JPH0331061Y2 - - Google Patents

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JPH0331061Y2
JPH0331061Y2 JP1985095130U JP9513085U JPH0331061Y2 JP H0331061 Y2 JPH0331061 Y2 JP H0331061Y2 JP 1985095130 U JP1985095130 U JP 1985095130U JP 9513085 U JP9513085 U JP 9513085U JP H0331061 Y2 JPH0331061 Y2 JP H0331061Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の分野〕 本考案は積層コイルに関し、特にインダクタン
スが可変である積層チツプ可変コイルに関する。
〔従来技術と問題点〕
第6図〜第20図を参照しながら従来技術を説
明する。第6図〜第12図は、積層チツプ可変コ
イルの積層コイル部分の製造工程を示している。
先ず、第6図のように絶縁性の強磁性体層、一般
にはFe、Co、Ni等のフエライト粉末と適当なバ
インダーとを混練りしたペースト状のシートもし
くは印刷層8を用意する。シートはシート工法、
例えばドクターグレード法と呼ばれる製造方法に
より、ノズルから射出される材料を厚さを規制し
ながらベルト上に押し出して得られる。また印刷
層は、周知の印刷法により得られる。シート工法
では、所望の層たとえば誘電体層ないし導体層な
いし強磁性体層等が得られた後に電極層を塗布
し、その後加圧着し、適当に切断して複数のチツ
プを得て、その後、焼成炉にて高温焼成して、所
望の積層電子部品を得る。しかし以下の従来例の
説明においては、上記のシート工法としてではな
く、周知の印刷法により各層が形成されるものと
して説明する。また説明の便宜上、1個のチツプ
について説明する。印刷法により得られた強磁性
体層8の表面に約半ターン分のコイル形成用の導
体層9を印刷する。導体層は、一般的にはAg、
Al、Cu、Ag−Pd、Pd等の金属粉末をバインダ
ーと混練りしたペースト状のものを使用する。第
6図で、部位Sは、電極引出し部である。次に、
導体層9の一部を残して強磁性体層10を印刷
し、第7図のように、導体層11を導体層9と接
続して印刷する。第8図の工程に移り、導体層1
1の一部を残して強磁性体層12を印刷し、導体
層13を導体層11に接続して印刷する。必要に
応じ導体層13から引出し部bを設けて、中点タ
ツプ付き積層コイルとするこも可能である。第9
図の工程に移り、導体層13の一部を残して、強
磁性体層14を印刷し、導体層13に接続して導
体層15を印刷し電極引出し部Fを設ける。な
お、上記の工程において、導体層のターン数およ
び積層数は任意に調整できる。また中点タツプ用
の引出し部bの位置も任意に調整できる。第10
図の工程に移り、強磁性体層16を印刷する。積
層を終えた後、第11図に示されるように導体層
9,11,13,15により形成されるコイルパ
ターンの中心を貫く穴17をパンチする。第12
図に、上記の工程で得られた積層チツプ可変コイ
ルの積層コイル部分の斜視図を示す。
第13図〜第16図は、積層チツプ可変コイル
の積層コンデンサ部分の製造工程を示す。先ず、
第13図に示されるように、誘電体層18を印刷
する。誘電体層には、誘電体(BaTiO3、TiO2
等)の粉末をバインダーでペースト状に形成した
ものを使用する。次に電極層としての導体層19
を印刷する。その際に、導体層19の一端を誘電
体層18の下辺右寄りに引き出して、引出し部
C1とする。第14図の工程に移り、誘電体層2
0を印刷する。次に、導体層21を印刷する。導
体層21の一端を誘電体層20の下辺左寄りに引
き出して、引出し部C2とし、次に誘電体層22
を印刷する。同様に工程を複数回行うことも可能
である。
上記の工程で得られた積層コイル部分26と積
層コンデンサ部分27を圧縮めする。必要に応
じ、層28を介して積層コイル部分26と積層コ
ンデンサ部分27を圧縮せする。この層28は、
磁性体と誘電体との中間的性質を示す層であり、
次段の工程での焼結縮み等によるクラツク防止用
の層であり、例えば誘電体粉末と磁性体紛末の混
合ペーストより作られる。層28は場合により省
略できる。上記のようにして得られた積層体29
を焼成炉において焼成し、引出し部C1,C2,F,
Sに導体ペーストを被覆し焼付けて外部電極2
3,24を形成する。
次に第19図に示されるように、穴17にねじ
付きの磁気コア25(例えば磁性フエライト等か
ら作られたコア)を螺合させて積層チツプ可変コ
