JPH0247452B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0247452B2 JPH0247452B2 JP56193942A JP19394281A JPH0247452B2 JP H0247452 B2 JPH0247452 B2 JP H0247452B2 JP 56193942 A JP56193942 A JP 56193942A JP 19394281 A JP19394281 A JP 19394281A JP H0247452 B2 JPH0247452 B2 JP H0247452B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phloroglucin
- solvent
- acid
- crude
- alkaline water
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C37/00—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
- C07C37/68—Purification; separation; Use of additives, e.g. for stabilisation
- C07C37/70—Purification; separation; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment
- C07C37/72—Purification; separation; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment by liquid-liquid treatment
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
本発明はフロログルシンの精製方法に関する。
1,3,5−トリイソプロパルベンゼン(以下
TIPという)の酸化により得られる1,3,5−
トリイソプロピルベンゼントリヒドロペルオキシ
ド(以下THPOという)を溶剤の存在下に酸に
より分解してフロログルシンを得ることはよく知
られている。 フロログルシンは医薬中間体、ジアゾ感光紙用
カツプラー、安定剤、架橋剤、分析用試薬等の各
種用途に使用されており、高純度品が要求されて
いる。 また、フロログルシンはアルカリ水溶液中では
酸素を吸収してフロログルシン自身が劣化し、着
色する傾向があり、この傾向はフロログルシンの
純度が悪い場合に特に顕著である。 ところで、TIPの酸化により得られるTHPO
の酸分解により製造されるフロログルシンはアセ
チルフエノール類、カルビノールフエノール類、
イソプロペニルフエノール類、イソプロピルフエ
ノール類、カルビノールフエノール類とフロログ
ルシンとの縮合物、フロログルシンとアセトンと
の縮合物等の各種の不純物を含んでおり、従つて
酸分解反応物よりこれらを分離し、精製する必要
があるが、これら不純物は目的物のフロログルシ
ンと構造が類似してフロログルシンとよく似た物
性を示し、またフロログルシンは沸点を有しない
ことから、不純物の精製分離が非常に困難であつ
た。 このようなことから、本発明者らはTHPOを
溶剤の存在下に酸分解して得られるフロログルシ
ン含有の反応生成物から不純物を効率よく除去
し、フロログルシンを有利に精製する方法につい
て検討の結果、本発明に至つた。 すなわち本発明は、THPOを溶剤の存在下に
酸分解して得られる反応生成物から生成アセトン
および溶剤を除去したのちの粗フロログルシン
を、粗フロログルシンに対して4〜25倍重量のア
ルカリ水および該アルカリ水に対して0.05〜6倍
重量のアルカリ水と分液可能なケトン類またはエ
ステル類から選ばれた有機溶剤の共存下にPH7.5
〜12の範囲において抽出処理し、分離された抽出
アルカリ水溶液を酸析したのち析出結晶を再結晶
することを特徴とするフロログルシンの精製方法
である。 以下、本発明方法につき詳細に説明する。 本発明において、精製のための出発原料である
粗フロログルシンは、THPOを溶剤の存在下に
酸分解して得られる反応生成物からあらかじめ生
成アセトンおよび溶剤を蒸留等により除去したも
のであるが、後述するように、酸分解時に用いる
溶剤が以下に述べる抽出処理に用いる溶剤と同じ
