JPH03297329A - 菌塊食品の栽培びんおよびこれを用いた菌塊食品の栽培方法 - Google Patents
菌塊食品の栽培びんおよびこれを用いた菌塊食品の栽培方法Info
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- JPH03297329A JPH03297329A JP2097414A JP9741490A JPH03297329A JP H03297329 A JPH03297329 A JP H03297329A JP 2097414 A JP2097414 A JP 2097414A JP 9741490 A JP9741490 A JP 9741490A JP H03297329 A JPH03297329 A JP H03297329A
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Landscapes
- Mushroom Cultivation (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は菌塊食品の栽培びんおよびこれを用いた菌塊食
品の栽培方法に関する。
品の栽培方法に関する。
(従来の技術)
発明者は先に、キノコがナイフ、フォークを使用する洋
食にもなじむように、菌糸組織からなる原基を癒合結着
させてブロック状に肥大化させた菌塊食品およびその栽
培方法を開発し、特許出願している(特開昭62−14
3614号公報、特開昭63−181932号公報)。
食にもなじむように、菌糸組織からなる原基を癒合結着
させてブロック状に肥大化させた菌塊食品およびその栽
培方法を開発し、特許出願している(特開昭62−14
3614号公報、特開昭63−181932号公報)。
このような大きな菌塊食品を得るには、子実体が発芽す
る前に突状に菌糸組織である原基が発生した段階で、第
7図に示すような成形筒体2、すなわち比較的柔軟でか
つ弾性を有するプラスチック板で形成されていて一端側
が重なっており、その弾性力に抗して押し開くことによ
って重ね合わせ部分が開くようになっている成形筒体2
を栽培びん4のびん口に嵌着すると共に、生育条件を酸
素欠乏、炭酸ガス過多の雰囲気に移行せしめることによ
って、子実体の発生を抑制しつつ、原基を成形筒体2内
に伸長せしめ、これにより原基が次第に太くなって互い
に接触し、やがては癒合結着して大きな菌糸塊となるも
のであった。
る前に突状に菌糸組織である原基が発生した段階で、第
7図に示すような成形筒体2、すなわち比較的柔軟でか
つ弾性を有するプラスチック板で形成されていて一端側
が重なっており、その弾性力に抗して押し開くことによ
って重ね合わせ部分が開くようになっている成形筒体2
を栽培びん4のびん口に嵌着すると共に、生育条件を酸
素欠乏、炭酸ガス過多の雰囲気に移行せしめることによ
って、子実体の発生を抑制しつつ、原基を成形筒体2内
に伸長せしめ、これにより原基が次第に太くなって互い
に接触し、やがては癒合結着して大きな菌糸塊となるも
のであった。
収穫時には成形筒体2を押し開いて取り外し、びん口の
口縁にナイフを沿わせて菌糸塊を切り取るようにして収
穫した。
口縁にナイフを沿わせて菌糸塊を切り取るようにして収
穫した。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら上記の菌塊食品の栽培法には次のような問
題点があることが判明した。
題点があることが判明した。
すなわち、成形筒体2を取り付けた理由の1つは、成形
筒体2内に菌糸塊を生長させて、収穫時には成形筒体2
をびん口から取り外して菌糸塊をびん口上力に露出させ
てナイフ等によって収穫可能にすることである。そのた
めに原基が発芽する菌床面の高さはびん口の口縁とほぼ
一致する位置にする必要がある。菌床面を下げると収穫
時に菌糸塊の中途をナイフで切断することとなり無駄に
なるからである。しかしながら菌床面の高さをびん口の
口縁と一致する程に高くすると、培養時、菌床面上に繁
殖して盛り上がった菌糸が、びん口に被嵌したキャップ
