JPH0336667B2 - - Google Patents

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JPH0336667B2
JPH0336667B2 JP20361785A JP20361785A JPH0336667B2 JP H0336667 B2 JPH0336667 B2 JP H0336667B2 JP 20361785 A JP20361785 A JP 20361785A JP 20361785 A JP20361785 A JP 20361785A JP H0336667 B2 JPH0336667 B2 JP H0336667B2
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JP
Japan
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plate
link
feeding
cylinder
head
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JP20361785A
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JPS6262757A (ja
Inventor
Yoshinori Inoe
Kosuke Yotsuzuka
Hiroshi Yamada
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
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Publication of JPS6262757A publication Critical patent/JPS6262757A/ja
Publication of JPH0336667B2 publication Critical patent/JPH0336667B2/ja
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  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動給版を可能とした印刷機にお
ける版送り速度の制御方法に関する。
(従来の技術とその問題点) 自動給版を可能とした印刷機として、次ぎに述
べるような印刷機が提案されている。すなわち、
この印刷機は、一方向に定速回転する版胴の外周
部に版頭くわえ部材が開閉自在に取付けられ、開
成作動した版頭くわえ部材に向け版送り機構によ
り版を送り出して、その版頭くわえ部材の閉成作
動により版頭を版胴へ圧接保持するように構成さ
れる。
ところが、この印刷機においては、版送り機構
による版送り速度が、版胴周速よりも速い一定速
度に設定されているため、版くわえのための版頭
軌跡のとりうる許容範囲が極めて狭く、正しい版
くわえ動作を行なわせることが困難であるという
問題を有していた。
(発明の目的) この発明は、上記問題点を解決するためになさ
れたもので、版くわえが正確かつ確実に行なわれ
る印刷機における版送り速度の制御方法を提供す
ることを目的とする。
(目的を達成するための手段) この発明の印刷機における版送り速度の制御方
法は、上記目的を達成するために、加速工程と、
減速工程と、定速工程と、版送り停止工程を含
む。
加速工程は、版頭くわえ部材の開成作動後、版
胴の所定の回転位置で版送りを開始し、版送り速
度を版胴周速よりも速い速度まで立上げて版頭を
版頭くわえ部材と版胴間の版挿入空間に導く工程
である。
減速工程は、上記加速工程の終了後、版送り速
度をほぼ版胴周速まで減速させて、版頭を版挿入
空間奥の所定位置に導く工程である。
定速工程は、上記減速工程の終了後、版頭くわ
え部材の閉成作動が完了するまでの間、版頭の送
り速度を版胴周速とほぼ等しい速度に保つ工程で
ある。
版送り停止工程は、上記定速工程の終了後、版
送り機構の版送り動作を停止する工程である。
(実施例) この発明の印刷機における版送り速度の制御方
法を、以下に述べる印刷機を用いて説明する。
A 全体構成 第1図は、連続紙の印刷を可能とした多色刷
オフセツト印刷機の概略断面図を示す。同図に
示すように、印刷機本体1の略中央部にブラン
ケツト胴2が配設され、このブランケツト胴2
の上部後方位置と下部後方位置に、ブランケツ
ト胴2に対し離着胴自在な版胴3,4がそれぞ
れ配設される。これら版胴3,4の後方位置に
は、対応する版胴3,4への自動給排版を可能
とする給排版ユニツト5,6と、対応する版胴
3,4に巻付けられた版にインキ着けを行なう
ためにインキングユニツト7,8がそれぞれ着
脱自在に取付けられ、かつ各給排版ユニツト
5,6に給排版トレイ9,10が着脱自在に取
付けられる。
一方、ブランケツト胴2の下部前方位置に
は、ブランケツト胴2に対し離着胴自在な圧胴
11が配設され、この圧胴11の下部後方位置
と前方位置に、圧胴11とブランケツト胴2間
に通される連続紙12の紙送りを制御するため
のピンフイードトラクタ13と吸引コンベア1
4がそれぞれ配設される。これらピンフイード
トラクタ13と吸引コンベア14は、圧胴11
とブランケツト胴2の離着胴のタイミングに関
連させて、連続紙12の紙送りを間欠歩進する
ように制御して、連続紙12に印刷が行なわれ
るように構成される。また、印刷機本体1の前
方位置には、印刷処理した連続紙12を交互に
折畳むようにして収容するための振りガイド1
5と昇降自在な連続紙受け台16とを有する折
たたみ機17が配置されている。さらに、圧胴
11の下方には、圧胴表面の汚れを除去するた
めの圧胴洗浄ユニツト29が配設されている。
また、ブランケツト胴2の上部前方位置に
は、ブランケツト洗浄時において、ブランケツ
ト胴2に洗浄液を供給するための洗浄液供給ユ
ニツト18と、その洗浄液を拭き取るための払
拭ユニツト19がそれぞれ着脱自在に取付けら
れている。
印刷機本体1の下部スペースにはメインモー
タ20が設置され、ブランケツト胴2および吸
引コンベア14は例えばベルト等を介してメイ
ンモータ20により駆動されるとともに、ブラ
ンケツト胴2と版胴3,4および圧胴11とは
これら各胴の一方端部において噛合するよう配
設されたギヤにより機構的に連動されて、メイ
ンモータ20による駆動系統をなしている。残
りの機構部分には必要に応じて例えばパルスモ
ータやソレノイドなどの駆動装置ないしはアク
チユエータが取付けられ、これら駆動系統の駆
動タイミングを制御するための情報入力手段と
してセンサおよびスイツチ類が所定必要箇所に
適宜装着してある。
第2図はこの印刷機に用いられる制御システ
ムの概略を図示したものであり、マイクロプロ
セツサ21は制御バス22および各制御部23
を介して外部装置24〜28と接続されてい
る。システムプログラムは例えばフロツピデイ
スク等の外部記憶装置24に収容されており、
システム起動の当初にマイクロプロセツサ21
に与えられる。オペレータは印刷機本体の例え
ば側面位置などに設けられたオペレーシヨンパ
ネル25を通じて指令を与え、マイクロプロセ
ツサ21はセンサおよびスイツチ類26,27
から必要な情報を取込んでシステムプログラム
に従つてモータやソレノイドなどの駆動系28
を適宜動作させる。
以下に、給排版関係の構成、動作等について
説明する。
B 給排版関係 (1) 給排版ユニツトの構成と装着 (イ) 給排版ユニツトの構成 第3図に給排版ユニツト5を示す。同図
において、図aは給排版ユニツト5の正面
図、図bは同じく平面図、図cは同じく断
面図、図dは同じく右側面図、図eは同じ
く左側面図である。
この給排版ユニツト5は、枠状に構成さ
れたユニツトフレーム501の前面両側に
把手502とユニツト取付ねじ503が取
付けられる。ユニツトフレーム501の左
側板501aと右仕切板501bの内側面
前部には、給排版トレイ9(第1図)を取
付けるための係止ピン504と位置決めピ
ン505が突設される。また、ユニツトフ
レーム501の左側板501aと右側板5
01cの外側面下部にはユニツト取付レー
ル506が取付けられる。また、右側板5
01cの外側面には取付金具507を介し
てコネクタ508が取付けられるととも
に、給版スタート用のパルスモータ509
が取付けられ、これらパルスモータ509
とコネクタ508がコード(図示省略)を
介して電気接続されている。
ユニツトフレーム501の左側板501
aと右仕切板501b間には、給版駆動ロ
ーラ510と、排版駆動ローラ511が回
転自在に取付けられる。給版駆動ローラ5
10は、そのローラ軸510a右端が軸継
手(図示省略)を介して上記パルスモータ
509と連結されており、給版開始時にお
いて、パルスモータ509により第3図c
の左回り方向へ回転駆動される。排版駆動
ローラ511は、そのローラ軸511aの
右端が右仕切板501bと右側板501c
間まで延長されて、その延長部にギヤ51
2(第3図d)が取付けられ、このギヤ5
12が、同じく右仕切板501bと右側板
501c間に配された他のギヤ513を介
して、駆動ギヤ514と連結される。この
駆動ギヤ514は、給排版ユニツト5を印
刷機本体1に装着したときに版胴ギヤ30
