JPH033052Y2 - - Google Patents
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- JPH033052Y2 JPH033052Y2 JP1029486U JP1029486U JPH033052Y2 JP H033052 Y2 JPH033052 Y2 JP H033052Y2 JP 1029486 U JP1029486 U JP 1029486U JP 1029486 U JP1029486 U JP 1029486U JP H033052 Y2 JPH033052 Y2 JP H033052Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- floor
- mix chamber
- chamber
- air mix
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の目的]
(産業上の利用分野)
本考案は、エンジン冷却水を利用して車室内に
吹出す空気の温度を適宜調節する自動車用ヒータ
ユニツトに関する。更に詳しく述べると、本考案
はヒータコアの下流にエアミツクスチヤンバを有
するタイプの自動車用ヒータユニツトの改良に関
する。
吹出す空気の温度を適宜調節する自動車用ヒータ
ユニツトに関する。更に詳しく述べると、本考案
はヒータコアの下流にエアミツクスチヤンバを有
するタイプの自動車用ヒータユニツトの改良に関
する。
(従来の技術)
自動車用ヒータユニツトは、エンジン冷却水の
熱を利用して車室内に吹出す空気の一部若しくは
全部を加熱し温風とするもので、通常外気若しく
は内気を選択的に導入するインテークユニツト及
び必要あればクーラユニツトと接続して使用され
る。例えば、このような自動車用空気調和装置に
は、第5図に示すようなものがあり、吸込みフア
ン4を内蔵するインテークユニツト1と、エバポ
レータ5を内蔵するクーラユニツト2と、ヒータ
コア6を内蔵するヒータユニツト3とから構成さ
れている。そして、インテークユニツト1におい
て選択的に導入された外気あるいは内気若しくは
これらの混合気を必要に応じてクーラユニツト2
で冷却した後あるいは冷却せずにそのまま通過さ
せてヒータユニツト3内へ導入し、このヒータユ
ニツト3内でミツクスドア16を制御することに
より、その一部をヒータコア6に通し、ここで加
熱することにより得られた温風と、ヒータコア6
を迂回した空気とをエアミツクスチヤンバ7内に
おいて混合してあるいは混合せずに適宜選択され
た吹出口から車室内へ吹き出させるか、あるい
は、導入空気を全てヒータコア6に通して温風と
するか、又は、全てヒータコア6を迂回して加熱
せずに冷風のままとして、適宜選択された吹出口
から車室外に吹き出させるようにしている。
熱を利用して車室内に吹出す空気の一部若しくは
全部を加熱し温風とするもので、通常外気若しく
は内気を選択的に導入するインテークユニツト及
び必要あればクーラユニツトと接続して使用され
る。例えば、このような自動車用空気調和装置に
は、第5図に示すようなものがあり、吸込みフア
ン4を内蔵するインテークユニツト1と、エバポ
レータ5を内蔵するクーラユニツト2と、ヒータ
コア6を内蔵するヒータユニツト3とから構成さ
れている。そして、インテークユニツト1におい
て選択的に導入された外気あるいは内気若しくは
これらの混合気を必要に応じてクーラユニツト2
で冷却した後あるいは冷却せずにそのまま通過さ
せてヒータユニツト3内へ導入し、このヒータユ
ニツト3内でミツクスドア16を制御することに
より、その一部をヒータコア6に通し、ここで加
熱することにより得られた温風と、ヒータコア6
を迂回した空気とをエアミツクスチヤンバ7内に
おいて混合してあるいは混合せずに適宜選択され
た吹出口から車室内へ吹き出させるか、あるい
は、導入空気を全てヒータコア6に通して温風と
するか、又は、全てヒータコア6を迂回して加熱
せずに冷風のままとして、適宜選択された吹出口
から車室外に吹き出させるようにしている。
そして、この種の自動車用ヒータユニツト3の
エアミツクスチヤンバ7は、配風室とも呼ばれ、
各種吹出し口と繋がる幾つかの開口部が設けられ
ている。この種の開口部は、第6図より明らかな
ように、一般にベントダクト用開口部8、デフダ
クト用開口部9が、エアミツクスチヤンバ7の上
