JPH0312517Y2 - - Google Patents

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JPH0312517Y2
JPH0312517Y2 JP11523883U JP11523883U JPH0312517Y2 JP H0312517 Y2 JPH0312517 Y2 JP H0312517Y2 JP 11523883 U JP11523883 U JP 11523883U JP 11523883 U JP11523883 U JP 11523883U JP H0312517 Y2 JPH0312517 Y2 JP H0312517Y2
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reversing
suction
paper
claw
cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は両面刷を行なうために隣接する胴間で
紙を反転させる機構を備えた反転機構付枚葉輪転
印刷機に関するものである。
〔従来技術〕
印刷の多様化に伴い一台で片面刷と両面刷とに
使い分けることのできる反転機構を備えた各種の
枚葉輪転印刷機が提案されて実用化されている。
この種の印刷機には反転しない爪を備えた胴と反
転爪を備えた胴とが互に周面を対接させて設けら
れており、片面刷の場合には反転爪の反転を停止
させて一般の片面刷と同じように紙の咥え替えを
行なう。そして両面刷の場合には、両方の胴の位
相を紙の長さ分だけ円周方向へずらして上流側の
胴の爪で咥えた紙の紙尻が下流側の胴の反転爪と
対向するようにし、この紙尻を反転爪に咥えさせ
て胴の回転とともに搬送させることにより紙を反
転させ、次の胴で裏面に印刷を施して両面刷を行
なう。このように反転機構の原理は従来提案され
た各機種の印刷機においていずれも同じである
が、胴の配列ならびに反転機構の構造等を異にし
ている。
まず胴の配列においては、前後の印刷胴間に1
個の反転胴を設けた1本タイプのものよりも、前
後の印刷胴間にこれと同径の渡し胴と倍径の渡し
胴および印刷胴と同径の反転胴を設けた3本タイ
プのものが一般的に多いが、このような3本タイ
プのものは、胴数が多いために設備費が嵩むばか
りでなく、印刷ユニツト間に大きなスペースを必
要として機械の全長が長くなり、印刷ユニツトの
数が多くなるにしたがつて機械がきわめて大型化
するという欠点があつた。
また一部において提案されている1本タイプの
ものにおいては、胴装置は簡素化されているが、
反転機構の構造がきわめて複雑であつた。すなわ
ち、米国特許3455547および米国特許3654861で提
案されたものは、胴周部に枢支されてカムリンク
機構で回動するアームの遊端部に反転爪を枢着
し、別のカムリンク機構でこの反転爪を開閉させ
るようにしたものであつて、両面刷の場合には、
反転爪を開閉させながらアームの回動によつて公
転させ、カムリンク機構で回動する吸着装置との
間で紙尻を保持して反転させるように構成されて
いる。反面刷の場合にはアームの回動と吸着装置
の回動とを停止させ、反転爪の開閉のみによつて
紙の咥え替えを行なう。
しかしながら、このような従来の反転機構にお
いては、カムリンク機構が反転爪の開閉用とアー
ムの回動用として別々に設けられているために構
造がきわめて複雑であつてコスト面および精度面
において問題があるばかりでなく、両面刷に際し
ては重量の大きい多数の反転爪がその開閉中心と
なる爪軸とは別軸のアーム軸を中心にして周回し
なければならないので、慣性モーメントがきわめ
て大きくなり、紙咥え精度が低下するとともに高
速化の大きな障害となつていた。
〔考案の概要〕
本考案は以上のような点に鑑みなされたもの
で、咥え爪装置を備えた一対の倍径印刷胴間に倍
径の反転胴を配設してその外周部を円周方向へ2
等分する箇所に、複数個の反転爪が並列する爪軸
と、複数個の吸着レバーが並列する吸着レバー軸
とを並列軸架し、開いた上流側印刷胴の爪から解