であればこれを全量除去する必要はなく、必要量
だけを残して抽出溶剤に代えてもよい。 また、ここで生成アセトンおよび溶剤の除去と
あるは、必ずしも絶対的な除去を意味するもので
はなく、次工程以後の処理に特に悪影響を与えな
い程度でよい。 かかる粗フロログルシンはアルカリ水およびア
ルカリ水と分液可能なケトン類またはエステル類
から選ばれた有機溶剤の共存下に抽出処理し、フ
ロログルシンを含むアルカリ水溶液層と不純物を
含む有機溶剤層に分離する。 ここで使用されるアルカリ水とは、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸
化バリウム、水酸化カルシウム、炭酸ソーダ、炭
酸カリウム、アンモニア等の一般的なアルカリ物
質を水に溶解してなる水溶液であり、アルカリ水
としての使用量は粗フロログルシンに対して4〜
25倍重量である。アルカリ水のアルカリ濃度は抽
出処理時におけるPHが7.5〜12を維持するに必要
な量である。 また、アルカリ水と分液可能なケトン類または
エステル類として、具体的にはメチルイソブチル
ケトン、メチル−n−プロピルケトン、メチル−
n−ブチルケトン、ジエチルケトン、エチル−n
−ブチルケトンのような脂肪族ケトン、アセトフ
エノンのようなアルキルアルケトン、シクロヘキ
サノンのようなシクロアルカノンなどのケトン
類、酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプ
ロピル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、プロ
ピオン酸メチル、プロピオン酸ブチルのようなア
ルキルエステル類、安息香酸メチル、安息香酸エ
チル、サリチル酸メチルのような芳香族エステル
類などのエステル類が例示され、メチルイソブチ
ルケトン、メチル−n−プロピルケトン、アセト
フエノン、酢酸エチル、酢酸イソプロピルが好ま
しく用いられる。 ここで、その他の溶剤たとえば脂肪族炭化水
素、芳香族炭化水素、脂環族、ハロゲン化炭化水
素、エーテル類、アルコール類は分離効果の点で
好ましくない。 溶剤の使用量は、抽出溶剤の種類、抽出温度等
の抽出条件によつても異なるが、一般的にはアル
カリ水溶液に対して0.05〜10倍重量、好ましくは
0.1〜5倍重量の範囲である。 尚、THPOの分解反応時に使用する溶剤が抽
出処理に使用する有機溶剤と同じである場合に
は、分解反応生成物から該溶剤を除去するとき
に、留出量等を調節し、必要量の溶剤量を残存さ
せて、残存溶剤を抽出溶剤として使用することも
できる。 抽出処理時のPHは、抽出温度、溶剤の種類等に
もよるが、通常7.5〜12、好ましくは8〜11の範
囲である。 抽出温度は、抽出処理時に結晶等の個体が析出
しない温度以上であればよいが、あまり高温では
フロログルシンの安定性で好ましくなく、一般に
は10〜100℃である。 抽出方法は特に限定なく、回分式、連続式を問
わず通常の方法で行われ、抽出回数も任意であ
る。 この抽出処理によつて、フロログルシンはアル
カリ水層側に抽出され、不純物は有機溶剤層へ移
行するで、これを分離することにより不純物は除
去される。 かくして得られたアルカリ水層を酸によつて中
和、酸析し、フロログルシンの結晶を析出させ
る。 このとき使用される酸は硫酸、塩酸、酢酸、炭
酸、硝酸、リン酸等一般的な酸であり、酸析はこ
れらの酸の使用により酸析水溶液のPHが5以下と
なるまで行われる。酸析の温度は通常5〜80℃で
あるが、最終的には析出結晶を分離するために0
〜20℃程度に冷却される。 かくして、高純度のフロログルシンが得られる
が、更に高純度とするために、これを再結晶す
る。 再結晶溶媒としては、通常水が使用される。再
結晶方法自体は通常の操作方法が用いられるが、
一般的には適当量の水と上記析出結晶を混合し、
40℃以上に加温して結晶を完全に溶解させたのち
0〜20℃に冷却して再度結晶を析出せしめ、これ
を別することにより行われる。 かくして、粗フロログルシンより高純度でフロ
ログルシンが得られるが、より高純度品を目的と
する場合には再結晶時に活性炭を用いるとより有
効である。活性炭を使用する場合、その使用量は
通常0.001〜10重量%(対水溶液)である。 また、活性炭と共に還元能を有する還元剤たと
えば亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウ
ム、亜ニチオン酸ナトリウムを併用すると着色防
止の上からも更に有効である。この場合の還元剤
の使用量は対象水溶液中の濃度として通常10〜
104ppmである。 なお、本発明方法において各工程すなわち、抽
出処理、中和酸析、再結晶のそれぞれの工程、特
に抽出処理工程を窒素雰囲気下で実施することは
フロログルシンの劣化防止、着色防止のうえから
も非常に有効である。 かくして本発明の方法に従えば、THPOの酸
分解により得られる粗フロログルシンから、フロ
ログルシンを高純度で精製することができる。 次に、実施例により本発明を説明する。 実施例 1 TIPを酸化して得られるTHPOをメチルイソ
ブチルケトンの共存下に酸分解して得られる反応
生成物より生成アセトンおよびMIBKを除去して
フロログルシン含量68重量%の粗フロログルシン
を得た。 この粗フロログルシンを下記の抽出条件で各種
溶剤とアルカリ水により抽出処理し、アルカリ水
への分配比を調査した結果、第1表に示す結果を
得た。 抽出条件 アルカリ量:11.5重量倍(対粗フロログルシン) アルカリの種類:水酸化ナトリウム 溶剤量:0.5重量倍(対アルカリ水) 抽出時PH:8.5 抽出温度:60℃
TIPという)の酸化により得られる1,3,5−
トリイソプロピルベンゼントリヒドロペルオキシ
ド(以下THPOという)を溶剤の存在下に酸に
より分解してフロログルシンを得ることはよく知
られている。 フロログルシンは医薬中間体、ジアゾ感光紙用
カツプラー、安定剤、架橋剤、分析用試薬等の各
種用途に使用されており、高純度品が要求されて
いる。 また、フロログルシンはアルカリ水溶液中では
酸素を吸収してフロログルシン自身が劣化し、着
色する傾向があり、この傾向はフロログルシンの
純度が悪い場合に特に顕著である。 ところで、TIPの酸化により得られるTHPO
の酸分解により製造されるフロログルシンはアセ
チルフエノール類、カルビノールフエノール類、
イソプロペニルフエノール類、イソプロピルフエ
ノール類、カルビノールフエノール類とフロログ
ルシンとの縮合物、フロログルシンとアセトンと
の縮合物等の各種の不純物を含んでおり、従つて
酸分解反応物よりこれらを分離し、精製する必要
があるが、これら不純物は目的物のフロログルシ
ンと構造が類似してフロログルシンとよく似た物
性を示し、またフロログルシンは沸点を有しない
ことから、不純物の精製分離が非常に困難であつ
た。 このようなことから、本発明者らはTHPOを
溶剤の存在下に酸分解して得られるフロログルシ
ン含有の反応生成物から不純物を効率よく除去
し、フロログルシンを有利に精製する方法につい
て検討の結果、本発明に至つた。 すなわち本発明は、THPOを溶剤の存在下に
酸分解して得られる反応生成物から生成アセトン
および溶剤を除去したのちの粗フロログルシン
を、粗フロログルシンに対して4〜25倍重量のア
ルカリ水および該アルカリ水に対して0.05〜6倍
重量のアルカリ水と分液可能なケトン類またはエ
ステル類から選ばれた有機溶剤の共存下にPH7.5
〜12の範囲において抽出処理し、分離された抽出
アルカリ水溶液を酸析したのち析出結晶を再結晶
することを特徴とするフロログルシンの精製方法
である。 以下、本発明方法につき詳細に説明する。 本発明において、精製のための出発原料である
粗フロログルシンは、THPOを溶剤の存在下に
酸分解して得られる反応生成物からあらかじめ生
成アセトンおよび溶剤を蒸留等により除去したも
のであるが、後述するように、酸分解時に用いる
溶剤が以下に述べる抽出処理に用いる溶剤と同じ
であればこれを全量除去する必要はなく、必要量
だけを残して抽出溶剤に代えてもよい。 また、ここで生成アセトンおよび溶剤の除去と
あるは、必ずしも絶対的な除去を意味するもので
はなく、次工程以後の処理に特に悪影響を与えな
い程度でよい。 かかる粗フロログルシンはアルカリ水およびア
ルカリ水と分液可能なケトン類またはエステル類
から選ばれた有機溶剤の共存下に抽出処理し、フ
ロログルシンを含むアルカリ水溶液層と不純物を
含む有機溶剤層に分離する。 ここで使用されるアルカリ水とは、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸
化バリウム、水酸化カルシウム、炭酸ソーダ、炭
酸カリウム、アンモニア等の一般的なアルカリ物
質を水に溶解してなる水溶液であり、アルカリ水
としての使用量は粗フロログルシンに対して4〜
