量を測定すると、σs=
0.02(emu/gm)のγ相であつた。この合金イン
ゴツトは表面酸化膜を除去した後、減面率で50%
の冷間圧延加工を施したところ、磁化量はσs=
0.05(emu/gm)となつた。さらに、この合金イ
ンゴツトの初期の形状から減面率で99%の冷間圧
延加工を更に施したところ、磁化量はσs=0.1
(emu/gm)となつた。また、機械的強度σa2=
14BKg/mm2ビツカーズ硬さHv=743であつた。
する合金インゴツトを1100℃の温度で1時間、
Ar雰囲気中で均一化処理した後、10%NaOH水
溶液中で浸して急冷した。この合金インゴツトか
ら小片を切り出し、磁化量を測定すると、σs=
0.02(emu/gm)のγ相であつた。この合金イン
ゴツトは表面酸化膜を除去した後、減面率で50%
の冷間圧延加工を施したところ、磁化量はσs=
0.05(emu/gm)となつた。さらに、この合金イ
ンゴツトの初期の形状から減面率で99%の冷間圧
延加工を更に施したところ、磁化量はσs=0.1
(emu/gm)となつた。また、機械的強度σa2=
14BKg/mm2ビツカーズ硬さHv=743であつた。
上記の如く冷間圧延加工された50μmの厚さの
γ相の板材を550℃の温度で5秒間、Ar雰囲気中
で焼鈍し、Ar雰囲気中で急冷した。その結果、
磁化量σs=131(emu/gm)、。機械的強度σa2=92
(Kg/gm2)ビツカース硬さHv=518のα相とな
つた。
γ相の板材を550℃の温度で5秒間、Ar雰囲気中
で焼鈍し、Ar雰囲気中で急冷した。その結果、
磁化量σs=131(emu/gm)、。機械的強度σa2=92
(Kg/gm2)ビツカース硬さHv=518のα相とな
つた。
また、上記50μmの厚さのγ相の板材の表面を
3W連続発振YAGレーザーアニール装置で、1mm
直径のレーザービームを1(mm/ses)の速度で走
行させてAr雰囲気中で焼純した。加熱部の顕微
鏡観察を行なつたところ、板厚方向の全長に渡つ
て約1.1mmの巾でγ相とは異なる相に変態してい
ることを確認し、該相変態部を切り出し、磁化量
を測定したところ、σs=121(emu/gm)のα相
であつた。
3W連続発振YAGレーザーアニール装置で、1mm
直径のレーザービームを1(mm/ses)の速度で走
行させてAr雰囲気中で焼純した。加熱部の顕微
鏡観察を行なつたところ、板厚方向の全長に渡つ
て約1.1mmの巾でγ相とは異なる相に変態してい
ることを確認し、該相変態部を切り出し、磁化量
を測定したところ、σs=121(emu/gm)のα相
であつた。
実施例 2
重量%で(Fe96Mn2C2.0)98HZr2.0の組成を有す
る合金インゴツトを、1100℃の温度で1時間、
Ar雰囲気中で均一化処理後10%NaOH水溶液中
に浸して急冷した。この合金インゴツトから小片
を切り出し、磁化量を測定するとσs=0.03
(emu/gm)のγ相であつた。この合金インゴツ
トの表面酸化膜を除去した後、減面率で99%の冷
間圧延加工を施したところ、磁化量σs=0.3
(emu/gm)となつた。また、機械的強度σ0.2=
137Kg/mm2、ビツカース硬さHv=653であつた。
る合金インゴツトを、1100℃の温度で1時間、
Ar雰囲気中で均一化処理後10%NaOH水溶液中
に浸して急冷した。この合金インゴツトから小片
を切り出し、磁化量を測定するとσs=0.03
(emu/gm)のγ相であつた。この合金インゴツ
トの表面酸化膜を除去した後、減面率で99%の冷
間圧延加工を施したところ、磁化量σs=0.3
(emu/gm)となつた。また、機械的強度σ0.2=
137Kg/mm2、ビツカース硬さHv=653であつた。
上記の如く冷間圧延加工された50μmの厚さの
γ相の板材を600℃の温度で5秒間、Ar雰囲気中
で急冷した。その結果、磁化量σs=147(emu/
gm)機械的強度σ0.2=85(Kg/mm2)、ビツカース硬
度Hv=50となつた。
γ相の板材を600℃の温度で5秒間、Ar雰囲気中
で急冷した。その結果、磁化量σs=147(emu/
gm)機械的強度σ0.2=85(Kg/mm2)、ビツカース硬
度Hv=50となつた。
また、上記50μmの厚さのγ相の板材の表面を
3.5W連続発振YAGレーザーアニール装置で、1
mm直径のレーザービームを1.5(mm/ses)の速度
で走行させてAr雰囲気中で焼純した。加熱部の
