JPH0328461B2 - - Google Patents
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- JPH0328461B2 JPH0328461B2 JP2655683A JP2655683A JPH0328461B2 JP H0328461 B2 JPH0328461 B2 JP H0328461B2 JP 2655683 A JP2655683 A JP 2655683A JP 2655683 A JP2655683 A JP 2655683A JP H0328461 B2 JPH0328461 B2 JP H0328461B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydrotalcites
- halogen
- weight
- parts
- stearyl alcohol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、安定化された含ハロゲン樹脂組成物
に関する。更に詳しくは、含ハロゲン樹脂に、該
樹脂100重量部当り、脱水処理を施したハイドロ
タルサイト類0.01〜5.0重量部と、ステアリルア
ルコール0.1〜5重量部を含有せしめてなる、初
期着色性が改善され、成型時に発泡がない熱安定
性にすぐれた含ハロゲン樹脂組成物を提供するも
のである。 含ハロゲン樹脂は加熱成型加工を行う際に、主
として脱ハロゲン化水素に基因する熱分解を起こ
しやすく、この為加工製品の機械的劣化、色調の
悪化を生じ商品価値に著るしい不利益を招く。か
かる欠点を除去する目的で種々の安定剤が用いら
れているが、無毒性で、しかも効果のすぐれた満
足できる安定剤は少いのが実情であつた。 〔従来技術〕 そこで本発明者等は、さきに特開昭55−80445
号(特願昭53−153733号)において、ハイドロタ
ルサイト類を安定剤として用いることにより、前
記課題を大巾に満足させうることを提案した。ハ
イドロタルサイト類は、マグネシウムとアルミニ
ウムから成る複塩で、人体に無毒であり、しか
も、そのハロゲン含有樹脂に対する熱安定作用は
従来よく使われている、鉛とか、錫系の安定剤の
数倍の効果があり、更に、透明性に優れている。 したがつて、その効果は極めて大きく、特に可
塑剤添加系含ハロゲン樹脂の安定剤として有用で
ある。 しかしながら、該ハイドロタルサイト類は前記
の優れた特性を示すにもかかわらず、成型物に赤
色系の切期着色を生じ易いこと、及び約200℃を
越える成型では該ハイドロタルサイト類の結晶水
が脱離して成型物が発泡するという欠点を有する
ことが明らかになつて来た。この欠点のうち、樹
脂を着色させる問題は公知の技術、例えば、ステ
アリン酸亜鉛とか、ステアリン酸鉛とか、ステア
リン酸カドミウム、スズマレエートとかの亜鉛、
鉛、カドミウムスズ系の安定剤の少くとも1種を
加えることによつて解決できる。 しかし、亜鉛系の安定剤を併用すると、着色は
抑えられるものの、ハイドロタルサイト類の特徴
である、すぐれた熱安定作用が低下する欠点があ
る。鉛系及びカドミウム系の安定剤は、同様に着
色防止効果がすぐれているものの、それ自体毒性
が強いため、その使用は制限される。スズ系の安
定剤は、その点、毒性も比較的少く、着色防止効
果もあるが、極めて高価なのが欠点である。 他方、ハイドロタルサイト類は、下記式 Mg1-xAlx(OH)2An- x/o・mH2O 但し、式中 0<x≦0.5、An-はn価のアニオ
ン、 mは、正の数 で表わされる、含結晶水化合物であつて、その結
晶水は約180℃から脱水が始まり、約200〜250℃
で盛んに脱水する。したがつて、この結晶水を予
め脱水させて用いると、約200℃を越える成型に
おいても発泡は生じないはずである。 〔発明の作用・効果〕 以上の観点にもとずき、ハイドロタルサイト類
の特徴である無毒性ですぐれた熱安定性を損わな
いで、前記初期着色及び約200℃を越える成型時
の発泡という欠点を改良するべく鋭意研究を続け
た結果、該ハイドロタルサイト類の乾燥物を約
180〜300℃、好ましくは約200〜250℃で約0.5〜
10時間熱処理して、結晶水の約1/3以上を除去
処理した物をステアリルアルコールと併用して用
いると、含ハロゲン樹脂の初期着色性が大巾に改