部に開設に開設され、フロアダクト用開口部10
が前記エアーミツクスチヤンバ7の床部14に、
前記ベントダクト用開口部8とできるだけ離して
開設されている。そして、図示していないが、前
記ベントダクト用及びデフダクト用の各開口部
8,9はダクトを介してインストルメントパネル
の吹出し口と接続されている。しかし、フロアダ
クト用開口部10は、短いフロアダクト11が接
続され、このフロアダクト11の左右に設けられ
た吹出し口12,13から車室内下部に向けて直
接温風を均等に分配して吹き出すようにしてい
る。
エアミツクスチヤンバ7は、配風室とも呼ばれ、
各種吹出し口と繋がる幾つかの開口部が設けられ
ている。この種の開口部は、第6図より明らかな
ように、一般にベントダクト用開口部8、デフダ
クト用開口部9が、エアミツクスチヤンバ7の上
部に開設に開設され、フロアダクト用開口部10
が前記エアーミツクスチヤンバ7の床部14に、
前記ベントダクト用開口部8とできるだけ離して
開設されている。そして、図示していないが、前
記ベントダクト用及びデフダクト用の各開口部
8,9はダクトを介してインストルメントパネル
の吹出し口と接続されている。しかし、フロアダ
クト用開口部10は、短いフロアダクト11が接
続され、このフロアダクト11の左右に設けられ
た吹出し口12,13から車室内下部に向けて直
接温風を均等に分配して吹き出すようにしてい
る。
(考案が解決しようとする課題)
しかしながら、この自動車用ヒータユニツト3
において、フツトモード時に冷風と温風とをエア
ミツクスさせると、ヒータコア6を迂回する冷風
とヒータコア6を通過して得られる温風との間に
通風抵抗の差から風速の差が生じ、エアミツクス
チヤンバ7内におけるエアミツクスが不完全にな
り、両空気は層流状態でフロアダクト11内に流
れ込む虞れがある。
において、フツトモード時に冷風と温風とをエア
ミツクスさせると、ヒータコア6を迂回する冷風
とヒータコア6を通過して得られる温風との間に
通風抵抗の差から風速の差が生じ、エアミツクス
チヤンバ7内におけるエアミツクスが不完全にな
り、両空気は層流状態でフロアダクト11内に流
れ込む虞れがある。
また、ヒータコア6を迂回してヒータユニツト
3の上方を通過した冷風は、その慣性によりヒー
タユニツト3の壁面に沿つて流下する傾向があ
り、一方、ヒータコア6を通過した温風もまた、
通過方向に偏よる傾向があるので、前記壁面に沿
つて流下してきた冷風に沿う形で、フロアダクト
11内に流入することになる。すなわち、第5図
で、フロアダクト11の右側で風量が多くかつ低
温となり、同左側で風量が少なくかつ高温となつ
た偏流しかつ層流となつた空気がフロアダクト1
1内に流入するので、左右の吹出し口12,13
間で温度差が生じ易くなる。
3の上方を通過した冷風は、その慣性によりヒー
タユニツト3の壁面に沿つて流下する傾向があ
り、一方、ヒータコア6を通過した温風もまた、
通過方向に偏よる傾向があるので、前記壁面に沿
つて流下してきた冷風に沿う形で、フロアダクト
11内に流入することになる。すなわち、第5図
で、フロアダクト11の右側で風量が多くかつ低
温となり、同左側で風量が少なくかつ高温となつ
た偏流しかつ層流となつた空気がフロアダクト1
1内に流入するので、左右の吹出し口12,13
間で温度差が生じ易くなる。
この傾向は、風量を大きくする場合に顕著にあ
らわれ、第5図の右側の吹出し口13から吹出さ
れる空気が導かれる運転席側には比較的冷たい風
となり、左側の吹出し口12から吹出される空気
が導かれる助手席側には比較的温かい風となる。
らわれ、第5図の右側の吹出し口13から吹出さ
れる空気が導かれる運転席側には比較的冷たい風
となり、左側の吹出し口12から吹出される空気
が導かれる助手席側には比較的温かい風となる。
この問題を解決する手段として、従来からヒー
タコア6の下流にエアガイド15を設置し、エア
ミツクスチヤンバ7に流れ込む加熱空気と未加熱
空気とを流入時に衝突させるようにしたものもあ
る(実開昭50−147344号)が、これは、通気抵抗
の増大を招くこととなり好ましくない。
タコア6の下流にエアガイド15を設置し、エア
ミツクスチヤンバ7に流れ込む加熱空気と未加熱
空気とを流入時に衝突させるようにしたものもあ
る(実開昭50−147344号)が、これは、通気抵抗
の増大を招くこととなり好ましくない。
そこで、第5図に示されたフロアダクト11
