JPH027994B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH027994B2 JPH027994B2 JP61215136A JP21513686A JPH027994B2 JP H027994 B2 JPH027994 B2 JP H027994B2 JP 61215136 A JP61215136 A JP 61215136A JP 21513686 A JP21513686 A JP 21513686A JP H027994 B2 JPH027994 B2 JP H027994B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- quaternary ammonium
- polyoxyethylene
- alkyl
- group
- ammonium salt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D1/00—Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
- C11D1/66—Non-ionic compounds
- C11D1/835—Mixtures of non-ionic with cationic compounds
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、各種衣料に幅広く柔軟性と帯電防止
性とを付与できる柔軟剤組成物、特に吸水性を改
良した柔軟剤組成物に関するものである。 〔従来の技術〕 洗濯後の衣料に柔軟性と帯電防止性とを付与す
るために各種の柔軟剤が使用されている。これら
の柔軟剤はジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級
アンモニウム塩やアミダゾリニウム塩を主成分と
するものが一般的である。このうちジ長鎖アルキ
ルジ短鎖アルキルアンモニウム塩はすぐれた柔軟
化能を有するために特に多く用いられているが、
このものは親油性が大きいので繊維の表面に吸着
して柔軟性を付与すると同時に撥水性をも与えて
しまう欠点がある。従つてこのカチオン性界面活
性剤を含有する柔軟剤で繊維が衣料を処理すると
繊維の吸水速度が低下し、単位時間当りの吸水量
が減少、すなわち見かけの吸水性の低下といつた
問題が生じ好ましくない。 このような繊維柔軟剤の欠点を解消するために
繊維の柔軟化処理に使用した場合に、繊維の見か
けの吸水性を低下させないような水への親和性の
大きな新しいカチオン性界面活性剤の開発(特開
昭55−66546号、特開昭56−92251号、特開昭59−
30965号)が行われている。又ジ長鎖アルキルジ
短鎖アルキル第4級アンモニウム塩と他の水親和
性の大きな界面活性剤とを併用することが試みら
れている。例えば脂肪酸エタノールアミドポリグ
リコールエーテルの併用(特開昭56−20677号)
グリセリンエーテルの併用(特開昭56−20678号)
などである。 しかしながら、新規カチオン性界面活性剤につ
いては、柔軟性及び化学繊維に対する帯電防止性
をどの程度付与できるか、見かけの吸水性をどの
程度保持できるか、あるいは人体に対する影響等
充分な検討を要するために、未だ実用化されたも
のは少ない。これらのものとして、例えば、米国
Sherex Chemicals社より販売されている
Varisoft3690及び西独Rewochemische Werke社
より販売されているRewoquat W3690があるが、
これらはいずれもメチル−1−オレイルアミドエ
チル−2−オレイルイミダゾリニウムメチルサル
フエート(ヨウ素価80〜90)であるが、このもの
は単品では後述する様に化学繊維に対する帯電防
止性が不十分であるという欠点を有するため、他
のカチオン性もしくは非イオン性の柔軟化剤と併
用して提供する必要がある。一方、ジ長鎖アルキ
ルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩と他の水
親和性の大きな界面活性剤とを併用する試みは、
第4級アンモニウム塩単独の場合と同等の柔軟性
を付与しながら、かつ見かけの吸水性の低下を充
分に防止することが難しく、未だ実用性のある柔
軟化組成物は得られていない。 この様な点に鑑みて、本願発明者等は、優れた
柔軟性と帯電防止性とを付与出来ると共に吸水性
の低下の少ない実用性のある柔軟剤組成物を提供
する目的で鋭意研究を行ない、不飽和結合を有す
るジ長鎖ジ短鎖型の第4級アンモニウム塩とポリ
オキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤とを
併用した柔軟性剤組成物を提案してきた(特願昭
59−278685号)。しかしながら、その後の検討の
結果、この柔軟剤組成物は綿等の天然繊維製品に
対する柔軟性付与及び吸水性低下抑制の点におい
ては優れた効果を奏するものの、化学繊維製品に
対する柔軟化効果が未だ不満足である、という問
題点を発見するに至つた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従つて、本発明は繊維製品特に綿等の天然繊維
の吸水性を損なわずに十分な柔軟性を付与出来る
だけではなく、アクリル・ポリエステル等の化学
繊維製品に対しても優れた柔軟性を付与出来ると
ともに一層優れた帯電防止効果を有する柔軟剤組
成物を提供することを目的とする。 〔問題点を解決する為の手段〕 本発明は、ジ長鎖ジ短鎖型の第4級アンモニウ
ム塩に対し、特定の比率でモノ長鎖トリ短鎖型第
4級アンモニウム塩とトリ長鎖モノ短鎖型第4級
アンモニウム塩を併用した第4級アンモニウム塩
混合物に特定の非イオン界面活性剤とを組合せる
とともに上記第4級アンモニウム塩として不飽和
結合を分子内に有する第4級アンモニウム塩を用
い該第4級アンモニウム塩混合物のヨウ素価すな
わち不飽和結合を特定の範囲とすることにより上
記問題点が解決出来るとの知見に基づいてなされ
てものである。 すなわち、本発明は、 (A) 一般式(): で表わされるモノ長鎖第4級アンモニウム塩と、 (B) 一般式(): で表わされるジ長鎖第4級アンモニウム塩と、 (C) 一般式(): (式()、()、()中、R1,R5,R6,
R9,R10及びR11はC14-24のアルキル基又はアルケ
ニル基であり、R2はメチル基又はエチル基であ
