JPH0247476B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0247476B2 JPH0247476B2 JP56116321A JP11632181A JPH0247476B2 JP H0247476 B2 JPH0247476 B2 JP H0247476B2 JP 56116321 A JP56116321 A JP 56116321A JP 11632181 A JP11632181 A JP 11632181A JP H0247476 B2 JPH0247476 B2 JP H0247476B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alkyl group
- desoxy
- dianhydro
- nitrate
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D493/00—Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system
- C07D493/02—Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D493/04—Ortho-condensed systems
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/08—Vasodilators for multiple indications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/10—Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/12—Antihypertensives
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Urology & Nephrology (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
Description
この発明はプリン塩基によつて置換された1,
4;3,6−ジアンヒドロヘキシトールナイトレ
ート、すなわち、次の一般式aを有するアデニ
ル−デソキシ−1,4;3,6−ジアンヒドロヘ
キシトールナイトレート これらの化合物の基本構造は、エピ化によつて
互いに変換される1,4;3,6−ジアンヒドロ
ヘキシトールの立体異性体、すなわち1,4;
3,6−ジアンヒドロ−L−イジトール(イソイ
ジド、()式)、 (ここで2位及び5位の水酸基はそれぞれエキソ
形の立体配置をとつている。)又は1,4;3,
6−ジアンヒドロ−D−グルシトール(イソソル
ビド、()式) (これはエキソ方向及びエンド方向に突き出た水
酸基を有しており従つて、2位及び5位の位置に
種々の置換基が存在する場合には、2つの立体異
性体が存在する。)のうちいずれか一つから成つ
ている。 最後に、いくつかの中間生成物の基本構造は
1,4;3,6−ジアンヒドロ−D−マンニトー
ル(イソマンニド、()式)から成つており、
これは2つのエンド方向に突き出た水酸基を有す
る。 グルシトールの誘導体を対比とすると、イジト
ールとマンニトールについては2位と5位の置換
基の立体配置による相違はあり得ないことがわか
る。これは分子を180度回転すれば2位の炭素が
5位の炭素になるからであり、従つて、これらの
誘導体については2位及び5位の置換基の立体配
置に言及することは不必要なことである。しかし
ながら、個々の化合物の構造を一般式とよりよく
対比させるために、ここではイソイジド誘導体を
5−プリニルイソイジドとよぶ。なぜならこれ
は、イソソルビド誘導体の5位のアシル置換によ
つて得られるからである。従つてまた、出発物質
として用いられるイソマンニドアシル誘導体をこ
こでは2−アシルイソマンニドとよぶ。なぜなら
2−プリニルイソソルビド誘導体がこれからつく
られるからである。 1,4;3,6−ジアンヒドロヘキシトールの
立体異性の短い要約がジエイ・ミルズの「炭水化
物の化学における進歩」(“Advances in
Carbohydrate Chem.”10、1−53(1955))に記
載されている。 さらに、この発明は最初に述べた、プリン塩基
によつて置換された1,4;3,6−ジアンヒド
ロヘキシトールモノナイトレートの製造方法、及
びこの発明の化合物を含む薬剤にも関する。 1,4;3,6−ジアンヒドロ−D−グルシト
ール(1,4;3,6−ジアンヒドロ−D−ソル
ビトールともいう)の硝酸塩は例えば米国特許
3886186に記載されており、これには2−及び5
−モノナイトレートだけではなく、イソソルビド
の2,5−ジナイトレートも記載されている。こ
れらの硝酸塩、特に二硝酸塩はすでに医薬として
市販されている。これらは、血行力学的な薬理学
的物質であり、血管を拡張し、抗狭心症効果を有
し、従つて特に冠状動脈不全や狭心症の治療に用
いられている。 イソソルビド、イソマンニド及びイソイジドの
二硝酸塩及び一硝酸塩の動態薬理学はボガエルト
とロツセルによつて記載されている。(Naunyn
−Schmiedeberg′s Arch.Pharmacol.、275、
339、(1972))。 しかしながら、これらの硝酸塩は不愉快な副作
用、特に頭痛を引き起こす。さらに、一硝酸塩は
例えばイソソルビドジナイトレート(ISDN)に
比べて再吸収されにくい。さらにまた、イソソル
ビド、イソマンニド及びイソイジドの二硝酸塩は
爆発生であるので、特殊な防災規準に基づいて製
造し取扱わなければならない。 従つて、これらと同じ薬効スペクトルを有し、
かつ上述の欠点を有さない新たな薬剤が必要であ
り、これらの薬剤の活性物質として使用する新た
な1,4;3,6−ジアンヒドロヘキシトールモ
ノナイトレートを提供することが必要である。 従つて、この発明の基礎を形成する課題は、上
述の必要性を満足させ、この発明の物質を利用可
能にすることによつてこの問題を解決することに
ある。 従つて、この発明の対象は次の物質である。 1 一般式cで示される5−(9−アデニル)−
5−デソキシ−1,4;3,6−ジアンヒドロ
−L−イジトール−5−ナイトレート(=2−
(9−アデニル)−2−デソキシ−1,4;3,
6−ジアンヒドロ−L−イジトール−5−ナイ
トレート)及びこの物質の生理学的に許容でき
る酸付加塩。 ただし、R1及びR2は互いに独立で (a) 水素原子、 (b) 炭素数1ないし7の直鎖状又は分枝状アル
キル基、又は (c) アルキル基の炭素数が1ないし7であるω
−フエニルアルキル基(フエニル環のパラ位
がハロゲンで置換されていてもよい。)ある
いは (d) R1が(a)ないし(c)の基であり、R2は炭素数
1ないし7の脂肪族モノカルボン酸(メチル
基で置換されていてもよい)のアシル残基、
あるいは (e) R1及びR2は、これらが結合している窒素
原子と共に、非芳香族の環式第二級アミン
(さらに異原子を含んでいてもよい)、を表わ
す。 2 一般式dで示される2−(9−アデニル)−
2−デソキシ−1,4;3,6−ジアンヒドロ
−D−グルシトール−5−ナイトレート及びこ
の物質の生理学的に許容できる酸付加塩。 ここで、R1及びR2は1で述べたのと同じ意
味を有する。 3 一般式eで示される、5−(9−アデニル)
−5−デソキシ−1,4;3,6−ジアンヒド
ロ−D−グルシトール−2−ナイトレート及び
この物質の生理学的に許容できる酸付加塩。 この発明の化合物は、冠状動脈の血流増加、鎮
痙及び血圧降下効果を有する。これらは冠状動脈
疾患の治療、狭心症発作の治療と予防、心筋梗塞
の後処置及び心臓機能不全の治療に適している。
この新規化合物は良い治療範囲を有する。その経
口吸収は特に良く、効果が長く続く。さらに、こ
れらは末梢の血行及び脳の血行をも改善する。 この発明の化合物は爆発性ではないので、取扱
い及び製造が例えば既知のISDNに比べて安全で
ある。 天然に存在する糖アルコールから容易に得るこ
とができる光学的に純粋な1,4;3,6−ジア
ンヒドロヘキシトールを出発物質として用いてい
るので、この発明の化合物の1,4;3,6−ジ
アンヒドロヘキシトール基本構造は、光学的に活
性な形態で存在する4つの不斉炭素原子を有す
る。 この発明の化合物は、置換されていない1,
4;3,6−ジアンヒドロヘキシトールの複数の
エピマーからつくることができる。従つて、この
発明の化合物は、L−イソイジド、D−イソソル
ビド又はD−イソマンニドからつくることがで
き、D−イソソルビドを出発化合物とする場合に
は2つの合成経路が可能である。 この発明による第一の合成経路は、低温下、好
ましくは−20℃ないし+10℃の温度下で、アジユ
バンド塩基の存在する適当な非水性溶媒、好まし
くはピリジン又はクロロホルム/トリエチルアミ
ン中で、それぞれの最終産物に対応する1,4;
3,6−ジアンヒドロヘキシトールを、スルホン
酸クロリド、好ましくはメタンスルホン酸クロリ
ド又はトルエンスルホン酸クロリドによつて、対
応するモノ−O−アシル−1,4;3,6−ジア
ンヒドロヘキシトールに転化し、このアシル誘導
体を、望むプリン誘導体、好ましくはアデニン、
6−N−置換−アデニン、6−メチル−メルカプ
トプリン、又は6−クロロプリン、のアルカリ金