1(第9図)と噛み合い、これにより給排
版時における版胴3の回転動作に伴つて、
排版駆動ローラ511を第3図cの左回り
方向へ回転駆動させる。
上記給版駆動ローラ510と排版駆動ロ
ーラ511の中間領域においては、左側板
501aと右仕切板501b間に支持金具
515が掛け渡され、この支持金具515
の上面側に給版スタート板516が取付け
られるとともに、下面側に排版ガイド51
7が取付けられる。給版スタート板516
には、給版駆動ローラ510に対応する位
置にローラ出没用開口516aが形成され
ている。
給版スタート板516の前方位置におい
ては、左側板501aと右仕切板501b
間に駆動軸518が回転自在に掛け渡さ
れ、この駆動軸518の両端に支持アーム
519が取付けられて、これら支持アーム
519の先端間に給版補助駆動ローラ52
0が回転自在に取付けられる。上記駆動軸
518の左端には、第3図eに示すように
作動レバー521が取付けられ、この作動
レバー521の正逆回転操作により、駆動
軸518を中心に支持アーム519を正逆
回転させて、給版補助駆動ローラ520を
ローラ出没用開口516aを介し給版駆動
ローラ510へ着離駆動できるように構成
される。この作動レバー521は、第3図
eに示すばね522により左回り方向に回
転付勢され、言い換えれば給版補助駆動ロ
ーラ520が給版駆動ローラ510から離
れる方向に回転付勢され、両ローラ51
0,520が離れた位置で、作動レバー5
21が左側板501aの外側面に突設され
たストツパピン523に係止されて、回転
を規制するように構成されている。この作
動レバー521は、印刷機本体1側に設け
られたソレノイド(後述する)のオン動作
に連動して駆動されて、給版補助駆動ロー
ラ520を給版駆動ローラ510に接触さ
せ、これにより両ローラ510,520に
より版をニツプして給版スタートを可能と
する。給版補助駆動ローラ520は、その
ローラ軸520aの左端に取付けたギヤ
(図示省略)を、給版駆動ローラ軸510
aの左端に取付けたギヤ(図示省略)と噛
合させており、これにより、給版時におい
て給版駆動ローラ510が第3図cの左回
り方向へ回転駆動されたときに、給版補助
駆動ローラ520がローラ510の周速と
同一の周速で右回り方向に回転駆動され
て、両ローラ510,520間に挟み込ま
れた版を版胴側(第3図cの右方)へ送り
出せるように構成されている。
ユニツトフレーム501の後端上部にお
いては、左側板501aと右仕切板501
b間に回転軸524が回転自在に取付けら
れ、給版押えローラ525を保持したロー
ラ支持アーム526が、上記回転軸524
に回転自在に取付けられる。ローラ支持ア
ーム526は、回転軸524に装着された
ねじりコイルばね527(第3図b)によ
り、第3図cの右回り方向(すなわち版押
え方向)に回転付勢され、適度な位置で図
示を省略したストツパ機構により右回り方
向の回転が規制されている。
回転軸524の右端には、第4図に示す
ように、給版押えローラ525を版押え位
置でロツクするためのロツク機構528が
設けられる。このロツク機構528は、外
周に係合用谷部529aをもつラチエツト
ホイル529が回転軸524に固定される
とともに、給版押え作動ローラ530を保
持した給版押え作動アーム531が同じく
回転軸524に固定される。そして、給版
押え作動アーム531が、第4図bの想像
線と実線で示す範囲内で回動自在となるよ
うに構成され、この給版押え作動アーム5
31が、ばね532(第4図a)により第
4図bの右回り方向に回転付勢されて、右
回り回転位置で軸524を介し給版押えロ
ーラ525が版胴3から離隔するように構
成される。一方、先端部にロツク解除ロー
ラ537が取付けられたロツク解除アーム
533とラチエツト534が、一体的に連
結された状態で、右仕切板501bに設け
られた軸535に回転自在に取付けられ、
ばね536により第4図bの左回り方向に
回転付勢されて、ラチエツト534の先端
が、ラチエツトホイル529の外周部52
9bから谷部529aにかけて摺動自在に
圧接している。
このロツク機構528は、版胴3側に設
けられた給版押えローラカム356(第1
8図参照:詳細は後述する)により、給版
押え作動ローラ530が第4図bの左回り
方向に押し込まれると、回転軸524が同
じく左回り方向に回転して、給版押えロー
ラ525が版押え位置にセツトされる。同
時に、ラチエツトホイル529も同じく左
回り方向に回転し、この回転に伴い、ラチ
エツト534の先端部が、ラチエツトホイ
ル529の外周部529bから谷部529
aに移動し、このときばね536の付勢力
により谷部529aに落込み係止して、ラ
チエツトホイル529がばね532の付勢
力により右回り方向へ回転復帰するのを阻
止し、給版押えローラ525を版押え位置
に保持させる。このロツクの解除は、版胴
3側に設けられたロツク解除カム306に
より、ロツク解除ローラ537を蹴り上げ
ることにより行なわれる。ロツク解除ロー
ラ537が蹴り上げられると、ロツク解除
アーム533が軸535を支点として第4
図bの右回り方向に回転し、これに伴いラ
チエツト534も同じく右回り方向に回転
して、ラチエツト534が谷部529aか
ら外れ、ラチエツトホイル529が、ばね
532の付勢力により、回転軸524およ
び給版押え作動アーム531とともに第4
図bの右回り方向に回転して、給版押えロ
ーラ525が版胴3から離隔した元の位置
に復帰する。
再び第3図に戻つて、ユニツトフレーム
501の後端下部においては、左側板50
1aと右仕切板501b間に回転軸538
が回転自在に取付けられ、排版押えローラ
539を保持した支持アーム540が上記
回転軸538に固定される。この回転軸5
38は、図示を省略したばねにより第3図
cの右回り方向、すなわち排版押えローラ
539が版胴3から離れる方向に付勢され
る。また、回転軸538の右端には、第3
図dに示すように作動レバー541が取付
けられ、排版押えローラ539が、版胴3
から離れた位置で、作動レバー541の右
回り方向の回転を規制するためのストツパ
ピン542が、右側板501cの外側面に
突設される。この作動レバー541は、印
刷機本体1側に設けられたソレノイド(後
述する)のオン動作に連動して第3図dの
左回り方向に回転駆動されて、排版押えロ
ーラ539を版胴3側に押し付ける位置に
セツトする。
また、第3図cに示すように、支持アー
ム519の上方位置には、版のセツト状態
を確認するための反射式光電センサからな
る版有り検知センサ544が取付けられ
る。
(ロ) 給排版ユニツト取付側の構成 つぎに、給排版ユニツト5を取付ける側
の構成について説明する。第5図aは印刷
機本体1の背面図を示し、第5図bは第5
図aに示す左側板101の内側面図を示
す。
同図に示すように、左右一対のレール受
部材126が、左側板101および右側板
102の内側面に固定される。レール受部
材126は、対向内側面に、印刷機本体1
の背面から印刷機本体1の内部に向けて水
平に延びるレール嵌合溝127を有し、前
面にねじ穴128が形成される。
右側レール受部材126の前端上方位置
においては、コネクタ129が取付金具1
30を介して右側板102に取付けられ
る。このコネクタ129は、第2図の制御
部23を介してマイクロプロセツサ21に
接続される。
右側レール受部材126の後端上方位置
においては、給排版ユニツト5(第3図)
の排版押えローラ539を版胴3に着離作
動するための駆動レバー131が配され
る。この駆動レバー131は、その先端に
給排版ユニツト5の作動レバー541(第
3図d)と係合する係合ピン132を配し
て、右側板102に回転自在に取付けられ
た駆動軸133に固定されている。この駆
動軸133の右端は、右側板102の外方
に延長されており、その右端に、第7図
(説明の便宜上、右側板102の図示を省
略している)に示すように、レバー134
が取付けられる。そして、このレバー13
4を第7図左回り方向に回転付勢するため
のばね135が、レバー134の一端と、
右側板(図示省略)間に掛け渡されるとと
もに、レバー134を右回り方向へ回転駆
動するためのソレノイド137が右側板
(図示省略)に取付けられて、このソレノ
イド137とレバー134とがばね138
により連結される。このソレノイド137
に通電が行なわれると、レバー134が第
7図の右回り方向に回転駆動され、これに
伴いレバー131も同じく右回り方向へ回
転駆動されて、給排版ユニツト5の作動レ
バー541を作動する位置にセツトされ
る。ついで、ソレノイド137への通電が
解除されると、ばね135の付勢力でレバ
ー134が左回り方向へ回転して元の位置
に戻り、これに伴い駆動レバー131も左
回り方向へ回転して、給排版ユニツト5の
作動レバー541を作動解除する位置に復
帰する。
一方、左側レール受部材126(第5
図)の上方位置においては、給排版ユニツ
ト5の給版補助駆動ローラ520(第3
図)を給版駆動ローラ510に着離作動す
るための駆動レバー140が配される。こ
の駆動レバー140は、その先端に給排版
ユニツト5の作動レバー521と係合する
係合ピン141を配して、左側板101に
回転自在に取付けられた駆動軸142に固
