JPH03259929A - フィルムの製造方法 - Google Patents

フィルムの製造方法

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JPH03259929A
JPH03259929A JP5673090A JP5673090A JPH03259929A JP H03259929 A JPH03259929 A JP H03259929A JP 5673090 A JP5673090 A JP 5673090A JP 5673090 A JP5673090 A JP 5673090A JP H03259929 A JPH03259929 A JP H03259929A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高分子液晶からフィルムを製造する方法に関
する。さらに詳しくは高分子液晶から表面性にすぐれ、
機械的性能にすく゛れた高品位のフィルムを製造する方
法に関するものである。
〔従来の技術〕
高分子液晶からフィルムを製造する場合、光学異方性ド
ープを光学等方性に転化するために加湿された熱風を給
する方法が知られている。しかしながら、工業的に製膜
速度を速くして等方化を行なった場合及びフィルムの膜
厚が厚くなった場合に表面性の十分満足できるフィルム
が得られないことが多いことが判った。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、高分子液晶から、表面性、機械的性能にすぐ
れた高品位のフィルムを工業的に生産性良く製造する方
法を提供することにある。
1課題を解決するための手段] 本発明者は、上記課題を解決するために種々の角度から
検討を行なった結果、本発明に到達した。
製膜速度を速くしたり、フィルムの膜厚を厚くした場合
、流延された光学異方性ドープに、高温、高温の熱風を
給する必要があるが、効率よく給しようとすると、流延
ドープの表面が乱れたり、結晶化析出がおこったりする
ことがあり、これがフィルムの表面性を悪くする原因で
あることを突きとめた。
そして、フィルムの表面性を良くする方法を、種々検討
を続けるうちに、意外にも、熱風ゾーンを分割し、異な
る温湿度の熱風を給することで、高速生産性とフィルム
の表面性との両立、並びに厚膜フィルムの生産とフィル
ムの表面性との両立が可能になることを見い出し、本発
明に到達したものである。
即ち、本発明は、高分子液晶の光学異方性ドープを光学
異方性を保ったままダイから支持面上に流延し、加湿及
び加熱により該ドープを光学等方性に転化したのち凝固
させるフィルムの製造方法において、上記の加湿及び加
熱する工程を2以上に分割し、湿度及び温度が異なる気
体を給することを特徴とするフィルムの製造方法である
以下、本発明をより詳細に説明するため、ポリ−p−フ
ェニレンテレフタルアミド(以下PPTAと略称する)
の濃硫酸溶液からなる高分子液晶ドープを例にとって、
スリットダイから流延しフィルムを製造する場合を挙げ
るが、高分子液晶系及び/または他の製膜法にも、本発
明技術が同様に適用できることが理解されるべきである
PPTAは実質的に で表されるポリマーであり、従来公知のバラフェニレン
ジアミンとテレフタロイルクロライドとから、低温溶液
重合法により製造するのが好都合である。
ポリマーの重合度は、あまり低いと機械的性質の良好な
フィルムが得られなくなるため、3.5以上好ましくは
4.5以上の対数粘度ηinh (硫酸100−にポリ
マー0.2gを溶解して30°Cで測定した値)を与え
る重合度のものが選ばれる。
本発明の方法は、まずPPTAの光学異方性の液晶ドー
プを調製する必要がある。
PPTAフィルムの成形に用いるドープを調製するのに
適した溶媒は、95重量%以上の濃度の硫酸である。9
5%未満の硫酸では溶解が困難であったり、溶解後のド
ープが異常に高粘度になったりする。ドープには、クロ
ル硫酸、フルオロ硫酸、五酸化リン、トリハロゲン化酢
酸などが少し混入されていてもよい。硫酸は100重量
%以上のものも可能であるが、ポリマーの安定性、溶解
性などの点から98〜100重量%濃度が好ましく用い
られる。
ドープ中のポリマー濃度は、常温(約20°C〜30°
C)またはそれ以上の温度で光学異方性を示す濃度以上
のものが好ましく用いられ、具体的には約10重量%以
上、好ましくは約11重量%以上で用いられる。これ以
下のポリマー濃度、即ち常温またはそれ以上の温度で光
学異方性を示さないポリマー濃度では、成形されたPP
TAフィルムが好ましい機械的性能をもたなくなること
が多い。
ドープのポリマー濃度の上限は特に限定されるものでは
ないが、通常は20重量%以下、特に高い対数粘度ηi
nhのPPTAに対しては18重量%以下が好ましく用
いられさらに好ましくは163i量%以下である。
