JPH0318607B2 - - Google Patents
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- JPH0318607B2 JPH0318607B2 JP56105726A JP10572681A JPH0318607B2 JP H0318607 B2 JPH0318607 B2 JP H0318607B2 JP 56105726 A JP56105726 A JP 56105726A JP 10572681 A JP10572681 A JP 10572681A JP H0318607 B2 JPH0318607 B2 JP H0318607B2
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- JP
- Japan
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- carbon atoms
- alkyl
- oxygen
- bond
- formula
- Prior art date
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Pyrrole Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
本発明は3−アミノプロポキシフエニル誘導
体、その製造法及びそれを含有する医薬組組成物
に関する。 本発明によれば、式の化合物が提供される: (式中、Rはフエニル、または炭素原子1〜4の
アルキルもしくは炭素原子1〜4のアルコキシで
モノ置換または独立的にジ置換されたフエニルで
あり、 R1は水素、炭素原子1〜4のアルキル、原子
番号9〜53のハロゲン、シアノまたはカルバモイ
ルであり、 R2は炭素原子1〜4のアルキル、炭素原子3
〜7のシクロアルキル、シクロアルキル部分の炭
素原子が3〜7でアルキル部分の炭素原子が1〜
4であるシクロアルキルアルキル、炭素原子7〜
10のフエニルアルキル、またはフエニル環が炭素
原子1〜4のアルキルもしくは炭素原子1〜4の
アルコキシで置換された炭素原子7〜10のフエニ
ルアルキルであり、 Aは炭素原子2〜3のアルキレンであり、 Xは結合または酸素であり、 Yは酸素であり、 Zは酸素でnが2または3であるか、 またはZは結合でnは1,2または3であり、 但し a R2がアルキルであるとき、Zは酸素であり、 基−NH−A−X−Rは式 または 以外の基であり、 b R2がシクロアルキルまたはシクロアルキル
アルキルで、Xが結合であるとき、R1は水素
以外のものである) の化合物またはその酸付加塩。 本発明によれば、式 (式中、R1、R2、Y、Z及びnは上記の通りで
あり、RXは一級アミンと反応して2−アミノ−
1−ヒドロキシエチルを与えうる基である) の化合物を、式 H2N−A−X−R (式中、A、X及びRは上記の通りである) の化合物と反応させ、そして反応生成化合物を遊
離の形態または酸付加塩の形態で回収することに
より、式の本発明目的化合物を得ることが出来
る。 アミノ化工程は、類似の3−アミノ−2−ヒド
ロキシプロポキシアリール化合物を製造する常法
により行なうことができる。例えば、Rxは式
体、その製造法及びそれを含有する医薬組組成物
に関する。 本発明によれば、式の化合物が提供される: (式中、Rはフエニル、または炭素原子1〜4の
アルキルもしくは炭素原子1〜4のアルコキシで
モノ置換または独立的にジ置換されたフエニルで
あり、 R1は水素、炭素原子1〜4のアルキル、原子
番号9〜53のハロゲン、シアノまたはカルバモイ
ルであり、 R2は炭素原子1〜4のアルキル、炭素原子3
〜7のシクロアルキル、シクロアルキル部分の炭
素原子が3〜7でアルキル部分の炭素原子が1〜
4であるシクロアルキルアルキル、炭素原子7〜
10のフエニルアルキル、またはフエニル環が炭素
原子1〜4のアルキルもしくは炭素原子1〜4の
アルコキシで置換された炭素原子7〜10のフエニ
ルアルキルであり、 Aは炭素原子2〜3のアルキレンであり、 Xは結合または酸素であり、 Yは酸素であり、 Zは酸素でnが2または3であるか、 またはZは結合でnは1,2または3であり、 但し a R2がアルキルであるとき、Zは酸素であり、 基−NH−A−X−Rは式 または 以外の基であり、 b R2がシクロアルキルまたはシクロアルキル
アルキルで、Xが結合であるとき、R1は水素
以外のものである) の化合物またはその酸付加塩。 本発明によれば、式 (式中、R1、R2、Y、Z及びnは上記の通りで
あり、RXは一級アミンと反応して2−アミノ−
1−ヒドロキシエチルを与えうる基である) の化合物を、式 H2N−A−X−R (式中、A、X及びRは上記の通りである) の化合物と反応させ、そして反応生成化合物を遊
離の形態または酸付加塩の形態で回収することに
より、式の本発明目的化合物を得ることが出来
る。 アミノ化工程は、類似の3−アミノ−2−ヒド
ロキシプロポキシアリール化合物を製造する常法
により行なうことができる。例えば、Rxは式
【式】の基またはその誘導体例えば式−
CH(OH)−CH2Lの基であり、ここにLは塩素、
臭素または基Ry−SO2−O−(ここでRyはフエニ
ル、トリルまたは低級アルキル)である。Lは殊
に塩素である。反応は好ましくはエタノール、ま
たはジオキサンの如き適当なエーテル中で行なわ
れる。所望により過剰のアミンを溶剤として用い
る。または反応は溶融状態で行なわれる。適当な
反応温度は約20℃乃至約200℃であり、溶剤が存
在する場合は反応混合物の還流温度が好都合であ
る。 所望による側鎖中の2−ヒドロキシ基のエステ
ル化は類似の3−アミノ−2−ヒドロキシプロポ
キシアリール化合物のエステルを製造する公知方
法によつて行なうことができ、他の反応性基が存
在するとき必要ならば選択的反応方法を使用して
行なう。 本発明による遊離塩基の形態の化合物は常法に
より酸付加塩に転換することができ、またこの逆
も行なうことができる。酸付加塩形成のための適
当な酸には、塩酸、マロン酸及びフマル酸が包含
される。 本発明の化合物において、例えば3−アミノプ
ロポキシ側鎖の2位の炭素原子は不斉置換されて
いる。かくして化合物はラミセ形態またはそれぞ
れ光学異性体の形で存在する。好ましい光学異性
体はこの3−アミノプロポキシ側鎖の不斉置換さ
れた炭素原子のところでS配列構造を有する。各
個の光学異性体は常法、例えば光学活性の出発原
料を用いるかまたは光学的に活性の酸を用いラセ
ミ体塩の分画結晶を行なう方法により得ることが
できる。 出発原料として用いる化合物は常法によつて得
ることができる。 特に、式の化合物は、式 (式中、R1、R2、Y、Z及びnは上記の通り) の化合物中へO−アルキル化により基−OCH2−
Rxを導入することにより得ることができる。式
の化合物は好ましくはアニオン形態で反応させ
る。 式α (式中、R′1は水素、炭素原子1〜4のアルキ
ル、炭素原子1〜4のアルコキシ、炭素原子1
〜4のアルキルチオ、炭素原子3〜7のシクロ
アルキル、原子番号9〜53のハロゲン、1−ピ
ロリル、シアノ、カルバモイル、炭素原子2〜
5のアルケニル、二重結合が酸素原子に隣接す
る炭素原子に結合していない炭素原子3〜5の
アルケニルオキシ、または炭素原子1〜5のア
ルカノイルであり、 n′は2または3であり、 Y及びR2は上記の通りである) の化合物は、例えば対応する式 (式中、R′1、R2、n′及びYは上記の通りであ
り、 Bzは保護基、例えばベンジルまたはテトラヒ
ドロピラニルである) の化合物を適当な条件下に、例えば炭上のパラジ
ウムを用いまたは酸加水分解によつて、脱保護基
することにより得ることができる。 式b (式中、R2、Y及びn′は上記の通りであり、
R″1は炭素原子1〜4のアルキルチオまたはト
リフルオロメチルである) の化合物は、相当する1,4−ジヒドロキシ誘導
体をR″1に関しメタ位にあるヒドロキシ基のとこ
ろで選択的にエーテル化する方法、例えば式Hal
−(CH2)o′−Y−R2(ここにR、Y及びn′は上記
の通りであり、Halはハロゲンである)の化合物
のモル当量と、好ましくはアセトンの如き不活性
溶剤中で炭酸カリウムの如き塩基の存在下に、反
応させることによつて得ることができる。 式α (式中、Bz、Y、R2及びn′は上記の通りであ
る) の化合物は4−ベンジルオキシフエノールを適当
にエーテル化すること、例えば適当な臭素誘導体
を用い、好都合には1段階より多い工程、例えば
初めに−O(CH2)o′−Y−Hの部分を形成させ次
にアルキル化してR2の部分を導入することによ
つて得ることができる。 式b (式中、R2、Y、n′及びBzは上記の通りであ
り、 R1は水素を除きR′1について上記した意味を
