JPH026750B2 - - Google Patents
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- JPH026750B2 JPH026750B2 JP5501681A JP5501681A JPH026750B2 JP H026750 B2 JPH026750 B2 JP H026750B2 JP 5501681 A JP5501681 A JP 5501681A JP 5501681 A JP5501681 A JP 5501681A JP H026750 B2 JPH026750 B2 JP H026750B2
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- JP
- Japan
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- formula
- imidazole
- salt
- sulfonic acid
- dichlorophenyl
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、式、
で表わされる1−〔2−(2,4−ジクロロベンジ
ルオキシ)−2−(2,4−ジクロロフエニル)エ
チル〕イミダゾール又はその塩の効率よい新規な
製造法に関するものである。前記式()で表わ
されるイミダゾール誘導体の硝酸塩は、優れた抗
黴性作用および抗細菌性作用を有し医薬品として
有用な物質である。
ルオキシ)−2−(2,4−ジクロロフエニル)エ
チル〕イミダゾール又はその塩の効率よい新規な
製造法に関するものである。前記式()で表わ
されるイミダゾール誘導体の硝酸塩は、優れた抗
黴性作用および抗細菌性作用を有し医薬品として
有用な物質である。
これまで、この化合物の製造方法としては、1
−〔2−ヒドロキシ−2−(2,4−ジクロルフエ
ニル)エチル〕イミダゾールのアルカリ金属塩に
ハロゲン化2,4−ジクロロベンジル化合物を加
熱下に反応させる方法が知られている(特公昭50
−39664)。
−〔2−ヒドロキシ−2−(2,4−ジクロルフエ
ニル)エチル〕イミダゾールのアルカリ金属塩に
ハロゲン化2,4−ジクロロベンジル化合物を加
熱下に反応させる方法が知られている(特公昭50
−39664)。
しかしながら、この方法には以下の如き欠点が
存在する。
存在する。
すなわち、
式、
で表わされるアルコール誘導体のアルカリ金属
塩が芳香族炭化水素類等の溶媒に対して不溶性
であるために、反応溶媒としてジメチルホルム
アミド、ヘキサメチルホスホルトリアミド等の
水溶性極性溶媒を使用しなければならないが、
これらの溶媒は、高価であり、しかも回収しに
くい。
塩が芳香族炭化水素類等の溶媒に対して不溶性
であるために、反応溶媒としてジメチルホルム
アミド、ヘキサメチルホスホルトリアミド等の
水溶性極性溶媒を使用しなければならないが、
これらの溶媒は、高価であり、しかも回収しに
くい。
前記式()で表わされるアルコール誘導体
のアルカリ金属塩を製造する際に、塩基として
アルカリ金属アミドまたはアルカリ金属水素化
物等の湿気を嫌うしかも激烈なアルカリ化合物
を用いる必要があり、従つて、同時に反応系を
無水にしなければならない。
のアルカリ金属塩を製造する際に、塩基として
アルカリ金属アミドまたはアルカリ金属水素化
物等の湿気を嫌うしかも激烈なアルカリ化合物
を用いる必要があり、従つて、同時に反応系を
無水にしなければならない。
したがつて、この方法は工業的に実施するに
は必ずしも満足すべきものとはいえない。
は必ずしも満足すべきものとはいえない。
本発明は、従来の方法のもつ欠点を克服し、工
業的に効率よく実施し得る前記式()イミダゾ
ール誘導体の製造方法を提供するものである。
業的に効率よく実施し得る前記式()イミダゾ
ール誘導体の製造方法を提供するものである。
本発明方法は、後に詳述する如く水と水に不溶
の芳香族炭化水素系溶媒とを用いた2相系の溶媒
中で反応を行わせることを特徴とし、極めて有用
性の高い方法である。以下に本発明を詳細に説明
する。
の芳香族炭化水素系溶媒とを用いた2相系の溶媒
中で反応を行わせることを特徴とし、極めて有用
性の高い方法である。以下に本発明を詳細に説明
する。
前記式()で表わされるアルコール誘導体は
公知の化合物(特公昭50−39664)であるが、も
う一方の原料である一般式、 (式中、Rは有機スルホン酸残基を示す) の有機スルホン酸エステルは、文献未載の新規物
質である。このものは2,4−ジクロロベンジル
アルコールと有機スルホニルクロリドとを適当な
塩基の存在下で反応させることにより容易に得る
ことができる。この一般式()で表わされる有
機スルホン酸エステルの例としては、式中のR
が、p−トルエンスルホニル基、ベンゼンスルホ
ニル基、o−トルエンスルホニル基、p−エチル
ベンゼンスルホニル基、p−クロロベンゼンスル
ホニル基、p−ブロモベンゼンスルホニル基のよ
うな置換または未置換のベンゼンスルホニル基、
およびメタンスルホニル基、エタンスルホニル
基、n−プロパンスルホニル基、n−ブタンスル
ホニル基のような低級アルカンスルホニル基を挙
げることができる。
公知の化合物(特公昭50−39664)であるが、も
う一方の原料である一般式、 (式中、Rは有機スルホン酸残基を示す) の有機スルホン酸エステルは、文献未載の新規物
