JPH04300849A - 新規物質ce33、その使用および製造 - Google Patents

新規物質ce33、その使用および製造

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JPH04300849A
JPH04300849A JP8746091A JP8746091A JPH04300849A JP H04300849 A JPH04300849 A JP H04300849A JP 8746091 A JP8746091 A JP 8746091A JP 8746091 A JP8746091 A JP 8746091A JP H04300849 A JPH04300849 A JP H04300849A
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compound
compounds
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Pending
Application number
JP8746091A
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English (en)
Inventor
Haruo Seto
瀬 戸 治 男
Yoichi Hayakawa
早 川 洋 一
Akira Shimazu
島 津   昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kirin Brewery Co Ltd
Original Assignee
Kirin Brewery Co Ltd
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】〔発明の背景〕 【産業上の利用分野】本発明は腫瘍細胞の多剤耐性克服
作用を有する新規物質CE33(CE33A,B,Cお
よびD)、それを含む抗腫瘍剤およびその製造法に関す
る。 【0002】 【従来の技術】抗腫瘍物質に関してはすでに多数のもの
が医薬として実用化されている。しかし、P−糖タンパ
クが過剰発現した多剤耐性腫瘍細胞には多くの制癌剤が
無効となることが知られており、癌化学療法の大きな障
害となっている。従来、この多剤耐性を克服する作用を
有する化合物として、例えばカルシウム拮抗剤であるベ
ラパミル(verapamil;T.Tsuruo e
t al.,Cancer Res.41,1967−
1972,1981)が知られているが、血圧降下など
の副作用が問題となっている。 【0003】〔発明の概要〕 【発明が解決しようとする課題】本発明は、毒性が少な
く、多剤耐性を克服する作用を有する新規化合物を提供
することを目的とするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、土壌から
分離したストレプトミセス・エスピー2238−SVT
4 株の培養物から、多剤耐性克服作用を有する新規物
質CE33が生産されることを見出し、この知見をもと
に本発明を完成させた。すなわち、本発明による新規化
合物は次式(I)〜(IV)で示されるCE33A,B
,CおよびDである。 【0005】 【化5】 【0006】 【化6】 【0007】 【化7】 【0008】 【化8】 本発明は、上記式(I)〜(IV)で示される化合物C
E33の塩基付加塩にも関する。本発明は、また、これ
らの化合物の使用に関する。すなわち本発明による抗腫
瘍剤は、上記式(I)〜(IV)で示される化合物の少
なくとも一種を有効成分として含むものである。本発明
は、更にまた、これらの化合物の製造法に関する。すな
わち本発明による上記式(I)〜(IV)で示される化
合物CE33の製造法は、ストレプトミセス属に属する
CE33生産菌を培養して上記式(I)〜(IV)に記
載の化合物CE33の少なくとも一種を該菌に産生させ
、その培養物より、産生された化合物CE33の少なく
とも一種を採取すること、を特徴とするものである。 【0009】〔発明の具体的説明〕 新規物質CE33 1)化学構造 本発明による新規物質CE33は、前記したように式(
I)〜(IV)で示される化学構造を有している。 2)物理化学的性状 本発明による化合物は、下記のような物理化学的性状を
有する。 (1)外観 A:黄色粉末、B:橙色粉末、C:橙色粉末、D:橙色
粉末 (2)融点 A:236〜238℃、B:252〜254℃(分解)
、C:174〜176℃、D:286〜288℃(分解
)。 (3)比旋光度(22℃) A:+95°(c0.1)、B:+146°(c0.1
)、C:+514°(c0.64)、D:+734°(
c0.17) (4)Rf値(メルク社製「シリカゲル60F254 
」使用)クロロホルム−メタノール(100:1)A:
0.21、B:0.25、C:0.19、D:0.15
。 (5)高分解能マススペクトル(m/z)A:337.
1097(M+H)+ (計算値337.1076C2
0H17O5 ) B:337.1105(M+H)+ (計算値337.
1076C20H17O5 ) C:339.1293(M+H)+ (計算値339.
1233C20H19O5 ) D:689.2451(M+H)+ (計算値689.
2387C41H37O10) (6)溶解性 A:酢酸エチル、クロロホルム、ジメチルスルホキシド
、ベンゼンに可溶、メタノール、エタノールに微溶、ヘ
キサン、水に不溶。 B:酢酸エチル、クロロホルム、ジメチルスルホキシド