イルを得る。第20図に従来技術による積層チツ
プ可変コイルの回路図を示す。
上記のようにして得られた積層チツプ可変コイ
ルでは、積層コイル部分26は閉磁路型であり、
この積層コイル部分26の穴17にのみ螺合する
磁気コア25のねじ孔には漏れ磁束が少ない。し
たがつて、磁気コア25の調整による積層コイル
のインダクタンス調整範囲が限られてしまう等の
問題点を有していた。すなわち、第19図に示さ
れるように、従来の積層チツプ可変コイルでは、
磁気コア25と積層コイル部分26との間に作ら
れる隙間28′を調整することにより、インダク
タンスを調整しており、その調整範囲は狭いとい
う問題点を有している。
積層チツプ可変コイルは、インダクタンスLと
コンデンサの容量C′の並列回路により0=1/2π
√の中心周波数0を分離・選択する機能を備
えている。積層チツプ可変コイルは、たとえば増
幅回路の周波数特性保償回路もしくは同調回路も
しくは発振回路等に使用される。一般に電子回路
中の電子部品、たとえばコンデンサやトランジス
タには個々にばらつきがあり、これらのばらつき
に応じて、個々の積層コイルを広範囲に調整し
て、一定の同調周波数と同調できることが望まし
い。したがつて、積層コイルのインダクタンス、
すなわち中心周波数が広範に変えられしかも必要
に応じ微調整することができることが望ましい。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、積層チツプ可変コイルのイン
ダクタンスを広範に変化させるようにすることで
ある。
本考案の他の目的は、積層チツプ可変コイルの
インダクタンスを微調整することができるように
することである。
本考案のさらに他の目的は、従来技術の製造工
程を大幅に変更することなく安価にしかも大量生
産することのできる積層チツプ可変コイルを得る
ことである。
〔考案の概要〕
第1図を参照しながら、本考案の概要を説明す
る。
本考案は、積層コイル部分2と誘電体層3を備
え、この積層コイル部分2と誘電体層3を貫通す
る貫通孔30が設けられる。積層コイル部分2
は、従来と同様に強磁性フエライト層と導体層と
の交互積層により形成される。この積層コイル部
分2の少なくとも一箇所に誘電体層3が形成され
る。この誘電体層3は従来と同様に電極層を形成
する導体および誘電体との交互積層により形成さ
れる。誘電体層3の透磁率μCと積層コイル部分の
透磁率μLとの比μC/μLは通常10-2〜10-4程度であ
る。したがつて、誘電体層3は、積層コイル部分
2の磁束の通路となるが、磁気抵抗が大きいため
磁気回路的に開磁路となり、磁束は貫通孔30の
方へ漏れてくる。積層コイル部分は強磁性体より
形成され、その比透磁率は数百から数千、場合に
よりそれ以上となり、誘電体層から貫通孔の方へ
漏れてくる磁界の強さは積層コイル部分での漏れ
磁界の強さの数百倍ないし数千倍、あるいはそれ
以上となる。そこで、貫通孔30に可動の磁心1
を挿入して、その挿入量を調節することにより、
磁心1と磁束の鎖交量を調節する。第2図を参照
すると、この磁心1は積層コイル部分2だけでな
く誘電体層3においても可動である。したがつて
誘電体層3からの漏れ磁束がこの磁心1と鎖交す
る量を大幅に調整することができ、その結果、積
層チツプ可変コイルのインダクタンスを大幅に変
えることができる。第3図には本考案による積層
チツプ可変コイルのインダクタンスの変化を、第
4図には、その場合の周波数選択特性を、第2図
の各磁心の位置A,B,Cに対応させて示す。
〔好ましい実施例の詳細な説明〕
第5図を参照しながら、本考案の好ましい実施
例を説明する。なお、積層コイル部分2は強磁性
体層と導体層との交互積層により形成され、誘電
体層3は誘電体と電極層としての導体との交互積
層により形成され、これらは従来と同様であるの
で詳細には説明しない。積層コイル部分2と誘電
体層3とが形成された後、これらを圧縮めする。
その後、貫通孔30をパンチする。その後、焼成
炉にて一体焼結させる。次に、電極引出し部に導
体ペーストを被覆し焼付けて外部電極7等を形成
する。貫通孔30の直径に応じて、トリマー4と
磁心1とフランジ6から構成される磁気コア部材
を製造する。トリマー4は、非磁性材料、たとえ
ばプラスチツクもしくは真鍮等により構成され、
磁心1を挟圧保持している。またトリマー4には
雄ねじが形成され、フランジには雌ねじが形成さ
れ、トリマー4の回転により磁心1が上下に動く
ようになつている。このフランジ6は、トリマー
4と同様に非磁性材料から作られる。上記の構成
の磁気コア部材を貫通孔30に嵌合させて、本考
案にる積層チツプ可変コイルを得る。
〔考案の作用効果〕
本考案によれば、フランジ6に対するトリマー
4の回転により磁心1が貫通孔30内を上下に移
