JPH0314320B2 - - Google Patents
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- JPH0314320B2 JPH0314320B2 JP58075607A JP7560783A JPH0314320B2 JP H0314320 B2 JPH0314320 B2 JP H0314320B2 JP 58075607 A JP58075607 A JP 58075607A JP 7560783 A JP7560783 A JP 7560783A JP H0314320 B2 JPH0314320 B2 JP H0314320B2
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Description
本発明は、新規なヒト副甲状腺ホルモン
(hPTH)ペプチド誘導体に関する。さらに詳し
くは、本発明は〔Met(O)8,18〕hPTH−(1−
34)ペプチドまたはその塩である。上記ペプチド
は、 式 H−1 Ser −2 Val −3 Ser −4 Glu −5 Ile −6 Gln −7 Leu −8 Met(O) −9 His −10 Asn −11 Leu −12 Gly −13 Lys −14 His −15 Leu −16 Asn −17 Ser −18 Met(O) −19 Glu −20 Arg −21 Val −22 Glu −23 Trp −24 Leu −25 Arg −26 Lys −26 Lys −28 Leu −29 Gln −30 Asp −31 Val −32 His −33 Asn −34 Phe −OH 〔1〕 で表わされ、公知のhPTH−(1−34)ペプチド
〔Proc・Nat.Acad.Sci.U.S.A.,71,384(1974)、
Endocrinology,98,1294(1976)、Hoppe−
Seyler's Z.Physiol.Chem.,335,415(1974)〕の
8位および18位のメチオニン(Met)が酸化され
た誘導体である。 hPTHは84ケのアミノ酸よりなるポリペプチド
で、その生物学的活性は、血中カルシウム上昇作
用、血中リン低下作用、尿中カルシウム低下作
用、尿中リン上昇作用、尿中C−AMP上昇作用、
腎でのビタミンDの1位水酸化酵素活性の上昇な
どの作用を有するが、hPTH−(1−34)ペプチ
ドは、これらのすべての作用を併せもつ。 しかしながら、本発明の〔Met(O)8,18〕
hPTH−(1−34)ペプチドは上記各作用のうち
尿中カルシウム低下作用のみを有し、他の作用を
有しない特徴を有し、尿中カルシウム低下作用の
みを必要とする病症に有用な物質である。 本発明のペプチド〔1〕は、その方法の条件に
より塩基またはその塩の形で得られる。塩として
は無機酸塩、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、グリコ
ール酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸
などの有機酸との塩である。また本ペプチド
〔1〕はある種の無機物質または有機物質を付加
して錯体を形成し得る。この錯体とは、添加した
時に生成し、ペプチドに特続作用を与える化合物
を意味する。 本発明のペプチド〔1〕を製造するには、公知
のhPTH−(1−34)ペプチド〔Hoppe−
Seyler's Z.Physiol.Chem.,335,415,(1974)〕
を水溶液中、緩和な酸化剤、例えば過酸化水素水
で酸化することにより行われる。上記の酸化反応
は、通常室温で充分に進行する。得られた反応液
に水を加え、凍結乾燥することにより目的とする
ペプチド〔1〕が得られる。 また、本発明のペプチド〔1〕は、式〔1〕で
示されるアミノ酸順序に個々の保護されたアミノ
酸および(または)保護された低級ペプチドを液
相合成法により縮合し、縮合反応の最終段階でN
末端のアミノ基の保護基および側鎖の官能基の保
護基を酸分解により脱離する別法によつても得ら
れる。縮合反応自体はペプチド合成のための常法
手段に従つて、保護基の着脱、縮合反応を繰り返
すことにより行われる。即ち、本ペプチド〔1〕
の原料ならびにすべての中間体の製造において使
用される各種保護基はペプチド合成で既知な保護
基が用いられる。このような保護基はペプチド合