を、その一部をヒータユニツト3内突出させ、ヒ
ータコア6を通過した温風が一旦上方に向うよう
にした改良ヒータユニツトを考案し、それ程空気
抵抗が増大せず、しかも、温冷風のミツクスを良
好することをめざした。
を、その一部をヒータユニツト3内突出させ、ヒ
ータコア6を通過した温風が一旦上方に向うよう
にした改良ヒータユニツトを考案し、それ程空気
抵抗が増大せず、しかも、温冷風のミツクスを良
好することをめざした。
ところで、ヒータユニツトの各開口部に用いら
れる開閉ドアは、従来は、第6図に示すような片
持ちドアが一般的であつたが、このドアは風の流
れに逆つて回動させる際に、操作力が大きいとい
う欠点を有している。
れる開閉ドアは、従来は、第6図に示すような片
持ちドアが一般的であつたが、このドアは風の流
れに逆つて回動させる際に、操作力が大きいとい
う欠点を有している。
そこで、この片持ドアに代つて、操作力が小さ
いバタフライドアが用いられることが行なわれる
ようになつてきた。
いバタフライドアが用いられることが行なわれる
ようになつてきた。
そして、前記の改良ヒータユニツトに、前記バ
タフライドアを装着することを企画したが、この
バタフライドアは、開口部を開放する際は、開口
面に対して直交する面の両側に該ドアが突出する
ことになる(第1図のフロアダクトの開口部26
では上下)。
タフライドアを装着することを企画したが、この
バタフライドアは、開口部を開放する際は、開口
面に対して直交する面の両側に該ドアが突出する
ことになる(第1図のフロアダクトの開口部26
では上下)。
従つて、第4図aに示すように、フロアダクト
を単に水平にヒータユニツト内に突出させただけ
では、バタフライドアを開放した際に下方に突出
した部分がフロアダクトを塞ぐ形になり、バタフ
ライドアに対して後方(第4図aの右側)の、ヒ
ータユニツト後壁との空間が、潰されることにな
り、結局、ミツクスチヤンバがそれだけ狭くなる
こととなり、空気のミツクス性の向上にほとんど
機能しないばかりか、むしろ逆効果であることが
判明した。
を単に水平にヒータユニツト内に突出させただけ
では、バタフライドアを開放した際に下方に突出
した部分がフロアダクトを塞ぐ形になり、バタフ
ライドアに対して後方(第4図aの右側)の、ヒ
ータユニツト後壁との空間が、潰されることにな
り、結局、ミツクスチヤンバがそれだけ狭くなる
こととなり、空気のミツクス性の向上にほとんど
機能しないばかりか、むしろ逆効果であることが
判明した。
そこで、本考案は、通気抵抗の増大を招くこと
なく、フツトモード時におけるエアミツクス性を
向上させ得る自動車用ヒータユニツトを提供する
ことを目的とする。
なく、フツトモード時におけるエアミツクス性を
向上させ得る自動車用ヒータユニツトを提供する
ことを目的とする。
[考案の構成]
(課題を解決するための手段)
斯かる目的を達成するための本考案は、ケーシ
ング内の上部に冷風通過用の迂回路が形成される
ようにヒータコアを装着し、このヒータコアの上
流側前面に当該ヒータコア及び迂回路を通過する
空気量の割合を変化させるミツクスドアを設け、
前記ヒータコアの下流側にエアミツクスチヤンバ
を形成し、このエアミツクスチヤンバの床面にエ
アミツクスチヤンバの前後方向に伸延して設けら
れかつ車室内下部に向けて空気を左右に分配して
配風するためのフロアダクトを連設し、前記エア
ミツクスチヤンバの比較的上方位置に、車室内上
部に向けて配風を行なうためのベントダクト用開
口部を、該チヤンバの床面に、前記フロアダクト
と連通するフロアダクト用開口部を開設してなる
自動車用ヒータユニツトにおいて、前記エアミツ
クスチヤンバの床面の所要部分を前記ヒータコア
の温風吹出し領域の床面よりも持ち上げて形成す
る一方、この持ち上げて形成したエアミツクスチ
ヤンバの床面を傾斜させ、この床面にフロアダク
ト用開口部を開設すると共に該フロアダクト用開
口部を開閉するバタフライドアを、前記チヤンバ
の前後方向に回動するように設け、このエアミツ
クスチヤンバに連設するフロアダクトの体積を増
加せしめたことを特徴とする自動車用ヒータユニ
ツトである。
ング内の上部に冷風通過用の迂回路が形成される
ようにヒータコアを装着し、このヒータコアの上
流側前面に当該ヒータコア及び迂回路を通過する
空気量の割合を変化させるミツクスドアを設け、
前記ヒータコアの下流側にエアミツクスチヤンバ
を形成し、このエアミツクスチヤンバの床面にエ
