JPH0332488B2 - - Google Patents

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JPH0332488B2
JPH0332488B2 JP56196649A JP19664981A JPH0332488B2 JP H0332488 B2 JPH0332488 B2 JP H0332488B2 JP 56196649 A JP56196649 A JP 56196649A JP 19664981 A JP19664981 A JP 19664981A JP H0332488 B2 JPH0332488 B2 JP H0332488B2
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compressor
capacity
sensing
electromagnetic clutch
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JP56196649A
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Yasuyuki Nishi
Masashi Takagi
Masao Sakurai
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NipponDenso Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車用空調装置に関し、特に圧縮
機の吐出容量を可変制御できる自動車用空調装置
に関する。
〔従来の技術〕
従来の自動車用空調装置の冷凍サイクルは、第
1図に示すように自動車走行用エンジンにより駆
動される圧縮機1、この圧縮機1より吐出された
冷媒の凝縮を行う凝縮器2、この凝縮器2で凝縮
した液冷媒を溜めるレシーバ3、このレシーバよ
り液冷媒が導入され液冷媒の減圧膨張を行う膨張
弁4、および非冷却空気と熱交換して空気より気
化熱を奪つて空気の冷却を行う蒸発器5とにより
構成されている。ここで、圧縮機1は電磁クラツ
チ7を介して自動車走行用エンジン(図示せず)
により駆動されるので、エンジン回転数が増加す
るに伴い、圧縮機回転数が増加することになる。
従つて、圧縮機の回転数が増加して冷房能力が高
まつたり、一方、外気温の低下等により冷房負荷
が減少した場合には、蒸発器5のフイン温度すな
わち冷媒の蒸発温度が0℃以下に低下し、フイン
に霜が着霜したり、氷結したりする恐れがある。
この場合には、送風機8によつて送風される風量
が減少し、ひいては冷房能力の低下を来す。その
ため、他の着霜現象を防止したり、車室内の温度
制御を目的として蒸発器5直後の空気温度をサー
ミスタ等の温度感知器6にて感知し、第2図に示
す制御回路9にてリレー10の接線10aを開閉
することにより、圧縮機の電磁クラツチを断続す
るようにしている。これにより圧縮機1の稼働時
間を調整することができ、冷媒の蒸発温度を制御
し、併せて蒸発器直後の空気温度を制御すること
ができる。
ところで、このような構成では冷房負荷が低下
したり圧縮機の回転数増加に伴い、冷房能力が増
加したりすると、冷凍サイクルの能力が冷房負荷
を上回ることとなり、第3図に示すように蒸発器
5直後の空気温度Tが低下し、C点で接点温度
T0以下となる。しかしながら、温度感知器6は
その熱容量のため制御回路9を作動させるまでに
第3図のに示す時間的な遅れを持つており、C
点から制御回路が働くa点までの間(すなわち
の時間)空気温度Tはさらに減少し、設定温度
T0よりもかなり低くなる。そして、a点で制御
回路9が働き、クラツチ7が切れると圧縮機1を
停止し、膨張弁4が閉じ蒸発器5の液冷媒の供給
が止まる。すると、蒸発器5内圧力P1が上昇し、
冷媒の過熱域が増加する。その結果蒸発器5の有
効伝熱面積が減少し、蒸発器5直後の空気温度T
が急上昇することになる。これにより、d点で設
定温度T0以上になる。しかし、上記と同様の理
由により温度感知器6の時間的遅れ(の時間)
があるため、制御回路9が作動するb点まで空気
温度Tが上昇し続ける。b点で制御回路9が作動
し、クラツチ7が再び接続され圧縮機1が動き始
め、以後上記動作を繰り返す。
ところが、この従来のものでは外気温等の変化
による冷房負荷の変動に係わらず、圧縮機1は常
に最大容量でもつて運転が断続されるので、圧縮
機1の駆動源の駆動負荷を常に最大となり、エン
ジンの消費動力が大きくなるとともに騒音も大き
くなる。
そこで従来蒸発器5直後の空気温度Tを温度感
知器6で感知し、その信号に基づく圧縮機の容量
を可変制御するものも提案されていた(特開昭53
−107042号)。この従来のものは、圧縮機を常に
最大容量でもつて運転するのではなく、適宜容量
可変を行うものであり、上述の消費動力が大きく
なるという問題を解決することができるものであ
る。
しかしながら、この従来のものはクラツチの断
続に伴う圧縮機作動制御に代えて、単に圧縮機容
量を制御するようにしたのみであり、圧縮機の吐
出容量を制御できるようにした自動車用空調装置
において、その圧縮機制御をより効率的に利用す
るという考えは全くなされていなかつた。
蒸発器5のフロスト防止という点に鑑みれば、
冷房能力を蒸発器5直後の空気温度によつて制御
することが基本となるが、冷房能力もしくは冷房
負荷に影響を与える条件としては他にも存在す
る。
例えば、自動車の周囲温度は冷房負荷に大きな
影響を与える。特に自動車用空調装置にあつては
自動車の移動とともに例えばトンネル内走行や日
射を受ける条件下での走行といつたように自動車
の周囲温度が急激に変化することが多い。このよ
うに周囲温度が変化すれば、ひいては凝縮器2の
凝縮能力および車室の冷房負荷の変化を来すこと
になる。
従つて、圧縮機の吐出容量を変化させることが
できる自動車用空調装置においては、この圧縮機
の容量制御を、単に蒸発器5直後の空気温度のみ