成化学の分野の文献ならびに参考書に記載されて
いる。例えば、α−アミノ基の保護にt−ブチル
オキシカルボニル基を用い、N末端のα−アミノ
基の保護にベンジルオキシカルボニル基を用い、
リジンのε−アミノ基の保護にO−クロロベンジ
ルオキシカルボニル基を用い、α−カルボキシル
基の保護にメチルエステル基、ベンジルエステル
基を用い、側鎖のカルボキシル基の保護にベンジ
ルエステル基を用い、セリンの水酸基の保護にベ
ンジル基を用い、アルギニンのグアニジノ基中の
アミノ基の保護にメシチレン−2−スルホニル基
を用いるのが好ましい。 本目的化合物〔1〕の合成においては、個々の
アミノ基および(または)低級ペプチドの縮合
は、例えば、保護されたα−アミノ基および活性
化末端カルボキシル基をもつアミノ酸またはペプ
チドと遊離のα−アミノ基および保護された末端
カルボキシル基をもつアミノ酸またはペプチドと
を反応させることにより実施することができる。 この場合、カルボキシル基は、例えば酸アジ
ド、酸無水物、酸イミダゾリドまたは活性エステ
ル、例えばシアノメチルエステル、p−ニトロフ
エニルエステル、N−ヒドロキシコハク酸イミド
エステル、2,4,5−トリクロロフエニルエス
テルなどに変換することによつて活性化すること
ができる。またカルボジイミド、例えばN,
N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N−エ
チル−N′−3−ジメチルアミノプロピルカルボ
ジイミド、N,N′−カルボニルジイミダゾール、
イソオキゾリウム塩、例えばウツドワード反応剤
などの縮合剤を使用して反応させることによつて
活性化することができる。 本発明において好ましい縮合方法は、アジド
法、活性エステル法、ビユンシユ法〔Z.
Naturforsch.,216,426(1966)〕またはガイガー
法〔Chem.Ber.,103,788(1970)〕などを用いる
のが適する。縮合順序は式〔1〕で示されるアミ
ノ酸順序であれば、如何なる順序からも合成し得
るが、C末端側から順次アミノ酸および(また
は)ペプチドを連結させるのが好ましい。 メチオニンはそれ自体で酸化してから使用して
もよいし、メチオニンを含む適当なペプチドフラ
グメントを得た段階で酸化してもよい。 上記の縮合反応におけるα−アミノ基の保護
基、例えばt−ブチルオキシカルボキシル基はト
リフルオロ酢酸で脱離される。α−カルボキシル
基の保護基、例えばメチルエステルはこれを希薄
な水酸化ナトリウム溶液で分解して遊離のカルボ
キシル基にできる。またはヒドラチドあるいはト
リクロロエトキシカルボニルヒドラチドのような
保護ヒドラチドに変えることができる。 こうして保護されたN末端α−アミノ基、ε−
アミノ基、C末端カルボキシル基、側鎖カルボキ
シル基、グアニジノ基および(または)水酸基を
有するテトラトリアコンタペプチドが得られる。
これらの保護基は、好ましくは酸分解、例えば無
水弗化水素によつて一段階で脱離される。 このようにして得られたペプチド〔1〕は、ペ
プチドまたは蛋白質を精製する公知の手段によつ
て分離精製することができる。例えば、セフアデ
ツクスG−25、セフアデツクスG−50、セフアデ
ツクスLH−20などのゲル過剤を用いるゲル
過、カルボキシメチルセルロース、イオン交換樹
脂などを用いるカラムクロマトグラフイーなどに
より行うことができる。 次に、本発明のペプチド〔1〕の生物学的活性
について述べる。 (1) hPTH−(1−34)および〔Met(O)8,18〕
hPTH−(1−34)の血中カルシウム、リン、尿
中カルシウム、リンおよびC−AMPに及ぼす影
響 試験方法 標準食で飼育した体重300gのSprangue−
Dawley(S.D.)ラツト(オス)の大腿動脈にカニ
ユーレを挿入し、4%グルコース、5mMCaCl2、
5mMMgCl2、20mMNaCl、2.5mMKClを含む栄
養液を3ml/時間の速度で各々hPTH−(1−34)
ペプチドおよび〔Met(O)8,18〕hPTH−(1−
34)ペプチド2μg/時間と共に持続的に注入し
た。両ペプチドの投与は各1時間行い、血中およ
び尿中のカルシウム濃度は原子吸光計(日立208)
で測定し、血中および尿中の無機リン量は
GoldenbergおよびFernandeyの方法〔Clinical
Chemistry,12,871(1966)〕で測定し、また尿
中のC−AMPはHonmaらの方法〔Biochem.
