JPH0260714B2 - - Google Patents
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- JPH0260714B2 JPH0260714B2 JP59246485A JP24648584A JPH0260714B2 JP H0260714 B2 JPH0260714 B2 JP H0260714B2 JP 59246485 A JP59246485 A JP 59246485A JP 24648584 A JP24648584 A JP 24648584A JP H0260714 B2 JPH0260714 B2 JP H0260714B2
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- slurry
- ash
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G OR C10K; LIQUIFIED PETROLEUM GAS; USE OF ADDITIVES TO FUELS OR FIRES; FIRE-LIGHTERS
- C10L1/00—Liquid carbonaceous fuels
- C10L1/32—Liquid carbonaceous fuels consisting of coal-oil suspensions or aqueous emulsions or oil emulsions
- C10L1/326—Coal-water suspensions
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、重油などと同様に流体燃料として、
ポンプ輸送、積出、貯蔵などの取扱いが簡便で、
かつ、ボイラ用バーナで燃焼させることが可能な
高濃度の脱灰石炭−水スラリーを製造する方法に
関するものである。 〔従来の技術〕 石炭を微粉砕して石炭−水スラリーとすること
は従来から行われているが、この石炭中の灰分の
処理が問題となる。石炭は通常地下に存在するこ
ともあつて、Al2O3、SiO2あるいはFe2O3などの
不燃焼分(灰分)を若干含んでいる。この灰分は
燃焼時においてボイラ壁を摩耗したり、燃焼効率
を低下させるばかりか、輸送コストも非経済なも
のにする。 そこで、高濃度石炭−水スラリーの製造におい
て灰分含有量の多い原炭を使用する場合、比較的
粗い粒度で選炭し、低灰分の石炭のみをスラリー
用原料として微粉砕し、スラリーを製造する方法
も行われている。しかしながら、この方法では低
灰分以外の石炭はスラリー用原料として使用しな
いことになり、石炭の利用効率が低下するという
問題があつた。 また、灰分の比較的高い原炭を使用する場合、
灰分の含有量を低下させるために石炭を微粉砕し
た後、この全量を脱灰処理する方法もあるが、こ
の方法を採用すると、脱灰処理設備が大型化し、
それに伴つて処理費が高くなるばかりか、脱灰工
程における石炭の損失が大きくなるという問題も
ある。 上記の問題点を解消するために、本発明者らは
比較的灰分量の多い石炭を原炭としても、高い石
炭回収率で、かつ経済的な方法で脱灰高濃度スラ
リーを製造する方法を開発し、既に、特開昭58−
89699号として特許出願している。 この方法は、第2図に示すブロツクダイヤグラ
ムのように、予め破砕された原炭を篩1で細粒炭
と粗粒炭とに分級し、粗粒炭を粗粒選別機2に送
つて低灰分炭と中灰分炭と高灰分炭(硬)とに比
重選別し、この中灰分炭を細粒炭とともに微粉砕
機3で微粉砕して石炭−水スラリーとした後、浮
選機4に導いて脱灰処理を施して脱灰スラリー
(フロス)を得、このフロスを脱水機5に導入し
て比較的高濃度の脱灰スラリーとし、一方、前記
低灰分炭を脱水機5からの脱灰スラリーと微粉砕
機6で微粉砕・混合して固体濃度60重量%を越え
る脱灰高濃度スラリーを製造すプロセスである。 また、特表昭56−501568号公報には、第25頁左
上欄第17行〜右下欄第14行、第6図に示されるよ
うに、石炭を破砕機1で破砕した後、ボールミル
2で湿式粉砕し、この粉砕炭をスラリータンク3
に導入するとともに、NaOH、水を供給してア
ルカリ性のスラリーとし、高速撹拌機4で高速撹
拌した後、湿式サイクロン5で灰分を除去し、つ
いで、スラリーをフイルダープレス6に導入して
脱灰石炭のフイルターケーキとし、このフイルタ
ーケーキの一部分を第2スラリータンク8に導入
してスラリーとした後、このスラリーの大部分を
ボールミル19,20で湿式粉砕し、この湿式粉
砕物、フイルターケーキの大部分、並びに第2ス
ラリータンク8及びボールミル2からの粉砕石炭
をタンク14に導入し撹拌して、脱灰高濃度石炭
−水スラリーを製造する方法が記載されている
(第25頁左上欄第17行〜右下欄第14行、第6図参
照)。 特開昭58−213096号公報には、第3頁右上欄第
2行〜第12行、第2図に示されるように、石炭を
粗粉砕機1により粉砕した後、中粉砕機2により
300μm以下まで粉砕し、この中粉砕機の一部を微
粉砕機3で微粉砕して、100μm以下と25μm以下
の2つの微粉砕炭とし、300μm以下、100μm以
下、25μm以下の3つの粉砕炭をそれぞれ脱灰装
置4で脱灰し、粒径調整機6に導入して脱灰高濃
度スラリーを製造する方法が記載されている。 特開昭59−115392号公報には、第2頁右上欄第
9行〜第3頁左上欄第18行、第2図に示されるよ
うに、クラツシヤー13にて粗粉砕された石炭を
水とともにボールミル18に送つて微粉砕してス
ラリーとし、スクリーン34で粗大粒子を除去し
た後、脱灰塔23に導入して脱灰処理し、20〜
30wt%の低濃度脱灰スラリーを遠心分離機25
及びシツクナー26に並列に導入して濃縮した
後、両者を混合槽27で混合して65〜80wt%の