、ベンゼンに可溶、メタノール、エタノールに微溶、ヘ
キサン、水に不溶。 C:酢酸エチル、クロロホルム、ジメチルスルホキシド
、ベンゼンに可溶、メタノール、エタノールに微溶、ヘ
キサン、水に不溶。 D:酢酸エチル、クロロホルム、ジメチルスルホキシド
、ベンゼンに可溶、メタノール、エタノールに微溶、ヘ
キサン、水に不溶。 (7)紫外吸収スペクトル  λmax nm(ε)A
:224(21,900)、260(24,400)、
413(7,000)、メタノール中。図1に示す。 B:213(25,800)、264(34,100)
、458(6,300)、メタノール中。図2に示す。 C:224(27,200)、259(24,200)
、459(6,600)、メタノール中。図3に示す。 D:260(42,800)、292(13,100)
、342(5,800)、473(11,500)、テ
トラヒドロフラン中。図4に示す。 (8)赤外吸収スペクトル(KBrディスク法)A:図
5に示す。B:図6に示す。C:図7に示す。 D:図8に示す。 (9)プロトン核磁気共鳴スペクトル(500メガヘル
ツ、重クロロホルム中)A:図9に示す。B:図10に
示す。C:図11に示す。D:図12に示す。 (10)炭素13核磁気共鳴スペクトル(125メガヘ
ルツ、重クロロホルム中)  A:図13に示す。B:
図14に示す。C:図15に示す。D:図16に示す。 式(I)〜(IV)で示される化合物は、OH基の位置
において塩基付加塩があり得る。本発明による化合物は
この塩基付加塩も包含するものである。塩基付加塩とし
ては、例えばアルカリ金属化合物(例えば水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムなど)との塩、アルカリ土類金属
化合物(例えば水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム
など)との塩、アンモニウム塩、有機塩基(例えばトリ
エチルアミン、エタノールアミンなど)との塩をあげる
ことができる。塩基付加塩を医薬として使用する場合に
は、塩基は薬学上許容されるものでなければならないこ
とは言うまでもない。 【0010】CE33の製造 1)概要 化合物CE33は現在のところ微生物の培養によっての
み得られているが、類縁化合物の合成化学的修飾によっ
て製造することも、あるいは全合成化学的に製造するこ
ともできよう。また、遺伝子工学的手法によることもで
きよう。すなわち、化合物CE33の産生に関与する遺
伝子を適当な微生物に導入し、この様な形質転換微生物
を培養し、この培養物から得ることも可能であろう。微
生物の培養による場合の菌株としては、例えば、ストレ
プトミセス属に属するCE33生産能を有するものが使
用される。具体的には、本発明者らの分離したストレプ
トミセス・エスピー2238−SVT4 株がCE33
を生産することが本発明者らによって明らかにされてい
るが、その他の菌株については、抗生物質生産菌単離の
常法によって適当なものを自然界より分離することが可
能である。 また、ストレプトミセス・エスピー2238−SVT4
 株を含めてCE33の生産菌を放射線照射その他の変
異処理に付して、CE33の生産能を高める余地も残さ
れている。 遺伝子工学的手法もまた可能であることは前記したとこ
ろである。得られる化合物CE33は、常法によって前
記したような塩基付加塩の形にすることができる。 2)2238−SVT4 株 CE33生成能を有するストレプトミセス属の菌株とし
て本発明者らの見出している2238−SVT4 株は
、下記の内容のものである。 (1)由来および寄託番号 2238−SVT4 株は沖縄県竹富町鳩間島で採取し
た土壌から分離されたものであり、平成3年3月19日
に工業技術院微生物工業技術研究所に寄託されて「微工
研条寄第3326号」(FERM  BP−3326)
の番号を得ている。 (2)菌学的性状 2238−SVT4 株の菌学的性状は以下のとおりで
ある。 <放線菌  2238−SVT4 株(CE33)の分
類学的位置>本菌株の“特徴づけ”は“特許庁産業別審
査基準”記載の方法によった。本菌株の基生菌糸は分断
しない。気菌糸は主軸を形成しそれより単軸分枝し、分
枝先端に、10〜50個またはそれ以上からなる螺旋状
胞子鎖を形成する。胞子は非運動性で、円柱形、幅0.
7〜1.0,長さ1.0〜1.2μmで両端に突起があ
る。胞子表面は未知の特殊構造を示し、透過型電子顕微
鏡で観察すると、フリル様のしわ状構造があり、走査型
電子顕微鏡で観察すると、ひだ状の縦じまが、5〜7本
走っている。 菌核、胞子のう、その他の特殊形態は観察されない。細
胞壁化学型はI型である。培養性状は表1に示す。集落
表面の菌叢色は灰色系列で裏面色は不鮮明色または明茶
色から暗茶色で、PH非感受性、拡散性色素はグリセリ
ン・アスパラギン寒天でのみわずかに淡橙色が認められ
た。生理的性状は、表2に示す。本菌株は、中温性で炭
素源の同化能は診断糖を全て利用する。本菌株の形態的
性状と細胞壁化学型から本菌株はストレプトミセス(S
trepto−myces )属に位置する。本菌株の
胞子表面構造は独特で既知のStreptomyces
属の種について検索してもこのような胞子表面を持つ種
は見出されない。従って、本菌株をStreptomy
cessp,2238−SVT4株と呼称する。 表1    培養性状                          
                         
