JPH0260596A - 新規物質bq180b、その使用および製造 - Google Patents
新規物質bq180b、その使用および製造Info
- Publication number
- JPH0260596A JPH0260596A JP21035088A JP21035088A JPH0260596A JP H0260596 A JPH0260596 A JP H0260596A JP 21035088 A JP21035088 A JP 21035088A JP 21035088 A JP21035088 A JP 21035088A JP H0260596 A JPH0260596 A JP H0260596A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bq180b
- culture
- strain
- bqlgob
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の背景〕
技術分野
本発明は新規物質に、さらに詳しくは抗腫瘍性を有する
化合物BQ180Bに関する。
化合物BQ180Bに関する。
先行技術
抗腫瘍物質に関してはすでに多数のものが医薬として実
用化されている。一般に化学物質の生理活性はその化学
構造に依存するところが大きいため、抗腫瘍性を有する
新規な化合物に対しては不断の希求があると言えよう。
用化されている。一般に化学物質の生理活性はその化学
構造に依存するところが大きいため、抗腫瘍性を有する
新規な化合物に対しては不断の希求があると言えよう。
要旨
本発明は上記の希求に応えるものである。
すなわち、本発明による新規物質BQ180Bは次の一
般式(1)で示されるものである。
般式(1)で示されるものである。
本発明は、また、この物質の使用に関する。
すなわち、本発明による抗腫瘍剤は、次式(1)で示さ
れる化合物BQ180Bを有効成分とするものである。
れる化合物BQ180Bを有効成分とするものである。
本発明は、さらにまた、この物質の製造法に関する。
すなわち、本発明による次式(1)で示されるBQ18
0Bの製造法は、ストレプトミセス属に属し、BQ18
0Bの生産能を有する菌株を適当な培地で好気的に培養
し、その培養物よりBQ180Bを得ることを特徴とす
るものである。
0Bの製造法は、ストレプトミセス属に属し、BQ18
0Bの生産能を有する菌株を適当な培地で好気的に培養
し、その培養物よりBQ180Bを得ることを特徴とす
るものである。
新規物質BQ180B
化学構造
本発明による新規物質BQ180Bは、前記の式(I)
で示される化学構造を有する。
で示される化学構造を有する。
これらの化学構造は、次のようにして決定されたもので
ある。
ある。
BQ180Bのプロトン核磁気共鳴スペクトル(第3図
)および炭素13核磁気共鳴スペクトル(第4図)から
推定される化学構造はβ−ルブロマイシン(β−rub
roBcin) (Il、Brockmann an
dA、Zeeck:Chem、Ber、、103.17
09−17213(1970))にきわめて類似してい
る。両者の物理化学的性質を比較したところ、BQ18
0BのFDマススペクトルから得られた分子量552が
β−ルブロマイシンより酸素原子1個分多いことと、N
MRスペクトルにおいて新たな水酸基に結合したメチン
のシグナルが観測されることより、BQ180Bはβ−
ルブロマイシンのヒドロキシ体と判明した。さらに、水
酸基の置換位置をNMRデータの詳細な解析により決定
し、BQ180Bの化学構造を前記の式(1)のように
決定した。
)および炭素13核磁気共鳴スペクトル(第4図)から
推定される化学構造はβ−ルブロマイシン(β−rub
roBcin) (Il、Brockmann an
dA、Zeeck:Chem、Ber、、103.17
09−17213(1970))にきわめて類似してい
る。両者の物理化学的性質を比較したところ、BQ18
0BのFDマススペクトルから得られた分子量552が
β−ルブロマイシンより酸素原子1個分多いことと、N
MRスペクトルにおいて新たな水酸基に結合したメチン
のシグナルが観測されることより、BQ180Bはβ−
ルブロマイシンのヒドロキシ体と判明した。さらに、水
酸基の置換位置をNMRデータの詳細な解析により決定
し、BQ180Bの化学構造を前記の式(1)のように
決定した。
物理化学的性状
(1)外 観 赤紫色粉末
(2)融点 218−223℃(202−208℃で黒
く変色) (3)溶解性 ジメチルスルホキシド、クロロホルム
に可溶、メタノール、エタノール、アセトン、酢酸エチ
ルに微溶、ヘキサン、水に不溶。
く変色) (3)溶解性 ジメチルスルホキシド、クロロホルム