高濃度スラリーを製造する方法が記載されてい
る。 特開昭59−135286号公報には、第2頁右上欄第
9行〜右下欄第16行、第2図、第3図に示される
ように、石炭を粗粉砕機1で粗粉砕した後、微粉
砕機2で微粉砕し、これを分級機6に導入して微
粉炭と細粒炭とに分級し、微粉炭を油添造粒槽7
に送つて造粒するとともに灰分を含んだ水を分離
し、造粒炭を脱水機11で脱水した後、前記細粒
炭とともに微粉砕機2へ導入するか、または細粒
炭を微粉砕機2で微粉砕したものに加え、つい
で、これらをスラリー調製槽3で脱灰高濃度スラ
リーとする調整方法が記載されている。 特開昭59−157185号公報には、第2頁左下欄第
3行〜第18行、第2図に示されるように、石炭を
粉砕機2で粉砕した後、分級機4により微細粒子
群5と粗大粒子群6とに分級し、微細粒子群5を
脱灰装置9で導入して脱灰した後、精製炭10を
脱水機14で脱水し、前記の粗大粒子群6ととも
にスラリー化装置15に導入して脱灰スラリーを
製造する方法が記載されている。 特開昭59−193991号公報には、第2頁左下欄第
19行〜第3頁左上欄第17行、第2図に示されるよ
うに、第1図における微粉炭貯槽42からのスラ
リー10を分級機100で、200メツシユより大
きい粒子50と、200メツシユ以下の小さい粒子
150とに分級し、大きい粒子50を条件槽4に
水、起泡剤、捕収剤とともに導入して20〜30wt
%のスラリーに調整し、小さい粒子150を水、
起泡剤、捕収剤とともに他の条件槽104に導入
して20〜30wt%のスラリーに調整した後、両ス
ラリーを浮選機1に導入して灰分の少ない石炭
(精炭)11と灰分の多い石炭12とに分別し、
灰分の少ない石炭11を脱水機2で脱水した後、
スラリー調整槽3で界面活性剤の水溶液26を加
えて脱灰高濃度スラリー15を製造する方法が記
載されている。 特開昭59−193392号公報には、第2頁右下欄第
1行〜第3頁右上欄第10行、第2図に示すよう
に、第1図における微粉体貯槽42からのスラリ
ー41を分級機100で、200メツシユより大き
い粒子50と、200メツシユ以下の小さい粒子1
50とに分級し、大きい粒子50を条件槽4に
水、起泡剤、捕収剤とともに導入して20〜30wt
%のスラリーを調整した後、浮選機1に導入して
精炭とテールとに分別し、精炭を脱水機2により
脱水し、一方、小さい粒子150を他の条件槽1
04に水、起泡剤、捕収剤とともに導入してスラ
リー調整した後、他の浮選機101に導入して精
炭とテールとに分別し、精炭を他の脱水機102
により脱水し、前記の脱水炭とともにスラリー調
整槽3で界面活性剤の水溶液26を加えて脱灰高
濃度スラリー15を製造する方法が記載されてい
る。 この特開昭59−193992号公報記載の方法は、特
開昭59−193991号公報記載の方法における、条件
槽によるスラリー調整工程、浮選工程、脱水工程
を2系列並列に設けたものである。 〔発明が解決しようとする課題〕 前述の従来のプロセスを石炭の微粉砕の面から
考慮すると、比較的低濃度の微粉炭スラリーを
得、これと粗粉砕した低灰分とを湿式微粉砕機に
投入し、所望の高濃度のスラリーを製造する方
法、つまり二段粉砕法を用いている。この方法
は、微粉砕した石炭の粒度構成を広範囲にさせる
ことが可能となり、石炭−水スラリーの固体濃度
を増大させ得るものであり、そのため、湿式微粉
砕機へ投入する微粉炭スラリーの濃度は40〜60重
量%の範囲が望ましいことが発明者らは見い出し
ている。したがつて、粗粒選別と微粉炭浮選との
組合せの二段粉砕法による脱灰高濃度スラリー製
造においても、固体濃度70重量%程度の高濃度化
スラリーの製造が可能であり、かつ、浮選・脱水
工程から得られるスラリー濃度は特定の構造、40
〜60重量%に実質上限定される。 高濃度スラリーを製造する場合、その重要な因
子であるスラリー濃度が通常設定される。この濃
度が設定された上で、上記の浮選・脱水工程で得
るスラリー濃度が限定されると、最終の微粉砕工
程(微粉砕機6)へ送る低灰分炭量と、浮選・脱
水工程からのスラリー中の石炭量との混合比が一
定の範囲に入つていなければならない。 しかしながら、特開昭58−89699号では、この
混合比は石炭の性状、さらに、粗粒選別の石炭粒
度や粗粒選別条件で一義的に決定されるので、上
述の二段粉砕法に適する粉砕条件を必ずしも満足
するものではない。 また、前記の各公報には、本願の第1の発明の
特徴である「最終微粉砕工程に導く粗粒炭と、濃
度調整された石炭−水スラリー中の石炭との混合
比を調整するため、比重選別で得た低灰分炭の一
部を細粒炭と中灰分炭とに混合して、一定の固体
濃度の脱灰高濃度スラリーを製造する」という技
術的思想、および本願の第2の発明の特徴である
「最終微粉砕工程に導く粗粒炭と、濃度調整され
た石炭−水スラリ−中の石炭との混合比を調整す
るため、粗粒選別における粗粒炭の粒度、中灰分
炭と低灰分炭との選別比重を選定して、一定の固
体濃度の脱灰高濃度スラリーを製造する」という
技術的思想は何も記載されていない。 本発明は上記の諸点に鑑みなされたものであ
り、微粉砕条件および脱灰条件のいずれをも配慮
した脱灰高濃度スラリーの製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。 〔課題を解決するための手段および作用〕 上記の目的を達成するために、本願の第1の発
明の脱灰高濃度スラリーの製造方法は、原料石炭
を粗粒炭と細粒炭とに篩分けした後、この粗粒炭
を低灰分炭、中灰分炭、高灰分炭とに比重選別
し、この中灰分炭と前記細粒炭とを微粉砕して石
炭−水スラリーを得、この石炭−水スラリーを浮
遊選別した後、脱水して、固体濃度40〜60重量%
に調整し、この石炭−水スラリーと前記粗粒低灰
分炭とを微粉砕して最終製品の高濃度スラリーを