について行うのではなく、自動車の周囲温度に応
じても行えるようにした方が自動車用空調装置の
制御全体としてよりきめ細やかなものとなり、ひ
いては消費動力のより一層の低減につながること
になる。
また、自動車用空調装置において、冷房能力に
直接影響を与えるものとしては、エンジンの回転
数がある。上述した如く、圧縮機1は自動車走行
用エンジンからの駆動力を受けて作動するもので
あるため、圧縮機の吐出容量はエンジンの回転数
に直接的に応動するものである。このエンジン回
転数変化に伴う圧縮機吐出容量の変化はひいては
冷房能力の変化となつて蒸発器出口の空気温度の
変化につながるものであるが、上述した時間遅れ
の影響を受けてしまうことになる。換言すれば、
蒸発器5直後の空気温度だけでは自動車用空調装
置の冷房能力の変化を適確には検出できないこと
になる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記点に鑑みてなされたもので、圧縮
機の吐出容量を可変制御できる自動車用空調装置
において、圧縮機の容量可変の信号および圧縮機
の作動・非作動の切換え信号を蒸発器直後の空気
温度のみでなく、2以上の感知信号に基づいて制
御できるようにし、もつて圧縮機の消費動力の全
体としての低減を図れるようにすることを目的と
する。
〔構成〕
上記目的を達成するため、本発明の第1発明で
は、 自動車用エンジンからの駆動力を受け冷媒の吸
入、圧縮、吐出を行う圧縮機と、 自動車用エンジンからこの圧縮機への駆動力を
伝達・非伝達に切り換える電磁クラツチと、 圧縮機の吐出容量を変化させる容量可変部材
と、 この容量可変部材を駆動する駆動手段と、 蒸発器の冷却度合に関連する温度または冷媒圧
力を感知する第1感知手段と、 自動車の周囲温度を感知する第2感知手段と、 第1感知手段および第2感知手段からの感知信
号に応じ、駆動手段を制御し圧縮機の容量を可変
制御し、かつ、電磁クラツチを制御して圧縮機を
作動・非作動切換え制御する制御手段とを備え、 制御手段は、第1感知手段からの感知信号に基
づき駆動手段および電磁クラツチの少なくともい
ずれかを制御して圧縮機の容量および作動・非作
動を制御して蒸発器のフロスト防止を図り、 かつ第2感知手段からの感知信号に基づき自動
車の周囲温度が所定温度以上の時、駆動手段およ
び電磁クラツチの少なくともいずれかを制御して
圧縮機を大容量から非作動の間で制御し、 自動車の周囲温度が所定温度以下の時、駆動手
段および電磁クラツチの少なくともいずれかを制
御して、圧縮機を小容量から非作動の間で制御す
る という構成を採用する。
また、本発明の第2発明では、上述の蒸発器の
冷却度合に関連する温度または冷媒圧力を感知す
る第1感知手段および自動車の周囲温度を感知す
る第2感知手段の他に、エンジンの回転数を感知
する第3感知手段を設け、制御手段は、第1感知
手段、第2感知手段および第3感知手段からの感
知信号に応じて駆動手段および電磁クラツチを制
御し、圧縮機の作動・非作動および容量を可変制
御する。
すなわち、本発明の第2発明においては、 制御手段は第1感知手段からの感知信号に基づ
き駆動手段および電磁クラツチの少なくともいず
れかを制御して圧縮機の容量および作動・非作動
を制御し、蒸発器のフロスト防止を図り、 かつ第2感知手段からの信号に基づき、自動車
の周囲温度が所定温度以上の時駆動手段および電
磁クラツチの少なくともいずれかを制御して、圧
縮機を大容量から非作動の間で制御し、 自動車の周囲温度が所定温度以下の時駆動手段
および電磁クラツチの少なくともいずれかを制御
して、圧縮機を小容量から非作動の間で制御し、 さらに、第3感知手段からの感知信号に基づ
き、エンジンの回転数が所定数以上である時には
駆動手段を制御して圧縮機の回転数を大容量にし
ないようにするという制御を行なう。
〔作動〕
上記構成の採用により、本発明の第1発明の自
動車用空調装置では、第1感知手段からの信号に
基づいて、圧縮機の容量を切換えたり、もしくは
圧縮機の作動・非作動を切り換えたりすること
で、蒸発器に霜が付着したり、氷結したりすると
いうことを良好に防止する。さらに、第2感知手
段からの信号に基づき自動車の周囲温度より、凝
縮器の凝縮能力や車室内の冷房負荷等を感知し、
それにより、冷房能力が冷房負荷を上回るである
うと思われる状態、すなわち自動車の周囲温度が
所定以下の状態では圧縮機の吐出容量を大容量と
することはしない。この状態では圧縮機の能力を
吐出容量を小容量とした状態から吐出容量0の状
態、換言すれば圧縮機非作動の状態までの間で能
力の制御を行うことになる。
一方、冷房能力のほうが、冷房負荷が下回るで
あろうと想定される状態、すなわち自動車の周囲
温度が所定値以上の場合では、第1感知手段から
の信号条件によつては、圧縮機の容量を最大容量
にまで増大させることができる。この状態におい
ては、蒸発器直後の空気温度によつては、圧縮器
の容量を最大容量としたり、もしくは小容量さら
には零容量(圧縮機停止)とすることで、蒸発器
のフロスト防止を良好に図ることになる。
さらに本発明の第2発明の自動車用空調装置で
は、上述の信号の他に第3検知手段からエンジン
の回転数も検知することができる。これにより、
エンジンの回転数が高く、従つて圧縮機の回転数
も高く圧縮機吐出量が増大している状態では、圧
縮機の吐出容量を大容量としないように制御する
ことができる。
従つて、本発明の第2発明の自動車用空調装置
では自動車の周囲温度が高く、かつ蒸発器の温度
も高い時には、圧縮機の吐出容量を最大容量とし
て冷房能力の増大を図るが、この場合にあつても
エンジンの回転数が所定値以上の場合には、圧縮
機の吐出容量を大容量にはしないよう制御する。
一般に自動車用空調装置では、エンジンの回転数
が低回転の状態においても十分な冷房能力が達成
できるよう圧縮機の吐出容量が設定されているた
め、エンジンの回転数が所定値以上高い状態で
は、たとえ圧縮機の吐出容量を大容量とすること