り、R3,R4,R7,R8及びR12はメチル基、エチ
ル基、ポリオキシエチレン基又はポリオキシプロ
ピレン基であり、X-は陰イオンを示す。) で表わされるトリ長鎖第4級アンモニウム塩との
混合物であり、該混合物中の成分(A):(B):(C)の重
量比が4〜30:92〜50:4〜20の範囲にあり、 該混合物のヨウ素価が35〜100の範囲にある該
混合物と、 (D) ポリオキシエチレン付加型非イオン界面活性
剤とを含有することを特徴とする柔軟剤組成物
を提供する。 本発明で用いる成分(A)、(B)、(C)の第4級アンモ
ニウム塩は、各々通常、オレイン酸、リノール
酸、リノレン酸等の不飽和高級脂肪酸もしくはパ
ーム油脂肪酸、大豆油脂肪酸、サフラワー油脂肪
酸、トール油脂肪酸等の天然紙肪酸もしくはこれ
らの混合物又はこれらと牛脂脂肪酸との混合物を
出発原料として製造される。 これらのうち、特にオレイン酸、オレイン酸と
牛脂脂肪酸との混合物、パーム油脂肪酸が好適で
ある。次に、これらの出発原料を用いて当業者間
で周知の反応プロセス即ち「脂肪酸→ニトリル化
→長鎖脂肪族アミン化→短鎖アルキル化→四級
化」を行うことにより、該第4級アンモニウム塩
を得ることが出来るが、その際に原料脂肪酸の不
飽和結合含有率を低下させずに最終的に出来るだ
け高いヨウ素価を保持する第4級アンモニウム塩
を得る為には、厳密に反応条件を選定する必要が
ある。 前記一般式()、()、()におけるR1,
R5,R6,R10,R11は炭素数が14〜24、好ましく
は16〜22、より好ましくは16〜18であり、各々こ
れらの範囲内で分布を持つものであつてもよく、
又互いに同じでも異なつていても良い。炭素数が
14未満の場合、例えばヤシ油脂肪酸から合成した
第4級アンモニウム塩混合物は柔軟性が劣り好ま
しくない。一方、R2はメチル基又はエチル基で
あり、R3,R4,R7,R8,R12はメチル基、エチ
ル基、平均重合度が1〜5のポリオキシエチレン
基又はポリオキシプロピレン基からなる群より選
択されるが、それらのうちではメチル基が好適で
ある。又、これらは互いに同一であつても異なつ
ていても良い。Xは通常ハロゲン原子又は
R13SO4で示される基である。このハロゲン原子
としては塩素、臭素及びヨウ素があげられ、好ま
しくは塩素である。又、R13は炭素数1〜3のア
ルキル基でありメチル基、エチル基もしくはプロ
ピル基である。 本発明においては、成分(A):(B):(C)の重量比が
4〜30:92〜50:4〜20の範囲に混合する必要が
ある。この範囲よりも(A)成分が多くなると繊維の
種類に関係無く全体に柔軟化効果及び帯電防止効
果が低下し、一方(C)成分が多くなると本発明の本
来の目的である吸水性が低下してしまう。すなわ
ち、(C)成分は化学繊維製品に対する優れた柔軟化
効果及び帯電防止効果を付与することを目的とし
て添加するのであるが、(B)成分に単純に(C)成分の
みを併用すると吸水性が著しく劣化してしまうの
で、これを防止する為に(A)成分を併用する必要が
あるわけである。つまり、柔軟化効果、帯電防止
効果と吸水性を丁度良くバランスさせる為に上記
の範囲の比率で(A)、(B)、(C)を併用するのである。
本発明において、成分(A):(B):(C)のより好ましい
重量比は、4〜20:92〜65:4〜15である。 本発明においては、該第4級アンモニウム塩混
合物のヨウ素価が35〜100好ましくは40〜90の範
囲にあることが必要であり、例えば通常の牛脂脂
肪酸、半硬化ないし硬化牛脂脂肪酸、硬化パーム
油脂肪酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘニ
ン酸等を原料とした場合の様に、ヨウ素価が35未
満では柔軟処理した繊維製品、特に綿繊維の吸水
性が著しく劣化してしまい、100を超えると逆に
柔軟化効果及び化学繊維に対する帯電防止性が劣
化してしまうからである。しかしながら、本発明
においては、個々の第4級アンモニウム塩自体が
35〜100のヨウ素価を有していることは必ずしも
必要ではなく、第4級アンモニウム塩であつてヨ
ウ素価の低いものと高いものとを混合して第4級
アンモニウム塩全体としてのヨウ素価が35〜100
の範囲にあればよいのである。尚、ここでヨウ素
価は、例えばJIS K−0070に記載の方法により容
易に測定される。 一方、本発明において成分(D)は、水性液体柔軟
剤として用いる場合に分散安定化剤として、又、
固型もしくは粒状柔軟剤組成物として用いる場合
には該第4級アンモニウム塩混合物の分散促進及
び/又はバインダーとして必要不可欠ある。 本発明で用いる成分(D)としては、ポリオキシエ
チレンアルキルフエニルエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキル(又はアルケニル)エーテル、ポ
リオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチ
レンアルキル又はアルケニルアミン、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステルが例示される
が、これらのうち、POE(=10〜70)アルキル
(C8〜12)フエニルエーテル及び/又はPOE(
=10〜70)アルキル(又はアルケニル)(C10〜
22)エーテル及び/又はPOE(=10〜70)アル
キル(又はアルケニル)(C10〜22)アミンが好
ましい。尚、前記化合物中、それぞれPOEはポ
リオキシエチレンを、はエチレンオキシドの平
均付加モル数を、Cは炭素数を示す(以下におい
ても同じ)。 本発明の柔軟剤組成物中、成分(A)+(B)+(C)と成
分(D)との配合比は任意とすることができるが、好
ましくは(A)+(B)+(C)/(D)を100/1〜2/1(重量
比)、より好ましくは20/1〜4/1とするのが
望ましい。 本発明の柔軟剤組成物を水性液体柔軟剤として
使用する場合には、成分(A)、(B)、(C)を合計3〜50
重量%(以下%と略称する。)、好ましくは4〜30
%、成分(D)を0.02〜20%、好ましくは0.1〜10%
とするのが望ましく、その際、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、グリセリン、尿素、
エタノールなどのハイドロトロープを1〜20%、
又無機電解質等の粘度調節剤や通常柔軟剤に配合
される成分であるシリコーン類、炭化水素、セル