に可溶、メタノール、エタノール、アセトン、酢酸エチ
ルに微溶、ヘキサン、水に不溶。
(4)Rf値(メルク社製「シリカゲル60F254」
使用) クロロホルム−メタノール(20:1)0、29 トルエン−メタノール(10:1) 0、08 (5)FDマススペクトル(m/z) 552(M) 第1図に示す。
使用) クロロホルム−メタノール(20:1)0、29 トルエン−メタノール(10:1) 0、08 (5)FDマススペクトル(m/z) 552(M) 第1図に示す。
230 (824) 、312 (403) 、348
(2B2) 、362 (208) 、512(118
)(メタノール中) (7)赤外吸収スペクトル(KBrディスク法)第2図
に示す。
(2B2) 、362 (208) 、512(118
)(メタノール中) (7)赤外吸収スペクトル(KBrディスク法)第2図
に示す。
(8)プロトン核磁気共鳴スペクトル(500メガヘル
ツ、重クロロホルム中) 第3図に示す。
ツ、重クロロホルム中) 第3図に示す。
(9)炭素13核磁気共鳴スペクトル(125メガヘル
ツ、重ジメチルスルホキシド中) 第4図に示す。
ツ、重ジメチルスルホキシド中) 第4図に示す。
BQ180Bの製造
概要
化合物BQ180Bは現在のところ微生物の培養によっ
てのみ得られているが、類縁化合物の合成化学的修飾に
よって製造することも、あるいは全合成化学的に製造す
ることもできよう。また、遺伝子工学的手法によること
もできよう。即ち、化合物BQ180B産生遺伝子を適
当な微生物に組み込み、この様な形質転換微生物を培養
し、この培養物から得ることも可能であろう。
てのみ得られているが、類縁化合物の合成化学的修飾に
よって製造することも、あるいは全合成化学的に製造す
ることもできよう。また、遺伝子工学的手法によること
もできよう。即ち、化合物BQ180B産生遺伝子を適
当な微生物に組み込み、この様な形質転換微生物を培養
し、この培養物から得ることも可能であろう。
微生物の培養による場合の菌株としては、例えばストレ
プトミセス属に属するBQ180B生産能を有するもの
が使用される。具体的には、本発明者らの分離したスト
レプトミセス・フルビシニス801808株がBQ18
0Bを生産することが本発明者らによって明らかにされ
ているが、その他の菌株については、抗生物質生産菌単
離の常法によって適当なものを自然界より分離すること
が可能である。また、ストレプトミセス・フルビシニス
801808株を含めてBQ180Bの生産菌を放射線
照射その他の変異処理に付して、BQ180Bの生産能
を高める余地も残されている。遺伝子工学的手法もまた
可能であることは前記したところである。
プトミセス属に属するBQ180B生産能を有するもの
が使用される。具体的には、本発明者らの分離したスト
レプトミセス・フルビシニス801808株がBQ18
0Bを生産することが本発明者らによって明らかにされ
ているが、その他の菌株については、抗生物質生産菌単
離の常法によって適当なものを自然界より分離すること
が可能である。また、ストレプトミセス・フルビシニス
801808株を含めてBQ180Bの生産菌を放射線
照射その他の変異処理に付して、BQ180Bの生産能
を高める余地も残されている。遺伝子工学的手法もまた
可能であることは前記したところである。
80180株
B Q 1.80 B生産能を有するストレプトミセス
属の菌株として本発明者らの見出している80180株
は、下記の内容のものである。
属の菌株として本発明者らの見出している80180株
は、下記の内容のものである。
■)由来および寄託番号
80180株はタイ国で採取した土壌から分離されたも
のであり、昭和63年7月4日に工業技術院微生物工業
技術研究所に寄託されて〔微工研条寄第1934号)(
FERM BP−1934)の番号を得ている。
のであり、昭和63年7月4日に工業技術院微生物工業
技術研究所に寄託されて〔微工研条寄第1934号)(
FERM BP−1934)の番号を得ている。
2)菌学的性状
80180株の菌学的性状は、以下のとおりである。
(1)形態
80180株はグルコース・アスパラギン寒天培地での
生育は貧弱であるが、その他の培地では良好に生育する
。気菌糸は、グルコース・アスパラギン寒天培地、シュ
ークロース硝酸寒天培地上では貧弱、オートミール寒天
培地上では中程度ないしやや貧弱であるが、その他の培
地では総じてよく着生する。基土菌糸より生じた気菌糸
は、単純分岐をなして伸長するが、胞子は比較的形成さ
れにくく、胞子の連鎖は5〜10個程度で、胞子鎖は直
鎖状、かぎ状が多いが、ループ状のものも見られる。ま
た、胞子の形は円筒形ないし卵形を呈し、大きさは0.