アミツクスチヤンバの前後方向に伸延して設けら
れかつ車室内下部に向けて空気を左右に分配して
配風するためのフロアダクトを連設し、前記エア
ミツクスチヤンバの比較的上方位置に、車室内上
部に向けて配風を行なうためのベントダクト用開
口部を、該チヤンバの床面に、前記フロアダクト
と連通するフロアダクト用開口部を開設してなる
自動車用ヒータユニツトにおいて、前記エアミツ
クスチヤンバの床面の所要部分を前記ヒータコア
の温風吹出し領域の床面よりも持ち上げて形成す
る一方、この持ち上げて形成したエアミツクスチ
ヤンバの床面を傾斜させ、この床面にフロアダク
ト用開口部を開設すると共に該フロアダクト用開
口部を開閉するバタフライドアを、前記チヤンバ
の前後方向に回動するように設け、このエアミツ
クスチヤンバに連設するフロアダクトの体積を増
加せしめたことを特徴とする自動車用ヒータユニ
ツトである。
尚、「前記エアミツクスチヤンバの前後方向」
とは、この自動車用ヒータユニツトを車に搭載し
た際、車の前後方向と一致する方向であり、第2
図の左右方向を意味する。また「エアミツクスチ
ヤンバの床面の所要部分を、前記ヒータコアの温
風吹出し領域の床面よりも持ち上げて形成する」
とは、車両の種類、例えば、寒冷地向け車と、温
暖地向け車とでは、フロア吹出し口から配風する
風量が異なるため、これに伴ないフロアダクトの
形状も相違するので、一概に固定できないことを
意味している。
とは、この自動車用ヒータユニツトを車に搭載し
た際、車の前後方向と一致する方向であり、第2
図の左右方向を意味する。また「エアミツクスチ
ヤンバの床面の所要部分を、前記ヒータコアの温
風吹出し領域の床面よりも持ち上げて形成する」
とは、車両の種類、例えば、寒冷地向け車と、温
暖地向け車とでは、フロア吹出し口から配風する
風量が異なるため、これに伴ないフロアダクトの
形状も相違するので、一概に固定できないことを
意味している。
(作用)
このようにすれば、エアミツクスチヤンバ内に
おける温風と冷風のミツクスが不完全であつて
も、バタフライドアを境に前後方向に分配された
温風と冷風がケース内及び拡大されたフロアダク
ト内で合流した後、流れ方向の変更により重ねら
れ、更に向きを変えて吹き出されるため良く混合
され、温度差のないい均一な空気流となつて吹出
される。
おける温風と冷風のミツクスが不完全であつて
も、バタフライドアを境に前後方向に分配された
温風と冷風がケース内及び拡大されたフロアダク
ト内で合流した後、流れ方向の変更により重ねら
れ、更に向きを変えて吹き出されるため良く混合
され、温度差のないい均一な空気流となつて吹出
される。
しかも、このヒータユニツトはエアミツクスチ
ヤンバの床面を持ち上げかつ傾斜させて流路を一
部狭くしているものの、エアミツクスチヤンバ直
前に上下にエアガイドを設けて流路を絞る従来品
と比べて通気抵抗の増大も小さくなる。
ヤンバの床面を持ち上げかつ傾斜させて流路を一
部狭くしているものの、エアミツクスチヤンバ直
前に上下にエアガイドを設けて流路を絞る従来品
と比べて通気抵抗の増大も小さくなる。
(実施例)
以下本考案の構成を図面に示す一実施例に基づ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
第1図は、本考案を実施したヒータユニツトの
一実施例の一部切欠いた状態を示す斜視図であ
る。
一実施例の一部切欠いた状態を示す斜視図であ
る。
このヒータユニツト20は、ヒータコア21の
下流に設けられたエアミツクスチヤンバ22の床
面23の一部若しくは全部を、前記ヒータコア2
1の温風吹出し領域の床面24よりも持ち上げる
と共にこの床面23を傾斜させている。本実施例
では、持ち上げた床面23の巾は、前記ヒータコ
ア21の角部のケーシング33の底面への投影点
近傍から、該ケーシング33の側壁までの部分で
ある。この巾は、車の仕様の相違によつて前後す
る。この傾斜は、前方から後方に向つて上り傾斜
するように、つまり後述のベントダクト用開口部
28側が低く、次第に上昇し、フロアダクト25
の占有空間が大きくなるようになつている。特
に、この床面23は、バタフライドア27を開成
状態としたときに、ドア下端が少なくともヒータ
コア21の温風吹出し領域の床面24の延長線よ
りも上方に位置するような傾斜と持上げ量とする
ことが好ましい。
下流に設けられたエアミツクスチヤンバ22の床