下面に付着し、キャップの通気部に目詰まりを生じさせ
、良好な培養が行えないという問題点が生じる。
筒体2内に菌糸塊を生長させて、収穫時には成形筒体2
をびん口から取り外して菌糸塊をびん口上力に露出させ
てナイフ等によって収穫可能にすることである。そのた
めに原基が発芽する菌床面の高さはびん口の口縁とほぼ
一致する位置にする必要がある。菌床面を下げると収穫
時に菌糸塊の中途をナイフで切断することとなり無駄に
なるからである。しかしながら菌床面の高さをびん口の
口縁と一致する程に高くすると、培養時、菌床面上に繁
殖して盛り上がった菌糸が、びん口に被嵌したキャップ
下面に付着し、キャップの通気部に目詰まりを生じさせ
、良好な培養が行えないという問題点が生じる。
上記の問題点は培養時からびん口に成形筒体を取り付け
、成形筒体2の開口縁にキャップをして、キャップ下面
と菌床面との間に空間を確保することで解決はしうる。
、成形筒体2の開口縁にキャップをして、キャップ下面
と菌床面との間に空間を確保することで解決はしうる。
しかしながら、成形筒体2を取り付けるもう1つの理由
は、成形筒体2の上部を大径のものにして、この大径部
内に菌糸塊を生育させて大きな菌糸塊を得ることにある
。このような大径に形成した成形筒体2の開口部にキャ
ップを取り付けることは大きなキャップを用いなければ
ならないという不具合がある他、前述したように成形筒
体2は完全な筒状でなく重ね合わせ部が存在することか
ら、キャップの嵌合上も問題点がある。さらに、培養時
にも大きな成形筒体2とキャップとを栽培びんに取り付
けねばならないから、多数の栽培びんを取扱う人工栽培
において作業性にも問題が生じた。
は、成形筒体2の上部を大径のものにして、この大径部
内に菌糸塊を生育させて大きな菌糸塊を得ることにある
。このような大径に形成した成形筒体2の開口部にキャ
ップを取り付けることは大きなキャップを用いなければ
ならないという不具合がある他、前述したように成形筒
体2は完全な筒状でなく重ね合わせ部が存在することか
ら、キャップの嵌合上も問題点がある。さらに、培養時
にも大きな成形筒体2とキャップとを栽培びんに取り付
けねばならないから、多数の栽培びんを取扱う人工栽培
において作業性にも問題が生じた。
またさらには、小口径のびん口から大径の成形筒体2内
に原基を伸長させてブロック状にするには体育上無理が
あり、成形筒体2内いっばいに原基が広がらず、目的と
する菌糸塊とならなかったり、なっても菌糸密度の低い
ものしか得られない。
に原基を伸長させてブロック状にするには体育上無理が
あり、成形筒体2内いっばいに原基が広がらず、目的と
する菌糸塊とならなかったり、なっても菌糸密度の低い
ものしか得られない。
また菌糸束も平行に伸びず、第8図に示すように上部に
広がって不規則に伸びて絡まりあったものとなってしま
い、歯ざわりの悪い菌塊食品となってしまうなどの問題
点があった。
広がって不規則に伸びて絡まりあったものとなってしま
い、歯ざわりの悪い菌塊食品となってしまうなどの問題
点があった。
そこで本発明は上記問題点を解消すべくなされたもので
あり、その目的とするところは、培養時に菌糸がキャッ
プに付着することがなく、また収穫も容易に行え、さら
には菌糸束がほぼ平行に揃った、しかも大型の菌塊食品
を得ることのできる栽培ぴんと栽培方法を提供するにあ
る。
あり、その目的とするところは、培養時に菌糸がキャッ
プに付着することがなく、また収穫も容易に行え、さら
には菌糸束がほぼ平行に揃った、しかも大型の菌塊食品
を得ることのできる栽培ぴんと栽培方法を提供するにあ
る。
(課題を解決するための手段)
上記目的による本発明では、有底筒体状をなすびん本体
と、このびん本体口縁部に脱着自在に嵌合する筒状体と
で全体形状が広口びん形状をなす栽培びんであって、上
記筒状体は、びん本体口縁部への嵌合部よりも上の筒状
体内空間が菌糸塊の生育空間に形成されていることを特
徴とする特筒状体を、筒状体が、びん本体口縁部への嵌
合部から びん本体とほぼ同径の筒状に延びる筒部と該
筒部から内方に延びる肩部と肩部内端から上方に筒状に
伸びる首部とから構成すると好適である。