ロース誘導体、殺菌剤、顔料、染料、香料、蛍光
増白剤等を適宜配合することができる。 一方、本発明の柔軟剤組成物を固型又は粒状と
して用いる場合には、固型又は粒状柔軟剤組成物
中に該第4級アンモニウム塩混合物が3〜50%、
好ましくは4〜30%となるように用いるのがよ
い。この場合、該第4級アンモニウム塩と該非イ
オン界面活性剤との混合物をそのまま粒状として
もよいが、更にその他の非イオン界面活性剤及び
硫酸ナトリウム、シリカ、ゼオライト、ホワイト
カーボン、水溶性高分子などのバインダーととも
に増粒するのがよい。このようにして得た粒状柔
軟剤は、そのまま柔軟剤として用いることもでき
るが、公知の洗浄剤に配合して柔軟性付与洗浄剤
として用いることもできる。 〔発明の効果〕 本発明の柔軟剤組成物によれば対象物の吸水性
をあまり低下させないので、すぐれた感触を各種
繊維製品に付与でき、オムツ等の綿繊維が有する
吸水性が実質的に保持されるとともに、化学繊維
に対してすぐれた柔軟性と帯電防止性を付与でき
る付加価値の高いものである。 尚、本発明の組成物がこの様な作用効果を奏す
る理由についてはまだ十分に解明されていない
が、モノ長鎖、ジ長鎖及びトリ長鎖型の3種の第
4級アンモニウム塩がジ長鎖型第4級アンモニウ
ム塩単品の場合と異なる特異な吸着構造をとると
共に、それらの少なくとも一部分が分子中に不飽
和結合を有する為に疎水性が緩和されることによ
るものと推定される。 次に実施例により本発明を説明するが、本発明
はこれらに限定されるものではない。 〔実施例〕 実施例における水性分散液の調製方法、柔軟処
理方法及び性能評価は下記の方法により行つた。 ・ 水性分散液の調製方法。 成分(A)、(B)、(C)以外の成分を水に溶かし、これ
を45℃に加温し撹拌しながらこれに成分(A)(B)(C)と
イソプロピルアルコールの溶融混合物を滴下して
均一に分散させた後25℃まで冷却した。 ・ 仕上げ処理方法 市販の木綿タオル、晒布及びアクリル布及びポ
リエステル布を市販衣料用洗剤により電気洗濯機
を用いて50℃で2回繰返し洗濯後、常温の水道水
で充分すすぎ、試験布とした。 次に25℃の水道水30に対し、柔軟剤組成物を
成分(A)+(B)+(C)の合計添加量が1gとなるように
加えて均一溶液とした、この中に浴比30倍で各試
験布を浸し3分間処理した後、2分間脱水した。
このように処理した布を風乾した後柔軟効果及び
吸水性評価用の木綿タオル、晒布及びアクリル布
は25℃、65%RHの条件で24時間放置し、又帯電
防止効果評価用のアクリル布及びポリエステル布
は20℃、55%RHの条件下に72時間放置して、
夫々の評価試験に用いた。 ・ 評価方法 (イ) 柔軟性:処理前と処理後の木綿タオル及びア
クリル布の手触りを比較して次の基準で評価し
た。 +5……非常に柔らかい +4……かなり柔らかい +3……柔らかい +2……やや柔らかい +1……わずかに柔らかい 0……処理前とかわらない (ロ) 吸水性:JIS L1003に準じ、2cm×15の晒布
を、インクで着色した純水(25℃に5mm浸漬
し、5分間に上昇する水の高さを測定した。
尚、柔軟剤の商品価値上は、本測定によると70
(mm)以上である事が望ましい。 (ハ) 帯電防止性:スタチツクオネストメーター
(宍戸商会製)を用い、アクリル布及びポリエ
ステル布を印加電圧7KVターゲツト距離20mm
で帯電させ、電圧除去後の帯電圧の半減期
(秒)を測定した 実施例 1 {(A) モノオレイルトリメチルアンモニウムクロ
ライド (B) ジオレイルジメチルアンモニウムクロライド (C) トリオレイルモノメチルアンモニウムクロラ
イド} 各々単品もしくは混合物 5% (D) POE(=50)ノニルフエニルエーテル 0.4% (E) 塩化ナトリウム 0.02% (F) エチレングリコール 4% を含む水性分散液を調製し、性能を評価した。結
果を表−1に示す。尚、上記第4級アンモニウム
塩は各々イソプロピルアルコールとの混合物とし
て提供されるのでイソプロピルアルコールが該組
成物に約1.7%混入している。
性とを付与できる柔軟剤組成物、特に吸水性を改
良した柔軟剤組成物に関するものである。 〔従来の技術〕 洗濯後の衣料に柔軟性と帯電防止性とを付与す
るために各種の柔軟剤が使用されている。これら
の柔軟剤はジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル第4級
アンモニウム塩やアミダゾリニウム塩を主成分と
するものが一般的である。このうちジ長鎖アルキ
ルジ短鎖アルキルアンモニウム塩はすぐれた柔軟
化能を有するために特に多く用いられているが、
このものは親油性が大きいので繊維の表面に吸着
して柔軟性を付与すると同時に撥水性をも与えて
しまう欠点がある。従つてこのカチオン性界面活
性剤を含有する柔軟剤で繊維が衣料を処理すると
繊維の吸水速度が低下し、単位時間当りの吸水量
が減少、すなわち見かけの吸水性の低下といつた
問題が生じ好ましくない。 このような繊維柔軟剤の欠点を解消するために
繊維の柔軟化処理に使用した場合に、繊維の見か
けの吸水性を低下させないような水への親和性の
大きな新しいカチオン性界面活性剤の開発(特開
昭55−66546号、特開昭56−92251号、特開昭59−
30965号)が行われている。又ジ長鎖アルキルジ
短鎖アルキル第4級アンモニウム塩と他の水親和
性の大きな界面活性剤とを併用することが試みら
れている。例えば脂肪酸エタノールアミドポリグ
リコールエーテルの併用(特開昭56−20677号)
グリセリンエーテルの併用(特開昭56−20678号)
などである。 しかしながら、新規カチオン性界面活性剤につ
いては、柔軟性及び化学繊維に対する帯電防止性
をどの程度付与できるか、見かけの吸水性をどの
程度保持できるか、あるいは人体に対する影響等
充分な検討を要するために、未だ実用化されたも
のは少ない。これらのものとして、例えば、米国
Sherex Chemicals社より販売されている
Varisoft3690及び西独Rewochemische Werke社
より販売されているRewoquat W3690があるが、
これらはいずれもメチル−1−オレイルアミドエ
チル−2−オレイルイミダゾリニウムメチルサル
フエート(ヨウ素価80〜90)であるが、このもの
は単品では後述する様に化学繊維に対する帯電防
止性が不十分であるという欠点を有するため、他
