JPH0330681B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0330681B2 JPH0330681B2 JP26843385A JP26843385A JPH0330681B2 JP H0330681 B2 JPH0330681 B2 JP H0330681B2 JP 26843385 A JP26843385 A JP 26843385A JP 26843385 A JP26843385 A JP 26843385A JP H0330681 B2 JPH0330681 B2 JP H0330681B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scroll
- end plate
- thrust bearing
- oscillating
- oscillating scroll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、冷媒圧縮圧縮機、空気圧縮機のよ
うな圧縮機、流体ポンプ、タービン膨張機などと
して用いるスクロール流体機械に関するものであ
る。
うな圧縮機、流体ポンプ、タービン膨張機などと
して用いるスクロール流体機械に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来のスクロール流体機械を圧縮機の場合を例
として説明する。
として説明する。
まず、スクロール圧縮機の原理について簡単に
述べる。
述べる。
第5図はスクロール圧縮機の基本的な構成要素
と圧縮限理を示しており、同図において、1は固
定スクロール、2は揺動スクロール、3は吐出
口、4は圧縮室、Oは固定スクロール上の定点、
O′は揺動スクロール上の定点である。上記固定
スクロール1および揺動スクロール2は同一形状
で巻方向が互いに反対のインボリユート曲線、円
弧などから構成された渦巻1a,2aを有してい
る。
と圧縮限理を示しており、同図において、1は固
定スクロール、2は揺動スクロール、3は吐出
口、4は圧縮室、Oは固定スクロール上の定点、
O′は揺動スクロール上の定点である。上記固定
スクロール1および揺動スクロール2は同一形状
で巻方向が互いに反対のインボリユート曲線、円
弧などから構成された渦巻1a,2aを有してい
る。
次に動作について説明する。固定スクロール1
は空間に対して静止しており、揺動スクロール2
は固定スクロール1と第5図に示すように組合わ
され、その姿勢を空間に対し変化させないで、第
5図a〜dに示すように0゜、90゜、180゜、270゜のよ
うに運動する。揺動スクロール2の移動に伴つて
固定スクロール1の渦巻1aと揺動スクロール2
の渦巻2aとの間に形成される三日月状の圧縮室
4が順次容積を減じ、圧縮室4に取込まれたガス
が圧縮されて吐出口3から吐出される。この間に
第5図の定点O−O′の距離は一定に保持され、
渦巻の間隔をa、厚さをtで表わすと、OO′=
a/2−tとなつている。なお、aは渦巻のピツチ に相当している。
は空間に対して静止しており、揺動スクロール2
は固定スクロール1と第5図に示すように組合わ
され、その姿勢を空間に対し変化させないで、第
5図a〜dに示すように0゜、90゜、180゜、270゜のよ
うに運動する。揺動スクロール2の移動に伴つて
固定スクロール1の渦巻1aと揺動スクロール2
の渦巻2aとの間に形成される三日月状の圧縮室
4が順次容積を減じ、圧縮室4に取込まれたガス
が圧縮されて吐出口3から吐出される。この間に
第5図の定点O−O′の距離は一定に保持され、
渦巻の間隔をa、厚さをtで表わすと、OO′=
a/2−tとなつている。なお、aは渦巻のピツチ に相当している。
スクロール圧縮機の名前で知られている装置の
概略は以上のとおりである。
概略は以上のとおりである。
次に、従来のスクロール圧縮機の具体的な構成
および動作について説明する。
および動作について説明する。
第6図は従来のスクロール圧縮機の一例を示す
圧縮機構部を示す縦断側面図である。第6図にお
いて、1は固定スクロールであり、インボリユー
ト形状などの渦巻1a、この渦巻1aが突出した
端板(天板)1b、端板1bに設けた吐出口3、
吸入口5によつて構成されている。2は揺動スク
ロールであり、固定スクロール1の渦巻1aと同
形状で巻方向が逆な渦巻2a、この渦巻2aが突
出した端板(底板)2b、端板2bの底面から突
出したボス13によつて構成されている。4は固
定スクロール1の渦巻1a、端板1b、揺動スク
ロール2の渦巻2a、端板2bによつて形成され