放された紙端を吸着レバーで吸着して回動後反転
爪に咥えさせるように構成することにより、構造
の簡素化と紙咥え精度の向上ならびに機械の高速
化を計るとともに、吸着レバーの吸着面位置をそ
の吸口位置における法線が吸着レバー軸芯の偏心
位置を通るように設定し、吸着レバーが印刷胴か
ら紙を吸着してから反転爪に咥えさせるまでの回
動軌跡を良好にして紙破れや紙落しなどを防止す
ることにより、印刷物の品質向上を計つた反転機
構付枚葉輪転印刷機を提供するものである。以
下、本考案の実施例を図面に基いて詳細に説明す
る。
〔実施例〕
第1図ないし第7図は本考案に係る反転機構付
枚葉輪転印刷機の実施例を示し、第1図はその胴
配列図、第2図は反転胴の操作側側面図、第3図
は反転胴の原動側側面図、第4図は反転胴外周部
の拡大断面図、第5図は反転胴の操作側軸端外周
部を展開して示す一部破断平面図、第6図は反転
胴の原動側軸端外周部を展開して示す一部破断平
面図、第7図は両面刷の紙尻咥え状態を第4図に
対応して示す反転胴外周部の拡大断面図である。
図において印刷機の第1の印刷ユニツトおよび第
2の印刷ユニツトは、それぞれ周面に印刷用の版
を装着した版胴1と、版面にインキ、水を供給す
る図示しないインキ装置および給水装置を備えて
おり、版胴1の下方には、これと同径で版面上の
画像が転写されるゴム胴2が、版胴1に周面を対
接させて配設されている。さらに各ゴム胴2の下
方には、その2倍の径を有する圧胴3と圧胴4と
が各ゴム胴2と周面を対接させて配設されてお
り、両方の圧胴3,4間には、これと同径の反転
胴5が周面を対接させて設けられている。6はカ
ム機構で揺動するスイング装置であつて、カム機
構で開閉するスイング爪を備えており、給紙装置
によつて差板7上へ1枚ずつ送り込まれた紙8の
端を咥えて第1の圧胴3へ供給するように構成さ
れている。図に矢印Aで示す方向に回転する倍径
の各圧胴3,4の外周部には、カム機構で開閉し
スイング装置6のスイング爪または後述する反転
爪装置24から紙8を咥え替えて胴の回転により
胴周面へ巻き付ける爪と爪台とからなる複数組の
咥え装置9(以下爪9と略称する)が、円周を2
等分する位置に軸架された1対の爪軸10上にそ
れぞれ所定の間隔で並設されている。第2図に符
号11で示すものは、機台フレーム側に固定され
て爪9を開閉させる開閉カムであつて、そのカム
面には爪軸10の軸端部に割締めで固定されたカ
ムレバー12遊端部のカムフオロア13が対接さ
れている。
次に反転胴5の構成を説明する。反転胴5は左
右のフレーム14,15にテーパローラベアリン
グ16を介して軸支されて図に矢印Bで示す方向
に回転しており、その外周部には2組の紙咥え兼
反転装置が対向して配設されている。この2組は
全く同一構成であるからその1組についてのみ説
明する。すなわち、反転胴5は軸芯部と外周部お
よびこれらを連結する複数個のスケルトンにより
軽量化されて一体形成されており、両端部には円
板状の枕17,18が一体的に設けられている。
左右の枕17,18には爪軸19がカラー20で
軸方向への移動を規制されてニードルベアリング
21を介して両端部を軸支されており、この爪軸
19の中央部複数個所は、胴周切欠き22の底部
に固定された爪軸受23によつて軸支されてい
る。全体を符号24で示すものは、前記圧胴19
上並設された反転爪装置であつて、第8図aに側
面図を示す反転爪25と、第8図bに側面図を示
す爪台小物26とで構成されている。このうちの
反転爪25は、爪軸19にばね受27とともにボ
ルト28で割締め固定された爪ホルダ29と、ボ
ルトで一体的に固定された爪本体30、爪受31
からなり爪ホルダ29の偏心部に枢軸32で回動
自在に枢着された爪33とで形成されており、爪
33と爪ホルダ29との間には、爪33を第8図
aの反時計方向へ付勢する爪先ばね34が装着さ
れている。また爪台小物26は反転爪25を内包
するような舟形状に形成された爪台ホルダ35
と、その先端部に爪31と対向してボルト36で
装着された爪台37とで形成されており、この爪