有する) の化合物は、例えばヒドロキシ部分に対しオルト
位にあるR′1が水素である式aの化合物をモノ
−塩素化、−臭素化または沃素化し、次に所望に
より、R′1が臭素である式aの生成化合物にお
けるヒドロキシ基を適当に保護して、式c (式中、R2、Y、n′及びBzは上記の通り) の化合物を得、次いで所望により、式cの化合
物を例えばリチウムを用いるグリニア型反応によ
り対応する式b(ここでR1は炭素原子1〜4
のアルキル、炭素原子3〜7のシクロアルキルま
たは炭素原子2〜5のアルケニルである)の化合
物に変える。また別に、式cの化合物を、例え
ばジメチルホルムアミド中シアン化第一銅を用い
て対応するシアノ化合物に変え、次いで所望によ
り、シアノ基を加水分解してR1がカルバモイ
ルである対応する式bの化合物に変える。次い
で所望により、このカルバモイル化合物をホフマ
ン型減成によつて対応するアミノ誘導体に変える
ことができ、そしてこのアミノ誘導体を例えば
2,5−ジメトキシフランによつてR1が1−
ピロリルである対応する式bの化合物に変え
る。または、所望により、アミノ誘導体は例えば
亜硝酸を用いて対応するジアゾニウム塩に変える
ことができ、そしてこのジアゾニウム塩を更に例
えば水中で弗化カリウムと反応させてRAが弗
素である対応する式bの化合物とする、或いは
ジアゾニウム塩は酸水溶液と反応させて対応する
ヒドロキシ化合物に変えることができ、そしてこ
のヒドロキシ化合物をエーテル化によつて対応す
る式b(ここでR1は炭素原子1〜4のアルコ
キシまたは炭素原子3〜6のアルケニルオキシで
その二重結合が酸素原子に隣接する炭素原子につ
いていないもの)の化合物に変えることができ
る。 R1がアルカノイルである誘導体はフリーデ
ル−クラフツのアシル化によつてつくることがで
きる。所望により、ジアゾニウム基はその他多く
の基、例えばアルカリ金属メルカプチドとの反応
によりアルキルチオに変えることができる。もし
必要なら、シアノ基の加水分解によつて得られる
対応するカルボキシル基を弗素化することにより
トリフルオロメチル基を得ることができる。 保護基で保護された式bの化合物の代りに対
応する保護されていない化合物を直接使用するこ
ともまた可能である。例えば、対応するβ,γ−
アルケニルエーテルをクライゼン転位に付して基
R1=β,γ−アルケニルをオルト位に導入する
ことができる。所望により、対応するシクロペン
ト−2−エニルエーテルをクライゼン転位に付し
てオルトシクロペント−2−エニルフエノールを
生成させこれを次いで水素化することにより、シ
クロペンチル基を導入することができる。 式c (式中、R1及びYは上記の通りであり、 R′2はR2について上記した意味を有し、 n″は1,2または3である) の化合物は、式aの化合物を対応する保護され
た化合物から製造するための上述方法と本質的に
類似の仕方により得ることができる。所望によ
り、保護基はベンジルまたはテトラヒドロピラニ
ルの代りにメチルであることができる。脱保護基
反応はアルカリ金属アルキルメルカプチドの存在
下に実施しうる。R1が水素、アルキルチオまた
はトリフルオロメチル以外のものである保護され
た化合物は、上記した式bの化合物の製造法と
類似の仕方で製造することができる。また、化合
物が保護されていない形のものであるとき、一つ
の置換分R1を他の置換分R1に変えることも可能
であり、例えばオルト−ブロモ誘導体は対応する
フエノールから簡単に形成させることができる。
R1が水素である保護された化合物は常法例えば
ウイリアムソン合成によりエーテル部分−(CH2)
o″−Y−R′2を構成させることによつて製造する
ことができる。 式d (式中、R1、Z、n及びYは上記の通りであ
り、 R″2はシクロアルキルアルキルを除きR2につい
て上記した意味を有する) の化合物及び対応する保護された化合物例えばヒ
ドロキシ基がベンジルオキシ、メトキシまたはテ
トラヒドロピラニルオキシ基の形で保護されてい
る化合物は新規と信じられる。これらも本発明の
一部である。特に製造法を記載してない出発原料
はいずれも常法により製造しうる。 なお、式の本発明化合物に適宜の化学変換が
加えられた誘導体(たとえば酸アミノプロポキシ
側鎖の2位の水酸基がエステル化された形の誘導
体)であつても、それが生体内に取り入れられた
とき、式の本発明化合物を遊離し、実質的にそ
れと同種の薬理作用を発揮する限り、本発明の技
術的範囲に属するものと理解されなければならな
い。 下記実施例中温度はすべて℃で未補正値であ
る。 実施例 1 2−{2−ヒドロキシ−3−〔2−(4−メトキ
シフエノキシ)エチルアミノ〕−プロポキシ}−5
−(2−メトキシエトキシ)ベンゾニトリル 2−(2,3−エポキシプロポキシ)−5−(2
−メトキシエトキシ)−ベンゾニトリル2.4g及び
2−(4−メトキシフエノキシ)エチルアミン
8.35gをエタノール30ml中に溶かし、次いで溶剤
を蒸発させ、得られた混合物を1時間70゜でで撹
拌する。反応溶融物を次いでエーテルに溶かし、
冷却下に結晶化させる。精製はベンゼン中再結晶
により行なう。標記化合物が得られる(融点95〜
97゜)。 出発原料は次のようにして得られる: 4−(2−メトキシエトキシ)フエノール(融
点98〜99゜)〔4−ベンジルオキシフエノールを2
−クロロエチルメチルエーテルと反応させ、生成
した1−ベンジルオキシ−4−(2−メトキシエ
トキシ)ベンゼン(融点41〜43゜)を炭素上パラ
ジウムを用い水素化して脱ベンジル化することに
より製造した〕のメタノール溶液に対しクロロホ
ルムに溶かした臭素を0゜において添加し、混合物
を2時間撹拌する。シリカゲル上のクロマトグラ
フにかけた後、得られた2−ブロモ−4−(2−
メトキシエトキシ)−フエノール(油状)を炭酸
カリウム、アセトン及びベンジルブロマイドの混
合物と60時間反応させる。シリカゲル上のクロマ
トグラフにかけ、得られた1−ベンジルオキシ−
2−ブロモ−4−(2−メトキシエトキシ)ベン
ゼン(油状)をジメチルホルムアミド中で5時間
シアン化第一銅と反応させる。塩酸水溶液と酢酸
エチルとの間の分配による精製の後得られた2−
ベンジルオキシ−5−(2−メトキシエトキシ)
ベンゾニトリル(融点50〜51゜)をメタノール中
10%の炭素上パラジウムを用い脱ベンジル化す
る。得られた2−ヒドロキシ−5−(2−メトキ
シエトキシ)ベンゾニトリル(油状)を100゜にお
いてエピクロルヒドリン及び触媒量のピペリジン
と反応させて、2−(2,3−エポキシプロポキ
シ)−5−(2−メトキシエトキシ)ベンゾニトリ
ル(油状)を得る。 Rxが
臭素または基Ry−SO2−O−(ここでRyはフエニ
ル、トリルまたは低級アルキル)である。Lは殊
に塩素である。反応は好ましくはエタノール、ま
たはジオキサンの如き適当なエーテル中で行なわ
れる。所望により過剰のアミンを溶剤として用い
る。または反応は溶融状態で行なわれる。適当な
反応温度は約20℃乃至約200℃であり、溶剤が存
在する場合は反応混合物の還流温度が好都合であ
る。 所望による側鎖中の2−ヒドロキシ基のエステ
ル化は類似の3−アミノ−2−ヒドロキシプロポ
キシアリール化合物のエステルを製造する公知方
法によつて行なうことができ、他の反応性基が存
在するとき必要ならば選択的反応方法を使用して
行なう。 本発明による遊離塩基の形態の化合物は常法に
より酸付加塩に転換することができ、またこの逆
も行なうことができる。酸付加塩形成のための適
当な酸には、塩酸、マロン酸及びフマル酸が包含
される。 本発明の化合物において、例えば3−アミノプ
ロポキシ側鎖の2位の炭素原子は不斉置換されて
いる。かくして化合物はラミセ形態またはそれぞ
れ光学異性体の形で存在する。好ましい光学異性
体はこの3−アミノプロポキシ側鎖の不斉置換さ
れた炭素原子のところでS配列構造を有する。各
個の光学異性体は常法、例えば光学活性の出発原
料を用いるかまたは光学的に活性の酸を用いラセ
ミ体塩の分画結晶を行なう方法により得ることが
できる。 出発原料として用いる化合物は常法によつて得
ることができる。 特に、式の化合物は、式 (式中、R1、R2、Y、Z及びnは上記の通り) の化合物中へO−アルキル化により基−OCH2−
Rxを導入することにより得ることができる。式
の化合物は好ましくはアニオン形態で反応させ
る。 式α (式中、R′1は水素、炭素原子1〜4のアルキ
ル、炭素原子1〜4のアルコキシ、炭素原子1
〜4のアルキルチオ、炭素原子3〜7のシクロ
アルキル、原子番号9〜53のハロゲン、1−ピ
ロリル、シアノ、カルバモイル、炭素原子2〜
5のアルケニル、二重結合が酸素原子に隣接す
る炭素原子に結合していない炭素原子3〜5の
アルケニルオキシ、または炭素原子1〜5のア
ルカノイルであり、 n′は2または3であり、 Y及びR2は上記の通りである) の化合物は、例えば対応する式 (式中、R′1、R2、n′及びYは上記の通りであ