                        培
地            集落表面の菌叢色    
  集落の裏面色      拡散性色素      
                         
                         
              シュクロース・    
      気菌糸なし        象牙色(2d
b)           なし硝酸塩寒天                          
                         
                    グルコース
・アス      灰色系列(5fe)       
淡黄色(2ca )        なしパラギン寒天
                         
     から明茶色               
                         
            (41g )       
           グリセリン・アス      
灰色系列(3fe)       明茶色(41e )
      淡橙色パラギン寒天          
                         
               (4ea )    
                         
                         
                無機塩・スターチ寒
天  灰色系列(5fe)       明茶味灰色(
2e 〜3ic)  なし             
                         
                         
       チロシン寒天          灰色
系列(5fe)       灰味黄茶色      
      なし                 
                       (3
lg 〜3ni )              栄養
寒天              気菌糸なし    
      象牙色(2db )        なし
                         
                         
                    イースト・
麦芽寒天    灰色系列(b〜g)      暗黄
橙色(3nc) から    なし         
                         
        黄味茶色(3ng)        
                         
                         
             オートミール寒天    
  灰色系列(5fe)       茶味灰色(3i
g) から      なし            
                         
     灰味黄茶色(3lg)          
                         
                         
           ・(  )内はカラー・ハーモ
ニー・マニュアル(コンテナー・コポレーション・  
オブ・アメリカ、1950)の色標コード。 表2    生理的性状                          
                         
                        生
育温度範囲                    
            20〜45℃       
 最適温度                    
            27〜37℃    メラニ
ン様色素         チロシン寒天           
                     +   
     ペプトン・イースト鉄寒天        
            +        トリプト
ン・イースト・ブロス               
 +    スターチの加水分解          
                    +    
ゼラチンの液化                  
                −    脱脂粉乳
のペプトン化                   
         +    脱脂粉乳の凝固    
                         
     +    硝酸塩の還元         
                         
  −    炭素源の同化       D−グルコース            
                    +    
  L−アラビノース               
               +      D−キ
シロース                     
           +      D−フラクトー
ス                        
      +      シュクロース      
                         
   +      L−ラムノース        
                        +
      ラフィノース             
                     +   
   i−イノシトール              
                +      D−
マンニット                    
            +            
                         