台小物26の他方の遊端部と前記反転爪25のば
ね受27との間には、爪33と爪台37とを閉じ
させる方向の弾発する爪ばね38が介装されてい
る。さらに反転爪装置24の爪先に近接する胴周
部に設けた切欠き39の底面には、胴の全長にわ
たるストツパ台40がボルト41によつて固定さ
れており、このストツパ台40には、前記爪台小
物のボルト36を当接させて反転爪装置24の回
動を規制するストツパ42が、ねじ43で弛みを
規制され各反転爪装置24に対応して螺入されて
いる。そして、反転爪装置24は、後述する反転
駆動装置により全体が一体となつて第4図に示す
位置と第7図に示す位置との間でほゞ180゜回動す
るように構成されている。44は第7図に示す位
置まで回動した反転爪装置24の爪台ホルダ35
を当接させて回動を規制するストツパであつて、
前記ストツパ台40に螺入されている。
一方、反転胴5の切欠き22内には、中空管状
に形成された吸着レバー軸45が、ニードルベア
リング46を介し左右の枕17,18に回動自在
に軸支されて架設されており、その中央部複数箇
所が切欠き22内の軸受41で軸支されていると
ともに、カラー48によつて軸方向への移動を規
制されている。符号49で示すものは吸着レバー
軸45上に各反転爪装置24に対応して並設され
た複数個の吸着レバーであつて、第9図はその側
面図を示している。この吸着レバー49は側面
視、平面視ともにほゞL字状に形成されてボルト
50により吸着レバー軸45に割締め固定されて
おり、その一方の遊端部端面には、金属製の台座
と一体形成されたゴム製の吸着ヘツド51がボル
ト52で固定されている。この吸着ヘツド51の
端面は円弧状に形成されており、円弧状端面に
は、吸着レバー軸45の内部とをエア通路53で
連通された一対の吸口54,55が開口されてい
る。56は吸着レバー49に嵌入されてエア通路
53を開閉するバルブであつて、上ねじ57によ
つて開位置と閉位置とで固定されるように構成さ
れている。また、吸着レバー49の他方の遊端部
には、ばね受とボルト、ナツトとで一体化されて
前記爪台小物26の回動を規制するストツパ58
がその軸上に設けたばね部材で突出方向へ付勢さ
れて装着されている。このように構成された吸着
レバー49の吸着ヘツド51は、その位置が次の
ように設定されている。すなわち、吸着ヘツド5
1の吸着面である円弧状端面に開口する吸口54
を通り吸着面にほゞ直交して引いた線Lが、吸着
レバー軸45の軸芯に対して第4図に符号tで示
すだけ偏心した位置を通るように吸着面の位置が
設定されている。
さらに、中空状の吸着レバー軸45は一端が閉
塞され他端が枕17からフレーム14側へ突出し
ていてこの突出部は環状に形成されたロータリバ
ルブ59へ回動自在に嵌入されており、ロータリ
バルブ59の一部に形成された円弧状中空部と吸
着レバー軸45の内部とが連通されている。一方
フレーム14側には、ロータリバルブ59の内周
面を外周面に摺接させて周回させるように環状に
形成されたバルブ60がボルト61によつて固定
されていて、その1箇所にはロータリバルブ59
と対向したときにその内部と連通する吸気口62
が装着されており、この吸気口62には、機台付
設の吸気装置に接続されたフレキシブルチユーブ
63が嵌装されている。なお、図示が省略されて
いるが、反転胴5の外周部には、円弧状に形成さ
れて機台付設の送気装置との間をフレキシブルチ
ユーブで接続されたゴム製のエアチユーブが、前
記吸着レバー49に対する反転胴5の回転方向上
流側に取付けられており、吸着レバー49による
吸着前の所定タイミング間において紙8を第1の
圧胴3の周面へ押圧するように構成されている。
次に反転爪装置24の反転・開閉と吸着レバー
49の回動との駆動装置について説明する。前記
爪軸19に対する反転胴5の回転方向上流側に
は、中空管状に形成された反転駆動軸64が、枕
17,18の肉厚部にブツシユ65とニードルベ
アリング66とを介して回動自在に軸支されてお
り、カラー67と後述するセグメントギア68と
で軸方向への移動を規制されている。セグメント