のカチオン性もしくは非イオン性の柔軟化剤と併
用して提供する必要がある。一方、ジ長鎖アルキ
ルジ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩と他の水
親和性の大きな界面活性剤とを併用する試みは、
第4級アンモニウム塩単独の場合と同等の柔軟性
を付与しながら、かつ見かけの吸水性の低下を充
分に防止することが難しく、未だ実用性のある柔
軟化組成物は得られていない。 この様な点に鑑みて、本願発明者等は、優れた
柔軟性と帯電防止性とを付与出来ると共に吸水性
の低下の少ない実用性のある柔軟剤組成物を提供
する目的で鋭意研究を行ない、不飽和結合を有す
るジ長鎖ジ短鎖型の第4級アンモニウム塩とポリ
オキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤とを
併用した柔軟性剤組成物を提案してきた(特願昭
59−278685号)。しかしながら、その後の検討の
結果、この柔軟剤組成物は綿等の天然繊維製品に
対する柔軟性付与及び吸水性低下抑制の点におい
ては優れた効果を奏するものの、化学繊維製品に
対する柔軟化効果が未だ不満足である、という問
題点を発見するに至つた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従つて、本発明は繊維製品特に綿等の天然繊維
の吸水性を損なわずに十分な柔軟性を付与出来る
だけではなく、アクリル・ポリエステル等の化学
繊維製品に対しても優れた柔軟性を付与出来ると
ともに一層優れた帯電防止効果を有する柔軟剤組
成物を提供することを目的とする。 〔問題点を解決する為の手段〕 本発明は、ジ長鎖ジ短鎖型の第4級アンモニウ
ム塩に対し、特定の比率でモノ長鎖トリ短鎖型第
4級アンモニウム塩とトリ長鎖モノ短鎖型第4級
アンモニウム塩を併用した第4級アンモニウム塩
混合物に特定の非イオン界面活性剤とを組合せる
とともに上記第4級アンモニウム塩として不飽和
結合を分子内に有する第4級アンモニウム塩を用
い該第4級アンモニウム塩混合物のヨウ素価すな
わち不飽和結合を特定の範囲とすることにより上
記問題点が解決出来るとの知見に基づいてなされ
てものである。 すなわち、本発明は、 (A) 一般式(): で表わされるモノ長鎖第4級アンモニウム塩と、 (B) 一般式(): で表わされるジ長鎖第4級アンモニウム塩と、 (C) 一般式(): (式()、()、()中、R1,R5,R6,
R9,R10及びR11はC14-24のアルキル基又はアルケ
ニル基であり、R2はメチル基又はエチル基であ
り、R3,R4,R7,R8及びR12はメチル基、エチ
ル基、ポリオキシエチレン基又はポリオキシプロ
ピレン基であり、X-は陰イオンを示す。) で表わされるトリ長鎖第4級アンモニウム塩との
混合物であり、該混合物中の成分(A):(B):(C)の重
量比が4〜30:92〜50:4〜20の範囲にあり、 該混合物のヨウ素価が35〜100の範囲にある該
混合物と、 (D) ポリオキシエチレン付加型非イオン界面活性
剤とを含有することを特徴とする柔軟剤組成物
を提供する。 本発明で用いる成分(A)、(B)、(C)の第4級アンモ
ニウム塩は、各々通常、オレイン酸、リノール
酸、リノレン酸等の不飽和高級脂肪酸もしくはパ
ーム油脂肪酸、大豆油脂肪酸、サフラワー油脂肪
酸、トール油脂肪酸等の天然紙肪酸もしくはこれ
らの混合物又はこれらと牛脂脂肪酸との混合物を
出発原料として製造される。 これらのうち、特にオレイン酸、オレイン酸と
牛脂脂肪酸との混合物、パーム油脂肪酸が好適で
ある。次に、これらの出発原料を用いて当業者間
で周知の反応プロセス即ち「脂肪酸→ニトリル化
→長鎖脂肪族アミン化→短鎖アルキル化→四級
化」を行うことにより、該第4級アンモニウム塩
を得ることが出来るが、その際に原料脂肪酸の不
飽和結合含有率を低下させずに最終的に出来るだ
け高いヨウ素価を保持する第4級アンモニウム塩
を得る為には、厳密に反応条件を選定する必要が
ある。 前記一般式()、()、()におけるR1,
R5,R6,R10,R11は炭素数が14〜24、好ましく
は16〜22、より好ましくは16〜18であり、各々こ
れらの範囲内で分布を持つものであつてもよく、
又互いに同じでも異なつていても良い。炭素数が
14未満の場合、例えばヤシ油脂肪酸から合成した
第4級アンモニウム塩混合物は柔軟性が劣り好ま
しくない。一方、R2はメチル基又はエチル基で
あり、R3,R4,R7,R8,R12はメチル基、エチ
ル基、平均重合度が1〜5のポリオキシエチレン
基又はポリオキシプロピレン基からなる群より選
択されるが、それらのうちではメチル基が好適で
ある。又、これらは互いに同一であつても異なつ
ていても良い。Xは通常ハロゲン原子又は
R13SO4で示される基である。このハロゲン原子
としては塩素、臭素及びヨウ素があげられ、好ま
しくは塩素である。又、R13は炭素数1〜3のア
ルキル基でありメチル基、エチル基もしくはプロ
ピル基である。 本発明においては、成分(A):(B):(C)の重量比が
4〜30:92〜50:4〜20の範囲に混合する必要が
ある。この範囲よりも(A)成分が多くなると繊維の
種類に関係無く全体に柔軟化効果及び帯電防止効
果が低下し、一方(C)成分が多くなると本発明の本
来の目的である吸水性が低下してしまう。すなわ
ち、(C)成分は化学繊維製品に対する優れた柔軟化
効果及び帯電防止効果を付与することを目的とし
て添加するのであるが、(B)成分に単純に(C)成分の
みを併用すると吸水性が著しく劣化してしまうの
で、これを防止する為に(A)成分を併用する必要が
あるわけである。つまり、柔軟化効果、帯電防止
効果と吸水性を丁度良くバランスさせる為に上記
の範囲の比率で(A)、(B)、(C)を併用するのである。
本発明において、成分(A):(B):(C)のより好ましい
重量比は、4〜20:92〜65:4〜15である。 本発明においては、該第4級アンモニウム塩混
合物のヨウ素価が35〜100好ましくは40〜90の範
囲にあることが必要であり、例えば通常の牛脂脂
肪酸、半硬化ないし硬化牛脂脂肪酸、硬化パーム
油脂肪酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘニ
ン酸等を原料とした場合の様に、ヨウ素価が35未
満では柔軟処理した繊維製品、特に綿繊維の吸水
性が著しく劣化してしまい、100を超えると逆に
柔軟化効果及び化学繊維に対する帯電防止性が劣