る圧縮室、6は軸受支え、7は軸受支え6に設け
られて揺動スクロール2の端板2b底面を支承す
るスラスト軸受、8は偏心穴14を有する主軸で
あり、偏心穴14に揺動スクロール2のボス13
が回転自在に嵌合されている。9は揺動スクロー
ル2が軸であるボス13回りの自転を防止しクラ
ンク軸である主軸8の回りに公転させるオルダム
継手などからなる自転防止機構、10はバランサ
である。以上圧縮機構部の主要な要素である。そ
して、揺動スクロール2と固定スクロール1の渦
巻2aと2bが対向して嵌合され、揺動スクロー
ル2のボス13が主軸8の偏心穴14に連結され
ている。主軸8は軸受支え6に回転自在に嵌合支
持され、軸受支え6と固定スクロール1がボルト
など(図示せず)によつて結合されている。ま
た、軸受支え6に取付けられたスラスト軸受7上
面と揺動スクロール2の端板2bの渦巻2aと反
対側の底面とが互いに接し、主軸8にはバランサ
10が圧入嵌合により固定されている。
圧縮機構部を示す縦断側面図である。第6図にお
いて、1は固定スクロールであり、インボリユー
ト形状などの渦巻1a、この渦巻1aが突出した
端板(天板)1b、端板1bに設けた吐出口3、
吸入口5によつて構成されている。2は揺動スク
ロールであり、固定スクロール1の渦巻1aと同
形状で巻方向が逆な渦巻2a、この渦巻2aが突
出した端板(底板)2b、端板2bの底面から突
出したボス13によつて構成されている。4は固
定スクロール1の渦巻1a、端板1b、揺動スク
ロール2の渦巻2a、端板2bによつて形成され
る圧縮室、6は軸受支え、7は軸受支え6に設け
られて揺動スクロール2の端板2b底面を支承す
るスラスト軸受、8は偏心穴14を有する主軸で
あり、偏心穴14に揺動スクロール2のボス13
が回転自在に嵌合されている。9は揺動スクロー
ル2が軸であるボス13回りの自転を防止しクラ
ンク軸である主軸8の回りに公転させるオルダム
継手などからなる自転防止機構、10はバランサ
である。以上圧縮機構部の主要な要素である。そ
して、揺動スクロール2と固定スクロール1の渦
巻2aと2bが対向して嵌合され、揺動スクロー
ル2のボス13が主軸8の偏心穴14に連結され
ている。主軸8は軸受支え6に回転自在に嵌合支
持され、軸受支え6と固定スクロール1がボルト
など(図示せず)によつて結合されている。ま
た、軸受支え6に取付けられたスラスト軸受7上
面と揺動スクロール2の端板2bの渦巻2aと反
対側の底面とが互いに接し、主軸8にはバランサ
10が圧入嵌合により固定されている。
第7図〜第10図は従来のスクロール圧縮機の
スラスト軸受摺動部の作用説明図であり、第7図
〜第10図aは圧縮機の運転前または運転後のガ
ス圧がない状態、bは運転中のスラスト荷重の負
荷時に揺動スクロール2の端板2aが歪んだ状態
をそれぞれ示し、第7図〜第10図中δ1〜δ3は揺
動スクロール2の端板2bの変位またはスラスト
軸受7の内周側と外周側との軸方向の高さの差を
示している。そして、第7図は、部品状態での形
状が、揺動スクロール2の端板2b底面のスラス
ト軸受7上面との摺動面、およびスラスト軸受7
上面の上記端板2b底面との摺動面がそれぞれ軸
方向に直角すなわち摺動面の内周側と外周側が水
平な平面である場合、第8図はスラスト軸受7上
面の内周側が外周側に対しδ2だけ中凸形状になつ
ている場合、第9図は揺動スクロール2の端板2
b底面の内周側が外周側に対し第11図に示すよ
うにδ3だけ中凸形状になつている場合、第10図
はスラスト軸受7上面が第8図と同様にδ2だけ中
凸形状になつていると共に揺動スクロール2の端
板2b底面が第9図と同様にδ3だけ中凸形状にな
つている場合の状態をそれぞれ示している。な
お、第7図〜第11図の各図では、説明を理解し
やすくするために、スラスト軸受7、揺動スクロ
ール2の端板2bの形状を軸方向に拡大して描い
てある。
スラスト軸受摺動部の作用説明図であり、第7図
〜第10図aは圧縮機の運転前または運転後のガ
ス圧がない状態、bは運転中のスラスト荷重の負
荷時に揺動スクロール2の端板2aが歪んだ状態
をそれぞれ示し、第7図〜第10図中δ1〜δ3は揺
動スクロール2の端板2bの変位またはスラスト
軸受7の内周側と外周側との軸方向の高さの差を
示している。そして、第7図は、部品状態での形
状が、揺動スクロール2の端板2b底面のスラス
ト軸受7上面との摺動面、およびスラスト軸受7
上面の上記端板2b底面との摺動面がそれぞれ軸
方向に直角すなわち摺動面の内周側と外周側が水
平な平面である場合、第8図はスラスト軸受7上
面の内周側が外周側に対しδ2だけ中凸形状になつ
