JPH0275340A - 吸着体 - Google Patents

吸着体

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JPH0275340A
JPH0275340A JP63227212A JP22721288A JPH0275340A JP H0275340 A JPH0275340 A JP H0275340A JP 63227212 A JP63227212 A JP 63227212A JP 22721288 A JP22721288 A JP 22721288A JP H0275340 A JPH0275340 A JP H0275340A
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JP
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adsorbent
adsorbed
component
adsorption
affinity
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JP63227212A
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English (en)
Inventor
Makoto Arai
誠 荒井
Hideki Fukuda
秀樹 福田
Tsutomu Okuyama
奥山 勉
Nobutaka Tani
敍孝 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は血液などの体液中から有害成分を選択的に除去
する吸着体に関する。
[従来の技術・発明が解決しようとする課題〕従来から
、体液中に直接病因であるか、病因に関連する物質、た
とえば有害成分や過剰な成分などが存在すると想定され
る疾患に対し、体液中の有用成分がほとんど失われるこ
となく、該有害成分や過剰な成分などを選択的に除去す
る選択的吸着体が開発されている。
しかし、現在開発されている吸着体は吸着能力が不充分
なため、充分な吸着容量をうるには吸着器容積を大きく
する必要があり、吸着器容積を大きくすると体外循環量
が大きくなるという欠点がある。体外循環法により処理
するばあいには、患者が許容できる体外循環量には限界
があるため、吸着器容積をあまり大きくできず、吸着容
量の飛躍的増大は不可能であり、本質的な解決にはなら
ない。また、吸着能力を上げるために、従来はおもにリ
ガンドやスペーサーなどの検討が行われてきたが充分な
吸着能力をうるまでには至っていない。
そこで、本発明者らはさらに吸着能力を上げるためには
担体または吸着体に関しても最適な構造にする必要があ
ると考えた。
本発明者らは、かかる実情に鑑み鋭意検討を重ねた結果
、被吸着除去成分に対する吸着体内空隙率を一定の範囲
にすることにより吸着能力が向上することを見出し、本
発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段] すなわち本発明は、被吸着除去成分に対する吸着体内有
効空隙率が0.4〜0.96の範囲にあることを特徴と
する吸着体に関する。
[実施例] 以下に本明細書中で用いる語句について説明する。
被吸着除去成分とは、体液中に存在する有害成分や過剰
な成分などで、吸着体により吸着除°去される対象とな
る成分(以下、除去対象成分ともいう)をいう。
有害成分とは、バラコート中毒におけるパラコートや自
己免疫性疾患における自己抗体などの、体液中に直接病
因であるかまたは病因に関連する成分があるとき、その
成分をいう。
過剰な成分とは、家族性高コレステロール血症における
LDLやVLDLなどのように、体液中に生体に必要で
はあるが過剰に存在する成分が存在するとき、その成分
をいう。
吸着器とは、吸着体を充填した、流体の流入口および流
出口を有する容器をいう。
体液とは、血液、血漿、腹水またはその他の生体中の液
状成分をいう。
吸着操作とは、除去対象成分を含む体液を吸着器の流入
口に送液し、流出口から排液することにより、体液中か