善されるとともに、200℃を越える成型温度で成
型しても、発泡が生じないことを発見するに至つ
た。 この様な脱結晶水処理と、ステアリルアルコー
ルの添加が前記課題の解決に有効なことの理由は
明らかではないが、次の如く推定される。即ちハ
イドロタルサイト類の結晶は層状の構造をしてお
り、MgとAlが水酸化物の形で存在する基本層
と、この層に続いて、アニオンと結晶水から成る
中間層の2層から構成されているので、その結晶
水の1部を脱水すると、含ハロゲン樹脂から発生
したハロゲン化水素がハイドロタルサイト類のア
ニオンとイオン交換できなくなり、したがつてハ
ロゲン化水素がMg及びAlと反応してMgCl2、
AlCl3が少量生成する。このAlCl3が初期着色防
止の作用をしているものと考えられる。このよう
に脱水処理を施していないハイドロタルサイト類
は、基本層のMgとAlとハロゲン化水素との反応
よりも中間層にアニオン例えばCO2- 3とのイオン
交換反応が優先的に起こるので、初期着色防止に
有効なAlCl3の生成が殆んど無い。 他方、ステアリルアルコールは一般に滑剤とし
てよく使われているが意外なことにハイドロタル
サイト類と併用すると、有効な初期着色防止作用
が認められた。 従つて、本発明の目的は脱結晶水処理を施した
ハイドロタルサイト類とステアリルアルコールを
併用することにより、初期着色が改善され、かつ
200℃を越える高温成型時に発泡がなく、しかも
熱安定性にすぐれた含ハロゲン樹脂組成物を提供
することにある。 〔発明の構成〕 本発明で用いるハイドロタルサイト類は、
BET比表面積が30m2/g以下、好ましくは20m2/
g以下であつて、下記式 Mg1-xAlx(OH)2An- x/o・mH2O 但し、式中 0<x≦0.5(より好ましくは0.2
≦x≦0.4)、 An-はn価のアニオン好ましくは、 OH-、HCO- 3、CO2- 3もしくはPO2- 4を示し、 mは正の数である で表わされるハイドロタルサイト類を約180〜300
℃(好ましくは約200〜250℃)で約0.5〜10時間
(好ましくは約1〜5時間)熱処理して結晶水の
約1/3以上を脱水したハイドロタルサイト類で
ある。該ハイドロタルサイト類は含ハロゲン樹脂
との相溶性、滑性を高めるためにステアリン酸ソ
ーダ、オレイン酸ソーダ等の高級脂酸塩、ワツク
ス、エポキシ化大豆油、チタン系又はシラン系カ
ツプリング剤を該ハイドロタルサイトの重量に基
いて約0.5〜5重量%に相当する量を用い、ハイ
ドロタルサイト類の表面をコーテイングすると一
層好ましい結果を与える。 脱結晶水する程度は完全であれば最も好ましい
が、少くとも、全結晶水量の約1/3以上、好ま
しくは約1/2以上が脱水されておれば良い。 本発明におけるハロゲンを含有する樹脂として
は、例えばポリ塩化ビニル、ポリ臭化ビニル、ポ
リフツ化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩素化ポ
リエチレン、塩素化ポリプロピレン、臭素化ポリ
エチレン、塩化ゴム、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、塩化ビニル−エチレン共重合体、塩化ビ
ニル−プロピレン共重合体、塩化ビニル−スチレ
ン共重合体、塩化ビニル−イソブチレン共重合
体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化
ビニル−スチレン−アクリロニトリル共重合体、
塩化ビニル−ブタジエン共重合体、塩化ビニル−
塩素化プロピレン共重合体、塩化ビニル−塩化ビ
ニリデン−酢酸ビニル三元共重合体、塩化ビニル
−マレイン酸エステル共重合体、塩化ビニル−メ
タクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル−アク
リロニトリル共重合体、内部可塑化ポリ塩化ビニ
ルなどの含ハロゲン樹脂および上記含ハロゲン樹
脂とポリエチレン、ポリプロピレンなどのα−オ
レフイン重合体、エチレン−プロピレン共重合体
などのポリオレフイン及びこれらの共重合体、ポ
リスチレン、アクリル樹脂、スチレンと他の単量
体との共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン
−スチレン共重合体、アクリル酸エステル−ブタ