り、 Bzは保護基、例えばベンジルまたはテトラヒ
ドロピラニルである) の化合物を適当な条件下に、例えば炭上のパラジ
ウムを用いまたは酸加水分解によつて、脱保護基
することにより得ることができる。 式b (式中、R2、Y及びn′は上記の通りであり、
R″1は炭素原子1〜4のアルキルチオまたはト
リフルオロメチルである) の化合物は、相当する1,4−ジヒドロキシ誘導
体をR″1に関しメタ位にあるヒドロキシ基のとこ
ろで選択的にエーテル化する方法、例えば式Hal
−(CH2)o′−Y−R2(ここにR、Y及びn′は上記
の通りであり、Halはハロゲンである)の化合物
のモル当量と、好ましくはアセトンの如き不活性
溶剤中で炭酸カリウムの如き塩基の存在下に、反
応させることによつて得ることができる。 式α (式中、Bz、Y、R2及びn′は上記の通りであ
る) の化合物は4−ベンジルオキシフエノールを適当
にエーテル化すること、例えば適当な臭素誘導体
を用い、好都合には1段階より多い工程、例えば
初めに−O(CH2)o′−Y−Hの部分を形成させ次
にアルキル化してR2の部分を導入することによ
つて得ることができる。 式b (式中、R2、Y、n′及びBzは上記の通りであ
り、 R1は水素を除きR′1について上記した意味を
有する) の化合物は、例えばヒドロキシ部分に対しオルト
位にあるR′1が水素である式aの化合物をモノ
−塩素化、−臭素化または沃素化し、次に所望に
より、R′1が臭素である式aの生成化合物にお
けるヒドロキシ基を適当に保護して、式c (式中、R2、Y、n′及びBzは上記の通り) の化合物を得、次いで所望により、式cの化合
物を例えばリチウムを用いるグリニア型反応によ
り対応する式b(ここでR1は炭素原子1〜4
のアルキル、炭素原子3〜7のシクロアルキルま
たは炭素原子2〜5のアルケニルである)の化合
物に変える。また別に、式cの化合物を、例え
ばジメチルホルムアミド中シアン化第一銅を用い
て対応するシアノ化合物に変え、次いで所望によ
り、シアノ基を加水分解してR1がカルバモイ
ルである対応する式bの化合物に変える。次い
で所望により、このカルバモイル化合物をホフマ
ン型減成によつて対応するアミノ誘導体に変える
ことができ、そしてこのアミノ誘導体を例えば
2,5−ジメトキシフランによつてR1が1−
ピロリルである対応する式bの化合物に変え
る。または、所望により、アミノ誘導体は例えば
亜硝酸を用いて対応するジアゾニウム塩に変える
ことができ、そしてこのジアゾニウム塩を更に例
えば水中で弗化カリウムと反応させてRAが弗
素である対応する式bの化合物とする、或いは
ジアゾニウム塩は酸水溶液と反応させて対応する
ヒドロキシ化合物に変えることができ、そしてこ
のヒドロキシ化合物をエーテル化によつて対応す
る式b(ここでR1は炭素原子1〜4のアルコ
キシまたは炭素原子3〜6のアルケニルオキシで
その二重結合が酸素原子に隣接する炭素原子につ
いていないもの)の化合物に変えることができ
る。 R1がアルカノイルである誘導体はフリーデ
ル−クラフツのアシル化によつてつくることがで
きる。所望により、ジアゾニウム基はその他多く
の基、例えばアルカリ金属メルカプチドとの反応
によりアルキルチオに変えることができる。もし
必要なら、シアノ基の加水分解によつて得られる
対応するカルボキシル基を弗素化することにより
トリフルオロメチル基を得ることができる。 保護基で保護された式bの化合物の代りに対
応する保護されていない化合物を直接使用するこ
ともまた可能である。例えば、対応するβ,γ−
アルケニルエーテルをクライゼン転位に付して基
R1=β,γ−アルケニルをオルト位に導入する
ことができる。所望により、対応するシクロペン
ト−2−エニルエーテルをクライゼン転位に付し
てオルトシクロペント−2−エニルフエノールを
生成させこれを次いで水素化することにより、シ
クロペンチル基を導入することができる。 式c (式中、R1及びYは上記の通りであり、 R′2はR2について上記した意味を有し、 n″は1,2または3である) の化合物は、式aの化合物を対応する保護され
た化合物から製造するための上述方法と本質的に
類似の仕方により得ることができる。所望によ
り、保護基はベンジルまたはテトラヒドロピラニ
ルの代りにメチルであることができる。脱保護基
反応はアルカリ金属アルキルメルカプチドの存在
下に実施しうる。R1が水素、アルキルチオまた
はトリフルオロメチル以外のものである保護され
た化合物は、上記した式bの化合物の製造法と
類似の仕方で製造することができる。また、化合
物が保護されていない形のものであるとき、一つ
の置換分R1を他の置換分R1に変えることも可能
であり、例えばオルト−ブロモ誘導体は対応する
フエノールから簡単に形成させることができる。
R1が水素である保護された化合物は常法例えば
ウイリアムソン合成によりエーテル部分−(CH2)
o″−Y−R′2を構成させることによつて製造する
ことができる。 式d (式中、R1、Z、n及びYは上記の通りであ
り、 R″2はシクロアルキルアルキルを除きR2につい
て上記した意味を有する) の化合物及び対応する保護された化合物例えばヒ
ドロキシ基がベンジルオキシ、メトキシまたはテ
トラヒドロピラニルオキシ基の形で保護されてい
る化合物は新規と信じられる。これらも本発明の
一部である。特に製造法を記載してない出発原料
はいずれも常法により製造しうる。 なお、式の本発明化合物に適宜の化学変換が
加えられた誘導体(たとえば酸アミノプロポキシ
側鎖の2位の水酸基がエステル化された形の誘導
体)であつても、それが生体内に取り入れられた
とき、式の本発明化合物を遊離し、実質的にそ
れと同種の薬理作用を発揮する限り、本発明の技
術的範囲に属するものと理解されなければならな
い。 下記実施例中温度はすべて℃で未補正値であ
る。 実施例 1 2−{2−ヒドロキシ−3−〔2−(4−メトキ
シフエノキシ)エチルアミノ〕−プロポキシ}−5
−(2−メトキシエトキシ)ベンゾニトリル 2−(2,3−エポキシプロポキシ)−5−(2
−メトキシエトキシ)−ベンゾニトリル2.4g及び
2−(4−メトキシフエノキシ)エチルアミン
8.35gをエタノール30ml中に溶かし、次いで溶剤
を蒸発させ、得られた混合物を1時間70゜でで撹
拌する。反応溶融物を次いでエーテルに溶かし、
冷却下に結晶化させる。精製はベンゼン中再結晶
により行なう。標記化合物が得られる(融点95〜
97゜)。 出発原料は次のようにして得られる: 4−(2−メトキシエトキシ)フエノール(融
点98〜99゜)〔4−ベンジルオキシフエノールを2
−クロロエチルメチルエーテルと反応させ、生成
した1−ベンジルオキシ−4−(2−メトキシエ
トキシ)ベンゼン(融点41〜43゜)を炭素上パラ
ジウムを用い水素化して脱ベンジル化することに
より製造した〕のメタノール溶液に対しクロロホ
ルムに溶かした臭素を0゜において添加し、混合物
を2時間撹拌する。シリカゲル上のクロマトグラ
フにかけた後、得られた2−ブロモ−4−(2−
メトキシエトキシ)−フエノール(油状)を炭酸
カリウム、アセトン及びベンジルブロマイドの混
合物と60時間反応させる。シリカゲル上のクロマ
トグラフにかけ、得られた1−ベンジルオキシ−
2−ブロモ−4−(2−メトキシエトキシ)ベン
ゼン(油状)をジメチルホルムアミド中で5時間
シアン化第一銅と反応させる。塩酸水溶液と酢酸
エチルとの間の分配による精製の後得られた2−
ベンジルオキシ−5−(2−メトキシエトキシ)
ベンゾニトリル(融点50〜51゜)をメタノール中
10%の炭素上パラジウムを用い脱ベンジル化す
る。得られた2−ヒドロキシ−5−(2−メトキ
シエトキシ)ベンゾニトリル(油状)を100゜にお
いてエピクロルヒドリン及び触媒量のピペリジン
と反応させて、2−(2,3−エポキシプロポキ
シ)−5−(2−メトキシエトキシ)ベンゾニトリ
ル(油状)を得る。 Rxが
【式】である式の適当な化合物
と式の適当な化合物から次の式の化合物が実
施例1と同様にして得られる:
施例1と同様にして得られる:
【表】
【表】
本発明の化合物(式dの化合物及び対応する
保護された化合物を除く)は薬物学的活性を有す
る。 特にこれらの化合物は、標準試験により示され
る如く、β−アドレナリン受容体遮断活性を有す
る。例えばモルモツト心房の自発的拍動(A、
Bertholetら、Postgrad.Med.57、Suppl.1〔1981)
9−18)において、それら化合物は浴濃度約
10-8M乃至約10-6Mにおいて変時性イソプレナリ
ン効果陽性を防止する。 或る化合物例えば実施例12,14及び15の化合物
はまた、標準試験により示される如く、α−遮断
活性をあらわす。例えばその活性はラツトの反転
大動脈(K.K.F.Ng,S.Duffyの原理によるW.J.