面23の一部若しくは全部を、前記ヒータコア2
1の温風吹出し領域の床面24よりも持ち上げる
と共にこの床面23を傾斜させている。本実施例
では、持ち上げた床面23の巾は、前記ヒータコ
ア21の角部のケーシング33の底面への投影点
近傍から、該ケーシング33の側壁までの部分で
ある。この巾は、車の仕様の相違によつて前後す
る。この傾斜は、前方から後方に向つて上り傾斜
するように、つまり後述のベントダクト用開口部
28側が低く、次第に上昇し、フロアダクト25
の占有空間が大きくなるようになつている。特
に、この床面23は、バタフライドア27を開成
状態としたときに、ドア下端が少なくともヒータ
コア21の温風吹出し領域の床面24の延長線よ
りも上方に位置するような傾斜と持上げ量とする
ことが好ましい。
この傾斜床面23には、フロアダクト25の開
口部26を開設し、このフロアダクト用開口部2
6にはバタフライドア27を前記チヤンバ22の
前後方向に回動するように設置している。フロア
ダクト開口部26は、傾斜床面23の上部側であ
つてエアミツクスチヤンバ22の前壁に開設され
ているベントダクトの開口部28より離れた位置
に開設することが好ましい。
口部26を開設し、このフロアダクト用開口部2
6にはバタフライドア27を前記チヤンバ22の
前後方向に回動するように設置している。フロア
ダクト開口部26は、傾斜床面23の上部側であ
つてエアミツクスチヤンバ22の前壁に開設され
ているベントダクトの開口部28より離れた位置
に開設することが好ましい。
なお、前記バタフライドア27は、モード切換
用コントローラ(図示省略)と連動する公知の駆
動手段(図示省略)によつて回動可能とされてい
る。
用コントローラ(図示省略)と連動する公知の駆
動手段(図示省略)によつて回動可能とされてい
る。
エアミツクスチヤンバ22の床面23の下方に
はフロアダクト25が形成されている。すなわ
ち、このフロアダクト25は、上方の一部がエア
ミツクスチヤンバ22に食い込んだような形状で
ヒータユニツト20の下方に突出している。この
フロアダクト25は、エアミツクスチヤンバ22
の片隅に開設されるフロアダクト開口部26から
できるだけ離れた位置であつて、傾斜床面23を
形成するときに生じることになる側壁35(第3
図参照)のヒータユニツト20の下方の延長部、
及びこの側壁35と対向するケーシング33にそ
れぞれ吹出し口30,31を設けている。これに
よりエアミツクスチヤンバ22から流入する温風
及び/又は冷風は、前後方向に流れ、傾斜面をつ
くることにより拡大され可能な限り長くなつたダ
クトによりエアミツクス性を向上させることがで
きる。
はフロアダクト25が形成されている。すなわ
ち、このフロアダクト25は、上方の一部がエア
ミツクスチヤンバ22に食い込んだような形状で
ヒータユニツト20の下方に突出している。この
フロアダクト25は、エアミツクスチヤンバ22
の片隅に開設されるフロアダクト開口部26から
できるだけ離れた位置であつて、傾斜床面23を
形成するときに生じることになる側壁35(第3
図参照)のヒータユニツト20の下方の延長部、
及びこの側壁35と対向するケーシング33にそ
れぞれ吹出し口30,31を設けている。これに
よりエアミツクスチヤンバ22から流入する温風
及び/又は冷風は、前後方向に流れ、傾斜面をつ
くることにより拡大され可能な限り長くなつたダ
クトによりエアミツクス性を向上させることがで
きる。
尚、このフロアダクト25の吹出し口30,3
1は、車室前部に横置きされるヒータユニツト2
0から直接温風を運転席側及び助手席側へ吹き出
すように、前述のフロアダクト25の左右に開口
されている。また、後席側への配風はリア吹出し
口32にリアダクト(図示省略)を接続して行な
われる。
1は、車室前部に横置きされるヒータユニツト2
0から直接温風を運転席側及び助手席側へ吹き出
すように、前述のフロアダクト25の左右に開口
されている。また、後席側への配風はリア吹出し
口32にリアダクト(図示省略)を接続して行な
われる。
尚、符号「34」はヒータコア21を通過する
風量を変えるエアミツクスドアである。
風量を変えるエアミツクスドアである。
斯様に構成された自動車用ヒータユニツトは、
次のように作用する。
次のように作用する。
ヒータコア21を通過して得られる温風の大部
分は、エアミツクスチヤンバ22の床面23がヒ
ータコア21下流の床面24より持ち上がりかつ