属塩、通常ナトリウム塩又はカリウム塩と、二極
性非プロトン性溶媒、例えばジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、テトラメチル尿素、
エチレングリコールのジエーテル、好ましくはジ
メチルホルムアミド又はジメチルスルホキシド中
で、昇温下、好ましくは80ないし130℃の温度下
で、不活性なガスふん囲気(N2又はAr)中で反
応させることから成る。 この第一段階で起こるアデニル基、6−N−置
換−アデニル基、6−クロロプリニル基、又は6
−メチルメルカプトプリニル基によるメシレート
基又はトシレート基との交換は典型的な二分子的
求核置換反応(SN2反応)であり、これは常に
中心炭素原子の立体配置の逆転を伴う。この立体
配置の逆転または専門家の間で「反転」又は「ワ
ルデン反転」としても知られており、この反転の
故に、アシル基が5−エンド位に存在する1,
4;3,6−ジアンヒドロ−D−グルシトール−
5−アシル誘導体がアデニル基、6−N−置換−
アデニル基、6−クロロプリニル基、又は6−メ
チルメルカプトプリニル基によつてその5位が置
換されて1,4;3,6−ジアンヒドロ−L−イ
ジトール誘導体となる場合には、アシル基に代わ
つて分子に結合する置換基はもはやエンド位では
なく、必ずエキソ位に結合するものである。全く
同様に、イジトールアシレートからは常に5−エ
ンド位が置換されたグルシトール誘導体が生成さ
れ、マンニトールアシレートからは2−エンド位
が置換されたグルシトール誘導体が生成されると
いう事実も、SN2反応に伴なわれたワルデン反
転に基づく。 従つて、全く同様にして、アシル基がエキソ位
についている1,4;3,6−ジアンヒドロ−D
−グルシトール−2−アシレートからは、プリン
基がエンド位に結合した、対応する2−プリニル
−1,4;3,6−ジアンヒドロ−D−マンニト
ール誘導体が得られる。しかしながら、この反
応、すなわち、かさの大きなプリン基によつて2
−エキソ位のアシル基が置換される反応は、立体
障害のため、この発明に用いられる条件下では起
こらないことがわかつた。 上述した第一の合成経路の第一段階で得られる
化合物は、プリン環の6位に、アデニンの場合に
は非置換アミノ基を、メチルメルカプトプリンの
場合にはCH3S−基を、クロロプリンの場合には
塩素を結合している。この発明の化合物の製造に
おいて貴重な中間体である6−メチルメルカプト
プリン誘導体又は6−クロロプリン誘導体を出発
物質としてつくられる6−N−置換−アデニル誘
導体は、メチルメルカプトプリン誘導体又はクロ
ロプリン誘導体を、直鎖状若しくは分枝状アルキ
ル基の炭素数が1ないし7である第一級若しくは
第二級アルキルアミン、アルキル基の炭素数が1
ないし7であるω−フエニルアルキルアミン、又
はこのω−フエニルアルキルアミンのフエニル環
のパラ位がハロゲンで置換されたもの、従つて例
えばp−クロロベンジルアミン、p−クロロフエ
ニルエチルアミン、p−クロロフエニルプロピル
アミン、と反応させることによつてつくられる。
6位を複素環式第二級アミンによつて置換された
プリン誘導体は、対応するメチルメルカプトプリ
ン誘導体又はクロロプリン誘導体を、非芳香族の
環式第二級アミン(さらに異原子を含んでいるも
のを含む)、例えばピロリジン、ピペリジン、ピ
ペラジン、モルフオリン、又はこれらのあらゆる
置換誘導体と反応させることによつて得られる。
同様に、非置換アデニル誘導体は、6−メチルメ
ルカプトプリン誘導体又は6−クロロプリン誘導
体をアンモニアと反応させることによつて得られ
る。 メチルメルカプトプリン誘導体又はクロロプリ
ン誘導体と、アンモニア又は望む第一級若しくは
第二級アミン、通常p−クロロ−ω−フエニルア
ルキルアミン若しくは環式非芳香族第二級アミン
(通常さらに異原子を含む)との反応は、昇温昇
圧下、好ましくは100℃ないし170℃の温度下で、
2ないし50気圧、特に好ましくは2ないし20気圧
の圧力下で、不活性なガス(N2又はAr)の雰囲
気中で、アンモニア又は対応するアミンを過剰
に、好ましくはモル数で2ないし10倍用いて、通
常溶媒、例えばメタノール、エタノール、ブタノ
ールの存在下で行なわれる。 プリニル−1,4;3,6−ジアンヒドロヘキ
シトール誘導体の6−クロロ基又は6−メチルメ
ルカプト基を置換する代わりに、第一段階におい
て、ヘキシトールアシレートは、すでに6−N位
を置換させたアデニン誘導体のアルカリ金属塩と
反応することができる。この場合に必要な置換ア
デニンは、6−メチルメルカプトプリン又は6−
クロロプリンを対応するアミンと共に加熱するこ
とによつて得られる。 上述の第一の合成経路にそつてつくられる5−
(9−アデニル)−、及び5−(6−N−置換−9
−アデニル)−イソヘキシド誘導体は、1,4;
3,6−ジアンヒドロヘキシトール環の2位又は
5位にフリーの水酸基を有する。このフリーの水
酸基を、既知の方法で硝酸、硝化酸、又は硝酸と
氷酢酸/無水酢酸との混合物によつてエステル化
することによつて一般式laないしleで示される対
応するモノ硝酸塩を得ることができる。 従つて、9−アデニル−又は6−N−モノ置換
−9−アデニルイソヘキシド−ナイトレートの場
合には、これらを、炭素数2ないし7の脂肪族モ
ノカルボン酸(通常メチル基で置換されている)
の酸塩化物又は酸無水物、例えばピバロイルクロ
リド、酢酸クロリド、無水酢酸等と反応させるこ
とによつて、シヨツテン−バウママン反応又はア
インホルン変形反応により対応するアシル誘導体
をつくることができる。 イソヘキシドを、スルホン酸クロリド、好まし
くはメタンスルホン酸クロリド又はトルエンスル
ホン酸クロリドと反応させて、対応するモノアシ
ル−1,4;3,6−ジアンヒドロヘキシトール
に転化する、この発明の化合物を製造するため
の、この発明の上述した第一の合成経路には次の
ような欠点がある。すなわち、アシル化によつて
生成されるものは5−O−アシル誘導体又は2−
O−アシル誘導体だけではなく、2,5−ジアシ
ル誘導体も生成されるということである。従つ
て、イソイジド及びイソマンニド誘導体の場合に
は、モノアシル化合物をジアシル化合物から分離
しなければならず、磁一方ジアシレートの他に二
つの異なるモノアシレート誘導体の立体異性体が
存在するイソソルビドの場合には、所望のアシレ
ートを三種のアシレートの混合物から分離しなけ
ればならない。このアシレート混合物の分離は、
分別結晶、分別抽出、又は他の既知の方法によつ
て行なうことができる。 しかしながら、5−プリニルイソイジドに至る
第二の合成経路を用いれば、この手間と時間のか
かるアシレート混合物の分離をなくすことができ
る。第二の合成経路とは次のようなものである。
すなわち、先ず1,4;3,6−ジアンヒドロ−
D−グルシトールを過剰のスルホン酸クロリド、
好ましくはメタンスルホン酸クロリド又はトルエ
ンスルホン酸クロリドと、ピリジン又はクロロホ
ルム/トリエチレンアミン中で反応させることに
よつて対応する1,2;3,6−ジアンヒドロ−
D−グルシトール−2,5−ジアシレートを得
る。次にこのジアシレートを、第一の合成経路の
ところで記載したのと同じ条件下で、6−N−置
換−アデニン又はテオフイリンのアルカリ金属塩
と反応させる。この反応では、2−エキソ位の置
換における上述の立体障害の故に、5位の炭素原
子の立体配置の反転が起こる場合には5−エンド
−アシレート基のみが、対応するプリン基によつ
て置換されるのである。従つて、この反応によつ
て5−(9−アデニル)−、または5−(6−N−
置換−アデニル)−5−デソキシ−1,4;3,
6−ジアンヒドロ−L−イジトール−2−アシレ
ートが得られ、これを加水分解することによつ
て、それぞれ対応するアデニル−、置換アデニル
−、又はテオフイリニル−イソイジド誘導体と
し、さらに第一の合成経路の場合と同様な既知の
方法でこれを硝酸、硝化酸、又は硝酸と氷酢酸/
無水酢酸との混合物と反応させてエステル化し、
必要な場合にはさらに第一の合成経路の場合と同
様に6−N位をアシル化する。 イソソルビドジアシレートの2−エキソ−アシ
レート基の求核置換における立体障害の程度は温
度依存性である。従つて、この発明によると、対
応するジアシレートから可能な限り量論的な量の
プリニル−イソイジドモノアシレートを得るため
に、反応を好ましくは80ないし100℃の温度下で
行なう。なぜなら、100℃を超える温度下では、
わずかではあるといえども、2−エキソ−アシル
基が、用いられるプリン誘導体によつてアタツク
されるからである。この場合、溶媒としてはジメ
チルスルホキシド又はジメチルホルムアミドを用
いることが好ましい。 この発明の化合物を生理学的に許容できる塩に
変えるためには、カルボン酸及びスルホン酸、例
えばマロン酸、コハク酸、乳酸、酒石酸、リンゴ
酸、安息香酸、サリチル酸、クエン酸、アスコル
ビン酸、ニコチン酸、及びp−トルエンスルホン
酸のような有機酸並びにハロゲン化水素酸やリン
酸のような無機酸及び鉱酸を用いることができ
る。遊離の塩基は、強塩基、例えば水酸化ナトリ
ウム又は水酸化カリウムで処理することによつて
酸付加塩から再び遊離させることができる。 さらに、通常の担体や添加物質に加えてこの発
明の化合物又はその生理学的に許容できる塩を少
なくとも一種類含む薬剤組成物もまたこの発明の