25倍重量である。アルカリ水のアルカリ濃度は抽
出処理時におけるPHが7.5〜12を維持するに必要
な量である。 また、アルカリ水と分液可能なケトン類または
エステル類として、具体的にはメチルイソブチル
ケトン、メチル−n−プロピルケトン、メチル−
n−ブチルケトン、ジエチルケトン、エチル−n
−ブチルケトンのような脂肪族ケトン、アセトフ
エノンのようなアルキルアルケトン、シクロヘキ
サノンのようなシクロアルカノンなどのケトン
類、酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプ
ロピル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、プロ
ピオン酸メチル、プロピオン酸ブチルのようなア
ルキルエステル類、安息香酸メチル、安息香酸エ
チル、サリチル酸メチルのような芳香族エステル
類などのエステル類が例示され、メチルイソブチ
ルケトン、メチル−n−プロピルケトン、アセト
フエノン、酢酸エチル、酢酸イソプロピルが好ま
しく用いられる。 ここで、その他の溶剤たとえば脂肪族炭化水
素、芳香族炭化水素、脂環族、ハロゲン化炭化水
素、エーテル類、アルコール類は分離効果の点で
好ましくない。 溶剤の使用量は、抽出溶剤の種類、抽出温度等
の抽出条件によつても異なるが、一般的にはアル
カリ水溶液に対して0.05〜10倍重量、好ましくは
0.1〜5倍重量の範囲である。 尚、THPOの分解反応時に使用する溶剤が抽
出処理に使用する有機溶剤と同じである場合に
は、分解反応生成物から該溶剤を除去するとき
に、留出量等を調節し、必要量の溶剤量を残存さ
せて、残存溶剤を抽出溶剤として使用することも
できる。 抽出処理時のPHは、抽出温度、溶剤の種類等に
もよるが、通常7.5〜12、好ましくは8〜11の範
囲である。 抽出温度は、抽出処理時に結晶等の個体が析出
しない温度以上であればよいが、あまり高温では
フロログルシンの安定性で好ましくなく、一般に
は10〜100℃である。 抽出方法は特に限定なく、回分式、連続式を問
わず通常の方法で行われ、抽出回数も任意であ
る。 この抽出処理によつて、フロログルシンはアル
カリ水層側に抽出され、不純物は有機溶剤層へ移
行するで、これを分離することにより不純物は除
去される。 かくして得られたアルカリ水層を酸によつて中
和、酸析し、フロログルシンの結晶を析出させ
る。 このとき使用される酸は硫酸、塩酸、酢酸、炭
酸、硝酸、リン酸等一般的な酸であり、酸析はこ
れらの酸の使用により酸析水溶液のPHが5以下と
なるまで行われる。酸析の温度は通常5〜80℃で
あるが、最終的には析出結晶を分離するために0
〜20℃程度に冷却される。 かくして、高純度のフロログルシンが得られる
が、更に高純度とするために、これを再結晶す
る。 再結晶溶媒としては、通常水が使用される。再
結晶方法自体は通常の操作方法が用いられるが、
一般的には適当量の水と上記析出結晶を混合し、
40℃以上に加温して結晶を完全に溶解させたのち
0〜20℃に冷却して再度結晶を析出せしめ、これ
を別することにより行われる。 かくして、粗フロログルシンより高純度でフロ
ログルシンが得られるが、より高純度品を目的と
する場合には再結晶時に活性炭を用いるとより有
効である。活性炭を使用する場合、その使用量は
通常0.001〜10重量%(対水溶液)である。 また、活性炭と共に還元能を有する還元剤たと
えば亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウ
ム、亜ニチオン酸ナトリウムを併用すると着色防
止の上からも更に有効である。この場合の還元剤
の使用量は対象水溶液中の濃度として通常10〜
104ppmである。 なお、本発明方法において各工程すなわち、抽
出処理、中和酸析、再結晶のそれぞれの工程、特
に抽出処理工程を窒素雰囲気下で実施することは
フロログルシンの劣化防止、着色防止のうえから
も非常に有効である。 かくして本発明の方法に従えば、THPOの酸
分解により得られる粗フロログルシンから、フロ
ログルシンを高純度で精製することができる。 次に、実施例により本発明を説明する。 実施例 1 TIPを酸化して得られるTHPOをメチルイソ
ブチルケトンの共存下に酸分解して得られる反応
生成物より生成アセトンおよびMIBKを除去して
フロログルシン含量68重量%の粗フロログルシン