一方へ傾斜しているため、傾斜度合いの少ないあ
るいは床面23が低い方、即ち図上ベントダクト
用開口部28が開設されている前壁寄りに流れ込
みかつ上方へ向けて流れが変えられる。この場合
の温風は、傾斜度の低い側に多く流れるので、通
気抵抗が大きくならず、円滑に流れる。
分は、エアミツクスチヤンバ22の床面23がヒ
ータコア21下流の床面24より持ち上がりかつ
一方へ傾斜しているため、傾斜度合いの少ないあ
るいは床面23が低い方、即ち図上ベントダクト
用開口部28が開設されている前壁寄りに流れ込
みかつ上方へ向けて流れが変えられる。この場合
の温風は、傾斜度の低い側に多く流れるので、通
気抵抗が大きくならず、円滑に流れる。
他方、ヒータコア21を迂回した冷風は、下か
ら吹き上がる温風の勢力に押され、風圧の少ない
領域即ち温風の流れとは反対側の側壁寄りに集ま
つて流れる。このため、温風と冷風はバタフライ
ドア27を境に前側と後側に分布し、温風は主に
後側に冷風は主に前側に分配されてフロアダクト
用開口部26からフロアダクト25内へ流れ込
む。勿論、傾斜床面23に沿つて上昇する温風と
下降する冷風とは一部フロアダクト25内へ流入
する前に衝突しミツクスされるが、多くは分配さ
れてフロアダクト25へ流れ込む。温風と冷風
は、フロアダクト25内におけるバタフライドア
27の下端部を通過後、合流され、しかるのち流
れを90゜変向され、フロアダクト用開口部26と
は反対側の吹出し口30,31へ向けて流れる。
即ち、バタフライドア27を境に前後方向に分配
された温風と冷風はフロアダクト内で合流した
後、それ以前の流れの方向とは直交する前後方向
に変向されることによつて重なりミツクスされ
る。そして、更に、再び流れ方向を90゜変向され
かつ左右の吹出し口30,31に分岐されて車室
内に吹き出る。このとき更に、温風と冷風はミツ
クスされる。従つて、吹出し口30,31から吹
き出される空気の間には大きな温度差が生じるこ
とはなく、運転席側と助手席側の温度差はなくな
り、均等な暖房運転となる。すなわち、前述のよ
うに前後方向に分配された風は、90゜変向する時
に必ず混合されるので、左右方向に分配された風
のようにそのまま層流となつて温度差を有したま
ま車室内に吹き出されることはない。
ら吹き上がる温風の勢力に押され、風圧の少ない
領域即ち温風の流れとは反対側の側壁寄りに集ま
つて流れる。このため、温風と冷風はバタフライ
ドア27を境に前側と後側に分布し、温風は主に
後側に冷風は主に前側に分配されてフロアダクト
用開口部26からフロアダクト25内へ流れ込
む。勿論、傾斜床面23に沿つて上昇する温風と
下降する冷風とは一部フロアダクト25内へ流入
する前に衝突しミツクスされるが、多くは分配さ
れてフロアダクト25へ流れ込む。温風と冷風
は、フロアダクト25内におけるバタフライドア
27の下端部を通過後、合流され、しかるのち流
れを90゜変向され、フロアダクト用開口部26と
は反対側の吹出し口30,31へ向けて流れる。
即ち、バタフライドア27を境に前後方向に分配
された温風と冷風はフロアダクト内で合流した
後、それ以前の流れの方向とは直交する前後方向
に変向されることによつて重なりミツクスされ
る。そして、更に、再び流れ方向を90゜変向され
かつ左右の吹出し口30,31に分岐されて車室
内に吹き出る。このとき更に、温風と冷風はミツ
クスされる。従つて、吹出し口30,31から吹
き出される空気の間には大きな温度差が生じるこ
とはなく、運転席側と助手席側の温度差はなくな
り、均等な暖房運転となる。すなわち、前述のよ
うに前後方向に分配された風は、90゜変向する時
に必ず混合されるので、左右方向に分配された風
のようにそのまま層流となつて温度差を有したま
ま車室内に吹き出されることはない。
尚、上述の実施例は、本考案の好適な実施例の
一つではあるが、本考案は、これに限定されるも
のではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変形実施可能である。例えば本実施例に
あつては、エアミツクスチヤンバ22を構成する
ヒータユニツトケーシング33を二重底にしてエ
アミツクスチヤンバ22とフロアダクト25とを
一体に成形しているが、これに限定されるもので
はなく、エアミツクスチヤンバ22を構成するケ
ーシング33とは別体に形成されたフロアダクト
を接合するようにしても良い。この場合、フロア