動して、誘電体層からの漏れ磁束と鎖交する量が
広範囲に調節され、積層チツプ可変コイルのイン
ダクタンスを広範囲に調節することができる。し
たがつてf0=1/2π√で表わされる中心周波
0が、容量Cのばらつきに応じてインダクタン
スLを変えて調節できる。したがつて、例えばラ
ジオの受信段での一定の同調周波数にこの中心周
波数を一致させることができる。また磁心は、フ
ランジとトリマーのねじ溝により上下に移動する
ことができるので、インダクタンスが微調整可能
である。したがつて、所望の周波数に対して精度
良く調整することができる。また、本考案は、従
来技術の大幅な修正・変更を要しないので、従来
からの積層コイルの特徴を損うことなく、安価で
堅牢で特性の良い積層チツプ可変コイルを得るこ
とができる。
上記説明から明らかなように、積層コイル部分
の積層数、導体層のターン数およびパターン形状
は、必要に応じ変更できる。また、好ましい実施
例の詳細な説明においては、開磁路部を設けるた
めに、誘電体層を一箇所にのみ設けているが、複
数箇所設けることも可能である。
また、本考案による積層チツプ可変コイルと他
の電子部品とを適当に組み合わせることにより、
様々な応用・変更が可能であることは当業者に
は、明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による積層チツプ可変コイル
の原理を示す原理図である。第2図は、第1図の
a−a′線から見た場合の断面図である。第3図
は、第2図の磁心の各位置A,B,Cに対応して
インダクタンスの変化を示すグラフ図である。第
4図は、第2図の磁心の各位置A,Cに対応した
周波数選択特性を示すグラフ図である。第5図
は、本考案による積層チツプ可変コイルの斜視図
である。第6図〜第12図は、従来技術による積
層コイル部分の製造工程を示す平面図である。第
13図〜第16図は、従来技術による積層コンデ
ンサ部分の製造工程を示す平面図である。第17
図は、従来技術の積層コイル部分と積層コンデン
サ部分とを圧縮めする様子を示す斜視図である。
第18図は、従来技術の焼成後の積層チツプ可変
コイルの斜視図である。第19図は、従来技術の
積層チツプ可変コイルの断面図である。第20図
は、第19図の等価回路図である。 図中の各番号が示す名称を下記に挙げる。な
お、同一番号は同一部位を示すものとする。1…
…磁心、2……積層コイル部分、3……誘電体
層、4……トリマー、5……内部電極、6……フ
ランジ、7……外部電極、8,10,12,1
4,16……強磁性体層、9,11,13,15
……導体層、17……穴、18,20,22……
誘電体層、19,21……導体層、23,24…
…外部端子、25……磁気コア、26……積層コ
イル部分、27……積層コンデンサ部分、28…
…クラツク防止層、29……積層体、30……貫
通孔、S……電極引出し部、F……電極引出し
部、C1……引出し部、C2……引出し部、b……
引出し部(中点タツプ)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 磁性体層とこの磁性体層に形成された周回す
    る導体層より構成される積層コイル部分と、こ
    の積層コイル部分の少なくとも一箇所に重畳し
    て一体に形成された誘電体層と、磁性体層と誘
    電体層とを貫通する貫通孔とを備える積層チツ
    プ可変コイルにおいて、前記貫通孔内には、前
    記誘電体層の厚さ以下の厚さの磁心を有する磁
    気コア部材が、前記貫通孔内を任意の位置に移
    動自在に装入されており、前記磁気コア部材の
    移動により前記磁心が前記誘電体層中に完全に
    移動し得るようになつている、インダクタンス
    が調整出来ることを特徴とする積層チツプ可変
    コイル。 (2) 前記磁気コア部材は、前記磁心とそれに一体
    のトリマーと前記トリマーのねじ部と、前記誘
    電体層に固着され且つ前記ねじ部とかみ合う雌
    ねじ部を有するフランジを備え、トリマーとフ
    ランジは非磁性材料で構成されフランジに対す
    るトリマーの回転により磁心が移動する前記第
    1項記載の積層チツプ可変コイル。
JP1985095130U 1985-06-25 1985-06-25 Expired JPH0331061Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5918468B2 (ja) * 1980-08-21 1984-04-27 株式会社神戸製鋼所 深絞り用アルミニウム板の製造方法

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