化してしまうからである。しかしながら、本発明
においては、個々の第4級アンモニウム塩自体が
35〜100のヨウ素価を有していることは必ずしも
必要ではなく、第4級アンモニウム塩であつてヨ
ウ素価の低いものと高いものとを混合して第4級
アンモニウム塩全体としてのヨウ素価が35〜100
の範囲にあればよいのである。尚、ここでヨウ素
価は、例えばJIS K−0070に記載の方法により容
易に測定される。 一方、本発明において成分(D)は、水性液体柔軟
剤として用いる場合に分散安定化剤として、又、
固型もしくは粒状柔軟剤組成物として用いる場合
には該第4級アンモニウム塩混合物の分散促進及
び/又はバインダーとして必要不可欠ある。 本発明で用いる成分(D)としては、ポリオキシエ
チレンアルキルフエニルエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキル(又はアルケニル)エーテル、ポ
リオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチ
レンアルキル又はアルケニルアミン、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステルが例示される
が、これらのうち、POE(=10〜70)アルキル
(C8〜12)フエニルエーテル及び/又はPOE(
=10〜70)アルキル(又はアルケニル)(C10〜
22)エーテル及び/又はPOE(=10〜70)アル
キル(又はアルケニル)(C10〜22)アミンが好
ましい。尚、前記化合物中、それぞれPOEはポ
リオキシエチレンを、はエチレンオキシドの平
均付加モル数を、Cは炭素数を示す(以下におい
ても同じ)。 本発明の柔軟剤組成物中、成分(A)+(B)+(C)と成
分(D)との配合比は任意とすることができるが、好
ましくは(A)+(B)+(C)/(D)を100/1〜2/1(重量
比)、より好ましくは20/1〜4/1とするのが
望ましい。 本発明の柔軟剤組成物を水性液体柔軟剤として
使用する場合には、成分(A)、(B)、(C)を合計3〜50
重量%(以下%と略称する。)、好ましくは4〜30
%、成分(D)を0.02〜20%、好ましくは0.1〜10%
とするのが望ましく、その際、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、グリセリン、尿素、
エタノールなどのハイドロトロープを1〜20%、
又無機電解質等の粘度調節剤や通常柔軟剤に配合
される成分であるシリコーン類、炭化水素、セル
ロース誘導体、殺菌剤、顔料、染料、香料、蛍光
増白剤等を適宜配合することができる。 一方、本発明の柔軟剤組成物を固型又は粒状と
して用いる場合には、固型又は粒状柔軟剤組成物
中に該第4級アンモニウム塩混合物が3〜50%、
好ましくは4〜30%となるように用いるのがよ
い。この場合、該第4級アンモニウム塩と該非イ
オン界面活性剤との混合物をそのまま粒状として
もよいが、更にその他の非イオン界面活性剤及び
硫酸ナトリウム、シリカ、ゼオライト、ホワイト
カーボン、水溶性高分子などのバインダーととも
に増粒するのがよい。このようにして得た粒状柔
軟剤は、そのまま柔軟剤として用いることもでき
るが、公知の洗浄剤に配合して柔軟性付与洗浄剤
として用いることもできる。 〔発明の効果〕 本発明の柔軟剤組成物によれば対象物の吸水性
をあまり低下させないので、すぐれた感触を各種
繊維製品に付与でき、オムツ等の綿繊維が有する
吸水性が実質的に保持されるとともに、化学繊維
に対してすぐれた柔軟性と帯電防止性を付与でき
る付加価値の高いものである。 尚、本発明の組成物がこの様な作用効果を奏す
る理由についてはまだ十分に解明されていない
が、モノ長鎖、ジ長鎖及びトリ長鎖型の3種の第
4級アンモニウム塩がジ長鎖型第4級アンモニウ
ム塩単品の場合と異なる特異な吸着構造をとると
共に、それらの少なくとも一部分が分子中に不飽
和結合を有する為に疎水性が緩和されることによ
るものと推定される。 次に実施例により本発明を説明するが、本発明
はこれらに限定されるものではない。 〔実施例〕 実施例における水性分散液の調製方法、柔軟処
理方法及び性能評価は下記の方法により行つた。 ・ 水性分散液の調製方法。 成分(A)、(B)、(C)以外の成分を水に溶かし、これ
を45℃に加温し撹拌しながらこれに成分(A)(B)(C)と
イソプロピルアルコールの溶融混合物を滴下して
均一に分散させた後25℃まで冷却した。 ・ 仕上げ処理方法 市販の木綿タオル、晒布及びアクリル布及びポ
リエステル布を市販衣料用洗剤により電気洗濯機
を用いて50℃で2回繰返し洗濯後、常温の水道水
で充分すすぎ、試験布とした。 次に25℃の水道水30に対し、柔軟剤組成物を
成分(A)+(B)+(C)の合計添加量が1gとなるように
加えて均一溶液とした、この中に浴比30倍で各試
験布を浸し3分間処理した後、2分間脱水した。
このように処理した布を風乾した後柔軟効果及び
吸水性評価用の木綿タオル、晒布及びアクリル布
は25℃、65%RHの条件で24時間放置し、又帯電
防止効果評価用のアクリル布及びポリエステル布
は20℃、55%RHの条件下に72時間放置して、
夫々の評価試験に用いた。 ・ 評価方法 (イ) 柔軟性:処理前と処理後の木綿タオル及びア
クリル布の手触りを比較して次の基準で評価し
た。 +5……非常に柔らかい +4……かなり柔らかい +3……柔らかい +2……やや柔らかい +1……わずかに柔らかい 0……処理前とかわらない (ロ) 吸水性:JIS L1003に準じ、2cm×15の晒布
を、インクで着色した純水(25℃に5mm浸漬
し、5分間に上昇する水の高さを測定した。
尚、柔軟剤の商品価値上は、本測定によると70
(mm)以上である事が望ましい。 (ハ) 帯電防止性:スタチツクオネストメーター
(宍戸商会製)を用い、アクリル布及びポリエ
ステル布を印加電圧7KVターゲツト距離20mm
で帯電させ、電圧除去後の帯電圧の半減期
(秒)を測定した 実施例 1 {(A) モノオレイルトリメチルアンモニウムクロ
ライド (B) ジオレイルジメチルアンモニウムクロライド (C) トリオレイルモノメチルアンモニウムクロラ
イド} 各々単品もしくは混合物 5% (D) POE(=50)ノニルフエニルエーテル 0.4% (E) 塩化ナトリウム 0.02% (F) エチレングリコール 4% を含む水性分散液を調製し、性能を評価した。結