ダクト用開口部26とバタフライドア27とはケ
ーシング33側に設置される。
一つではあるが、本考案は、これに限定されるも
のではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変形実施可能である。例えば本実施例に
あつては、エアミツクスチヤンバ22を構成する
ヒータユニツトケーシング33を二重底にしてエ
アミツクスチヤンバ22とフロアダクト25とを
一体に成形しているが、これに限定されるもので
はなく、エアミツクスチヤンバ22を構成するケ
ーシング33とは別体に形成されたフロアダクト
を接合するようにしても良い。この場合、フロア
ダクト用開口部26とバタフライドア27とはケ
ーシング33側に設置される。
[考案の効果]
以上の説明より明らかなように、本考案の自動
車用ヒータユニツトは、エアミツクスチヤンバの
床面の所要部分を、ヒータコアの温風吹出し領域
の床面よりも持ち上げて形成しかつ傾斜させてフ
ロアダクトを形成し、しかもこの床面にバタフラ
イドアを所定の方向性をもつて設けたので、バタ
フライドアを境に前後方向に分配された温風と冷
風が拡大されたフロアダクト内で合流し、流れ方
向か数度変向されて吹き出されることになり、エ
アーミツクス性が向上し、温度差のないい均一な
空気となる。
車用ヒータユニツトは、エアミツクスチヤンバの
床面の所要部分を、ヒータコアの温風吹出し領域
の床面よりも持ち上げて形成しかつ傾斜させてフ
ロアダクトを形成し、しかもこの床面にバタフラ
イドアを所定の方向性をもつて設けたので、バタ
フライドアを境に前後方向に分配された温風と冷
風が拡大されたフロアダクト内で合流し、流れ方
向か数度変向されて吹き出されることになり、エ
アーミツクス性が向上し、温度差のないい均一な
空気となる。
しかも、このヒータユニツトはエアミツクスチ
ヤンバの床面を持ち上げかつ傾斜させ流れ易くし
ているので、従来品と比べて通気抵抗の増大も少
ない。
ヤンバの床面を持ち上げかつ傾斜させ流れ易くし
ているので、従来品と比べて通気抵抗の増大も少
ない。
[実験結果]
そこで、従来品と本実施例品とを比較すると、
第4図に示す結果を得た。この実験は、エアミツ
クスチヤンバの平坦な床面にバタフライドアを設
けたもの(従来品)と、第1図に示す本考案品と
についてフツトモード時におけるエアミツクス性
を比較したもので、その結果は通気抵抗などの他
の特性は従来品と同等でありながらも、フツトモ
ード時におけるフロアダクトの左右の吹出し口か
ら吹き出される温風の間の温度ばらつきが大幅に
改善されていることを示す。例えば、第4図に明
らかなように、最も吹出し温度の差が生じるエア
ミツクスドア34の開度5/6の位置における温
度ばらつきは、従来品によると20dcgもあるのに
対し、本考案は9dcgに抑えられ、その差は半分
以下となつている。また、全域における温度差も
従来品より小さく、実用上乗員に不快感を与える
程のものではないと言える。
第4図に示す結果を得た。この実験は、エアミツ
クスチヤンバの平坦な床面にバタフライドアを設
けたもの(従来品)と、第1図に示す本考案品と
についてフツトモード時におけるエアミツクス性
を比較したもので、その結果は通気抵抗などの他
の特性は従来品と同等でありながらも、フツトモ
ード時におけるフロアダクトの左右の吹出し口か
ら吹き出される温風の間の温度ばらつきが大幅に
改善されていることを示す。例えば、第4図に明
らかなように、最も吹出し温度の差が生じるエア
ミツクスドア34の開度5/6の位置における温
度ばらつきは、従来品によると20dcgもあるのに
対し、本考案は9dcgに抑えられ、その差は半分
以下となつている。また、全域における温度差も
従来品より小さく、実用上乗員に不快感を与える
程のものではないと言える。
第1図は、本考案に係る自動車用ヒータユニツ
トの一実施例を示す一部切欠き斜視図、第2図
は、第1図の−断面図、第3図は、第1図の
−断面図、第4図は、本実施例品と従来品と
を比較したフツトモード時におけるフロアダクト
の左右の吹出し口から吹き出される温風の温度と
エアミツクスドアの開度との関係を示すグラフ
で、aは従来品、bは本実施例品であり、第5図
は、従来の自動車用ヒータユニツトを使用する自
動車用空気調和装置の一例を示す原理図、第6図
は、第5図の−線に沿う断面図である。 21……ヒータコア、22……エアミツクスチ
ヤンバ、23……エアミツクスチヤンバの床面、
