JPH0283387A - 新規フェロセン誘導体,それを含有する界面活性剤及び有機薄膜の製造方法 - Google Patents

新規フェロセン誘導体,それを含有する界面活性剤及び有機薄膜の製造方法

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JPH0283387A
JPH0283387A JP63233798A JP23379888A JPH0283387A JP H0283387 A JPH0283387 A JP H0283387A JP 63233798 A JP63233798 A JP 63233798A JP 23379888 A JP23379888 A JP 23379888A JP H0283387 A JPH0283387 A JP H0283387A
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ferrocene
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JP63233798A
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Yoshio Hiroi
廣井 義雄
Noboru Sakaeda
暢 栄田
Seiichiro Yokoyama
横山 清一郎
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規フェロセン誘導体、それを含有する界面
活性剤及び有機薄膜の製造方法に関し、詳しくはフェロ
セン骨格に二本の長鎖の置換基を有する構成の新規なフ
ェロセン誘導体、および該フェロセン誘導体を含有し、
フタロシアニン等の疎水性有機物質を可溶化することの
できる界面活性剤、並びにこの界面活性剤を用いて疎水
性有機物質の薄膜を製造する方法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕−gに
、フタロシアニンあるいはその誘導体等の色素は、水に
対して不溶であり、また、ジメチルホルムアミド(DM
F)、テトラヒドロフラン(T HF )等の有機溶媒
には可溶であるが、その可溶化量は少なく、数■程度の
溶解度しかない。
従来からこのフタロシアニン等を水に溶かすための界面
活性剤が研究されているが、未だ満足しうるちのは開発
されていない。官能基置換したフタロシアニン誘導体に
ついては、スルホン系界面活性剤で若干水に溶解できる
ことが報告されているが、その溶解度は必ずしも充分に
高くなく、しかも無置換のフタロシアニンについては全
く溶解することができない。
また、水に不溶性のポリマーについても、上述したと同
様に水に溶かすための界面活性剤が研究されているが、
未だ充分な成果が得られていないのが現状である。
本発明者らのグループは、先殻、フタロシアニンやその
誘導体等の色素あるいは水に不溶性のポリマー等を可溶
化する界面活性剤として、ポリオキシエチレン鎖を有す
るフェロセン誘導体を開発し、また該フェロセン誘導体
を用いて所謂ミセル電解法にて有機薄膜を形成する方法
を開発した(特願昭62−212718号明細書)。
本発明者らは、上記界面活性剤を改良して、ミセル電解
法にあたって疎水性有機物質の可溶化能を一段と向上さ
せ、有機薄膜の製造効率を高める方法を開発すべく鋭意
研究を重ねた。
その結果、フェロセン骨格に結合している疎水性基と親
水性基からなる鎖状置換基を、上記フェロセン誘導体の
一本から二本にすることによって、可溶化能が大きく向
上し、またこれを用いて有機薄膜を形成する場合にその
製膜能が著しく改善されることを見出した。本発明はか