製造する際、最終製品の固体濃度の設定値に基づ
き、最終微粉砕工程に導く粗粒炭と、濃度調整さ
れた石炭−水スラリー中の石炭との混合比を調整
するため、比重選別で得た低灰分炭の一部を細粒
炭と中灰分炭とに混合して固体濃度60重量%を越
える脱灰石炭−水スラリーを製造することを特徴
としている。 また本願の第2の発明の方法は、最終製品の高
濃度スラリーの固体濃度の設定値に基づき、最終
微粉砕工程に導く粗粒炭と、濃度調整された石炭
−水スラリー中の石炭との混合比を調整するた
め、粗粒選別における粗粒炭の粒度、中灰分炭と
低灰分炭との選別比重を選定して固体濃度60重量
%を越える脱灰石炭−水スラリーを製造すること
を特徴としている。 さらに、本発明の方法において、最終製品のス
ラリー性状を一定に保持するために、最終製品の
性状を検知し、その検知量により浮選・脱水工程
で得た石炭−水スラリーへの水や分散剤の投入量
を微調整する方法が採られる。 この浮選・脱水して得る低灰分石炭−水スラリ
ーの濃度を、40〜60重量%の範囲に保つため、粗
粒選別で得た低灰分炭の一部の中灰分炭や細粒炭
と混合して微粉砕し浮選・脱水工程に導くか、ま
たは粗粒選別へ導く石炭の粒度や粗粒選別条件を
調整することを提案するものである。 具体的数値を挙げて二段粉砕法における石炭バ
ランスを検討してみる。上述の脱灰低灰分石炭−
水スラリーの濃度α%、その中の石炭重量をY、
製品高濃度スラリーの濃度をβ%、最終微粉砕工
程へ送る粗粉砕炭量をXとし、α、βと混合比
X/Yの関係を求め、第1表に示した。ここで
α、β、X、Yは乾炭基準の値である。
ポンプ輸送、積出、貯蔵などの取扱いが簡便で、
かつ、ボイラ用バーナで燃焼させることが可能な
高濃度の脱灰石炭−水スラリーを製造する方法に
関するものである。 〔従来の技術〕 石炭を微粉砕して石炭−水スラリーとすること
は従来から行われているが、この石炭中の灰分の
処理が問題となる。石炭は通常地下に存在するこ
ともあつて、Al2O3、SiO2あるいはFe2O3などの
不燃焼分(灰分)を若干含んでいる。この灰分は
燃焼時においてボイラ壁を摩耗したり、燃焼効率
を低下させるばかりか、輸送コストも非経済なも
のにする。 そこで、高濃度石炭−水スラリーの製造におい
て灰分含有量の多い原炭を使用する場合、比較的
粗い粒度で選炭し、低灰分の石炭のみをスラリー
用原料として微粉砕し、スラリーを製造する方法
も行われている。しかしながら、この方法では低
灰分以外の石炭はスラリー用原料として使用しな
いことになり、石炭の利用効率が低下するという
問題があつた。 また、灰分の比較的高い原炭を使用する場合、
灰分の含有量を低下させるために石炭を微粉砕し
た後、この全量を脱灰処理する方法もあるが、こ
の方法を採用すると、脱灰処理設備が大型化し、
それに伴つて処理費が高くなるばかりか、脱灰工
程における石炭の損失が大きくなるという問題も
ある。 上記の問題点を解消するために、本発明者らは
比較的灰分量の多い石炭を原炭としても、高い石
炭回収率で、かつ経済的な方法で脱灰高濃度スラ
リーを製造する方法を開発し、既に、特開昭58−
89699号として特許出願している。 この方法は、第2図に示すブロツクダイヤグラ
ムのように、予め破砕された原炭を篩1で細粒炭
と粗粒炭とに分級し、粗粒炭を粗粒選別機2に送
つて低灰分炭と中灰分炭と高灰分炭(硬)とに比
重選別し、この中灰分炭を細粒炭とともに微粉砕
機3で微粉砕して石炭−水スラリーとした後、浮
選機4に導いて脱灰処理を施して脱灰スラリー
(フロス)を得、このフロスを脱水機5に導入し
て比較的高濃度の脱灰スラリーとし、一方、前記
低灰分炭を脱水機5からの脱灰スラリーと微粉砕
機6で微粉砕・混合して固体濃度60重量%を越え
る脱灰高濃度スラリーを製造すプロセスである。 また、特表昭56−501568号公報には、第25頁左
上欄第17行〜右下欄第14行、第6図に示されるよ
うに、石炭を破砕機1で破砕した後、ボールミル
2で湿式粉砕し、この粉砕炭をスラリータンク3
に導入するとともに、NaOH、水を供給してア
ルカリ性のスラリーとし、高速撹拌機4で高速撹
拌した後、湿式サイクロン5で灰分を除去し、つ
いで、スラリーをフイルダープレス6に導入して
脱灰石炭のフイルターケーキとし、このフイルタ
ーケーキの一部分を第2スラリータンク8に導入
してスラリーとした後、このスラリーの大部分を
ボールミル19,20で湿式粉砕し、この湿式粉
砕物、フイルターケーキの大部分、並びに第2ス
ラリータンク8及びボールミル2からの粉砕石炭
をタンク14に導入し撹拌して、脱灰高濃度石炭
−水スラリーを製造する方法が記載されている
(第25頁左上欄第17行〜右下欄第14行、第6図参
照)。 特開昭58−213096号公報には、第3頁右上欄第
2行〜第12行、第2図に示されるように、石炭を
粗粉砕機1により粉砕した後、中粉砕機2により
300μm以下まで粉砕し、この中粉砕機の一部を微
粉砕機3で微粉砕して、100μm以下と25μm以下
の2つの微粉砕炭とし、300μm以下、100μm以
下、25μm以下の3つの粉砕炭をそれぞれ脱灰装
置4で脱灰し、粒径調整機6に導入して脱灰高濃
度スラリーを製造する方法が記載されている。 特開昭59−115392号公報には、第2頁右上欄第
9行〜第3頁左上欄第18行、第2図に示されるよ
うに、クラツシヤー13にて粗粉砕された石炭を
水とともにボールミル18に送つて微粉砕してス
ラリーとし、スクリーン34で粗大粒子を除去し
た後、脱灰塔23に導入して脱灰処理し、20〜
30wt%の低濃度脱灰スラリーを遠心分離機25
及びシツクナー26に並列に導入して濃縮した
後、両者を混合槽27で混合して65〜80wt%の
高濃度スラリーを製造する方法が記載されてい
る。 特開昭59−135286号公報には、第2頁右上欄第
9行〜右下欄第16行、第2図、第3図に示される