                         
        【0011】培養/CE33の生産   化合物CE33は、ストレプトミセス属に属するC
E33生産菌を適当な培地で好気的に培養して式(I)
〜(IV)で示される化合物CE33の少なくとも一種
を該菌に産生させ、その培養物から、産生された化合物
CE33の少なくとも一種を採取することによって(す
なわち、産生されたCE33が一種であればこの化合物
一種を、また産生されたCE33が複数種であればこれ
らの化合物のうちの少なくとも一種を採取することによ
って)、製造することができる。培地は、CE33生産
菌が利用しうる任意の栄養源を含有するものでありうる
。 具体的には、例えば、炭素源としてグルコース、シュー
クロース、マルトース、スターチおよび油脂類などが使
用でき、窒素源として大豆粉、綿実粕、乾燥酵母、酵母
エキスおよびコーンスティープリカーなどの有機物なら
びにアンモニウム塩または硝酸塩、たとえば硫酸アンモ
ニウム、硝酸ナトリウムおよび塩化アンモニウムなどの
無機物が利用できる。また、必要に応じて、塩化ナトリ
ウム、塩化カリウム、燐酸塩、重金属塩など無機塩類を
添加することができる。発酵中の発泡を抑制するために
、常法に従って適当な消泡剤、例えばシリコーン油を添
加することもできる。培養方法としては、一般に行われ
ている抗生物質の生産方法と同じく、好気的液体培養法
が最も適している。培養温度は20〜37℃が適当であ
るが、25〜30℃が好ましい。この方法でCE33の
生産量は、振盪培養、通気攪拌培養ともに培養3日間で
最高に達する。このようにしてCE33の蓄積された培
養物が得られる。培養物中では、CE33はその一部は
培養濾液中に存在するが、その大部分は菌体中に存在す
る。このような培養物からCE33を採取するには、合
目的的な任意の方法が利用可能である。そのひとつの方
法は抽出の原理に基くものであって、具体的には、培養
濾液中のCE33についてはこれを水不混和性のCE3
3用溶媒(前記CE33の物理化学的性状の項参照)例
えば酢酸エチルなどで抽出する方法、あるいは菌体内の
CE33については濾過、遠心分離などで得た菌体集体
をメタノール、エタノール、アセトンなどで処理して回
収する方法などがある。菌体を分離せずに培養物そのま
まを上記の抽出操作に付すこともできる。適当な溶媒を
用いた向流分配法も抽出の範疇に入れることができる。 培養物からCE33を採取する他のひとつの方法は吸着
の原理に基づくものであって、既に液状となっているC
E33含有物、たとえば培養濾液あるいは上記のように
して抽出操作を行うことによって得られる抽出液を対象
として、適当な吸着剤、たとえばシリカゲル、活性炭、
「ダイヤイオンHP−20」(三菱化成社製)などを用
いて目的のCE33を吸着させ、その後、適当な溶媒に
て溶離させることによってCE33を得ることができる
。CE33の各化合物A,B,CおよびDは、各種溶媒
に対する溶解性の違いあるいは吸着剤に対する吸着性の
違いなどによってそれぞれに分離することができる。こ
の具体的な一例が後記実験例に示されている。このよう
して得られたCE33溶液を減圧濃縮乾固すれば、CE
33粗標品がえられる。このようにして得られるCE3
3の粗標品をさらに精製するためには、上記の抽出法お
よび吸着法にゲル濾過法、高速液体クロマトグラフィー
などを必要に応じて組合せて必要回数行えばよい。たと
えば、シリカゲルなどの吸着剤、「セファデックスLH
−20」(ファルマシア社製)などのゲル濾過剤を用い
たカラムクロマトグラフィー、「YMCパック」(山村
科学社製)などを用いた高速液体クロマトグラフィーお
よび向流分配法を適宜組合せて実施することができる。 具体的には、たとえば、CE33粗標品を「セファデッ
クスLH−20」カラムに付し、クロロホルム−メタノ
ール(1:1)混合液で活性画分を溶出させ、濃縮乾固
するとCE33の純品が得られる。 【0012】CE33の用途 本発明による化合物CE33は、腫瘍細胞の多剤耐性克
服活性を有するという点で有用である。 (1)生物活性 CE33A〜Dは多剤耐性腫瘍細胞に対して耐性克服作
用を示した。たとえばコルヒチン耐性ヒト扁平上皮癌K
B細胞1x105 個/mlを、10%熱非働化牛胎児
血清および0.1%バクトペプトンを含むイーグルME
M培地中、種々の濃度のCE33A〜D単独および1.
5μg/mlのコルヒチン共存下で37℃、24時間培
養した後のIC50値は、表3に示される通りであった
。                          
   表  3                  
                         