顕微鏡観察を行なつたところ、板厚方向の全長に
渡つて約1.1mmの巾で、γ相とは異なる相に変態
していることを確認し、この相変態部を切り出
し、磁化量を測定したところ、σs=136(emu/
gm)のα相であつた。
3.5W連続発振YAGレーザーアニール装置で、1
mm直径のレーザービームを1.5(mm/ses)の速度
で走行させてAr雰囲気中で焼純した。加熱部の
顕微鏡観察を行なつたところ、板厚方向の全長に
渡つて約1.1mmの巾で、γ相とは異なる相に変態
していることを確認し、この相変態部を切り出
し、磁化量を測定したところ、σs=136(emu/
gm)のα相であつた。
実施例 3
重量%で(Fe79.6Mn20C0.4)99.9Zr0.1の化学成分
を有する合金インゴツトを、1100℃の温度で1時
間、Ar雰囲気中で均一化処理後、10%NaOH水
溶液中に浸して急冷した。この合金インゴツトか
ら小片を切り出し、磁化量を測定するとσs=0.03
(emu/gm)のγ相であつた。この合金インゴツ
トの表面酸化膜を除去した後、減面率で99%の冷
間圧延加工を施したところ、磁化量σs=0.2
(emu/gm)となつた。また、機械的強度σ0.2=
123(Kg/mm2)、ビツカース硬さHv=587であつた。
を有する合金インゴツトを、1100℃の温度で1時
間、Ar雰囲気中で均一化処理後、10%NaOH水
溶液中に浸して急冷した。この合金インゴツトか
ら小片を切り出し、磁化量を測定するとσs=0.03
(emu/gm)のγ相であつた。この合金インゴツ
トの表面酸化膜を除去した後、減面率で99%の冷
間圧延加工を施したところ、磁化量σs=0.2
(emu/gm)となつた。また、機械的強度σ0.2=
123(Kg/mm2)、ビツカース硬さHv=587であつた。
上記の如く冷間圧延加工された50μmの厚さの
γ相の板材を500℃の温度で5秒間、Ar雰囲気中
で焼純し、Ar雰囲気中で急冷した。
γ相の板材を500℃の温度で5秒間、Ar雰囲気中
で焼純し、Ar雰囲気中で急冷した。
その結果、磁化量σs=115(emu/gm)、機械的
強度σ0.2=79(Kg/mm2)、ビツカース硬さHv=491
のα相となつた。
強度σ0.2=79(Kg/mm2)、ビツカース硬さHv=491
のα相となつた。
また、上記50μmの厚さのγ相の板材の表面を
2.5W連続発振YAGレーザーアニール装置で、1
mm直径レーザービームを1(mm/sec)の速度で走
行させて、Ar雰囲気中で焼鈍した。加熱部の顕
微鏡観察を行なつたところ、板厚方向の全長に渡
つて、約1.1mmの巾で、γ相とは異なる相に変態
していることを確認し、この相変態部を切り出
し、磁化量を測定したところ、σs=105(emu/
gm)のα相であつた。
2.5W連続発振YAGレーザーアニール装置で、1
mm直径レーザービームを1(mm/sec)の速度で走
行させて、Ar雰囲気中で焼鈍した。加熱部の顕
微鏡観察を行なつたところ、板厚方向の全長に渡
つて、約1.1mmの巾で、γ相とは異なる相に変態
していることを確認し、この相変態部を切り出
し、磁化量を測定したところ、σs=105(emu/
gm)のα相であつた。
実施例 4
実施例1で用いた合金インゴツトを1100℃の温
度で1時間、Ar雰囲気中で均一化処理後、10%
NaOH水溶液中に浸して急冷した。この合金イ
ンゴツトから小片を切り出し、磁化量を測定する
とσs=0.02(emu/gm)のγ相であつた。この合
金インゴツトの表面酸化膜を除去した後、減面率
で99%の冷間圧延加工を施し、50μm厚さの板材
とした。この板材を950℃の温度で5秒間、Ar雰
囲気中で熱処理し、Ar雰囲気中で急冷した。そ
の結果、磁化量σs=0.02(emu/gm)、機械的強
度σ0.2=55(Kg/mm2)、ビツカース硬度Hv=275で
あつた。
度で1時間、Ar雰囲気中で均一化処理後、10%
NaOH水溶液中に浸して急冷した。この合金イ
ンゴツトから小片を切り出し、磁化量を測定する
とσs=0.02(emu/gm)のγ相であつた。この合
金インゴツトの表面酸化膜を除去した後、減面率
で99%の冷間圧延加工を施し、50μm厚さの板材
とした。この板材を950℃の温度で5秒間、Ar雰
囲気中で熱処理し、Ar雰囲気中で急冷した。そ
の結果、磁化量σs=0.02(emu/gm)、機械的強