ギア68は反転駆動軸64の枕17からの突出部
にボルト69で割締め固定されており、その遊端
部のセグメント歯は、爪軸19の突出部に固定さ
れたピニオン70と噛合つている。セグメントギ
ア68の中央部に摺動自在に軸支されたピン71
には、フレーム14側に固定された反転カム72
に対接するカムフオロア73が嵌装されており、
長孔74に沿つてボルト75で固定することによ
り、カムフオロア73が第5図に実線と鎖線とで
示すように移動して反転カム72への対接位置と
非対接位置とを選択的に占めるように構成されて
いる。こうすることにより反転胴5が回転すると
反転カム72のカム面とカムフオロア73との作
用でセグメントギア68が揺動し、反転爪装置2
4が所定のタイミングで前述したようにほゞ180゜
回動して反転する。第5図に符号76で示すもの
はカムフオロア73の位置を表示する目盛板であ
る。さらに反転駆動軸64上には、左右一対のば
ねレバー77が枕17,18の内側に近接して割
締め固定されており、このばねレバー77の遊端
部に一端を枢着されたばね軸78は、胴芯近傍を
経て反対側の胴周部まで延設され他端を軸受で摺
動自在に支持されている。そしてこのばね軸78
上には、カムフオロア73を反転カム72のカム
面へ圧接させる方向の回動力をセグメントギア6
8に付与する圧縮コイルばね79が装着されてい
る。80は枕17の外周部に固定されたストツパ
であつて、支持板81に摺動自在に支持された圧
縮コイルばね82付きのピン83とその先端部に
装着された小判形のカム84とを備えており、ピ
ン83を圧縮コイルばね82の弾発力に抗し押し
ながら90゜回動させて切欠き85の係合位置を変
えることにより、カム84の大径部がセグメント
ギア68遊端のボルト86を押し、カムフオロア
73が反転カム72のカム面からわずかに離れて
前述したカムフオロア73の軸方向への移動を容
易にするように構成されている。
前記爪軸19の枕18からの突出部に割締め固
定されたカムレバー87にはカムフオロア88が
枢着されており、フレーム15に円周方向へずら
して固定された咥えカム89A、放しカム89B
および反転咥えカム90のいずれかへ所定のタイ
ミングで対接するように構成されている。すなわ
ち咥えカム89Aは反転爪装置24が反転せずに
第4図の状態にあるとき第1の圧胴3から紙8を
咥え替えるために反転爪25を開閉させるカムで
あり、反転咥えカム90は反転爪装置24が反転
して第7図の状態にあるとき第1の圧胴3から紙
8を咥え替えるために反転爪25を開閉させるカ
ムである。また放しカム89Bは第2の圧胴4へ
紙8を咥え替えさせるために反転爪25を開閉さ
せるカムである。さらに前記反転駆動軸64の内
部には、一端の6角頭を軸端部の6角孔91に嵌
入させたトーシヨンバー92が貫通されており、
このトーシヨンバー92の他端の6角頭は、反対
側の枕18にボルト93で回動調節自在に固定さ
れた軸受板94の6角孔95へ嵌入固定されてい
る。
96は軸受板94の回動位置表示用の目盛を合
わせるためのピンである。そしてトーシヨンバー
92はカムフオロア73,88が各カム72,8
9A,89B,90のいずれからも外れて爪軸1
9の回動規制が解かれた場合もなお弾発力が蓄積
されるように軸受板94でねじり調整されてお
り、セグメントギア68とピニオン70とを介し
反転爪25を閉方向へ付勢するように構成されて
いる。
前記吸着レバー軸45に対する反転胴5の回転
方向上流側には、中空管状に形成された吸着駆動
軸97が、枕17,18の肉厚部にブツシユ98
とニードルベアリング99とを介して回動自在に
軸支されており、カラー100と後述するセグメ
ントギア101とで軸方向への移動を規制されて
いる。セグメントギア101は吸着駆動軸97の
枕18からの突出部にボルト102で割締め固定
されており、その遊端部のセグメント歯は、吸着
レバー軸45の突出部に固定されたピニオン10
3と噛合つている。セグメントギア101の他方
の遊端部には、フレーム15側に固定された吸着