と、このびん本体口縁部に脱着自在に嵌合する筒状体と
で全体形状が広口びん形状をなす栽培びんであって、上
記筒状体は、びん本体口縁部への嵌合部よりも上の筒状
体内空間が菌糸塊の生育空間に形成されていることを特
徴とする特筒状体を、筒状体が、びん本体口縁部への嵌
合部から びん本体とほぼ同径の筒状に延びる筒部と該
筒部から内方に延びる肩部と肩部内端から上方に筒状に
伸びる首部とから構成すると好適である。
さらに肩部は、上方に向けて階段状に順次縮径する肩部
に形成すると好適である。
に形成すると好適である。
さらに本発明では、上記の国境食品の栽培びんを用い、
筒状体内に菌糸塊が生育するだけの空間を確保して、栽
培びん内に少なくとも培地をびん本体口縁部とほぼ一致
する高さ以上の高さまで充填し、筒状体の首部口縁にキ
ャップを被せて常法により殺菌処理を行い、次いで培地
上に種菌を植菌して培養を行い、培養終了後生育室で菌
糸の増殖を図り、菌糸組織である突状の多数の原基を発
生させ、原基発生後、酸素欠乏、炭酸ガス過多の条件下
において子実体の発生を抑制して原基を肥大化させると
共に伸長させ、原基を癒合結着させて筒状体内に生長さ
せ、しかるのち筒状体をびん本体から取り外して、露出
した菌糸塊を収穫することを特徴とする (実施例) 以下には本発明の好適な一実施例を添付図面を参照して
詳細に説明する。
筒状体内に菌糸塊が生育するだけの空間を確保して、栽
培びん内に少なくとも培地をびん本体口縁部とほぼ一致
する高さ以上の高さまで充填し、筒状体の首部口縁にキ
ャップを被せて常法により殺菌処理を行い、次いで培地
上に種菌を植菌して培養を行い、培養終了後生育室で菌
糸の増殖を図り、菌糸組織である突状の多数の原基を発
生させ、原基発生後、酸素欠乏、炭酸ガス過多の条件下
において子実体の発生を抑制して原基を肥大化させると
共に伸長させ、原基を癒合結着させて筒状体内に生長さ
せ、しかるのち筒状体をびん本体から取り外して、露出
した菌糸塊を収穫することを特徴とする (実施例) 以下には本発明の好適な一実施例を添付図面を参照して
詳細に説明する。
第1図は栽培びん10の断面図を示す。
栽培びん10は全体形状が広口びん形状をなし、胴部の
中途部で上下に分離可能になっている。
中途部で上下に分離可能になっている。
12はその下部側のびん本体であり、有底筒状をなす。
びん本体12の口縁外周部には補強用の高さの低いフラ
ンジ部13が突設されている。14はその上部側の筒状
体であり、上下方向に開口され、最下部はびん本体12
の口縁部に密に嵌合可能に断面が二叉状をなす嵌合部1
5に形成され、この嵌合部15から上方に向けてびん本
体12とほぼ同径をなす筒状の筒部16が延出され、筒
部16上端からテーパ肩部17が内方かつ上方に向けて
延出され、このテーパ肩部エフの内端から上方に向けて
筒状の首部1Bが立設されて成る。
ンジ部13が突設されている。14はその上部側の筒状
体であり、上下方向に開口され、最下部はびん本体12
の口縁部に密に嵌合可能に断面が二叉状をなす嵌合部1
5に形成され、この嵌合部15から上方に向けてびん本
体12とほぼ同径をなす筒状の筒部16が延出され、筒
部16上端からテーパ肩部17が内方かつ上方に向けて
延出され、このテーパ肩部エフの内端から上方に向けて
筒状の首部1Bが立設されて成る。
なお筒状体14側の嵌合部を単に筒状にして、びん本体
12側の嵌合部を逆に断面が2又状となるようにしても
よい、また筒状体14とびん本体12の嵌合部は互いの
内壁と外壁に設けた突周部と凹溝により嵌合させてもよ
い。
12側の嵌合部を逆に断面が2又状となるようにしても
よい、また筒状体14とびん本体12の嵌合部は互いの
内壁と外壁に設けた突周部と凹溝により嵌合させてもよ
い。
筒部16は後記するようにその内部で菌糸塊が生育する
部位であり、その高さは、得るべき菌糸塊の高さよりも
大きくする必要があり、例えば40111I+程度とす
る。
部位であり、その高さは、得るべき菌糸塊の高さよりも
大きくする必要があり、例えば40111I+程度とす
る。
びん本体12は培地を充填する部位であり、口径約10
CII、容量を1000cc程度とするとよい。