ている場合、第9図は揺動スクロール2の端板2
b底面の内周側が外周側に対し第11図に示すよ
うにδ3だけ中凸形状になつている場合、第10図
はスラスト軸受7上面が第8図と同様にδ2だけ中
凸形状になつていると共に揺動スクロール2の端
板2b底面が第9図と同様にδ3だけ中凸形状にな
つている場合の状態をそれぞれ示している。な
お、第7図〜第11図の各図では、説明を理解し
やすくするために、スラスト軸受7、揺動スクロ
ール2の端板2bの形状を軸方向に拡大して描い
てある。
次に、上述のように構成されたスクロール圧縮
機の動作について説明する。電動機のような駆動
部(図示せず)から回転トルクが主軸8に伝達さ
れて主軸8が回転すると、ボス13を介して揺動
スクロール2が旋回を開始するが、揺動スクロー
ル2は自転防止機構9によつて自転を防止されて
いるため、固定スクロール1と揺動スクロール2
とが第5図に示し上述した圧縮原理によつて作動
流体を圧縮する。ここで、揺動スクロール2は偏
心公転運動をするが、その静的および動的な釣合
いをバランサ10によつて行う。また、このよう
なスクロール圧縮機では、作動流体の圧縮中に、
固定スクロール1と揺動スクロール2を軸方向に
開こうとするスラスト力が発生するため、軸受支
え6上に設けられたスラスト軸受7の上面によつ
て揺動スクロール2の端板2b底面を支承するこ
とにより、上記スラスト力を受けている。
機の動作について説明する。電動機のような駆動
部(図示せず)から回転トルクが主軸8に伝達さ
れて主軸8が回転すると、ボス13を介して揺動
スクロール2が旋回を開始するが、揺動スクロー
ル2は自転防止機構9によつて自転を防止されて
いるため、固定スクロール1と揺動スクロール2
とが第5図に示し上述した圧縮原理によつて作動
流体を圧縮する。ここで、揺動スクロール2は偏
心公転運動をするが、その静的および動的な釣合
いをバランサ10によつて行う。また、このよう
なスクロール圧縮機では、作動流体の圧縮中に、
固定スクロール1と揺動スクロール2を軸方向に
開こうとするスラスト力が発生するため、軸受支
え6上に設けられたスラスト軸受7の上面によつ
て揺動スクロール2の端板2b底面を支承するこ
とにより、上記スラスト力を受けている。
以上のように構成された従来のスクロール圧縮
機は、第5図に示すスクロール圧縮機の原理から
理解できるように、運転中に固定スクロールおよ
び揺動スクロールの中心に向うほど圧力が高くな
り、第7図bに示すように圧縮されたガスの荷重
によつて揺動スクロール2の端板2bが例えば歪
み量δ1中凸形状に歪む。このため、揺動スクロー
ル2の端板2b底面とスラスト軸受7上面の内周
側縁部とが片当り摺動を起こし、圧縮機の運転中
にこの現象が起こることにより、片当り摺動部が
異常摩耗したり焼付いたりしやすく、圧縮機を損
傷させたり、機械的なロスを増大させたりする原
因になるという問題点があつた。このような片当
り現象は、第8図、第9図に示すようにスラスト
軸受7上面または揺動スクロール2の端板2b底
面が加工時の状態などにより、内周側が外周側に
対し中凸形状になつている場合や、第10図に示
すようにスラスト軸受7上面と上記端板2b底面
の両方とも内周側が外周側に対し中凸形状になつ
ている場合に顕著に現われ、スラスト軸受の異常
摩耗、焼付などを起こす確率が高かつた。
機は、第5図に示すスクロール圧縮機の原理から
理解できるように、運転中に固定スクロールおよ
び揺動スクロールの中心に向うほど圧力が高くな
り、第7図bに示すように圧縮されたガスの荷重
によつて揺動スクロール2の端板2bが例えば歪
み量δ1中凸形状に歪む。このため、揺動スクロー
ル2の端板2b底面とスラスト軸受7上面の内周
側縁部とが片当り摺動を起こし、圧縮機の運転中
にこの現象が起こることにより、片当り摺動部が
異常摩耗したり焼付いたりしやすく、圧縮機を損
傷させたり、機械的なロスを増大させたりする原
因になるという問題点があつた。このような片当
り現象は、第8図、第9図に示すようにスラスト
軸受7上面または揺動スクロール2の端板2b底
面が加工時の状態などにより、内周側が外周側に
対し中凸形状になつている場合や、第10図に示
すようにスラスト軸受7上面と上記端板2b底面
の両方とも内周側が外周側に対し中凸形状になつ
ている場合に顕著に現われ、スラスト軸受の異常
摩耗、焼付などを起こす確率が高かつた。
この発明は、上記のような問題点を解決しよう
とするもので、運転中すなわち作動流体の圧縮中
にスラスト力を受けても、揺動スクロールの端板
底面とスラスト軸受内周側縁部とが片当りを生ず