レバー回動カム104に対接するカムフオロア1
05が嵌装されており、反転胴5の回転により吸
着レバー回動カム104とカムフオロア105と
の作用でセグメントギア101が回動して吸着レ
バー49が所定のタイミングで第4図に示す状態
から第7図に示す状態へと回動するように構成さ
れている。さらに吸着駆動軸97の内部には、一
端の6角頭を軸端部の6角孔に嵌入させたトーシ
ヨンバー106が貫通されており、このトーシヨ
ンバー106の他端の6角頭は反対側の枕17に
ボルト107で回動調節自在に固定された軸受板
108の6角孔109へ嵌入固定されている。1
10は軸受板108の回動位置表示用の目盛を合
わせるためのピンである。そしてトーシヨンバー
106は、カムフオロア105を吸着レバー回動
カム104のカム面へ圧接させる方向の回動力を
セグメントギア101に付与している。さらにセ
グメントギア101には、カムフオロア105が
吸着レバー回動カム104の高部に対応した位置
でセグメントギア101の第3図反時計方向への
回動を規制するストツパ111が枕18の外周部
に固定されて付設されている。なお、ストツパ1
11は前記ストツパ80と同じ構成であるから各
部品には同じ符号を付してその説明を省略する
が、カム84のリフトはストツパ80の場合より
も揺かに大きく、カムフオロア105を大きく移
動させるように構成されている。
以上のように構成された反転機構付枚葉輪転印
刷機による片面刷動作を前記各図および第10図
の動作説明図に基いて説明する。両面刷から片面
刷へ切替える場合、先ずカムフオロア105が吸
着レバー回動カム104の高部に対接した位置で
ストツパ111のカム84を第3図に鎖線で示す
ように回動させ、セグメントギア101がこの状
態から回動しないように規制する。これによつて
吸着レバー49は第4図に示す状態で動かないよ
うに固定される。次にストツパ80のカム84を
回動させてセグメントギア68のボルト86を押
すことによりカムフオロア73を反転カム72か
らわずかに離間させてばねによる圧接力を解いた
のち、カムフオロア73をピン71とともに軸方
向へ移動させて反転カム72から逃がし、ストツ
パ80を元の状態に戻しておく。こうすることに
より、第4図において爪軸19には反転駆動軸6
4内のトーシヨンバー92の弾発力がセグメント
ギア68とピニオン70とを介し作用して図の反
時計方向への回動力が付与され、また爪台ホルダ
35はストツパ台40側のストツパ42と吸着レ
バー49側のストツパ58とで回動を規制される
ので、爪31は爪軸19の回動力と爪ばね38の
弾発力とにより爪台37に圧接されて閉状態とな
つている。そしてこの状態では爪軸19の回動す
なわち爪31の開閉はセグメントギア68側から
駆動されることがなく、咥えカム89Aと放しカ
ム89B側からのみ駆動されるものであつて爪台
の形状が異なる他は一般の片面刷機と同じ動作を
する。なお、吸着レバー49は使用しないので、
これに接続された吸気装置等は停止させておく。
このようにして準備したのち印刷を開始すると、
差板7上に1枚ずつ送り出された紙8はスイング
装置6を経て圧胴3の爪9に咥え替えられて圧胴
3に巻き付けられ、ゴム胴2との間を通過すると
きにゴム胴2側の面に印刷が施される。そして各
胴がさらに回転して圧胴3の爪9と反転胴5の反
転爪装置24が対向すると、咥えカム89Aの大
径部にカムフオロア88が対接することによつて
カムレバー87がトーシヨンバー92の弾発力に
抗し揺動して爪31が開いたのち大径部を過ぎる
とトーシヨンバー92の弾発力で爪31が閉じ
る。爪31の開閉と同時に圧胴3側の爪9が開閉
するので、紙8は爪9から爪31へ咥え替えられ
反転胴5の回転によつてその周面に巻き付けられ
る。反転爪装置24と第2の圧胴4の爪9とが対
向すると、カムフオロア88が放しカム89Bの
大径部を通過して爪31が開閉し、同時に爪9が
開閉するので、紙8は第2の圧胴4に咥え替えら
れてその周面に巻き付けられる。そして紙8には
ゴム胴2との間を通過するときに一色目と同じ面