CII、容量を1000cc程度とするとよい。
続いて上記栽培びん10を用いて国境食品を栽培する方
法を説明する。
法を説明する。
培地としては、容量比でオガ屑10:米ヌカ1〜2およ
び適量の水(水分含量が約63重量%)を攪拌してよく
混合して調整する。なおこれらに、バカス、醤油粕、ビ
タミン、ミネラル等の栄養成分を添加してもよい。また
オガ屑、米ヌカの代わりに、玄米、麦、トウモロコシ、
粟、ヒエ等の穀類を用いることもできる。
び適量の水(水分含量が約63重量%)を攪拌してよく
混合して調整する。なおこれらに、バカス、醤油粕、ビ
タミン、ミネラル等の栄養成分を添加してもよい。また
オガ屑、米ヌカの代わりに、玄米、麦、トウモロコシ、
粟、ヒエ等の穀類を用いることもできる。
上記のように調整した培地をびん本体12に充填する。
その際筒状体14は取り外しておくのがよく、これによ
り広い開口部から培地をびん本体12内に容易に充填で
きる。培地の上面を押圧板(図示せず)等によって軽く
突き固め、培地上部が下部側よりも固詰めとなるよう調
整する。培地上面の高さは、びん本体120縁部と同じ
かあるいはこれよりも高くなるように設定する。また培
地中央には植菌用および空気流通用の孔20を穿設する
。
り広い開口部から培地をびん本体12内に容易に充填で
きる。培地の上面を押圧板(図示せず)等によって軽く
突き固め、培地上部が下部側よりも固詰めとなるよう調
整する。培地上面の高さは、びん本体120縁部と同じ
かあるいはこれよりも高くなるように設定する。また培
地中央には植菌用および空気流通用の孔20を穿設する
。
次に筒状体14をびん本体120縁に嵌着し、また首部
18に通気部を有するキャップ(公知のものを使用でき
るので図示しない)を被せ、適宜な殺菌釜(図示せず)
に収容して蒸気殺菌を行う。
18に通気部を有するキャップ(公知のものを使用でき
るので図示しない)を被せ、適宜な殺菌釜(図示せず)
に収容して蒸気殺菌を行う。
殺菌終了後栽培びん10を殺菌釜より取り出し、冷却し
た後、キャップを取り、首部18から種菌22を培地上
に植菌し、再びキャップを被せて、培養室(図示せず)
内に収容して菌糸の培養を行つ。
た後、キャップを取り、首部18から種菌22を培地上
に植菌し、再びキャップを被せて、培養室(図示せず)
内に収容して菌糸の培養を行つ。
種菌22はあらかじめ別途培地に培養した優良のものを
用い、菌糸が繁殖した培地を粒状に砕いたものを用いる
。通常のキノコの人工栽培では種菌の接種量は約Log
程度と少ないが、本実施例では約30g程度の多量の種
菌22を培地上に接種する。
用い、菌糸が繁殖した培地を粒状に砕いたものを用いる
。通常のキノコの人工栽培では種菌の接種量は約Log
程度と少ないが、本実施例では約30g程度の多量の種
菌22を培地上に接種する。
種菌22は広い培地の上面に均等に行きわたるように均
らし、押圧板23により軽く押圧して密度を高め、かつ
平坦にする。
らし、押圧板23により軽く押圧して密度を高め、かつ
平坦にする。
培養室内の温湿度は、菌の種類によっても異なるが、例
えばヒラタケの場合には温度20℃前後、湿度75%〜
80%程度に調節する。
えばヒラタケの場合には温度20℃前後、湿度75%〜
80%程度に調節する。
ヒラタケの場合、培養期間は約25日程度である。
上記期間経過頃には菌糸が培地内に真白に旺盛に繁殖し
て培養が終了する。
て培養が終了する。
次に、キャップをとって、栽培びん10を生育室(図示
せず)に移す。生育室は暗室に保たれ、換気装置および
温湿度調整装置を備えているのが望ましい。なお菌掻き
は行っても行わなくともよい。
せず)に移す。生育室は暗室に保たれ、換気装置および
温湿度調整装置を備えているのが望ましい。なお菌掻き
は行っても行わなくともよい。
生育室での初期の段階では生育室の換気を充分に行う。
すなわち新鮮空気を豊富にして菌糸の一層の増殖を図る
。すると培地表面の菌糸が盛り上がり、菌糸組織からな
る原基24が発生する(第3図)。
。すると培地表面の菌糸が盛り上がり、菌糸組織からな
る原基24が発生する(第3図)。