Louis及びA.E.Doyl,Proceedings of the Aust
−ralian Physiological and、Phar−
macological Society,6,〔1975〕158P)にお
いて観察される。活性はまた結合研究(例えば
R.J.Summers,B.Jarrott及びW.J.Louis,
Neuroscience Letters,20(1980)347−350に
基本的に記述されている)においても確認されて
いる。 それ故これら化合物は、β−ならびにα−アド
レナリン受容体遮断剤、例えば狭心症の如き冠状
動脈系疾患、交感神経系の過剰刺激に関連する症
状例えば神経性心臓疾患、心筋梗塞、高血圧症の
予防及び治療剤、偏頭痛の中間処置剤、及び緑内
障及び甲状腺中毒症の処置剤としての使用が指示
される。抗不整脈効果の見地から、これら化合物
は上部心室頻拍の如き心臓鼓動の乱れを処置する
ための不整脈治療剤として有用である。 一日当りの指示投与量は化合物約10mg〜約500
mgであり、約2.5mg〜約250mgの分割薬量を一日に
2〜4回経口的に、または緩効形態で、適当に服
用させる。 本発明の化合物は、このタイプの構造を有する
化合物に対し期待しうるよりも遥かに著しくそし
て広範囲に亘る有益な薬物学的性質を有する。特
にそれらの活性は類似公知化合物に対し期待しう
るよりももつと選択的心臓作用性を有する。この
選択的心臓作用性は、標準方法に従いモルモツト
の単離された組織を用いビトロテストで実証する
ことができる。即ちモルモツトの左心室及び肺の
膜を標準薬物学的方法(G.Engelら、Triangle19
〔1980〕69〜76)に従つて調製し、I125−2−シ
アノピンドロール(I−CYP)の如き放射性β
−リガンドを外因的に加えて、試験化合物のβ1及
びβ2アドレナリン受容体に対する親和性を検定す
ることができる。 選択的心臓作用性は、実施例1の化合物におい
て約80倍、実施例2の化合物において約410倍、
実施例3の化合物において約170倍、実施例7の
化合物において約640倍に達する。 モルモツトの肺及び左心室の膜は次のようにし
て調製することができる: 成長したモルモツト(350〜500g)を断頭によ
り殺す。。心臓及び肺臓をトリス食塩緩衝液
(Tris−HCl 10mM、PH=7.5、NaCl0.154M、37
℃)で潅流し、結合組織及び気管を取り除く。肺
臓の膜を、Kleinstein,J.及びGlossmann H.,
Naunyn−Schmiedeberg′s Arch.Pharmacol.305
〔1978〕191〜200に記載された方法に従い、但し
媒質AがNaHCO3を僅か20mM含むように修正
して、調製した。仕上げたペレツトを20mM、
NaHCO310ml中に懸濁し、液体窒素中に貯蔵す
る。左心室の膜の調製はMcNamara,D.B.ら、
J.Biochem.75〔1974〕795〜803による方法に従
い“膜部片”が得られる段階まで行なつた。これ
らの膜を液体窒素中に貯蔵し、使用直前に記載書
指示の通り適当な濃度まで更にうすめた。 実施例1〜18の化合物は濃度10-9M〜10-5Mに
おけるビトロテストにより有効な上記β−アドレ
ナリン受容体遮断活性をあらわす。 本発明の化合物の高選択的遮断性は、現今市場
で入手しうる化合物によるとき喘息の再燃が促進
されるのであろう高血圧症の処置において最も重
要なことである。 これら化合物はまた内因性交換神経系活性をも
有し、これは不当な徐脈を防ぎそして心臓の筋疾
患に属する心臓欠陥の範囲の低減を助ける性質で
ある。 上に述べた本発明化合物の薬理活性の試験法お
よび結果をさらに詳細に示すと次の通りである。 薬理学 (a) 眼圧力に関する効果(緑内障) 化合物の0.25w/v%の溶液を覚醒しているウ
サギの両眼に投与する。局所投与後の体液濃度を
局所投与2時間後のプロプラノール、チモロ−ル
およびアテノロールを含む他のβ−遮断剤と比較
し、この期間の曲線下面積(AUC、(0−2時
間)μg・ml-1/分)は、この症状に通常使用され
るベータキソロールおよびチモロールなどの他の
薬剤に非常に有利に働くことは明らかである。
保護された化合物を除く)は薬物学的活性を有す
る。 特にこれらの化合物は、標準試験により示され
る如く、β−アドレナリン受容体遮断活性を有す
る。例えばモルモツト心房の自発的拍動(A、
Bertholetら、Postgrad.Med.57、Suppl.1〔1981)
9−18)において、それら化合物は浴濃度約
10-8M乃至約10-6Mにおいて変時性イソプレナリ
ン効果陽性を防止する。 或る化合物例えば実施例12,14及び15の化合物
はまた、標準試験により示される如く、α−遮断
活性をあらわす。例えばその活性はラツトの反転
大動脈(K.K.F.Ng,S.Duffyの原理によるW.J.
Louis及びA.E.Doyl,Proceedings of the Aust
−ralian Physiological and、Phar−
macological Society,6,〔1975〕158P)にお
いて観察される。活性はまた結合研究(例えば
R.J.Summers,B.Jarrott及びW.J.Louis,
Neuroscience Letters,20(1980)347−350に
基本的に記述されている)においても確認されて
いる。 それ故これら化合物は、β−ならびにα−アド
レナリン受容体遮断剤、例えば狭心症の如き冠状
動脈系疾患、交感神経系の過剰刺激に関連する症
状例えば神経性心臓疾患、心筋梗塞、高血圧症の
予防及び治療剤、偏頭痛の中間処置剤、及び緑内
障及び甲状腺中毒症の処置剤としての使用が指示
される。抗不整脈効果の見地から、これら化合物
は上部心室頻拍の如き心臓鼓動の乱れを処置する
ための不整脈治療剤として有用である。 一日当りの指示投与量は化合物約10mg〜約500
mgであり、約2.5mg〜約250mgの分割薬量を一日に
2〜4回経口的に、または緩効形態で、適当に服
用させる。 本発明の化合物は、このタイプの構造を有する
化合物に対し期待しうるよりも遥かに著しくそし
て広範囲に亘る有益な薬物学的性質を有する。特
にそれらの活性は類似公知化合物に対し期待しう
るよりももつと選択的心臓作用性を有する。この
選択的心臓作用性は、標準方法に従いモルモツト
の単離された組織を用いビトロテストで実証する
ことができる。即ちモルモツトの左心室及び肺の
膜を標準薬物学的方法(G.Engelら、Triangle19
〔1980〕69〜76)に従つて調製し、I125−2−シ
アノピンドロール(I−CYP)の如き放射性β
−リガンドを外因的に加えて、試験化合物のβ1及
びβ2アドレナリン受容体に対する親和性を検定す
ることができる。 選択的心臓作用性は、実施例1の化合物におい
て約80倍、実施例2の化合物において約410倍、
実施例3の化合物において約170倍、実施例7の
化合物において約640倍に達する。 モルモツトの肺及び左心室の膜は次のようにし
て調製することができる: 成長したモルモツト(350〜500g)を断頭によ
り殺す。。心臓及び肺臓をトリス食塩緩衝液
(Tris−HCl 10mM、PH=7.5、NaCl0.154M、37
℃)で潅流し、結合組織及び気管を取り除く。肺
臓の膜を、Kleinstein,J.及びGlossmann H.,
Naunyn−Schmiedeberg′s Arch.Pharmacol.305