ることがなく、軸受部の信頼性が高いスクロール
圧縮機などのスクロール流体機械を得ることを目
的としている。
とするもので、運転中すなわち作動流体の圧縮中
にスラスト力を受けても、揺動スクロールの端板
底面とスラスト軸受内周側縁部とが片当りを生ず
ることがなく、軸受部の信頼性が高いスクロール
圧縮機などのスクロール流体機械を得ることを目
的としている。
この発明に係るスクロール流体機械は、スラス
ト軸受の揺動スクロール端板を支承する面、また
は揺動スクロール端板のスラスト軸受に支承され
る面を半径方向に傾斜させ、内周側が外周側に対
し軸方向に微少寸法だけ凹む中凸形状に形成した
ものである。
ト軸受の揺動スクロール端板を支承する面、また
は揺動スクロール端板のスラスト軸受に支承され
る面を半径方向に傾斜させ、内周側が外周側に対
し軸方向に微少寸法だけ凹む中凸形状に形成した
ものである。
この発明におけるスクロール流体機械は、スラ
スト軸受の上面または揺動スクロール端板の底面
のような支承面または被支承面を中凹形状に形成
したので、ガス圧縮時に上記端板がスラスト荷重
によつて中凸形状に歪んでも、揺動スクロールの
端板がスラスト軸受内周側縁部と片当り摺動する
ことなく、スクロール圧縮機のような流体機械を
運転することができ、したがつて摺動部の異常摩
耗や焼付を生じにくい。
スト軸受の上面または揺動スクロール端板の底面
のような支承面または被支承面を中凹形状に形成
したので、ガス圧縮時に上記端板がスラスト荷重
によつて中凸形状に歪んでも、揺動スクロールの
端板がスラスト軸受内周側縁部と片当り摺動する
ことなく、スクロール圧縮機のような流体機械を
運転することができ、したがつて摺動部の異常摩
耗や焼付を生じにくい。
以下、この発明の一実施例を第1図ないし第3
図によつて説明する。
図によつて説明する。
第1図において、第6図と同一符号は同一また
は相当部分を示し、7aは軸受支え6と別個に形
成されたスラスト軸受7の上面であり、この上面
7aは、半径方向に傾斜され、内周側が外周側に
対し軸方向下方に10〜20μm程度の微少寸法だけ
凹む中凹形状に加工されている。7bはスラスト
軸受7の上面7aと揺動スクロール2の端板2b
下面との間に組立時に形成される隙間、11はス
ラスト軸受7を軸受支え6上面に固定するボルト
であり、ボルト11の頭部11aがスラスト軸受
7の上面7aから突出しないように、この上面7
aにはボルト11の頭部11aを収容する凹部7
cが形成されている。第3図aおよびbはスラス
ト軸受の平面図および縦断面図であり、第3図a
において、15はスラスト軸受7の上面に放射状
などに形成した潤滑用の油溝である。また、第2
図の各図はこの実施例のスラスト軸受摺動部の作
用説明図であり、第2図aはスクロール圧縮機の
ガス圧のない状態、b,cはスラスト荷重の負荷
時に揺動スクロール2の端板2bがスラスト荷重
の負荷時に歪んだ状態をそれぞれ示している。な
お、この実施例の上述した以外の構成は、第6図
に示す従来のものと同様である。
は相当部分を示し、7aは軸受支え6と別個に形
成されたスラスト軸受7の上面であり、この上面
7aは、半径方向に傾斜され、内周側が外周側に
対し軸方向下方に10〜20μm程度の微少寸法だけ
凹む中凹形状に加工されている。7bはスラスト
軸受7の上面7aと揺動スクロール2の端板2b
下面との間に組立時に形成される隙間、11はス
ラスト軸受7を軸受支え6上面に固定するボルト
であり、ボルト11の頭部11aがスラスト軸受
7の上面7aから突出しないように、この上面7
aにはボルト11の頭部11aを収容する凹部7
cが形成されている。第3図aおよびbはスラス
ト軸受の平面図および縦断面図であり、第3図a
において、15はスラスト軸受7の上面に放射状
などに形成した潤滑用の油溝である。また、第2
図の各図はこの実施例のスラスト軸受摺動部の作
用説明図であり、第2図aはスクロール圧縮機の
ガス圧のない状態、b,cはスラスト荷重の負荷
時に揺動スクロール2の端板2bがスラスト荷重
の負荷時に歪んだ状態をそれぞれ示している。な
お、この実施例の上述した以外の構成は、第6図
に示す従来のものと同様である。
以上のように構成された一実施例のスクロール
圧縮機では、運転時にガスが圧縮された時に発生
するスラスト荷重によつて揺動スクロール2の端
板2bが歪み、端板2bの底面が中凸形状に変形
した時、スラスト軸受7の上面7aが第2図aに
示すように中凹形状に形成されていることによ
り、第2図bに示すようにスラスト軸受7の上面
7a内周側縁部は揺動スクロール2の端板2b下
面と片当りすることなく、ガス圧によつて歪んだ