定されている。この駆動軸142の左端は
左側板101の外方に延長されており、そ
の左端に、第6図(説明の便宜上、左側板
101の図示を省略している)に示すよう
に、レバー143が取付けられる。そし
て、このレバー143を第6図右回り方向
に回転するためのばね144が、レバー1
43の一端と、左側板(図示省略)との間
に掛け渡されるとともに、レバー143を
左回り方向へ回転駆動するためのソレノイ
ド146が、左側板(図示省略)に取付け
られて、このソレノイド146とレバー1
43とがばね148により連結される。ま
た、レバー143の左回り方向の回転を規
制するためのストツパピン149が左側板
(図示省略)に突設される。このソレノイ
ド146に通電が行なわれると、レバー1
43が第6図の左回り方向に回転駆動さ
れ、これに伴い駆動レバー140も同じく
左回り方向に回転駆動されて、給排版ユニ
ツト5の作動レバー521を作動する位置
にセツトされる。ついで、ソレノイド14
6への通電が解除されると、ばね144の
付勢力でレバー143が右回り方向へ回転
して元の位置に戻り、これに伴い駆動レバ
ー140も右回り方向へ回転して、給排版
ユニツト5の作動レバー521を作動解除
する位置に復帰する。
(ハ) 給排版ユニツトの装着 つぎに、給排版ユニツト5を印刷機本体
1へ装着する手順について説明する。この
装着は、上記ソレノイド137と146
に、ともに通電が行なわれていない状態で
行なわれる。
装着手順は、両手で把手502を持つて
給排版ユニツト5を持ち上げ、第5図に示
すように、レール506をレール受部材1
26のレール嵌合溝127に嵌め込んで給
排版ユニツト5を奥へ押し込む。給排版ユ
ニツト5が奥まで押し込まれれば、ユニツ
ト取付ねじ503をレール受部材126の
ねじ穴128に締付け固定して、ユニツト
装着作業を完了する。
こうして、給排版ユニツト5が装着され
ると、ユニツト側のコネクタ508(第3
図)が印刷機本体1側のコネクタ129
(第5図)に接続されて、給排版ユニツト
5のパルスモータ509および版有り検知
センサ544(第3図)が、マイクロプロ
セツサ21(第2図)と電気的に接続され
る。
また、第7図に示すように、給排版ユニ
ツト5の作動レバー541の先端が、印刷
機本体1側に設けられた駆動レバー131
の係合ピン132と係合する。したがつ
て、この状態でソレノイド137に通電す
れば、駆動レバー131が駆動軸133を
支点に右回転し、これに伴い作動レバー5
41が回転軸538を支点として左回り方
向に回転駆動されて、排版押えローラ53
9が版押え位置にセツトされる。また、ソ
レノイド137への通電を解除すれば、上
記と逆の動作で、排版押えローラ539が
版胴3から離隔した元の位置に戻る。
また、ユニツト装着により、第6図に示
すように、給排版ユニツト5の作動レバー
521の先端が、印刷機本体1側に設けら
れた駆動レバー140の係合ピン141と
係合する。したがつて、この状態でソレノ
イド146に通電すれば、駆動レバー14
0が駆動軸142を支点に左回転し、これ
に伴い作動レバー521が駆動軸518を
支点として右回り方向に回転駆動されて、
給排版ユニツト5の給版補助駆動ローラ5
20が給版駆動ローラ510に圧接する位
置にセツトされる。また、ソレノイド14
6への通電を解除すれば、上記と逆の動作
で、給版補助駆動ローラ520が給版駆動
ローラ510から離隔した元の位置に戻
る。
給排版ユニツト5の取外しは、装着の場
合と逆の手順で行なえばよい。
給排版ユニツト6は、給排版ユニツト5
と同一に構成され、その着脱作業も給排版
ユニツト5の場合と同様にして行なわれ
る。
(2) 給排版トレイの構成と装着 第8図aに給排版トレイ9の平面図を示
し、同図bにその側面図を示す。この給排版
トレイ9は、その上部に給版用の版を送り出
すための給版台901が設けられ、下部に排
版されてくる版を収容するための排版台90
2が設けられる。給版台901の上面後部位
置には、版の版尻端を位置決めするための版
尻位置決め材903が取付けられ、給版台9
01の上面両側位置には、版の両側を位置決
めするための側部位置決め材904が取付け
られる。また、給排版トレイ9の前端両側に
は、トレイ取付用フツク部905が形成され
る。
この給排版トレイ9の取付けは、第3図c
に示すように、排版台902の前端延長部9
02aを給排版ユニツト5内に差し込んだ状
態で、フツク部905を係合ピン504に引
つ掛けて、トレイ9の両側前端906を位置
決めピン505に係止させる。トレイ9の取
外しは、上記と逆の手順で行なう。
給排版トレイ10(第1図)は、給排版ト
レイ9と同一の構成であり、給排版ユニツト
6への着脱作業も、給排版トレイ9の場合と
同様にして行なわれる。
(3) 版胴および印刷機本体側の構成 第9図は、版胴3を、印刷機本体1の背面
側から見た図を示す。同図に示すように、版
胴3は、その右端に版胴ギヤ301を固定
し、この版胴3と版胴ギヤ301が版胴支軸
302に回転自在に保持される。版胴支軸3
02は、その両端に、版胴支軸302の軸心
302aに対し偏心した回転中心303aを
もつ偏心軸303が設けられ、これら偏心軸
303が、印刷機本体1の左右側板101,
102に取付けられた軸受304に回転自在
に保持される。この版胴3の回転駆動は、版
胴ギヤ301を、ブランケツト胴2(第1
図)の右端に設けられたブランケツト胴ギヤ
(図示省略)に噛合することにより行なわれ、
また、版胴3のブランケツト胴2に対する離
着胴は、上記偏心軸303を、例えばパルス
モータ等を用いて、一定角度内で正逆回転駆
動することにより行なわれる。
この版胴3には、外周の一部に、軸方向に
沿つて全幅にわたり開口部307に設けられ
る。また、開口部307内の円周方向におけ
る一端側と他端側には、版頭くわえ機構30
8と版尻つかみ機構309がそれぞれ配され
る。
以下、版胴側および印刷機本体側の構成
を、各部分に分けて順次説明する。
版頭くわえ機構 版頭くわえ機構308は、第9図a、第
10図bおよび第11図bに示すように、
版胴3の左右両側部310,310間に爪
軸311が回転自在に掛け渡され、爪軸3
11の外周部に、軸方向に沿つて等ピツチ
で複数の版頭くわえ爪312が固定され
る。爪軸311の両端近傍位置にはリンク
313が固定され、このリンク313の先
端と、版胴3内に固設されたばね受けピン
314間に引張ばね326が懸架されて、
版頭くわえ爪312が爪軸311を支点
に、第10図bの右回り方向、つまり爪閉
成方向に回転付勢される。この版頭くわえ
爪312の開成作動は、版胴3の左端側に
設けられた版頭くわえ爪作動機構(後述す
る)により行なわれる。
一方、版胴3の開口縁には、上記版頭く
わえ爪312に対向する位置に版頭位置決
めピン315が突設される。そして、上記
版頭くわえ機構308による版頭くわえ
が、版(図示省略)の版頭部に設けられた
ペン穴と版頭位置決めピン315とが係合
するように、版頭くわえ爪312を閉成作
動して行なわれる。
版尻つかみ機構 版尻つかみ機構309は、第9図aおよ
び第25図に示すように、版胴3の左右両
側部310,310間にフツク軸316が
回転自在に掛け渡され、フツク軸316
に、軸方向に沿つて等ピツチで複数の版尻
フツク317が固定される。このフツク軸
316の右端部近傍位置にはねじりコイル
ばね318が外装され、版尻フツク317
がフツク軸316を支点に第25図の左回
り方向、つまり版尻引張方向へ回転付勢さ
れる。また、フツク軸316の右端部に
は、版胴ギヤ301の外方においてリンク
319が固定され、このリンク319が、
後述する版尻フツク作動機構により正逆両
方向に回転作動されて、版尻フツク317
の版頭つかみと版尻解除の動作が行なわれ
る。
給排版カム機構 印刷機本体1の左側板101には、第1
0図および第11図(理解を容易にするた
めに、左側板101の図示を省略してあ
る。以下の図面も同様である。)に示す給
排版カム機構が配設される。この給排版カ
ム機構は、つぎのように構成されている。
すなわち、ソレノイド150が左側板10
1の外面側に固定され、軸151が同じく
左側板101に貫通するように回転自在に
取付けられて、この軸151の外側端部と
内側端部に、リンク152とセツトレバー
153がそれぞれ固定される。また、セツ
トレバー153の先端に、セツトローラ1
54が取付けられる。さらに、リンク15
2とソレノイド150間にばね155が掛
け渡され、セツトレバー153と左側板1
01間にセツトレバー153を右回り方向
に回転付勢するための戻りばね156が掛
け渡される。一方、給排版カム157が、
左側板101の内側面に突設した軸158
を介して回転自在に取付けられるととも
に、ロツクレバー159が、同じく左側板
101の内側面に突設した他の軸160を
介して回転自在に取付けられ、これら給排
版カム157とロツクレバー159間に引
張ばね161が張設されて、ロツクレバー
159の左回り方向への回転が、給排版カ
ム157の先端に設けられたロツクピン1
57aに係止することにより、規制されて
いる。
上記給排版カム機構の動作は、次のとお
りである。すなわち、ソレノイド150を
オンすると、ばね155を介して、リンク
152が第10図の左回り方向へ回転し、