ように、石炭を粗粉砕機1で粗粉砕した後、微粉
砕機2で微粉砕し、これを分級機6に導入して微
粉炭と細粒炭とに分級し、微粉炭を油添造粒槽7
に送つて造粒するとともに灰分を含んだ水を分離
し、造粒炭を脱水機11で脱水した後、前記細粒
炭とともに微粉砕機2へ導入するか、または細粒
炭を微粉砕機2で微粉砕したものに加え、つい
で、これらをスラリー調製槽3で脱灰高濃度スラ
リーとする調整方法が記載されている。 特開昭59−157185号公報には、第2頁左下欄第
3行〜第18行、第2図に示されるように、石炭を
粉砕機2で粉砕した後、分級機4により微細粒子
群5と粗大粒子群6とに分級し、微細粒子群5を
脱灰装置9で導入して脱灰した後、精製炭10を
脱水機14で脱水し、前記の粗大粒子群6ととも
にスラリー化装置15に導入して脱灰スラリーを
製造する方法が記載されている。 特開昭59−193991号公報には、第2頁左下欄第
19行〜第3頁左上欄第17行、第2図に示されるよ
うに、第1図における微粉炭貯槽42からのスラ
リー10を分級機100で、200メツシユより大
きい粒子50と、200メツシユ以下の小さい粒子
150とに分級し、大きい粒子50を条件槽4に
水、起泡剤、捕収剤とともに導入して20〜30wt
%のスラリーに調整し、小さい粒子150を水、
起泡剤、捕収剤とともに他の条件槽104に導入
して20〜30wt%のスラリーに調整した後、両ス
ラリーを浮選機1に導入して灰分の少ない石炭
(精炭)11と灰分の多い石炭12とに分別し、
灰分の少ない石炭11を脱水機2で脱水した後、
スラリー調整槽3で界面活性剤の水溶液26を加
えて脱灰高濃度スラリー15を製造する方法が記
載されている。 特開昭59−193392号公報には、第2頁右下欄第
1行〜第3頁右上欄第10行、第2図に示すよう
に、第1図における微粉体貯槽42からのスラリ
ー41を分級機100で、200メツシユより大き
い粒子50と、200メツシユ以下の小さい粒子1
50とに分級し、大きい粒子50を条件槽4に
水、起泡剤、捕収剤とともに導入して20〜30wt
%のスラリーを調整した後、浮選機1に導入して
精炭とテールとに分別し、精炭を脱水機2により
脱水し、一方、小さい粒子150を他の条件槽1
04に水、起泡剤、捕収剤とともに導入してスラ
リー調整した後、他の浮選機101に導入して精
炭とテールとに分別し、精炭を他の脱水機102
により脱水し、前記の脱水炭とともにスラリー調
整槽3で界面活性剤の水溶液26を加えて脱灰高
濃度スラリー15を製造する方法が記載されてい
る。 この特開昭59−193992号公報記載の方法は、特
開昭59−193991号公報記載の方法における、条件
槽によるスラリー調整工程、浮選工程、脱水工程
を2系列並列に設けたものである。 〔発明が解決しようとする課題〕 前述の従来のプロセスを石炭の微粉砕の面から
考慮すると、比較的低濃度の微粉炭スラリーを
得、これと粗粉砕した低灰分とを湿式微粉砕機に
投入し、所望の高濃度のスラリーを製造する方
法、つまり二段粉砕法を用いている。この方法
は、微粉砕した石炭の粒度構成を広範囲にさせる
ことが可能となり、石炭−水スラリーの固体濃度
を増大させ得るものであり、そのため、湿式微粉
砕機へ投入する微粉炭スラリーの濃度は40〜60重
量%の範囲が望ましいことが発明者らは見い出し
ている。したがつて、粗粒選別と微粉炭浮選との
組合せの二段粉砕法による脱灰高濃度スラリー製
造においても、固体濃度70重量%程度の高濃度化
スラリーの製造が可能であり、かつ、浮選・脱水
工程から得られるスラリー濃度は特定の構造、40
〜60重量%に実質上限定される。 高濃度スラリーを製造する場合、その重要な因
子であるスラリー濃度が通常設定される。この濃
度が設定された上で、上記の浮選・脱水工程で得
るスラリー濃度が限定されると、最終の微粉砕工
程(微粉砕機6)へ送る低灰分炭量と、浮選・脱
水工程からのスラリー中の石炭量との混合比が一
定の範囲に入つていなければならない。 しかしながら、特開昭58−89699号では、この
混合比は石炭の性状、さらに、粗粒選別の石炭粒
度や粗粒選別条件で一義的に決定されるので、上
述の二段粉砕法に適する粉砕条件を必ずしも満足
するものではない。 また、前記の各公報には、本願の第1の発明の
特徴である「最終微粉砕工程に導く粗粒炭と、濃
度調整された石炭−水スラリー中の石炭との混合
比を調整するため、比重選別で得た低灰分炭の一
部を細粒炭と中灰分炭とに混合して、一定の固体
濃度の脱灰高濃度スラリーを製造する」という技
術的思想、および本願の第2の発明の特徴である
「最終微粉砕工程に導く粗粒炭と、濃度調整され
た石炭−水スラリ−中の石炭との混合比を調整す
るため、粗粒選別における粗粒炭の粒度、中灰分
炭と低灰分炭との選別比重を選定して、一定の固
体濃度の脱灰高濃度スラリーを製造する」という
技術的思想は何も記載されていない。 本発明は上記の諸点に鑑みなされたものであ
り、微粉砕条件および脱灰条件のいずれをも配慮
した脱灰高濃度スラリーの製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。 〔課題を解決するための手段および作用〕 上記の目的を達成するために、本願の第1の発
明の脱灰高濃度スラリーの製造方法は、原料石炭
を粗粒炭と細粒炭とに篩分けした後、この粗粒炭
を低灰分炭、中灰分炭、高灰分炭とに比重選別
し、この中灰分炭と前記細粒炭とを微粉砕して石
炭−水スラリーを得、この石炭−水スラリーを浮
遊選別した後、脱水して、固体濃度40〜60重量%
に調整し、この石炭−水スラリーと前記粗粒低灰
分炭とを微粉砕して最終製品の高濃度スラリーを
製造する際、最終製品の固体濃度の設定値に基づ
き、最終微粉砕工程に導く粗粒炭と、濃度調整さ
れた石炭−水スラリー中の石炭との混合比を調整