6〜0.8μmXQ、9〜1.2μmであり、その表面
は平滑である。
生育は貧弱であるが、その他の培地では良好に生育する
。気菌糸は、グルコース・アスパラギン寒天培地、シュ
ークロース硝酸寒天培地上では貧弱、オートミール寒天
培地上では中程度ないしやや貧弱であるが、その他の培
地では総じてよく着生する。基土菌糸より生じた気菌糸
は、単純分岐をなして伸長するが、胞子は比較的形成さ
れにくく、胞子の連鎖は5〜10個程度で、胞子鎖は直
鎖状、かぎ状が多いが、ループ状のものも見られる。ま
た、胞子の形は円筒形ないし卵形を呈し、大きさは0.
6〜0.8μmXQ、9〜1.2μmであり、その表面
は平滑である。
胞子嚢、鞭毛胞子、菌核などの特殊形態は認められない
。
。
(2)各種培地上の生育状態
80180株を各種培地にて27℃、3週間培養した結
果は、第1表に示すとおりである。
果は、第1表に示すとおりである。
(3)生理的性質
80180株の生理的性質は第2表に示すとおりである
。
。
(4)炭素源の利用性
80180株の炭素源の利用性(プリドハム・ゴツトリ
ーブ寒天培地上)は第3表に示すとおりである。
ーブ寒天培地上)は第3表に示すとおりである。
(5)ジアミノピメリン酸の分析
BQ180にの細胞壁構成アミノ酸の一つであるジアミ
ノピメリン酸を分析した結果、LL−ジアミノピメリン
酸が検出された。
ノピメリン酸を分析した結果、LL−ジアミノピメリン
酸が検出された。
以上の菌学的性状から、80180株はストレプトミセ
ス属に属すると判断され、以下のような特徴を有する。
ス属に属すると判断され、以下のような特徴を有する。
(i)胞子鎖は比較的形成されにくいが、主として直鎖
状、かぎ状、ループ状を呈し、胞子の表面は平滑である
。
状、かぎ状、ループ状を呈し、胞子の表面は平滑である
。
(if)気菌糸は、黄味白色〜黄茶色〜薄ピンク色〜明
るいオリーブ灰色であり、裏面の色は黄茶色〜黄味赤色
〜にぶ橙色〜薄橙色〜茶色などの色を示す。
るいオリーブ灰色であり、裏面の色は黄茶色〜黄味赤色
〜にぶ橙色〜薄橙色〜茶色などの色を示す。
(llj)ペプトン・イースト・鉄寒天培地およびトリ
プトン・イースト液体培地でメラニン様色素を生成する
が、チロシン寒天培地では色素を生成しない。
プトン・イースト液体培地でメラニン様色素を生成する
が、チロシン寒天培地では色素を生成しない。
上記性状よりl5P(インターナショナル・ストレプト
ミセス・プロジェクト)の記載(E、B。
ミセス・プロジェクト)の記載(E、B。
Shirling and D、Gottlleb:I
nt、J、5yst、Bact、、1g。
nt、J、5yst、Bact、、1g。
f39−189,279−392(1968)+ 19
.391−512(1909); 22285−394
(1972))およびバーシーズ・マニュアル・オブ・
デターミナティブ・バクテリオロジー(Bergey’
s Manual oroeterm+nativc
BaeteriO−1ogy)第8版(1974)を参
考に近縁な既知菌種を検索すると、ストレプトミセス・
フルビシムス(StrepLomyces rulv
:ssimus >が最も類似している。
.391−512(1909); 22285−394
(1972))およびバーシーズ・マニュアル・オブ・
デターミナティブ・バクテリオロジー(Bergey’
s Manual oroeterm+nativc
BaeteriO−1ogy)第8版(1974)を参
考に近縁な既知菌種を検索すると、ストレプトミセス・
フルビシムス(StrepLomyces rulv
:ssimus >が最も類似している。
そこで、80180株とストレプトミセス0フルビシム
スとを比較すると、直鎖状の胞子鎖と平滑な表面を有す
る胞子を形成する形態的特徴、ペプトン・イースト・鉄
寒天培地でメラニン様色素を生成する点、ならびに気菌
糸の色調、糖の資化性およびオートミール培地上で胞子
鎖が形成されにくい点などで、両者はよく一致する。相
違する点としては、80180株が、フラクトースを資
化しない点が挙げられる。
スとを比較すると、直鎖状の胞子鎖と平滑な表面を有す
る胞子を形成する形態的特徴、ペプトン・イースト・鉄
寒天培地でメラニン様色素を生成する点、ならびに気菌
糸の色調、糖の資化性およびオートミール培地上で胞子