かる知見に基いて完成したものである。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち本発明は、一般式 〔式中、R1及びR2はそれぞれ炭素数1〜14の直鎖
或いは分岐アルキレン基を示し、Xl及びX2はそれぞ
れ一〇−又は−〇−〇−を示す。またA’及びA2はそ
れぞれ+CH,CHO)−、H(R’はR′ 水素又はメチル基であり、rは2〜70の実数である。
)を示し、Zl及びZ2はそれぞれ水素。
メチル基、メトキシ基、アミノ基、ジメチルアミノ基、
水酸基、アセチルアミノ基、カルボキシル基、メトキシ
カルボニル基、アセトキシ基、アルデヒド基或いはハロ
ゲンを示す。a、bはそれぞれ1〜4の整数を示す。〕 で表わされる新規フェロセン誘導体を提供するとともに
、この新規フェロセン誘導体を含有する界面活性剤を提
供する。さらに、本発明は疎水性有機物質を、水性媒体
中で前記新規フェロセン誘導体を含有する界面活性剤に
て可溶化し、得られるミセル溶液を電解して電極上に前
記疎水性有機物質の薄膜を形成することを特徴とする有
機薄膜の製造方法をも提供する。
本発明のフェロセン誘導体は、−i式CI]で表わされ
るものである。ここで、−1’IQ式〔I〕中の各記号
は前述した通りである。つまり、R1及びR2はそれぞ
れ炭素数1〜14の直鎖アルキレン基や分岐鎖アルキレ
ン基(例えば、メチレン基エチレン基、プロピレン基、
ブチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘ
プタメチレン基、オクタメチレン基など)を示し、これ
が疎水性基を構成する。また、Xl及びx2はそれぞれ
酸素(−0−)又はオキシカルボニル基(−C−O−)
を示す。またA1及びA2はそれぞれ (−CH2CH2)−、H R′ 即ち、(−CH2CH20)−、H 或いは +CH2CHO)−、H CH。
(rは2〜70の実数)を示す。このAI及びA2は親
水性基であり、ここでオキシエチレン基(−CH2CH
,O−)あるいはl−メチルオキシエチレン基(−CH
2CHO−)の繰返し数を示すrCH。
は、2〜70の間の整数のみならず、これらを含む実数
を意味するが、これは前記オキシエチレン基あるいはl
−メチルオキシエチレン基の繰返し数の平均値を示すも
のである。
さらに、Zl及びZ2はそれぞれ水素、メチル基(CH
3)、メトキシ基(OCH3)、アミノ基(NH2)。
ジメチルアミノ基(N(CH3)り、水酸基(OH)。
アセチルアミノ基(NHCOCHff)、カルボキシル
基(C00H)、メトキシ力ルホニル基(CO,CH,
)。
アセトキシ基(OCOCR3)、アルデヒド基(CHO
)或いはハロゲン(塩素、臭素、弗素など)を示す。
このような−形式(1)で表わされる新規フェロセン誘
導体は、様々な方法により製造することができる。具体
的には、例えばXl及びX2が共にオキシカルボニル基
 R1及びR2が共に炭素数n+1のアルキレン基(ポ
リメチレン基)、A’及びA2が共に繰返し数(r)が
pのオキシエチレン基、Zl及びZ2が共に水素の場合
には、塩化メチレン、二硫化炭素、四塩化炭素、ニトロ
ベンゼン等の溶媒中で、フェロセンに一般式 (lCo(CH2)l、C00R3(R’はアルキル基
)等のアルコキシカルボニルアルカン酸ハライドをフリ
ーゾルタラフッ触媒(例えばAA C13,FeC42
□。
FeCI!、3+sbc !、)の存在下で反応させて
、で表わされる化合物を得、次にこれを、エタノール等
のアルコール溶媒中で、水酸化アルカリ(KOH,Na
OH等)を用いて加水分解して一般式 で表わされる化合物を得る。その後この一般式(1)の
化合物に、アルコール(メタノールやエタノールなど)
、ジオキサン、トルエン、酢酸等の溶媒中で、亜鉛又は
亜鉛アマルガムと濃塩酸を還元剤として用いてタレメン
ゼン還元を行い、−形式 (式中R4は水素あるいはアルキル基である。)で表わ
される化合物を得る。しかる後に、これにポリエチレン
グリコール(重合度:p)を脱水縮合させると、目的と
する の新規フェロセン誘導体が製造される。
また、例えばXl及びX2が共に酸素、R1及びR2が
共に炭素数n+1のアルキレン基(ポリメチレン基)、
A1及びA2が共に繰返し数(r)がpのオキシエチレ
ン基、Zl及びZ2が共に水素の場合には、フェロセン
に、−形式 χ’ C0(CHz)、lX“  (X”は塩素等のハ
ロゲン5 X“ば臭素等のハロゲンを示す。)で表わさ
れる酸ハライドを、塩化メチレン、二硫化炭素四塩化炭
素、ニトロベンゼン等の溶媒中で、前述のフリーゾルタ
ラフッ触媒を用いて反応させて、−形式 で表わされる化合物を得る。さらにこの−形式(V)の
化合物を前述と同様のクレメンゼン還元を行い、 一般式 で表わされる化合物を得る。しかる後に、これとポリエ
チレングリコール(重合度;p)を金属す1−リウムや
金属カリウム等のアルカリ金属で処理したものを縮合さ
せると、目的とする 一般式 の新規フェロセン誘導体が製造される。
以上の如き方法によって得られる本発明の新規フェロセ
ン誘導体は、界面活性剤として有効であり、特に疎水性
有機物質を水性媒体に可)容化する界面活性剤(ミセル
化剤)として用いることができる。
本発明の界面活性剤は、上記−形式〔I] (前記一般
式(1’)、  (I″]を含む)で表わされるフェロ
セン誘導体を主成分として含むものであり、その他必要
に応じて各種の添加剤を適宜加えることもできる。
この本発明の界面活性剤を用いれば、様々な疎水性有機
物質を水性媒体止可溶化することが可能である。このよ
うな疎水性有機物質は、様々なものがあるが、例えばフ
タロシアニン フタロシアニンの金属錯体およびこれら
の誘導体、ナフタロシアニン、ナフタロシアニンの金属
錯体およびごれらの誘導体、ポルフィリン、ポルフィリ
ンの金属錯体およびこれらの誘導体などの光メモリー用
色素や有機色素をはじめ1,1°−ジヘプチル4.4″
−ビピリジニウムジブロマイド 11″ジドデシル−4
,4′−ビピリジニウムジブロマイドなどのエレクトロ
クロミック材料、6−ニトロ−1,3,3−1リメチル
スピロー(2”ト11°−ベンゾピラン−2,2°−イ
ンドリン)(通称スピロピラン)などの感光材料(フォ
トクロミック材料)や光センサー材料、p−アゾキシア
ニソールなどの液晶表示用色素、更に「カラーケミカル
事典」株式会社シーエムシー、1988年3月28日発
行の第542〜717頁に列挙されているエレクトロニ
クス用色素、記録用色素。
環境クロミズム用色素、写真用色素、エネルギー用色素
、バイオメディカル用色素1食品・化粧用色素、染料、
顔料、特殊着色用色素のうちの疎水性の化合物などがあ
げられる。また、7,7.88−テトラシアノキノンジ
メタン(TCNQ)とテトラチアフルバレン(TTF)
との1:1錯体などの有機導電材料やガスセンサー材料
、ペンタエリスリトールジアクリレートなどの光硬化性
塗料、ステアリン酸などの絶縁材料、1−フェニルアゾ
−2−ナフトールなどのジアゾタイプの感光材料や塗料
等をあげることができる。さらには、水に不溶性のポリ
マー、例えばポリカーボネートポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン。
ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、
ポリフェニレンオキサイド(P P O)、ポリアクリ
ロニトリル(PAN)などの汎用ポリマーまたポリフェ
ニレン、ポリピロール ポリアニリン、ポリチオフェン
、アセチルセルロース、ポリビニルアセテートポリビニ
ルブチラールをはじめ、各種各様のポリマー(ポリビニ
ルピリジンなど)あるいはコポリマー(メタクリル酸メ
チルとメククリル酸とのコポリマーなど)をあげること
ができる。
本発明の新規フェロセン誘導体を界面活性剤として用い
るにあたっては、様々な態様があるが、特に本発明の有
機薄膜の製造方法において、ミセル化剤として使用する
と効果的である。本発明の方法では、前記−形式CI)
の新規フェロセン誘導体よりなる界面活性剤(ミセル化
剤)(4度は限界ミセル濃度以上)、支持塩ならびに疎
水性有機物質を入れて、超音波、ホモジナイザーあるい
は撹拌機等により充分に分散させてミセルを形成せしめ
、その後必要に応じて過剰の疎水性有機物質を除去し、
得られたミセル溶液を静置したままあるいは若干の撹拌
を加えながら上述の電極を用いて電解処理する。また、
電解処理中に疎水性有機物質をミセル溶液に補充添加し
てもよく、あるいは陽極近傍のミセル溶液を系外へ抜き
出し、抜き出したミセル溶液に疎水性有機物質を加えて
充分に混合撹拌し、しかる後にこの液を陰極近傍へ戻す
循環回路を併設してもよい。この際の電解条件は、各種
状況に応じて適宜選定すればよいが、通常は液温0〜7
0°C1好ましくは20〜30゛C1電圧0.03〜1
.5■、好ましくは0.1〜0.5■とし、電流密度1
0+nA/cm”以下、好ましくは50〜300μA/
Cm2とする。
この電解処理を行うと、フェロセン誘導体の酸化還元反
応が進行する。これをフェロセン誘導体中のFeイオン
の挙動に着目すると、陽極ではフェロセンのFe”がF
e″゛となって、ミセルが崩壊し、疎水性有機物質の粒
子(600〜900人程度)が陽極上に析出する。一方
、陰極では陽極で酸化されたFe3°がFe”に還元さ
れてもとのミセルに戻るので、繰返し同じ溶液で製膜操
作を行うことができる。本発明の方法で使用する新規フ
ェロセン誘導体は、フェロセン骨格が主鎖と親水基の間
に介在した構成となっているので、上記の酸化還元反応
の効率が非常によく、薄膜が短時間で形成される。
このような電解処理により、陽極上には所望する疎水性
有機物質の600〜900人程度の粒子による薄膜が形
成される。
上記本発明の方法で用いる支持塩(支持電解質)は、水
性媒体の電気伝導度を調節するために必要に応じて加え
るものである。この支持塩の添加量は通常は上記界面活
性剤(ミセル化剤)の0〜300倍程度の濃度、好まし
くは10〜200倍程度の濃度を目安とする。この支持
塩は添加することなく電解を行うこともできるが、この
場合には支持塩を含まない純度の高い薄膜が得られる。
また、支持塩を用いる場合、この支持塩の種類は、ミセ
ルの形成や電極への前記疎水性有機物質の析出を妨げる
ことなく、水性媒体の電気伝導度を調節しうるちのであ
れば特に制限はない。
具体的には、一般に広く支持塩として用いられている硫
酸塩(リチウム、カリウム、ナトリウムルビジウム ア
ルミニウムなどの塩)、酢11(リチウム、カリウム、
ナトリウム、ルビジウム。
ヘリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウ
ム バリウム、アルミニウムなどの塩)。
ハロゲン化物塩(リチウム、カリウム、ナトリウム ル
ビジウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウムな
どの塩)5水溶性酸化物塩(リチウム カリウム、ナト
リウム、ルビジウム、カルシウム マグネシウム、アル
ミニウムなどの塩)が好適である。
また、本発明の方法で用いる電極は、フェロセンの酸化
電位(+0.15 V対飽和甘コウ電極)より責な金属
もしくは導電体であればよい。具体的にはIT○(酸化
インジウムと酸化スズとの混合酸化物)、白金、金、銀
、グラジ−カーボン、導電性金属酸化物、有機ポリマー
導電体などがあげられる。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例および比較例によりさらに詳しく
説明する。
製造例1 (1)無水塩化アルミニウム9.4gの存在下、フェロ
セン6.5gと3−メトキシカルボニルプロピオン酸ク
ロライド10.6gを塩化メチレン溶媒中、室温で2時
間反応させた。
反応終了後、希塩酸で処理した後、シリカゲルカラムに
て積製し、下式で示されるl、ビーフェロセノイルニプ
ロビオン酸メチルを8.6g得た。
(2)上記(1)で合成した1、1′−フェロセノイル
ニプロビオン酸メチル8.6gと水酸化カリウム4.1
gをエタノール溶媒中、2時間還流後、酸処理すること
により、下式で示される11′−フエロセノイルニプロ
ピオン酸8.0gを得た。
(3)亜鉛17.4gと塩化第二水銀7.2gから調製
した亜鉛アマルガムの存在下、上記(2)で合成した1
、1′−フェロセノイルニプロピオン酸8.0gを、濃
塩酸とエタノールの混合溶媒中、80°Cで3時間反応
させた。
反応終了後、酢酸エチルで抽出し、シリカゲルカラムに
て精製して、下式で示される1、1′フエロセンニ酪酸
エチル6.0gを得た。
実施例1 上記製造例1で得られた1、1′−フエロセン二酪酸エ
チル6、OOgに、173.8gのポリエチレングリコ
ール(平均分子ffi 600)と濃硫酸0.1ccを
加え、80°Cで6時間反応させ、この反応液を水とn
−ブタノールの等景況合液にて抽出した。
抽出物を水で洗浄後、シリカゲルカラムを用い、溶媒と
してベンゼンとエタノールの混合液(ベンゼン:エタノ
ール=5 : 1)を用いて展開し、クロマト精製した
乾燥後、得られた精製物は収率40.5%、収量8.9
1gであった。
このものの元素分析値は、炭素56.1%、水素8.0
%、窒素0.0%であり、また、プロトン核磁気共鳴ス
ペクトル(’H−NMR)の測定結果は、第1図に示す
とおりであった。
以上の結果より、上記精製物は、下記の構造を有するフ
ェロセン誘導体であることが判った。
製造例2 (1)製造例1 (1)の3−メトキシカルボニルプロ
ピオン酸クロライドの代わりに、26.7gの4−メト
キシカルボニル酪酸クロライド、また21.6gの無水
塩化アルミニウム、さらにフェロセン15.1gを用い
たこと以外は、製造例1(1)と同様の操作を行い、下
記式の1.ビーフェロセノイルニ酪酸メチル19.4g
を得た。
(2)製造例1(2)の1.1′−フェロセノイルニプ
ロピオン酸エチルの代わりに、上記(1)で得られた1
、1′−フェロセノイルニ酪酸メチル19.4g、また
11.5gの水酸化カリウムを用いたこと以外は製造例
1(2)と同様に操作を行い、下記式の1.ビーフェロ
セノイルニ醋酸18.1gを得た。
(3)製造例1(3)の1.ビーフェロセノイルニプロ
ピオン酸の代わりに、上記(2)で得られた1、1′−
フェロセノイルニ酪酸1B、1g、また52.3gの亜
鉛、21.7gの塩化第二水銀を用いたこと以外は、製
造例1(3)と同様の操作を行い、下記式で示される1
 1′−フェロセン二吉草酸エチル9.1gを得た。
実施例2 上記製造例2で得た1、1′−フェロセンニ吉草酸エチ
ル9.OOgに、406.0gのポリエチレングリコー
ル(平均分子量 1000)と濃硫酸0.1ccを加え
、80°Cで6時間反応させ、この反応液を水とn−ブ
タノールの等景況合液にて抽出した。
抽出物を水で洗浄後、シリカゲルカラムを用い、溶媒と
してベンゼンとエタノールの混合液(ベンゼン:エタノ
ール=5:1)を用いて展開し、クロマト精製した。
乾燥後、得られた精製物は収率43.0%、収量20.
5gであった。
このものの元素分析値は、炭素57.1%、水素11.
9%、窒素0.0%であり、また、プロトン核磁気共鳴
スペクトル(’H−NMR)の測定結果は、第2図に示
すとおりであった。
以上の結果より、上記精製物は、下記の構造を有するフ
ェロセン誘導体であることが判った。
製造例3 (1)製造例1 (1)の3−メトキシカルボニルプロ
ピオン酸クロライドの代わりに、2.2gの5−メトキ
シカルボニル吉草酸エチル、また1、6gの無水塩化ア
ルミニウム、さらにフェロセン2.3gを用いたこと以
外は、製造例1 (1)と同様の操作を行い、4.0g
のフェロセノイル吉草酸エチルを得た。
さらに2.8gの3−メトキシカルボニルプロピオン酸
クロライド、1.6gの無水塩化アルミニウムを用いて
同様の反応を行い、下記式の1,1′フエロセノイルプ
ロビオン酸エチル吉草酸エチル3.2gを得た。
(2)製造例1(2)の1.1′−フエロセノイルニプ
ロピオン酸エチルの代わりに、上記製造例3(1)で得
た1、1′−フェロセノイルプロピオン酸エチル吉草酸
エチル3.2g、また1、6gの水酸化カリウムを用い
たこと以外は、製造例1(2)と同様の操作を行い、下
記式の1,1′フエロセノイルプロピオン酸吉草酸2,
9gを得た。
(3)製造例1(3)の1.ビーフエロセノイルニプロ
ピオン酸の代わりに、上記製造例3(2)で得た1、1
′−フェロセノイルプロピオン酸吉草酸2.9g、また
8、7gの亜鉛、3.6gの塩化第二水銀を用いたこと
以外は、製造例1(3)と同様の操作を行い、下記式の
1.ピーフェロセン酪酸エチルへキサン酸エチル2.3
gを得た。
実施例3 上記製造例3で得たI、1′−フ二ロセン益酸エチルへ
キサン酸エチル2.30gに、111.0gのポリエチ
レングリコーノ喧平均分子Lt1000)と濃硫酸0.
1ccを加え、80°Cで6時間反応させ、この反応液
を水とn−ブタノールの等景況合液にて抽出した。
抽出物を水で洗浄後、シリカゲルカラムを用い、溶媒と
してベンゼンとエタノールの混合液(ベンゼン;エタノ
ール=5 : 1)を用いて展開し、クロマト精製した
乾燥後、得られた精製物は収率38.4%、収量4.9
4gであった。
このものの元素分析値は、炭素56.2%、水素9.1
%、窒素0.0%であり、また、プロトン核磁気共鳴ス
ペクトル(IH−NMR)の測定結果は、第3図に示す
とおりであった。
以上の結果より、上記精製物は、下記の構造を有するフ
ェロセン誘導体であることが判った。
製造例4 (1)製造例1 (1)の3−メトキシカルボニルプロ
ピオン酸クロライドの代わりに、6.3gの6メトキシ
カルポニルヘキサン酸クロライド、また4、2gの無水
塩化アルミニウム、さらにフェロセン3.Ogを用いた
こと以外は、製造例1(])と同様の操作を行い、下記
式の1,1′フエロセノイルニヘキサン酸メチル5.5
gを得た6(2)製造例1 (2)の1,1′−フェロ
セノイルニブロピオン酸メチルの代わりに、上記製造例
4 (1)で得た1、1′−フェロセノイルニヘキサン
酸メチル5.5g、また2、2gの水酸化カリウムを用
いたこと以外は、製造例1 (2)と同様の操作を行い
、下記式の1.1′−フェコセノイルニヘキサン酸5,
2gを得た。
(3)製造例1(3)の1.1′〜フエロセノイルニプ
ロピオン酸の代わりに、上記製造例4(2)で得た1、
1′−フェロセノイルニヘキサン酸5.2g、また9、
9gの亜鉛、4.1gの塩化第一水銀を用いたこと以外
は、製造例1(3)と同様のj= 作ヲ行い、下記式の
1.ビーフェロセンニヘプタン酸エチル3.0gを得た
製造例5 (1)10.8gの4−臭化酪酸と30.6g(7)塩
化チオニルから合成した4−臭化酪酸クロライドと9.
0gの無水塩化アルミニウム、6.0gのフェロセンを
塩化メチレン溶媒中、室温で3時間反応させた。
反応終了後、希塩酸で処理した後、シリカゲルカラムに
て精製し、下記式の1.ピーシ(4−臭化ブテニル)フ
ェロセニルケトン9−7 g ヲ得り。
(2)20.7gの亜鉛と8.6gの塩化第二水銀によ
り調製したアマルガムの存在下、製造例5(1)で合成
した1、1′−ジ(4−臭化ブテニル)フェロセニルケ
トン9゜7gを、J塩酸とエタノール混合溶媒中、6時
間還流させた。
反応終了後、酢酸エチルで抽出し、シリカゲルカラムに
て精製して、下記式の1.ビーフエロセンニ(4−臭化
ブタン) 5.1 gを得た。
実施例5 53.0gのポリエチレングリコール(平均分子ff1
600)に、0.60gの金属ナトリウムを加えて、7
0゛Cで一昼夜撹拌した。次に、これに、上記’J 造
例5で得た1、1′−フエロセンニ(4臭化ブタン)5
.03gを加え、110°Cで10時間反応させた。
この反応液を水とn−ブタノールの等景況合物にて抽出
した。
抽出物を水で洗浄後、シリカゲルカラムを用い、溶媒と
してベンゼンとエタノールの混合液(ベンゼン:エタノ
ール−5=1)を用いて展開し、クロマト精製した。
乾燥後、得られた精製物は収率41.2%、収量6.9
3gであった。
このものの元素分析値は、炭素54.9%、水素8.7
%、窒素0.0%であり、また、プロトン核磁気共鳴ス
ペクトル(IH−NMR)の測定結果は第5図に示すと
おりであった。
以上の結果より、上記精製物は、下記の構造ををするフ
ェロセン誘導体であることが判った。
製造例6 (1)製造例5(1)の4−臭化酪酸の代わりに、8.
2gの6−臭化ヘキサン酸、また5、6gの無水塩化ア
ルミニウム、さらにフェロセン3.9g及び塩化・チオ
ニル40.0gを用いたこと以外は、製造例5(1)と
同様の操作を行い、下記式の11′−ジ(6−臭化へキ
シニル)フェロセニルケトン8.6gを得た。
(2)製造例5(2)の1.1′−ジ(4−臭化ブテニ
ル)フェロセニルケトンの代わりに、上記製造例6(1
)で得た1、ピーシ(6−臭化へキシニル)フェロセニ
ルケトン8.6g、また16.0gの亜鉛、6.6gの
塩化第二水銀を用いたこと以外は、製造例5(2)と同
様の操作を行い、下記式の1,1′−フェロセンニ(6
−臭化ヘキサン)4.6gを得た。
実施例6 70.2gのポリエチレングリコール(平均分子110
00)に、0.50gの金属ナトリウムを加えて、70
°Cで一昼夜撹拌した。次に、これに、4.56gの1
,1′−フェロセンニ(6−臭化ヘキサン)を加え11
0°Cで10時間反応させた。
この反応液を水とn−ブタノールの等景況合物にて抽出
した。
抽出物を水で洗浄後、シリカゲルカラムを用い、溶媒と
してベンゼンとエタノールの混合液(ベンゼン:エタノ
ール−5:1)を用いて展開し、クロマト精製した。
乾燥後、得られた精製物は収率37.2%、収量7.8
9gであった。
このものの元素分析値は、炭素57.2%、水素9.2
%、窒素0.0%であり、また、プロトン核磁気共鳴ス
ペクトル(’H−NMR)の測定結果を第6図に示すと
おりであった。
以上の結果より、上記精製物は、下記の構造を有するフ
ェロセン誘導体であることが判った。
実施例7〜15及び比較例1 100 ccの水に、所定のフェロセン誘導体を界面活
性剤(ミセル化剤)として加えて2mMとし、この溶液
20ccに所定の色素100mgを加えて、超音波で1
0分間撹拌して分散、可溶化させた。
さらに、スターラーにより二昼夜撹拌した後、得られた
ミセル溶液(分散溶液)を200Orpmで30分間遠
心分離を行った。この上澄み液の可視吸収スペクトルを
第7〜15図(印A)に示す。
このことから、上記色素がミセル溶液に可溶化(分散)
することが確認された。尚、可溶化能は第1表の通りで
あった。この溶液に支持塩としてLiBrを0.1Mに
なるように加え、スターラーで10分間撹拌した。
この溶液を電解液とし、陽極に、ITO透明ガラス電極
、陰極に白金、参照極として飽和甘つ電極を用いて、温
度25°C1印加電圧0.5V、所定の電流密度にて定
電位電解を30分間行った。
その結果、上記色素の薄膜がTTO透明ガラス電極上に
得られた。このITO透明ガラス電極上の色素薄膜の可
視吸収スペクトルを第7〜15図(印B)に示す。
各図の印Aと印Bが一致することにより、ITO透明ガ
ラス電橿上の1膜が、可溶化した色素であることが確認
された。また、この薄膜の厚みは、UV吸収スペクトル
により測定した。これらの結果を第1表にまとめて示す
〔発明の効果〕
本発明のフェロセン誘導体は、従来にない新しい化合物
であり、界面活性剤(ミセル化剤)をはしめ、触媒、助
燃剤、浮選剤、潤滑助剤1分散剤。
液晶など様々な用途に供することができる。特にこのフ
ェロセン誘導体を界面活性剤(ミセル化剤)として用い
ると、水溶液系でミセルを形成し、利用分野の広いフタ
ロシアニン等の色素や各種疎水性ポリマー等様々な疎水
性の有機物質を可溶化することができる。また、この界
面活性剤(ミセル化剤)を加えるとともに、水溶液電解
によりミセルの集合離数を利用する本発明の方法に従え
ば、膜厚の極めて薄い有機薄膜を形成することができる
。しかも、上記界面活性剤の可溶化能がすぐれているた
め、製膜能力が著しく高い。
このような本発明の方法によって形成される有機薄膜は
、光電変換材料、感光材料、太陽電池をはじめ、様々な
分野に有効な利用が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は、それぞれ実施例1〜6で得られたフ
ェロセン誘導体のIH−NMRを示す。 第7図〜第15図の印Aは、それぞれ実施例7〜15で
得られた上澄み液の可視吸収スペクトルを示し、第7図
〜第15図の印Bは、それぞれ実施例7〜15で得られ
たTTO上の薄膜の可視吸収スペクトルを示す。 第16図は実施例8で得られた薄膜の表面構造を示す走
査電子顕微鏡写真(倍率30000倍)である。 手続補正書(自発) 平成元年5月9日

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1及びR^2はそれぞれ炭素数1〜14の
    直鎖成いは分岐アルキレン基を示し、X^1及びX^2
    はそれぞれ−O−又は▲数式、化学式、表等があります
    ▼を示す。またA^1及びA^2はそれぞれ▲数式、化
    学式、表等があります▼(R′は 水素又はメチル基であり、rは2〜70の実数である。 )を示し、Z^1及びZ^2はそれぞれ水素、メチル基
    、メトキシ基、アミノ基、ジメチルアミノ基、水酸基、
    アセチルアミノ基、カルボキシル基、メトキシカルボニ
    ル基、アセトキシ基、アルデヒド基或いはハロゲンを示
    す。a、bはそれぞれ1〜4の整数を示す。〕 で表わされる新規フェロセン誘導体。
  2. (2)請求項1記載の新規フェロセン誘導体を含有する
    界面活性剤。
  3. (3)疎水性有機物質を、水性媒体中で請求項1記載の
    新規フェロセン誘導体を含有する界面活性剤にて可溶化
    し、得られるミセル溶液を電解して電極上に前記疎水性
    有機物質の薄膜を形成することを特徴とする有機薄膜の
    製造方法。
JP63233798A 1988-09-20 1988-09-20 新規フェロセン誘導体,それを含有する界面活性剤及び有機薄膜の製造方法 Pending JPH0283387A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106967125A (zh) * 2017-05-05 2017-07-21 苏州大学 含二茂铁二醇及其制备方法
CN113261135A (zh) * 2018-11-29 2021-08-13 耶拿弗里德里希·席勒大学 水性电解液、氧化还原液流电池组及其用途

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CN106967125A (zh) * 2017-05-05 2017-07-21 苏州大学 含二茂铁二醇及其制备方法
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JP2022513156A (ja) * 2018-11-29 2022-02-07 フリードリヒ-シラー-ユニバーシタット イエナ 水性電解質、酸化還元フロー電池とその使用

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