するため、比重選別で得た低灰分炭の一部を細粒
炭と中灰分炭とに混合して固体濃度60重量%を越
える脱灰石炭−水スラリーを製造することを特徴
としている。 また本願の第2の発明の方法は、最終製品の高
濃度スラリーの固体濃度の設定値に基づき、最終
微粉砕工程に導く粗粒炭と、濃度調整された石炭
−水スラリー中の石炭との混合比を調整するた
め、粗粒選別における粗粒炭の粒度、中灰分炭と
低灰分炭との選別比重を選定して固体濃度60重量
%を越える脱灰石炭−水スラリーを製造すること
を特徴としている。 さらに、本発明の方法において、最終製品のス
ラリー性状を一定に保持するために、最終製品の
性状を検知し、その検知量により浮選・脱水工程
で得た石炭−水スラリーへの水や分散剤の投入量
を微調整する方法が採られる。 この浮選・脱水して得る低灰分石炭−水スラリ
ーの濃度を、40〜60重量%の範囲に保つため、粗
粒選別で得た低灰分炭の一部の中灰分炭や細粒炭
と混合して微粉砕し浮選・脱水工程に導くか、ま
たは粗粒選別へ導く石炭の粒度や粗粒選別条件を
調整することを提案するものである。 具体的数値を挙げて二段粉砕法における石炭バ
ランスを検討してみる。上述の脱灰低灰分石炭−
水スラリーの濃度α%、その中の石炭重量をY、
製品高濃度スラリーの濃度をβ%、最終微粉砕工
程へ送る粗粉砕炭量をXとし、α、βと混合比
X/Yの関係を求め、第1表に示した。ここで
α、β、X、Yは乾炭基準の値である。
つぎに、固体濃度70重量%の脱灰高濃度スラリ
ーを製造する場合の実施例、およびこの実施例に
おいて低灰分炭の一部を混入せずに中灰分炭と組
粒炭との混合炭のみ微粉砕浮選し、高濃度スラリ
ーを製造する場合の比較例を挙げる。 実施例としては、粗粒選別で得た低灰分炭の一
部を、中灰分炭と細粒炭とともに微粉砕脱灰工程
へ導く場合、粗粒選別へ導く粗砕炭の粒度を変え
て粗粒選別の産物割合を調整する場合、および粗
粒選別の分離比重を変えた場合の3例を考案し
た。 実施例 1 粒度20mm以下、灰分8.2%の原炭を用い、第1
図に示したプロセスに従つて脱灰高濃度スラリー
を製造した。低灰分炭と中灰分炭との分離比重は
1.4、中灰分炭と硬とのそれは1.6であり、得られ
た結果を第2表に示す。 原炭1570gを0.5mmの篩にかけ、灰分15.0%の
篩下94g(6.0wt%)と灰分7.8%の篩上1476g
(94.0wt%)とを得た。 この粗粒の篩上を浮沈分離し、灰分含有量57.7
%のものを硬として75g(4.8wt%)を分離した
後、残りを灰分4.6%の低灰分炭1244g(79.2wt
%)と、比較的灰分の多い(灰分9.0%)中灰分
炭157g(10.0wt%)とに分離した。この低灰分
炭と中灰分炭とを、3mm以下を90wt%含有する
粒度に粗粉砕した。この粗粉砕炭の含有水分は15
%であつた。粗粉砕した低灰分炭の一部236g
(15.0wt%)を、粗粉砕した中灰分炭と上記0.5mm
篩下の細粒炭と混合して、灰分8.0%の混合物487
g(31.0wt%)を得た。この混合物に水を添加し
てスラリー濃度50%になるように調整した後、湿
式ミルにて200メツシユ(74μm)以下の粒子を75
%含有する程度まで微粉砕した。この微粉砕物に
再び水を添加して、固体分濃度10wt%に調整し
た後、対石炭当り0.2wt%の捕収剤(A重油)そ
れぞれ対石炭当り0.1wt%の起泡剤4−メチル−
2ペンタノール(MIBC)を添加して浮選を実施
し、灰分41wt%のテール42g(2.7wt%)を除去
し、灰分(4.9%の浮選フロス445g(28.3wt%)
を回収して脱灰処理を施した。 この浮選フロスの固体濃度は20wtであり、こ
れをブフナにより脱水し、固体濃度68重量%の脱
水ケーキを得た。この脱灰ケーキに水を加え、同
時に対石炭当り0.8wt%の分散剤を添加し、固体
濃度54wt%の脱灰石炭−水スラリーを得た。こ
のスラリーを前記残りの粗粉砕された含有水分
15wt%の低石炭とともに湿式微粉砕し、所望の
粒度分布をもつ濃度70wt%の高濃度スラリーを
得ることができた。この高濃度スラリーの灰分含
有量は4.7%、歩留は92.5%であつた。なお表に
おける〜は、第1図に示す〜の部分の物
質収支または性状を示す。 実施例 2 粒度10mm以下、実施例1と同じ原炭を用い、第
1図に示したプロセスに従つて、脱灰高濃度スラ
リーを製造した。低灰分炭と中灰分炭との分離比
重は1.4、中灰分炭と硬とのそれは1.6とし、その
結果を第3表に示す。 原炭800gを0.5mmの篩にかけ、灰分10.0%の篩
下101g(12.6wt%)と灰分7.9の篩上699g
(87.4wt%)とを得た。 この粗粒の篩上を浮沈分離し、灰分含有量52.2
%のものを硬として52g(6.5wt%)を分離した
後、残りを灰分3.1%の低灰分炭487g(60.9wt
%)と、比較的灰分の多い(灰分8.8%の)中灰
分炭160g(20.0wt%)とに分離した。この低灰
分炭と中灰分炭とを、3mm以下を90wt%含有す
る粒度に粗粉砕した。この粗粉砕の含有水分はい
ずれも15%であつた。 この中灰分炭と上記0.5mm篩下の細粒炭とを混
合して、灰分9.3%の混合物261g(32.6wt%)を
得た。この混合物に水を添加してスラリー濃度45
%になるように調整した後、湿式ミルにて200メ
ツシユ(74μm)以下の粒子を75%含有する程度
まで微粉砕した。この微粉砕物に再び水を添加し
て固体分濃度10wt%に調整した後、対石炭当り
0.1wt%の捕収剤(A重油)および対石炭当り
0.04wt%の起泡剤(MIBC)を添加して浮選を実
施し、灰分37.4wt%のテール17g(2.1wt%)を
除去し、灰分7.3%の浮選フロス244g(30.5wt
%)を回収して脱灰処理を施した。 この浮選フロスの固体濃度は20wt%であり、
これをブフナにより脱水し、固体濃度68重量%の