鎖が形成されにくい点などで、両者はよく一致する。相
違する点としては、80180株が、フラクトースを資
化しない点が挙げられる。
以上のように80180株は、若干の相違はあるものの
、基本的性状においてストレプトミセス・フルビシムス
とよく一致することから、ストレプトミセス・フルビシ
ムスと同定するのが妥当である。したがって、8018
0株をストレプトミセス0フルビシムス(Strcpt
omyces fulvissim−第 1 表 第 2 表 第3表 +:利用する −二利用しない 培養/BQ180Bの生産 化合物BQ180Bは、ストレプトミセス属に属するB
Q180B生産菌を適当な培地で好気的に培養し、その
培養物から目的物を採取することによって製造すること
ができる。
、基本的性状においてストレプトミセス・フルビシムス
とよく一致することから、ストレプトミセス・フルビシ
ムスと同定するのが妥当である。したがって、8018
0株をストレプトミセス0フルビシムス(Strcpt
omyces fulvissim−第 1 表 第 2 表 第3表 +:利用する −二利用しない 培養/BQ180Bの生産 化合物BQ180Bは、ストレプトミセス属に属するB
Q180B生産菌を適当な培地で好気的に培養し、その
培養物から目的物を採取することによって製造すること
ができる。
培地は、BQ180B生産菌が利用しうる任意の栄養源
を含有するものでありうる。具体的には、例えば、炭素
源としてグルコース、シュークロース、マルトース、ス
ターチおよび浦脂類などが使用でき、窒素源として大豆
粉、綿実粕、乾燥酵母、酵母エキスおよびコーンステイ
ープリカーなどの有機物ならびにアンモニウム塩または
硝酸塩、たとえば硫酸アンモニウム、硝酸ナトリウムお
よび塩化アンモニウムなどの無機物が利用できる。また
、必要に応じて、塩化ナトリウム、塩化カリウム、燐酸
塩、重金属塩など無機塩類を添加することができる。発
酵中の発泡を抑制するために、常法に従って適当な消泡
剤、例えばシリコーン油を添加することもできる。
を含有するものでありうる。具体的には、例えば、炭素
源としてグルコース、シュークロース、マルトース、ス
ターチおよび浦脂類などが使用でき、窒素源として大豆
粉、綿実粕、乾燥酵母、酵母エキスおよびコーンステイ
ープリカーなどの有機物ならびにアンモニウム塩または
硝酸塩、たとえば硫酸アンモニウム、硝酸ナトリウムお
よび塩化アンモニウムなどの無機物が利用できる。また
、必要に応じて、塩化ナトリウム、塩化カリウム、燐酸
塩、重金属塩など無機塩類を添加することができる。発
酵中の発泡を抑制するために、常法に従って適当な消泡
剤、例えばシリコーン油を添加することもできる。
培養方法としては、一般に行われている抗生物質の生産
方法と同じく、好気的液体培養法が最も適している。培
養温度は20〜37℃が適当であるが、25〜30℃が
好ましい。この方法でBQlgOBの生産量は、振盪培
養、通気攪拌培養ともに培養5日間で最高に達する。
方法と同じく、好気的液体培養法が最も適している。培
養温度は20〜37℃が適当であるが、25〜30℃が
好ましい。この方法でBQlgOBの生産量は、振盪培
養、通気攪拌培養ともに培養5日間で最高に達する。
このようにしてBQlgOBの蓄積された培養物が得ら
れる。この培養物中では、BQlgOBはその一部は培
養ン戸液中に存在するが、その大部分は菌体中に存在す
る。
れる。この培養物中では、BQlgOBはその一部は培
養ン戸液中に存在するが、その大部分は菌体中に存在す
る。
このような培養物からBQlgOBを採取するには、合
目的的な任意の方法が利用可能である。
目的的な任意の方法が利用可能である。
そのひとつの方法は抽出の原理に基づくものであって、
具体的には、培養ン戸液中のBQlgOBについてはこ
れを水不混和性のBQ180B用溶媒(前記BQ180
Bの物理化学的性状の項参照)、例えばクロロホルムな
どで抽出する方法、あるいは菌体内のBQlgOBにつ
いては濾過、遠心分離などで得た菌体集体をメタノール
、エタノール、アセトンなどで処理して回収する方法な
どがある。
具体的には、培養ン戸液中のBQlgOBについてはこ
れを水不混和性のBQ180B用溶媒(前記BQ180
Bの物理化学的性状の項参照)、例えばクロロホルムな