ジエン−スチレン共重合体、メタクリル酸エステ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体とのブレンド
品などを挙げることができる。 本発明の実施に際しては、含ハロゲン樹脂100
重量部につき、脱結晶水処理したハイドロタルサ
イト類を約0.01〜5重量部、好ましくは、約0.1
〜5重量部、ステアリルアルコールを約0.1〜5
重量部好ましくは約0.5〜5重量部配合すればよ
く、その他必要に応じて亜鉛、鉛、スズ系の熱安
定剤、可塑剤、架橋剤、顔料、充填材、発泡剤、
帯電防止剤、防曇剤、プレートアウト防止剤、表
面処理剤、滑剤、難燃剤、螢光剤、金属不活性
剤、光劣化剤、加工助剤、離型剤、補強剤などを
包含させることができる。 以下実施例により本発明を詳しく説明する。 実施例 1−3 BET比表面積15m2/gのハイドロタルサイト類
Mg0.30Al0.70(OH)2(CO)30.15.0.55H2O(結晶水含
有量12重量パーセント)を200℃で1時間、200℃
で3時間、250℃で2時間それぞれ脱水させて結
晶水を4.6%(脱水率38%)、6.5%(同54%)、12
%(同100%)脱離させた(それぞれ実施例1、
2、3とする)。 以上の脱水処理ハイドロタルサイト類を下記の
配合比で含ハロゲン樹脂に混合後、混練ロールで
厚さ2mmのシートを作成し、170℃で5分間プレ
ス成型し、厚さ1mmのシートを作成した。 このシートにつき、180℃における熱安定性試
験、初期着色及び透明性試験を行つた。その結果
を第1表に示す。 <配 合> ポリ塩化ビニル 100重量部 ジオクチルフタレート 25 〃 ステアリルアルコール 0.5 〃 ハイドロタルサイト類 0.5 〃 なお、熱安定性は黒化するまでの時間を示す。 比較例 1 実施例1で用いた脱水処理前のハイドロタルサ
イトを用い、ステアリルアルコールを加えなかつ
た以外は実施例1と同じ処理を行つた時の評価結
果を第1表に示す。 比較例 2 実施例3で用いたと同じ250℃で2時間脱水処
理したハイドロタルサイト類を用い、ステアリル
アルコールを用いない以外は実施例3と同様に処
理した。その結果を第1表に示す。 比較例 3 比較例1において、ステアリルアルコールを
0.5重量部配合した以外は同様の処理を施した。
その結果を第1表に示す。
に関する。更に詳しくは、含ハロゲン樹脂に、該
樹脂100重量部当り、脱水処理を施したハイドロ
タルサイト類0.01〜5.0重量部と、ステアリルア
ルコール0.1〜5重量部を含有せしめてなる、初
期着色性が改善され、成型時に発泡がない熱安定
性にすぐれた含ハロゲン樹脂組成物を提供するも
のである。 含ハロゲン樹脂は加熱成型加工を行う際に、主
として脱ハロゲン化水素に基因する熱分解を起こ
しやすく、この為加工製品の機械的劣化、色調の
悪化を生じ商品価値に著るしい不利益を招く。か
かる欠点を除去する目的で種々の安定剤が用いら
れているが、無毒性で、しかも効果のすぐれた満
足できる安定剤は少いのが実情であつた。 〔従来技術〕 そこで本発明者等は、さきに特開昭55−80445
号(特願昭53−153733号)において、ハイドロタ
ルサイト類を安定剤として用いることにより、前
記課題を大巾に満足させうることを提案した。ハ
イドロタルサイト類は、マグネシウムとアルミニ
ウムから成る複塩で、人体に無毒であり、しか
も、そのハロゲン含有樹脂に対する熱安定作用は
従来よく使われている、鉛とか、錫系の安定剤の
数倍の効果があり、更に、透明性に優れている。 したがつて、その効果は極めて大きく、特に可
塑剤添加系含ハロゲン樹脂の安定剤として有用で
ある。 しかしながら、該ハイドロタルサイト類は前記
の優れた特性を示すにもかかわらず、成型物に赤
色系の切期着色を生じ易いこと、及び約200℃を
越える成型では該ハイドロタルサイト類の結晶水
が脱離して成型物が発泡するという欠点を有する
ことが明らかになつて来た。この欠点のうち、樹
脂を着色させる問題は公知の技術、例えば、ステ
アリン酸亜鉛とか、ステアリン酸鉛とか、ステア
リン酸カドミウム、スズマレエートとかの亜鉛、
鉛、カドミウムスズ系の安定剤の少くとも1種を
加えることによつて解決できる。 しかし、亜鉛系の安定剤を併用すると、着色は
抑えられるものの、ハイドロタルサイト類の特徴
である、すぐれた熱安定作用が低下する欠点があ