脱水ケーキを得た。この脱水ケーキに水を加え、
同時に対石炭当り0.8wt%の分散剤を添加し、固
体濃度51.8wt%の脱灰石炭−水スラリーを得た。
このスラリーを前記残りの粗粉砕された含有水分
15wt%の低灰分炭とともに湿式微粉砕し、所望
の粒度分布をもつ濃度70wt%の高濃度スラリー
を得ることができた。この高濃度スラリーの灰分
含有量は4.5%、歩留は91.4%であつた。 実施例 3 粒度15mm以下、灰分11.3%の原炭を用い、粗粒
選別における低灰分炭と中灰分炭との分離比重を
1.3と1.4と異なる条件とし、第1図に示すプロセ
スにほぼ従つて、脱灰高濃度スラリーの製造を検
討した。その結果を第4表に示す。 原炭2000gを0.5mmの篩にかけ、篩上を等分割
し、低灰分炭と中灰分炭の分離比重1.3と1.4とで
浮沈分析した。中灰分炭と硬との分離比重は同一
で1.6である。浮沈産物と前記篩下との量および
それらの灰分を測定した。この浮沈結果をみる
と、分離比重の変化により低灰分炭の産物量が大
きく変化することがわかる。 中灰分炭を粗粉砕後細粒炭と混合し、水を加え
て湿式微粉砕機で微粉砕し、200メツシユ
(74μm)以下75〜90%の粒度とした。微粉砕炭濃
度10%のスラリーとし、捕収剤量や起泡剤投入量
を変化させ、浮選特性を実験で求めた。この浮選
による回収精炭と低灰分炭の合計に含まれる可燃
物量が、原炭の95%となるように浮選条件を算出
し、これを基に浮選実験の代表値、つまり、精炭
灰分と歩留とを実験データから求めた。 上記作業を分離比重の異なる粗粒選別産物につ
いても実施し、得られた結果をまとめた(第4
表)。以上、得られた値をもとに製品スラリーの
灰分、また低灰分炭量X′と微粉砕脱灰浮選精炭
炭量Y′との比を求めた。この比X′/Y′の値は
3.48と0.53であり、粗粒選別の分離比重の変化に
より第1表の所望のX/Yの範囲を満たすことが
できる。 比較例 1 実施例1と同じ原炭を用い、かつ、粗粒選別条
件を同一にして浮沈分離した。その結果得られた
中灰分炭を粗粉砕した後、細粒炭と混合して、灰
分11.3%の混合物251g(16wt%)を得た。この
混合物に水を添加してスラリー濃度50%になるよ
うに調整した後、湿式ミルにて200メツシユ
(74μm)以下の粒子を75%含有する程度まで微粉
砕した。この微粉砕物に再び水を添加して固体分
濃度15wt%に調整した後、対石炭当り0.1wt%の
捕収剤(A重油)および対石炭当り0.03wt%の起
泡剤(MIBC)を添加して浮選を実施し、灰分
50wt%のテール31g(2.0wt%)を除去し、灰分
5.8%の浮選フロス220g(14.0wt%)を得た。こ
こで低灰分炭と浮選精炭との比X′/Y′は5.66とな
り、第1表に示す所望の範囲を満たさなくなり、
最終段階の良好な微粉砕条件を遺脱することにな
る。
ーを製造する場合の実施例、およびこの実施例に
おいて低灰分炭の一部を混入せずに中灰分炭と組
粒炭との混合炭のみ微粉砕浮選し、高濃度スラリ
ーを製造する場合の比較例を挙げる。 実施例としては、粗粒選別で得た低灰分炭の一
部を、中灰分炭と細粒炭とともに微粉砕脱灰工程
へ導く場合、粗粒選別へ導く粗砕炭の粒度を変え
て粗粒選別の産物割合を調整する場合、および粗
粒選別の分離比重を変えた場合の3例を考案し
た。 実施例 1 粒度20mm以下、灰分8.2%の原炭を用い、第1
図に示したプロセスに従つて脱灰高濃度スラリー
を製造した。低灰分炭と中灰分炭との分離比重は
1.4、中灰分炭と硬とのそれは1.6であり、得られ
た結果を第2表に示す。 原炭1570gを0.5mmの篩にかけ、灰分15.0%の
篩下94g(6.0wt%)と灰分7.8%の篩上1476g
(94.0wt%)とを得た。 この粗粒の篩上を浮沈分離し、灰分含有量57.7
%のものを硬として75g(4.8wt%)を分離した
後、残りを灰分4.6%の低灰分炭1244g(79.2wt
%)と、比較的灰分の多い(灰分9.0%)中灰分
炭157g(10.0wt%)とに分離した。この低灰分
炭と中灰分炭とを、3mm以下を90wt%含有する
粒度に粗粉砕した。この粗粉砕炭の含有水分は15
%であつた。粗粉砕した低灰分炭の一部236g
(15.0wt%)を、粗粉砕した中灰分炭と上記0.5mm
篩下の細粒炭と混合して、灰分8.0%の混合物487
g(31.0wt%)を得た。この混合物に水を添加し
てスラリー濃度50%になるように調整した後、湿
式ミルにて200メツシユ(74μm)以下の粒子を75
%含有する程度まで微粉砕した。この微粉砕物に
再び水を添加して、固体分濃度10wt%に調整し
た後、対石炭当り0.2wt%の捕収剤(A重油)そ
れぞれ対石炭当り0.1wt%の起泡剤4−メチル−
2ペンタノール(MIBC)を添加して浮選を実施
し、灰分41wt%のテール42g(2.7wt%)を除去
し、灰分(4.9%の浮選フロス445g(28.3wt%)
を回収して脱灰処理を施した。 この浮選フロスの固体濃度は20wtであり、こ
れをブフナにより脱水し、固体濃度68重量%の脱
水ケーキを得た。この脱灰ケーキに水を加え、同
時に対石炭当り0.8wt%の分散剤を添加し、固体
濃度54wt%の脱灰石炭−水スラリーを得た。こ
のスラリーを前記残りの粗粉砕された含有水分
15wt%の低石炭とともに湿式微粉砕し、所望の
粒度分布をもつ濃度70wt%の高濃度スラリーを
得ることができた。この高濃度スラリーの灰分含
有量は4.7%、歩留は92.5%であつた。なお表に
おける〜は、第1図に示す〜の部分の物
質収支または性状を示す。 実施例 2 粒度10mm以下、実施例1と同じ原炭を用い、第
1図に示したプロセスに従つて、脱灰高濃度スラ
リーを製造した。低灰分炭と中灰分炭との分離比
重は1.4、中灰分炭と硬とのそれは1.6とし、その
結果を第3表に示す。 原炭800gを0.5mmの篩にかけ、灰分10.0%の篩