どで抽出する方法、あるいは菌体内のBQlgOBにつ
いては濾過、遠心分離などで得た菌体集体をメタノール
、エタノール、アセトンなどで処理して回収する方法な
どがある。
菌体を分離せずに培養物そのままを上記の抽出操作に付
すこともできる。適当な溶媒を用いた向流分配法も抽出
の範鴫に入れることができる。
すこともできる。適当な溶媒を用いた向流分配法も抽出
の範鴫に入れることができる。
培養物からBQlgOBを採取する他のひとつの方法は
吸着の原理に基づくものであって、既に液状となってい
るBQ180B含有物、たとえば培養炉液あるいは上記
のようにして抽出操作を行うことによって得られる抽出
液を対象として、適当な吸着剤、たとえばシリカゲル、
活性炭、「ダイヤイオンHP−20J (三菱化成社
製)などを用いて目的のBQlgOBを吸着させ、その
後、適当な溶媒にて溶離させることによってBQlgO
Bを得ることかできる。このようにして得られたBQ1
80B溶液を減圧濃縮乾固すれば、BQ180B粗標品
が得られる。
吸着の原理に基づくものであって、既に液状となってい
るBQ180B含有物、たとえば培養炉液あるいは上記
のようにして抽出操作を行うことによって得られる抽出
液を対象として、適当な吸着剤、たとえばシリカゲル、
活性炭、「ダイヤイオンHP−20J (三菱化成社
製)などを用いて目的のBQlgOBを吸着させ、その
後、適当な溶媒にて溶離させることによってBQlgO
Bを得ることかできる。このようにして得られたBQ1
80B溶液を減圧濃縮乾固すれば、BQ180B粗標品
が得られる。
このようにして得られるBQlgOBの粗標品をさらに
精製するためには、上記の抽出法および吸着法にゲル濾
過法、高速液体クロマトグラフィーなどを必要に応じて
組合せて必要回数行えばよい。たとえば、シリカゲルな
どの吸着剤、「セファデックスLH−20J (ファ
ルマシア社製)などのゲル濾過剤を用いたカラムクロマ
トグラフィrYMCバック」 (山村科学社製)などを
用いた高速液体クロマトグラフィーおよび向流分配法を
適宜組合せて実施することができる。具体的には、たと
えば、BQ180B粗標品を「セファデックスLH−2
OJカラムに付し、クロロホルム−メタノール(1:
1)混合液で活性画分を溶出させ、濃縮乾固するとBQ
lgOBの純品が得られる。
精製するためには、上記の抽出法および吸着法にゲル濾
過法、高速液体クロマトグラフィーなどを必要に応じて
組合せて必要回数行えばよい。たとえば、シリカゲルな
どの吸着剤、「セファデックスLH−20J (ファ
ルマシア社製)などのゲル濾過剤を用いたカラムクロマ
トグラフィrYMCバック」 (山村科学社製)などを
用いた高速液体クロマトグラフィーおよび向流分配法を
適宜組合せて実施することができる。具体的には、たと
えば、BQ180B粗標品を「セファデックスLH−2
OJカラムに付し、クロロホルム−メタノール(1:
1)混合液で活性画分を溶出させ、濃縮乾固するとBQ
lgOBの純品が得られる。
BQlgOBの用途
本発明による化合物BQ180Bは、抗腫瘍活性を有す
るという点で有用である。
るという点で有用である。
生物活性
BQlgOBは腫瘍細胞に対して細胞増殖抑制活性を示
した。たとえばマウスB16メラノーマ細胞を5×10
4個/mlとなるように10%熱非働化仔牛血清を含む
RPM11640培地に浮遊させ、種々の濃度のBQl
gOBとともに37℃で2日間培養した後の50%増殖
阻害濃度(IC5o値)は、6.4μg/ralであっ
た。
した。たとえばマウスB16メラノーマ細胞を5×10
4個/mlとなるように10%熱非働化仔牛血清を含む
RPM11640培地に浮遊させ、種々の濃度のBQl
gOBとともに37℃で2日間培養した後の50%増殖
阻害濃度(IC5o値)は、6.4μg/ralであっ
た。
また、BQlgOBは腫瘍細胞を接種したマウスに対し
て延命効果を示した。たとえば、マウスB16メラノー
マ細胞8X10”個を腹腔内に接種したBDF1マウス
の腹腔内にBQlgOBを1.5.9白目に30111
g/ Kgずつ投与すると、対照群に対して127%の
延命が認められた。
て延命効果を示した。たとえば、マウスB16メラノー
マ細胞8X10”個を腹腔内に接種したBDF1マウス
の腹腔内にBQlgOBを1.5.9白目に30111