この段階で酸素欠乏状態、炭酸ガス過多の状態に生育室
内環境を変更して菌糸の生育を抑制する。
内環境を変更して菌糸の生育を抑制する。
このため具体的には、第4図に示すように生育室内にお
いて栽培びんlOを倒立させるようにするとよい。栽培
びん10は網かご状のコンテナ26に例えば16本づつ
収納されて生育室に収容されているのであるが、このコ
ンテナ26内で栽培びん10を倒立させる。コンテナ2
6の内底面上には小孔28が多数設けられたプラスチ・
ンクフイルム30が敷かれており、栽培びん10はこの
プラスチックフィルム30上に倒立される。この場合に
栽培びん10が倒れてしまわないように、例えば穴あき
板(図示せず)により、コンテナ26内に複数本倒立さ
れた栽培びん10の胴部中途部を支持するようにすると
よい。なおプラスチ・ンクフィルム30の代りに通気性
のある不織布を用いでもよい。
いて栽培びんlOを倒立させるようにするとよい。栽培
びん10は網かご状のコンテナ26に例えば16本づつ
収納されて生育室に収容されているのであるが、このコ
ンテナ26内で栽培びん10を倒立させる。コンテナ2
6の内底面上には小孔28が多数設けられたプラスチ・
ンクフイルム30が敷かれており、栽培びん10はこの
プラスチックフィルム30上に倒立される。この場合に
栽培びん10が倒れてしまわないように、例えば穴あき
板(図示せず)により、コンテナ26内に複数本倒立さ
れた栽培びん10の胴部中途部を支持するようにすると
よい。なおプラスチ・ンクフィルム30の代りに通気性
のある不織布を用いでもよい。
上記のように栽培びん10を倒立支持することにより、
栽培びん10のびん口はプラスチックフィルム30によ
り閉塞され、僅かにプラスチックフィルム30の前記小
孔28およびコンテナ26の孔により生育室内空気が通
ずることになり、筒状体14への空気流通が少なくなる
。特に筒状体14は首部18で絞られているから筒状体
14内への空気流通は少なくなる。この筒状体14内に
は菌糸の呼吸作用による炭酸ガスが排出されるから酸素
欠乏で炭酸ガス過多の状態となり、菌糸から発する炭酸
ガス、小孔28から流通される室内空気とが次第に平衡
し、上記の酸素欠乏、炭酸ガス過多の状態が維持される
のである。
栽培びん10のびん口はプラスチックフィルム30によ
り閉塞され、僅かにプラスチックフィルム30の前記小
孔28およびコンテナ26の孔により生育室内空気が通
ずることになり、筒状体14への空気流通が少なくなる
。特に筒状体14は首部18で絞られているから筒状体
14内への空気流通は少なくなる。この筒状体14内に
は菌糸の呼吸作用による炭酸ガスが排出されるから酸素
欠乏で炭酸ガス過多の状態となり、菌糸から発する炭酸
ガス、小孔28から流通される室内空気とが次第に平衡
し、上記の酸素欠乏、炭酸ガス過多の状態が維持される
のである。
また、原基は比較的に酸素が豊富な筒状体14の入口側
方向に向かって伸びようとする。この場合に生育室内が
暗室に保たれていること、また筒状体14内が酸素欠乏
、炭酸ガス過多の状態に維持されていることから、正常
な子実体形成活動ができず、原基が広い菌床面からほぼ
真直ぐに伸長し、また、隣接する原基が次第に太くなっ
て接近し、やがては癒合して結着し、筒状体14の筒部
16内いっばいに広がって伸長する。
方向に向かって伸びようとする。この場合に生育室内が
暗室に保たれていること、また筒状体14内が酸素欠乏
、炭酸ガス過多の状態に維持されていることから、正常
な子実体形成活動ができず、原基が広い菌床面からほぼ
真直ぐに伸長し、また、隣接する原基が次第に太くなっ
て接近し、やがては癒合して結着し、筒状体14の筒部
16内いっばいに広がって伸長する。
こうして画境状となって生育して菌塊食品を得ることが
できる。この菌塊食品の外形は筒部16の内形によって
決定される。
できる。この菌塊食品の外形は筒部16の内形によって
決定される。
この生育期間はキノコの菌種によっても相違するが、ヒ
ラタケの場合にあっては、原基が発生した後約15日間
程であった。またこのときの生育室の温度条件は100
日目までは15°C前後に調整し、以後収穫までは10