〔1978〕191〜200に記載された方法に従い、但し
媒質AがNaHCO3を僅か20mM含むように修正
して、調製した。仕上げたペレツトを20mM、
NaHCO310ml中に懸濁し、液体窒素中に貯蔵す
る。左心室の膜の調製はMcNamara,D.B.ら、
J.Biochem.75〔1974〕795〜803による方法に従
い“膜部片”が得られる段階まで行なつた。これ
らの膜を液体窒素中に貯蔵し、使用直前に記載書
指示の通り適当な濃度まで更にうすめた。 実施例1〜18の化合物は濃度10-9M〜10-5Mに
おけるビトロテストにより有効な上記β−アドレ
ナリン受容体遮断活性をあらわす。 本発明の化合物の高選択的遮断性は、現今市場
で入手しうる化合物によるとき喘息の再燃が促進
されるのであろう高血圧症の処置において最も重
要なことである。 これら化合物はまた内因性交換神経系活性をも
有し、これは不当な徐脈を防ぎそして心臓の筋疾
患に属する心臓欠陥の範囲の低減を助ける性質で
ある。 上に述べた本発明化合物の薬理活性の試験法お
よび結果をさらに詳細に示すと次の通りである。 薬理学 (a) 眼圧力に関する効果(緑内障) 化合物の0.25w/v%の溶液を覚醒しているウ
サギの両眼に投与する。局所投与後の体液濃度を
局所投与2時間後のプロプラノール、チモロ−ル
およびアテノロールを含む他のβ−遮断剤と比較
し、この期間の曲線下面積(AUC、(0−2時
間)μg・ml-1/分)は、この症状に通常使用され
るベータキソロールおよびチモロールなどの他の
薬剤に非常に有利に働くことは明らかである。
【表】
溶液はすべて1%ヒプロメローズ(methpt)
(PH7.0)中0.25w/v%である。 体重2−4Kgの他の群のウサギに、各耳の周辺
静脈に5%デキストロースを20ml/Kgを同時、か
つ急速に注射して眼内圧を上昇させる。ウサギの
目にあつて上昇眼内圧をデイジラブ空気眼圧計
(モデル30RT)を用いて測定する。基底眼内圧
は一定の静止圧状態を15分間生じさせて測定し、
IOPが安定したとき、薬剤および賦形剤を局所投
与により投与する。すべての実験で、薬剤溶液
(通常、100μ)を片方の目に投与し、同量の賦
形剤をもう片方の眼に投与する。処置眼は両方の
左および右眼が有効処置されるように種々の実験
においてランダムにする。IOPの測定は、0.5、
1,1.5、2および5時間後に行う。具体的な実
験から得られた粗データを第2表に示す。
(PH7.0)中0.25w/v%である。 体重2−4Kgの他の群のウサギに、各耳の周辺
静脈に5%デキストロースを20ml/Kgを同時、か
つ急速に注射して眼内圧を上昇させる。ウサギの
目にあつて上昇眼内圧をデイジラブ空気眼圧計
(モデル30RT)を用いて測定する。基底眼内圧
は一定の静止圧状態を15分間生じさせて測定し、
IOPが安定したとき、薬剤および賦形剤を局所投
与により投与する。すべての実験で、薬剤溶液
(通常、100μ)を片方の目に投与し、同量の賦
形剤をもう片方の眼に投与する。処置眼は両方の
左および右眼が有効処置されるように種々の実験
においてランダムにする。IOPの測定は、0.5、
1,1.5、2および5時間後に行う。具体的な実
験から得られた粗データを第2表に示す。
【表】
右眼(RE)に、4%化合物水溶液0.3mlおよび
左眼(LE)に食塩水0.3ml投与後のウサギのIOP
である。 薬剤(または賦形剤)投与およびデキストロー
ズ注射時点を示す。眼内圧に対する作用はベータ
遮断剤チモロールによる作用とほぼ同等である。 (b) ベーター1特異性 ベータ−1アドレナリン受容体に対する特異性
は安全性を増大させる。すなわち、ベータ−2効
果が相対的に欠けることが、ぜん息、末梢抵抗の
増加および非選択的ベータ遮断剤の不利な効果で
ある種々の代謝副作用などのベーター2副作用の
危険を減少させる。このベーター1特異性は、イ
ンビトロの、ラツトとモルモツトおよび前に述べ
た受容体結合の実験およびインビボで脳脊髄を穿
刺したラツトおよびモルモツトの実験で示され
る。切断組織標本におけるベータ−1特異性の実
験は、ラツトおよびモルモツトの両方とも切断心
房および気管軟骨輪を用いた。 フアン・ロツサムが報告しているように各標本
の累積濃度−応答曲線を求め(アルシブス・アン
テルナシオナンス・ド・フアルマコデイナミ・
エ・ド・テラピ(Archiv.In.Pharmacodyn.)第
143巻第299−329頁(1963年))、曲線をザバロウ
スキらによるコンピユーター分析にかけた(ジヤ
ーナル・オブ・フアルマコロジカル・メソツヅ)
第4巻第165−178頁(1980年))。拮抗作用の測定
のために、適当な試剤を、最初の対照濃度−応答
曲線の少くとも45分後に臓器浴に適当な試剤を添
加し、次の濃度−応答曲線を得る前に20分間平衡
に保つ。この曲線の右への傾きはpA2値として測
定した(マツケイ、ジヤーナル・オブ・フアーマ
シー・アンド・フアルマコロジ−(J.Pharm.
Pharmacol.)第30巻第312−313頁(1978年))。
この方法で検討した組織は、ラツトから分離した
自発心拍心房、モルモツトから分離した自発心拍
心房、ラツトから分離した気管鎖およびモルモツ
ト気管組織である。 ラツトおよびモルモツト分離心拍(自発)心房
および分離気管鎖または切片に対するイソプロテ
レノールの累積濃度に対する応答の拮抗を測定
し、ザバロウスキら(1980年)によるコンピユー
タ−分析にかけた。気管鎖(ベータ−2)標本に
よる本発明の化合物の効果の正確な分析はその作
用が非常に小さく、効果が表われるために高濃度
を使用する必要があるため困難であり、このこと
から、これらの化合物のベータ−1特異性が確認
される。これらのベーター1特異性を種々の対照
ベータアドレナリン拮抗物質と比較し、第3表に
示す。
左眼(LE)に食塩水0.3ml投与後のウサギのIOP
である。 薬剤(または賦形剤)投与およびデキストロー
ズ注射時点を示す。眼内圧に対する作用はベータ
遮断剤チモロールによる作用とほぼ同等である。 (b) ベーター1特異性 ベータ−1アドレナリン受容体に対する特異性
は安全性を増大させる。すなわち、ベータ−2効
果が相対的に欠けることが、ぜん息、末梢抵抗の
増加および非選択的ベータ遮断剤の不利な効果で
ある種々の代謝副作用などのベーター2副作用の
危険を減少させる。このベーター1特異性は、イ
ンビトロの、ラツトとモルモツトおよび前に述べ
た受容体結合の実験およびインビボで脳脊髄を穿
刺したラツトおよびモルモツトの実験で示され
る。切断組織標本におけるベータ−1特異性の実
験は、ラツトおよびモルモツトの両方とも切断心
房および気管軟骨輪を用いた。 フアン・ロツサムが報告しているように各標本
の累積濃度−応答曲線を求め(アルシブス・アン
テルナシオナンス・ド・フアルマコデイナミ・
エ・ド・テラピ(Archiv.In.Pharmacodyn.)第
143巻第299−329頁(1963年))、曲線をザバロウ
スキらによるコンピユーター分析にかけた(ジヤ
ーナル・オブ・フアルマコロジカル・メソツヅ)
第4巻第165−178頁(1980年))。拮抗作用の測定
のために、適当な試剤を、最初の対照濃度−応答
曲線の少くとも45分後に臓器浴に適当な試剤を添
加し、次の濃度−応答曲線を得る前に20分間平衡
に保つ。この曲線の右への傾きはpA2値として測
定した(マツケイ、ジヤーナル・オブ・フアーマ
シー・アンド・フアルマコロジ−(J.Pharm.