下101g(12.6wt%)と灰分7.9の篩上699g
(87.4wt%)とを得た。 この粗粒の篩上を浮沈分離し、灰分含有量52.2
%のものを硬として52g(6.5wt%)を分離した
後、残りを灰分3.1%の低灰分炭487g(60.9wt
%)と、比較的灰分の多い(灰分8.8%の)中灰
分炭160g(20.0wt%)とに分離した。この低灰
分炭と中灰分炭とを、3mm以下を90wt%含有す
る粒度に粗粉砕した。この粗粉砕の含有水分はい
ずれも15%であつた。 この中灰分炭と上記0.5mm篩下の細粒炭とを混
合して、灰分9.3%の混合物261g(32.6wt%)を
得た。この混合物に水を添加してスラリー濃度45
%になるように調整した後、湿式ミルにて200メ
ツシユ(74μm)以下の粒子を75%含有する程度
まで微粉砕した。この微粉砕物に再び水を添加し
て固体分濃度10wt%に調整した後、対石炭当り
0.1wt%の捕収剤(A重油)および対石炭当り
0.04wt%の起泡剤(MIBC)を添加して浮選を実
施し、灰分37.4wt%のテール17g(2.1wt%)を
除去し、灰分7.3%の浮選フロス244g(30.5wt
%)を回収して脱灰処理を施した。 この浮選フロスの固体濃度は20wt%であり、
これをブフナにより脱水し、固体濃度68重量%の
脱水ケーキを得た。この脱水ケーキに水を加え、
同時に対石炭当り0.8wt%の分散剤を添加し、固
体濃度51.8wt%の脱灰石炭−水スラリーを得た。
このスラリーを前記残りの粗粉砕された含有水分
15wt%の低灰分炭とともに湿式微粉砕し、所望
の粒度分布をもつ濃度70wt%の高濃度スラリー
を得ることができた。この高濃度スラリーの灰分
含有量は4.5%、歩留は91.4%であつた。 実施例 3 粒度15mm以下、灰分11.3%の原炭を用い、粗粒
選別における低灰分炭と中灰分炭との分離比重を
1.3と1.4と異なる条件とし、第1図に示すプロセ
スにほぼ従つて、脱灰高濃度スラリーの製造を検
討した。その結果を第4表に示す。 原炭2000gを0.5mmの篩にかけ、篩上を等分割
し、低灰分炭と中灰分炭の分離比重1.3と1.4とで
浮沈分析した。中灰分炭と硬との分離比重は同一
で1.6である。浮沈産物と前記篩下との量および
それらの灰分を測定した。この浮沈結果をみる
と、分離比重の変化により低灰分炭の産物量が大
きく変化することがわかる。 中灰分炭を粗粉砕後細粒炭と混合し、水を加え
て湿式微粉砕機で微粉砕し、200メツシユ
(74μm)以下75〜90%の粒度とした。微粉砕炭濃
度10%のスラリーとし、捕収剤量や起泡剤投入量
を変化させ、浮選特性を実験で求めた。この浮選
による回収精炭と低灰分炭の合計に含まれる可燃
物量が、原炭の95%となるように浮選条件を算出
し、これを基に浮選実験の代表値、つまり、精炭
灰分と歩留とを実験データから求めた。 上記作業を分離比重の異なる粗粒選別産物につ
いても実施し、得られた結果をまとめた(第4
表)。以上、得られた値をもとに製品スラリーの
灰分、また低灰分炭量X′と微粉砕脱灰浮選精炭
炭量Y′との比を求めた。この比X′/Y′の値は
3.48と0.53であり、粗粒選別の分離比重の変化に
より第1表の所望のX/Yの範囲を満たすことが
できる。 比較例 1 実施例1と同じ原炭を用い、かつ、粗粒選別条
件を同一にして浮沈分離した。その結果得られた
中灰分炭を粗粉砕した後、細粒炭と混合して、灰
分11.3%の混合物251g(16wt%)を得た。この
混合物に水を添加してスラリー濃度50%になるよ
うに調整した後、湿式ミルにて200メツシユ
(74μm)以下の粒子を75%含有する程度まで微粉
砕した。この微粉砕物に再び水を添加して固体分
濃度15wt%に調整した後、対石炭当り0.1wt%の
捕収剤(A重油)および対石炭当り0.03wt%の起
泡剤(MIBC)を添加して浮選を実施し、灰分
50wt%のテール31g(2.0wt%)を除去し、灰分
5.8%の浮選フロス220g(14.0wt%)を得た。こ
こで低灰分炭と浮選精炭との比X′/Y′は5.66とな
り、第1表に示す所望の範囲を満たさなくなり、
最終段階の良好な微粉砕条件を遺脱することにな
る。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
本発明の製造方法によれば、原料石炭を、灰分
含量が問題にならない程度に低い低灰分炭と、灰
分含量が比較的高い中灰分炭とに粗粒選別条件を
適切に選定して選別し、低灰分炭はそのまま粗粉
砕および微粉砕して高濃度スラリーの製造に供す
ることにより処理損失が実質上なくなり、一方、
中灰分炭は、必要に応じて粗粉砕炭の一部と微粉
砕した後に、浮選して脱灰処理を施し、さらに、
脱水し、固体濃度40〜60重量%のスラリーを調製
し、このスラリーを低灰分炭に合わせることによ
り、灰分の比較的多い原料石炭を用いても、この
原料石炭を有効に利用し、高回収率で所望濃度の
脱灰された高濃度石炭−水スラリーを得ることが
できる。
含量が問題にならない程度に低い低灰分炭と、灰
分含量が比較的高い中灰分炭とに粗粒選別条件を
適切に選定して選別し、低灰分炭はそのまま粗粉
砕および微粉砕して高濃度スラリーの製造に供す
ることにより処理損失が実質上なくなり、一方、
中灰分炭は、必要に応じて粗粉砕炭の一部と微粉
砕した後に、浮選して脱灰処理を施し、さらに、
脱水し、固体濃度40〜60重量%のスラリーを調製
し、このスラリーを低灰分炭に合わせることによ
り、灰分の比較的多い原料石炭を用いても、この
原料石炭を有効に利用し、高回収率で所望濃度の
脱灰された高濃度石炭−水スラリーを得ることが
できる。
第1図は本発明の脱灰高濃度スラリーの製造方
法を実施する装置の例を示すフローシート、第2
図は既出願の方法を示すブロツクダイヤグラムで
ある。 1…篩、2…粗粒選別機、3…微粉砕機、4…