へ印刷が施されて片面刷が行なわれる。
次に両面刷動作を第9図までの各図および第1
1図の動作説明図に基いて説明する。片面刷から
両面刷に切替える場合には、片面刷の場合に紙8
の先端を咥えていた反転胴5の反転爪25が紙尻
を咥えることになり圧胴3の爪9との相対位置を
変える必要があるので、このためには紙8のサイ
ズに合わせて反転胴5を含む下流側の各胴と、第
1の圧胴3を含む上流側の各胴との位相を、図示
しない調整装置によつてほゞ紙サイズ分だけずら
せる。また第1の圧胴3の爪9を開閉させるカム
の紙放しタイミングを紙サイズ分に相当するだけ
遅らせる。そして、反転カム72用のカムフオロ
ア73を反転カム72に対接させるように軸方向
へ移動させるとともに、ストツパ111によるセ
グメントギア101の回動規制を解くと、爪軸1
9は反転カム72側と咥えカム89A、放しカム
89B、反転咥えカム90側の両方から駆動され
て回動するようになり、また吸着レバー49が回
動可能になる。
このように準備したのち印刷を開始すると、片
面刷と同様に爪9に咥えられてゴム胴2と第1の
圧胴3との間でゴム胴2側の面に印刷が施された
紙8は、両胴2,3の挾持から解放されたのち反
転胴5周面のエアチユーブ(図示せず)から噴出
するエアで圧胴3の周面へ圧接されながら第11
図aに示すように紙尻が反転胴5と対接するまで
圧胴3に巻き付けられる。これより少し前にセグ
メントギア101のカムフオロア105が吸着レ
バー回動カム104の大径部に達すると、セグメ
ントギア101がトーシヨンバー106の弾発力
に抗して回動し、ピニオン103を介して吸着レ
バー49が爪台ホルダ35から逃げるように第7
図に示す位置まで回動する。またこれより一瞬遅
れてセグメントギア68のカムフオロア73が反
転カム72の大径部に達しセグメントギア68が
回動してピニオン70を介し爪軸19が大きく回
動するので、反転爪装置24全体が第7図に示す
位置で大きく回動する。このとき反転爪25は閉
じている。吸着レバー49は爪台ホルダ35をか
わし終つてこれと干渉しなくなつたときに再び第
4図に示す位置まで戻る。以上の動作が瞬時のう
ちに行なわれたのち前述したように反転爪装置2
4と吸着レバー49とが紙尻に対向すると、ロー
タリバルブ59の中空部がバルブ60の吸気口6
2と対向して吸気が行なわれるので、紙尻は吸着
レバー49に吸着される。これとほゞ同時に第1
の圧胴3の爪9が開き紙8の咥えを解放する。こ
れから各胴がわずかに回動すると、吸着レバー4
9は紙8を吸着したまゝ再び第7図に示す位置へ
回動し、第11図bに示す状態になる。このとき
爪軸19の回動によつて他方の軸端部に装着され
たカムレバー88も大きく回動して第3図に示す
ようにカムフオロア89が反転咥えカム91に対
向するので、爪軸19はカムフオロア89が反転
咥えカム91の大径部を通過することによつて往
復回動し、反転爪25が開閉する。すなわち、反
転爪25が開いたところへ吸着レバー49が回動
してきて紙尻を供給し反転爪25が閉じるという
順序で紙尻が反転爪25に咥えられる。これと同
時に吸着レバー49に対する吸着エアが切れる。
そして、各胴がさらに回転すると、反転爪25は
紙尻を咥えたまゝ反転胴5とともに周回して紙8
を第11図cに示すように搬送すると同時に、カ
ムフオロア74が反転カム73の小径部へ移行
し、圧縮コイルばね80とトーシヨンバー93の
弾発力とによつて反転爪装置24全体が第4図に
示す位置へ復帰して第2の圧胴4との対接位置に
達する。また吸着レバー49もトーシヨンバー1
06の弾発力によつて第4図に示す状態に復帰す
る。このようにして紙尻が搬送された結果、紙8
は印刷面反転胴5の周面に接するように反転され
て反転胴5に巻き付けられる。反転爪装置24と
吸着レバー49とが回動し終つた状態では片面刷
の場合と全く同じであつて、放しカム81Bの作
用で反転爪25が開閉し紙8を咥え替えたのち圧
胴4に巻き付けられるので、ゴム胴2と圧胴との
間を通過するときには裏面に印刷が施されて両面
刷が行なわれる。
このような両面刷動作における吸着レバーの動