Med.,18,257(1977)〕で測定した。 測定結果 hPTH−(1−34)における血中カルシウム、
リン、尿中カルシウム、リンおよびC−AMPを
測定した結果は、第1図の通りであつて、血中カ
ルシウム上昇作用、血中リン低下作用、尿中カル
シウム低下作用、尿中リン上昇作用および尿中C
−AMP上昇作用を有する。これに対し〔Met
(O)8,18〕hPTH−(1−34)における血中カルシ
ウム、リン、尿中カルシウム、リンおよびC−
AMPを測定した結果は、第2図の通りであつて、
尿中カルシウム低下作用のみを有し、他の作用を
有しない特徴を有する。 (2) hPTH−(1−34)および〔Met(O)8,18〕
hPTH−(1−34)の腎における25−ヒドロキシ
ビタミンD3−1位水酸化酵素に及ぼす影響 試験方法 体重50gのウイスターラツト(オス)をビタミ
ンD欠乏食(0.45%カルシウム、0.3%リンを含
む)にて飼育し、6週目にペントバルビタール
(50mg/Kg体重)を静脈注射して麻酔させ、甲状
腺、副甲状腺摘除術を行つた。次に左大腿動脈に
カニユーレを挿入し、前記栄養液を3ml/時間の
速度で各々hPTH−(1−34)および〔Met(O)8,
18〕hPTH−(1−34)1.5μg/時間と共に持続
的に注入した。両ペプチドの投与は各1時間行
い、注入開始24時間後に〔3H〕25−ヒドロキシ
ビタミンD3(9Ci/mM)0.5μCiを静注し、その6
時間後に大腿動脈カニユーレより採血した。血液
は血漿分離し、BlighおよびDyerの方法(Can.J.
Biochem.physiol.,37,911(1959)〕に従い、血
中〔3H〕1,25−ジヒドロキシビタミンD3の量
を求めた。 測定結果 測定した結果は第1表の通りであつて、hPTH
−(1−34)は腎でのビタミンDの1位水酸化酵
素活性の上昇作用を有するが、〔Met(O)8,18〕
hPTH−(1−34)は上記作用を有しない。
(hPTH)ペプチド誘導体に関する。さらに詳し
くは、本発明は〔Met(O)8,18〕hPTH−(1−
34)ペプチドまたはその塩である。上記ペプチド
は、 式 H−1 Ser −2 Val −3 Ser −4 Glu −5 Ile −6 Gln −7 Leu −8 Met(O) −9 His −10 Asn −11 Leu −12 Gly −13 Lys −14 His −15 Leu −16 Asn −17 Ser −18 Met(O) −19 Glu −20 Arg −21 Val −22 Glu −23 Trp −24 Leu −25 Arg −26 Lys −26 Lys −28 Leu −29 Gln −30 Asp −31 Val −32 His −33 Asn −34 Phe −OH 〔1〕 で表わされ、公知のhPTH−(1−34)ペプチド
〔Proc・Nat.Acad.Sci.U.S.A.,71,384(1974)、
Endocrinology,98,1294(1976)、Hoppe−
Seyler's Z.Physiol.Chem.,335,415(1974)〕の
8位および18位のメチオニン(Met)が酸化され
た誘導体である。 hPTHは84ケのアミノ酸よりなるポリペプチド
で、その生物学的活性は、血中カルシウム上昇作
用、血中リン低下作用、尿中カルシウム低下作
用、尿中リン上昇作用、尿中C−AMP上昇作用、
腎でのビタミンDの1位水酸化酵素活性の上昇な
どの作用を有するが、hPTH−(1−34)ペプチ
ドは、これらのすべての作用を併せもつ。 しかしながら、本発明の〔Met(O)8,18〕
hPTH−(1−34)ペプチドは上記各作用のうち