対象である。これらの組成物はヒトの医療及び獣
医療に用いることができる。従来からの担体物質
としては、例えば、水、植物油、ポリエチレング
リコール、グリセロールエステル、ゼラチン、ラ
クトースや殿粉のような炭水化物、ステアリン酸
マグネシウム、タルカムパウダー、ワセリン等が
挙げられる。従来からの添加物質としては、例え
ば保存料、安定剤、潤滑剤、吸湿剤、乳化剤、生
理学的に許容できる塩、緩衝物質、着色剤、香料
などが挙げられる。どの担体や添加物質を用いる
かは、その化合物の投与経路が経口的か、非経口
的か、局部的かによつて左右される。 この発明の化合物はまた、他の活性物質、例え
ばビタミン又は市販の心臓循環剤、特にβ−レセ
プターブロツカーとの混合物として用いることが
できる。 薬剤組成物の例 それぞれ5mgの活性物質を含むそれぞれ100mg
の錠剤をつくるために次のものを用いる。 5gの塩酸5−(9−アデニル)−5−デソキ
シ−1,4;3,6−ジアンドロ−L−イジト
ール半水塩 54gの微結晶セルロース 20gのラクトース 20gのトウモロコシ殿粉 0.5gのコロイド性ケイ酸 0.6gのステアリン酸マグネシウム ないしの物質を10分間乾燥かくはんし、こ
の混合物を次に及びに加え、さらに10分間か
くはんし、このようにして得られた粉末を錠剤製
造機でプレスしてそれぞれ100mgの錠剤をつくる。 次の実施例で述べるこの発明の化合物及び中間
生成物は、それぞれ薬剤組成物をつくるために特
に適したものである。 実施例中の略号は次の意味を有する。 m.p.=融点 d=密度 〔α〕25 D=25℃におけるナトリウムD線の旋光度 旋光度を記載した次に、カツコ書きでその濃度
及び用いた溶媒を例えば(c1;水)のように示し
た。この場合は濃度1g/100mlの水溶液を示し
ている。 実施例 1 5−(9−アデニル)−5−デソキシ−1,4;
3,6−ジアンヒドロ−L−イジトール−2−
ナイトレート: (a) 1,4;3,6−ジアンヒドロ−D−グルシ
トール−2−メタンスルホネート、5−メタン
スルホネート: 24のピリジンに溶けた4.82Kg(33モル)の
1,4;3,6−ジアンヒドロ−D−グルシト
ールに、除湿した環境下で、−15℃に冷却し、
かくはんしながら一滴ずつ数時間に渡つて3.1
(40モル)のメタンスルホン酸クロリドを加
え、さらに冷却せずに15分間かくはんした。次
に減圧下でピリジンを蒸発させ、その油状の残
渣に15の水を加え煮沸し、放冷した。これを
吸引ろ過し、結晶沈殿を4の水で洗い、乾燥
させると2.22Kg(7.43モル)の1,4;3,6
−ジアンヒドロ−D−グルシトール−2,5−
ジメタンスルホネートが得られた。水冷、かく
はんしながらろ液を約1.5Kgの水酸化ナトリウ
ムで中和し、真空下で70℃で水分を蒸発させて
乾燥させた。この乾燥残渣を計30のクロロホ
ルムで連続的に加熱抽出し、抽出物を保温ろう
とでろ過した。この抽出物を20℃で15時間放置
し、吸引ろ過によつて結晶沈殿を回収し、2
のクロロホルムで2回洗い、乾燥させると2.3
Kg(10.26モル)の1,4;3,6−ジアンヒ
ドロ−D−グルシトール−5−メタンスルホネ
ートが得られた。この2つのろ液をまとめて1
つにし、減圧下で蒸発させて残渣を22の温エ
タノールに溶かした。これを20℃で15時間放置
し、吸引ろ過で結晶沈殿を回収し、これを3
のエタノールで2回洗い、乾燥させると0.65Kg
(2.90モル)の1,4;3,6−ジアンヒドロ
−D−グルシトール−2−メタンスルホネート
が得られた。ろ液を蒸発させると、モノメタン
スルホネートの2つの異性体混合物(これは必
要に応じ、クロロホルムとエタノールからの抽
出を交互に繰り返すことによつて、又はピリジ
ン中でメタンスルホン酸クロリドでエステル化
することによつて、さらに分離することができ
る)を完全に1,4;3,6−ジアンヒドロ−
D−グルシトール−2,5−ジメタンスルホネ
ートに転化した。再結晶後、それぞれのメタン
スルホネートを分析すると正確な元素分析値が
得られた。融点と旋光度を第1表に示す。
4;3,6−ジアンヒドロヘキシトールナイトレ
ート、すなわち、次の一般式aを有するアデニ
ル−デソキシ−1,4;3,6−ジアンヒドロヘ
キシトールナイトレート これらの化合物の基本構造は、エピ化によつて
互いに変換される1,4;3,6−ジアンヒドロ
ヘキシトールの立体異性体、すなわち1,4;
3,6−ジアンヒドロ−L−イジトール(イソイ
ジド、()式)、 (ここで2位及び5位の水酸基はそれぞれエキソ
形の立体配置をとつている。)又は1,4;3,
6−ジアンヒドロ−D−グルシトール(イソソル
ビド、()式) (これはエキソ方向及びエンド方向に突き出た水
酸基を有しており従つて、2位及び5位の位置に
種々の置換基が存在する場合には、2つの立体異
性体が存在する。)のうちいずれか一つから成つ
ている。 最後に、いくつかの中間生成物の基本構造は
1,4;3,6−ジアンヒドロ−D−マンニトー
ル(イソマンニド、()式)から成つており、
これは2つのエンド方向に突き出た水酸基を有す
る。 グルシトールの誘導体を対比とすると、イジト
ールとマンニトールについては2位と5位の置換
基の立体配置による相違はあり得ないことがわか
る。これは分子を180度回転すれば2位の炭素が
5位の炭素になるからであり、従つて、これらの
誘導体については2位及び5位の置換基の立体配
置に言及することは不必要なことである。しかし
ながら、個々の化合物の構造を一般式とよりよく
対比させるために、ここではイソイジド誘導体を
5−プリニルイソイジドとよぶ。なぜならこれ
は、イソソルビド誘導体の5位のアシル置換によ
つて得られるからである。従つてまた、出発物質
として用いられるイソマンニドアシル誘導体をこ
こでは2−アシルイソマンニドとよぶ。なぜなら
2−プリニルイソソルビド誘導体がこれからつく
られるからである。 1,4;3,6−ジアンヒドロヘキシトールの
立体異性の短い要約がジエイ・ミルズの「炭水化
物の化学における進歩」(“Advances in
Carbohydrate Chem.”10、1−53(1955))に記
載されている。 さらに、この発明は最初に述べた、プリン塩基
によつて置換された1,4;3,6−ジアンヒド
ロヘキシトールモノナイトレートの製造方法、及
びこの発明の化合物を含む薬剤にも関する。 1,4;3,6−ジアンヒドロ−D−グルシト
ール(1,4;3,6−ジアンヒドロ−D−ソル
ビトールともいう)の硝酸塩は例えば米国特許
3886186に記載されており、これには2−及び5
−モノナイトレートだけではなく、イソソルビド
の2,5−ジナイトレートも記載されている。こ
れらの硝酸塩、特に二硝酸塩はすでに医薬として
市販されている。これらは、血行力学的な薬理学
的物質であり、血管を拡張し、抗狭心症効果を有
し、従つて特に冠状動脈不全や狭心症の治療に用
いられている。 イソソルビド、イソマンニド及びイソイジドの
二硝酸塩及び一硝酸塩の動態薬理学はボガエルト
とロツセルによつて記載されている。(Naunyn
−Schmiedeberg′s Arch.Pharmacol.、275、
339、(1972))。 しかしながら、これらの硝酸塩は不愉快な副作
用、特に頭痛を引き起こす。さらに、一硝酸塩は
例えばイソソルビドジナイトレート(ISDN)に
比べて再吸収されにくい。さらにまた、イソソル
ビド、イソマンニド及びイソイジドの二硝酸塩は
爆発生であるので、特殊な防災規準に基づいて製
造し取扱わなければならない。 従つて、これらと同じ薬効スペクトルを有し、
かつ上述の欠点を有さない新たな薬剤が必要であ
り、これらの薬剤の活性物質として使用する新た
な1,4;3,6−ジアンヒドロヘキシトールモ
ノナイトレートを提供することが必要である。 従つて、この発明の基礎を形成する課題は、上
述の必要性を満足させ、この発明の物質を利用可
能にすることによつてこの問題を解決することに
ある。 従つて、この発明の対象は次の物質である。 1 一般式cで示される5−(9−アデニル)−
5−デソキシ−1,4;3,6−ジアンヒドロ
−L−イジトール−5−ナイトレート(=2−
(9−アデニル)−2−デソキシ−1,4;3,
6−ジアンヒドロ−L−イジトール−5−ナイ
トレート)及びこの物質の生理学的に許容でき
る酸付加塩。 ただし、R1及びR2は互いに独立で (a) 水素原子、 (b) 炭素数1ないし7の直鎖状又は分枝状アル
キル基、又は (c) アルキル基の炭素数が1ないし7であるω
−フエニルアルキル基(フエニル環のパラ位
がハロゲンで置換されていてもよい。)ある
いは (d) R1が(a)ないし(c)の基であり、R2は炭素数
1ないし7の脂肪族モノカルボン酸(メチル
基で置換されていてもよい)のアシル残基、
あるいは (e) R1及びR2は、これらが結合している窒素
原子と共に、非芳香族の環式第二級アミン
(さらに異原子を含んでいてもよい)、を表わ
す。 2 一般式dで示される2−(9−アデニル)−
2−デソキシ−1,4;3,6−ジアンヒドロ
−D−グルシトール−5−ナイトレート及びこ
の物質の生理学的に許容できる酸付加塩。 ここで、R1及びR2は1で述べたのと同じ意
味を有する。 3 一般式eで示される、5−(9−アデニル)
−5−デソキシ−1,4;3,6−ジアンヒド
ロ−D−グルシトール−2−ナイトレート及び