ら除去対象成分を吸着除去する操作をいう。
破過の始まりとは、底置(たとえば、化学工学便覧編、
化学工学便覧、改訂5版、吸着操作、丸善)に説明され
ているように、一般に除去対象成分の流出口の濃度(以
下、出口濃度という2が流入液中の濃度(以下、入口濃
度という)の5〜lO%に達した時点をいい、本明細書
中では5%に達した時点をいう。吸着器に液を流し始め
てからこの時点までを破過時間といい、吸着器に液を流
し始めてから出口濃度が入口濃度と同じになるまでの出
口濃度の経時変化を示すグラフを破過曲線という。
吸着能力とは、吸着容量と吸着している量の差である吸
着余力および/または体液中から除去対象成分を除去す
る速度などを意味し、吸着操作により体液中から除去対
象成分を吸着除去する能力全般をいい、本明細書中では
破過時間の長さを指標として用いて比較した。
被吸着除去成分に対する吸着体内有効空隙率(β)とは
、見掛は吸着体体積(Vx)に対する、吸着体内への被
吸着除去成分が入りうる容積(Vp)の比率(β−Vp
/ Vx)をいい、吸着体と被吸着除去成分によりこの
値が決まる。見掛は吸着体体1M (VW)は、吸着器
容積(Vt)と粒子間の容積であるボイド容積(Vo)
の差として求められる。
吸着体内への被吸着除去成分が入りうる容積(Vp)は
、吸着器内の被吸着除去成分が入りうる容積(Ve)と
ボイド容積(Vo)の差として求められる。
本発明の吸着体は、被吸着除去成分に親和性を有する化
合物を水不溶性多孔質担体に固定してなる吸着体、また
は水不溶性多孔質担体自体が被吸着除去成分に対する親
和性を有する吸着体であって、該被吸着除去成分に対す
る粒子的有効空隙率が0.4〜0.96の範囲にあるも
のである。被吸着除去成分に対する有効空隙率が0.4
未満のばあい、被吸着除去成分が吸着体に入りにくくな
り吸着量が低下し、0.96をこえるばあい、被吸着除
去成分に親和性を有する部分が少なくなり吸着量が低下
する。
本発明に用いる水不溶性多孔質担体は有機性、無機性い
ずれであってもよいが、目的とする除去対象成分以外の
体液成分の吸着(いわゆる非特異吸着)の少ないものが
好ましい。親水性であるほうが非特異吸着が少ないので
水不溶性多孔質担体は疎水性であるよりも、親水性であ
るほうが好ましい。
さらに、水不溶性多孔質担体表面には、リガンドの固定
化反応に用いうる官能基が存在していると好都合である
。これらの官能基の代表例としては、水酸基、アミノ基
、アルデヒド基、カルボキシル基、チオール基、シラノ
ール基、アミド基、エポキシ基、ハロゲン基、スクシニ
ルイミド基、酸無水物基などがあげられるが、これらに
限定されるわけではない。また、水不溶性多孔質担体は
前記官能基のなかでも水酸基を有する化合物よりなるも
のであるばあい、非特異吸着が少ないのでとくに好まし
い。これら官能基をスペーサーとして導入された水不溶
性多孔質担体も、用いうろことはいうまでもない。
本発明に用いる水不溶性多孔質担体の代表例としては、
アガロース、デキストラン、ポリアクリルアミドなどの
軟質多孔質体、多孔質ガラス、多孔質シリカゲルなどの
無機多孔質体、ポリメチルメタクリレート、ポリビニル
アルコール、スチレン、ジビニルベンゼン共重合体など
の合成高分子および/またはセルロースなどの天然高分
子を原料とする多孔質ポリマーハードゲルなどがあげら
れるがこれらに限定されるわけではない。
本発明の吸着体を体外循環治療に用いる際には、血液、
血漿のごとき高粘性流体を高速で流す必要があるために
、圧密化を引き起こさない充分な機械的強度を存する硬
質水不溶性多孔質担体を用いるのが好ましい。すなわち
硬質水不溶性多孔質担体とは、水不溶性多孔質担体を円
筒状カラムに均一に充填し、水性流体を流通したばあい
の圧力損失と流速との関係が少なくとも0.3kg/c
−まで直線関係にあるものをいう。
本発明に用いる被吸着除去成分に親和性を有する化合物
の代表例としては、ポリアクリル酸、ポリビニル硫酸、
ポリビニルスルホン酸、ポリビニルリン酸、ポリスチレ
ンスルホン酸、ポリスチレンリン酸、ポリグルタミン酸
、ポリアスパラギン酸、ポリメタクリル酸、ポリリン酸
、スチレン−マレイン酸共重合体などの合成ポリアニオ