尿中カルシウム低下作用のみを有し、他の作用を
有しない特徴を有し、尿中カルシウム低下作用の
みを必要とする病症に有用な物質である。 本発明のペプチド〔1〕は、その方法の条件に
より塩基またはその塩の形で得られる。塩として
は無機酸塩、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、グリコ
ール酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸
などの有機酸との塩である。また本ペプチド
〔1〕はある種の無機物質または有機物質を付加
して錯体を形成し得る。この錯体とは、添加した
時に生成し、ペプチドに特続作用を与える化合物
を意味する。 本発明のペプチド〔1〕を製造するには、公知
のhPTH−(1−34)ペプチド〔Hoppe−
Seyler's Z.Physiol.Chem.,335,415,(1974)〕
を水溶液中、緩和な酸化剤、例えば過酸化水素水
で酸化することにより行われる。上記の酸化反応
は、通常室温で充分に進行する。得られた反応液
に水を加え、凍結乾燥することにより目的とする
ペプチド〔1〕が得られる。 また、本発明のペプチド〔1〕は、式〔1〕で
示されるアミノ酸順序に個々の保護されたアミノ
酸および(または)保護された低級ペプチドを液
相合成法により縮合し、縮合反応の最終段階でN
末端のアミノ基の保護基および側鎖の官能基の保
護基を酸分解により脱離する別法によつても得ら
れる。縮合反応自体はペプチド合成のための常法
手段に従つて、保護基の着脱、縮合反応を繰り返
すことにより行われる。即ち、本ペプチド〔1〕
の原料ならびにすべての中間体の製造において使
用される各種保護基はペプチド合成で既知な保護
基が用いられる。このような保護基はペプチド合
成化学の分野の文献ならびに参考書に記載されて
いる。例えば、α−アミノ基の保護にt−ブチル
オキシカルボニル基を用い、N末端のα−アミノ
基の保護にベンジルオキシカルボニル基を用い、
リジンのε−アミノ基の保護にO−クロロベンジ
ルオキシカルボニル基を用い、α−カルボキシル
基の保護にメチルエステル基、ベンジルエステル
基を用い、側鎖のカルボキシル基の保護にベンジ
ルエステル基を用い、セリンの水酸基の保護にベ
ンジル基を用い、アルギニンのグアニジノ基中の
アミノ基の保護にメシチレン−2−スルホニル基
を用いるのが好ましい。 本目的化合物〔1〕の合成においては、個々の
アミノ基および(または)低級ペプチドの縮合
は、例えば、保護されたα−アミノ基および活性
化末端カルボキシル基をもつアミノ酸またはペプ
チドと遊離のα−アミノ基および保護された末端
カルボキシル基をもつアミノ酸またはペプチドと
を反応させることにより実施することができる。 この場合、カルボキシル基は、例えば酸アジ
ド、酸無水物、酸イミダゾリドまたは活性エステ
ル、例えばシアノメチルエステル、p−ニトロフ
エニルエステル、N−ヒドロキシコハク酸イミド
エステル、2,4,5−トリクロロフエニルエス
テルなどに変換することによつて活性化すること
ができる。またカルボジイミド、例えばN,
N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N−エ
チル−N′−3−ジメチルアミノプロピルカルボ
ジイミド、N,N′−カルボニルジイミダゾール、
イソオキゾリウム塩、例えばウツドワード反応剤
などの縮合剤を使用して反応させることによつて
活性化することができる。 本発明において好ましい縮合方法は、アジド
法、活性エステル法、ビユンシユ法〔Z.