この物質の生理学的に許容できる酸付加塩。 この発明の化合物は、冠状動脈の血流増加、鎮
痙及び血圧降下効果を有する。これらは冠状動脈
疾患の治療、狭心症発作の治療と予防、心筋梗塞
の後処置及び心臓機能不全の治療に適している。
この新規化合物は良い治療範囲を有する。その経
口吸収は特に良く、効果が長く続く。さらに、こ
れらは末梢の血行及び脳の血行をも改善する。 この発明の化合物は爆発性ではないので、取扱
い及び製造が例えば既知のISDNに比べて安全で
ある。 天然に存在する糖アルコールから容易に得るこ
とができる光学的に純粋な1,4;3,6−ジア
ンヒドロヘキシトールを出発物質として用いてい
るので、この発明の化合物の1,4;3,6−ジ
アンヒドロヘキシトール基本構造は、光学的に活
性な形態で存在する4つの不斉炭素原子を有す
る。 この発明の化合物は、置換されていない1,
4;3,6−ジアンヒドロヘキシトールの複数の
エピマーからつくることができる。従つて、この
発明の化合物は、L−イソイジド、D−イソソル
ビド又はD−イソマンニドからつくることがで
き、D−イソソルビドを出発化合物とする場合に
は2つの合成経路が可能である。 この発明による第一の合成経路は、低温下、好
ましくは−20℃ないし+10℃の温度下で、アジユ
バンド塩基の存在する適当な非水性溶媒、好まし
くはピリジン又はクロロホルム/トリエチルアミ
ン中で、それぞれの最終産物に対応する1,4;
3,6−ジアンヒドロヘキシトールを、スルホン
酸クロリド、好ましくはメタンスルホン酸クロリ
ド又はトルエンスルホン酸クロリドによつて、対
応するモノ−O−アシル−1,4;3,6−ジア
ンヒドロヘキシトールに転化し、このアシル誘導
体を、望むプリン誘導体、好ましくはアデニン、
6−N−置換−アデニン、6−メチル−メルカプ
トプリン、又は6−クロロプリン、のアルカリ金
属塩、通常ナトリウム塩又はカリウム塩と、二極
性非プロトン性溶媒、例えばジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、テトラメチル尿素、
エチレングリコールのジエーテル、好ましくはジ
メチルホルムアミド又はジメチルスルホキシド中
で、昇温下、好ましくは80ないし130℃の温度下
で、不活性なガスふん囲気(N2又はAr)中で反
応させることから成る。 この第一段階で起こるアデニル基、6−N−置
換−アデニル基、6−クロロプリニル基、又は6
−メチルメルカプトプリニル基によるメシレート
基又はトシレート基との交換は典型的な二分子的
求核置換反応(SN2反応)であり、これは常に
中心炭素原子の立体配置の逆転を伴う。この立体
配置の逆転または専門家の間で「反転」又は「ワ
ルデン反転」としても知られており、この反転の
故に、アシル基が5−エンド位に存在する1,
4;3,6−ジアンヒドロ−D−グルシトール−
5−アシル誘導体がアデニル基、6−N−置換−
アデニル基、6−クロロプリニル基、又は6−メ
チルメルカプトプリニル基によつてその5位が置
換されて1,4;3,6−ジアンヒドロ−L−イ
ジトール誘導体となる場合には、アシル基に代わ
つて分子に結合する置換基はもはやエンド位では
なく、必ずエキソ位に結合するものである。全く
同様に、イジトールアシレートからは常に5−エ
ンド位が置換されたグルシトール誘導体が生成さ
れ、マンニトールアシレートからは2−エンド位
が置換されたグルシトール誘導体が生成されると
いう事実も、SN2反応に伴なわれたワルデン反
転に基づく。 従つて、全く同様にして、アシル基がエキソ位
についている1,4;3,6−ジアンヒドロ−D
−グルシトール−2−アシレートからは、プリン
基がエンド位に結合した、対応する2−プリニル
−1,4;3,6−ジアンヒドロ−D−マンニト
ール誘導体が得られる。しかしながら、この反
応、すなわち、かさの大きなプリン基によつて2
−エキソ位のアシル基が置換される反応は、立体
障害のため、この発明に用いられる条件下では起
こらないことがわかつた。 上述した第一の合成経路の第一段階で得られる
化合物は、プリン環の6位に、アデニンの場合に
は非置換アミノ基を、メチルメルカプトプリンの
場合にはCH3S−基を、クロロプリンの場合には
塩素を結合している。この発明の化合物の製造に
おいて貴重な中間体である6−メチルメルカプト
プリン誘導体又は6−クロロプリン誘導体を出発
物質としてつくられる6−N−置換−アデニル誘
導体は、メチルメルカプトプリン誘導体又はクロ
ロプリン誘導体を、直鎖状若しくは分枝状アルキ
ル基の炭素数が1ないし7である第一級若しくは
第二級アルキルアミン、アルキル基の炭素数が1
ないし7であるω−フエニルアルキルアミン、又
はこのω−フエニルアルキルアミンのフエニル環
のパラ位がハロゲンで置換されたもの、従つて例
えばp−クロロベンジルアミン、p−クロロフエ
ニルエチルアミン、p−クロロフエニルプロピル
アミン、と反応させることによつてつくられる。
6位を複素環式第二級アミンによつて置換された
プリン誘導体は、対応するメチルメルカプトプリ
ン誘導体又はクロロプリン誘導体を、非芳香族の
環式第二級アミン(さらに異原子を含んでいるも
のを含む)、例えばピロリジン、ピペリジン、ピ
ペラジン、モルフオリン、又はこれらのあらゆる
置換誘導体と反応させることによつて得られる。
同様に、非置換アデニル誘導体は、6−メチルメ
ルカプトプリン誘導体又は6−クロロプリン誘導
体をアンモニアと反応させることによつて得られ
る。 メチルメルカプトプリン誘導体又はクロロプリ
ン誘導体と、アンモニア又は望む第一級若しくは
第二級アミン、通常p−クロロ−ω−フエニルア
ルキルアミン若しくは環式非芳香族第二級アミン
(通常さらに異原子を含む)との反応は、昇温昇
圧下、好ましくは100℃ないし170℃の温度下で、
2ないし50気圧、特に好ましくは2ないし20気圧
の圧力下で、不活性なガス(N2又はAr)の雰囲
気中で、アンモニア又は対応するアミンを過剰
に、好ましくはモル数で2ないし10倍用いて、通
常溶媒、例えばメタノール、エタノール、ブタノ
ールの存在下で行なわれる。 プリニル−1,4;3,6−ジアンヒドロヘキ
シトール誘導体の6−クロロ基又は6−メチルメ
ルカプト基を置換する代わりに、第一段階におい
て、ヘキシトールアシレートは、すでに6−N位
を置換させたアデニン誘導体のアルカリ金属塩と
反応することができる。この場合に必要な置換ア
デニンは、6−メチルメルカプトプリン又は6−
クロロプリンを対応するアミンと共に加熱するこ
とによつて得られる。 上述の第一の合成経路にそつてつくられる5−
(9−アデニル)−、及び5−(6−N−置換−9
−アデニル)−イソヘキシド誘導体は、1,4;
3,6−ジアンヒドロヘキシトール環の2位又は
5位にフリーの水酸基を有する。このフリーの水
酸基を、既知の方法で硝酸、硝化酸、又は硝酸と
氷酢酸/無水酢酸との混合物によつてエステル化
することによつて一般式laないしleで示される対
応するモノ硝酸塩を得ることができる。 従つて、9−アデニル−又は6−N−モノ置換
−9−アデニルイソヘキシド−ナイトレートの場
合には、これらを、炭素数2ないし7の脂肪族モ
ノカルボン酸(通常メチル基で置換されている)
の酸塩化物又は酸無水物、例えばピバロイルクロ
リド、酢酸クロリド、無水酢酸等と反応させるこ
とによつて、シヨツテン−バウママン反応又はア
インホルン変形反応により対応するアシル誘導体
をつくることができる。 イソヘキシドを、スルホン酸クロリド、好まし
くはメタンスルホン酸クロリド又はトルエンスル
ホン酸クロリドと反応させて、対応するモノアシ
ル−1,4;3,6−ジアンヒドロヘキシトール
に転化する、この発明の化合物を製造するため
の、この発明の上述した第一の合成経路には次の
ような欠点がある。すなわち、アシル化によつて
生成されるものは5−O−アシル誘導体又は2−
O−アシル誘導体だけではなく、2,5−ジアシ
ル誘導体も生成されるということである。従つ
て、イソイジド及びイソマンニド誘導体の場合に
は、モノアシル化合物をジアシル化合物から分離
しなければならず、磁一方ジアシレートの他に二
つの異なるモノアシレート誘導体の立体異性体が
存在するイソソルビドの場合には、所望のアシレ
ートを三種のアシレートの混合物から分離しなけ
ればならない。このアシレート混合物の分離は、
分別結晶、分別抽出、又は他の既知の方法によつ
て行なうことができる。 しかしながら、5−プリニルイソイジドに至る
第二の合成経路を用いれば、この手間と時間のか
かるアシレート混合物の分離をなくすことができ
る。第二の合成経路とは次のようなものである。
すなわち、先ず1,4;3,6−ジアンヒドロ−
D−グルシトールを過剰のスルホン酸クロリド、
好ましくはメタンスルホン酸クロリド又はトルエ
ンスルホン酸クロリドと、ピリジン又はクロロホ
ルム/トリエチレンアミン中で反応させることに
よつて対応する1,2;3,6−ジアンヒドロ−
D−グルシトール−2,5−ジアシレートを得
る。次にこのジアシレートを、第一の合成経路の
ところで記載したのと同じ条件下で、6−N−置
換−アデニン又はテオフイリンのアルカリ金属塩
と反応させる。この反応では、2−エキソ位の置
換における上述の立体障害の故に、5位の炭素原
子の立体配置の反転が起こる場合には5−エンド
−アシレート基のみが、対応するプリン基によつ
て置換されるのである。従つて、この反応によつ