作を第12図の動作説明図に基いてさらに詳しく
説明する。圧胴3と反転胴5とが矢印A,B方向
に回転すると、図に符号51Aで示す位置で紙8
を吸着した吸着ヘツドは、反転爪25へ紙8を咥
えさせるために図の反時計方向へ自転するととも
に反転胴5の回転で公転するので、点Cで示す吸
着面の吸口開口部は、軌跡L1上を移動し、点C1
で示す位置で回動を終つている反転爪25に紙8
を咥えさせる。また反転胴5が静止していると仮
定すれば、同じく吸口開口部C2は軌跡L2上を点
C1で示す位置まで移動することになる。これら
の場合、吸口開口部C(C2)を通る吸着面の法線
が吸着レバー軸45の軸芯に対する偏心位置を通
るように吸着面位置を設定したことにより、軌跡
L1,L2はいつたん反転胴5の外径から外側へ出
てから外径内へ入るような軌跡となるので吸着ヘ
ツド51が圧胴3の周面から離れて紙8を放すと
いうようなことがなく、圧胴3の周面によく追従
して移動する。また軌跡L2において明らかなよ
うに、吸着ヘツド51を偏心位置に設けたことに
より、吸着ヘツド51は点C1にある反転爪25
の爪台37へ向うに際して図に矢印Dで示す爪台
37の接線方向から近づくのではなく、図に矢印
D1で示すように爪台37の紙咥え面に対しかな
りの角度を有する方向から進入することになり、
吸着面と紙咥え面との間に滑りが発生しない。こ
の紙咥え面と進入方向とのなす角度を大きくする
ためには、本実施例のように吸着レバー軸45の
軸芯から吸着面までの寸法をできる限り短かくす
ることが望ましい。
〔考案の効果〕
以上の説明により明らかなように本考案によれ
ば反転機構付枚葉輪転印刷機において、咥え爪装
置を備えた一対の倍径印刷胴間に倍径の反転胴を
配設してその外周部を円周方向へ2等分する箇所
に複数個の反転爪が並列する爪軸と、複数個の吸
着レバーが並列する吸着レバー軸とを並列軸架
し、開いた上流側の爪から解放された紙端を吸着
レバーで吸着して回動後反転爪に咥えさせるよう
に構成することにより、両印刷胴間に1個の反転
胴のみを設けた1本タイプの胴配列で片面刷と両
面刷とが可能となり、しかも片面刷、両面刷いず
れの場合も同じ爪軸芯を中心にした反転爪の反転
と開閉とが可能になるので、構造が著しく簡素化
され設備費の低減と占有スペースの縮小による機
械の小形化とを計ることができるとともに、反転
爪の反転が爪軸を中心にして行なわれるので、慣
性モーメントを小さくすることができ、紙咥え精
度の向上と機械の高速化を計ることができる。ま
た、吸着レバーの吸着面位置をその吸口位置にお
ける法線が吸着レバー軸芯の偏心位置を通るよう
に設定することにより、吸着レバーが上流側印刷
胴から紙を吸着してから反転爪に咥えさせるまで
の吸着面の回動軌跡が、反転胴の周面から出て印
刷胴側へ寄つた箇所を通ることになるので、印刷
胴周面の移動に対する追従性が良くなつて安定し
た状態で紙を反転爪へ送り込むことができ、吸着
面での紙すべり、紙落しを防止することができて
印刷物の品質向上と機械の高速化を計ることがで
きる。さらに吸着面位置を上記のように偏心させ
ることにより、吸着レバーの吸着面が反転爪に紙
を咥えさせるに際し紙咥え面の接線方向に対して
かなりの角度を有する方向から吸着面が進入する
ことになるので、紙咥えに際し吸着面が紙咥え面
に早く接触して滑ることにより紙がたるんで紙折
れ、紙破れが発生したり、咥え損ないによる紙落
しが発生したりすることがなく、印刷物の品質向
上を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第12図は本考案に係る反転機構
付枚葉輪転印刷機の実施例を示し、第1図はその
胴配列図、第2図は反転胴の操作側側面図、第3
図は反転胴の原動側側面図、第4図は反転胴外周
部の拡大断面図、第5図は反転胴の操作側軸端外
周部を展開して示す一部破断平面図、第6図は反
転胴の原動側軸端外周部を展開して示す一部破断
平面図、第7図は両面刷の紙尻咥え状態を第4図
に対応して示す反転胴外周部の拡大断面図、第8
