JPH03208643A - 熱可塑性樹脂フィルム - Google Patents

熱可塑性樹脂フィルム

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JPH03208643A
JPH03208643A JP2004001A JP400190A JPH03208643A JP H03208643 A JPH03208643 A JP H03208643A JP 2004001 A JP2004001 A JP 2004001A JP 400190 A JP400190 A JP 400190A JP H03208643 A JPH03208643 A JP H03208643A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は熱可塑性樹脂フィルムに関するものである。
[従来の技術コ 熱可塑性樹脂フィルムとしては、ポリエステルに不活性
無機粒子を含有せしめたフィルムが知られている(たと
えば、特開昭59−171623号公報)。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来の熱可塑性樹脂フィルムは、最近のフ
ィルムの加工工程、たとえば包装用途における印刷工程
、磁気媒体用途における磁性層塗布・カレンダー工程な
どの工程速度の増大にともない、接触するロールなどで
フィルムの表面に傷がついたり、また、表面が削れると
いう欠点が最近、問題となってきている。
本発明はかかる課題を解決し、高速走行した時も傷がつ
かず(以下、耐スクラッチ性良好という)、かつ、表面
が削れない(以下、耐削れ性良好という)フィルムを提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段コ 本発明は、上記目的を達成するために、熱可塑3 性樹脂Bを主成分とするフィルム層Bの少なくとも片面
に熱可塑性樹脂Aと粒子を主成分とする厚さ0.01〜
3μmのフィルム層Aを有するフィルムであって、該フ
ィルム層Aに含有される粒子の平均粒径がフィルム層A
の厚さの0.  1〜10倍、該粒子の含有量がフィル
ム層Aに対して2〜30重量%であり、さらに該フィル
ム層Aが一軸配向であることを特徴とする熱可塑性樹脂
フィルムとしたものである。
本発明フィルムは、上記要件を満足するフィルム層A(
以下、単に層Aと称することがある)、およびフィルム
層B(以下、単に層Bと称することがある)を必須とし
、さらに必要により層Aとは含有する粒子の大きさ、種
類、熱可塑性樹脂の組成等の少なくともひとつがことな
るフィルム層C(以下、単に層Cと称することがある)
とからなる積層構成を有するフィルムであって、その積
層構成は、層A/層B1層A/層B/層A1層A/層B
/層Cのいずれでも良い。
本発明における熱可塑性樹脂A,B,Cは特に4 限定されないが、熱可塑性樹脂A,.Cが結晶性ボリマ
である場合に耐スクラッチ性が一層良好になるので望ま
しい。ここでいう結晶性とはいわゆる非品質ではないこ
とを示すものであり、定量的には示差走査熱量計(D 
S C)による昇温速度10℃/分の熱分析によって融
点が検出され、好ましくは結晶化パラメータΔTcgが
150℃以下のものである。さらに、示差走査熱量計で
測定された融解熱(融解エンタルピー変化)が7.5c
al/g以上の結晶性を示す場合に耐スクラッチ性がよ
り一層良好となるのできわめて望ましい。具体例として
は、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリ
フェニレンスルフィドなどを用いることができるが、ポ
リエステル、特に、エチレンテレフタレート、エチレン
α,β−ビス(2クロルフエノキシ)エタン−4.4′
−ジカルボキシレート、エチレン2.6−ナフタレート
単位から選ばれた少なくとも一種の構造単位を主要構成
成分とするポリエステルの場合に本発明の構成にした時
の効果が一層顕著になるので望ましい。
本発明の熱可塑性樹脂中の粒子の種類は特に限定されな
いが、上記の好ましい粒子特性を満足するにはアルミナ
珪酸塩、1次粒子が凝集した状態のシリカ、内部析出粒
子などは好ましくなく、粒子の真球度が1.6以下、好
ましくは1.5以下、さらに好ましくは1.3以下であ