状態で、上記端板2b底面をより大きな軸受面積
で支承することができる。この時、ガス圧によつ
ては、第2図cに示すように、揺動スクロール2
の端板2b底面とスラスト軸受7の上面7aの摺
動面で、外周側部の片当りが発生ることがある
が、軸受面積は半径の2乗に比例するため、仮に
スラスト軸受7の内外径比を1:2にすると、ス
ラスト軸受7の上面7aの有効な軸受面積が、従
来の内周側縁部での片当り摺動に比べて4倍とな
り、その軸受負荷容量を著しく向上させることが
できる。ただし、スラスト軸受7の上面7aの中
凹形状の高さδ4は、揺動スクロール2の端板2b
がスラスト荷重によつて歪んで変形する高さ絶対
値δ1に対し、例えば10倍以上の大きな値になる
と、圧縮機の運転中にスラスト軸受7の上面7a
の外周側部だけで上記端板2bと片当り摺動を行
い、異常摩擦や焼付を生ずることがあるので、上
記高さδ1に対しδ4の上限は3〜4倍程度にしてお
く必要がある。
圧縮機では、運転時にガスが圧縮された時に発生
するスラスト荷重によつて揺動スクロール2の端
板2bが歪み、端板2bの底面が中凸形状に変形
した時、スラスト軸受7の上面7aが第2図aに
示すように中凹形状に形成されていることによ
り、第2図bに示すようにスラスト軸受7の上面
7a内周側縁部は揺動スクロール2の端板2b下
面と片当りすることなく、ガス圧によつて歪んだ
状態で、上記端板2b底面をより大きな軸受面積
で支承することができる。この時、ガス圧によつ
ては、第2図cに示すように、揺動スクロール2
の端板2b底面とスラスト軸受7の上面7aの摺
動面で、外周側部の片当りが発生ることがある
が、軸受面積は半径の2乗に比例するため、仮に
スラスト軸受7の内外径比を1:2にすると、ス
ラスト軸受7の上面7aの有効な軸受面積が、従
来の内周側縁部での片当り摺動に比べて4倍とな
り、その軸受負荷容量を著しく向上させることが
できる。ただし、スラスト軸受7の上面7aの中
凹形状の高さδ4は、揺動スクロール2の端板2b
がスラスト荷重によつて歪んで変形する高さ絶対
値δ1に対し、例えば10倍以上の大きな値になる
と、圧縮機の運転中にスラスト軸受7の上面7a
の外周側部だけで上記端板2bと片当り摺動を行
い、異常摩擦や焼付を生ずることがあるので、上
記高さδ1に対しδ4の上限は3〜4倍程度にしてお
く必要がある。
第4図はこの発明の他の実施例による揺動スク
ロールの縦断側面図である。この実施例では、揺
動スクロール2の端板2bの底面2cを外周側よ
り内周側が10μm程度凹む中凹形状にしてある。
なお、この実施例の上述した以外の構成は第6図
に示すものと同様である。この実施例でも、上記
底面2cがスラスト軸受の上面の内周側縁部への
片当りを防止でき、第1図ないし第3図に示した
実施例と同様な効果が得られる。
ロールの縦断側面図である。この実施例では、揺
動スクロール2の端板2bの底面2cを外周側よ
り内周側が10μm程度凹む中凹形状にしてある。
なお、この実施例の上述した以外の構成は第6図
に示すものと同様である。この実施例でも、上記
底面2cがスラスト軸受の上面の内周側縁部への
片当りを防止でき、第1図ないし第3図に示した
実施例と同様な効果が得られる。
この発明において、スラスト軸受は軸受支えと
一体に形成してもよい。また、この発明は、上述
した実施例のスクロール圧縮機だけではなく、流
体ポンプ、タービン圧縮機などにも適用できる。
一体に形成してもよい。また、この発明は、上述
した実施例のスクロール圧縮機だけではなく、流
体ポンプ、タービン圧縮機などにも適用できる。
以上説明したように、この発明によれば、スラ
スト軸受の揺動スクロール支承面または揺動スク
ロールのスラスト軸受での被支承面を、半径方向
に傾斜させて中凹形状に形成したことにより、流
体圧縮中の揺動スクロール端板の底面の歪みによ
るスラスト軸受上面の内周側縁部への片当り摺動
をなくし、摺動部の異常摩耗、焼付などによる機
械の損傷、機械的ロスの増大を防止することがで
きるという効果が得られる。
スト軸受の揺動スクロール支承面または揺動スク
ロールのスラスト軸受での被支承面を、半径方向
に傾斜させて中凹形状に形成したことにより、流
体圧縮中の揺動スクロール端板の底面の歪みによ
るスラスト軸受上面の内周側縁部への片当り摺動
をなくし、摺動部の異常摩耗、焼付などによる機
械の損傷、機械的ロスの増大を防止することがで
きるという効果が得られる。
第1図はこの発明の一実施例によるスクロール
圧縮機の圧縮機構部を示す縦断側面図、第2図
a,b,cは同互いに異なつた状態の作用説明