て5−(9−アデニル)−、または5−(6−N−
置換−アデニル)−5−デソキシ−1,4;3,
6−ジアンヒドロ−L−イジトール−2−アシレ
ートが得られ、これを加水分解することによつ
て、それぞれ対応するアデニル−、置換アデニル
−、又はテオフイリニル−イソイジド誘導体と
し、さらに第一の合成経路の場合と同様な既知の
方法でこれを硝酸、硝化酸、又は硝酸と氷酢酸/
無水酢酸との混合物と反応させてエステル化し、
必要な場合にはさらに第一の合成経路の場合と同
様に6−N位をアシル化する。 イソソルビドジアシレートの2−エキソ−アシ
レート基の求核置換における立体障害の程度は温
度依存性である。従つて、この発明によると、対
応するジアシレートから可能な限り量論的な量の
プリニル−イソイジドモノアシレートを得るため
に、反応を好ましくは80ないし100℃の温度下で
行なう。なぜなら、100℃を超える温度下では、
わずかではあるといえども、2−エキソ−アシル
基が、用いられるプリン誘導体によつてアタツク
されるからである。この場合、溶媒としてはジメ
チルスルホキシド又はジメチルホルムアミドを用
いることが好ましい。 この発明の化合物を生理学的に許容できる塩に
変えるためには、カルボン酸及びスルホン酸、例
えばマロン酸、コハク酸、乳酸、酒石酸、リンゴ
酸、安息香酸、サリチル酸、クエン酸、アスコル
ビン酸、ニコチン酸、及びp−トルエンスルホン
酸のような有機酸並びにハロゲン化水素酸やリン
酸のような無機酸及び鉱酸を用いることができ
る。遊離の塩基は、強塩基、例えば水酸化ナトリ
ウム又は水酸化カリウムで処理することによつて
酸付加塩から再び遊離させることができる。 さらに、通常の担体や添加物質に加えてこの発
明の化合物又はその生理学的に許容できる塩を少
なくとも一種類含む薬剤組成物もまたこの発明の
対象である。これらの組成物はヒトの医療及び獣
医療に用いることができる。従来からの担体物質
としては、例えば、水、植物油、ポリエチレング
リコール、グリセロールエステル、ゼラチン、ラ
クトースや殿粉のような炭水化物、ステアリン酸
マグネシウム、タルカムパウダー、ワセリン等が
挙げられる。従来からの添加物質としては、例え
ば保存料、安定剤、潤滑剤、吸湿剤、乳化剤、生
理学的に許容できる塩、緩衝物質、着色剤、香料
などが挙げられる。どの担体や添加物質を用いる
かは、その化合物の投与経路が経口的か、非経口
的か、局部的かによつて左右される。 この発明の化合物はまた、他の活性物質、例え
ばビタミン又は市販の心臓循環剤、特にβ−レセ
プターブロツカーとの混合物として用いることが
できる。 薬剤組成物の例 それぞれ5mgの活性物質を含むそれぞれ100mg
の錠剤をつくるために次のものを用いる。 5gの塩酸5−(9−アデニル)−5−デソキ
シ−1,4;3,6−ジアンドロ−L−イジト
ール半水塩 54gの微結晶セルロース 20gのラクトース 20gのトウモロコシ殿粉 0.5gのコロイド性ケイ酸 0.6gのステアリン酸マグネシウム ないしの物質を10分間乾燥かくはんし、こ
の混合物を次に及びに加え、さらに10分間か
くはんし、このようにして得られた粉末を錠剤製
造機でプレスしてそれぞれ100mgの錠剤をつくる。 次の実施例で述べるこの発明の化合物及び中間
生成物は、それぞれ薬剤組成物をつくるために特
に適したものである。 実施例中の略号は次の意味を有する。 m.p.=融点 d=密度 〔α〕25 D=25℃におけるナトリウムD線の旋光度 旋光度を記載した次に、カツコ書きでその濃度
及び用いた溶媒を例えば(c1;水)のように示し
た。この場合は濃度1g/100mlの水溶液を示し
ている。 実施例 1 5−(9−アデニル)−5−デソキシ−1,4;
3,6−ジアンヒドロ−L−イジトール−2−
ナイトレート: (a) 1,4;3,6−ジアンヒドロ−D−グルシ
トール−2−メタンスルホネート、5−メタン
スルホネート: 24のピリジンに溶けた4.82Kg(33モル)の
1,4;3,6−ジアンヒドロ−D−グルシト
ールに、除湿した環境下で、−15℃に冷却し、
かくはんしながら一滴ずつ数時間に渡つて3.1
(40モル)のメタンスルホン酸クロリドを加
え、さらに冷却せずに15分間かくはんした。次
に減圧下でピリジンを蒸発させ、その油状の残
渣に15の水を加え煮沸し、放冷した。これを
吸引ろ過し、結晶沈殿を4の水で洗い、乾燥
させると2.22Kg(7.43モル)の1,4;3,6
−ジアンヒドロ−D−グルシトール−2,5−
ジメタンスルホネートが得られた。水冷、かく
はんしながらろ液を約1.5Kgの水酸化ナトリウ
ムで中和し、真空下で70℃で水分を蒸発させて
乾燥させた。この乾燥残渣を計30のクロロホ
ルムで連続的に加熱抽出し、抽出物を保温ろう
とでろ過した。この抽出物を20℃で15時間放置
し、吸引ろ過によつて結晶沈殿を回収し、2
のクロロホルムで2回洗い、乾燥させると2.3
Kg(10.26モル)の1,4;3,6−ジアンヒ
ドロ−D−グルシトール−5−メタンスルホネ
ートが得られた。この2つのろ液をまとめて1
つにし、減圧下で蒸発させて残渣を22の温エ
タノールに溶かした。これを20℃で15時間放置
し、吸引ろ過で結晶沈殿を回収し、これを3
のエタノールで2回洗い、乾燥させると0.65Kg
(2.90モル)の1,4;3,6−ジアンヒドロ
−D−グルシトール−2−メタンスルホネート
が得られた。ろ液を蒸発させると、モノメタン
スルホネートの2つの異性体混合物(これは必
要に応じ、クロロホルムとエタノールからの抽
出を交互に繰り返すことによつて、又はピリジ
ン中でメタンスルホン酸クロリドでエステル化
することによつて、さらに分離することができ
る)を完全に1,4;3,6−ジアンヒドロ−
D−グルシトール−2,5−ジメタンスルホネ
ートに転化した。再結晶後、それぞれのメタン
スルホネートを分析すると正確な元素分析値が
得られた。融点と旋光度を第1表に示す。
【表】
ネート ルム
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (ただし、R1及びR2は互いに独立で、 (a) 水素原子、 (b) 炭素数1ないし7の直鎖状若しくは分枝状ア
ルキル基、又は (c) アルキル基の炭素数が1ないし7であるω−
フエニルアルキル基(フエニル環のパラ位がハ
ロゲンで置換されたものを含む)、あるいは (d) R1が(a)ないし(c)の基であり、R2は炭素数1
ないし7の脂肪族モノカルボン酸のアシル基、
あるいは (e) R1及びR2は、これらが結合している窒素原
子と共に、非芳香族環式第二級アミン(さらに
異原子を含むものを含む)を形成する)で表わ
されるアデニルデソキシ−1,4;3,6−ジ
アンヒドロヘキシトールナイトレート化合物及
びこれらの生理学的に許容できる酸付加塩。 2 一般式 (ただし、R1及びR2は互いに独立で、 (a) 水素原子、 (b) 炭素数1ないし7の直鎖状若しくは分枝状ア
ルキル基、又は (c) アルキル基の炭素数が1ないし7であるω−
フエニルアルキル基(フエニル環のパラ位がハ
ロゲンで置換されたものを含む)、あるいは (d) R1が(a)ないし(c)の基であり、R2は炭素数1
ないし7の脂肪族モノカルボン酸のアシル基、
あるいは (e) R1及びR2は、これらが結合している窒素原
子と共に、非芳香族環式第二級アミン(さらに
異原子を含むものを含む)を形成する)で表わ
される5−(9−アデニル)−5−デソキシ−
1,4;3,6−ジアンヒドロ−L−イジトー
ル−2−ナイトレート及びその生理学的に許容
できる酸付加塩である特許請求の範囲第1項記
載の化合物及びその酸付加塩。 3 一般式 (ただし、R1及びR2は互いに独立で、 (a) 水素原子、 (b) 炭素数1ないし7の直鎖状若しくは分枝状ア
ルキル基、又は (c) アルキル基の炭素数が1ないし7であるω−
フエニルアルキル基(フエニル環のパラ位がハ
ロゲンで置換されたものを含む)、あるいは (d) R1が(a)ないし(c)の基であり、R2は炭素数1
ないし7の脂肪族モノカルボン酸のアシル基、
あるいは (e) R1及びR2は、これらが結合している窒素原
子と共に、非芳香族環式第二級アミン(さらに
異原子を含むものを含む)を形成する)で表わ
される2−(9−アデニル)−2−デソキシ−
1,4;3,6−ジアンヒドロ−D−グルシト
ール−5−ナイトレート及びその生理学的に許
容できる酸付加塩である特許請求の範囲第1項
記載の化合物及びその酸付加塩。 4 一般式 (ただし、R1及びR2は互いに独立で、 (a) 水素原子、 (b) 炭素数1ないし7の直鎖状若しくは分枝状ア
ルキル基、又は (c) アルキル基の炭素数が1ないし7であるω−
フエニルアルキル基(フエニル環のパラ位がハ
ロゲンで置換されたものを含む)、あるいは (d) R1が(a)ないし(c)の基であり、R2は炭素数1
ないし7の脂肪族モノカルボン酸のアシル基、
あるいは (e) R1及びR2は、これらが結合している窒素原
子と共に、非芳香族環式第二級アミン(さらに
異原子を含むものを含む)を形成する)で表わ
される5−(9−アデニル)−5−デソキシ−
1,4;3,6−ジアンヒドロ−D−グルシト
ール−2−ナイトレート及びその生理学的に許
容できる酸付加塩である特許請求の範囲第1項
記載の化合物及びその酸付加塩。 5 5−(9−アデニル)−5−デソキシ−1,
4;3,6−ジアンヒドロ−L−イジトール−2