る場合に耐削れ性、耐スクラッチ性がより一層良好とな
るので特に望ましい。また粒子の粒径分布の相対標準偏
差が0.  6以下、好ましくは0.5以下のものを用
いることが、それによって得られるフィルムの表面突起
構造が本発明の目的を達或するのに好ましい構造となる
ため望ましい。上記の特性を満足する粒子としてはコロ
イダルシリカに起因する実質的に球形のシリカ粒子、架
橋高分子による粒子(たとえば架橋ボリスチレン)など
があるが、特に10重量%減量時温度(窒素中で熱重量
分析装置島津TG−30Mを用いて測定。昇温速度20
℃/分)が380℃以上になるまで架橋度を高くした架
橋高分子粒子の場合に耐スクラッチ性、耐削れ性がより
一層良好となるので特に望ましい。
なお、コロイダルシリ力に起因する球形シリカの場合に
はアルコキシド法で製造された、ナトリウム含有量が少
ない、実質的に球形のシリカの場合に耐スクラッチ性が
より一層良好となるので特に望ましい。しかしながら、
その他の粒子、例えば炭酸カルシウム、二酸化チタン、
アルミナ等の粒子でも後述する積層厚さと平均粒径の適
切なコントロールにより十分使いこなせるものである。
粒子の平均粒径は特に限定されず好ましい範囲も種類に
よって異なるが、平均粒径が0.01〜1μmの場合に
耐削れ性、耐スクラッチ性がより一層良好となるので特
に望ましい。
本発明の層A(および層C1以下層Aで代表する)に含
有される粒子の含有量はフィルム層A(フィルム層C)
に対して2〜30重量%、好ましくは2〜20重量%、
さらに好ましくは3〜15重量%であることが必要であ
る。含有量が上記の範囲より少なくても、多くても、耐
スクラッチ性、耐削れ性が不良となるので好ましくない
なお本発明の層Aには粒子が含有されていることが必須
であるが、層Bには必ずしも粒子が含有されている必要
はないが、本発明を阻害しない範囲内、好ましくは0.
5重量%以下の粒子が含有されていても良い。
本発明フィルムは上記組或物を主要戒分とするが、層A
1層B1層Cのいずれにおいても本発明の目的を阻害し
ない範囲内で、他種ボリマをブレンドまたは共重合して
もよいし、また酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線吸
収剤、核生威荊などの無機または有機添加剤が通常添加
される程度添加されていてもよい 本発明フィルムは上記組成物からなる配向フィルムであ
る。未配向フィルムでは耐スクラッチ性、耐削れ性が不
良となるので好ましくない。
本発明フィルムの層Aの厚さは0.01〜3μm1好ま
しくは0.02〜2μm1さらに好ましくは0.02〜
0.8μmであることが必要である。層Aの厚さが上記
の範囲より小さくても、大きくても耐スクラッチ性、耐
削れ性が不良となるので好ましくない。
本発明の層Aは一軸配向であることが必要である。該層
Aが二軸配向、未配向の場合は耐削れ性、耐スクラッチ
性を満足し得ない。
配向方向は特に限定されないが長手方向、幅方向の場合
、特に幅方向に分子が配向している場合に耐削れ性、耐
スクラッチ性が一層良好となるので望ましい。
該層Aの一軸配向の程度は特に限定されないが、分子配
向の程度を表わす屈折率の差が、(長手方向一幅方向)
の差の絶対値で0.025以上、好ましくは0.030
以上、さらに好ましくは0.040以上である場合に耐
削れ性、耐スクラッチ性が一層良好となるので望ましい
また層B1層Cは二軸配向であることが好ましく、フィ
ルム全体のヤング率が長手方向、幅方向ともに、3 0
 0 kg/mm2、好ましくは350kg/mII1
2以上の場合に耐スクラッチ性が一層良好となるので特
に望ましい。また層A1層Cの分子配向はアッペ屈折率
計の他、層厚が薄い場合には、全反射ラマン法、赤外ス
ペクトルなどの値から屈折率に読み替えても良い。
また本発明の層A(および層C)の粒子によって形成さ
れる表面突起の高さ分布の相対標準偏差が0.60以下
、好ましくは0.55以下、さらに好まし<0.50以
下の場合に耐削れ性、耐スクラッチ性がより一層良好と
なるので望ましい。
また本発明の層A(および層C)の粒子によって形威さ
れる表面突起の突起部分の粒子の上の熱可塑性樹脂の皮
(表皮)の厚さの尺度として、2次イオンマススペクト
ルによって測定される表層粒子濃度比がある。この表層