図、第3図aおよびbは同スラスト軸受の平面図
および縦断面図、第4図はこの発明の他の実施例
によるスクロール圧縮機の揺動スクロールを示す
縦断側面図、第5図a,b,c,dはスクロール
圧縮機の互い異なつた動作状態を示す作動原理
図、第6図は従来のスクロール圧縮機の圧縮機構
部を示す縦断側面図、第7図、第8図、第9図、
第10図はこれらのaが停止状態bが運転状態を
示す従来のスクロール圧縮機の互い異なつたスラ
スト軸受部の作用説明図、第11図は第10図の
揺動スクロールの縦断側面図である。 1……固定スクロール、1a……渦巻、1b…
…端板、2……揺動スクロール、2a……渦巻、
2b……端板、2c……中凹形状の底面、4……
圧縮室、6……軸受支え、7……スラスト軸受、
7a……中凹形状の上面、8……主軸、9……自
転防止機構。なお、図中同一符号は同一または相
当部分を示す。
圧縮機の圧縮機構部を示す縦断側面図、第2図
a,b,cは同互いに異なつた状態の作用説明
図、第3図aおよびbは同スラスト軸受の平面図
および縦断面図、第4図はこの発明の他の実施例
によるスクロール圧縮機の揺動スクロールを示す
縦断側面図、第5図a,b,c,dはスクロール
圧縮機の互い異なつた動作状態を示す作動原理
図、第6図は従来のスクロール圧縮機の圧縮機構
部を示す縦断側面図、第7図、第8図、第9図、
第10図はこれらのaが停止状態bが運転状態を
示す従来のスクロール圧縮機の互い異なつたスラ
スト軸受部の作用説明図、第11図は第10図の
揺動スクロールの縦断側面図である。 1……固定スクロール、1a……渦巻、1b…
…端板、2……揺動スクロール、2a……渦巻、
2b……端板、2c……中凹形状の底面、4……
圧縮室、6……軸受支え、7……スラスト軸受、
7a……中凹形状の上面、8……主軸、9……自
転防止機構。なお、図中同一符号は同一または相
当部分を示す。
Claims (1)
- 1 インボリユートなどからなる渦巻を端板面に
突設し上記渦巻を互いに偏心させて組合せ圧縮室
を形成する固定スクロールおよび揺動スクロール
と、この揺動スクロールに電動機の駆動力を伝達
する主軸と、上記揺動スクロールおよび主軸を支
承しスラスト荷重を受持つ軸受支えと、この軸受
支えに設け上記揺動スクロールの端板を支承する
スラスト軸受と、上記揺動スクロールの軸回りの
自転を防止し主軸回りに公転させる自転防止機構
とを備えたスクロール流体機械において、上記ス
ラスト軸受の揺動スクロール端板を支承する面、
または揺動スクロール端板のスラスト軸受に支承
される面を、半径方向に傾斜させ、内周側が外周
側に対し、軸方向に微少寸法だけ凹む中凹形状に
形成したことを特徴とするスクロール流体機械。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60268433A JPS62126203A (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 | スクロ−ル流体機械 |
| KR1019860005653A KR920008914B1 (ko) | 1985-11-27 | 1986-07-12 | 스크롤 유체기계 |
| GB8626277A GB2183734B (en) | 1985-11-27 | 1986-11-04 | Scroll-type fluid transferring machine |
| DE3640125A DE3640125C2 (de) | 1985-11-27 | 1986-11-25 | Rotationskolbenmaschine der Spiralbauart |
| US06/935,295 US4761122A (en) | 1985-11-27 | 1986-11-26 | Scroll-type fluid transferring machine with slanted thrust bearing |
| US07/089,336 US4795324A (en) | 1985-11-27 | 1987-08-25 | Scroll-type fluid transferring machine with deformable thrust bearing |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60268433A JPS62126203A (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 | スクロ−ル流体機械 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62126203A JPS62126203A (ja) | 1987-06-08 |