ン化合物、およびヘパリン、デキストラン硫酸、コンド
ロイチン、コンドロイチン硫酸、ホスホマンナン、キチ
ン、キトサンなどの被吸着除去成分に親和性を有する官
能基含有多糖類があげられるがこれらに限定されるわけ
ではないO 本発明の吸着体に固定される被吸着除去成分に親和性を
有する化合物は1種類であってもよいし、2種類以上で
あってもよい。
本発明の吸着体は、水不溶性多孔質担体に被吸着除去成
分に親和性を有する化合物が固定された吸着体をいう。
そのような被吸着除去成分に親和性を有する化合物が固
定されてなる吸着体をうるために被吸着除去成分に親和
性を有する官能基を水不溶性多孔質担体に導入する方法
としては公知の種々の方法を特別な制限なしに用いるこ
とができるが、そのような被吸着除去成分に親和性を有
する化合物が固定されてなる吸着体をうるための被吸着
除去成分に親和性を存する官能基の担体への代表的な導
入方法としては、 (1)被吸着除去成分に親和性を有する官能基あるいは
容易に被吸着除去成分に親和性を有する官能基に変換し
うる官能基を含有する化合物をモノマーあるいは架橋剤
として用いる重合によって吸着体を形成させる方法、 (2被吸着除去成分に親和性を有する官能基を含有する
化合物を水不溶性多孔質担体に固定させる方法、 (3)被吸着除去成分に親和性を有する官能基を形成す
る化合物と水不溶性多孔質担体とを直接反応させること
によって、水不溶性多孔質担体に被吸着除去成分に親和
性を有する官能基を有する化合物を固定させる方法 などがあげられる。
もちろんガラス、シリカ、アルミナなどもともと水不溶
性多孔質担体自体を被吸着除去成分に対して親和性を有
する吸着体として用いてもよい。
(1)の方法において用いる被吸着除去成分に親和性を
有する官能基あるいは容易に被吸着除去成分に親和性を
有する官能基に変換しうる官能基を含有する七ツマ−あ
るいは架橋剤の代表例としては、アクリル酸およびその
エステル、メタクリル酸およびそのエステル、スチレン
スルホン酸などがあげられるがこれらに限定されるわけ
ではない。
(′2Jの方法、すなわち被吸着除去成分に親和性を有
する官能基を含有する化合物を水不溶性多孔質担体に固
定させる方法としては、物理的吸着による方法、イオン
結合による方法、共有結合により固定する方法などがあ
り、いかなる方法を用いてもよいが、吸着体の保存性な
らびに安定性のためには被吸着除去成分に親和性を有す
る官能基含有化合物が脱離しないことが重要であるので
、強固な固定が可能な共存結合法が望ましい。
共有結合により被吸着除去成分に親和性を有する化合物
を固定させるばあい、被吸着除去成分に親和性を有する
化合物が被吸着除去成分に親和性を有する官能基以外に
固定に利用できる官能基を有するのが好ましい。
固定に利用できる官能基の代表例としては、アミノ基、
アミド基、カルボキシル基、酸無水物基、スクシニルイ
ミド基、水酸基、チオール基、アルデヒド基、ハロゲン
基、エポキシ基、シラノール基などがあげられるがこれ
らに限定されるわけではない。
また、被吸着除去成分に親和性を有する化合物のうち硫
酸エステル基を含有する化合物の代表例としてはアルコ
ール、糖類、グリコールなどの水酸基含有化合物の硫酸
エステルがあげられるが、これらのなかでも多価アルコ
ールの部分硫酸エステル化合物、とりわけ糖類の硫酸エ
ステル化物が硫酸エステル基、固定に必要な官能基の双
方を含んでいるうえに、生体適合性および活性ともに高
く、さらに硫酸化多糖類は容易に水不溶性多孔質担体に
固定しうろことからとくに好ましい。
これらの被吸着除去成分に親和性を有する化合物は多数
存在するが、実施例に記載したデキストラン硫酸はその
一例である。
つぎに、(3)の方法、すなわち被吸着除去成分に親和
性を有する官能基を形成する化合物と水不溶性多孔質担
体とを反応させることによって、水不溶性多孔質担体に
被吸着除去成分に親和性を有する化合物を固定させて被
吸着除去成分に親和性を有する官能基を導入する方法の
代表例として水酸基含有多孔質担体に硫酸エステル基を
導入する反応があげられる。このばあい、水酸基含有水
不溶性多孔質担体とクロロスルホン酸、濃硫酸などの試