g/ Kgずつ投与すると、対照群に対して127%の
延命が認められた。
上記のように、本発明のBQlgOBは抗腫瘍性を示す
ことが明らかにされた。したがって、本発明のBQlg
OBは抗腫瘍剤として使用することができる。
ことが明らかにされた。したがって、本発明のBQlg
OBは抗腫瘍剤として使用することができる。
抗腫瘍剤
このように、本発明のBQlgOBは、動物の腫瘍、特
に悪性腫瘍、に対して抗腫瘍性を示すことが明らかにさ
れた。
に悪性腫瘍、に対して抗腫瘍性を示すことが明らかにさ
れた。
したがって、本発明化合物は抗腫瘍剤もしくは腫瘍治療
剤として使用することができる。
剤として使用することができる。
抗腫瘍剤としての本発明化合物は合目的的な任意の投与
経路で、また採用投与経路によって決る剤型で、投与す
ることができる。薬剤としては、製薬上許容される担体
あるいは希釈剤で希釈された形態が普通である。
経路で、また採用投与経路によって決る剤型で、投与す
ることができる。薬剤としては、製薬上許容される担体
あるいは希釈剤で希釈された形態が普通である。
抗腫瘍剤として本発明化合物を実際に投与する場合には
、これらを注射用蒸留水または生理食塩水に溶解して注
射する方法が代表的なもののひとつとして挙げられる。
、これらを注射用蒸留水または生理食塩水に溶解して注
射する方法が代表的なもののひとつとして挙げられる。
具体的には、動物の場合には腹腔内注射、皮下注射、静
脈または動脈への血管内注射および局所投与などの注射
による方法が、ヒトの場合は静脈または動脈への血管内
注射または注射による局所投与などの方法がある。
脈または動脈への血管内注射および局所投与などの注射
による方法が、ヒトの場合は静脈または動脈への血管内
注射または注射による局所投与などの方法がある。
本発明化合物の投与量は、動物試験の結果および種々の
状況を勘案して、連続的または間欠的に投与したときに
総投与量が一定量を越えないように定められる。具体的
な投与量は、投与方法、患者または被処理動物の状況、
たとえば年齢、体重、性別、感受性、食餌、投与時間、
併用する薬剤、患者またはその病気の程度に応じて変化
することは言うまでもなく、また一定の条件のもとにお
ける適量と投与回数は、上記指針をちととして専門医の
適量決定試験によって決定されなければならない。具体
的には、成人1日あたり0.1〜1g程度である。
状況を勘案して、連続的または間欠的に投与したときに
総投与量が一定量を越えないように定められる。具体的
な投与量は、投与方法、患者または被処理動物の状況、
たとえば年齢、体重、性別、感受性、食餌、投与時間、
併用する薬剤、患者またはその病気の程度に応じて変化
することは言うまでもなく、また一定の条件のもとにお
ける適量と投与回数は、上記指針をちととして専門医の
適量決定試験によって決定されなければならない。具体
的には、成人1日あたり0.1〜1g程度である。
実験例
種母の調製
使用した培地は、下記の組成の成分を1リツトルの水に
溶解してpH7,2に調整したものである。
溶解してpH7,2に調整したものである。
グルコース
麦芽エキス
酵母エキス
g
0g
g
上記培地1001を500m1のイボ付三角フラスコへ
分注し、殺菌後、これにストレプトミセス・フルビシム
スBQ180株(FERM BP−1934)をスラ
ントより1白金耳摺種し、これを27℃にて3日間振盪
培養したものを種母とした。
分注し、殺菌後、これにストレプトミセス・フルビシム
スBQ180株(FERM BP−1934)をスラ
ントより1白金耳摺種し、これを27℃にて3日間振盪
培養したものを種母とした。
培養
使用した培地は、下記の組成の成分を1リツトルの水に
溶解して、pH7,0に調整したものである。
溶解して、pH7,0に調整したものである。
グルコース 25 g
大豆粉 15g
乾燥酵母 2g
炭酸カルシウム 4g
上記培地を25リツトルずつ50リツトル容ジャーファ
ーメンタ−に分注殺菌したものへ、上記種母300m1
を添加し、27℃にて5日間、20Orpm 、0.4
VVMの通気攪拌培養を行った。
ーメンタ−に分注殺菌したものへ、上記種母300m1
を添加し、27℃にて5日間、20Orpm 、0.4
VVMの通気攪拌培養を行った。
BQ180Bの採取
上記の条件で培養後、培養液(50リツトル)を泪過し