Naturforsch.,216,426(1966)〕またはガイガー
法〔Chem.Ber.,103,788(1970)〕などを用いる
のが適する。縮合順序は式〔1〕で示されるアミ
ノ酸順序であれば、如何なる順序からも合成し得
るが、C末端側から順次アミノ酸および(また
は)ペプチドを連結させるのが好ましい。 メチオニンはそれ自体で酸化してから使用して
もよいし、メチオニンを含む適当なペプチドフラ
グメントを得た段階で酸化してもよい。 上記の縮合反応におけるα−アミノ基の保護
基、例えばt−ブチルオキシカルボキシル基はト
リフルオロ酢酸で脱離される。α−カルボキシル
基の保護基、例えばメチルエステルはこれを希薄
な水酸化ナトリウム溶液で分解して遊離のカルボ
キシル基にできる。またはヒドラチドあるいはト
リクロロエトキシカルボニルヒドラチドのような
保護ヒドラチドに変えることができる。 こうして保護されたN末端α−アミノ基、ε−
アミノ基、C末端カルボキシル基、側鎖カルボキ
シル基、グアニジノ基および(または)水酸基を
有するテトラトリアコンタペプチドが得られる。
これらの保護基は、好ましくは酸分解、例えば無
水弗化水素によつて一段階で脱離される。 このようにして得られたペプチド〔1〕は、ペ
プチドまたは蛋白質を精製する公知の手段によつ
て分離精製することができる。例えば、セフアデ
ツクスG−25、セフアデツクスG−50、セフアデ
ツクスLH−20などのゲル過剤を用いるゲル
過、カルボキシメチルセルロース、イオン交換樹
脂などを用いるカラムクロマトグラフイーなどに
より行うことができる。 次に、本発明のペプチド〔1〕の生物学的活性
について述べる。 (1) hPTH−(1−34)および〔Met(O)8,18〕
hPTH−(1−34)の血中カルシウム、リン、尿
中カルシウム、リンおよびC−AMPに及ぼす影
響 試験方法 標準食で飼育した体重300gのSprangue−
Dawley(S.D.)ラツト(オス)の大腿動脈にカニ
ユーレを挿入し、4%グルコース、5mMCaCl2、
5mMMgCl2、20mMNaCl、2.5mMKClを含む栄
養液を3ml/時間の速度で各々hPTH−(1−34)
ペプチドおよび〔Met(O)8,18〕hPTH−(1−
34)ペプチド2μg/時間と共に持続的に注入し
た。両ペプチドの投与は各1時間行い、血中およ
び尿中のカルシウム濃度は原子吸光計(日立208)
で測定し、血中および尿中の無機リン量は
GoldenbergおよびFernandeyの方法〔Clinical
Chemistry,12,871(1966)〕で測定し、また尿
中のC−AMPはHonmaらの方法〔Biochem.
Med.,18,257(1977)〕で測定した。 測定結果 hPTH−(1−34)における血中カルシウム、
リン、尿中カルシウム、リンおよびC−AMPを
測定した結果は、第1図の通りであつて、血中カ
ルシウム上昇作用、血中リン低下作用、尿中カル
シウム低下作用、尿中リン上昇作用および尿中C
−AMP上昇作用を有する。これに対し〔Met
(O)8,18〕hPTH−(1−34)における血中カルシ
ウム、リン、尿中カルシウム、リンおよびC−
AMPを測定した結果は、第2図の通りであつて、
尿中カルシウム低下作用のみを有し、他の作用を
有しない特徴を有する。 (2) hPTH−(1−34)および〔Met(O)8,18〕
hPTH−(1−34)の腎における25−ヒドロキシ
ビタミンD3−1位水酸化酵素に及ぼす影響 試験方法 体重50gのウイスターラツト(オス)をビタミ
ンD欠乏食(0.45%カルシウム、0.3%リンを含
む)にて飼育し、6週目にペントバルビタール
(50mg/Kg体重)を静脈注射して麻酔させ、甲状
腺、副甲状腺摘除術を行つた。次に左大腿動脈に
カニユーレを挿入し、前記栄養液を3ml/時間の
速度で各々hPTH−(1−34)および〔Met(O)8,
18〕hPTH−(1−34)1.5μg/時間と共に持続
的に注入した。両ペプチドの投与は各1時間行
い、注入開始24時間後に〔3H〕25−ヒドロキシ
ビタミンD3(9Ci/mM)0.5μCiを静注し、その6
時間後に大腿動脈カニユーレより採血した。血液
は血漿分離し、BlighおよびDyerの方法(Can.J.