浮選機、5…脱水機、6…微粉砕機、7,8…粗
粉砕機、9,11…湿式微粉砕機、10…濃度調
整槽、12…脱灰高濃度スラリー貯槽、13…検
出器。
法を実施する装置の例を示すフローシート、第2
図は既出願の方法を示すブロツクダイヤグラムで
ある。 1…篩、2…粗粒選別機、3…微粉砕機、4…
浮選機、5…脱水機、6…微粉砕機、7,8…粗
粉砕機、9,11…湿式微粉砕機、10…濃度調
整槽、12…脱灰高濃度スラリー貯槽、13…検
出器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 原料石炭を粗粒炭と細粒炭とに篩分けした
後、この粗粒炭を低灰分炭、中灰分炭、高灰分炭
とに比重選別し、この中灰分炭と前記細粒炭とを
微粉砕して石炭−水スラリーを得、この石炭−水
スラリーを浮遊選別した後、脱水して、固体濃度
40〜60重量%に調整し、この石炭−水スラリーと
前記粗粒低灰分炭とを微粉砕して最終製品の高濃
度スラリーを製造する際、最終製品の固体濃度の
設定値に基づき、最終微粉砕工程に導く粗粒炭
と、濃度調整された石炭−水スラリー中の石炭と
の混合比を調整するため、比重選別で得た低灰分
炭の一部を細粒炭と中灰分炭とに混合して固体濃
度60重量%を越える脱灰石炭−水スラリーを製造
することを特徴とする脱灰高濃度スラリーの製造
方法。 2 最終製品のスラリー性状を一定に保持するた
めに、最終製品の性状を検知し、その検知量によ
り浮選・脱水工程で得た石炭−水スラリーへの水
や分散剤の投入量を微調整する特許請求の範囲第
1項記載の脱灰高濃度スラリーの製造方法。 3 原料石炭を粗粒炭と細粒炭とに篩分けした
後、この粗粒炭を低灰分炭、中灰分炭、高灰分炭
とに比重選別し、この中灰分炭と前記細粒炭とを
微粉砕して石炭−水スラリーを得、この石炭−水
スラリーを浮遊選別した後、脱水して、固体濃度
40〜60重量%に調整し、この石炭−水スラリーと
前記粗粒低灰分炭とを微粉砕して最終製品の高濃
度スラリーを製造する際、最終製品の固体濃度の
設定値に基づき、最終微粉砕工程に導く粗粒炭
と、濃度調整された石炭−水スラリー中の石炭と
の混合比を調整するため、粗粒選別における粗粒
炭の粒度、中灰分炭と低灰分炭との選別比重を選
定して固体濃度60重量%を越える脱灰石炭−水ス
ラリーを製造することを特徴とする脱灰高濃度ス
ラリーの製造方法。 4 最終製品のスラリー性状を一定に保持するた
めに、最終製品の性状を検知し、その検知量によ
り浮遊・脱水工程で得た石炭−水スラリーへの水
や分散剤の投入量を微調整する特許請求の範囲第
3項記載の脱灰高濃度スラリーの製造方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59246485A JPS61123699A (ja) | 1984-11-20 | 1984-11-20 | 脱灰高濃度スラリ−の製造方法 |
| US06/798,524 US4712742A (en) | 1984-11-20 | 1985-11-15 | Preparation of deashed high solid concentration coal-water slurry |
| AU49954/85A AU562941B2 (en) | 1984-11-20 | 1985-11-15 | Deashed high solid concentration coal-water slurry |
| CA000495444A CA1282761C (en) | 1984-11-20 | 1985-11-15 | Preparation of deashed high solid concentration coal-water slurry |
| CN85109744.8A CN1007069B (zh) | 1984-11-20 | 1985-11-18 | 除灰分的高固体浓度水煤浆的制备 |
| EP85308432A EP0183479B1 (en) | 1984-11-20 | 1985-11-20 | Preparation of deashed high solid concentration coal-water slurry |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59246485A JPS61123699A (ja) | 1984-11-20 | 1984-11-20 | 脱灰高濃度スラリ−の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61123699A JPS61123699A (ja) | 1986-06-11 |
| JPH0260714B2 true JPH0260714B2 (ja) | 1990-12-18 |
Family
ID=17149099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59246485A Granted JPS61123699A (ja) | 1984-11-20 | 1984-11-20 | 脱灰高濃度スラリ−の製造方法 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4712742A (ja) |
| EP (1) | EP0183479B1 (ja) |
| JP (1) | JPS61123699A (ja) |
| CN (1) | CN1007069B (ja) |
| AU (1) | AU562941B2 (ja) |
| CA (1) | CA1282761C (ja) |
Families Citing this family (28)
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