粒子濃度比が小さいと表層に粒子が近接しすぎていたり
、また、突起を形成する粒子が露出していたりすること
を示すものであり、層A面の表層粒子濃度比が1/10
以下、特に1/50以下である場合に、耐スクラッチ性
がより一層良好となるので特に望ましい。
層Aが溶融ラミネート法によって形成された場合に表層
粒子濃度比は上記の範囲となりやすく、従来の塗布法、
塗布・延伸法等では得られないものである。
本発明フィルムは上述の特徴を有する表面の突起の平均
高さが25〜500nmの範囲である場合に耐削れ性、
耐スクラッチ性がより一層良好となるので望ましい。
次に本発明フィルムの製造方法について説明する。
まず、所定の熱可塑性樹脂に粒子を含有せしめる方法と
しては、重合前、重合中、重合後のいずれに添加しても
よいが、熱可塑性樹脂がポリエステルの場合はジオール
成分にスラリーの形で混合、分散せしめて添加する方法
が本発明の好ましい表面形態パラメータを満足させるの
に有効である。
また、粒子の含有量を調節する方法としては、高濃度の
マスターポリマを製膜時に稀釈する方法を用い、かつこ
のマスターポリマの溶融粘度を稀釈する熱可塑性樹脂の
溶融粘度より高く、好ましくは500ポイズ以上高くし
ておくことが本発明の好ましい表面形態パラメータ構戒
を満足させるのに有効である。
かくして2〜30重量%の粒子を含有する熱可11 塑性樹脂Aのペレットを必要に応じて乾燥する。
一方、公知の方法で、延伸倍率を2.5〜7として長手
方向あるいは幅方向に一軸延伸した熱可塑性樹脂Bのフ
ィルムの表面に、公知の溶融押出機を用いて上記の熱可
塑性樹脂Aを溶融状態で積層したのち(エクストルージ
ョンラミネート)、熱可塑性樹脂Bの配向方向と直角方
向に3〜7倍延伸し、次に必要に応じて、この延伸フィ
ルムを熱処理する。
層A/層B/層Aの構成、層A/層B/層Cの構威の場
合は、上記ラミネートを熱可塑性樹脂Bのフィルムの両
側の表面に同時、または逐次行なえばよい。
[物性の測定方法ならびに効果の評価方法コ本発明の特
性値の測定方法並びに効果の評価方法は次の通りである
(1)粒子の含有量 熱可塑性樹脂ペレットを溶解し粒子は溶解させない溶媒
を選択し、粒子を熱可塑性樹脂から遠心分離し、粒子の
全体重量に対する比率(重量%)12 をもって粒子含有量とする。
(2)結晶化パラメータΔTcg,融解熱示差走査熱量
計(D S C)を用いて測定した。
DSCの測定条件は次の通りである。すなわち、試料1
0mgをDSC装置にセットし、300℃の温度で5分
間溶融した後、液体窒素中に急冷する。
この急冷試料を10℃/分で昇温し、ガラス転移点Tg
を検知する。さらに昇温を続け、ガラス状態からの結晶
化発熱ピーク温度をもって冷結晶化温度Tccとした。
さらに昇温を続け、融解ピークから融解熱を求めた。こ
こでTccとTgの差(Tcc−Tg)を結晶化パラメ
ータΔTcgと定義する。
(3)突起部分の表皮厚さ 下記条件で突起部分のみ注目したフィルムの断面観察を
行ない突起100個の平均値をもって表皮厚さとした。
なお、同様の値は表面からのラザフォード後方散乱法に
よっても得ることができる。
・装置:電界放射型走査電子顕微鏡 (日立製S−800型) ・加速電圧:10kV ・切断:凍結ミクロトームによる切断面にカーボン蒸着
して測定試料作成 (切断方向はフィルムの横方向) (4)粒径 フィルム表面から熱可塑性樹脂をプラズマ低温灰化処理
法で除去し粒子を露出させる。処理条件は熱可塑性樹脂
は灰化されるが粒子はダメージを受けない条件を選択す
る。これを走査型電子顕微鏡(SEM)で観察し、粒子
の画像をイメージアナライザーで処理する。観察箇所を
変えて粒子数s,ooo個以上で次の数値処理を行ない
、それによって求めた数平均径Dを平均粒径とする。
D=ΣDi/N ここで、Diは粒子の円相当径、Nは粒子数である。
(5)真球度 上記(4)の測定において個々の粒子の(長径の平均値
)/(短径の平均値)の比である。すなわち、下式で求
められる。
長径=ΣDli/N 短径=ΣD2i/N Dli,.D2iはそれぞれ個々の粒子の長径(最大径
)、短径(最短径)、Nは粒子数である。
(6)粒径の相対標準偏差 上記(4)の方法で測定された個々の粒径Dj1平均径
D1粒子数Nから計算される標準偏差σ(−{Σ(Di