図aは反転爪の側面図、第8図bは爪台小物の側
面図、第9図は吸着レバーの一部破断側面図、第
10図は片面刷の動作説明図、第11図は両面刷
の動作説明図、第12図は吸着レバーの動作説明
図である。 3,4……圧胴、5……反転胴、19……爪
軸、25……反転爪、45……吸着レバー軸、4
9……吸着レバー、54,55……吸口、68,
101……セグメントギア、70,103……ピ
ニオン、72……反転カム、73,88,105
……カムフオロア、87……カムレバー、89A
……放しカム、89B……咥えカム、90……反
転咥えカム、104……吸着レバー回転カム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 咥え爪装置を備えた一対の倍径印刷胴間にこれ
    らと周面を対接させた倍径の反転胴を配設してそ
    の外周部を2等分する箇所にそれぞれ爪軸と吸着
    レバー軸とを胴軸芯と平行して並列軸架し、カム
    機構で反転と紙の咥え放しを行なう複数個の反転
    爪と、カム機構で所定角度内を往復回動して一方
    の回動端で吸着した紙端を他方の回動端で前記反
    転爪に咥えさせる吸着レバーとを前記爪軸上と前
    記吸着レバー軸上とに軸方向へ互に位相を違えて
    それぞれ並設するとともに、前記吸着レバーの吸
    着面に開口する吸口の位置において吸着面にほゞ
    直交する線が前記吸着レバー軸の軸芯に対する偏
    心位置を通るように吸着面の位置を設定したこと
    を特微とする反転機構付枚葉輪転印刷機。
JP11523883U 1983-07-25 1983-07-25 反転機構付枚葉輪転印刷機 Granted JPS6022341U (ja)

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JP11523883U JPS6022341U (ja) 1983-07-25 1983-07-25 反転機構付枚葉輪転印刷機

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JPS6022341U JPS6022341U (ja) 1985-02-15
JPH0312517Y2 true JPH0312517Y2 (ja) 1991-03-25

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ID=30266084

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0649742A1 (de) * 1993-10-22 1995-04-26 Heidelberger Druckmaschinen Aktiengesellschaft Rotations-Bogendruckmaschine für Schön- und Widerdruck mit einem als Speichertrommel wirksamen Druckzylinder doppelt grossen Durchmessers

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0649742A1 (de) * 1993-10-22 1995-04-26 Heidelberger Druckmaschinen Aktiengesellschaft Rotations-Bogendruckmaschine für Schön- und Widerdruck mit einem als Speichertrommel wirksamen Druckzylinder doppelt grossen Durchmessers

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JPS6022341U (ja) 1985-02-15

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