果を表−1に示す。尚、上記第4級アンモニウム
塩は各々イソプロピルアルコールとの混合物とし
て提供されるのでイソプロピルアルコールが該組
成物に約1.7%混入している。
【表】
経験上柔軟剤で処理した場合、柔軟性は+3以
上、吸水性は70mm以上であることが必要であり、
又帯電防止性の指標である半減期は短かい程好ま
しいとされているが、表−1より本発明品は、こ
れらの要求を全て満たしていることが判る。 即ち、本発明品の吸水性は(B)成分単独の場合よ
りやや劣るものの、いずれも70(mm)以上であり、
且つ綿タオル及び化繊の代表として取り上げたア
クリルジヤージの柔軟性はいずれも上記条件と満
たし、更に半減期は(A)、(B)、(C)単独の場合より優
れるという相乗効果を示すからである。 一方No.4の場合の様に、(B)成分の割合が本発明
の範囲より少なすぎると綿製品の柔軟性及び吸水
性が劣化し、或いはNo.5の場合の様に(B)成分の割
合及びヨウ素が本発明の範囲に入つていても(A)成
分が配合されていないため、吸水性が阻害されて
本発明の目的を達成し得ないのである。 又、本発明の水性分散液は長期に保存しても、
相分離及び/又は急激な粘度上昇が認められな
い。これは、主に(D)成分の添加に帰せられるが(D)
成分と(E)、(F)成分との相乗効果にも由来する。 尚、本実施例で用いた、例えば「モノオレイル
トリメチルアンモニウムクロライド」とは、オレ
イン酸を原料として前記の当業者間で公知の反応
プロセスにて得られるものであり、必らずしも化
学的な意味でモノオレイルトリメチルアンモニウ
ムクロライドが100%含有されているものを意味
しない。何故ならば、前記反応プロセス中、特に
アミン化反応の過程に於いて、少なくとも一部の
二重結合が水素添加される為必らずや副生物とし
てモノステアリルトリメチルアンモニウムクロラ
イドを含むことになるからであり、その混入割合
はヨウ素価によつて間接的に表現される。 よつて、実施例1及び2で用いる他のモノ、ジ
又はトリ長鎖アルケニル四級アンモニウム塩につ
いても同様である。 実施例 2 アルキル基の不飽和度及び炭素数分布の異なる
種々の天然脂肪酸を原料として、モノ、ジ又はト
リ長鎖アルキル(又はアルケニル)アンモニウム
クロライドを合成し、表−2に示す組成の水性分
散液を調製し、前記の方法で性能評価を行つた結
果、本発明品の柔軟性は綿繊維及び化学繊維のい
ずれに対しても+3以上、吸水性は70mm以上、帯
電防止性は100sec以下の良好な値を示した。 又、実施例1と同様に、主として(D)成分の添加
効果に基づき、該水性分散液は長期に保存しても
相分離及び/又は粘度上昇が無く、分散安定性は
極めて良好である。 尚、該第4級アンモニウム塩はいずれもイソプ
ロピルアルコールとの混合物として提供されるの
で、表−2に示す組成物はいずれも(A)+(B)+(C)合
計配合量の約1/3〜1/4のイソプロピルアルコール
を含有している。
上、吸水性は70mm以上であることが必要であり、
又帯電防止性の指標である半減期は短かい程好ま
しいとされているが、表−1より本発明品は、こ
れらの要求を全て満たしていることが判る。 即ち、本発明品の吸水性は(B)成分単独の場合よ
りやや劣るものの、いずれも70(mm)以上であり、
且つ綿タオル及び化繊の代表として取り上げたア
クリルジヤージの柔軟性はいずれも上記条件と満
たし、更に半減期は(A)、(B)、(C)単独の場合より優
れるという相乗効果を示すからである。 一方No.4の場合の様に、(B)成分の割合が本発明
の範囲より少なすぎると綿製品の柔軟性及び吸水
性が劣化し、或いはNo.5の場合の様に(B)成分の割
合及びヨウ素が本発明の範囲に入つていても(A)成
分が配合されていないため、吸水性が阻害されて
本発明の目的を達成し得ないのである。 又、本発明の水性分散液は長期に保存しても、
相分離及び/又は急激な粘度上昇が認められな
い。これは、主に(D)成分の添加に帰せられるが(D)
成分と(E)、(F)成分との相乗効果にも由来する。 尚、本実施例で用いた、例えば「モノオレイル
トリメチルアンモニウムクロライド」とは、オレ
イン酸を原料として前記の当業者間で公知の反応
プロセスにて得られるものであり、必らずしも化
学的な意味でモノオレイルトリメチルアンモニウ
ムクロライドが100%含有されているものを意味
しない。何故ならば、前記反応プロセス中、特に
アミン化反応の過程に於いて、少なくとも一部の
二重結合が水素添加される為必らずや副生物とし
てモノステアリルトリメチルアンモニウムクロラ
イドを含むことになるからであり、その混入割合
はヨウ素価によつて間接的に表現される。 よつて、実施例1及び2で用いる他のモノ、ジ
又はトリ長鎖アルケニル四級アンモニウム塩につ
いても同様である。 実施例 2 アルキル基の不飽和度及び炭素数分布の異なる
種々の天然脂肪酸を原料として、モノ、ジ又はト
リ長鎖アルキル(又はアルケニル)アンモニウム
クロライドを合成し、表−2に示す組成の水性分
散液を調製し、前記の方法で性能評価を行つた結
果、本発明品の柔軟性は綿繊維及び化学繊維のい
ずれに対しても+3以上、吸水性は70mm以上、帯
電防止性は100sec以下の良好な値を示した。 又、実施例1と同様に、主として(D)成分の添加
効果に基づき、該水性分散液は長期に保存しても
相分離及び/又は粘度上昇が無く、分散安定性は
極めて良好である。 尚、該第4級アンモニウム塩はいずれもイソプ
ロピルアルコールとの混合物として提供されるの
で、表−2に示す組成物はいずれも(A)+(B)+(C)合
計配合量の約1/3〜1/4のイソプロピルアルコール
を含有している。
【表】
【表】
【表】
*2 長鎖アルキル基の炭素数分布
*3 ナタネ油等から得られるcis−13−ドコセン酸(
慣用名〓エルカ酸)から合成
*3 ナタネ油等から得られるcis−13−ドコセン酸(
慣用名〓エルカ酸)から合成
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A) 一般式(): で表わされるモノ長鎖第4級アンモニウム塩と、 (B) 一般式(): で表わされるジ長鎖第4級アンモニウム塩と、 (C) 一般式(): (式()、()、()中、R1,R5,R6,
R9,R10及びR11はC14-24のアルキル基又はアルケ
ニル基であり、R2はメチル基又はエチル基であ
り、R3,R4,R7,R8及びR12はメチル基、エチ