度σ0.2=55(Kg/mm2)、ビツカース硬度Hv=275で
あつた。
上記熱処理された50μmの厚さのγ相の板材を
550℃の温度で、5秒間、Ar雰囲気中で焼鈍し
Ar雰囲気中で急冷した。その結果、磁化量σs=
117(emu/gm)、機械的強度σ0.2=71(Kg/mm2)、
ビツカース硬さHv=411のα相となつた。
550℃の温度で、5秒間、Ar雰囲気中で焼鈍し
Ar雰囲気中で急冷した。その結果、磁化量σs=
117(emu/gm)、機械的強度σ0.2=71(Kg/mm2)、
ビツカース硬さHv=411のα相となつた。
また、上記50μmの厚さのγ相の板材の表面を
3W連続発振YAGレーザーアニール装置で、1mm
直径のレーザービームを1(mm/ses)の速度で走
行させてAr雰囲気中で焼鈍した。加熱部の顕微
鏡観察を行なつたところ、板厚方向の全長に渡つ
て約1mmの巾でγ相とは異なる相に変態している
ことを確認し、この相変態部を切り出し、磁化量
を測定したとこころ、σs=109(emu/gm)のα
相であつた。
3W連続発振YAGレーザーアニール装置で、1mm
直径のレーザービームを1(mm/ses)の速度で走
行させてAr雰囲気中で焼鈍した。加熱部の顕微
鏡観察を行なつたところ、板厚方向の全長に渡つ
て約1mmの巾でγ相とは異なる相に変態している
ことを確認し、この相変態部を切り出し、磁化量
を測定したとこころ、σs=109(emu/gm)のα
相であつた。
実施例 5
実施例で用いた組成の合金インゴツトを1100℃
の温度で1時間、Ar雰囲気中で均一化処理した
後10%NaOH水溶液中に浸して急冷した。この
合金インゴツトから小片を切り出し、磁化量を測
定すると、σs=0.02(emu/gm)のγ相であつ
た。この合金インゴツトの表面酸化膜を除去した
後、減面率で75%の冷間圧延加工を施し、再び、
950℃の温度で30分間、Ar雰囲気中で均一化処理
した後、上記溶液中に浸して急冷した。その結
果、磁化量は上記と同様にσs=0.02(emu/gm)
であつた。引き続き、再び減面率で50%の冷間圧
延加工を施し、30μm厚さの板材とした。
の温度で1時間、Ar雰囲気中で均一化処理した
後10%NaOH水溶液中に浸して急冷した。この
合金インゴツトから小片を切り出し、磁化量を測
定すると、σs=0.02(emu/gm)のγ相であつ
た。この合金インゴツトの表面酸化膜を除去した
後、減面率で75%の冷間圧延加工を施し、再び、
950℃の温度で30分間、Ar雰囲気中で均一化処理
した後、上記溶液中に浸して急冷した。その結
果、磁化量は上記と同様にσs=0.02(emu/gm)
であつた。引き続き、再び減面率で50%の冷間圧
延加工を施し、30μm厚さの板材とした。
その結果、磁化量σs=0.05(emu/gm)、機械
的強度σ0.2=128(Kg/mm2)、ビツカース硬さHv=
675であつた。
的強度σ0.2=128(Kg/mm2)、ビツカース硬さHv=
675であつた。
上記冷間圧延加工された30μm厚さの板材を
550℃の温度で5秒間、Ar雰囲気中で焼鈍し、
Ar雰囲気中で急冷した。その結果、磁化量σs=
128(emu/gm)機械的強度σ0.2=89(Kg/mm2)、ビ
ツカース硬さHv=513のα相となつた。
550℃の温度で5秒間、Ar雰囲気中で焼鈍し、
Ar雰囲気中で急冷した。その結果、磁化量σs=
128(emu/gm)機械的強度σ0.2=89(Kg/mm2)、ビ
ツカース硬さHv=513のα相となつた。
また、上記30μmの厚さのγ相の板材の表面を
3W連続発振YAGレーザーアニール装置で、1mm
直径のレーザービームを1(mm/sec.)の速度で
走行させて、Ar雰囲気中で焼鈍した。加熱部の
顕微鏡観察を行なつたところ、板厚方向の全長に
渡つて約1.1mmの巾で、γ相とは異なる相に変換
していることを確認し、該変態部を切り出し、磁
化量を測定したところ、σs=119(emu/gm)の
α相であつた。
3W連続発振YAGレーザーアニール装置で、1mm
直径のレーザービームを1(mm/sec.)の速度で
走行させて、Ar雰囲気中で焼鈍した。加熱部の
顕微鏡観察を行なつたところ、板厚方向の全長に
渡つて約1.1mmの巾で、γ相とは異なる相に変換
していることを確認し、該変態部を切り出し、磁
化量を測定したところ、σs=119(emu/gm)の
α相であつた。