これに伴いセツトレバー153が戻りばね
156の付勢力に抗して、軸151を支点
に同じく左回り方向へ回転する。この回転
により、給排版カム157がセツトローラ
154に押されて軸158を支点に左回り
方向へ回転し、こうして給排版カム157
が所定の角度だけ回転すると、ロツクピン
157aがロツクレバー159の溝部15
9aに落ち込んで、給排版カム157がそ
の回転位置に保持される(すなわち、ロツ
クされる)。給排版カム157がロツクさ
れた後、ソレノイド150がオフになる
と、ばね155の吸引力が解かれて、リン
ク152およびセツトレバー153は、戻
りばね156の付勢力により軸151を支
点に右回転して、元の位置に復帰する。こ
の場合、給排版カム157は、上記ロツク
位置に保持されたままである。この給排版
カム157のロツク解除は、第16図にお
いて、版胴3の左回り方向への回転に伴
い、版胴3側に設けられたローラ320に
より、ロツクレバー159の先端がけり上
げられることにより行なわれる。すなわ
ち、ロツクレバー159がけり上げられる
と、給排版カム157に設けられたロツク
ピン157aがロツクレバー159の溝部
159aから外され、引張ばね161の引
張力により給排版カム157が右回り方向
に回転して第17図に示す元の位置に復帰
する。こうして、給排版カム157のロツ
クが解除される。
版頭くわえ爪作動機構 版胴3の左側部310の外面側には、第
10図aおよび第11図aに示すように、
版頭くわえ爪開閉作動機構が設けられる。
この作動機構はつぎのように構成されてい
る。すなわち、第10図bに示す爪軸31
1の左端部が、第10図aに示す版胴3の
左側部310の外方まで延長されて、その
延長部にリンク321が連結される。ま
た、他のリンク322が、版胴3の左側部
310に設けられた軸323に回転自在に
取付けられる。このリンク322は、その
中間位置と先端位置に、ローラ320と3
24がそれぞれ取付けられる。また、リン
ク322と左側部310間に引張ばね32
5が張設されて、リンク322が軸323
を支点に左回り方向へ回転付勢され、その
回転が、ローラ324をリンク321に係
止することにより規制されている。
この版頭くわえ爪作動機構の作用は、次
の通りである。すなわち、まず第10図a
に示すように給排版カム157がロツクさ
れ、ついで後述する版頭くわえ万力機構の
ロツクが解除された後、第11図aに示す
ように、版胴3の左回転に伴いリンク32
2のローラ320が給排版カム157のカ
ム面157bに乗り上げて、カム面157
b上を転がる。これにより、リンク322
が軸323を中心に左回り方向へ回転し
て、リンク322の先端部に設けられたロ
ーラ324により、もう一方のリンク32
1が左方向へ押し込まれ(第15図b参
照)、爪軸311が左回転する(第15図
c参照)。こうして、第11図bに示す引
張ばね326に打ち勝つて爪軸311が左
回転することにより、爪軸311に固定さ
れた版頭くわえ爪312も同じく左回転し
て、版頭くわえ爪312が「開」動作を行
う。版胴3がさらに回転して、第16図に
示すように、リンク322のローラ320
が給排版カム157の凹部157cに至る
と、ローラ320が凹部157cに落ち込
んで給排版カム157による押付けが解除
される。こうして、給排版カム157の規
制から解かれたリンク322と321は、
それぞれ軸323と爪軸311を中心とし
て右回り方向に回転可能となり、爪軸31
1が引張ばね326(第11図)の引張力
により右回転して、版頭くわえ312(第
10図b)が「閉」動作する。版胴3がさ
らに回転すれば、既述したように、ローラ
320によりロツクレバー159がけり上
げられて給排版カム157のロツクが解除
される。
版頭くわえ万力機構と万力解除機構 版胴3の左側部310の外面側には、第
10図a、第11図a、第15図、第16
図および第17図に示すように、既述した
版頭くわえ爪開閉作動機構の他に、版頭く
わえ万力機構と万力解除機構が設けられ
る。このうち、版頭くわえ万力機構はつぎ
のように構成される。すなわち、第16図
に示すように、リンク327が軸328を
介して版胴3の左側部310に回転自在に
取付けられ、このリンク327の中央位置
と先端位置に、ローラ329と330がそ
れぞれ取付けられる。また、他のリンク3
31が軸332を介して左側部310に回
転自在に取付けられ、そのリンク331に
形成された長穴331aに、上記リンク3
27のローラ330がスライド自在に係合
される。さらに、リンク331の先端にピ
ン333を介して他のリンク334が回転
自在に連結され、このリンク334の他端
とリンク321の先端とが他のピン335
を介して回転自在に連結される。版胴3の
左側部310には、リンク331の内方位
置において、リンク331の右回り方向の
回転を規制するためのストツパ336が突
設される。また、左側部310とリンク3
27間には、版胴3の回転に伴つてリンク
327に作用する遠心力を緩和するための
引張ばね337が張設される。さらに、印
刷機本体1側の所定位置には、リンク32
7のローラ329を版胴3の内方向へ押込
むための版頭くわえ爪ロツクカム162が
固設される。
この版頭くわえ爪万力機構の作用はつぎ
のとおりである。すなわち、第16図に示
すように、リンク322のローラ320の
給排版カム157の凹部157cに嵌まり
込むことにより版頭くわえ爪312が閉成
動作して版頭くわえが行なわれた直後にお
いて、版頭くわえ爪ロツクカム162にリ
ンク327のローラ329が押し付けら
れ、リンク327が軸328を支点として
右回転する。リンク327が右回転する
と、リンク327のローラ320がリンク
331の長穴331a内をスライドして、
リンク331を軸332を中心に右回転さ
せる。こうして、ピン333が、第16図
に示す位置から、ピン335と軸332を
結ぶ直線上まで移動すると、その位置を上
死点として、リンク321を介し爪軸31
1を強力に右回転させ、版頭くわえ爪31
2に強力な押付力が与えられる。さらにリ
ンク321が右回転して、第17図に示す
ようにピン333が上記上死点を僅かに超
えた位置まで移動すると、リンク331が
ストツパ336に係止されてセルフロツク
され、これにより、版頭くわえ爪312に
は、強力で安定した押付力が持続して付与
される。
一方、上記版頭くわえ爪作動機構のロツ
クを解除するための万力解除機構は、つぎ
のように構成される。すなわち、第10図
a、第11図aに示すように、リンク33
8の略中央部を、軸339(リンク322
の先端に取付けられたローラ324の回転
軸と兼用)を介してリンク322の先端に
回転自在に連結し、このリンク338の一
端と他端に、ローラ341と342を取付
ける。
この万力解除機構の作用はつぎのとおの
である。すなわち、万力機構がロツクされ
た状態で、版胴3が第10図aに示す位置
まで回転したときに、既述した方法により
給排版カム157がロツクされ、ついでこ
の給排版カム157に、第15図aに示す
ようにリンク338のローラ341が乗り
上げる。これにより、リンク338は軸3
39を支点として右回転し、リンク338
の端部に取付けられたローラ342がリン
ク334を版胴外周方向に押圧する。リン
ク334が押圧されると、リンク334は
ピン335を支点として右回転し、同時に
リンク331も軸332を支点として左回
転する。これにより、ピン335と軸33
2を結ぶ直線(すなわち上死点)をピン3
33が通じ過ぎて万力機構のロツクが解除
され、リンク321は爪軸311を中心に
左回転可能となる。
版頭押出機構 版胴3内には、第9図a、第12図、第
13図および第14図に示すように、版頭
押出機構が設けられる。この版頭押出機構
は、次のように構成される。すなわち、版
胴3の左右側部310,310間に回転自
在に掛け渡された軸342に、リンク34
3の一端が固定され、先端に版押出し爪3
44aをもつリンク344の長穴344b
に、版胴3内に固設された軸346がスラ
イド自在に係合されて、このリンク344
の後端と上記リンク343の先端とが軸3
45により回転自在に連結される。これら
リンク343,344は、各版頭位置決め
ピン315に対応して、版胴3の回転軸方
向に沿つて複数個配設され、それぞれ軸3
42の正逆回転により、リンク343を介
しリンク344が進退して、版押出し爪3
44aが版胴3の開口端面より「出」、
「入」動作するように構成される。軸34
2の左端は、版胴3の左側部310の外方
まで延長されて、その延長端部に歯車34
7aをもつリンク347が固定され、この
歯車347aに噛合する歯車348aをも
つ他のリンク348が、版胴3の左側部3
10の外面側に突設した軸349に回転自
在に連結される。このリンク348の先端
にはカムフオロワ350が取付けられる。
また、上記リンク347の先端と左側部3
10間には引張ばね351が張設されて、
軸342が第12図の左回り方向に回転付
勢され、つまり版押出し爪344aが
「入」動作するように回転付勢される。一
方、上記カムフオロワ350に対応する排
版カム163が、給排版カム157の回転
軸を兼ねる軸158に固定され、既述した
給排版カム作動機構の作動に連動して、軸
158を中心に所定範囲内で正逆回転する