 −D) 2/N} ”’ )を平均径Dで割った値(
σ/D)で表わした。
(7)突起平均高さ、高さ分布 2検出器方式の走査型電子顕微鏡[ESM−3200、
エリオニクス(株)製]と断面測定装置[PMS−1、
エリオニクス(株)製]を用いてフィルム表面を電子線
を走査させた時の突起の高さ測定値を画像処理装置[I
BAS2000、カールツアイス(株)製]に送り、画
像処理装置上にフィルム表面突起画像を再構築する。次
に、この表面突起画像で突起部分を2値化して得られた
個々の突起の面積の和を測定単位面積で割り返して突起
部分の面積比率を求める。また、この2値15 化された個々の突起部分の中で最も高い値をその突起の
高さとし、これを個々の突起について求める。これらの
測定を場所をかえて500回繰返し、突起部分面積比率
、平均高さとした。また個々の突起の高さデータをもと
に、高さ分布の標準偏差を求めた。相対標準偏差はこの
標準偏差を平均高さで割った値である。また走査型電子
顕微鏡の倍率は、1000〜sooo倍の間の値を選択
する。
なお、場合によっては、高精度光干渉式3次元表面解析
装置(WYKO社製TOPO−3D、対物レンズ=40
〜200倍、高解像度カメラ使用が有効)を用いて得ら
れる高さ情報を上記SEMの値に読み替えて用いてもよ
い。
(8)積層厚さ 2次イオン質量分析装置(SIMS)を用いて、表層か
ら深さ6000nmの範囲のフィルム中の粒子の内もっ
とも高濃度の粒子に起因する元素と熱可塑性樹脂の炭素
元素の濃度比(M” /C”’)を粒子濃度とし、表面
から深さ6000nmまで厚さ方向の分析を行なう。表
層では表面という界1 6 面のために粒子濃度は低く表面から遠ざかるにつれて粒
子濃度は高くなる。本発明フィルムの場合はいったん極
大値となった粒子濃度がまた減少し始める。この濃度分
布曲線をもとに表層粒子濃度がの極大値の1/2となる
深さ(この深さは極大値となる深さよりも深い)を求め
、これを積層厚さとした。条件は次の通り。
■ 測定装置 2次イオン質量分析装置(SIMS) 西独、ATOMIKA社製 A−DIDA3G[10■
 測定条件 1次イオン種 =02 1次イオン加速電圧:12KV 1次イオン電流:200nA ラスター領域=400μm口 分析領域:ゲート30% 測定真空度: 5.  O X 1 0−’TorrE
−GUN:0.5KV−3.OA なお、表層から深さ6000nmの範囲にもっとも多く
含有する粒子が有機高分子粒子の場合等、SIMS測定
が難しい場合は、表面からエッチングしながらXPS(
X線光電子分光法)、■R(赤外分光法)などで上記同
様のデプスプロファイルを測定し積層厚さを求めても良
いし、また、電子顕微鏡等による断面観察で粒子濃度の
変化状態やコントラストの差から界面を認識し積層厚さ
を求めることもできる。
(9)ヤング率 JIS−Z−1702に規定された方法にしたがって、
インストロンタイプの引っ張り試験機を用いて、25℃
、65%RHにて測定した。
(10)表層粒子濃度比 2次イオンマススペクトル(SIMS)を用いて、フィ
ルム中の粒子に起因する元素の内のもっとも高濃度の元
素と熱可塑性樹脂の炭素元素の濃度比を粒子濃度とし、
厚さ方向の分析を行なう。
SIMSによって測定される最表層粒子濃度(深さOの
点)における粒子濃度Aとさらに深さ方向の分析を続け
て得られる最高濃度Bの比、A/Bを表層濃度比と定義
した。測定装置、条件は下記のとおりである。測定装置
、条件は下記のとおりである。
■ 測定装置 2次イオン質量分析装置(SIMS) 西独、ATOMIKA社製 A−DIDA3000■ 
測定条件 1次イオン種 =02 1次イオン加速電圧:12KV 1次イオン電流:200nA ラスター領 域:400μm口 分析領域:ゲート30% 測定真空度: 6. O X I O−9TorrE 
 −  G  U  N:0. 5KV−3. OA(
11)表面の分子配向(屈折率) ナトリウムD線(589nm)を光源として、アッペ屈
折率計を用いて測定した。マウント液にはヨウ化メチレ
ンを用い、25℃、65%R T−Iにて測定した。熱
可塑性樹脂の一軸配向性は長手、幅方向の屈折率で判定
した、二軸配向の目安は長手方向、幅方向、厚さ方向の
屈折率をN1、N2、19 N3とした時、(Nl −N2 )の絶対値が0.  