薬を反応させることによって直接硫酸エステル基を導入
することができる。
水不溶性多孔質担体の多孔構造については表面多孔性よ
りも全多孔性が好ましい。水不溶性多孔質担体の形状と
しては、粒状、球状、繊維状、膜状、ホローファイバー
状など、任意の形状を選ぶことができる。粒状の水不溶
性多孔質担体を用いるばあい、その粒子径は1μ畠未満
のばあい圧力損失が大きく 、5000μ−をこえるば
あい吸着速度が遅くなることから、1μ−以上5000
μ厘以下であるのが好ましい。
水不溶性多孔質担体の細孔容積が小さく粒子内に被吸着
成分が入れないとき、このとき有効空隙率は0になるが
、粒子内に入らないため吸着量は0になる。一方仮想的
に水不溶性多孔質担体の細孔容積を大きくして粒子内に
水不溶性多孔質担体がないとすると粒子内に自由に被吸
着除去成分が入り、このとき有効空隙率は1になるが、
リガンドを固定する水不溶性多孔質担体がないためリガ
ンド量が0になり吸着量は0になる。
吸着容量を上げるために有効空隙率を適当な値にするこ
とが必要であるが、このとき吸着容量だけでなく吸着速
度の点も考える必要がある。
吸着器を使用する際の目安として、一般に破過が始まっ
た時点で吸着操作中の吸着器の使用を止めて、そこで打
ち切るなり、新しい吸着器に交換する。そこで、吸着能
力の指標として同一の条件で吸着操作を行ったときに破
過する時点が遅いほど、つまり破過時間が長いほど吸着
能力が優れていると考えられ、この指標で判定する。
以下に被吸着除去成分がリボ蛋白質であり、水不溶性多
孔質担体が粒状である例を用いて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はかかる実施例にのみ限定されるも
のではない。
実施例1 多孔質セルロースゲルであるCKA−22(商品名、チ
ッソ■製、ポリエチレングリコールの排除限界分子量1
50万〜300万、粒径45〜105爛)60m1に2
N−NaOH32m1 、水60m1を加えて40℃で
30分撹拌後、エピクロルヒドリンfigを加えて、3
時間撹拌した。ゲルを水洗濾過し、エポキシ基の導入さ
れたセルロースゲルをえた。
えられたエポキシ基の導入されたセルロースゲル55m
1に、デキストラン硫酸(分子量的5000、イオウ含
量15重量%) 0.47gを加え、さらに水を加えて
97.4mlにし、pH9に調整して45℃で18時間
静置した。ゲルを水洗濾過し、水55m1、モノエタノ
ールアミンo、osgを加え、45℃で3時間静置して
未反応のエポキシ基を封止したのち、水洗濾過してデキ
ストラン硫酸が固定されたセルロースゲルをえた。
両端にフィルターを装着したガラス製円筒カラム(内径
IO−■、長さ約IQ、50m、以下刃ラムという)に
吸着体としてえられたデキストラン硫酸が固定されたセ
ルロースゲルを均一に充填した。
見掛は吸着体体積(V’x)の測定には、ノニオン系界
面活性剤ツウイーン20(商品名、花王アトラス■製)
の0.2重量%溶液に吸着体の細孔に入らない粒径1μ
虐のポリスチレンラテックス(シグマ社製)を溶かした
液(以下、溶液1という)を用いた。あらかじめ前記界
面活性剤溶液でカラム内を置換したのち、ベリスタルポ
ンプで溶液1を流速0.5ml/sinで流し、カラム
出口濃度の経時変化をυV計(東ソー■製、波長250
nm)にて測定し、出口濃度を入口濃度で割って無次元
化した値の経時変化を測定した。第1図に示すように、
えられた前記無次元化した値の0から1になるまで(入
口濃度と等しくなるまで)の曲線区間を積分して、用い
たゲル間の容積、すなわちボイド容積(Vo)を求め、
カラム内容積、すなわち吸着器容積(Vt)から差し引
いて見掛は吸着体体積(VX)を求めた。
なお第1図中、斜線部分は用いたゲル間の容積(Vo)
を示す。カラム内容積に対する用いたゲル間の容積の比
率(Vo/Vt)は0.384であった。
被吸着除去成分(リボ蛋白)対する吸着体内有効空隙率
(β)の測定には、リボ蛋白が吸着体に吸着しないよう
に、NaCl濃度が約IHになるように血漿にNaCf
液を加えた液(以下、溶液2という)を用いた。
あらかじめIMのNaCl液でカラム内を置換したのち