−ナイトレートである特許請求の範囲第1項記載
の化合物。 6 5−(6−メチルアミノプリン−9−イル)−
5−デソキシ−1,4;3,6−ジアンヒドロ−
L−イジトール−2−ナイトレートである特許請
求の範囲第1項記載の化合物。 7 5−(6−ジメチルアミノプリン−9−イル)
−5−デソキシ−1,4;3,6−ジアンヒドロ
−L−イジトール−2−ナイトレートである特許
請求の範囲第1項記載の化合物。 8 5−(6−エチルアミノプリン−9−イル)−
5−デソキシ−1,4;3,6−ジアンヒドロ−
L−イジトール−2−ナイトレートである特許請
求の範囲第1項記載の化合物。 9 5−(6−ピロリジノプリン−9−イル)−5
−デソキシ−1,4;3,6−ジアンヒドロ−L
−イジトール−2−ナイトレートである特許請求
の範囲第1項記載の化合物。 10 5−(6−ピペリジノプリン−9−イル)−
5−デソキシ−1,4;3,6−ジアンヒドロ−
L−イジトール−2−ナイトレートである特許請
求の範囲第1項記載の化合物。 11 5−(6−モルホリノプリン−9−イル)−
5−デソキシ−1,4;3,6−ジアンヒドロ−
L−イジトール−2−ナイトレートである特許請
求の範囲第1項記載の化合物。 12 5−〔6−(4−メチルピペラジノ)−プリ
ン−9−イル〕−5−デソキシ−1,4;3,6
−ジアンヒドロ−L−イジトール−2−ナイトレ
ートである特許請求の範囲第1項記載の化合物。 13 5−〔9(6−N−ピバロイル)−アデニル〕
−5−デソキシ−1,4;3,6−ジアンヒドロ
−L−イジトール−2−ナイトレートである特許
請求の範囲第1項記載の化合物。 14 5−〔9−(6−N−アセチル)−アデニル〕
−5−デソキシ−1,4;3,6−ジアンヒドロ
−L−イジトール−2−ナイトレートである特許
請求の範囲第1項記載の化合物。 15 5−(6−ベンジルアミノプリン−9−イ
ル)−5−デソキシ−1,4;3,6−ジアンヒ
ドロ−L−イジトール−2−ナイトレートである
特許請求の範囲第1項記載の化合物。 16 5−〔6−(3−フエニルプロピル)−アミ
ノプリン−9−イル〕−5−デソキシ−1,4;
3,6−ジアンヒドロ−L−イジトール−2−ナ
イトレートである特許請求の範囲第1項記載の化
合物。 17 2−(9−アデニル)−2−デソキシ−1,
4;3,6−ジアンヒドロ−D−グルシトール−
5−ナイトレートである特許請求の範囲第1項記
載の化合物。 18 5−{6−〔3−(4−クロロフエニル)−プ
ロピルアミノ〕−プリン−9−イル}−5−デソキ
シ−1,4;3,6−ジアンヒドロ−L−イジト
ール−2−ナイトレートである特許請求の範囲第
1項記載の化合物。 19 一般式 (ただし、R1及びR2は互いに独立で、 (a) 水素原子、 (b) 炭素数1ないし7の直鎖状若しくは分枝状ア
ルキル基、又は (c) アルキル基の炭素数が1ないし7であるω−
フエニルアルキル基(フエニル環のパラ位がハ
ロゲンで置換されたものを含む)、あるいは (d) R1が(a)ないし(c)の基であり、R2は炭素数1
ないし7の脂肪族モノカルボン酸のアシル基、
あるいは (e) R1及びR2は、これらが結合している窒素原
子と共に、非芳香環式第二級アミン(さらに異
原子を含むものを含む)を形成する)で表わさ
れるアデニルデソキシ−1,4;3,6−ジア
ンヒドロヘキシトールナイトレート化合物及び
これらの生理学的に許容できる酸付加塩の製造
方法であつて (A) L−イソイジド、D−イソソルビド、又は
D−イソマンニドをスルホン酸クロリドで対
応するモノ−O−アシル−1,4;3,6−
ジアンヒドロヘキシトールに転化し、 (B) これを、アデニン、6−N−置換−アデニ
ン、6−メチルメルカプトプリン、及び6−
クロロプリンから成る群より選ばれるものの
アルカリ金属塩と反応させて、置換位の立体
配置が反転した、対応するモノプリニル−
1,4;3,6−ジアンヒドロヘキシトール
を得、 (C) 該モノプリニル−1,4;3,6−ジアン
ヒドロヘキシトールのアデニン残基の6−メ
チルメルカプト基又は6−塩素原子を、炭素
数1ないし7の直鎖状又は分枝状アルキル基
を有する第一級又は第二級アルキルアミン、
アルキル基の炭素数が1ないし7のω−フエ
ニルアルキルアミン(フエニル環のパラ位が
ハロゲンで置換されたものを含む)、及び非
芳香族環式第二級アミン(さらに異原子を含
むものを含む)から成る群より選ばれるもの
と反応させ、 (D) 得られたアデニルデソキシ−1,4;3,
6−ジアンヒドロヘキシトールのフリーの水
酸基を既知の方法により、硝酸、硝化酸、又
は硝酸と氷酢酸無水酢酸混合物でエステル化
することによつて対応するモノナイトレート
を得、 (E) 場合によつてはアデニン残基の6−アミノ
基又はモノ置換6−アミノ基を既知の方法で
炭素数2ないし7の脂肪族モノカルボン酸と
反応させて6−アミノアシル基を与えること
から成る、前記化合物の製造方法。 20 一般式 (ただし、R1及びR2は互いに独立で、 (a) 水素原子、 (b) 炭素数1ないし7の直鎖状若しくは分枝状ア
ルキル基、又は (c) アルキル基の炭素数が1ないし7であるω−
フエニルアルキル基(フエニル環のパラ位がハ
ロゲンで置換されたものを含む)、あるいは (d) R1が(a)ないし(c)の基であり、R2は炭素数1
ないし7の脂肪族モノカルボン酸のアシル基、
あるいは (e) R1及びR2は、これらが結合している窒素原
子と共に、非芳香族環式第二級アミン(さらに
異原子を含むものを含む)を形成する)で表わ
される2−(9−アルデニル)−2−デソキシ−
1,4;3,6−ジアンヒドロ−D−グルシト
ール−5−ナイトレート及びその生理学的に許
容できる酸付加塩である特許請求の範囲第1項
記載の化合物及びその酸付加塩の製造方法であ
つて、(9−アデニル)−5−デソキシ−1,
4;3,6−ジアンヒドロ−L−イジトール−
2−アシレートを得、 これの2−アシレート基を酸又は塩基によつ
て加水分解し、 得られた5−(9−アデニル)−5−デソキシ
−1,4;3,6−ジアンヒドロ−L−イジト
ールにさらに特許請求の範囲第19項記載の(D)
及び(E)の処理を行う、 前記化合物の製造方法。 21 D−イソソルビド−5−アシレート又はD
−イソマンニド−2−アシレートと、アデニン、
6−N−置換−アデニン、6−メチルメルカプト
プリン、又は6−クロロプリンのアルカリ金属塩
との反応を二極性の非プロトン性溶媒中で、80℃
ないし130℃の温度下で、不活性なガス雰囲気中
で行なう特許請求の範囲第19項に記載の方法。 22 二極性の非プロトン性溶媒は、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、テトラメチ
ル尿素、ジアルキルグリコール及びジグリコール
エーテルから成る群より選ばれる特許請求の範囲
第21項記載の方法。 23 プリン残基の6−メチルカプト基又は6−
塩素原子と、アンモニア又は第一級若しくは第二
級アミンとの反応を100ないし170℃の温度下で、
2ないし20気圧の不活性なガス雰囲気中で行なう
特許請求の範囲第19項記載の方法。 24 前記反応は溶媒中で行なう特許請求の範囲
第23項記載の方法。 25 溶媒は低級アルコールである特許請求の範
囲第24項記載の方法。 26 D−イソソルビド−ジアシレートと、アデ
ニン、又は6−N−置換−アデニンのアルカリ金
属塩との反応を二極性の非プロトン性溶媒中で、
80ないし110℃の温度下で、不活性なガス雰囲気
中で行なう特許請求の範囲第23項に記載の方
法。 27 二極性の非プロトン性溶媒はジメチルホル
ムアミド又はジメチルスルホキシドである特許請
求の範囲第26項記載の方法。 28 一般式 (ただし、R1及びR2は互いに独立で、 (a) 水素原子、 (b) 炭素数1ないし7の直鎖状若しくは分枝状ア
ルキル基、又は (c) アルキル基の炭素数が1ないし7であるω−
フエニルアルキル基(フエニル環のパラ位がハ
ロゲンで置換されたものを含む)、あるいは (d) R1が(a)ないし(c)の基であり、R2は炭素数1
ないし7の脂肪族モノカルボン酸のアシル基、
あるいは (e) R1及びR2は、これらが結合している窒素原
子と共に、非芳香族環式第二級アミン(さらに
異原子を含むものを含む)を形成する)で表わ
されるアデニルデソキシ−1,4;3,6−ジ
アンヒドロヘキシトールナイトレート化合物又
はこれらの生理学的に許容できる酸付加塩、並
びに担体及び添加物質を含む冠状動脈疾患治療
薬。 29 一般式 (ただし、R1及びR2は互いに独立で、 (a) 水素原子、 (b) 炭素数1ないし7の直鎖状若しくは分枝状ア
ルキル基、又は (c) アルキル基の炭素数が1ないし7であるω−
フエニルアルキル基(フエニル環のパラ位がハ
ロゲンで置換されたものを含む)、あるいは (d) R1が(a)ないし(c)の基であり、R2は炭素数1
ないし7の脂肪族モノカルボン酸のアシル基、
あるいは (e) R1及びR2は、これらが結合している窒素原
子と共に、非芳香族環式第二級アミン(さらに
異原子を含むものを含む)を形成する)で表わ
される5−(9−アデニル)−5−デソキシ−
1,4;3,6−ジアンヒドロ−L−イジトー
ル−2−ナイトレート又はその生理学的に許容
できる酸付加塩、並びに担体及び添加物質を含