25未満であることをひとつの基準とできる。
また、レーザー型屈折率計を用いて屈折率を測定しても
良い。
さらに、層厚が薄く、上記方法では測定が難しい場合は
、全反射レーザーラマン法を用いることもできる。レー
ザー全反射ラマンの測定は、Jobin−Yvon社製
Ramanor U − 1 0 0 0ラマンシステ
ムにより、全反射ラマンスペクトルを測定し、例えばポ
リエチレンテレフタレートの場合では、1615cm−
”(ベンゼン環の骨格振動)と1 7 3 0cm1(
カルボニル基の伸縮振動)のバンド強度比の偏光測定比
(YY/XX比など。ここでYY:レーザーの偏光方向
をYにしてYに対して平行なラマン光検出、XX:レー
ザーの偏光方向をXにしてXに対して平行なラマン光検
出)が分子配向と対応することを利用できる。ポリマの
二軸配向性はラマン測定から得られたパラメータを長手
方向、幅方向の屈折率に換算して、判定できる。この場
合の測定条件は次のとおりである。
20 ■光源 アルゴンイオンレーザー(5145A)■試料のセッテ
ィング フィルム表面を全反射プリズムに圧着させ、レーザのプ
リズムへの入射角(フィルム厚さ方向との角度)は60
゜とした。
■検出器 PM : RCA31034/Photon Coun
ting System(Hamamatsu C12
30)  (supply 1600V)■測定条件 SLIT        1000,czmLASER
       100mW GATE TIME     1. OsecSCAN
 SPEED     12cm−17minSAMP
LING INTERVAL 0. 2cm −”RE
PEAT TIME    6 (12)耐削れ性 フィルムを、ポリエステルの弾性ロールと金属ロールか
らなる5段カレンダー装置で、温度:85℃、線圧:2
00kg/cm,走行速度=80m/分で、3 0 0
 0mの長さを処理した後にカレンダー弾性ロールに付
着した粉(破片)を溶剤で洗い流しその液に含有する3
μm以上の大きさの粉(破片)をパーティクルカウンタ
ーで測定した。
フィルムの幅、長さから計算できる延べ通過面積から単
位面積あたりに粉の発生量を換算して100個/ m 
2未満の場合を耐削れ性良好、それ以上の場合は不良と
判定した。
(13)耐スクラッチ性 20℃相対湿度60%の雰囲気で、外形6mmφのガイ
ドピンに1/2インチ幅のテープ状フィルムを角度θ=
π/2(rad)、テンションTI =200g,10
00m/分の速さで30回走行させた後のフィルム表面
をアルミ蒸着して、傷の本数、幅の大きさ、白粉の発生
状態を微分干渉顕微鏡で観察した。全く傷が見られずか
つ白粉の発生がほとんどないものを耐スクラッチ性:4
、傷が3本未満でかつ白粉の発生がほとんどないものを
耐スクラッチ性:3、傷が3〜10本で幅の大きいもの
もあり、かつ白粉の発生が見られるものを耐スクラッチ
性:2、傷が10本以上でで幅の大きいものもあり、か
つ白粉の発生が激しく見られるものを耐スクラッチ性:
1と判定した。耐スクラッチ性が4または3であれば実
用上問題なく使用できる。
[実施例] 本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例1〜6、比較例1〜6 平均粒径の異なるコロイダルシリカに起因するシリカ粒
子、ジビニルベンゼン/スチレン共重合架橋粒子を含有
するポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2.