を得た。 この粗フロログルシンを下記の抽出条件で各種
溶剤とアルカリ水により抽出処理し、アルカリ水
への分配比を調査した結果、第1表に示す結果を
得た。 抽出条件 アルカリ量:11.5重量倍(対粗フロログルシン) アルカリの種類:水酸化ナトリウム 溶剤量:0.5重量倍(対アルカリ水) 抽出時PH:8.5 抽出温度:60℃
【表】
実施例 2
実施例1で得た粗フロログルシン100gをメチ
ルイソブチルケトン270g、水540gに溶解し、撹
拌しながら温度40℃でPH9まで45重量%水酸化ナ
トリウム水溶液を加える。その後、これを静置、
分液しアルカリ水層を分離する。このアルカリ水
層に新たにメチルイソブチルケトン160gを加え、
撹拌したのち静置、分液し、アルカリ水層を分離
する。得られたアルカリ水層を撹拌しながらこれ
に30重量%硫酸水溶液を温度40℃にてPH2.5にな
るまで加えて酸析する。上記操作はいずれも窒素
雰囲気下にて実施する。酸析液を15℃まで冷却
し、析出結晶をろ別する。 得られた結晶に水300gを加え、70〜75℃に加
熱しこれを溶解させる。この水溶液に活性炭1.8
gおよび亜硫酸水素ナトリウム0.002gを添加し、
よく撹拌する。 その後同温度で熱ろ過して活性炭を除き、母液
を撹拌しながら温度15℃まで冷却し、析出結晶を
別し、乾燥して無色のフロログルシン結晶を得
た。このときの純度は98%以上(無水物)であ
り、m.pは217〜219℃であつた。 一方、抽出処理によつて分離されたメチルイソ
ブチルケトン層と酸析および再結晶母液を混合
し、40℃にて撹拌しながら45重量%水酸化ナトリ
ウム水溶液を加え、PHを9.3としたのち静置、分
液する。分離されたアルカリ水溶液について前記
と同様の酸析、再結晶処理を行い、フロログルシ
ンを回収する。 以上の処理により、フロログルシンの精製収率
は90%であつた。 尚、上記例において、活性炭および亜硫酸水素
ナトリウムを用いない以外は全く同様にして粗フ
ロログルシンを精製したところ、得られた結晶が
若干淡黄色を帯びていること以外は純度、収率に
ついても同様の結果を得た。 実施例 3 抽出溶剤としてメチルイソブチルケトンに代え
て酢酸エチルエステルを使用する以外は実施例2
とまつたく同様の条件、方法にて粗フロログルシ
ンの精製を行つた。 得られたフロログルシンは純度98.0%(無水
物)以上、融点217〜219℃であり、精製収率は88
%であつた。 比較例 1 実施例1で得た粗フロログルシン100gを水540
gに温度70〜75℃にて溶解した。この時、タール
状物が下層となつた。 このタール状物を分離後、15℃まで冷却して結
晶を析出させた。 固液分離後、結晶を水540gに温度70〜75℃に
て溶解し、少量のタール状物を分離後、15℃まで
冷却し、再結晶を行つてフロログルシンの結晶を
得た。 再度、溶解、再結晶を行い、フロログルシン結
晶を得た。3回再結晶後のフロログルシン純度は
85.3%(無水物)であつた。
ルイソブチルケトン270g、水540gに溶解し、撹
拌しながら温度40℃でPH9まで45重量%水酸化ナ
トリウム水溶液を加える。その後、これを静置、
分液しアルカリ水層を分離する。このアルカリ水
層に新たにメチルイソブチルケトン160gを加え、
撹拌したのち静置、分液し、アルカリ水層を分離
する。得られたアルカリ水層を撹拌しながらこれ
に30重量%硫酸水溶液を温度40℃にてPH2.5にな
るまで加えて酸析する。上記操作はいずれも窒素
雰囲気下にて実施する。酸析液を15℃まで冷却
し、析出結晶をろ別する。 得られた結晶に水300gを加え、70〜75℃に加
熱しこれを溶解させる。この水溶液に活性炭1.8
gおよび亜硫酸水素ナトリウム0.002gを添加し、
よく撹拌する。 その後同温度で熱ろ過して活性炭を除き、母液
を撹拌しながら温度15℃まで冷却し、析出結晶を
別し、乾燥して無色のフロログルシン結晶を得
た。このときの純度は98%以上(無水物)であ
り、m.pは217〜219℃であつた。 一方、抽出処理によつて分離されたメチルイソ
ブチルケトン層と酸析および再結晶母液を混合
し、40℃にて撹拌しながら45重量%水酸化ナトリ
ウム水溶液を加え、PHを9.3としたのち静置、分
液する。分離されたアルカリ水溶液について前記
と同様の酸析、再結晶処理を行い、フロログルシ
ンを回収する。 以上の処理により、フロログルシンの精製収率
は90%であつた。 尚、上記例において、活性炭および亜硫酸水素