質である。このものは2,4−ジクロロベンジル
アルコールと有機スルホニルクロリドとを適当な
塩基の存在下で反応させることにより容易に得る
ことができる。この一般式()で表わされる有
機スルホン酸エステルの例としては、式中のR
が、p−トルエンスルホニル基、ベンゼンスルホ
ニル基、o−トルエンスルホニル基、p−エチル
ベンゼンスルホニル基、p−クロロベンゼンスル
ホニル基、p−ブロモベンゼンスルホニル基のよ
うな置換または未置換のベンゼンスルホニル基、
およびメタンスルホニル基、エタンスルホニル
基、n−プロパンスルホニル基、n−ブタンスル
ホニル基のような低級アルカンスルホニル基を挙
げることができる。
本発明方法においては、式()の化合物は、
前記式()で表わされるアルコール誘導体1当
量に対して1〜1.3当量の前記式()で表わさ
れるスルホン酸エステル化合物を触媒量の第4級
アンモニウム塩相間移動触媒の存在下、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶
媒と50%アルカリ水溶液との不均一2相系溶媒中
で単に混ぜて撹拌するだけという極めて簡便な方
法により、容易に製造することができる。
前記式()で表わされるアルコール誘導体1当
量に対して1〜1.3当量の前記式()で表わさ
れるスルホン酸エステル化合物を触媒量の第4級
アンモニウム塩相間移動触媒の存在下、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶
媒と50%アルカリ水溶液との不均一2相系溶媒中
で単に混ぜて撹拌するだけという極めて簡便な方
法により、容易に製造することができる。
本発明方法で用いる相間移動触媒としての第4
級アンモニウム塩は、炭素原子総数が12〜25個か
らなる化合物で、その例としては、テトラブチル
アンモニウム塩、メチルトリオクチルアンモニウ
ム塩、デシルトリメチルアンモニウム塩およびト
リエチルベンジルアンモニウム塩等を挙げること
ができる。また、このものの触媒としての使用量
は、原料のアルコール誘導体1当量に対し0.01〜
0.1当量で充分である。本発明の方法においては、
通常、反応は室温で、1〜10時間で終了し、しか
もほぼ定量的に目的物()を得ることができ
る。
級アンモニウム塩は、炭素原子総数が12〜25個か
らなる化合物で、その例としては、テトラブチル
アンモニウム塩、メチルトリオクチルアンモニウ
ム塩、デシルトリメチルアンモニウム塩およびト
リエチルベンジルアンモニウム塩等を挙げること
ができる。また、このものの触媒としての使用量
は、原料のアルコール誘導体1当量に対し0.01〜
0.1当量で充分である。本発明の方法においては、
通常、反応は室温で、1〜10時間で終了し、しか
もほぼ定量的に目的物()を得ることができ
る。
このように本発明方法は、第4級アンモニウム
塩相間移動触媒とスルホン酸エステル化合物
()とを組み合わせて使用することにより、な
し得るものであるが、特筆すべきことは、全く加
熱または冷却等を要しないということである。こ
のことは工業的見地から、熱エネルギーの節約お
よび作業能率の向上を図る上で特徴的利点であ
り、しかも前述した如く不均一の2相系溶媒を用
いているため、反応終了後、直ちに有機溶媒層を
水層より分離するのみの操作で、極めて簡便に目
的とするイミダゾール誘導体()を得ることが
できるという有用性の著しく高い製法である。
塩相間移動触媒とスルホン酸エステル化合物
()とを組み合わせて使用することにより、な
し得るものであるが、特筆すべきことは、全く加
熱または冷却等を要しないということである。こ
のことは工業的見地から、熱エネルギーの節約お
よび作業能率の向上を図る上で特徴的利点であ
り、しかも前述した如く不均一の2相系溶媒を用
いているため、反応終了後、直ちに有機溶媒層を
水層より分離するのみの操作で、極めて簡便に目
的とするイミダゾール誘導体()を得ることが
できるという有用性の著しく高い製法である。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが本発明はこれに限定されるものではない。
するが本発明はこれに限定されるものではない。
実施例 1
1−〔2−ヒドロキシ−2−(2,4−ジクロロ
フエニル)エチル〕イミダゾール137mg(0.53m
M)、テトラブチルアンモニウムハイドロジエン
スルフアート20mg(0.06mM)、ベンゼン4mlお
よび50%水酸化ナトリウム水溶液2mlの混合物を
室温で30分撹拌する。続いてこれにp−トルエン
スルホン酸2,4−ジクロロベンジルエステル
228mg(0.69mM)を加え室温でさらに5時間撹
拌する。この反応液にベンゼン10mlを加え、水10
mlで2回洗つた後、ベンゼン層を芒硝で乾燥す
る。ベンゼンを留去して得られる残留物をアセト
ン2mlとイソプロピルエーテル2mlの混合溶媒に
溶かし、これに過剰の濃硝酸溶液を加え、沈殿す
る硝酸塩を取し、メタノールおよびイソプロピ
ルエーテル混液から再結晶すると、融点180〜181
℃(分解点)の1−〔2−(2,4−ジクロロベン
ジルオキシ−2−(2,4−ジクロロフエニル)
エチル〕イミダゾール硝酸塩245mg(96.8%)が
得られた。
フエニル)エチル〕イミダゾール137mg(0.53m
M)、テトラブチルアンモニウムハイドロジエン
スルフアート20mg(0.06mM)、ベンゼン4mlお
よび50%水酸化ナトリウム水溶液2mlの混合物を