Pharmacol.)第30巻第312−313頁(1978年))。
この方法で検討した組織は、ラツトから分離した
自発心拍心房、モルモツトから分離した自発心拍
心房、ラツトから分離した気管鎖およびモルモツ
ト気管組織である。 ラツトおよびモルモツト分離心拍(自発)心房
および分離気管鎖または切片に対するイソプロテ
レノールの累積濃度に対する応答の拮抗を測定
し、ザバロウスキら(1980年)によるコンピユー
タ−分析にかけた。気管鎖(ベータ−2)標本に
よる本発明の化合物の効果の正確な分析はその作
用が非常に小さく、効果が表われるために高濃度
を使用する必要があるため困難であり、このこと
から、これらの化合物のベータ−1特異性が確認
される。これらのベーター1特異性を種々の対照
ベータアドレナリン拮抗物質と比較し、第3表に
示す。
【表】
【表】
【表】
* 2位における置換
第3表−モルモツト心房および気管における、
対照化合物、および本願化合物のインビトロ効果
および選択性
第3表−モルモツト心房および気管における、
対照化合物、および本願化合物のインビトロ効果
および選択性
【表】
【表】
カツコ中の数字は、気管pA2が4.5であると仮
定して計算した選択性を表わす。これは、明らか
に最少選択性比を表わし、化合物の絶対選択性を
示す。 同様の結果がモルモツトから分離した組織での
実験でも得られ、第3表に示す。 (c) ベーター1選択性のインビボ実験 (i) 脊髄穿刺ラツト標本 体重約200−250gのラツトをハロタンで麻酔
し、左頸動脈および左頸静脈にカニユーレを挿
入し、気管をさらし、カニユーレを挿入する。
動物を人工的に呼吸させ、最終的に脊髄を穿刺
する。血圧および拍数を左頸動脈から測定し、
左頸静脈から通常のヘパリン化食塩水中薬物を
投与する。これらの条件下、脊髄穿刺ラツト標
本は少くとも4時間安定している。 ベータアドレナリン受容体作用の測定のため、
イソプロテレノール0.2μg/Kgを最初に5分間隔
で3回静脈内投与し、心拍数に対する対照応答を
測定する。これらに再現性がある場合は被験化合
物(拮抗物質)の第一回投与を標準イソプロテレ
ノール投与の5分後に行う。このプロトコルを拮
抗物質を順に高濃度で連続的に15分間隔で繰り返
す。投与量の範囲は一連の対数で表わすと、0.1、
0.3、1.0、3.0、10、30、100、300、1000、3000お
よび10000μg/Kgである。 これらの実験により、プロプラノロール、ベー
タキソロール、アテノロールおよびチモロールと
比較すると、インビトロ標本において、これらの
化合物の高ベーター1選択性が確認された。 別の実験で麻酔モルモツトの気道抵抗に対する
化合物の作用を検討した。 (ii) モルモツト モルモツトを25%ウレタン5mg/Kg(i.p.)を
用いて麻酔する。血圧を左正常頸動脈から測定す
る。左頸静脈に挿入したカニユーレに薬剤を静脈
注射する。動物を気道カニユーレを通して、一定
量の呼吸ポンプを用いて人工呼吸させる。心拍数
は56拍/分であり、心拍量は体重当り1mg/
100gである。気道内圧を気道カニユーレのT連
結管をスタツトハム変換器に接続し、その出口を
計器系統に導き、グラス・ポリグラフに示す。ヒ
スタミン(3μg/Kg)を最初に10分毎に投与し、
気道内圧の増大に対する対照応答を測定する。こ
れらが一定である場合、ヒスタミンの標準投与の
5分後薬剤の第1回投与を行う。1、3、10、
30、100、300、1000および時に3000μg/Kgと順
次増加させてこの操作を繰り返し行う。 モルモツトに静脈内投与された賦形剤は気管気
道圧のヒスタミン誘起上昇に影響を与えないが、
プロプラノロールおよびアテノロールのいずれも
この投与方式(1−1000μg/Kg)でのヒスタミ
ン応答を増長する。プロプラノロールおよびアテ
ノロールのいずれも1mg/Kgにおいて、対照の
300%に増大する。実施例5のみがヒスタミン応
答にわずかな効果を有する。2mg/Kgで対照応答
の約50%助長する。 これらの結果は、心臓ベータアドレノセプター
に対するD−140bの特異性を裏付け、心血管性
疾患又は喘息を伴つた緑内障又は慢性閉鎖性肺疾
患の患者に、この型の特異的なベータ1アドレセ
プター拮抗物質が有効、安全に使用しうることを
示す。 (d) 部分的アゴニスト活性 前記のように、多くのこれらの化合物も、又か
なりの内因性交感神経刺激作用を有し、この作用
は、多分、適当でない徐脈を防止するのに有効で
あり、心臓筋肉病及び高血圧よる心不全の発生を
減少させる。この部分的アゴニスト活性は、上述
した脳脊髄穿刺ラツト標本で証明され、そこでは
0.1〜1000mg/Kgの範囲で実施例の蓄積量がこの
標本に注射され、部分的アゴニスト活性がないと
して知られているベータブロツク薬剤(プロプラ
ノロール及びアテノロール)と、及び内因性交感
神経刺激作用を有する薬剤、ピンドロールと比較
して心拍数が増加した。この部分的アゴニスト
は、又、意覚を有するヒツジで急性血行力学的研
究がなされた。 心臓血液博出量を測定するための大動脈電磁気
流量プローブと血圧を測定するための血圧変換器
を長期間インプラントした意覚が抑制されたヒツ
ジに、0.03−3mg/Kgの用量範囲で、部分的アゴ
ニスト活性を有する選択実施例化合物を静脈注射
した。各投与は、最少限20分間あけた。心拍数
(HR)、平均動脈血圧(MAP)及び心臓血液博
出量(CO)は、連続的にモニターした。全周辺
抵抗(CTPR)は、平均動脈血圧を心臓血液博出
量で割ることにより算出した。 これらの研究において、本発明の実施例化合物
は、心臓血液博出量に関し用量依存増加を生じ、
この増加は、部分的アゴニストキサモテロールの
作用と類似し、部分的アゴニスト活性が無く、
0.03−3mg/Kgの用量範囲で心臓血液博出量が何
の変化も低下も示さなかつたアテノロールと対照
的であつた。 (e) 不整脈 これらの化合物による他の実験は、心臓活動モ
デルで再潅流不整脈を無くす能力を示した。これ
らの研究では、ウイスターラツト(体重200−
300g)をウレタンで麻酔し、心臓を取り出して
氷冷したクレブス−ヘンゼレイト溶液に収容す
る。次いで心臓をランゲンドルフ大動脈逆行潅流
系に置く。次いで左心房にカニユーレを挿入して
潅流する。大動脈流出液は心臓の上100cmのレバ
ーサーに直接送られる。心臓を37.0℃でガラスジ
ヤケツトで囲む。潅流液は、37.0℃で95%O2及び
5%CO2に通気したクレブス−ヘンゼレイト液
([K+]=4.5mmol/l、グルコース11.1mmol/
lである。心房電気記録図は、金属左心房流入カ
ニユーレと左心房に設置したクリツプとの間で記
録することにより得た。心室電気記録図は、左心
室壁の表面に設置した薄ステンレススチール針と
大動脈流出カニユーレの間で記録することにより
得た。 (i) 血行力学的モニターリング 大動脈流出液を心臓上100cmのレバーサーに集
め、冠状静脈流を水ジヤケツトの基部にあるじよ
うごを通してしずく状に集めた。左心室圧及び
dP/dtは、標本の心臓を上げる時に、左心房カ
ニユーレの横側に設置した小カテーテルを通じて
測定した。 血行力学的パラメーターは、左心房と大動脈カ
ニユーレの間の普及心臓リズムで、300ビー1/
分の電気ペーシングで測定した。 (ii) 虚血の生成 5/0ナイロン縫合糸を左冠状動脈のうしろ、
2mmで縫合糸が左心房の隣に表れるように設置し
た。虚血を起こすため、この糸をポリビニル管材
料の長さ以上で固く結んだ。 結紮が成功したことは、冠状静脈洞流、全心臓
血液博出量及び心臓収縮血圧を観察することによ
り評価した。 再潅流は、心筋又は冠状動脈を傷つけないよう
管材料上に直接下りるよう糸を刃で切ることによ
り行なつた。 最初の10分の安定期間の後、潅流を、グレブス
ーヘンゼレイト溶液を含むレザバーから、同様の
溶液と予め定めた濃度の薬物を含むレザバーに変
える。5分後、虚血が開始する。15分後、再潅流
を起こし、心臓をさらに10分間モニターする。こ
の時間の終りに、血行動力学的変数を再び測定し
て実験を完了した。 実験の他のセツトで、薬物含有溶液を再潅流前
5分まで使用しなかつたがそれ以外は同様の配列
で行つた。 心室頻脈は、3以上連続的な形態学的に同様の
心室期外収縮が、心房と心室の電気記録図の間の
解離又は1:1V−A誘導を起こした場合に診断
した。心室細動は、6以上連続的な心室症候群が
形態学的全体異常を示した場合に診断した。 本発明の化合物を前記指示用量範囲で投与した
結果、毒性は全く認められなかつた。さらに詳細
な研究を、好ましい化合物例えば実施例5の化合
物およびR2の置換基が異なる他の化合物を用い
て行なつた。得られた結果は、これらの化合物が
急性毒性を示さないことを明らかにした。実験は
経口投与、変異原試験および4週間慢性毒性につ
いてラツトで行なつた。実施例5の化合物は、
LD50値約60mg/Kg、発症量30mg/Kgを示した。
これに対して、安全性が高いと見られているベー
ターブロツカーのベタキソロールではラツトの
LD50値は30−34mg/Kgである。実施例5の化合
物500mg/Kgを1回胃管投与した場合、症状を示
した動物はなく、7日後まで健全であつた。細菌
による変異試験として、標準的AMサルモネラプ
レート実験において変異原性は認められなかつ
た。10−100mg/Kgの用量でメチルセルロース懸
濁液としてラツトに4週間投与した実験でも毒性
は全く認められなかつた。 光学活性の形の化合物のうち、3−アミノプロ