ように構成される。
この版頭押出機構の作用は次のとおりで
ある。すなわち、排版カム163が第12
図aに示す位置にロツクされ、版頭くわえ
爪312が「開」動作した後、排版カム1
63の第1のカム面163aにカムフオロ
ワ350が乗り上げて、リンク348が軸
349を中心に左回転する。リンク348
が左回転すると、第13図に示すように、
歯車348aと347aの噛合により、リ
ンク347がばね351の付勢力に抗して
軸342を中心に右回転する。この右回転
により、リンク343も同じく右回転し
て、リンク344の版押出し爪344aが
「出」動作する。この場合、第12図bに
示すように、版頭位置決めピン315に版
50′の版頭50a′が予め保持されている
と、第13図bに示すように、版押出し爪
344aにより版頭50a′が版頭位置決め
ピン315から押出されることとなる。さ
らに、版胴3が回転して、第14aに示す
ように、カムフオロワ350が、排版カム
163の第1のカム面163aを通り過ぎ
て第2のカム面163bまで移動すると、
引張ばね351の付勢力によりリンク34
8が軸349を中心に右回転し、これによ
りリンク347および343が左回転し
て、版押出し爪344aが「入」動作す
る。
給版押えローラカム機構 版胴3の右側部310には、第18図に
示すように、給版押えローラカム機構が設
けられる。この給版押えローラカム機構
は、次のように構成される。すなわち、版
胴3内において、爪軸311の右端近傍位
置に歯車382が固定され、この歯車35
2と噛合する小歯車353を一端に固定し
た支点軸354が、右側部310に回転自
在に取付けられて、この支点軸354の他
端にリンク355が固定される。一方、給
版押えローラカム356が支点ピン357
を介して右側部310に回転自在に取付け
られ、この給版押えローラカム356に形
成された長穴356aに、リンク355の
先端に取付けられたピン358がスライド
自在に係合される。
この給版押えローラカム機構の作用は次
のとおりである。すなわち、既述した方法
で版頭くわえ爪312が「開」動作する
と、爪軸311に固定された歯車352
が、第18図bの右回り方向に回転し、こ
れにより小歯車353が左回転して、リン
ク355も同じく左回転する。リンク35
5が左回転すると、リンク355の先端に
設けられたピン358が、給版押えローラ
カム356の長穴356a内をスライドし
て、給版押えローラカム356を支点ピン
357を支点に右回転させる。これによ
り、給版押えローラカム356が所定位置
にセツトされる。同様に、版頭くわえ爪3
12が「閉」動作すると、上記と逆の動作
が行なわれ、給版押えローラカム356が
元の位置に復帰してリセツトされる。
給版押えローラの着離動作 給排版ユニツト5に設けられた給版押え
ローラ525の版胴3への着離動作は、つ
ぎのようにして行なわれる。すなわち、第
18照dに示すように、給版押えローラカ
ム356がセツトされた後、版頭くわえ爪
312が開いている間に、給版押え作動ロ
ーラ530が給版押えローラカム356に
乗り上げる。これにより、第19図aに示
すように、給版押え作動アーム531と回
転軸524が左回転し、同じくローラ支持
アーム526が左回転して、給版押えロー
ラ525が版押え位置にセツトされる。こ
のセツト動作は、給版押えローラ525が
版胴3の開口部307に位置するときに行
なわれる。同時に、上記回転軸524の左
回転に伴い、第19図bに示すラチエツト
ホイル529も左回転し、ラチエツトホイ
ル529が所定角度だけ左回転すると、ラ
チエツト534が谷部529aに落ち込ん
でロツクされ、給版押えローラ525が版
押え位置にロツクされる。ついで、版頭く
わえ爪312が「閉」動作して版頭くわえ
が行なわれ、版胴3の回転に伴い給版押え
ローラ525が開口部307を通過する
と、給版押えローラ525は版胴3の外周
部に乗り上げて、版50を版胴3に押し付
け始める。この場合、ローラ支持アーム5
26は、回転軸524に対し、ねじりコイ
ルばね527により左回り方向に回転付勢
されているため、版50は給版押えローラ
525により版胴3に弾力的に押付けられ
ることとなる。こうして、版胴3の回転に
伴い、給版押えローラ525により、版5
0が版胴3に押し付けられながらたるみな
く巻き付けられていく。
一方、版胴3の外周部には、第20図b
に示すように、ロツク解除ローラ537に
対応してロツク解除カム306が固設さ
れ、給版動作が終了した直後に、ロツク解
除ローラ537がロツク解除カム306に
乗り上げる。これにより、ロツク解除アー
ム533に一体に設けられたラチエツト5
34が軸535を支点に右回転し、ラチエ
ツト534の先端がラチエツトホイル52
9の谷部529aから外れる。ラチエツト
534が谷部529aから外れると、ラチ
エツトホイル529は、第20図aに示す
ように、軸524およびアーム531を介
してばね532により右回り方向に回転付
勢されているため、ストツパ543にアー
ム531が当たるまで右回転する。軸52
4が右回転すると、ローラ支持アーム52
6も右回転して給版押えローラ525が版
胴3から離れる。
版尻フツクリセツトカム機構 印刷機本体1の右側板102には、第2
1図に示す版尻フツクリセツトカム機構が
設けられる。この版尻フツクリセツトカム
機構は、右側板102(図示省略)に貫通
するように回転自在に取付けられた軸16
4の外側端部と内側端部に、リンク165
と版尻フツクリセツトカム166がそれぞ
れ固定される。また、リンク165とレバ
ー134(第7図を用いて説明済)間にば
ね167が張設されるとともに、リンク1
65と、右側板102の外面側に固定され
たばね止め168間に、他のばね169が
張設される。
この版尻フツクリセツトカム機構の作用
は次のとおりである。すなわち、ソレノイ
ド137がオンすると、レバー134が軸
133を支点として右回転する。これによ
り、ばね167を介してリンク165が軸
164を支点に左回転し、この軸164に
固定された版尻フツクリセツトカム166
も同様に左回転して、ストツパ170(印
刷機本体1の右側板102の内面側に突
設)に係止することにより回転が阻止され
る(第22図)。この版尻フツクリセツト
カム166の「セツト」状態は、ソレノイ
ド137がオンの間、持続される。ソレノ
イド137がオフされると、上記と全く逆
の動作が行なわれる。すなわち、ソレノイ
ド137の吸引力が解除されて、ばね16
9の引張力によりレバー134およびリン
ク165が上記と反対方向に回転し、版尻
フツクリセツトカム166が元の位置に回
転復帰する(「リセツト」状態)。
版尻フツク作動機構 版胴3の右側部310には、第22図〜
第25図に示す版尻フツク作動機構が設け
られる。この版尻フツク作動機構は次のよ
うに構成される。すなわち、第22図およ
び第23図に示すように、リンク359が
軸360を介して版胴3の右側部310外
面に回転自在に取付けられる。このリンク
359には、その外面側にカムフオロワ3
61が取付けられるとともに、内面側に第
25図に示すようにピン362が突設さ
れ、さらに先端部と右側部310間に引張
ばね363が張設されて、リンク350が
軸360を中心に右回り方向に回転付勢さ
れる。また、他のリンク364が、軸36
5を介して、右側部310の外面側に回転
自在に取付けられる。このリンク364の
一端には、リンク359の内側端面359
aに転動自在に係合するローラ軸端をもつ
ローラ366が取付けられ、リンク364
の他端と右側部310間に引張ばね367
が張設されて、リンク364が軸365を
支点として右回り方向に回転付勢される。
このリンク364は、第23図に示す右回
り回転位置において、ローラ366の軸端
をリンク359の凹部359bに係止させ
ることにより、ばね363の引張力に抗
し、リンク359を軸360を中心に所定
角度だけ左回転させた位置で保持する(す
なわち、リンク359をロツクする)。
一方、上記リンク359のロツク状態を
解除するための版尻フツクセツトカム17
1が、リンク364に対応して印刷機本体
1側に取付けられる。この版尻フツクセツ
トカム171は、第24図に示すように、
印刷機本体1の右側板102の内面側に突
設されたカム取付部材172の先端に、水
平軸173を介して回転自在に取付けられ
ており、ばね174により右回り方向に回
転付勢されて、カム取付部材172のスト
ツパ部172aにより水平姿勢を保つ位置
で回転が規制されている。この版尻フツク
セツトカム171は、第23図に示すリン
ク359のロツク状態で、版胴3が右回転
したときに、リンク364に係合してリン
ク364を軸365を支点に左回転させ、
リンク359のロツクを解除させる。な
お、保守点検時において版胴3を手動で逆
回転させると、カム171とリンク364
とが係合するが、この場合は、カム171
がリンク364に押されることにより、第
24図bに示すように水平軸173を中心
に左回転して逃げるため、リンク364お
よびカム171の破損は回避される。
一方、第22図に示すフツク軸316
は、既述したように、版尻フツク317を
固定して、ねじりコイルばね318により
左回り方向に回転付勢されており、その右