| JPH0330681B2 true JPH0330681B2 (ja) | 1991-05-01 |
Family
ID=17458421
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60268433A Granted JPS62126203A (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 | スクロ−ル流体機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62126203A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04241785A (ja) * | 1991-01-09 | 1992-08-28 | Daikin Ind Ltd | スクロール形流体機械 |
| JP3424881B2 (ja) * | 1995-09-01 | 2003-07-07 | トキコ株式会社 | スクロール式流体機械 |
| KR20030012662A (ko) * | 2001-08-03 | 2003-02-12 | 엘지전자 주식회사 | 스크롤 압축기의 마모 방지 구조 |
| JP2008121481A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スクロール流体機械 |
-
1985
- 1985-11-27 JP JP60268433A patent/JPS62126203A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62126203A (ja) | 1987-06-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100916554B1 (ko) | 올덤 커플링을 위한 클리어런스를 가진 스크롤 압축기 | |
| JP3337831B2 (ja) | スクロール型圧縮機 | |
| US4734020A (en) | Scroll type compressor with spiral oil feeding grooves in thrust bearing | |
| EP0066457A2 (en) | Driving support mechanism for an orbiting scroll of a scroll type fluid displacement apparatus | |
| US4730998A (en) | Scroll-type apparatus having a pivoting main journal bearing | |
| JPH0826761B2 (ja) | スクロール流体機械 | |
| JPS5979086A (ja) | スクロ−ル流体機械 | |
| JPH06346871A (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JP4689050B2 (ja) | スクロール式機械 | |
| US4761122A (en) | Scroll-type fluid transferring machine with slanted thrust bearing | |
| JPH0263117B2 (ja) | ||
| KR880001334B1 (ko) | 스크롤 유체기계 | |
| JPH0411755B2 (ja) | ||
| JPH0152591B2 (ja) | ||
| JPS62126203A (ja) | スクロ−ル流体機械 | |
| JP3441121B2 (ja) | スクロール式流体機械 | |
| JPH021995B2 (ja) | ||
| JPH0541838B2 (ja) | ||
| JPH0452399B2 (ja) | ||
| JPH0330682B2 (ja) | ||
| JP2972464B2 (ja) | スクロール型流体機械 | |
| JPH0515609Y2 (ja) | ||
| JP2635138B2 (ja) | スクロール形流体機械 | |
| JP4618645B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JPS63268992A (ja) | スクロ−ル形圧縮機 |