24……ヒータコア下流の床面、25……フロア
ダクト、26……フロアダクト開口部、27……
バタフライドア、28……ベントダクト用開口
部、30,31……フロアダクトの吹出し口、3
3……ヒータユニツトのケーシング、34……ミ
ツクスドア、35……側壁。
トの一実施例を示す一部切欠き斜視図、第2図
は、第1図の−断面図、第3図は、第1図の
−断面図、第4図は、本実施例品と従来品と
を比較したフツトモード時におけるフロアダクト
の左右の吹出し口から吹き出される温風の温度と
エアミツクスドアの開度との関係を示すグラフ
で、aは従来品、bは本実施例品であり、第5図
は、従来の自動車用ヒータユニツトを使用する自
動車用空気調和装置の一例を示す原理図、第6図
は、第5図の−線に沿う断面図である。 21……ヒータコア、22……エアミツクスチ
ヤンバ、23……エアミツクスチヤンバの床面、
24……ヒータコア下流の床面、25……フロア
ダクト、26……フロアダクト開口部、27……
バタフライドア、28……ベントダクト用開口
部、30,31……フロアダクトの吹出し口、3
3……ヒータユニツトのケーシング、34……ミ
ツクスドア、35……側壁。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ケーシング33内の上部に冷風通過用の迂回路
が形成されるようにヒータコア21を装着し、こ
のヒータコア21の上流側前面に当該ヒータコア
21及び迂回路を通過する空気量の割合を変化さ
せるミツクスドア34を設け、前記ヒータコア2
1の下流側にエアミツクスチヤンバ22を形成
し、 このエアミツクスチヤンバ22の床面にエアミ
ツクスチヤンバ22の前後方向に伸延して設けら
れかつ車室内下部に向けて空気を左右に分配して
配風するためのフロアダクト25を連設し、前記
エアミツクスチヤンバ22の比較的上方位置に、
車室内上部に向けて配風を行なうためのベントダ
クト用開口部28を、該チヤンバ22の床面に、
前記フロアダクトと連通するフロアダクト用開口
部26を開設してなる自動車用ヒータユニツトに
おいて、 前記エアミツクスチヤンバ22の床面23の所
要部分を前記ヒータコア21の温風吹出し領域の
床面24よりも持ち上げて形成する一方、この持
ち上げて形成したエアミツクスチヤンバ22の床
面23を傾斜させ、この床面23にフロアダクト
用開口部26を開設すると共に該フロアダクト用
開口部26を開閉するバタフライドア27を、前
記チヤンバ22の前後方向に回動するように設
け、このエアミツクスチヤンバ22に連設するフ
ロアダクト25の体積を増加せしめたことを特徴
とする自動車用ヒータユニツト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1029486U JPH033052Y2 (ja) | 1986-01-29 | 1986-01-29 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1029486U JPH033052Y2 (ja) | 1986-01-29 | 1986-01-29 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61146415U JPS61146415U (ja) | 1986-09-09 |
| JPH033052Y2 true JPH033052Y2 (ja) | 1991-01-28 |
Family
ID=30491345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1029486U Expired JPH033052Y2 (ja) | 1986-01-29 | 1986-01-29 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH033052Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-01-29 JP JP1029486U patent/JPH033052Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61146415U (ja) | 1986-09-09 |
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