む第28項記載の冠状動脈疾患治療薬。 30 一般式 (ただし、R1及びR2は互いに独立で、 (a) 水素原子、 (b) 炭素数1ないし7の直鎖状若しくは分枝状ア
ルキル基、又は (c) アルキル基の炭素数が1ないし7であるω−
フエニルアルキル基(フエニル環のパラ位がハ
ロゲンで置換されたものを含む)、あるいは (d) R1が(a)ないし(c)の基であり、R2は炭素数1
ないし7の脂肪族モノカルボン酸のアシル基、
あるいは (e) R1及びR2は、これらが結合している窒素原
子と共に、非芳香族環式第二級アミン(さらに
異原子を含むものを含む)を形成する)で表わ
される2−(9−アデニル)−2−デソキシ−
1,4;3,6−ジアンヒドロ−D−グルシト
ール−5−ナイトレート又はその生理学的に許
容できる酸付加塩、並びに担体及び添加物質を
含む第28項記載の冠状動脈疾患治療薬。 31 一般式 (ただし、R1及びR2は互いに独立で、 (a) 水素原子、 (b) 炭素数1ないし7の直鎖状若しくは分枝状ア
ルキル基、又は (c) アルキル基の炭素数が1ないし7であるω−
フエニルアルキル基(フエニル環のパラ位がハ
ロゲンで置換されたものを含む)、あるいは (d) R1が(a)ないし(c)の基であり、R2は炭素数1
ないし7の脂肪族モノカルボン酸のアシル基、
あるいは (e) R1及びR2は、これらが結合している窒素原
子と共に、非芳香族環式第二級アミン(さらに
異原子を含むものを含む)を形成する)で表わ
される5−(9−アデニル)−5−デソキシ−
1,4;3,6−ジアンヒドロ−D−グルシト
ール−2−ナイトレート又はその生理学的に許
容できる酸付加塩、並びに担体及び添加物質を
含む第28項記載の冠状動脈疾患治療薬。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19803028273 DE3028273A1 (de) | 1980-07-25 | 1980-07-25 | Durch purinbasen substituierte 1.4;3.6-dianhydro-hexit-nitrate |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5764700A JPS5764700A (en) | 1982-04-19 |
| JPH0247476B2 true JPH0247476B2 (ja) | 1990-10-19 |
Family
ID=6108126
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56116321A Granted JPS5764700A (en) | 1980-07-25 | 1981-07-24 | 1,4;3,6-dianhydrohexitol substituted with purine base, manufacture and drug composition |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US4479951A (ja) |
| EP (1) | EP0044928B1 (ja) |
| JP (1) | JPS5764700A (ja) |
| AT (1) | ATE12117T1 (ja) |
| CA (1) | CA1190544A (ja) |
| DE (1) | DE3028273A1 (ja) |
| ES (1) | ES503486A0 (ja) |
Families Citing this family (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3028288A1 (de) * | 1980-07-25 | 1982-02-25 | Fa. Dr. Willmar Schwabe, 7500 Karlsruhe | Gegebenenfalls n-substituierte aminodesoxy-1.4;3.6-dianhydro-hexit-derivate, verfahren zu ihrer herstellung und deren verwendung |
| JPS6094992A (ja) * | 1983-10-28 | 1985-05-28 | Sankyo Co Ltd | グリゼオ−ル酸誘導体 |
| DE3421072A1 (de) * | 1984-06-06 | 1985-12-12 | Heinrich Mack Nachf., 7918 Illertissen | 1,4:3,6-dianhydro-hexit-derivate, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung als arzneimittel |
| DE8817122U1 (de) * | 1988-12-22 | 1993-02-04 | Boehringer Ingelheim Kg, 55218 Ingelheim | Neue Xanthinderivate mit Adenosinantogenistischer Wirkung |
| CA2014520C (en) * | 1989-04-17 | 1996-07-16 | Fumio Suzuki | Hexitol derivatives |
| EP0538194B1 (de) * | 1991-10-17 | 1997-06-04 | Novartis AG | Bicyclische Nukleoside, Oligonukleotide, Verfahren zu deren Herstellung und Zwischenprodukte |
| WO1994002497A1 (en) * | 1992-07-15 | 1994-02-03 | The United States Of America, Represented By The Secretary, Department Of Health And Human Services | Sulfo-derivatives of adenosine |
| ES2132419T3 (es) | 1993-07-23 | 1999-08-16 | Merrell Pharma Inc | Nuevos agentes de nucleosidos 9-n-biciclicos utiles como inhibidores selectivos de citocinas proinflamatorias. |
| US5994361A (en) * | 1994-06-22 | 1999-11-30 | Biochem Pharma | Substituted purinyl derivatives with immunomodulating activity |
| US5786360A (en) | 1996-11-19 | 1998-07-28 | Link Technology Incorporated | A1 adenosine receptor antagonists |
| EP1601649A4 (en) * | 2003-02-19 | 2009-03-04 | Endacea Inc | A1-adenosine receptor antagonistic |
| US7247639B2 (en) * | 2003-06-06 | 2007-07-24 | Endacea, Inc. | A1 adenosine receptor antagonists |
| US20090068101A9 (en) * | 2003-06-09 | 2009-03-12 | Endacea, Inc. | A1 Adenosine Receptor Antagonists |
| US8127691B2 (en) * | 2004-03-03 | 2012-03-06 | Fitzpatrick Technologies, Llc | SMC pallet |
| US20060081158A1 (en) * | 2004-10-19 | 2006-04-20 | Fitzpatrick Technologies, L.L.C. | Pultrusion pallet |
| US20070017422A1 (en) * | 2005-07-19 | 2007-01-25 | Fitzpatrick Technologies, Llc | Pallet with composite components |
| US20070017423A1 (en) * | 2005-07-19 | 2007-01-25 | Ingham Terry L | Pallet With Recycled Components |
| WO2009042872A1 (en) * | 2007-09-26 | 2009-04-02 | Fitzpatrick Technologies | Pallet with lead board |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2852506A (en) * | 1955-10-31 | 1958-09-16 | American Cyanamid Co | Method of preparing aminodeoxyglycosidopurines |