ル基、ポリオキシエチレン基又はポリオキシプロ
ピレン基であり、X-は陰イオンを示す。) で表わされるトリ長鎖第4級アンモニウム塩との
混合物であり、該混合物中の成分(A):(B):(C)の重
量比が4〜30:92〜50:4〜20の範囲にあり、 該混合物のヨウ素価が35〜100の範囲にある該
混合物と、 (D) ポリオキシエチレン付加型非イオン界面活性
剤とを含有することを特徴とする柔軟剤組成
物。 2 式()、()及び()中のR1,R5,R6,
R9,R10,R11の炭素数がC16〜C18の範囲にある
特許請求の範囲第1項記載の柔軟剤組成物。 3 成分(D)がポリオキシエチレン(=10〜70)
アルキル(C8〜C12)フエニルエーテル、ポリオ
キシエチレン(=10〜70)アルキル又はアルケ
ニル(C10〜C22)エーテル、ポリオキシエチレン
(=10〜70)アルキル又はアルケニル(C10〜
C22)アミンから成る群から選ばれる一種又は二
種以上の混合物である特許請求の範囲第1項記載
の柔軟剤組成物。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61215136A JPS6369884A (ja) | 1986-09-12 | 1986-09-12 | 柔軟剤組成物 |
| US07/091,943 US4948520A (en) | 1986-09-12 | 1987-09-01 | Softener composition |
| DE19873730444 DE3730444A1 (de) | 1986-09-12 | 1987-09-10 | Weichspuelmittel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61215136A JPS6369884A (ja) | 1986-09-12 | 1986-09-12 | 柔軟剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6369884A JPS6369884A (ja) | 1988-03-29 |
| JPH027994B2 true JPH027994B2 (ja) | 1990-02-21 |
Family
ID=16667299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61215136A Granted JPS6369884A (ja) | 1986-09-12 | 1986-09-12 | 柔軟剤組成物 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4948520A (ja) |
| JP (1) | JPS6369884A (ja) |
| DE (1) | DE3730444A1 (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2660205B2 (ja) * | 1988-06-03 | 1997-10-08 | ミヨシ油脂株式会社 | 繊維処理剤の製造方法 |
| JP2670624B2 (ja) * | 1988-10-12 | 1997-10-29 | ミヨシ油脂株式会社 | 合成繊維用処理剤 |
| DE3842571A1 (de) * | 1988-12-17 | 1990-06-21 | Pfersee Chem Fab | Hydrophile weichgriffmittel fuer faserige materialien und deren verwendung |
| CN1153526A (zh) * | 1994-07-21 | 1997-07-02 | 美国3M公司 | 稀释时能增加粘度的浓缩清洗剂组合物 |
| CN1080996C (zh) * | 1999-07-09 | 2002-03-20 | 山西太原神龙应用技术有限公司 | 一种消毒杀菌剂 |
| EP1884560B1 (en) * | 2001-03-08 | 2010-02-10 | Kao Corporation | Method for preparing quaternary ammonium salts |
| ES2234949T3 (es) * | 2001-06-08 | 2005-07-01 | Kao Corporation | Composicion suavizante. |
| AU2003202281A1 (en) * | 2002-01-09 | 2003-07-30 | Croda, Inc. | Mixtures of quaternary compounds |
| US20040138088A1 (en) * | 2002-01-09 | 2004-07-15 | Croda, Inc. | Immidazoline quats |
| JP2009014149A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-01-22 | S G C Gesuido Center Kk | 補修用管および配管補修方法 |
| EP3275448B1 (en) * | 2015-03-24 | 2025-10-29 | Kyowa Kirin Co., Ltd. | Nucleic acid-containing lipid nanoparticles |
Family Cites Families (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3325404A (en) * | 1963-09-19 | 1967-06-13 | Millmaster Onyx Corp | Composition for simultaneously laundering and softening fabrics |
| US3803137A (en) * | 1967-09-26 | 1974-04-09 | Ashland Oil Inc | Mixtures of aliphatic amines and quaternary ammonium compounds thereof |
| US3583912A (en) * | 1968-01-29 | 1971-06-08 | Cpc International Inc | Detergent compatible fabric softener |