Biochem.physiol.,37,911(1959)〕に従い、血
中〔3H〕1,25−ジヒドロキシビタミンD3の量
を求めた。 測定結果 測定した結果は第1表の通りであつて、hPTH
−(1−34)は腎でのビタミンDの1位水酸化酵
素活性の上昇作用を有するが、〔Met(O)8,18〕
hPTH−(1−34)は上記作用を有しない。
【表】
次に、実施例を挙げて本発明の製造例について
述べる。 実施例 1 〔Met(O)8,18〕hPTH−(1−34);H−Ser−
Val−Ser−Glu−Ile−Gln−Leu−Met(O)−His
−Asn−Leu−Gly−Lys−His−Leu−Asn−Ser
−Met(O)−Glu−Arg−Val−Glu−Trp−Leu
−Arg−Lys−Lys−Leu−Gln−Asp−Val−His
−Asn−Phe−OH hPTH−(1−34);H−Ser−Val−Ser−Glu
−Ile−Gln−Leu−Met−His−Asn−Leu−Gly
−Lys−His−Leu−Asn−Ser−Met−Glu−Arg
−Val−Glu−Trp−Leu−Arg−Lys−Lys−Leu
−Gln−Asp−Val−His−Asn−Phe−OH10mg水
2.5mlに溶かし、これに約1%過酸化水素水250μ
を加え、37℃で30分間撹拌した。反応液に水
2.25mlを加え凍結乾燥して〔Met(O)8,18〕hPTH
−(1−34)を得た。収量 アミノ酸分析:10mg (1) 酸加水分解(2%チオグリコール酸を含む
6N塩酸0.5mlでの105℃、24時間加水分解);
Asp4.11(4)、Ser2.46(3)、Glu5.10(5)、Gly1.02
(1)、Val2.83(3)、Met1.97(2)、Ile0.97(1)、
Leu5.00(5)、Phe0.95(1)、Lys3.11(3)、His2.44
(3)、Arg1.97(2)、Trp0.85(1) (2) 酵素分解(トリプシンで37℃、1時間、アミ
ノペプチダーゼMで37℃、24時間酵素分解);
Asp1.25(1)、Asn3.29(3)、Ser2.82(3)、Glu3.00
(3)、Gln1.27(2)、Gly1.26(1)、Val3.27(3)、Met
(O)2.57(2)、Ile1.15(1)、Leu5.00(5)、Phe1.10
(1)、Lys3.22(3)、His2.35(3)、Arg1.90(2)、
Trp0.71(1) 薄層クロマトグラフイー〔担体;メルク社製セ
ルロース、展開溶媒;ブタノール−ピリジン−酢
酸−水(15:10:3:12);Rf=0.50〔hPTH−
(1−34);Rf=0.59〕
述べる。 実施例 1 〔Met(O)8,18〕hPTH−(1−34);H−Ser−
Val−Ser−Glu−Ile−Gln−Leu−Met(O)−His
−Asn−Leu−Gly−Lys−His−Leu−Asn−Ser
−Met(O)−Glu−Arg−Val−Glu−Trp−Leu
−Arg−Lys−Lys−Leu−Gln−Asp−Val−His
−Asn−Phe−OH hPTH−(1−34);H−Ser−Val−Ser−Glu
−Ile−Gln−Leu−Met−His−Asn−Leu−Gly
−Lys−His−Leu−Asn−Ser−Met−Glu−Arg
−Val−Glu−Trp−Leu−Arg−Lys−Lys−Leu
−Gln−Asp−Val−His−Asn−Phe−OH10mg水
2.5mlに溶かし、これに約1%過酸化水素水250μ
を加え、37℃で30分間撹拌した。反応液に水
2.25mlを加え凍結乾燥して〔Met(O)8,18〕hPTH
−(1−34)を得た。収量 アミノ酸分析:10mg (1) 酸加水分解(2%チオグリコール酸を含む
6N塩酸0.5mlでの105℃、24時間加水分解);
Asp4.11(4)、Ser2.46(3)、Glu5.10(5)、Gly1.02
(1)、Val2.83(3)、Met1.97(2)、Ile0.97(1)、
Leu5.00(5)、Phe0.95(1)、Lys3.11(3)、His2.44
(3)、Arg1.97(2)、Trp0.85(1) (2) 酵素分解(トリプシンで37℃、1時間、アミ
ノペプチダーゼMで37℃、24時間酵素分解);
Asp1.25(1)、Asn3.29(3)、Ser2.82(3)、Glu3.00
(3)、Gln1.27(2)、Gly1.26(1)、Val3.27(3)、Met
(O)2.57(2)、Ile1.15(1)、Leu5.00(5)、Phe1.10
(1)、Lys3.22(3)、His2.35(3)、Arg1.90(2)、
Trp0.71(1) 薄層クロマトグラフイー〔担体;メルク社製セ
ルロース、展開溶媒;ブタノール−ピリジン−酢
酸−水(15:10:3:12);Rf=0.50〔hPTH−
(1−34);Rf=0.59〕