、菌体を25リツトルのアセトンで抽出し、抽出液を5
リツトルに濃縮後、等量のクロロホルム−メタノール(
10:1)混液で抽出する。
、菌体を25リツトルのアセトンで抽出し、抽出液を5
リツトルに濃縮後、等量のクロロホルム−メタノール(
10:1)混液で抽出する。
この抽出液を、さきのアセトン抽出残渣をさらに25リ
ツトルのクロロホルム−メタノール(10:1)混液で
抽出したものと合わせ、15リツトルの水で洗浄後、こ
れに2倍量のへキサンを添加する。生じた沈澱を2リツ
トルのクロロホルムに溶解し、不溶物を除いた後、シリ
カゲル(和光純薬製「ワコーゲル C−200j)のカ
ラム(5cIIφX50cm)に吸着させ、クロロホル
ム−エタノール(100:1)で洗浄後、クロロホルム
−エタノール(50: 1)で溶出する。活性フラクシ
ョンを濃縮乾固するとBQ180Bの粗粉末を得る。
ツトルのクロロホルム−メタノール(10:1)混液で
抽出したものと合わせ、15リツトルの水で洗浄後、こ
れに2倍量のへキサンを添加する。生じた沈澱を2リツ
トルのクロロホルムに溶解し、不溶物を除いた後、シリ
カゲル(和光純薬製「ワコーゲル C−200j)のカ
ラム(5cIIφX50cm)に吸着させ、クロロホル
ム−エタノール(100:1)で洗浄後、クロロホルム
−エタノール(50: 1)で溶出する。活性フラクシ
ョンを濃縮乾固するとBQ180Bの粗粉末を得る。
この粗粉末を、再度シリカゲル・カラム(3c+++φ
X20cm)に吸着させ、クロロホルム−メタノール(
50:1)で展開する。活性フラクションを濃縮乾固し
、10Ifilのメタノールで4回洗浄する。残渣を少
量のクロロホルム−メタノール(10:1)混液に溶解
し、濃縮乾固するとBQ180Bの純品が得られる。
X20cm)に吸着させ、クロロホルム−メタノール(
50:1)で展開する。活性フラクションを濃縮乾固し
、10Ifilのメタノールで4回洗浄する。残渣を少
量のクロロホルム−メタノール(10:1)混液に溶解
し、濃縮乾固するとBQ180Bの純品が得られる。
第1図は、メタノール中でのBQ180Bの紫外吸収ス
ペクトルを模写したものである。 第2図は、BQ180BのKBrディスク法による赤外
吸収スペクトルを模写したものである。 第3図は、BQ180Bの重クロロホルム中における5
00.メガヘルツプロトン核磁気共鳴スペクトルを模写
したものである。 第4図は、BQ180Bの重ジメチルスルホキシド中に
おける125メガヘルツ炭素13核磁気共鳴スペクトル
を模写したものである。 出願人代理人 佐 藤 −雄
ペクトルを模写したものである。 第2図は、BQ180BのKBrディスク法による赤外
吸収スペクトルを模写したものである。 第3図は、BQ180Bの重クロロホルム中における5
00.メガヘルツプロトン核磁気共鳴スペクトルを模写
したものである。 第4図は、BQ180Bの重ジメチルスルホキシド中に
おける125メガヘルツ炭素13核磁気共鳴スペクトル
を模写したものである。 出願人代理人 佐 藤 −雄
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、次式( I )で示される化合物 BQ180B。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 2、次式( I )で示される化合物 BQ180Bを有効成分とする抗腫瘍剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 3、ストレプトミセス属に属し、 BQ180Bの生産能を有する菌株を適当な培地で好気
的に培養し、その培養物より化合物 BQ180Bを得ることを特徴とする、次式( I )で
示されるBQ180Bの製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I )