(Fe87.8Mn10C2.2)99.4Zr0.6のCが2%を越えて
添加された合金を1100℃の温度で1時間Ar雰囲
気中で均一処理した後、10%NaOH水溶液中に
浸して急冷した。この合金をX線測定した結果、
γ相の回折線と他の回折線が測定された。この合
金を冷間圧延すると割れが生じ、薄板への圧延は
不可能であつた。
添加された合金を1100℃の温度で1時間Ar雰囲
気中で均一処理した後、10%NaOH水溶液中に
浸して急冷した。この合金をX線測定した結果、
γ相の回折線と他の回折線が測定された。この合
金を冷間圧延すると割れが生じ、薄板への圧延は
不可能であつた。
以上、実施例にもとずいて述べたが、直線状の
磁性パターンのみならず、加熱ビームを所望の任
意の方向に移動させれば、任意の複雑な磁性パタ
ーンを描くことが可能である。また、50μm厚さ
の板材の加熱する面と反対の面を冷却し、実施例
1と同様にレーザービームで焼鈍すると、厚さ方
向の全長に渡つて相変態が起らず、切断面を顕微
鏡観察すると、γ相とは異なる相(α相)に変態
している部分の深さは、約20μmであつた。
磁性パターンのみならず、加熱ビームを所望の任
意の方向に移動させれば、任意の複雑な磁性パタ
ーンを描くことが可能である。また、50μm厚さ
の板材の加熱する面と反対の面を冷却し、実施例
1と同様にレーザービームで焼鈍すると、厚さ方
向の全長に渡つて相変態が起らず、切断面を顕微
鏡観察すると、γ相とは異なる相(α相)に変態
している部分の深さは、約20μmであつた。
このようにZrを含有するFe−Mn−C系合金
は、その熱処理の容易さから、複合磁性材料用合
金としての工業的有用性は高いといわねばならな
い。
は、その熱処理の容易さから、複合磁性材料用合
金としての工業的有用性は高いといわねばならな
い。
Claims (1)
- 1 Mn:2〜20重量%、C:0.4〜2重量%、残
部Feからなる組成にZrを0.1〜2重量含有せしめ
たことを特徴とする複合磁性材料用合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56088668A JPS57203751A (en) | 1981-06-09 | 1981-06-09 | Alloy for composite magnetic material |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56088668A JPS57203751A (en) | 1981-06-09 | 1981-06-09 | Alloy for composite magnetic material |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57203751A JPS57203751A (en) | 1982-12-14 |
| JPH0245697B2 true JPH0245697B2 (ja) | 1990-10-11 |
Family
ID=13949193
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56088668A Granted JPS57203751A (en) | 1981-06-09 | 1981-06-09 | Alloy for composite magnetic material |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57203751A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61248401A (ja) * | 1985-04-25 | 1986-11-05 | Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd | 磁性材料の熱処理方法 |
-
1981
- 1981-06-09 JP JP56088668A patent/JPS57203751A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57203751A (en) | 1982-12-14 |
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