がなくても、全体として冷凍サイクルを循環する
循環冷媒量は十分確保でき、冷房能力にも不足を
来さないことになる。
〔発明の効果〕
上述したように本発明の自動車用空調装置で
は、単に蒸発器の温度のみでなく、その他にも冷
房能力や冷房負荷に関係する状態を感知して、こ
の感知信号に基づいても圧縮機の容量を可変制御
できるようにしているため、圧縮機の消費動力お
よび騒音を大幅に低減することができるという効
果を有する。
〔実施例〕
以下第1発明を図に示す実施例について説明す
る。
本発明方法における冷凍サイクルは第1図と同
じでよいので、説明は省略する。第4図aは本発
明方法の制御システムの全体を概略的に示すもの
で、11は自動車用空調装置の樹脂製通風ケーシ
ングで、その内部には第1図図示の蒸発器5およ
びモータ駆動の送風機8が設けられている。通風
ケーシング11の左端側は図示しない内外気切替
箱を介して内気吸入口および外気吸入口に連通
し、右端側は図示しないヒータユニツトを介して
車室内への吹出口(冷房用上方吹出口、暖房用下
方吹出口等)に連通している。前記蒸発器5の出
口側冷媒回路には圧縮機12が接続されており、
この圧縮機12は電磁クラツチ13を介して自動
車エンジンにより駆動される。更に、この圧縮機
12は後記するように吐出容量を可変する容量可
変部材18を内蔵する可変容量型として構成して
ある。14は蒸発器直後の空気温度を感知するた
めのサーミスタからなる温度感知器、19は車両
の周囲の代表温度たとえば、擬縮器2の前方の冷
却風の温度を感知するためのサーミスタからなる
温度感知器、15はこの両温度感知器14,19
の信号を入力とする制御回路、16は前記圧縮器
12内の容量可変部材18を駆動するための電磁
弁で、制御回路15の出力によつて制御される。
21は空調装置の作動スイツチ、22はイグニツ
シヨンスイツチ、23は車載の電源バツテリであ
る。
第4図b,cは車両の周囲温度を感知するため
のサーミスタからなる温度感知器19の取付け位
置の一例である。60は車載エンジン、61は車
室内空調ユニツト、63はフエンダーミラーであ
る。
第5図は制御回路15の具体的一例を示すもの
で、31はコンパレータで、抵抗32の抵抗値と
温度感知器14のサーミスタ抵抗値R14とによつ
て決まる電位V1と、抵抗33,34の抵抗値に
よつて決まる基準電位V2とにより出力31aが
決定される。35はこのコンパレータ出力31a
により制御されるリレーで、電磁クラツチ13の
通電を断続する。
36はコンパレータで、抵抗37の抵抗値と温
度感知器19のサーミスタ抵抗値R19とによつて
決まる電位V3と、抵抗38,39の抵抗値によ
つて定まる基準電位V4とにより出力36aが決
定される。40はこのコンパレータ出力36aに
より制御されるリレーで、電磁弁16の通電を断
続する。
上記両温度感知器14,19は温度上昇により
抵抗値が減少する負特性のサーミスタであり、そ
のサーミスタ抵抗値R14,R19の変化とコンパレ
ータ出力31a,36aとの関係は第6図a,b
に示すように設定されている。
第6図aに示すようにコンパレータ出力31a
は、蒸発器直後の吹出空気温度が例えば4℃より
上昇してR14がR14Aより減少すると、“Hi”レベ
ルとなり、逆に吹出空気温度が例えば3℃より低
下してR14がR14Bより増大すると、“Lo”レベル
となる。
第6図bに示すようにコンパレータ出力36a
は、車両の周囲温度が設定温度例えば26℃より上
昇してR19がR19Aより減少すると“Hi”レベルと
なり、逆に車両の周囲温度が設定温度例えば24℃
より低下してR19がR19Bより増大すると“Lo”レ
ベルとなる。
次に、圧縮機12の具体的構成の一例について
述べる。第7図において、100は円柱状のロー
タ、101はロータ100に設けたスリツト10
2内に半径方向に摺動自在に挿入されたベーン
で、第9図には2枚のみ図示してあるが、実際は
4枚等間隔に設けられている。103はこのベー
ン101の半径方向の往復運動を規制する円筒状
のシリンダ、104,105は前記ロータ100
及びベーン101と微小空隙を介し、シリンダ1
03の両端を狭むフロントサイドプレート及びリ
アサイドプレートである。そして、これらロータ
100、ベーン101、シリンダ103及びフロ
ントサイドプレート104、リアサイドプレート
105で作動空間Vを形成する。また、シリンダ
103、フロントサイドプレート104、リアサ
イドプレート105はハウジング106,107
と共にボルト108で締め付け固定される。尚ロ
ータ100は回転軸109に一体的に結合されて
おり、回転軸109は軸受110によつてフロン
トサイドプレート104、リアサイドプレート1
05に回転支持され、電磁クラツチ13等を介し
て自動車エンジンからの駆動力を受けるようにな
つている。111は外気との間の密封を保つ軸封
装置である。
そして、フロントサイドプレート104とハウ
ジング106とによつて吸入室112が形成さ
れ、冷凍サイクルの蒸発器5よりこの吸入室11
2に吸入された冷媒は、フロントサイドプレート
104に開口した吸入ポート113(第9図)に
より作動空間V内へ吸い込まれるようになつてい
る。即ち、作動空間V内には吸入圧の冷媒が充填
される(第9図a図示)。そして作動空間Vに吸
い込まれた冷媒は作動空間Vの容積減少に伴なつ
て圧縮され、最も圧縮された状態でシリンダ10
3の吐出口114より吐出弁(図示せず)等を介
してハウジング107内の吐出室107aへ吐出
され、次いで冷凍サイクルの凝縮器2へ吐出され
る。
Pは本発明に係るアンロード用ポートで、フロ
ントサイドプレート104に開口し作動空間Vと
吸入室112とを連通している。従つて、このア
ンロード用ポートPが開口している状態では、作
動空間Vがアンロード用ポートPとの連通状態か
ら離脱するまでの間は冷媒の圧縮が行なわれない
ことになり、このアンロード用ポートPの開口状
態における圧縮開始時の空間容積V1は、第9図