°C前後にまで低下させる。また湿度条件は、7日目位
までは95%前後の高湿度に保ち、8日〜10日までは
90%前後に下げ、さらにこれ以後収穫までは70%前
後にまで低下させる。
ラタケの場合にあっては、原基が発生した後約15日間
程であった。またこのときの生育室の温度条件は100
日目までは15°C前後に調整し、以後収穫までは10
°C前後にまで低下させる。また湿度条件は、7日目位
までは95%前後の高湿度に保ち、8日〜10日までは
90%前後に下げ、さらにこれ以後収穫までは70%前
後にまで低下させる。
上記のように生育室内の温湿度条件を、生育の初期の段
階では高温、高温に保ち、以後順次低下させていくのは
、生育の初期中期段階では原基の伸長を促して生育期間
の短縮を図り、後期にはむしろ原基の伸長を抑制して、
菌塊食品10の密度、硬度を増大させて腐敗を防止し、
日持ちを良くするためである。
階では高温、高温に保ち、以後順次低下させていくのは
、生育の初期中期段階では原基の伸長を促して生育期間
の短縮を図り、後期にはむしろ原基の伸長を抑制して、
菌塊食品10の密度、硬度を増大させて腐敗を防止し、
日持ちを良くするためである。
上記のようにして原基が筒部16内いっばいに広がって
画境化した段階で筒状体14をびん本体12から取り外
し、びん本体120縁に沿ってナイフにより切り離すこ
とによって菌塊食品32(第5図)を得ることができる
。
画境化した段階で筒状体14をびん本体12から取り外
し、びん本体120縁に沿ってナイフにより切り離すこ
とによって菌塊食品32(第5図)を得ることができる
。
なお、小径の小さい菌糸塊に生育させるには、例えば培
地を首部18下部の位置まで充填し、首部18内に菌糸
塊を生育させればよく、首部18の形状にならった小型
の菌糸塊を得ることができる。
地を首部18下部の位置まで充填し、首部18内に菌糸
塊を生育させればよく、首部18の形状にならった小型
の菌糸塊を得ることができる。
収穫の際にはやはり筒状体14を取り外せばよい。
第6図は栽培びん10のさらに他の実施例を示す。
本実施例では肩部17を上方に向けて順次階段状に縮径
させている。
させている。
本実施例では、培地を破線で示す任意の高さ位置まで充
填することによって種々の径の菌糸塊を生育させること
ができる。A、B、Cが種々の径の菌糸塊の生育空間と
なる。
填することによって種々の径の菌糸塊を生育させること
ができる。A、B、Cが種々の径の菌糸塊の生育空間と
なる。
以下にはヒラタケ菌による菌塊食品の具体的な栽培例を
示す。
示す。
(栽培例)
オガ屑、米ぬかを主体とする培地を水分含量が約63%
前後となるように調整した。
前後となるように調整した。
この培地約1000gを、栽培びんに上面がびん本体口
縁とほぼ高さが一致するよう充填し、培地内に植菌用お
よび空気流通用の孔を穿設した。
縁とほぼ高さが一致するよう充填し、培地内に植菌用お
よび空気流通用の孔を穿設した。
次に栽培びんにキャップをし、殺菌釜に入れて蒸気殺菌
を行った。
を行った。
冷却後、キャップを取り、栽培びんの培地上にヒラタケ
菌の種菌を約30g入れて、上方から軽くプレスして植
菌を行った。種菌はヒラタケ菌をあらじめ別途培養した
ものを培地と共に砕いて粒状にしたものであり、粒径は
2.5W前後のものが一番多く含まれ、4.5mm以上
のものは取り除いたものを用いた。
菌の種菌を約30g入れて、上方から軽くプレスして植
菌を行った。種菌はヒラタケ菌をあらじめ別途培養した
ものを培地と共に砕いて粒状にしたものであり、粒径は
2.5W前後のものが一番多く含まれ、4.5mm以上
のものは取り除いたものを用いた。
植菌後、栽培びんを培養室に移し温度19゛C〜21°
C1湿度75%〜80%の条件で培養を行ったところ、
約25日で培地内全体に菌糸が白く繁殖し、培養を終了
した。
C1湿度75%〜80%の条件で培養を行ったところ、
約25日で培地内全体に菌糸が白く繁殖し、培養を終了
した。
次いで、菌掻刃を用いて種菌の一部を取り除く菌播きを
行い、びん本体の口縁とほぼ高さが一致する所に菌床面
を形成した。この栽培びんを生育室に移し、生育室内温