ドープには、例えば、増量剤、除光沢剤、紫外線安定化
剤、熱安定化剤、抗酸化剤、顔料、溶解助剤、滑剤なと
普通の添加剤を混入してもよい。
ドープが光学異方性であるか光学等方性であるかは、公
知の方法、例えば特公昭50−8474号公報記載の方
法で調べることができるが、その臨界点は、溶媒の種類
、温度、ポリマー濃度、ポリマーの重合度、非溶媒の含
有量などに依存するので、これらの関係を予め調べるこ
とによって、光学異方性ドープを作り、光学等方性トー
プとなる条件で処理することにより、光学異方性から光
学等方性に変えることができる。
本発明に用いるドープは、成形・凝固に先立って可能な
限り不溶性のごみ、異物などを濾過などによって取除い
てお(こと、溶解中に発生または巻きこまれる空気など
の気体を取除いておくことが好ましい。脱気は、−旦ド
ープを調製したあとに行なうこともできるし、調製のた
めの原料の仕込段階から一貫して真空(減圧)下で行な
うことによっても達成しうる。ドープの調製は連続また
は回分で行なうことができる。
このようにして調製されたドープは、光学異方性を保っ
たまま、即ち、液晶のままドープ配管内を通りスリット
ダイなどのダイから支持面上に流延される。
支持面は、洗浄が完全に行なわれており乾燥されている
状態になっていることが好ましい。流延された光学異方
性のドープは次に光学等方性のドープに転化される。
本発明の重要なポイントは、光学等方性ド・−プを得る
ために、加湿及び加熱された熱風を分割して給すること
であり、分割せずに行なった場合は、フィルムの生産性
と得られるフィルムの表面性との両立、並びに、厚膜フ
ィルムの生産とその表面性との両立は困難である。
本発明は、加湿及び加熱の工程を2以上に分割して、流
延されたドープをまず穏やかな条件即ち、低湿度の加熱
空気でドープ表面部を等方化して一旦水分透過性のよい
表面層をつくり、ついで高湿度の加熱空気により一気に
流延ドープ全体を等方化する方法が好ましい。
ただし、分割されたゾーンを上記した以外の考え方、条
件で行なってもよい。
本発明で用いられる分割ゾーンの数は、2個以上である
ことが必要で、具体的には2〜10個、好ましくは2〜
5個である。
支持面上の流延ドープは次に凝固処理をうける。
ドープ凝固液として使用できるのは、水、硫酸水溶液、
水酸化ナトリウム水溶液、硫酸ナトリウム水溶液などで
あり、好ましくは20〜70重量%の硫酸水溶液である
。凝固液の温度は10°C以下にするのが好ましく、更
に好ましくは5°C以下である。
凝固されたフィルムはそのままでは酸が含まれているた
め加熱による機械的性能の低下が少ないフィルムを製造
するには、酸分の洗浄、除去をできるだけ行なう必要が
ある。酸分の除去は、具体的には約500ppm以下ま
で行なうことが望ましい。洗浄液としては水が通常用い
られるが、必要に応じて温水で行なったり、アルカリ水
溶液で中和洗浄した後、水などで洗浄してもよい。
洗浄は、例えば、洗浄液中でフィルムを走行させたり、
洗浄液を噴霧する方法などにより行われる。
洗浄されたフィルムは、次に、必要ならば温湿状態で延
伸してもよい。延伸によって延伸方向にPPTA分子鎖
を配向させることができるため、機械的性能が向上する
乾燥は、緊張下、定長下または僅かに延伸しつつフィル
ムの収縮を制限して行なう。収縮を制限しつつ乾燥する
には、例えばテンター乾燥機で行なう乾燥、金属枠に挟
んでの乾燥などの方法を利用することができる。乾燥す
る方法及び温度は特に制限されるものではない。
実施例 以下に実施例を示すが、これらの実施例は本発明を説明
するものであって、本発明を限定するものではない。な
お、実施例中特に規定しない場合は重量部または重量%
を示す。
対数粘度ηinhは98%硫酸100dにポリマー0.
2gを溶解し、30″Cで常法で測定した。ドープの粘
度は、B型粘度計を用い1rpI11の回転速度で測定
したものである。フィルムの厚みは、静電容量式非接触
厚さ計(小野測具社製、タイプCL230型)を用いて
、試料フィルムの中央30mmの部分を10mm間隔で
3箇所測定し5枚の平均値を求めた。試料フィルムは長
尺(MO)方向はまず金山を巾方向に5等分しさらにL
oan巾X10cm長にカットした。巾(TD)方向は
まず金山を長さ方向に20mmずつ5箇所カツトし、さ
らにその中央部から10mmXl0印をカットした。
強伸度およびモジュラスは、定速伸長型伸度測定機によ
り、フィルム試料を10100mmX10の長方形に切
り取り、測定長30IIII11、引張り速度30W/
分で荷重−伸長曲線を5回描き、これにより算出したも
のである。
フィルムの表面性を表わす表面粗度Ra (中心線表面
粗さ)は、東京精密社製の商品名サーフコム550型表
面粗度計で測定した(測定長4mm、力′ントオフ0.
8 ttm )。
実施例1〜3 対数粘度ηinhが7.0のPPTAポリマーを99.