                   IC50(μ
g/ml)                    
                         
                         
    コルヒチン(1.5μg /ml)     
コルヒチン                    
        共存下              
        非共存下             
   CE33A              0.9
                8.5      
          CE33B          
  10.1              16.0 
               CE33C     
       10.0            >5
0                    CE33
D            10.1        
    >50                   上記のように、本発明によるCE33は腫瘍細胞の多剤
耐性克服作用を示すことが明らかにされた。したがって
、本発明によるCE33は抗腫瘍剤として使用すること
ができ、必要があれば既存の制癌剤と併用して抗腫瘍剤
として使用することもできる。 (2)抗腫瘍剤 このように、本発明による化合物CE33は、動物の腫
瘍、特に多剤耐性腫瘍に対して耐性克服作用を示すこと
が明らかにされた。したがって、本発明化合物は抗腫瘍
剤として使用することができる。抗腫瘍剤としての本発
明化合物は合目的的な任意の投与経路で、また採用投与
経路によって決る剤型で投与することができる。薬剤と
しては、製薬上許容される担体あるいは希釈剤で希釈さ
れた形態が普通である。抗腫瘍剤として本発明化合物を
実際に投与する場合には、これらを注射用蒸留水または
生理食塩水に溶解して注射する方法が代表的なもののひ
とつとして挙げられる。具体的には、腹腔内注射、皮下
注射、静脈または動脈への血管内注射および注射による
局所投与などの方法がある。本発明化合物の投与量は、
動物試験の結果および種々の状況を勘案して、連続的ま
たは間欠的に投与したときに総投与量が一定量を越えな
いように定められる。具体的な投与量は、投与方法、患
者または被処理動物の状況、たとえば年齢、体重、性別
、感受性、食餌、投与時間、併用する薬剤、患者または
その病気の程度に応じて変化することは言うまでもなく
、また一定の条件のもとにおける適量と投与回数は、上
記指針をもととして専門医の適量決定試験によって決定
されなければならない。具体的には、成人1日あたり0
.1〜10g程度である。 【0013】 【発明の効果】本発明による新規化合物CE33は、優
れた抗腫瘍作用、特に、多剤耐性腫瘍に対する耐性克服
作用を有している。本発明化合物がこのような生理的作
用を有しているという特性は当業者にとって思いがけな
かったことと解される。 【0014】〔実験例〕 【実施例】以下の実験例は、本発明を更に詳しく説明す
るためのものであり、これによって本発明は限定される
ものではない。 1)培養 使用した培地は、下記の組成の成分を1リットルの水に
溶解して、pH7.0に調整したものである。 スターチ          25g 大豆粉            15g乾燥酵母   
         2g炭酸カルシウム      4
g 上記培地を100mlずつ500ml容イボ付三角フラ
スコに分注殺菌したものへ、ストレプトミセス・エスピ
ー2238−SVT4 株を接種し、27℃にて3日間
、200rpm の回転培養を行った。 2)CE33の採取 上記の条件で培養後、培養液(5リットル)を遠心分離
し、菌体を1リットルのアセトンで抽出する。抽出液を
濃縮後、200mlの酢酸エチルで3回抽出し、濃縮す
る。これをシリカゲル(和光純薬社製「ワコーゲルC2
00」)カラム(4cmφ×20cm)に吸着させ、ク
ロロホルム−メタノール(100:1)で溶出する。活
性フラクションを濃縮し、調製用シリカゲルTLC(メ
ルク社製「シリカゲル60F254 」0.5mm厚)
に供し、クロロホルム−メタノール(200:1)で展