度を15゛c前後、湿度1゜0%近くに保ち、また室内
に換気を充分に行って酸素量の豊富な条件に保ったとこ
ろ、菌糸がさらに増殖して菌床面を覆い、5日〜6日程
で原基が発生した。
行い、びん本体の口縁とほぼ高さが一致する所に菌床面
を形成した。この栽培びんを生育室に移し、生育室内温
度を15゛c前後、湿度1゜0%近くに保ち、また室内
に換気を充分に行って酸素量の豊富な条件に保ったとこ
ろ、菌糸がさらに増殖して菌床面を覆い、5日〜6日程
で原基が発生した。
次いで小孔が多数設けられたプラスチックフィルムが内
底面上に敷かれた網がご状のコンテナ内に栽培びんを倒
立させて収納した。生育室内の湿度を95%前後に低下
させた。
底面上に敷かれた網がご状のコンテナ内に栽培びんを倒
立させて収納した。生育室内の湿度を95%前後に低下
させた。
栽培びん内はコンテナの孔とプラスチックフィルムの小
孔を通じてのみ生育室内と連通ずるので、酸素欠乏、炭
酸ガス過多の状態となり、子実体の発生が抑制され、原
基が菌糸状態のまままっすぐ伸長肥大して癒合結着し、
筒状体の筒部内にいっばいに広がって画境となった。
孔を通じてのみ生育室内と連通ずるので、酸素欠乏、炭
酸ガス過多の状態となり、子実体の発生が抑制され、原
基が菌糸状態のまままっすぐ伸長肥大して癒合結着し、
筒状体の筒部内にいっばいに広がって画境となった。
収穫時には筒状体をびん本体から取り外し、びん本体口
縁に沿ってナイフで切断することによって大型の菌塊食
品を得た。収穫量は1びん当たり平均100gであった
。
縁に沿ってナイフで切断することによって大型の菌塊食
品を得た。収穫量は1びん当たり平均100gであった
。
なお生育室の温湿度は徐々に下げ、収穫期には温度を1
0°C前後、湿度を70%前後に調整した。
0°C前後、湿度を70%前後に調整した。
またヒラタケ菌の他にシロタモギタケ菌、ヤマブシタケ
菌を用いた場合にもほぼ同様な菌塊食品を得ることがで
きた。
菌を用いた場合にもほぼ同様な菌塊食品を得ることがで
きた。
(発明の効果)
以上のように本発明によれば、全体形状が広口びん形状
で、びん本体と筒状体とに分離可能な栽培びんを用い、
培地を筒状体内に菌糸塊が生育するだけの空間を確保し
て、びん本体口縁部とほぼ一致する高さ以上の高さまで
充填するようにしたから、培養時に菌糸がキャップ下面
に付着することもなく、また菌床面に発生した原基がそ
のまま筒状体の成形空間内にまっすぐに伸長して肥大化
すると共に癒合結着してブロック状に生育するから、緻
密で、菌糸束がほぼ平行に癒合した歯ざわつよい高品質
の菌塊食品を得ることができる。
で、びん本体と筒状体とに分離可能な栽培びんを用い、
培地を筒状体内に菌糸塊が生育するだけの空間を確保し
て、びん本体口縁部とほぼ一致する高さ以上の高さまで
充填するようにしたから、培養時に菌糸がキャップ下面
に付着することもなく、また菌床面に発生した原基がそ
のまま筒状体の成形空間内にまっすぐに伸長して肥大化
すると共に癒合結着してブロック状に生育するから、緻
密で、菌糸束がほぼ平行に癒合した歯ざわつよい高品質
の菌塊食品を得ることができる。
特に筒状体の筒部をびん本体とほぼ同形の大径なものに
形成して筒部内に生育空間を確保するようにすれば、大
型でありながら、菌糸束がほぼ平行に癒合結着した緻密
な菌塊食品が得られる。
形成して筒部内に生育空間を確保するようにすれば、大
型でありながら、菌糸束がほぼ平行に癒合結着した緻密
な菌塊食品が得られる。
また筒状体の肩部を上方に順次縮径する階段状に形成す
ることで、1つの栽培びんを用いて種々の径の菌塊食品
の栽培を行なえる。
ることで、1つの栽培びんを用いて種々の径の菌塊食品
の栽培を行なえる。
さらには、筒状体は首部で絞られているから筒状体内を
容易に酸素欠乏、炭酸ガス過多の状態に移行できると共
に、収穫時には筒状体を取り外せばよいので容易に収穫
できるなどの著効を奏する。
容易に酸素欠乏、炭酸ガス過多の状態に移行できると共
に、収穫時には筒状体を取り外せばよいので容易に収穫
できるなどの著効を奏する。
第1図は栽培びんの一例を示す断面図、第2図は種菌を