る。鉛系及びカドミウム系の安定剤は、同様に着
色防止効果がすぐれているものの、それ自体毒性
が強いため、その使用は制限される。スズ系の安
定剤は、その点、毒性も比較的少く、着色防止効
果もあるが、極めて高価なのが欠点である。 他方、ハイドロタルサイト類は、下記式 Mg1-xAlx(OH)2An- x/o・mH2O 但し、式中 0<x≦0.5、An-はn価のアニオ
ン、 mは、正の数 で表わされる、含結晶水化合物であつて、その結
晶水は約180℃から脱水が始まり、約200〜250℃
で盛んに脱水する。したがつて、この結晶水を予
め脱水させて用いると、約200℃を越える成型に
おいても発泡は生じないはずである。 〔発明の作用・効果〕 以上の観点にもとずき、ハイドロタルサイト類
の特徴である無毒性ですぐれた熱安定性を損わな
いで、前記初期着色及び約200℃を越える成型時
の発泡という欠点を改良するべく鋭意研究を続け
た結果、該ハイドロタルサイト類の乾燥物を約
180〜300℃、好ましくは約200〜250℃で約0.5〜
10時間熱処理して、結晶水の約1/3以上を除去
処理した物をステアリルアルコールと併用して用
いると、含ハロゲン樹脂の初期着色性が大巾に改
善されるとともに、200℃を越える成型温度で成
型しても、発泡が生じないことを発見するに至つ
た。 この様な脱結晶水処理と、ステアリルアルコー
ルの添加が前記課題の解決に有効なことの理由は
明らかではないが、次の如く推定される。即ちハ
イドロタルサイト類の結晶は層状の構造をしてお
り、MgとAlが水酸化物の形で存在する基本層
と、この層に続いて、アニオンと結晶水から成る
中間層の2層から構成されているので、その結晶
水の1部を脱水すると、含ハロゲン樹脂から発生
したハロゲン化水素がハイドロタルサイト類のア
ニオンとイオン交換できなくなり、したがつてハ
ロゲン化水素がMg及びAlと反応してMgCl2、
AlCl3が少量生成する。このAlCl3が初期着色防
止の作用をしているものと考えられる。このよう
に脱水処理を施していないハイドロタルサイト類
は、基本層のMgとAlとハロゲン化水素との反応
よりも中間層にアニオン例えばCO2- 3とのイオン
交換反応が優先的に起こるので、初期着色防止に
有効なAlCl3の生成が殆んど無い。 他方、ステアリルアルコールは一般に滑剤とし
てよく使われているが意外なことにハイドロタル
サイト類と併用すると、有効な初期着色防止作用
が認められた。 従つて、本発明の目的は脱結晶水処理を施した
ハイドロタルサイト類とステアリルアルコールを
併用することにより、初期着色が改善され、かつ
200℃を越える高温成型時に発泡がなく、しかも
熱安定性にすぐれた含ハロゲン樹脂組成物を提供
することにある。 〔発明の構成〕 本発明で用いるハイドロタルサイト類は、
BET比表面積が30m2/g以下、好ましくは20m2/
g以下であつて、下記式 Mg1-xAlx(OH)2An- x/o・mH2O 但し、式中 0<x≦0.5(より好ましくは0.2
≦x≦0.4)、 An-はn価のアニオン好ましくは、 OH-、HCO- 3、CO2- 3もしくはPO2- 4を示し、 mは正の数である で表わされるハイドロタルサイト類を約180〜300
℃(好ましくは約200〜250℃)で約0.5〜10時間
(好ましくは約1〜5時間)熱処理して結晶水の
約1/3以上を脱水したハイドロタルサイト類で
ある。該ハイドロタルサイト類は含ハロゲン樹脂
との相溶性、滑性を高めるためにステアリン酸ソ
ーダ、オレイン酸ソーダ等の高級脂酸塩、ワツク
ス、エポキシ化大豆油、チタン系又はシラン系カ
ツプリング剤を該ハイドロタルサイトの重量に基
いて約0.5〜5重量%に相当する量を用い、ハイ
ドロタルサイト類の表面をコーテイングすると一
層好ましい結果を与える。 脱結晶水する程度は完全であれば最も好ましい
が、少くとも、全結晶水量の約1/3以上、好ま
しくは約1/2以上が脱水されておれば良い。 本発明におけるハロゲンを含有する樹脂として
は、例えばポリ塩化ビニル、ポリ臭化ビニル、ポ
リフツ化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩素化ポ
リエチレン、塩素化ポリプロピレン、臭素化ポリ
エチレン、塩化ゴム、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、塩化ビニル−エチレン共重合体、塩化ビ