bに示し、またアンロード用ポートPを塞いだ状
態における圧縮開始時の空間容積V0は第9図a
に示す。本例ではV1がV0の30%〜50%程度とな
るような位置にアンロード用ポートPを開口させ
ている。
115はアンロード用ポートPを開閉する開閉
弁である。この開閉弁115の構造を具体的に説
明すると、第8図の如くポートPに着脱する弁体
115aと、この弁体115aを開方向に所定荷
重で付勢するばね115bと、弁体115aを駆
動するベローフラム115cと、ばね座を兼ねベ
ローフラム115cを案内するプレート115f
とを備えている。尚、弁体115aはステンレス
等高強度の材料で成形されている。そして、ベロ
ーフラム115cの背面側の室115dにはパイ
ロツト圧力導入通路117が連通しており、電磁
弁16の制御によりパイロツト圧力、即ち吸入圧
若しくは吐出圧が印加されるようになつている。
117aはパイロツト圧力導入通路117内に形
成された絞りで、パイロツト圧力が急激に室11
5dに印加されるのを防ぐものである。一方、ベ
ローフラム115cの表面側の室115eには吸
入室112の圧力が印加されている。
上記したポートPと開閉弁115の組合せによ
り、可変容量部材18が構成されている。
ポートPの開閉弁115の駆動は電磁弁16に
より制御されるようになつている。
上記電磁弁16は第10図に示すように3つの
圧力口、即ち吸入圧力導入口16a、吐出圧力導
入口16b及びパイロツト圧力導出口16cが設
けられており、吸入圧力導入口16aは吸入室1
12の圧力を、吐出圧力導入口16bは吐出室1
07aの圧力をそれぞれ導入するようになつてお
り、またパイロツト圧力導出口16cは開閉弁1
15の弁体閉側の室、即ちパイロツト室115d
に通じている。そして、電磁弁16のパイロツト
圧力導出口16cには、コイル16dへの通電の
断続により磁性体製の弁体16eの位置が制御さ
れて、吸入圧又は吐出圧がそれぞれ選択されて加
えられるようになつている。
従つてパイロツト圧力導出口16cに吸入圧力
が導入された時にはパイロツト室115dが吸入
圧力になり、そのため、ばね115bの設定力で
弁体115aが開方向に移動し開閉弁115はポ
ートPを開口する。逆に、パイロツト圧力導出口
16cに吐出圧力が導入された時には、同様にパ
イロツト室115dが吐出圧力になるため、弁体
115aはばね115bの設定力に抗して閉方向
に移動し、開閉弁115はポートPを閉塞する。
なお、電磁弁16はその過熱による作動不良を
防止するため、圧縮機12のうち比較的低温とな
る部位、例えば吸入冷媒が通過するサービスバル
ブ(図示せず)やフロントハウジング106に接
して配設されている。
次に、本発明制御方法の作動について説明す
る。いま車両の周囲温度が26℃より高く、温度感
知器19のサーミスタ抵抗値R19がR19Aより小さ
いと、コンパレータ出力36aが“Hi”レベル
となり、リレー40の常閉接点40aが開放さ
れ、電磁弁16に通電されない。従つて、電磁弁
16は第10図に示す状態にあり、弁体16eは
吐出圧力導入口16bを開口しているので、開閉
弁115の弁体115aは吐出圧力により押圧さ
れポートPを閉塞している。これにより、圧縮機
12の吐出容量は大容量(100%の容量)に設定
される。
上記状態において、蒸発器吐出空気温度が4℃
より高いと、温度感知器14のサーミスタ抵抗値
R14がR14Aより小さくなり、コンパレータ出力3
1aが“Hi”レベルとなるので、リレー35の
常開接点35aが閉じ、電磁クラツチ13が接続
される。従つて、圧縮機12は吐出容量が大容量
の状態でフル運転を行う。
そして、蒸発器吹出空気温度が3℃より低下す
ると、R14がR14Bより大きくなり、コンパレータ
出力31aが“Lo”レベルとなるので、リレー
35の常開接点35aが開状態となり、電磁クラ
ツチ13が切れ圧縮機12の運転が停止される。
これにより、蒸発器5のフロストが防止される。
次に、車両の周囲温度が24℃より低くなり、温
度感知器19のサーミスタ抵抗値R19がR19Bより
大きくなると、コンパレータ出力36aが“Lo”
レベルとなり、リレー40の常閉接点40aが閉
状態になるので、電磁弁16に通電される。従つ
て、電磁弁16の弁体16eはコイル16dによ
つて吸引され、吐出圧力導入口16bを閉塞する
とともに吸入圧力導入口16aを開口するので、
開閉弁115の弁体115aはばね115bによ
り押圧されポートPを開口する。
これにより、圧縮機12の吐出容量は小容量に
設定される。
上記状態において、蒸発器吹出空気温度が4℃
より高いと、温度感知器14のサーミスタ抵抗値
R14がR14Aより小さくなり、コンパレータ出力3
1aが“Hi”レベルとなるので、リレー35の
常開接点35aが閉じ、電磁クラツチ13が接続
される。従つて、圧縮機12は吐出容量が小容量
の状態で運転を行う。
そして、蒸発器吹出空気温度が3℃より低下す
ると、R14がR14Bより大きくなり、コンパレータ
出力31aが“Lo”レベルとなるので、リレー
35の常開接点35aが開状態となり、電磁クラ
ツチ13が切れ圧縮機12の運転が停止される。
これにより、蒸発器5のフロストが防止される。
上述のごとく、本実施例では、車両の周囲温度
が高く冷房能力を必要とする時には、圧縮機12
の大容量運転と運転停止を交互に切替えて、蒸発
器5のフロスト防止の制御を行ない、一方車両の
周囲温度が低く冷房能力をそれほど必要としない
時は、圧縮機12の小容量運転と運転停止を交互
に切替えて、蒸発器5のフロスト防止の制御を行
う。なお、車両の周囲温度の高温時における大容
量運転〓運転停止の切替を大容量運転〓小容量運
転の切替に置換することも可能である。
第11図は他の実施例を示すもので、温度感知
器14のサーミスタ抵抗値R14により定まる電位
V1を入力信号とするコンパレータ41を付加し、
このコンパレータ41の出力41aによりリレー
42の通電を断続し、電磁弁16の作動を制御す