端に固定されたリンク319を、上記リン
ク359に突設されたピン362に係止さ
せている。
この版尻フツク作動機構の作用は次のと
おりである。すなわち、第22図に示すよ
うに、既述した方法で版尻フツクリセツト
カム166が「セツト」された後、同図実
線で示すようにロツク解除状態にあるリン
ク359が、版胴3の右回転により版尻フ
ツクリセツトカム166の位置まで回転す
ると、リンク359のカムフオロワ361
が版尻フツクリセツトカム166に乗り上
げて、リンク359が、ばね363の引張
力に抗して軸360を中心に同図想像線で
示す位置まで左回転する。リンク359が
左回転すると、リンク364が軸365を
支点としてばね367の引張力により右回
転し、ローラ366の支点軸端がリンク3
59の凹部359bと係合して、リンク3
59が第22図想像線で示す位置にロツク
される。こうして、リンク359が所定角
度だけ左回転すると、その回転に伴い、第
25図に示すように、リンク359に突設
されたピン362が左方へ移動し、このピ
ン362に係合しているリンク319が、
ばね318の付勢力に抗して、フツク軸3
16を支点に右回転する。これにより、フ
ツク軸316に固定されている版尻フツク
317も、フツク軸316と共に右回転す
る。この場合、第26図および第27図に
示すように、版胴3に版50′が装着され
ていると、版尻フツク317の右回転によ
り、版尻フツク317が版尻穴50b′から
外れて、版尻つかみが解除される。
さらに、版胴3が回転を続けて第23図
に示す回転位置に至ると、リンク364の
ローラ366が版尻フツクセツトカム17
1に当り、リンク364が軸365を中心
に左回転する。これにより、ローラ366
の軸端がリンク359の凹部359bから
外れて、ばね363の付勢力により、リン
ク359が軸360を中心に右回転する。
リンク359が右回転すると、第25図に
示すように、リンク319とピン362の
係合が解かれ、版尻フツク317はばね3
18の付勢力を得て左回転する。その左回
転は、第25図aの想像線で示すように、
給版押えローラ525が「着」動作された
状態で行なわれる。したがつて、新たな版
50が給版されていると、その版尻50c
が給版押えローラ525により版胴3の開
口部307に押込まれた状態で版尻フツク
317が左回転することになり、これによ
り版尻フツク317が版尻穴50bに引つ
掛り、版尻50cを版胴外周面のほぼ接線
方向へ引張付勢して保持する。
版つかみおよび版ずれ検知機 第9図bに示すように、版胴3の右側方
において、版つかみおよび版ずれ検知機構
が設けられる。この検知機構は、つぎのよ
うに構成される。すなわち、フツク軸31
6の右端に固定されたリンク319にマー
ク部材375が取付けられ、一方、版胴支
軸302に印刷機本体1に対し所定姿勢を
保つように軸間距離規制部材305が保持
されて、その軸間距離規制部材305に、
上記マーク部材375に対応して光電セン
サ376が取付けられる。マーク部材37
5は、光電センサ376に対向する表面が
光反射面に仕上げられ、また、光電センサ
376は発光素子と受光素子で構成され
て、リンク319の回転によりマーク部材
375が光電センサ376に対向する位置
に位置したときに、発光素子から投射され
た光がマーク部材375で反射されて受光
素子へ導かれるように構成される。
第27図b〜dは、給版動作後の版尻つ
かみ状態を示した図である。同図におい
て、2点鎖線で示した曲線377は、版胴
3の回転に伴い光電センサ376(第9図
b)により検知される検知位置の軌跡を示
す。いま、同図a,bに示すように、版尻
フツク317により版尻50cが正常に保
持されているときは、マーク部材375が
マーク検知位置377から外れるため、光
電センサ376によりマーク部材375が
検知されることはない。これに対し、同図
cに示すように、版尻穴50bが破損して
広がつたり、版頭くわえが不正確に行なわ
れたときは、版尻フツク317が、同図b
の場合よりもさらに左回転した位置で版尻
50cを保持することとなり、その回転量
に相当する量だけマーク部材375もフツ
ク軸316を支点に左回転して、マーク部
材375がマーク検知位置377上に位置
するため、光電センサ376によりマーク
部材375が検知されることとなる。ま
た、同図dに示すように、版尻フツク31
7により版尻50cが保持されなかつたと
きは、リンク319がピン362に係合す
る位置まで左回転して、この場合も、マー
ク部材375がマーク検知位置377上に
位置するため、光電センサ366によりマ
ーク部材375が検知されることとなる。
このように、版尻フツク317により版
尻50cが正常に保持された場合には光電
センサ376によりマーク部材375の検
知がなされず、版ずれが生じたり、版つか
みが行なわれなかつた場合にのみ光電セン
サ376によるマーク部材375の検知が
なされるため、光電センサ376の出力信
号に基づいて、版ずれおよび版つかみ失敗
等の版巻付ミスを自動的に検知することが
可能となる。なお、光電センサ376の出
力信号は、第2図に示すマイクロプロセツ
サ21に入力されて版巻付ミスの有無が判
断され、版巻付ミスが生じている場合に
は、マイクロプロセツサ21からの指令で
直ちに印刷機の運転が停止するように構成
されている。
版胴の断面構造 第29図は、版胴3の断面図を示す。同
図に示すように、版胴3は、その開口部端
面と版胴外周面とのコーナ部がアール仕上
げされている。すなわち、版頭くわえ側に
おいては、版頭圧接面369が、開口部3
07の中心と版胴中心370を結ぶ仮想線
371に対し直交する平面として形成さ
れ、この版頭圧接面369と版胴外周面3
72とのコーナ部が、半径R1の滑らかな
曲面に仕上げられている。また、版尻つか
み側においては、開口端面373が上記仮
想線371に対し直交する平面として形成
され、この開口端面373と版胴外周面3
72とのコーナ部が、半径R2の滑らかな
曲面に仕上げられている。このようなアー
ル仕上げを施せば、版頭50aが版頭くわ
え爪312により版頭圧接面369に圧接
保持された後、版50が給版押えローラ5
25(第6図)により押さえ付けられなが
ら版胴外周面372に巻き付けられていく
ときに、版50が版胴外周との間に隙間を
生じさせずにフイツトして巻き付けられる
こととなる。また、版尻フツク317によ
り版尻50cが版胴開口部内方向へ引張付
勢するようにして保持されたときにも、版
尻50cを版胴外周にフイツトさせて巻き
終ることができる。こうして、版50を版
胴3の所定位置に精度良く巻き付けること
が可能となる。なお、この実施例では、上
記半径R1,R2の寸法の一例として、半径
76.5mmの版胴3に対し、R1,R2をともに
15mmに設定している。
(4) 版の製造手順とその構成 つぎに、自動給排版動作を説明するに先立
ち、上記印刷機に使用される版50について
説明しておく。この版50は、第30図に示
す手順で製造される。すなわち、まず同図a
に示すように、ポリエステルフイルムベース
上に感光性樹脂層が積層された原版51を、
カツターを用いて所定寸法に正確に切断す
る。ついで、同図bに示すように、上記原版
51の版頭位置に、第9図に示す位置決めピ
ン315に対応して版頭穴50dを形成する
とともに、原版51の版尻位置に、第9図に
示す版尻フツク317に対応して版尻穴50
bを形成する。この場合、版尻穴50dおよ
び版尻穴50bの形成位置は、原版51の各
辺、すなわち両側辺51a、版尻辺51bお
よび版頭辺51cを基準として定める。
一方、同図cに示す原版フイルム52上
に、周知の精密トンボ描画装置を用いて印刷
パターン53とトンボマーク54を描画す
る。また、このトンボマーク54を基準とし
て、原版フイルム52の版頭位置に、版頭穴
50dに対応する位置決め孔55を形成す
る。この場合、中央の位置決め孔55は、版
頭穴50dと同一寸法の真円に設定し、両端
の位置決め孔55は、原版フイルム52の熱
膨脹を考慮して左右方向に長軸を設定した長
穴に形成する。
ついで、上記位置決め孔55と版頭穴50
dに位置決めピン(図示省略)を通して原版
フイルム52を原版51上に重ね合わせ、こ
うして版を位置決めした状態で露光処理(同
図e)を施して印刷パターン53を原版51
上の所定位置に焼き付ける。焼付を完了すれ
ば、続いて現象処理(同図f)を施して、最
終製品としての版50を完成する。
(5) 給排版動作 つぎに、版交換時の給排版動作について説
明する。第31図は、オペレータがオペレー
シヨンパネル25(第2図)の例えば版交換
キーを押すことにより版交換指令が与えられ
た場合の、マイクロプロセツサ21(第2
図)の動作を示すフローチヤートである。
版交換指令が与えられると、ステツプS30
において、指令を受付可能な状態か否かが判
断される。指令が受付けられないときは、動
作を終了し、受付可能なときは、次のステツ
プS31に進む。
ステツプS31においては、給排版トレイ
9,10上の版のセツト状態が判断される。
この場合、版のセツトは、具体的には次のよ
うにして行なわれる。すなわち、第6図にお
いて、新たに印刷しようとする版50(以下
新版という)の版頭50dを、給版駆動ロー
ラ510と給版補助駆動ローラ520間にわ
ずかに差し込み(この時点では、ローラ52
0はローラ510から離れている)、新版5
0の両側を第8図に示す給排版トレイ9(ま
たは10)の両側位置決め材904に沿わせ
て位置決めするとともに、新版50の版尻端
を同じく給排版トレイ9(または10)の版
尻位置決め材903に沿わせて位置決めす
る。また、新版50のセツトの有無の判断
は、第7図に示す給排版ユニツト5(または
6)に取付けられた版有り検知センサ544
を用いて行なう。
こうして、ステツプS31において、新版5
0のセツト状態が判断され、給排版トレイ
9,10の両方に新版50がセツトされてい
る場合(すなわち2色印刷の場合)には、ス
テツプS32において、インキングユニツト
7,8が共にセツトされていることを確認し
た後、ステツプS33に進んでハンタイプを例
えば「3」の状態にセツトしてメモリに記憶
させる。また、ステツプS31において、上段
側の給排版トレイ9にのみ新版50がセツト
されている場合(すなわち1色印刷の場合)
には、ステツプS34において上段側のインキ
ングユニツト7がセツトされていることを確
認した後、ステツプS35の進んでハンタイプ
を例えば「1」の状態にセツトしてメモリに
記憶させる。さらに、ステツプS31におい
て、下段側の給排版トレイ10にのみ新版5
0がセツトされている場合(すなわち1色印
刷の場合)には、ステツプS36において下段
側のインキングユニツト8がセツトされてい
ることを確認した後、ステツプS37に進んで
ハンタイプを例えば「2」の状態にセツトし
てメモリに記憶させる。さらにまた、ステツ
プS31において、いずれの給排版トレイ9,
10にも新版50がセツトされていない場合
(すなわち排版動作の場合)には、ステツプ
S38に進でハンタイプを例えば「0」の状態
にセツトしてメモリに記憶させる。なお、上
記ステツプS32,S34,S36において、所定の
インキングユニツト7または8が装着されて
いない場合には、ステツプS39に進んでエラ
ー表示をした後、動作を終了する。
こうして、ステツプS33,S35,S37,S38
において、ハンタイプの設定を終了すれば、
ステツプS40に進んでメカイニシヤライズが
行なわれる。これにより、版胴3,4および
圧胴11がブランケツト胴2から離胴し、か
つインキングユニツト7,8が版胴3,4か
ら離胴する位置にセツトされる。
ついで、ステツプS40において低速モータ
がオンし、高速モータがオフして、ブランケ
ツト胴2、圧胴11、版胴3,4およびイン
キングユニツト7,8のインキ着けローラ
が、それぞれ定常印刷時の場合よりも低速で
回転し始める。
その後、ステツプS42において、メモリに
記憶させた上記ハンタイプの状態が判断され
る。すなわち、ハンタイプが「3」と判断さ
れた場合(上下給版の場合)には、ステツプ
S43に進んで、版胴3および4の両方で給排
版処理が行なわれる。また、ハンタイプが
「1」と判断された場合(上給版の場合)に
は、ステツプS44に進んで、版胴3側では給
排版処理が行なわれ、版胴4側では排版処理
のみが行なわれる。以下同様にして、ハンタ
イプが「2」と判断された場合(下給版の場
合)には、ステツプS45に進んで、版胴4側
では給排版処理が行なわれ、版胴3側では排
版処理のみが行なわれる。また、ハンタイプ
が「0」と判断された場合(排版のみの場
合)には、ステツプS46に進んで、版胴3お
よび4の両方で排版処理のみが行なわれる。
この場合の給排版処理と排版処理の相違点
は、第7図に示す給版駆動ローラ510と給
版補助駆動ローラ520をパルスモータ50
9(第3図d)により回転駆動するかしない
かだけである。すなわち、給排版処理を行う
ときは、パルスモータ509を所定タイミン
グで駆動して版送りを行ない、排版処理のみ
を行うときはパルスモータ509は一切駆動
しない(すなわち版送りを行なわない)。
こうして、ステツプS43〜S46における所
定の給排版処理を終了すれば、ステツプS47
に進み、低速モータをオフするとともに高速
モータをオンして、ブランケツト胴2、圧胴
11、版胴3,4およびインキングユニツト
7,8のインキ着けローラを低速回転から高
速回転に切換える。こうして、一連の版交換
処理を終了する。
以上は、版交換指令が与えられた場合のマ
イクロプロセツサ21(第2図)の動作であ
るが、次に、各機構を含めた給排版動作を、
第28図に示すタイムチヤートを用いて説明
する。ただし、ここでは、給排版トレイ9の
給版台901上に新版50がセツトされ、版
胴3側に印刷済みの版50′(以下、旧版と
いう)が巻き付けられている場合(すなわ
ち、版胴3側で給排版動作が行なわれる場
合)を例に挙げて説明することとする。その
他の場合については、上記と同様の原理で所
定の給排版動作が行なわれるので、その説明
を省略する。
まず、版交換指令が与えられて、版胴3が
回転を始めると、版胴ギヤ301と歯車機構
を介して連結された第7図に示す排版駆動ロ
ーラ511が、同図左回り方向に一定速度で
回転を始める。この排版駆動ローラ511
は、給排版動作が行なわれている期間中、回
転を続ける。
ついで、時刻t1において、版胴3の回転位
置が所定位置に達すると、第10図に示すよ
うに、ソレノイド150がオンして、セツト
レバー153が軸151を中心に左回転し、
給排版カム157および排版カム163(第
12図)が左回転して、ロツクレバー159
によりロツクされる。
ついで、時刻t2に達すると、上記ソレノイ
ド150がオフするが、給排版カム157
(第10図)はロツクレバー159により引
き続きロツクされるため、給排版カム157
および排版カム163(第12図)は、上記
回転位置に保持される。
版胴3がさらに回転して時刻t3に達する
と、第15図に示すように、リンク338の
ローラ341が給排版カム157に乗り上げ
て、リンク338が軸339を中心に右回転
し、ローラ342によりリンク334を版胴
外周方向に押し出して、版頭くわえ万力機構
のロツクが解除される。これにより爪軸31
1が左回転可能となる。
時刻t4に達すると、第6図に示すソレノイ
ド146がオンする。ソレノイド146がオ
ンすると、駆動レバー140が駆動軸142
を支点として左回転し、作動レバー521が
駆動軸518を支点に右回転して、給版補助
駆動ローラ520が給版駆動ローラ510に
圧接される。これにより、両ローラ510,
520により新版50の版頭がニツプされ
る。その一方で、第7図に示すソレノイド1
37がオンする。このソレノイド137がオ
ンすると、駆動レバー131が駆動軸133
を支点に右回転し、作動レバー541が回転
軸538を支点に左回転して、排版押えロー
ラ539が版胴3に圧接する位置にセツトさ
れる。この排版押えローラ539の「着」動
作は、排版押えローラ539が版胴3の開口
部307に位置するときに行なわれる。ま
た、上記ソレノイド137のオンにより、第
21図に示すリンク165および軸164が
左回転して、版尻フツクリセツトカム166
が第22図に示す位置にセツトされる。
時刻t5に達すると、第15図aに示すリン
ク322のローラが320が給排版カム15
7に乗り上げ、第14図b,cに示すよう
に、リンク321が爪軸311と共に左回転
して版頭くわえ爪312が開成される。ま
た、爪軸311の左回転により、第18図に
示すリンク355が、同図cから同図dに示
すように左回転して、給版押えローラカム3
56がセツトされる。
ついで、時刻t6に達すると、第12図bに
示すように、上記排版押えローラ539が開
口部307を通過して版胴3上に乗り上げ、
これにより版胴3に巻き付けられている旧版
50′の版頭50a′が排版押えローラ539
と版胴3によりニツプされる。その一方で、
第12図aに示すように、カムフオロワ35
0が排版カム163へ乗り上げ、版胴3の回
転に伴い、第13図に示すように版頭押出し
爪344aが「出」動作して、旧版50′の
版頭50a′が版頭位置決めピン315から押
し出される(時刻t7)。これにより、旧版5
0′の版頭くわえが解除される。時刻t8に達
すると、第14図aに示すように、カムフオ
ロワ350が排版カム163の第2のカム面
163bに移動して、版押出し爪344aが
「入」動作し、元の位置に戻る。一方、旧版
50′の版頭50a′は、第14図bに示すよ
うに、排版ガイド517と排版駆動ローラ5
11間に送り出される。こうして、旧版50
a′の版頭50a′が排版ガイド517と排版駆
動ローラ511間に通過した後は、第7図に
示す排版駆動ローラ511により、給排版ト
レイ9の排版台902へ送り出されていく。
時刻t9に達すると、第18図dに示すよう
に、給排版ユニツト5の給版押え作動ローラ
530が給版押えローラカム356に乗り上
げて、第19図aに示す給版押えローラ52
5が版押え位置にセツトされ(この「着」動
作は、給版押えローラ525が版胴3の開口
部307に位置するときに行なわれる)、同
時に第19図bに示すラチエツト534がラ
チエツトホイル529の谷部529aに係合
して、給版押えローラ525が版押え位置に
保持(ロツク)される。
その後、時刻t10に達すると、給排版ユニ
ツト5に設けられたパルスモータ509(第
3図d)により、第7図に示すように、給版
駆動ローラ510と給版補助駆動ローラ52