第1図は公知のhPTH−(1−34)ペプチドの
血中カルシウム、血中リン、尿中カルシウム、尿
中リンおよび尿中C−AMPに及ぼす影響を示す
曲線を表わし、第2図は本発明の〔Met(O)8,18〕
hPTH−(1−34)ペプチドの血中カルシウム、
血中リン、尿中カルシウム、尿中リンおよび尿中
C−AMPに及ぼす影響を示す曲線を表わす。
血中カルシウム、血中リン、尿中カルシウム、尿
中リンおよび尿中C−AMPに及ぼす影響を示す
曲線を表わし、第2図は本発明の〔Met(O)8,18〕
hPTH−(1−34)ペプチドの血中カルシウム、
血中リン、尿中カルシウム、尿中リンおよび尿中
C−AMPに及ぼす影響を示す曲線を表わす。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 H−Ser−Val−Ser−Glu−Ile−Gln−Leu−Met
(O)−His−Asn−Leu−Gly−Lys−His−Leu−
Asn−Ser−Met(O)−Glu−Arg−Val−Glu−
Trp−Leu−Arg−Lys−Lys−Leu−Gln−Asp−
Val−His−Asn−Phe−OH で表わされるペプチドまたはその塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58075607A JPS59204159A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | 〔Met(O)↑8’↑1↑8〕hPTH−(1−34)ペプチド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58075607A JPS59204159A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | 〔Met(O)↑8’↑1↑8〕hPTH−(1−34)ペプチド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59204159A JPS59204159A (ja) | 1984-11-19 |
| JPH0314320B2 true JPH0314320B2 (ja) | 1991-02-26 |
Family
ID=13581062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58075607A Granted JPS59204159A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | 〔Met(O)↑8’↑1↑8〕hPTH−(1−34)ペプチド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59204159A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5001223A (en) * | 1987-05-26 | 1991-03-19 | Merck & Co., Inc. | Parathyroid hormone antagonists with enhanced metabolic properties |
| WO2000031137A1 (en) * | 1998-11-25 | 2000-06-02 | The General Hospital Corporation | Amino-terminal modified parathyroid hormone (pth) analogs |
| BRPI0814962B8 (pt) | 2007-08-01 | 2021-05-25 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | métodos in vitro para determinar se um composto candidato é um agonista de longa duração ou de curta duração de um receptor acoplado à proteína g, polipeptídeo, seu uso e composição farmacêutica |
| CN103002906B (zh) | 2010-05-13 | 2017-12-29 | 总医院有限公司 | 甲状旁腺激素类似物及其应用 |
-
1983
- 1983-04-28 JP JP58075607A patent/JPS59204159A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59204159A (ja) | 1984-11-19 |
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