る。コンパレータ41の基準電位V5はコンパレ
ータ31の基準電位V2より低く(V5<V2)設定
してあるので、両コンパレータ31,41の出力
31a,41aは温度感知器14のサーミスタ抵
抗値R14に対して第12図のごとくでなる。
一方、コンパレータ36の出力36aは前述の
第6図bに示す特性と同じであり、この出力36
aによりトランジスタ43をオン、オフさせて、
リレー42の作動を制御するようにしてある。
次に、本実施例の作動を説明する。いま車両の
周囲温度が26℃より高く、温度感知器19の抵抗
値R19がR19Aより小さいと、コンパレータ36の
出力36aが“Hi”レベルとなり、トランジス
タ43がオフする。このとき、蒸発器吹出空気温
度が6℃より高いと、2つのコンパレータ31,
41の出力31a,41bがいずれも“Hi”レ
ベルとなり、リレー35に通電されその常開接点
35aが閉じ、電磁クラツチ13が接続されるの
で、圧縮機12が作動する。これと同時に、リレ
ー42にも通電され、その常閉接点42aが開放
されるので、電磁弁16に通電されず、圧縮機1
2は大容量(100%の容量)の状態でフル運転を
行う。次に、蒸発器吹出空気温度が徐々に低下し
てきて、5℃より低くなり、R14の値がR14Dより
も高くなると、コンパレータ出力41aが“Lo”
になり、リレー42がオンし、電磁弁16が働
き、圧縮機吐出容量は小容量(30%〜50%)にな
る。ここで、もし蒸発器吹出空気温度が更に低く
なり、3℃より低下し、R14の値がR14Bよりも高
くなると、コンパレータ出力31aが“Lo”に
なり、リレー35がオフし、電磁クラツチ13が
切れるので、圧縮機12の運転が停止される。こ
れにより、蒸発器吹出空気温度が徐々に高くな
り、以下上記の作動を逆に行い、運転停止←→小
容量運転〓大容量運転の切替を繰返す。
一方、車両の周囲温度が24℃より低くなり、
R19がR19Bより大きくなると、コンパレータ出力
36aが“Lo”になり、トランジスタ43がオ
ンするのでコンパレータ出力41aを強制的に
“Lo”にするので、リレー42がオン状態とな
り、電磁弁16が作動し、圧縮機12の容量は小
容量となる。そして、この小容量の運転はコンパ
レータ出力31aにより断続される。つまり、車
両の周囲温度が低い時には運転停止〓小容量運転
の切替を繰返す。
次に第2発明を図に示す実施例について説明す
る。本発明方法における冷凍サイクルは第1発明
と同じである。第13図は、本発明方法の制御シ
ステムの全体を概略的に示したものである。
本発明の実施例は、圧縮機12に直結し圧縮機
12を駆動する車載エンジン60の回転数を回転
数感知器61で感知し、回転数に比例した周波数
を有する信号を周波数−電圧変換器62で電圧信
号に変換し、回転数に対応する電圧を得て制御回
路15に入力し、温度感知器19で感知した外気
温に応じた信号、蒸発器5の直後の空気温度を感
知するための温度感知器14で感知した信号と共
に制御回路15に入力して、これらの信号によつ
て、電磁弁16を制御し、圧縮機12の冷凍容量
を段階的に変化させるとともに、電磁クラツチ1
3を制御して圧縮機12の運転停止を行うもので
ある。
その他の構成は、第4図aに示す第1発明の実
施例と同様であるので説明を省略する。
第14図は、本発明の制御回路15の具体的一
例を示すものである。第5図に示す第1発明の実
施例に対してエンジンの回転数感知器61、それ
によつて感知した周波数感知信号を直流電圧に変
換する周波数電圧変換器62、その信号を入力す
るコンパレータ65、及びトランジスタ66が付
加されている点が異なる。コンパレータ65は、
エンジンの回転数に対応した信号電圧V7と、抵
抗68,69の抵抗値によつて決まる基準電位
V8を入力とし、V7とV8の値によつてコンパレー
タ65の出力65aは決定される。
そして、この出力65aによりトランジスタ6
6,67をオン、オフさせてリレー40の通電を
断続し、電磁弁16の作動を制御するようにして
ある。回転数感知器61は一例として点火コイル
の断続信号、発電機、光電式回転計等を使用する
ことができる。
コンパレータ31,36の作動は、第1発明と
同様であり、サーミスタ抵抗値R14,R19の変化
とコンパレータ出力31a,36aとの関係は、
第15図a,bに示すように設定されている。
周波数電圧変換器の入出力特性は、第15図c
に示すように設定され、エンジンの回転数の変化
とコンパレータ出力65aとの関係は第15図d
に示すように設定されている。
第15図cに示すようにエンジンの回転数が例
えば1200rpmより上昇してコンパレータ入力信号
V7が基準電位V8より低下すると、コンパレータ
出力65aは第15図dに示すように“Hi”レ
ベルとなり、逆にエンジンの回転数が例えば
1000rpmより低下してコンパレータ入力信号V7
が基準電位V8より上昇すると、コンパレータ出
力65aは、“Lo”レベルとなる。
次に、本発明制御方法の作動について説明す
る。
いま車両の周囲温度が26℃より高く、温度感知器
19のサーミスタ抵抗値R19がR19Aより小さいと、
コンパレータ出力36aが“Hi”レベルとなり、
トランジスタ67をオンさせリレー40に通電
し、リレー40の常閉接点40aが開放され、電
磁弁16に通電されない。従つて圧縮機12の吐
出容量は大容量(100%の容量)に設定される。
このとき、エンジンの回転数が1000rpmより小さ
いと、コンパレータ65の出力65aが“Lo”
レベルとなり、トランジスタ66をオフするた
め、電磁弁16の制御に影響を与えない。即ち圧
縮機12の吐出容量は大容量に設定されている。
又、逆にエンジンの回転数が1200rpmより大き
くなると、コンパレータ65の出力65aは
“Hi”レベルとなり、トランジスタ66はオンに
なり、コンパレータ36の出力36aは強制的に
“Lo”レベルとなる。このためトランジスタ67
はオフとなりリレー40の動作電流がしや断さ
れ、常閉接点40aが閉じ、電磁弁16に通電さ