開する。3本の橙色のバンドをかきとり、それぞれ展開
溶媒で溶出する。Rf値の低い2本のバンドはそれぞれ
セファデックスLH−20カラム(2cmφ×50cm
)に付し、クロロホルム−メタノール(1:1)で溶出
し、濃縮乾固することによりCE33C(100mg)
、CE33D(2mg)の純品を得た。Rf値の最も高
いバンドは再度調製用シリカゲルTLCに供し、ヘキサ
ン−クロロホルム−トリエチルアミン(6:3:1)で
展開する。黄色と橙色のバンドをかきとり、それぞれク
ロロホルム−メタノール(100:1)で溶出する。こ
れをそれぞれセファデックスLH−20カラム(2cm
φ×50cm)に付し、クロロホルム−メタノール(1
:1)で溶出し、濃縮乾固することによりCE33A(
1mg)、CE33B(3mg)の純品を得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】CE33Aのメタノール中での紫外吸収スペク
トルを模写したものである。
【図2】CE33Bのメタノール中での紫外吸収スペク
トルを模写したものである。
【図3】CE33Cのメタノール中での紫外吸収スペク
トルを模写したものである。
【図4】CE33Dのテトラヒドロフラン中での紫外吸
収スペクトルを模写したものである。
【図5】CE33AのKBrディスク法による赤外吸収
スペクトルを模写したものである。
【図6】CE33BのKBrディスク法による赤外吸収
スペクトルを模写したものである。
【図7】CE33CのKBrディスク法による赤外吸収
スペクトルを模写したものである。
【図8】CE33DのKBrディスク法による赤外吸収
スペクトルを模写したものである。
【図9】CE33Aの重クロロホルム中における500
メガヘルツプロトン核磁気共鳴スペクトルを模写したも
のである。
【図10】CE33Bの重クロロホルム中における50
0メガヘルツプロトン核磁気共鳴スペクトルを模写した
ものである。
【図11】CE33Cの重クロロホルム中における50
0メガヘルツプロトン核磁気共鳴スペクトルを模写した
ものである。
【図12】CE33Dの重クロロホルム中における50
0メガヘルツプロトン核磁気共鳴スペクトルを模写した
ものである。
【図13】CE33Aの重クロロホルム中における12
5メガヘルツ炭素13核磁気共鳴スペクトルを模写した
ものである。
【図14】CE33Bの重クロロホルム中における12
5メガヘルツ炭素13核磁気共鳴スペクトルを模写した
ものである。
【図15】CE33Cの重クロロホルム中における12
5メガヘルツ炭素13核磁気共鳴スペクトルを模写した
ものである。
【図16】CE33Dの重クロロホルム中における12
5メガヘルツ炭素13核磁気共鳴スペクトルを模写した
ものである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式(I)で示される化合物CE33Aま
    たはその塩基付加塩。 【化1】
  2. 【請求項2】次式(II)で示される化合物CE33B
    またはその塩基付加塩。 【化2】
  3. 【請求項3】次式(III )で示される化合物CE3
    3Cまたはその塩基付加塩。 【化3】
  4. 【請求項4】次式(IV)で示される化合物CE33D
    またはその塩基付加塩。 【化4】
  5. 【請求項5】請求項1〜4に記載の化合物の少なくとも
    一種を有効成分として含む抗腫瘍剤。
  6. 【請求項6】ストレプトミセス属に属するCE33生産
    菌を培養して請求項1〜4に記載の化合物CE33の少
    なくとも一種を該菌に産生させ、その培養物より、産生
    された化合物CE33の少なくとも一種を採取すること
    を特徴とする化合物CE33の製造法。
  7. 【請求項7】ストレプトミセス属に属するCE33生産
    菌がストレプトミセス・エスピー2238−SVT4 
    株(微工研条寄第3326号、FERM  BP−33
    26)である請求項6に記載の製造法。
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