、ペリスタルボンブで溶液2を流し、流出液をフラクシ
ョンコレクターにて分取した。分取した液を、コレステ
ロールCテストフコ−(商品名、和光■製)を用いて、
コレステロール濃度基準で測定した。以下同様にリボ蛋
白濃度をコレステロール濃度基準で表現した。出口濃度
を人口濃度で割って無次元化した値の経時変化を測定し
た。第2図に示すように、えられた経時変化曲線と先の
ラテックスでの溶出曲線とに囲まれた部分を積分すると
とにより吸着体内におけるリボ蛋白質が入りうる容積、
すなわち吸着体内への被吸着除去成分が入りうる容積(
Vp)を求めた。なお第2図中、斜線部分は吸着体内に
おけるリボ蛋白質が入りうる容積(Vp)を示す。えら
れた値(Vp)を見掛は吸着体体積(Vx)で割ること
によってリボ蛋白質に対する吸着体内有効空隙率(β)
を求めた。
つぎに、あらかじめ生理食塩水でカラム内を置換したの
ち、ベリスタルボンブでコレステロール濃度184mg
/dlの血漿を流速2.0 ml / sinで流し流
出液をフラクションコレクターにて分取し、コレステロ
ール濃度を測定した。出口濃度を入口濃度で割って無次
元化した値の経時変化を測定した。第3図に示す、えら
れた経時変化曲線とラテックスでの溶出曲線とに囲まれ
た部分を積分することによりカラム内でのコレステロー
ル量の吸着量を求めた。ここで吸着体に入ったコレステ
ロール量をもって、便宜的にコレステロール吸着量とす
る。
また別途、未使用の吸着体を乾燥して重量を測定するこ
とにより、吸着体実質重量当りのコレステロール吸着量
を測定した結果、127mg/g−吸着体であった。
なお吸着体の粒子径は、デキストラン硫酸を固定化した
吸着体を写真撮影することによって測定し、平均粒子径
とした。
第1表に用いた担体基、吸着体の平均粒子径、リボ蛋白
に対する有効空隙率(β)、コレステロール濃度および
コレステロールの吸着量を示す。
実施例2および3 多孔質セルロースゲルであるCKA−32(商品名、チ
ッソ■製、ポリエチレングリコールの排除限界分子量1
00万〜200万、粒径45〜105μm)(実施例2
 ) 、CKA−3−C(商品名、チッソ■製、ポリエ
チレングリコールの排除限界分子量200万〜500万
、粒径210〜315μm) (実施例3)をそれぞれ
約60m1とり、実施例1と同様の条件、操作でデキス
トラン硫酸を固定した。
被吸着成分(リボ蛋白)に対する有効空隙率(β)は、
溶液1および溶液2を用いて、実施例1と同様の測定を
行って求めた。値はそれぞれ0.488 (実施例2)
および0.958 (実施例3)であった。
さらに、デキストラン硫酸を固定した各吸着体をカラム
に充填し、実施例1と同様の操作を行い破過曲線を測定
しコレステロールの全吸着量を求めた。別途測定した吸
着体の乾燥重量で割って、吸着体実質重量当りのコレス
テロール吸着量を求めた。コレステロール吸着量はそれ
ぞれ79.1mg/g−吸着体(実施例2)および75
.9−g/g−吸着体(実施例3)であった。
それぞれの値は実施例1と併わせで第1表に示す。
実施例1.2および3において第1表に示すように入口
濃度が異なるためそのままでは吸着量を比較できない。
底置(慶伊富長著、吸着、共立出版)にあるように液相
吸着では一般にフロイントリッヒ(Freundlie
h)型吸着等混線が成り立つ。CKA−3(商品名、チ
ッソ■製、ポリエチレングリコールの排除限界分子量2
00万〜500万、粒径45〜105μl)を担体とし
て用いて実施例1と同様にデキストラン硫酸が固定され
た吸着体を作製し、コレステロール吸着量を測定し次式
のフロイントリッヒ型吸着等温式:コレステロール吸着
量− 係数×コレステロール濃度0・424 (ただし、コレステロール吸着量E−g/g−吸着体]
、コレステロール濃度[■g/dll)をえた。これを
用いることにより同じコレステロール濃度における比較
をすることができる。
破過時間を比べるとき、実施例1.2および3の実験に
用いた吸着体の中には粒子径の異なる吸着体があるため
、このままでは吸着速度を考えるとき粒子径の影響が含
まれる。そこで底置(慶伊富長著、吸着、共立出版)に
ある充填塔による吸着のばあいの方程式を用いて拡散係