植菌した状態を示す断面図、第3図は原基発生状態を示
す説明図、第4図は菌糸塊生育状態を示す断面図、第5
図は得られた菌塊食品の断面図を示す。 第6図は栽培びんの他の実施例を示す断面図である。第
7図は従来の菌塊食品の栽培びんの断面図と成形筒体の
斜視図、第8図は得られた菌塊食品の断面図を示す。 10・・・栽培びん、 12・・・びん本体、14・
・・筒状体、 15・・・嵌合部、16・・・筒部、
17・・・肩部、 18・・・首部。
植菌した状態を示す断面図、第3図は原基発生状態を示
す説明図、第4図は菌糸塊生育状態を示す断面図、第5
図は得られた菌塊食品の断面図を示す。 第6図は栽培びんの他の実施例を示す断面図である。第
7図は従来の菌塊食品の栽培びんの断面図と成形筒体の
斜視図、第8図は得られた菌塊食品の断面図を示す。 10・・・栽培びん、 12・・・びん本体、14・
・・筒状体、 15・・・嵌合部、16・・・筒部、
17・・・肩部、 18・・・首部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、有底筒体状をなすびん本体と、このびん本体口縁部
に脱着自在に嵌合する筒状体とで全体形状が広口びん形
状をなす栽培びんであって、 上記筒状体は、びん本体口縁部への嵌合部 よりも上の筒状体内空間が菌糸塊の生育空間に形成され
ていることを特徴とする菌塊食品の栽培びん。 2、筒状体が、びん本体口縁部への嵌合部からびん本体
とほぼ同径の筒状に延びる筒部と、該筒部から内方に延
びる肩部と、肩部内端から上方に筒状に伸びる首部とか
ら成ることを特徴とする請求項1記載の菌塊食品の栽培
びん。 3、上方に向けて階段状に順次縮径する肩部に形成され
ていることを特徴とする請求項2記載の菌塊食品の栽培
びん。 4、請求項1、2または3記載の菌塊食品の栽培びんを
用い、筒状体内に菌糸塊が生育するだけの空間を確保し
て、栽培びん内に少なくとも培地をびん本体口縁部とほ
ぼ一致する高さ以上の高さまで充填し、筒状体の首部口
縁にキャップを被せて常法により殺菌処理を行い、次い
で培地上に種菌を植菌して培養を行い、培養終了後生育
室で菌糸の増殖を図り、菌糸組織である突状の多数の原
基を発生させ、原基発生後、酸素欠乏、炭酸ガス過多の
条件下において子実体の発生を抑制して原基を肥大化さ
せると共に伸長させ、原基を癒合結着させて筒状体内に
生長させ、しかるのち筒状体をびん本体から取り外して
、露出した菌糸塊を収穫することを特徴とする菌塊食品
の栽培方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2097414A JPH03297329A (ja) | 1990-04-12 | 1990-04-12 | 菌塊食品の栽培びんおよびこれを用いた菌塊食品の栽培方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2097414A JPH03297329A (ja) | 1990-04-12 | 1990-04-12 | 菌塊食品の栽培びんおよびこれを用いた菌塊食品の栽培方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03297329A true JPH03297329A (ja) | 1991-12-27 |
Family
ID=14191821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2097414A Pending JPH03297329A (ja) | 1990-04-12 | 1990-04-12 | 菌塊食品の栽培びんおよびこれを用いた菌塊食品の栽培方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03297329A (ja) |
-
1990
- 1990-04-12 JP JP2097414A patent/JPH03297329A/ja active Pending
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