ポキシ側鎖の2位における炭素原子が(S)−構
造を有するものは対応する(R)−鏡像体よりも
更に薬物学的に活性が大きい。 これら化合物の好ましい用途は冠状動脈疾患及
び高血圧症に対する使用である。 好ましい化合物は実施例1,2,3及び11、特
に実施例1及び3の化合物である。 これら化合物は医薬的に許容しうる酸付加塩の
形で服用させることができる。そのような塩の形
は、遊離の形のものと同程度の活性をあらわし、
そして常法により容易に製造される。本発明はま
た医薬担体または希釈剤と一緒にした遊離形態ま
たは医薬的に許容しうる酸付加塩の形態の本発明
の化合物を含む医薬品組成物を提供する。そのよ
うな組成物は例えば溶液或いはタブレツトの形態
にあることができる。
定して計算した選択性を表わす。これは、明らか
に最少選択性比を表わし、化合物の絶対選択性を
示す。 同様の結果がモルモツトから分離した組織での
実験でも得られ、第3表に示す。 (c) ベーター1選択性のインビボ実験 (i) 脊髄穿刺ラツト標本 体重約200−250gのラツトをハロタンで麻酔
し、左頸動脈および左頸静脈にカニユーレを挿
入し、気管をさらし、カニユーレを挿入する。
動物を人工的に呼吸させ、最終的に脊髄を穿刺
する。血圧および拍数を左頸動脈から測定し、
左頸静脈から通常のヘパリン化食塩水中薬物を
投与する。これらの条件下、脊髄穿刺ラツト標
本は少くとも4時間安定している。 ベータアドレナリン受容体作用の測定のため、
イソプロテレノール0.2μg/Kgを最初に5分間隔
で3回静脈内投与し、心拍数に対する対照応答を
測定する。これらに再現性がある場合は被験化合
物(拮抗物質)の第一回投与を標準イソプロテレ
ノール投与の5分後に行う。このプロトコルを拮
抗物質を順に高濃度で連続的に15分間隔で繰り返
す。投与量の範囲は一連の対数で表わすと、0.1、
0.3、1.0、3.0、10、30、100、300、1000、3000お
よび10000μg/Kgである。 これらの実験により、プロプラノロール、ベー
タキソロール、アテノロールおよびチモロールと
比較すると、インビトロ標本において、これらの
化合物の高ベーター1選択性が確認された。 別の実験で麻酔モルモツトの気道抵抗に対する
化合物の作用を検討した。 (ii) モルモツト モルモツトを25%ウレタン5mg/Kg(i.p.)を
用いて麻酔する。血圧を左正常頸動脈から測定す
る。左頸静脈に挿入したカニユーレに薬剤を静脈
注射する。動物を気道カニユーレを通して、一定
量の呼吸ポンプを用いて人工呼吸させる。心拍数
は56拍/分であり、心拍量は体重当り1mg/
100gである。気道内圧を気道カニユーレのT連
結管をスタツトハム変換器に接続し、その出口を
計器系統に導き、グラス・ポリグラフに示す。ヒ
スタミン(3μg/Kg)を最初に10分毎に投与し、
気道内圧の増大に対する対照応答を測定する。こ
れらが一定である場合、ヒスタミンの標準投与の
5分後薬剤の第1回投与を行う。1、3、10、
30、100、300、1000および時に3000μg/Kgと順
次増加させてこの操作を繰り返し行う。 モルモツトに静脈内投与された賦形剤は気管気
道圧のヒスタミン誘起上昇に影響を与えないが、
プロプラノロールおよびアテノロールのいずれも
この投与方式(1−1000μg/Kg)でのヒスタミ
ン応答を増長する。プロプラノロールおよびアテ
ノロールのいずれも1mg/Kgにおいて、対照の
300%に増大する。実施例5のみがヒスタミン応
答にわずかな効果を有する。2mg/Kgで対照応答
の約50%助長する。 これらの結果は、心臓ベータアドレノセプター
に対するD−140bの特異性を裏付け、心血管性
疾患又は喘息を伴つた緑内障又は慢性閉鎖性肺疾
患の患者に、この型の特異的なベータ1アドレセ
プター拮抗物質が有効、安全に使用しうることを
示す。 (d) 部分的アゴニスト活性 前記のように、多くのこれらの化合物も、又か
なりの内因性交感神経刺激作用を有し、この作用
は、多分、適当でない徐脈を防止するのに有効で
あり、心臓筋肉病及び高血圧よる心不全の発生を
減少させる。この部分的アゴニスト活性は、上述
した脳脊髄穿刺ラツト標本で証明され、そこでは
0.1〜1000mg/Kgの範囲で実施例の蓄積量がこの
標本に注射され、部分的アゴニスト活性がないと
して知られているベータブロツク薬剤(プロプラ
ノロール及びアテノロール)と、及び内因性交感
神経刺激作用を有する薬剤、ピンドロールと比較
して心拍数が増加した。この部分的アゴニスト
は、又、意覚を有するヒツジで急性血行力学的研
究がなされた。 心臓血液博出量を測定するための大動脈電磁気
流量プローブと血圧を測定するための血圧変換器
を長期間インプラントした意覚が抑制されたヒツ
ジに、0.03−3mg/Kgの用量範囲で、部分的アゴ
ニスト活性を有する選択実施例化合物を静脈注射
した。各投与は、最少限20分間あけた。心拍数
(HR)、平均動脈血圧(MAP)及び心臓血液博
出量(CO)は、連続的にモニターした。全周辺
抵抗(CTPR)は、平均動脈血圧を心臓血液博出
量で割ることにより算出した。 これらの研究において、本発明の実施例化合物
は、心臓血液博出量に関し用量依存増加を生じ、
この増加は、部分的アゴニストキサモテロールの
作用と類似し、部分的アゴニスト活性が無く、
0.03−3mg/Kgの用量範囲で心臓血液博出量が何
の変化も低下も示さなかつたアテノロールと対照
的であつた。 (e) 不整脈 これらの化合物による他の実験は、心臓活動モ
デルで再潅流不整脈を無くす能力を示した。これ
らの研究では、ウイスターラツト(体重200−
300g)をウレタンで麻酔し、心臓を取り出して
氷冷したクレブス−ヘンゼレイト溶液に収容す
る。次いで心臓をランゲンドルフ大動脈逆行潅流
系に置く。次いで左心房にカニユーレを挿入して
潅流する。大動脈流出液は心臓の上100cmのレバ
ーサーに直接送られる。心臓を37.0℃でガラスジ
ヤケツトで囲む。潅流液は、37.0℃で95%O2及び
5%CO2に通気したクレブス−ヘンゼレイト液
([K+]=4.5mmol/l、グルコース11.1mmol/
lである。心房電気記録図は、金属左心房流入カ
ニユーレと左心房に設置したクリツプとの間で記
録することにより得た。心室電気記録図は、左心
室壁の表面に設置した薄ステンレススチール針と
大動脈流出カニユーレの間で記録することにより
得た。 (i) 血行力学的モニターリング 大動脈流出液を心臓上100cmのレバーサーに集
め、冠状静脈流を水ジヤケツトの基部にあるじよ
うごを通してしずく状に集めた。左心室圧及び
dP/dtは、標本の心臓を上げる時に、左心房カ
ニユーレの横側に設置した小カテーテルを通じて
測定した。 血行力学的パラメーターは、左心房と大動脈カ
ニユーレの間の普及心臓リズムで、300ビー1/
分の電気ペーシングで測定した。 (ii) 虚血の生成 5/0ナイロン縫合糸を左冠状動脈のうしろ、
2mmで縫合糸が左心房の隣に表れるように設置し
た。虚血を起こすため、この糸をポリビニル管材
料の長さ以上で固く結んだ。 結紮が成功したことは、冠状静脈洞流、全心臓
血液博出量及び心臓収縮血圧を観察することによ
り評価した。 再潅流は、心筋又は冠状動脈を傷つけないよう
管材料上に直接下りるよう糸を刃で切ることによ
り行なつた。 最初の10分の安定期間の後、潅流を、グレブス
ーヘンゼレイト溶液を含むレザバーから、同様の
溶液と予め定めた濃度の薬物を含むレザバーに変
える。5分後、虚血が開始する。15分後、再潅流
を起こし、心臓をさらに10分間モニターする。こ
の時間の終りに、血行動力学的変数を再び測定し
て実験を完了した。 実験の他のセツトで、薬物含有溶液を再潅流前
5分まで使用しなかつたがそれ以外は同様の配列
で行つた。 心室頻脈は、3以上連続的な形態学的に同様の
心室期外収縮が、心房と心室の電気記録図の間の
解離又は1:1V−A誘導を起こした場合に診断
した。心室細動は、6以上連続的な心室症候群が
形態学的全体異常を示した場合に診断した。 本発明の化合物を前記指示用量範囲で投与した
結果、毒性は全く認められなかつた。さらに詳細
な研究を、好ましい化合物例えば実施例5の化合
物およびR2の置換基が異なる他の化合物を用い
て行なつた。得られた結果は、これらの化合物が
急性毒性を示さないことを明らかにした。実験は
経口投与、変異原試験および4週間慢性毒性につ
いてラツトで行なつた。実施例5の化合物は、
LD50値約60mg/Kg、発症量30mg/Kgを示した。
これに対して、安全性が高いと見られているベー
ターブロツカーのベタキソロールではラツトの
LD50値は30−34mg/Kgである。実施例5の化合
物500mg/Kgを1回胃管投与した場合、症状を示
した動物はなく、7日後まで健全であつた。細菌
による変異試験として、標準的AMサルモネラプ
レート実験において変異原性は認められなかつ
た。10−100mg/Kgの用量でメチルセルロース懸
濁液としてラツトに4週間投与した実験でも毒性
は全く認められなかつた。 光学活性の形の化合物のうち、3−アミノプロ
ポキシ側鎖の2位における炭素原子が(S)−構
造を有するものは対応する(R)−鏡像体よりも
更に薬物学的に活性が大きい。 これら化合物の好ましい用途は冠状動脈疾患及
び高血圧症に対する使用である。 好ましい化合物は実施例1,2,3及び11、特
に実施例1及び3の化合物である。 これら化合物は医薬的に許容しうる酸付加塩の
形で服用させることができる。そのような塩の形
は、遊離の形のものと同程度の活性をあらわし、
そして常法により容易に製造される。本発明はま
た医薬担体または希釈剤と一緒にした遊離形態ま
たは医薬的に許容しうる酸付加塩の形態の本発明
の化合物を含む医薬品組成物を提供する。そのよ
うな組成物は例えば溶液或いはタブレツトの形態
にあることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 (式中、Rはフエニル、または炭素原子1〜4
のアルキルもしくは炭素原子1〜4のアルコキシ
でモノ置換または独立的にジ置換されたフエニル
であり、 R1は水素、炭素原子1〜4のアルキル、原子
番号9〜53のハロゲン、シアノまたはカルバモイ
ルであり、 R2は炭素原子1〜4のアルキル、炭素原子3
〜7のシクロアルキル、シクロアルキル部分の炭
素原子が3〜7でアルキル部分の炭素原子が1〜
4であるシクロアルキルアルキル、炭素原子7〜
10のフエニルアルキル、またはフエニル環が炭素
原子1〜4のアルキルもしくは炭素原子1〜4の
アルコキシで置換された炭素原子7〜10のフエニ
ルアルキルであり、 Aは炭素原子2〜3のアルキレンであり、 Xは結合または酸素であり、 Yは酸素であり、 Zは酸素でnが2または3であるか、 またはZは結合でnは1,2または3であり、 但し a R2がアルキルであるとき、 Zは酸素であり、 基−NH−A−X−Rは式 または 以外の基であり、 b R2がシクロアルキルまたはシクロアルキル
アルキルで、Xが結合であるとき、 R1は水素以外のものである) の化合物またはその酸付加塩。 2 式 (式中、R1、R2、Y、Z及びnは後記の通りで
あり、RXは一級アミンと反応して2−アミノ−
1−ヒドロキシエチルを与えうる基である) の化合物を、式 H2N−A−X−R (式中、A、X及びRは後記の通りである) の化合物と反応させ、そして反応生成化合物を遊
離の形態または酸付加塩の形態で回収することか
ら成る、 式 (式中、Rはフエニル、または炭素原子1〜4の
アルキルもしくは炭素原子1〜4のアルコキシで
モノ置換または独立的にジ置換されたフエニルで
あり、 R1は水素、炭素原子1〜4のアルキル、原子番
号9〜53のハロゲン、シアノまたはカルバモイル
であり、 R2は炭素原子1〜4のアルキル、炭素原子3〜
7のシクロアルキル、シクロアルキル部分の炭素
原子が3〜7でアルキル部分の炭素原子が1〜4
であるシクロアルキルアルキル、炭素原子7〜10
のフエニルアルキル、またはフエニル環が炭素原
子1〜4のアルキルもしくは炭素原子1〜4のア
ルコキシで置換された炭素原子7〜10のフエニル
アルキルであり、 Aは炭素原子2〜3のアルキレンであり、 Xは結合または酸素であり、 Yは酸素であり、 Zは酸素でnが2または3であるか、 またはZは結合でnは1,2または3であり、 但し a R2がアルキルであるとき、 Zは酸素であり、 基−NH−A−X−Rは式 または 以外の基であり、 bR2がシクロアルキルまたはシクロアルキルア
ルキルで、Xは結合であるとき、 R1は水素以外のものである) の化合物またはその酸付加塩の製造方法。 3 式 (式中、Rはフエニル、または炭素原子1〜4の
アルキルもしくは炭素原子1〜4のアルコキシで
モノ置換または独立的にジ置換されたフエニルで
あり、 R1は水素、炭素原子1〜4のアルキル、原子番
号9〜53のハロゲン、シアノまたはカルバモイル
であり、 R2は炭素原子1〜4のアルキル、炭素原子3〜
7のシクロアルキル、シクロアルキル部分の炭素
原子が3〜7でアルキル部分の炭素原子が1〜4
であるシクロアルキルアルキル、炭素原子7〜10
のフエニルアルキル、またはフエニル環が炭素原
子1〜4のアルキルもしくは炭素原子1〜4のア
ルコキシで置換された炭素原子7〜10のフエニル
アルキルであり、 Aは炭素原子2〜3のアルキレンであり、 Xは結合または酸素であり、 Yは酸素であり、 Zは酸素でnが2または3であるか、 またはZは結合でnは1,2または3であり、 但し a R2がアルキルであるとき、 Zは酸素であり、 基−NH−A−X−Rは式 または 以外の基であり、 b R2がシクロアルキルまたはシクロアルキル
アルキルで、Xが結合であるとき、 R1は水素以外のものである) の化合物またはその酸付加塩と医薬用担体または
希釈剤より成る、冠状動脈系疾患、交感神経系過
剰刺激に由来する疾患、心筋梗塞、高血圧、偏頭
痛、緑内障、甲状腺中毒、狭心症、心不全または
心臓鼓動障害の処置のためのヒトまたは動物用医
薬組成物。 4 式 (式中、Rはフエニル、または炭素原子1〜4の
アルキルもしくは炭素原子1〜4のアルコキシで
モノ置換または独立的にジ置換されたフエニルで
あり、 R1は水素、炭素原子1〜4のアルキル、原子番
号9〜53のハロゲン、シアノまたはカルバモイル
であり、 R2は炭素原子1〜4のアルキル、炭素原子3〜
7のシクロアルキル、シクロアルキル部分の炭素
原子が3〜7でアルキル部分の炭素原子が1〜4
であるシクロアルキルアルキル、炭素原子7〜10
のフエニルアルキル、またはフエニル環が炭素原
子1〜4のアルキルもしくは炭素原子1〜4のア
ルコキシで置換された炭素原子7〜10のフエニル
アルキルであり、 Aは炭素原子2〜3のアルキレンであり、 Xは結合または酸素であり、 Yは酸素であり、 Zは酸素でnが2または3であるか、 またはZは結合でnは1,2または3であり、 但し a R2がアルキルであるとき、 Zは酸素であり、 基−NH−A−X−Rは式 または 以外の基であり、 b R2がシクロアルキルまたはシクロアルキル
アルキルで、Xは結合であるとき、 R1は水素以外のものである) の化合物またはその酸付加塩を有効成分とする、
ヒトまたは動物用β−アドレナリン受容体遮断
剤。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB8022412 | 1980-07-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5746946A JPS5746946A (en) | 1982-03-17 |
| JPH0318607B2 true JPH0318607B2 (ja) | 1991-03-13 |
Family
ID=10514633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56105726A Granted JPS5746946A (en) | 1980-07-09 | 1981-07-08 | 3-aminopropoxyphenyl derivative, manufacture and medicine containing same |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5746946A (ja) |
| ZA (1) | ZA814677B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1993024121A1 (fr) * | 1992-05-22 | 1993-12-09 | Senju Pharmaceutical Co., Ltd. | Medicament pour le glaucome |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009040769A (ja) * | 2008-07-09 | 2009-02-26 | William John Louis | 3−アミノ−プロポキシフェニル誘導体(i) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AR204334A1 (es) * | 1973-01-17 | 1975-12-22 | Ciba Geigy Ag | Procedimiento para la elaboracion de compuestos del 1-(4-(alquiltio-alcoxi)-fenoxi)-2-hidroxi-3-alquil-amino-propan |
| JPS6022701B2 (ja) * | 1977-06-02 | 1985-06-03 | ウェルファイド株式会社 | フエノキシアミノプロパノ−ル誘導体およびその製法 |
| SE7807408L (sv) * | 1978-06-30 | 1979-12-31 | Haessle Ab | Hjertaktiva foreningar |
-
1981
- 1981-07-08 JP JP56105726A patent/JPS5746946A/ja active Granted
- 1981-07-09 ZA ZA814677A patent/ZA814677B/xx unknown
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1993024121A1 (fr) * | 1992-05-22 | 1993-12-09 | Senju Pharmaceutical Co., Ltd. | Medicament pour le glaucome |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ZA814677B (en) | 1983-02-23 |
| JPS5746946A (en) | 1982-03-17 |
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