数などを求め、同一粒子径基準で比較できるようにした
。このとき、粒子の表面付近から内部まで均一であるこ
とは、走差型電子顕微鏡による観察で確認した。
同一粒子径基準で破過時間の比較を行うために、吸着体
内有効空隙率(β)に対するコレステロール吸着量、吸
着体内拡散係数の関係をそれぞれ第4図、第5図に示す
ように区間に分けて直線で補間し、粒子径72.5μ履
の同一粒子径のばあい、内径1cm、長さlocmの吸
着器に流速1.65 ml / sinでコレステロー
ル濃度150mg/diの血漿を流したときの破過曲線
を求めたところ、第6図に示すように有効空隙率に対し
て破過時間が上に凸になった。この結果より吸着性能の
指標である破過時間から考えて、すぐれた吸着性能を有
する吸着体の被吸着除去成分に対する吸着体内有効空隙
率は0.4〜0.96の範囲である。さらに好ましくは
有効空隙率が0.B〜0.7である。
破過時間が最大になる吸着体内有効空隙率の値は、吸着
量が最大になる吸着体内有効空隙率の値よりも大きくな
った。これは被吸着除去成分に対する有効空隙率が大き
いほど被吸着成分が粒子内を拡散するさいの障害が少な
く拡散係数が大きくなるためと考えられる。このことは
吸着量だけに着目して担体を最適化しただけでは実際の
使用を考えた際の吸着性能を判定するには不充分である
ことを示している。
実施例1で説明したようなリボ蛋白に対する吸着体内有
効空隙率の測定方法においては、被吸着成分と吸着体と
に応じ、吸着体や被吸着成分が変性や形状の変化が無い
範囲内で被吸着除去成分が吸着されないようにpHやイ
オン強度などの溶液の条件を変えたり尿素などを混ぜる
などして、適当な条件を選定すればよい。
この方法を用いることにより吸着除去すべき有害成分に
分子量分布があり、正確な分子量を規定できないような
疾患においても被吸着成分に対して一つの値をうろこと
ができる。
実施例ではセルロース系担体にリガンドを固定化した吸
着体を用いたが、アガロース系の担体でも、それ以外の
ものでもよい。さらに、前記したごとくとくに担体自体
に被吸着成分に対する親和性があってリガンドを固定化
していない吸着体でもよい。
吸着体の有効空隙率の測定法として、吸着体を充填した
カラムに溶液を流す方式を実施例において説明したが、
一つの容器に吸着体とラテックスなどの吸着体に入らな
い物質あるいは被吸着成分を含む溶液を入れ、平衡にな
るまで放置して、濃度の低下の程度がら求めてもよい。
[以下余白] 第    1    表 [発明の効果] 本発明の被吸着除去成分に対する吸着体内有効空隙率が
0.4〜0.96の範囲に設定された吸着体は、すぐれ
た吸着能力を有しており、有害成分や過剰な成分などを
充分に除去しうるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図は、本発明の主要な因子である吸着体内
有効空隙率の計算方法を説明するための出口濃度/入口
濃度と液量との関係を示すグラフであり、第3図は、本
発明の吸着体によりコレステロール吸着量の定量方法を
説明するための出口濃度/入口濃度と液量との関係を示
すグラフであり、第4図は、吸着体内有効空隙率とコレ
ステロール吸着量との関係を示すグラフであり、第5図
は、吸着体内有効空隙率と吸着体内拡散係数との関係を
示すグラフであり、第6図は、吸着体内有効空隙率と破
過時間との関係を示すグラフである。 第1− 第2口 才30 工 0   α2  0.4  0.6  0.8  1.
0吸着体内有効空隙率 (β)[−] 第5図 0   0.2  0.4  0.6   α8!、0
吸着体内有効空隙率 (βン【刊 26図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被吸着除去成分に対する吸着体内有効空隙率が0.
    4〜0.96の範囲にあることを特徴とする吸着体。
JP63227212A 1988-09-09 1988-09-09 吸着体 Pending JPH0275340A (ja)

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