れて、圧縮機12は、小容量(30%〜50%)に設
定される。
一方、車両の周囲温度が24℃より低く、温度感
知器19のサーミスタ抵抗値R19がR19Aより大き
いと、コンパレータ出力36aが“Lo”レベル
となり、トランジスタ67はオフになり、リレー
40の動作電流はしや断され、常閉接点40aが
閉じ、電磁弁16に通電して、圧縮機12の吐出
容量は、小容量に設定される。
このときは、エンジンの回転数、即ちコンパレ
ータ出力65aのレベル、したがつてトランジス
タ66のオン、オフ状態にかかわらず、コンパレ
ータ出力36aは常に“Lo”レベルであるため、
エンジンの回転数に無関係に圧縮機12の吐出容
量は小容量に設定される。
以上のように、車両の周囲温度が26℃より高く
かつエンジンの回転数が1000rpmより小さい場合
にのみ、圧縮機12の吐出容量は、大容量に設定
され、車両の周囲温度又はエンジン回転数が上記
条件以外の場合には、圧縮機12の吐出容量は、
小容量に設定される。
そして、蒸発器直後の空気温度が4℃より高い
場合には、コンパレータ出力31aは“Hi”レ
ベルとなりリレー35の常開接点35aが閉状態
となり、電磁クラツチ13が接続され、圧縮機1
2は、上記設定容量の状態で運転状態となる。一
方、蒸発器直後の空気温度が3℃より低下すると
コンパレータ出力31aは“Lo”レベルとなり、
リレー35の常開接点35aを開状態にして、電
磁クラツチ13が切れ圧縮機12の運転が停止さ
れる。これにより、蒸発器5のフロストが防止さ
れる。
上述のごとく、本実施例では、車両の周囲温度
が高く冷房負荷が大きいときでかつエンジンの回
転数が低く圧縮機12の圧縮能力が小さい場合
に、圧縮機12の大容量運転と運転停止を交互に
切替えて蒸発器5のフロスト防止の制御を行い、
かつ冷房能力の不足を補つて、冷房負荷に応じた
適正な冷房能力で運転し、一方車両の周囲温度が
低く冷房負荷が小さいとき又は、エンジンの回転
数が高く圧縮能力が大きい場合には、圧縮機12
の小容量運転と運転停止を交互に切替えて蒸発器
5のフロスト防止の制御を行い、かつ冷房能力の
過剰を抑制して、冷房負荷に応じた適正な冷房能
力で運転を行う。
なお、車両の周囲温度の高温時かつエンジンの
回転数の低速時における大容量運転←→運転停止の
切替を大容量運転←→小容量運転の切替に置換する
ことも可能である。
第16図は、他の実施例を示すもので、第11
図に示す第1発明の他の実施例に対してエンジン
60の回転数感知器61、その周波数感知信号を
直流電圧に変換する周波数電圧変換器62、その
信号を入力するコンパレータ65、及びトランジ
スタ66が付加されている点が異なる。
コンパレータ41,31,36の作用と目的
は、第1発明のそれと同じであり、特性は第17
図a,bに示されるように設定されている。
また、コンパレータ65の作用と目的は、第2
発明の前記実施例の場合と同じであり、特性は第
17図cに示されるように設定されている。
次に、本実施例の作動を説明する。
いま車両の周囲温度が26℃より高く、温度感知
器19の抵抗値R14がR19Aより小さいと、コンパ
レータ36の出力36aが“Hi”レベルとなり、
トランジスタ43がオフする。このときエンジン
の回転数が1000rpmより小さいと、コンパレータ
65の出力65aが“Lo”レベルとなりトラン
ジスタ66がオフする。
この場合、コンパレータ31,41の作用によ
つて第12図で説明した実施例と同一の動作機構
が行なわれる。即ち蒸発器吹出空気温度が6℃よ
り高いと圧縮機12は大容量(100%の容量)の
状態でフル運転を行う。蒸発器吹出空気温度が
徐々に低下してきて5℃より低く3℃より高い状
態になると、圧縮機吐出容量は小容量(30%〜50
%)に設定され圧縮機12はこの状態で運転を行
う。
さらに蒸発器吹出空気温度が3℃より低下する
とコンパレータ31の作用によつて圧縮機の運転
は停止する。逆に蒸発器吹出空気温度が上昇する
と上記の動作を逆に行う。これによつて、大容量
運転←→小容量運転←→運転停止の切替を繰返す。
また、エンジンの回転数が1200rpmより大きい
と、コンパレータ65の出力65aが“Hi”レ
ベルとなりトランジスタ66がオンする。このた
めコンパレータ41の出力41aは強制的に
“Lo”レベルになりリレー42の動作電流がしや
断されその常閉接点42aは閉状態になり電磁弁
16に通電し圧縮機12の吐出容量は小容量に設
定される。この場合、蒸発器吹出空気温度が4℃
より高いとコンパレータ出力31aは“Hi”レ
ベルとなり電磁クラツチ13を接続して圧縮機は
小容量状態の運転を行い、逆に蒸発器吹出空気温
度が3℃より低いとコンパレータ出力31aは
“Lo”レベルとなり電磁クラツチ13を切つて圧
縮機は停止する。
一方、車両の周囲温度が24℃より低くなり、
R19がR19Bより大きくなると、コンパレータ出力
36aは“Lo”レベルになりトランジスタ43
がオン状態になるので、コンパレータ出力41a
は強制的に“Lo”レベルとなる。したがつて圧
縮機12は小容量状態に設定される。このとき4
1aは強制的に“Lo”レベルであるので、65
aのレベルは、圧縮機12の吐出容量の選定に寄
与しない。即ちエンジンの回転数にかかわらず圧
縮機12の吐出容量は小容量に設定されることに
なる。そして蒸発器吹出空気温度を感知し、その
信号によつて動作するコンパレータ31の出力3
1aのレベルによつて圧縮機12は断続運転する
ことになる。
上述したように、車両の周囲温度が26℃より高
くかつエンジンの回転数が1000rpmより低い場合
には、圧縮機は、蒸発器吹出空気温度の高低に応
じて、大容量運転、小容量運転、運転停止を切替
制御される。それに対し、車両の周囲温度が24℃
より低くなるか又は、エンジンの回転数が
1200rpmより上昇した場合には、圧縮機は、蒸発
器吹出空気温度の高低に応じて、小容量運転、運
転停止を切替制御されることになる。
なお、上述の第1及び第2発明に係る実施例で