ニル−プロピレン共重合体、塩化ビニル−スチレ
ン共重合体、塩化ビニル−イソブチレン共重合
体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化
ビニル−スチレン−アクリロニトリル共重合体、
塩化ビニル−ブタジエン共重合体、塩化ビニル−
塩素化プロピレン共重合体、塩化ビニル−塩化ビ
ニリデン−酢酸ビニル三元共重合体、塩化ビニル
−マレイン酸エステル共重合体、塩化ビニル−メ
タクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル−アク
リロニトリル共重合体、内部可塑化ポリ塩化ビニ
ルなどの含ハロゲン樹脂および上記含ハロゲン樹
脂とポリエチレン、ポリプロピレンなどのα−オ
レフイン重合体、エチレン−プロピレン共重合体
などのポリオレフイン及びこれらの共重合体、ポ
リスチレン、アクリル樹脂、スチレンと他の単量
体との共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン
−スチレン共重合体、アクリル酸エステル−ブタ
ジエン−スチレン共重合体、メタクリル酸エステ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体とのブレンド
品などを挙げることができる。 本発明の実施に際しては、含ハロゲン樹脂100
重量部につき、脱結晶水処理したハイドロタルサ
イト類を約0.01〜5重量部、好ましくは、約0.1
〜5重量部、ステアリルアルコールを約0.1〜5
重量部好ましくは約0.5〜5重量部配合すればよ
く、その他必要に応じて亜鉛、鉛、スズ系の熱安
定剤、可塑剤、架橋剤、顔料、充填材、発泡剤、
帯電防止剤、防曇剤、プレートアウト防止剤、表
面処理剤、滑剤、難燃剤、螢光剤、金属不活性
剤、光劣化剤、加工助剤、離型剤、補強剤などを
包含させることができる。 以下実施例により本発明を詳しく説明する。 実施例 1−3 BET比表面積15m2/gのハイドロタルサイト類
Mg0.30Al0.70(OH)2(CO)30.15.0.55H2O(結晶水含
有量12重量パーセント)を200℃で1時間、200℃
で3時間、250℃で2時間それぞれ脱水させて結
晶水を4.6%(脱水率38%)、6.5%(同54%)、12
%(同100%)脱離させた(それぞれ実施例1、
2、3とする)。 以上の脱水処理ハイドロタルサイト類を下記の
配合比で含ハロゲン樹脂に混合後、混練ロールで
厚さ2mmのシートを作成し、170℃で5分間プレ
ス成型し、厚さ1mmのシートを作成した。 このシートにつき、180℃における熱安定性試
験、初期着色及び透明性試験を行つた。その結果
を第1表に示す。 <配 合> ポリ塩化ビニル 100重量部 ジオクチルフタレート 25 〃 ステアリルアルコール 0.5 〃 ハイドロタルサイト類 0.5 〃 なお、熱安定性は黒化するまでの時間を示す。 比較例 1 実施例1で用いた脱水処理前のハイドロタルサ
イトを用い、ステアリルアルコールを加えなかつ
た以外は実施例1と同じ処理を行つた時の評価結
果を第1表に示す。 比較例 2 実施例3で用いたと同じ250℃で2時間脱水処
理したハイドロタルサイト類を用い、ステアリル
アルコールを用いない以外は実施例3と同様に処
理した。その結果を第1表に示す。 比較例 3 比較例1において、ステアリルアルコールを
0.5重量部配合した以外は同様の処理を施した。
その結果を第1表に示す。
【表】
【表】
実施例 4
BET比表面積20m2/gの下記組成ハイドロタル
サイト類Mg0.74Al0.26(OH)2(OH)0.26.0.7H2O
(結晶水含有量13%)をそれぞれ190℃で4時間、
250℃で2時間、280℃で1時間処理した。それぞ
れのハイドロタルサイト類を下記配合比で混合し
た後、ロールで5分間混練し約2mmのシートを作
り、引続きこのシートを210℃で3分間プレス成
形し、厚さ1mmのシートを作成した。このシート
について、発泡の有無を観察するとともに、この
シートを190℃のオーブンに入れ、前述の初期着
色性、熱安定性を評価した。その結果を第2表に
示す。 <配 合> ポリ塩化ビニル 100重量部 ステアリルアルコール 1.0 〃 ハイドロタルサイト類 1.0 〃 比較例 4 実施例4のハイドロタルサイトを脱水処理をし