| US3886186A (en) * | 1971-04-29 | 1975-05-27 | American Home Prod | Mononitrate esters of 1,4:3,6-dianhydro-d-glucitol |
| US4000137A (en) * | 1975-06-10 | 1976-12-28 | American Home Products Corporation | Antitumor derivatives of periodate-oxidized nucleosides |
| US4087603A (en) * | 1976-09-27 | 1978-05-02 | Eli Lilly And Company | Antifungal antibiotics |
| US4065488A (en) * | 1977-02-24 | 1977-12-27 | American Home Products Corporation | Process for preparing 1,4:3,6-dianhydro-D-glucitol 2-nitrate |
| JPS55113786A (en) * | 1979-02-23 | 1980-09-02 | Toyo Jozo Co Ltd | Novel substance, nepranosin b or f and its preparation |
| IL59664A0 (en) * | 1979-04-05 | 1980-06-30 | Wuelfing J Kg | Xanthine derivatives,process for their preparation and their use in pharmaceutical compositions |
| DE3028272A1 (de) * | 1980-07-25 | 1982-02-25 | Fa. Dr. Willmar Schwabe, 7500 Karlsruhe | Durch purinbasen substituierte alkylamino-desoxy-1.4;3.6-dianhydro-hexit-nitrate, verfahren zu ihrer herstellung und pharmazeutische zubereitung |
-
1980
- 1980-07-25 DE DE19803028273 patent/DE3028273A1/de active Granted
-
1981
- 1981-06-11 AT AT81104476T patent/ATE12117T1/de not_active IP Right Cessation
- 1981-06-11 EP EP81104476A patent/EP0044928B1/de not_active Expired
- 1981-06-29 ES ES503486A patent/ES503486A0/es active Granted
- 1981-07-08 CA CA000381368A patent/CA1190544A/en not_active Expired
- 1981-07-20 US US06/285,406 patent/US4479951A/en not_active Expired - Fee Related
- 1981-07-24 JP JP56116321A patent/JPS5764700A/ja active Granted
-
1984
- 1984-08-17 US US06/642,140 patent/US4622324A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ES8204994A1 (es) | 1982-05-16 |
| EP0044928B1 (de) | 1985-03-13 |
| US4479951A (en) | 1984-10-30 |
| ATE12117T1 (de) | 1985-03-15 |
| DE3028273A1 (de) | 1982-02-25 |
| EP0044928A1 (de) | 1982-02-03 |
| US4622324A (en) | 1986-11-11 |
| DE3028273C2 (ja) | 1989-12-14 |
| ES503486A0 (es) | 1982-05-16 |
| JPS5764700A (en) | 1982-04-19 |
| CA1190544A (en) | 1985-07-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0247476B2 (ja) | ||
| JP7627974B2 (ja) | Cdk7キナーゼ阻害剤として使用される化合物およびその適用 | |
| CN116234807B (zh) | 喹唑啉类化合物 | |
| JPH01168689A (ja) | K−252誘導体 | |
| JPH03173889A (ja) | キサンチン誘導体 | |
| JPS61246184A (ja) | ジアンヒドロヘキシツト誘導体、その製造方法およびその医薬としての用途 | |
| US20210403485A1 (en) | Pyrazolopyrimidine derivative as selective trk inhibitor | |
| PT89903B (pt) | Processo para a preparacao de derivados de purinil piperazina 6-substituida | |
| OA11661A (en) | Derivatives of isosorbid mononitrate, utilization as vasodilator agents with reduced tolerance. | |
| CZ396591A3 (en) | Enantiomers of 1,4-dihydropyridine process of their preparation and pharmaceutical compositions prepared therefrom | |
| US7371737B2 (en) | 2-substituted-6-trifluoromethyl purine derivatives with adenosine-A3 antagonistic activity | |
| KR20250086779A (ko) | 치환 피페라진 유도체의 결정 및 이의 제조 방법 | |
| US20170027945A1 (en) | Novel Compounds | |
| AU2018238996B2 (en) | Pharmaceutical composition for preventing and treating glaucoma, containing adenosine derivative | |
| CA1186687A (en) | Alkylaminodesoxy-1.4;3.6-dianhydrohexitol nitrates substituted by purine bases, processes for their preparation and pharmaceutical compositions | |
| CA2579302A1 (en) | 2-substituted-6-trifluoromethyl purine derivatives with adenosine-a3 antagonistic activity | |
| JP2954647B2 (ja) | ヘキシトール誘導体 | |
| CA1184916A (en) | 2-0- and 5-0-substituted 1.4;3.6-dianhydrohexitol mononitrates, processes for their preparation and pharmaceutical composition | |
| JPS637550B2 (ja) | ||
| JPS62270586A (ja) | イソヘキシドヌクレオシドおよびその組成物 | |
| EP0290885A2 (en) | 1,4:3,6-Dianhydrosorbitol 2-mono-nitrate and 5-mononitrate esters, a process for the preparation thereof and pharmaceutical compositions therefrom | |
| JPS5951263A (ja) | 硝酸ピリジルアルキルエステル化合物、その製造法およびそれを含有する医薬製剤 | |
| CS198166B2 (en) | Method of producing new 1,1-disubstituted octahydroindolo/2,3-a/quinolizines | |
| JPH0225910B2 (ja) | ||
| HAYASHI et al. | 1, 4: 3, 6-Dianhydrohexitol nitrate derivatives. I. Synthesis and antianginal activity of alkylpiperazine derivatives |