は、蒸発器直後の空気温度を感知し、制御を行な
つているが、蒸発器内冷媒圧力、または同冷媒温
度、または蒸発器フイン或は冷媒配管の表面温度
等を感知し、これを容量制御のための制御信号と
してもよい。
また、抵抗37等を外部より手動調整可能な可
変抵抗として、車両の周囲温度の設定温度を使用
者が自由に調整できるようにすれば、蒸発器5の
フロスト防止以外に室温の温度制御の目的にも本
発明を適用できる。
また、温度感知器19を通風ケーシング11の
空気吸込部(第4図の左端部)に設置して、車両
の周囲温度の代りに吸込空気温を感知するように
しても本発明は同様に実施できる。
また、圧縮機12としてはベーン型に限らず、
斜板型等の他の型式も使用できる。
上述したように本発明によれば、蒸発器直後の
空気温度等を感知するとともに、車両の周囲温度
または吸込空気温を感知し、又は、あわせてエン
ジンの回転数を感知しこれらの感知信号に応じて
圧縮機容量を段階的に制御するとともに、圧縮機
の運転停止を制御するようにしているから、冷凍
サイクルをその時の負荷又はエンジンの回転数に
応じた最適能力で作動させることができ、圧縮機
の消費動力および騒音を著しく低減できるという
効果が大である。特に、本発明では車両の周囲温
度又は吸込空気温を感知し、これらの感知温度が
低い時には圧縮機容量を小さくして、冷えすぎを
防止し、省動力を効果的に実現できる。
さらにエンジンの回転数を感知した場合には、
高速運転時に圧縮機容量を小さくして冷房能力が
過剰になることを防止し、逆に低速運転時で車両
の周囲温度が高い場合には、圧縮機容量を大きく
して、冷房能力が不足することを防止し、もつて
省動力を効果的に実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来周知の自動車用空調装置の冷凍サ
イクル図、第2図は第1図図示装置の能力制御回
路を示す電気回路図、第3図は従来周知の能力制
御方法による蒸発器内冷媒圧力と蒸発器直後の空
気温度の変化を示す特性図、第4図aは本発明装
置の全体制御系統を示す構成図、第4図b,cは
車両の周囲温度を感知するための温度感知器の取
付け位置の一実施例を示す見取図、第5図は本発
明装置の制御回路15の具体的構成を示す電気回
路図、第6図a,bは第5図に示すコンパレータ
31,36の作動特性図、第7図は本発明に用い
る圧縮機の一実施例を示す断面図、第8図は圧縮
機内容量可変部材の構成を示す断面図、第9図
a,bは本発明に用いる圧縮機の容量可変機構を
示す説明図、第10図は本発明の一実施例で用い
る電磁弁の断面図、第11図は本発明の他の実施
例の電気回路図、第12図は第11図図示のコン
パレータ31,41の作動特性図、第13図は、
本第2発明装置の全体制御系統を示す構成図、第
14図は本第2発明装置の制御回路15の具体的
構成を示す電気回路図、第15図a,b,dは第
14図に示すコンパレータ31,36,65の作
動特性図、第15図cは周波数電圧変換器の特性
図、第16図は本第2発明の他の実施例の電気回
路図、第17図aは第16図図示のコンパレータ
31,41の作動特性図、第17図b,cは第1
6図図示のコンパレータ36,65の作動特性図
である。 5……蒸発器、12……圧縮機、13……電磁
クラツチ、14,19……温度感知器、15……
制御回路、16……電磁弁、18……容量可変部
材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自動車用エンジンからの駆動力を受け、冷媒
    の吸入、圧縮、吐出を行う圧縮機と、 前記自動車用エンジンからこの圧縮機への駆動
    力を伝達・非伝達切換えする電磁クラツチと、 前記圧縮機の吐出容量を変化させる容量可変部
    材と、 この容量可変部材を駆動する駆動手段と、 蒸発器の冷却度合に関連する温度または冷媒圧
    力を感知する第1感知手段と、 自動車の周囲温度を感知する第2感知手段と、 前記第1感知手段および前記第2感知手段から
    の感知信号に応じ、前記駆動手段を制御して前記
    圧縮機の容量を可変制御し、かつ、前記電磁クラ
    ツチを制御して前記圧縮機を作動・非作動切換え
    制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は前記第1感知手段からの感知信
    号に基づき、前記駆動手段および前記電磁クラツ
    チの少なくともいずれかを制御して前記圧縮機の
    容量および作動・非作動を制御して、前記蒸発器
    のフロスト防止を図り、かつ前記第2感知手段か
    らの感知信号に基づき、自動車の周囲温度が所定
    温度以上の時、前記駆動手段および前記電磁クラ
    ツチの少なくともいずれかを制御して前記圧縮機
    を大容量から非作動の間で制御し、 自動車の周囲温度が所定温度以下の時、前記駆
    動手段および前記電磁クラツチの少なくともいず
    れかを制御して、前記圧縮機を小容量から非作動
    の間で制御する ことを特徴とする自動車用空調装置。 2 前記制御手段は、前記第1感知手段からの感
    知信号に基づき、前記駆動手段および前記電磁ク
    ラツチの少なくともいずれかを制御して前記圧縮
    機の容量および作動・非作動を制御して、前記蒸
    発器のフロスト防止を図り、 かつ、前記第2感知手段からの感知信号に基づ
    き、自動車の周囲温度が所定温度以上の時、前記
    駆動手段を制御して前記圧縮機を大容量にし、か
    つ前記電磁クラツチを制御して前記圧縮機を大容
    量運転と非作動運転との間で切換え制御し、 自動車の周囲温度が所定温度以下の時、前記駆
    動手段を作動して前記圧縮機の容量を小容量と
    し、かつ前記電磁クラツチを制御して前記圧縮機
    を小容量運転と非作動との間で切換え制御する ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の自