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21035088A JPH0260596A (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | 新規物質bq180b、その使用および製造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21035088A JPH0260596A (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | 新規物質bq180b、その使用および製造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0260596A true JPH0260596A (ja) | 1990-03-01 |
Family
ID=16587943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21035088A Pending JPH0260596A (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | 新規物質bq180b、その使用および製造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0260596A (ja) |
-
1988
- 1988-08-24 JP JP21035088A patent/JPH0260596A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH05123179A (ja) | 新規化合物ロイストロダクシン | |
| JPH06234693A (ja) | 新規イソテトラセノン系物質及びその製造法 | |
| GB2086394A (en) | B-galctosidase inhibitor designated gt-2558 and derivatives thereof and microorganism for use in their preparation | |
| JPH0260596A (ja) | 新規物質bq180b、その使用および製造 | |
| JP3066166B2 (ja) | 新規化合物hc34、その使用および製造 | |
| JPH03232887A (ja) | 新規物質bk97、その使用および製造 | |
| JP2706843B2 (ja) | 新規アントラキノン誘導体、その製造方法及び該誘導体を含有する抗腫瘍剤 | |
| JPH08239379A (ja) | 新規物質kr2827誘導体、その製造法および使用 | |
| JPH02221292A (ja) | 新規物質02―3、その使用および製造 | |
| JPH0259596A (ja) | 新規物質、その使用および製造 | |
| JP2879394B2 (ja) | ベンズアントラセン誘導体、該誘導体を含有する抗腫瘍剤及びその製造方法 | |
| US6245734B1 (en) | Physiologically active polyoxypeptin and deoxypolyoxypeptin and anticancer drugs containing the same | |
| JPS63203676A (ja) | 新規物質kr2827 | |
| JPH0665247A (ja) | 新規物質キノリドマイシン、その使用および製造 | |
| JPH01265893A (ja) | 新規物質k3619、その使用およびその製造 | |
| JPH0279987A (ja) | 新規物質al081、その使用および製造法 | |
| JPH04316573A (ja) | 新規化合物cf‐24、その使用および製造 | |
| JPH02229189A (ja) | 新規物質イノスタマイシン、その使用および製造 | |
| JPH06306074A (ja) | 抗腫瘍性物質be−32030類 | |
| JPH01290673A (ja) | 新規物質k3543r1、その使用および製造 | |
| JPH02167092A (ja) | リソリピンxを含む抗腫瘍剤およびリソリピンxの製造法 | |
| JPH04300849A (ja) | 新規物質ce33、その使用および製造 | |
| JPS6025999A (ja) | アンスラサイクリン化合物ag−2およびその用途 | |
| JPH02286683A (ja) | 新規物質dt136およびその製造 | |
| JPH0495069A (ja) | 新規生理活性物質ec40 |