ナトリウムを用いない以外は全く同様にして粗フ
ロログルシンを精製したところ、得られた結晶が
若干淡黄色を帯びていること以外は純度、収率に
ついても同様の結果を得た。 実施例 3 抽出溶剤としてメチルイソブチルケトンに代え
て酢酸エチルエステルを使用する以外は実施例2
とまつたく同様の条件、方法にて粗フロログルシ
ンの精製を行つた。 得られたフロログルシンは純度98.0%(無水
物)以上、融点217〜219℃であり、精製収率は88
%であつた。 比較例 1 実施例1で得た粗フロログルシン100gを水540
gに温度70〜75℃にて溶解した。この時、タール
状物が下層となつた。 このタール状物を分離後、15℃まで冷却して結
晶を析出させた。 固液分離後、結晶を水540gに温度70〜75℃に
て溶解し、少量のタール状物を分離後、15℃まで
冷却し、再結晶を行つてフロログルシンの結晶を
得た。 再度、溶解、再結晶を行い、フロログルシン結
晶を得た。3回再結晶後のフロログルシン純度は
85.3%(無水物)であつた。
Claims (1)
- 1 1,3,5−トリイソプロパルベンゼントリ
ヒドロペルオキシドを溶剤の存在下に酸分解し、
生成アセトンおよび溶剤を留去したのちの粗フロ
ログルシンを、粗フロログルシンに対して4〜25
倍重量のアルカリ水および該アルカリ水に対して
0.05〜6倍重量のアルカリ水と分液可能なケトン
類またはエステル類から選ばれた有機溶剤の共存
下にPH7.5〜12の範囲において抽出処理し、分離
された抽出アルカリ水溶液を酸析したのち析出結
晶を再結晶することを特徴とするフロログルシン
の精製方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56193942A JPS5896035A (ja) | 1981-12-01 | 1981-12-01 | フロログルシンの精製方法 |
| GB08232917A GB2110680B (en) | 1981-12-01 | 1982-11-18 | Method for purifying phloroglucin |
| US06/443,691 US4463197A (en) | 1981-12-01 | 1982-11-22 | Method for purifying phloroglucin |
| NL8204639A NL8204639A (nl) | 1981-12-01 | 1982-11-30 | Werkwijze voor het zuiveren van floroglucinol. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56193942A JPS5896035A (ja) | 1981-12-01 | 1981-12-01 | フロログルシンの精製方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5896035A JPS5896035A (ja) | 1983-06-07 |
| JPH0247452B2 true JPH0247452B2 (ja) | 1990-10-19 |
Family
ID=16316303
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56193942A Granted JPS5896035A (ja) | 1981-12-01 | 1981-12-01 | フロログルシンの精製方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4463197A (ja) |
| JP (1) | JPS5896035A (ja) |
| GB (1) | GB2110680B (ja) |
| NL (1) | NL8204639A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2840608B1 (fr) * | 2002-06-11 | 2005-07-01 | Seranalis | Procede de preparation de 1,3,5-triaminobenzene et son hydrolyse en phloroglucinol de haute purete |
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