    動車用空調装置。 3 前記制御手段は、前記第1感知手段からの感
    知信号に基づき、前記駆動手段および前記電磁ク
    ラツチの少なくともいずれかを制御して、前記圧
    縮機の容量および作動・非作動を制御して前記蒸
    発器のフロスト防止を図り、 かつ、前記第2感知手段からの感知信号に基づ
    き、自動車の周囲温度が所定温度以上の時、前記
    駆動手段および前記電磁クラツチを制御して、前
    記圧縮機を大容量運転から小容量運転への容量切
    換えおよび非作動の間で制御し、 自動車の周囲温度が所定温度以下の時、前記駆
    動手段を制御して前記圧縮機の容量を小容量と
    し、かつ前記電磁クラツチを制御して前記圧縮機
    を小容量運転と非作動の間で切換え制御する ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の自
    動車用空調装置。 4 自動車用エンジンからの駆動力を受け、冷媒
    の吸入、圧縮、吐出を行う圧縮機と、 前記自動車用エンジンからこの圧縮機への駆動
    力を伝達・非伝達切換えする電磁クラツチと、 前記圧縮機の吐出容量を変化させる容量可変部
    材と、 この容量可変部材を駆動する駆動手段と、 蒸発器の冷却度合に関連する温度または冷媒圧
    力を感知する第1感知手段と、 自動車の周囲温度を感知する第2感知手段と、 自動車用エンジンの回転数を感知する第3感知
    手段と、 前記第1感知手段、前記第2感知手段および前
    記第3感知手段からの感知信号に応じ、前記駆動
    手段を制御して前記圧縮機の容量を可変制御し、
    かつ前記電磁クラツチを制御して前記圧縮機を作
    動・非作動切換え制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記第1感知手段からの感知
    信号に基づき、前記駆動手段および前記電磁クラ
    ツチの少なくともいずれかを制御して前記圧縮機
    の容量および作動・非作動を制御して、前記蒸発
    器のフロスト防止を図り、 かつ、前記第2感知手段からの感知信号に基づ
    き、自動車の周囲温度が所定温度以上の時、前記
    駆動手段および前記電磁クラツチの少なくともい
    ずれかを制御して、前記圧縮機を大容量から非作
    動の間で制御し、 自動車の周囲温度が所定温度以下の時、前記駆
    動手段および前記電磁クラツチの少なくともいず
    れかを制御して前記圧縮機を小容量から非作動の
    間で制御し、 さらに、前記第3感知手段からの感知信号に基
    づき、自動車エンジンの回転数が所定回転数以下
    の時、前記駆動手段および前記電磁クラツチの少
    なくともいずれかを制御して、前記圧縮機を大容
    量から非作動の間で制御し、 自動車エンジンの回転数が所定回転数以上の
    時、前記駆動手段および前記電磁クラツチの少な
    くともいずれかを制御して、前記圧縮機を小容量
    から非作動の間で制御する ことを特徴とする自動車用空調装置。 5 前記制御手段は、前記第1感知手段からの感
    知信号に基づき、前記駆動手段および前記電磁ク
    ラツチの少なくともいずれかを制御して、前記圧
    縮の容量および作動・非作動を制御して、前記蒸
    発器のフロスト防止を図り、 かつ前記第2感知信号に基づき、自動車の周囲
    温度が所定温度以上の時、および前記第3感知手
    段からの感知信号に基づき、自動車エンジンの回
    転数が所定回転数以下の時、前記駆動手段を制御
    して前記圧縮機を大容量とし、かつ前記電磁クラ
    ツチを制御して、圧縮機の吐出容量を大容量と非
    作動との間で切換え制御し、 前記第2感知手段からの感知信号に基づき、自
    動車の周囲温度が所定温度以下の時、もしくは、
    前記第3感知手段からの感知信号に基づき、自動
    車のエンジンの回転数が所定回転数以上の時、前
    記駆動手段を制御して前記圧縮機を小容量し、か
    つ前記電磁クラツチを制御して、前記圧縮機を小
    容量の運転と非作動との間で切換え制御する ことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の自
    動車用空調装置。 6 前記制御手段は、前記第1感知手段からの感
    知信号に基づき、前記駆動手段および前記電磁ク
    ラツチの少なくともいずれかを制御して、前記圧
    縮機の容量および作動・非作動を制御して、前記
    蒸発器のフロスト防止を図り、 かつ、前記第2感知手段からの感知信号に基づ
    き、自動車の周囲温度が所定温度以上の時、およ
    び、前記第3感知手段からの感知信号に基づき自
    動車エンジンの回転数が所定回転数以下の時、前
    記駆動手段および前記電磁クラツチを制御して、
    前記圧縮機を大容量運転から小容量運転までの間
    の容量および作動・非作動の切換えを制御し、 前記第2感知手段からの信号に基づき、自動車
    の周囲温度が所定温度以下の時、もしくは前記第
    3感知手段からの感知信号に基づき、自動車エン
    ジンの回転数が所定回転数以上の時、前記駆動手
    段を制御して、前記圧縮機の容量と小容量とし、
    かつ前記電磁クラツチを制御して、前記圧縮機を
    小容量運転と非作動の間で切換え制御する ことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の自
    動車用空調装置。
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JPS5896952A (ja) 1983-06-09

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