室温で30分撹拌する。続いてこれにp−トルエン
スルホン酸2,4−ジクロロベンジルエステル
228mg(0.69mM)を加え室温でさらに5時間撹
拌する。この反応液にベンゼン10mlを加え、水10
mlで2回洗つた後、ベンゼン層を芒硝で乾燥す
る。ベンゼンを留去して得られる残留物をアセト
ン2mlとイソプロピルエーテル2mlの混合溶媒に
溶かし、これに過剰の濃硝酸溶液を加え、沈殿す
る硝酸塩を取し、メタノールおよびイソプロピ
ルエーテル混液から再結晶すると、融点180〜181
℃(分解点)の1−〔2−(2,4−ジクロロベン
ジルオキシ−2−(2,4−ジクロロフエニル)
エチル〕イミダゾール硝酸塩245mg(96.8%)が
得られた。
元素分析値:C18H14Cl4N2O
計算値(%):C、51.95;H、3.39;N、6.73
実験値(%):C、51.83;H、3.49;N、6.90
Mass m/e:414(M+)、379、333、159(ベース
ピーク)、 NMRδCDCl3:3.98〜4.25(m、2H、−CH2 −N
=) 4.38(d、d、2H、−O−CH2 −) 4.99(d、d、1H、−CH−O−) 6.80〜7.50(m、9H、arom.) 上記の元素分析値、MassおよびNMRは遊離
塩基について測定したものである。
ピーク)、 NMRδCDCl3:3.98〜4.25(m、2H、−CH2 −N
=) 4.38(d、d、2H、−O−CH2 −) 4.99(d、d、1H、−CH−O−) 6.80〜7.50(m、9H、arom.) 上記の元素分析値、MassおよびNMRは遊離
塩基について測定したものである。
なお、ここで用いたp−トルエンスルホン酸
2,4−ジクロロベンジルエステルはp−トルエ
ンスルホニルクロリドと2,4−ジクロロベンジ
ルアルコールとから合成したものである。
2,4−ジクロロベンジルエステルはp−トルエ
ンスルホニルクロリドと2,4−ジクロロベンジ
ルアルコールとから合成したものである。
融点:75〜77℃
NMRδCDCl3:2.51(s、3H、−CH3)
5.24(s、2H、−CH2 O−)
7.39〜8.13(m、7H、arom.)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式、 で表わされる1−〔2−ヒドロキシ−2−(2,4
−ジクロロフエニル)エチル〕イミダゾールと、
一般式 (式中、Rは有機スルホン酸残基を示す) で表わされる有機スルホン酸2,4−ジクロロベ
ンジルエステルとを第4級アンモニウム塩相間移
動触媒の存在下、芳香族炭化水素類と水との不均
一溶媒系を用いて、塩基性条件で反応させること
を特徴とする式 で表わされる1−〔2−(2,4−ジクロロベンジ
ルオキシ)−2−(2,4−ジクロロフエニル)エ
チル〕イミダゾール又はその塩の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5501681A JPS57169466A (en) | 1981-04-14 | 1981-04-14 | Preparation of imidazole derivative |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5501681A JPS57169466A (en) | 1981-04-14 | 1981-04-14 | Preparation of imidazole derivative |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57169466A JPS57169466A (en) | 1982-10-19 |
| JPH026750B2 true JPH026750B2 (ja) | 1990-02-13 |
Family
ID=12986856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5501681A Granted JPS57169466A (en) | 1981-04-14 | 1981-04-14 | Preparation of imidazole derivative |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57169466A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2249992B1 (es) * | 2004-09-13 | 2007-03-01 | Ferrer Internacional, S.A. | Un procedimiento para fabricar compuestos enantiomericos del imidazol. |
| JP2007297083A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 押下式液体吐出容器 |
-
1981
- 1981-04-14 JP JP5501681A patent/JPS57169466A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57169466A (en) | 1982-10-19 |
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