6−ナフタレートを調整した(熱可塑性樹脂A)。
次にコロイダルシリカに起因するシリカ粒子(平均粒径
0.2μm)を0.  2重量%含有するポリエチレン
テレフタレートを調整した(熱可塑性樹脂B)。これを
公知の溶融押出機1に供給し、290℃で溶融し、スリ
ット状の口金からシートを押し出し、静電印加キャスト
法を用いて表面温度30℃のキャスティング・ドラムに
巻きつけて23 冷却固化し、未延伸フィルムを作った。この未延伸フィ
ルムを90℃で長手方向に4.0倍延伸した。この一軸
延伸フィルムの片側の表面に押出機2、スリット状の口
金を用いて、上記熱可塑性樹脂Aをラミネートした積層
フィルムをステン夕を用いて100℃で幅方向に4.5
倍延伸し、定長下で、200℃にて5秒間熱処理し、配
向積層フィルムを得た。この時押出機1、押出機2の吐
出量を調節して層Aの厚さを変更しつつ、全厚さは15
μmとなるようにした。これらのフィルムの本発明のパ
ラメータは第1表に示したとおりであり、本発明のパラ
メータが範囲内の場合は耐スクラッチ性、耐削れ性は良
好であったが、そうでない場合は耐スクラッチ性、耐削
れ性を満足するフィルムは得られなかった。
[発明の効果] 本発明は積層部分の粒子の粒径と積層厚さ等を特定範囲
とし、かつ、その部分の配向の異方性を強くしたため従
来では達或できなかった耐スクラッチ性、耐削れ性が得
られたものである。
24 本発明フィルムの用途は特に限定されず、最近はフィル
ムの大部分の用途、磁気材料、工業材料(感熱転写や孔
版印刷等)、コンデンサー等の電気材料等での加工工程
が高速になっているため、耐スクラッチ性、耐削れ性に
優れた本発明フィルムは有用であると言える。磁気記録
媒体としては、ビデオテープ、フロッピーディスク、ビ
デオフロッピー、オーディオテープ、メモリーテープ等
の磁気記録媒体に有用である。
26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性樹脂Bを主成分とするフィルム層Bの少
    なくとも片面に熱可塑性樹脂Aと粒子を主成分とする厚
    さ0.01〜3μmのフィルム層Aを有するフィルムで
    あって、該フィルム層Aに含有される粒子の平均粒径が
    フィルム層Aの厚さの0.1〜10倍、該粒子の含有量
    がフィルム層Aに対して2〜30重量%であり、さらに
    該フィルム層Aが一軸配向であることを特徴とする熱可
    塑性樹脂フィルム。
  2. (2)フィルム層Aが長手方向に配向していることを特
    徴とする請求項(1)記載の熱可塑性樹脂フィルム。
  3. (3)フィルム層Aが幅方向に配向していることを特徴
    とする請求項(1)記載の熱可塑性樹脂フィルム。
  4. (4)フィルム層Aの長手方向と幅方向の屈折率の差(
    絶対値)が0.025以上であることを特徴とする請求
    項(1)〜(3)のいずれかに記載の熱可塑性樹脂フィ
    ルム。
  5. (5)フィルム層Bが二軸配向であることを特徴とする
    請求項(1)〜(4)のいずれかに記載の熱可塑性樹脂
    フィルム。
  6. (6)フィルム層Bの一方にのみフィルム層Aを有し、
    他方には熱可塑性樹脂Cと粒子を主成分とする厚さ0.
    01〜3μmのフィルム層Cを有するフィルムであって
    、該フィルム層Cに含有される粒子の平均粒径がフィル
    ム層Cの厚さの0.1〜10倍、該フィルム層Cに含有
    される粒子の含有量がフィルム層Cに対して2〜30重
    量%であることを特徴とする請求項(1)〜(5)のい
    ずれかに記載の熱可塑性樹脂フィルム。
  7. (7)フィルム層Cが二軸配向であることを特徴とする
    請求項(6)に記載の熱可塑性樹脂フィルム。
JP2004001A 1990-01-11 1990-01-11 熱可塑性樹脂フィルム Expired - Lifetime JP2864602B2 (ja)

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