7%の硫酸にポリマー濃度12%にて溶解し、60″C
で光学異方性のあるドープを得た。このドープの粘度を
常温で測定したところ、9500ポイズであった。製膜
しやすくするために、このドープを約60°Cに保った
まま、真空下に脱気した。この脱気したドープも上記と
同じく光学異方性を有し、粘度は4400ボイズであっ
た。二〇ドープはタンクからフィルターに通され、ギア
ポンプ1.5mの曲管をへてダイに導かれる。この曲管
は約60°Cに保たれる。
スリットダイと曲管との間には外径16.2mmφ、長
さ194mmの表面0.45に研磨されたステンレス鋼
製の8連スタテイツクミキサーが取りつけられている。
このスタティックミキサー及びスリッドダイも、約60
°Cに保たれている。
スリットダイは、透き間0.15mmx幅300mのス
リットを有し、基材部がステンレス鋼製で、ドープの接
液部は、約7mmの厚さのタンタル製で、0.45に研
磨されたものを使用した。このスリットからタンタル製
のエンドレスベルト上に光学異方性ドープをキャストし
、ついで流延ドープを光学異方性から光学等方性に転化
した。タンタル製のエンドレスヘルドは1μ以上の含有
物をカントする濾過処理を行なった後の工業用水を軟水
化処理し、さらに高純水処理機で処理した導電率0.2
μs70の高純水で洗浄・乾燥を行なった鏡面に磨いた
ものを用いた。このときの光学等方性に転化するゾーン
は3分割し、第1ゾーンに相対湿友釣5%、約110°
Cの空気を吹きつけ、第2ゾーンに相対湿友釣20%、
約120°Cの空気を吹きつけ、第3ゾーンに相対湿友
釣40%、約115°Cの空気を吹きつけた。
等力比されたドープをベルトとともに、−3°Cの40
重量%硫酸水溶液の中に導いて凝固させた。
次いで凝固フィルムをベルトからひきはがし、約20’
Cの水中を走行させ脱酸後、中和液中を走行させ、次に
20″Cの水中を走らせて洗浄した。
洗浄の終了したフィルムを乾燥させずにMD力方向ロー
ル間の速度を変え延伸し、次いでテンター乾燥機を用い
てTD方向へ延伸し、更に別のテンター乾燥機を用いて
定長下に200″Cで熱風乾燥した。
上記の湿潤状態での?’lD方向への延伸条件を1.1
0.1.20.1.30倍(実施例1〜3)と変えて約
10〜12m/分の速度で製造し、サンプリングし物性
測定した結果を第1表に示す。
実施例4〜6 実施例1〜3の光学異方性ドープを光学等方性に転化す
る際、次のように条件変更したほかは全〈実施例1〜3
と同様にしてフィルムを製造した。
第1ゾーンに相対湿友釣10%、温度約110゛Cの空
気を吹きつけ、第2ゾーンに相対湿友釣45%、温度約
120 ’Cの空気を吹き付け、第3ゾーンは使用せず
等力比した。
その結果を第1表に示す。
比較例1〜3 実施例1〜3の光学異方性ドープを光学等方性ドープに
転化する際、全ゾーンともに相対湿友釣40%、約11
5”Cの空気を吹きつけて等力比したほかは、実施例1
〜3と全く同様にしてフィルムを製造した。その結果は
第1表のごとく、フィルムの機械的性能及び表面性がか
なり悪いものとなった。
実施例7〜9 実施例1〜3の操作の光学異方性ドープを光学等方性に
転化する際、次のように条件変更したほかは、実施例1
〜3と全く同様にしてフィルムを製造した。
第1ゾーンに相対湿友釣10%、約110″Cの空気を
吹きつけ、第2ゾーンに相対湿友釣30%、約120°
Cの空気を吹きつけ、第3ゾーンに相対湿友釣45%、
約120″Cの空気を吹きつけた。
更に、湿潤状態での延伸条件を1.10.1.20.1
.30倍(実施例7〜9)とし速度を5〜6m/分に変
えて製造した。
その結果を第2表に示す。
比較例4〜6 実施例1〜3の操作の光学異方性ドープを光学等方性ド
ープに転化する際、全ゾーンともに相対湿友釣45%、
約115℃の空気を吹きつけて等力比したほかは、実施
例1〜3と全く同様にフィルムを製造した。その結果は
第2表の如く、フィルムの機械的性能及び表面性のかな
り悪いものとなった。
以下余白 〔発明の効果〕 本発明によると、表面性及び機械的性能にすくれたフィ
ルムが高速で得られ、非常に生産性が良い。
また、約20μ以上の厚手フィルムであっても、表面性
の良いものが得られる。
このため、本発明で得られるフィルムは、高速回転する
電気機器の絶縁材料、磁気テープ、フレキシブルプリン
ト配線基板、電線被覆材、濾過膜、コンデンサーフィル
ム、電気絶縁フィルム、ヒテオプリンターテープなどの
要求性能を満足することができ、包装材料、製版材料、
写真フィルムなどにも有用なものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、高分子液晶の光学異方性ドープを光学異方性を保っ
    たままダイから支持面上に流延し、加湿及び加熱により
    該ドープを光学等方性に転化したのち凝固させるフィル
    ムの製造方法において、上記の加湿及び加熱する工程を
    2以上に分割し、湿度及び温度が異なる気体を給するこ
    とを特徴とするフィルムの製造方法。
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