ないで用いた場合の結果を第2表に示す。 比較例 5 前記配合において、ハイドロタルサイト類を用
いる代りに、スズマレエート1.0部を用いた場合
の結果を第2表に示す。 実施例 7−8 実施例6の配合において、ハイドロタルサイト
類の配合量を1/2の0.5部に減らし、その代りにス
テアリン酸鉛を0.5部、又はスズマレエート0.5部
加えて実施例6と同様に処理した結果を第2表に
示す。
サイト類Mg0.74Al0.26(OH)2(OH)0.26.0.7H2O
(結晶水含有量13%)をそれぞれ190℃で4時間、
250℃で2時間、280℃で1時間処理した。それぞ
れのハイドロタルサイト類を下記配合比で混合し
た後、ロールで5分間混練し約2mmのシートを作
り、引続きこのシートを210℃で3分間プレス成
形し、厚さ1mmのシートを作成した。このシート
について、発泡の有無を観察するとともに、この
シートを190℃のオーブンに入れ、前述の初期着
色性、熱安定性を評価した。その結果を第2表に
示す。 <配 合> ポリ塩化ビニル 100重量部 ステアリルアルコール 1.0 〃 ハイドロタルサイト類 1.0 〃 比較例 4 実施例4のハイドロタルサイトを脱水処理をし
ないで用いた場合の結果を第2表に示す。 比較例 5 前記配合において、ハイドロタルサイト類を用
いる代りに、スズマレエート1.0部を用いた場合
の結果を第2表に示す。 実施例 7−8 実施例6の配合において、ハイドロタルサイト
類の配合量を1/2の0.5部に減らし、その代りにス
テアリン酸鉛を0.5部、又はスズマレエート0.5部
加えて実施例6と同様に処理した結果を第2表に
示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 含ハロゲン樹脂に、該樹脂100重量部当り、 (i) BET比表面積30m2/g以下で、かつ脱結晶水
処理した、下記式 Mg1-xAlx(OH)2An- x/o・mH2O 但し、式中 0<x≦0.5 An-はn価のアニオン mは0もしくは正の数 で表わされるハイドロタルサイト類
0.01〜5重量部 (ii) ステアリルアルコール 0.1〜5重量部 を含有せしめた含ハロゲン樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2655683A JPS59152941A (ja) | 1983-02-19 | 1983-02-19 | 含ハロゲン樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2655683A JPS59152941A (ja) | 1983-02-19 | 1983-02-19 | 含ハロゲン樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59152941A JPS59152941A (ja) | 1984-08-31 |
| JPH0328461B2 true JPH0328461B2 (ja) | 1991-04-19 |
Family
ID=12196800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2655683A Granted JPS59152941A (ja) | 1983-02-19 | 1983-02-19 | 含ハロゲン樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59152941A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100949835B1 (ko) * | 2008-02-20 | 2010-03-29 | 주식회사 두본 | 우수한 내열성을 갖는 하이드로탈사이트 및 그의 제조방법 |
-
1983
- 1983-02-19 JP JP2655683A patent/JPS59152941A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59152941A (ja) | 1984-08-31 |
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