| BE790065A (fr) * | 1971-02-05 | 1973-02-01 | Ashland Oil Inc | Melange de derives ammonium quaternaires |
| US4260529A (en) * | 1978-06-26 | 1981-04-07 | The Procter & Gamble Company | Detergent composition consisting essentially of biodegradable nonionic surfactant and cationic surfactant containing ester or amide |
| DE2846047A1 (de) * | 1977-10-26 | 1979-05-03 | Unilever Nv | Schmutzabweisende mittel, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung |
| DE2824024C2 (de) * | 1978-06-01 | 1987-01-29 | Henkel KGaA, 4000 Düsseldorf | Flüssiges Waschmittel |
| JPS559020A (en) * | 1978-07-04 | 1980-01-22 | Lion Corp | Preparation of tertiary amine having long-chain alkyl group |
| JPS6050910B2 (ja) * | 1979-02-14 | 1985-11-11 | ライオン株式会社 | 柔軟剤組成物 |
| JPS6030394B2 (ja) * | 1979-02-20 | 1985-07-16 | ライオン株式会社 | 家庭用仕上剤 |
| JPS55116877A (en) * | 1979-03-02 | 1980-09-08 | Lion Fat Oil Co Ltd | Household softening finish agent with excellent slip imparting effect |
| JPS6031944B2 (ja) * | 1979-11-14 | 1985-07-25 | ライオン株式会社 | 家庭用衣料平滑剤組成物 |
| US4264457A (en) * | 1980-02-04 | 1981-04-28 | Desoto, Inc. | Cationic liquid laundry detergent and fabric softener |
| DE3129549A1 (de) * | 1981-07-27 | 1983-02-10 | Henkel KGaA, 4000 Düsseldorf | Mittel zum nachbehandeln gewaschener waesche in einem waeschetrockner |
| JPS61102481A (ja) * | 1984-10-25 | 1986-05-21 | ライオン株式会社 | 柔軟剤組成物 |
| JPS61160482A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-21 | ライオン株式会社 | 液体柔軟剤組成物 |
-
1986
- 1986-09-12 JP JP61215136A patent/JPS6369884A/ja active Granted
-
1987
- 1987-09-01 US US07/091,943 patent/US4948520A/en not_active Expired - Fee Related
- 1987-09-10 DE DE19873730444 patent/DE3730444A1/de active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE3730444C2 (ja) | 1992-08-20 |
| US4948520A (en) | 1990-08-14 |
| DE3730444A1 (de) | 1988-03-24 |
| JPS6369884A (ja) | 1988-03-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR102004012B1 (ko) | 섬유 유연제 활성 조성물 | |
| JPH06104956B2 (ja) | 新規な柔軟化組成物並びにその製造及び使用の方法 | |
| US4776965A (en) | Aqueous concentrated fabric softener | |
| JPH027994B2 (ja) | ||
| JPH0215664B2 (ja) | ||
| JPS63282372A (ja) | 柔軟仕上剤 | |
| JP5681003B2 (ja) | 柔軟剤組成物 | |
| JP2956274B2 (ja) | 液体柔軟剤組成物 | |
| JPH024710B2 (ja) | ||
| JPS61194274A (ja) | 繊維用柔軟剤組成物 | |
| JP2757892B2 (ja) | 液体繊維製品柔軟化用組成物 | |
| JP3274940B2 (ja) | 液体柔軟仕上剤組成物 | |
| JPH0229786B2 (ja) | ||
| JP3160937B2 (ja) | 液体柔軟剤組成物 | |
| JPH0247362A (ja) | 柔軟仕上剤 | |
| JP3212175B2 (ja) | 柔軟剤組成物 | |
| KR970004715B1 (ko) | 액체 유연제 조성물 | |
| JP3235935B2 (ja) | 液体柔軟仕上剤組成物 | |
| JP3164679B2 (ja) | 液体柔軟仕上剤 | |
| JP2970975B2 (ja) | 柔軟仕上剤 | |
| JPH0114344B2 (ja) | ||
| JPH0718576A (ja) | 柔軟剤組成物 | |
| JP2851686B2 (ja) | 液体柔軟仕上剤 | |
| JPS60139753A (ja) | 柔軟剤組成物 | |
| JPS6315900A (ja) | 柔軟剤組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |