JPH03110B2 - - Google Patents

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JPH03110B2
JPH03110B2 JP1893884A JP1893884A JPH03110B2 JP H03110 B2 JPH03110 B2 JP H03110B2 JP 1893884 A JP1893884 A JP 1893884A JP 1893884 A JP1893884 A JP 1893884A JP H03110 B2 JPH03110 B2 JP H03110B2
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JP
Japan
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paint
hydrogen chloride
coating
chloride gas
chilimen
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JP1893884A
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English (en)
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JPS60161773A (ja
Inventor
Seiji Matsubara
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Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、被塗物表面の全面に均一なチリメン
模様状の塗膜を確実に形成する方法に関するもの
である。
従来、塗料を塗布した被塗物を直接式加熱乾燥
炉で焼付乾燥した場合、時に平滑な塗膜を得るこ
とができず、塗膜表面の一部に結晶模様やチリメ
ン模様状の塗膜不良が発生することが知られてい
る。
この現象をガスチエツキングと称するが、ガス
チエツキングの発生原因については種々の研究が
なされており、焼付炉内に発生する酸性ガス、例
えば、塩化水素ガス、二酸化窒素、二酸化炭素、
亜硫酸ガス等が塗膜表面に接触すると、酸性ガス
の触媒作用により表面硬化が促進され、塗膜の内
部歪によつて収縮をおこすために生ずるものと考
えられている。又、湿気が多いこと、換気不十
分、脱脂等の前処理の不完全等、間接的な発生原
因についても多くの研究結果が報告されている。
しかしながら、直接間接を問わず、ガスチエツ
キングの発生原因の研究は、いずれも不良である
ガチエツキングの発生を防止する目的でなされた
ものであり、そこには、ガスチエツキングを利用
して均一な模様を得ようとする思想は皆無であつ
た。
本発明は、上述の通り従来不良としてその発生
が厭われてきたガスチエツキングを積極的に利用
して、艶消状のチリメン模様を被塗物の全面に均
一に且つ確実に発生させることを目的として鋭意
研究の結果完成されたものである。
即ち、本発明は被塗物に無機顔料を含有する熱
硬化型樹脂塗料を塗装した後、被塗物表面を、塩
化水素ガスを8ppm以上含む加温された酸性雰囲
気中で焼付乾燥するかもしくは上記酸性雰囲気に
接触させ、しかる後焼付乾燥することを特徴とす
るものである。
更に、本発明を詳述する。まず、樹脂塗料は熱
硬化型でさえあればよく、アクリル樹脂塗料、ポ
リエステル樹脂塗料、アクリル−メラミン系樹脂
塗料等の一般的な熱硬化型樹脂塗料が使用可能で
あり、又、無機顔料も特別なものでなくカーボン
ブラツク、リトポン、鉛白、黄酸化鉄、亜鉛華、
黄鉛、酸化チタン、べんがら等を所望の色調によ
り、単独もしくは適宜混合して上記塗料に添加す
ればよい。
本発明は、後述の通り、未硬化の塗膜を塩化水
素ガス8ppm以上を含む加温された酸性雰囲気に
接触させて硬化反応を促進させ、塗膜の内部歪を
利用してチヂミ模様を形成するものであるが、本
発明の塗料は、無機顔料を含有するものであるか
ら、無機顔料と樹脂分の熱伝導度の差によつて、
塗膜の硬化反応の進行度に部分的な差を生じ、塗
膜の内部歪を拡大してチリメン模様の発生を確実
にするものであり、塗料が無機顔料を含有するも
のであることが、本発明の必須不可欠の要件であ
る。尚、有機顔料では樹脂分との熱伝導度に大差
がなく、上記の如き効果を期待することができな
い。
塗膜厚さについては特に限定はしないが、鮮明
な外観を得る意味で7μm以上であることが好ま
しく、塗膜厚さが厚ければ厚い程、凹凸のあるチ
リメン模様となる。
更に、塗装方法については、従来公知の方法が
適用可能であり、水溶性もしくは溶剤型浸せき塗
装方法、電着塗装方法、静電塗装方法等によつて
上記塗料を塗装すればよい。
このようにして塗装された被塗物は、次いで、
塩化水素ガス8ppm以上の酸性雰囲気中で焼付乾
燥するか、もしくは上記酸性雰囲気に接触させた
後、別の焼付乾燥炉内で焼付乾燥される。塩化水
素ガスが8ppm未満の場合は、被塗物の全面に均
一なチリメン模様状塗膜を確実に形成させること
ができず、又、炭酸ガスその他の酸性ガスを用い
る場合は、チリメン模様を全面に確実に形成しよ
うとすれば、酸性ガス濃度を極端に高くせざるを
得ず、現実的ではない。
又、酸性雰囲気の温度については、本発明方法
が塩化水素ガスとの接触により、塗料が硬化して
内部歪をおこす現象を利用するものであるから、
少なくとも塗料の硬化が生じる温度に設定する必
要がある。
ところで、塗料が硬化する温度は酸性ガス雰囲
気中では通常の雰囲気中で硬化する温度よりも低
下することがわかつた。例えば、通常の雰囲気中
で160〜170℃で硬化し始めるアクリル−メラミン
系の樹脂塗料の場合は、塩化水素ガス8ppmの酸
性雰囲気中では130〜140℃でも硬化することが認
められた。
従つて、酸性雰囲気の温度を設定する場合は、
通常の雰囲気で硬化する温度以上であれば問題は
ない。
又、酸性雰囲気中で焼付乾燥する場合も、通常
の焼付乾燥温度で充分であり、更に、酸性雰囲気
に接触後、別の専用の焼付乾燥炉で焼付乾燥する
条件も何ら格別のものではない。
塗料硬化は速やかに生じるので、被塗物表面と
酸性雰囲気との接触は瞬時でよい。ただ、通常の
雰囲気中で塗膜の表面に硬化が生じてしまつた後
で、酸性雰囲気に接触させてもチリメン模様状の
塗膜を形成することはできない。
以下、本発明の実施例について説明する。
実施例 1 アルミニウム合金A6063S−T5材(長さ300mm)
を通常の前処理を施した後、硫酸150g/、20
℃の電解浴中で電流密度1.5A/dm2で20分間陽
極酸化処理を行ない、9μmの陽極酸化皮膜を形
成した。このアルミニウム合金A6063S−T5材を
縦吊り状態で無機顔料として酸化チタンを含有す
る白色のアクリル−メラミン系樹脂浴(固形分濃
度35%、顔料濃度45%)に60℃で3分間浸せきし
た後、引上げ温度1.8m/minで引上げ、しかる
後、縦吊り状態のまま塩化水素ガス濃度12ppmの
酸性雰囲気とした電気炉内で170℃、20分の条件
で焼付乾燥したところ、全面均一で艶消状のチリ
メン模様を有する白色塗膜を生成した。
比較例 1 実施例1と同様の前処理、陽極酸化処理及び浸
せき塗装処理を施したアルミニウム合金A6063S
−T5材を塩化水素ガスを含まない雰囲気の電気
炉で170℃、20分の条件で焼付乾燥したところ、
全面平滑で光沢の有る塗膜が生成した。
比較例 2 実施例1と同様の前処理、陽極酸化処理及び浸
せき塗装処理を施した縦吊り状のアルミニウム合
金A6063S−T5材(長さ300mm)を塩化水素ガス
濃度6ppmの酸性雰囲気とした電気炉内で170℃、
20分の条件で焼付けしたところ、内部から約160
mmまでは艶消状のチリメン模様を生成したが、下
部に行くにしたがい光沢のある平滑な塗膜を有す
る不均一な外観となつた。
比較例 3 実施例1と同様の前処理、陽極酸化処理及び浸
せき塗装処理を施したアルミニウム合金A6063S
−T5材を濃度12ppmの二酸化窒素雰囲気の電気
炉内で170℃、20分間焼付乾燥したところ、全面
平滑で光沢の有る白色塗膜を生成した。
同様に、二酸化窒素に替えて、電気炉内を夫々
一酸化窒素、二酸化炭素、一酸化炭素を12ppm含
む雰囲気として焼付乾燥したところ、いずれも二
酸化窒素の場合と同じ外観の白色塗膜を生成し
た。
比較例 4 実施例1と同様の前処理及び陽極酸化処理を施
したアルミニウム合金A6063S−T5材を、顔料を
含まないアクリル−メラミン系樹脂浴(固形分濃
度20%)に60℃で3分間浸せきした後、引上げ速
度1.8m/minで引上げ、しかる後、実施例1と
同様の電気炉内で実施例1と同様の焼付乾燥をし
たところ、艶有のクリヤー塗膜が得られた。
実施例 2 アルミニウム板材A1200Pを実施例1と同様の
前処理及び陽極酸化処理を施した後、無機顔料と
して酸化チタンと黄鉛を含有する黄味の強いクリ
ーム色のアクリル−メラミン系樹脂浴(固形分濃
度35%、顔料濃度40%)に40℃で3分間浸せきし
た後、引上げ速度1.0m/minで引上げ、しかる
後、塩化水素ガス濃度を15ppmとし、温度を180
℃に設定した酸性雰囲気の電気炉内で30分間焼付
乾燥をしたところ、全面均一な艶消状のチリメン
模様を有するクリーム色の塗膜が得られた。
比較例 5 実施例2と同様の前処理、陽極酸化処理及び浸
せき塗装処理を施したアルミニウム板材A1200P
を、180℃に設定した塩化水素ガスを含まない雰
囲気の電気炉内に導入し、アルミニウム板材
A1200Pの実体温度が180℃に達した時点で、塩化
水素ガスを電気炉内に送り込んで塩化水素ガス濃
度を15ppmとした後、更に15分間焼付したとこ
ろ、全面均一な光沢を有する平滑な外観の塗膜が
得られた。比較例5で使用した塗料(実施例2で
使用した塗料と同一)の塩化水素ガス15ppmを含
む雰囲気中で硬化する下限の限度を測定したとこ
ろ130〜140℃であつた。
実施例 3 実施例2と同様の前処理、陽極酸化処理及び実
施例2と同一の塗料を用いた浸せき塗装処理を施
したアルミニウム板材A1200Pを塩化水素ガスを
15ppm含む150℃の酸性雰囲気に10秒間接触させ
た後、このアルミニウム板材A1200Pを180℃に設
定した塩化水素ガスを含まない電気炉内に導入
し、30分間焼付乾燥したところ、実施例2と同様
のチリメン模様状塗膜が得られた。
実施例 4 実施例1と同様の前処理及び陽極酸化処理を施
したアルミニウム合金A6063S−T5材を80℃の純
水に10分間浸せきして仮封孔した後水切り乾燥
し、次いで、無機顔料としてボーンブラツクを含
む黒色のポリエステル系樹脂塗料(顔料濃度20
%、粘度岩田カツプ12秒)を用いて静電塗装を行
ない10μmの塗膜を得た。このアルミニウム合金
A6063S−T5材を塩化水素ガス濃度8ppmの雰囲
気とした電気炉内で190℃、30分の条件で焼付乾
燥したところ、全面均一な艶消状のチリメン模様
を有する黒色塗膜を生成した。
実施例 5 実施例1と同様の前処理及び陽極酸化処理を施
したアルミニウム板A1200Pを、無機顔料として
酸化チタンを含有する白色のアクリル−メラミン
系電着塗料浴(固形分12%、顔料濃度25%)に浸
せきし、150V、2分間の条件で電着塗装を行な
つた後、10分間セツテイングした。このアルミニ
ウム板材A1200Pを濃度10ppmの塩化水素ガス雰
囲気を有する180℃に設定した電気炉で30分間焼
付乾燥したところ、全面艶消状で均一なチリメン
模様を有する白色塗膜が得られた。
以上のように、本発明方法によれば、チリメン
模様状の塗膜を確実に被塗物の全面に均一に形成
させ、美麗な外観の塗膜を持つた被塗物を容易に
提供し得る効果を有している。
尚、各実施例には被塗物としてアルミニウム材
だけを用いているが、焼付乾燥温度に耐え得る材
料であれば何でもよく、アルミニウム材に限定さ
れるものではない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被塗物に無機顔料を含有する熱硬化型樹脂塗
    料を塗装した後、被塗物表面を塩化水素ガスを
    8ppm以上含む加温された酸性雰囲気中で焼付乾
    燥するかもしくは上記酸性雰囲気に接触させ、し
    かる後焼付乾燥することを特徴とするチリメン模
    様状塗膜の形成方法。
JP1893884A 1984-02-02 1984-02-02 チリメン模様状塗膜の形成方法 Granted JPS60161773A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020174837A1 (ja) * 2019-02-26 2020-09-03 住友化学株式会社 発光素子

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