0が回転駆動され、両ローラ510,520
にニツプされた新版50が給版スタートされ
て、その版頭50aが版頭くわえ爪312と
版頭位置決めピン315間の版挿入空間36
8に送り出される。こうして版頭50aが、
版挿入空間368内の所定位置まで送り出さ
れると、第16図に示すようにリンク322
のローラ320が、給排版カム157の凹部
157cに到達して版頭くわえ爪312が閉
じ始め(時刻t11)、版頭50aに設けられた
ピン穴に位置決めピン315が差し込まれた
後、版頭くわえ爪312により版頭50aが
版胴3に圧接保持される(時刻t12)。この場
合行なわれる上記版頭50aの送り出し速度
の制御方法については、後に詳しく説明する
こととする。
こうして版頭くわえが行なわれる一方で、
第18図に示すように、爪軸311の回転に
伴い、給版押えローラカム356が同図dに
示すセツト状態から同図cに示すリセツト状
態に戻る。
そして、版頭くわえの直後において、第1
9図aに示すように、給版押えローラ525
が版胴3の開口部307を通過して版胴3上
に乗り上げ、新版50の版胴3へ押付けが開
始される。
その後、時刻t13において、パルスモータ
509がオフし、両ローラ510,520
(第6図)による新版50の送り出しが停止
される。これ以後、新版50は、第6図に示
すように、両ローラ510,520によりニ
ツプされながら、版胴3の回転力により給排
台901から引き出され、給版押えローラ5
25による版胴3への押付けにより版のたる
みが防止されながら、版胴3に巻き付けられ
ていく。その一方で、第16図に示すロツク
レバー159がリンク322のローラ320
によりけり上げられて、給排版カム157と
排版カム163(第12図a)のロツクが解
除される。
ついで、時刻t14に達すると、版頭くわえ
万力機構がロツクされる。すなわち、第16
図に示すように版頭くわえ爪ロツクカム16
2にリンク327のローラ329が押し付け
られ、第17図に示すようにリンク327が
軸328を支点に右回転する。これによりリ
ンク331が軸332を中心に右回転し、ピ
ン333が上死点を越え軸332とピン33
5を結ぶ直線よりも僅かな距離だけ版胴3の
内方へ移動した位置でセルフロツクされる。
このセルフロツク状態において、リンク32
1は爪軸311と共に強力に右回転され、版
頭くわえ爪312に強力な押付力を付与して
版頭50aが強固に圧接保持される。
時刻t15に達すると、旧版50′の版尻つか
みが解除される。すなわち、第22図に示す
版尻フツクリセツトカム166にリンク35
9のローラ361が乗り上げて、リンク35
9が軸360を中心に左回転し、リンク36
4がばね367の付勢力により軸365を中
心に右回転して、リンク359をその左回転
位置でロツクする。リンク359の左回転に
より、第25図に示すリンク319が、リン
ク359のピン362に押されてフツク軸3
16と共に右回転し、版尻フツク317も右
回転して、版尻フツク317が旧版50′の
版尻穴50b′から外れ、旧版50′の版尻つ
かみが解除される。
こうして時刻t16に達し、第7図に示す旧
版50′の版尻50d′が排版押えローラ53
9を通過するとソレノイド137がオフす
る。このソレノイド137のオフにより、駆
動レバー131が駆動軸133を中心に左回
転し、作動レバー541が戻りばねの付勢力
により回転軸538を中心に右回転して、排
版押えローラ539が版胴3から離れる。そ
の後、旧版50′は、排版駆動ローラ511
により版送りされながら排版台902内に収
納され、旧版50′の排版動作を終了する。
一方、上記ソレノイド137のオフにより、
第21図に示すリンク165および軸164
がばね169の引張力を受けて右回転し、版
尻フツクリセツトカム166も右回転してリ
セツト位置に復帰する。
その後、時刻t17において、新版50の版
尻つかみが行なわれる。すなわち、第25図
aに示すように、給版押えローラ525が版
胴3の外周部を通過すると、ばね527(第
19図)の付勢力により開口部307内に進
入し、その際新版50の版尻50cを版胴3
の円周内に押し込む。一方、上記押し込みの
タイミングに合わせて、第23図に示す版尻
フツクセツトカム171がリンク364のロ
ーラ366に係合する。この係合により、リ
ンク364が軸365を中心に左回転してリ
ンク359のロツクが解除され、リンク35
9は、ばね363の引張力により軸360を
中心に右回転する。リンク359が右回転す
ると、第25図に示すリンク319とピン3
62との係合が解かれて、リンク319がフ
ツク軸316と共にねじりコイルばね318
の付勢力を得て左回転し、版尻フツク317
も左回転する。上記版尻フツクセツトカム1
71の係合から、版尻フツク317の左回転
までの動作は一瞬にして行なわれ、これによ
り版尻フツク317が新版50の版尻穴50
bに引つ掛かかり、版尻50cが版胴外周面
のほぼ接線方向に引張付勢されて版尻つかみ
が行われる。
こうして、新版50が版胴3に巻き付けら
れると、その直後の時刻t18において、給版
押えローラ525のアツプ動作が行なわれ
る。すなわち、第20図bに示すように、ロ
ツク解除カム306によりロツク解除ローラ
537がけり上げられて、ラチエツト534
の先端がラチエツトホイル529の谷部52
9aから外れ、回転軸524が第20図aに
示すばね532の引張力を受けて右回転し、
給版押えローラ525が版胴3から離隔作動
される。
その後、時刻t19に達すると、第6図に示
すソレノイド146がオフする。これによ
り、ばね144の付勢力で駆動レバー140
が駆動軸142を中心に右回転し、作動レバ
ー521が戻りばねの付勢力で駆動軸518
を中心に左回転して、給版補助駆動ローラ5
20が給版駆動ローラ510から離れる。こ
れにより、新版50の給版動作が全て終了す
る。
このように、版胴3が約1回転する間に、
給版と排版を並行して行うようにしたため、
版交換時間を短縮できるとともに、2重給版
を防止できる。
(6) 版送り速度の制御方法 つぎに、給版における版送り速度の制御方
法について説明する。第32図は、上記の版
頭くわえ機構と版送り機構を有する印刷機に
おいて、版送り機構により送り出された版が
版頭くわえ機構に保持されるために必要な版
頭の軌跡許容範囲を示した図である。同図に
おいて、縦軸は、版送りローラ、すなわち給
版駆動ローラ510(第36図参照)と給版
補助駆動ローラ520とのニツプ点から版頭
50aまでの距離を示し、横軸は、版胴3
(第36図参照)の回転中心に対する版頭く
わえ爪312の位相角θを示す。
縦軸と横軸を上記のように設定すれば、版
頭の軌跡許容範囲は次のようにして定まる。
まず、版頭50aが版頭くわえ爪312の先
端に突当らない限界として、a〜bの直線が
決まる。また、版頭くわえ爪312には、そ
の版圧接面の奥に、版頭くわえ爪311を曲
率中心とする円弧状の突当てガイド374
(第7図、第36図)が突設されているため、
版頭50aが空間部368(第36図g)内
に進入できる限界として、c〜d〜eの直線
が決まる。また、版頭50aがニツプ点から
少し出た位置で版50が静止している状態
(すなわち、版50のセツト状態)を示す直
線として、g〜hが決まる。また、版頭50
aが版胴3のピン315(第36図g)に突当た
らない限界として、i〜jの直線が決まる。
さらに、版頭穴50dが版胴3のピン315
にセルフアライメントされながら、版頭くわ
え爪312が閉じることのできる限界とし
て、k〜dの直線が決まる。したがつて、版
頭くわえが行なわれるためには、版50のセ
ツト位置(点g)にある版頭50aが、上記
a−b−c−d−k−j−i−h−g−aで
囲まれる領域S内を通つて、版頭くわえ爪3
12の閉動作完了位置(点e)まで到達する
必要がある。なお直線e〜fの版頭軌跡は、
くわえられた版50がたるみなく引つ張られ
ている状態を示したものである。
ところで、上記のような版頭軌跡許容領域
Sを有する印刷機において、版頭くわえを正
確かつスムーズに行なわせるためには、次の
ような種々の条件を満たすことが要求され
る。
給版スタート時において版50をなめら
かに加速して、版50の送り速度を、給版
駆動ローラ510および給版補助駆動ロー
ラ520との間でスリツプを生じることな
く、短時間に高速まで立上げること。
版頭くわえ爪312の先端が、版軌跡の
延長上を通過するや否や(第36図e)、
版50を高速で版頭くわえ爪312の空間
部368内に送り出し、減速しつつ所定の
版くわえ位置に軟着陸させる。これによ
り、版送り出しタイミングの自由度が広が
り、給版駆動ローラ510および給版補助
駆動ローラ520の汚れや摩耗、版50の
汚れ、版種の表面状態や剛性のちがいなど
に対して対応性の強い装置にできる。
突当てガイド374に当る時の版50の
相対速度を小さくして、衝撃によるトラブ
ルを軽減すること。
突当てガイド374に当つたあとの余分
な送りを極力小さくし、版50に大きなた
るみが出ないようにすること。この点は、
特に、力、剛性の高い版や、たるみによつ
てへこみが生じ易い版の場合に重要とな
る。
第32図に示す曲線Kは、上記〜の条
件を満たす理想的を版頭の軌跡を示したもの
である。すなわち、版頭50aがg〜h線上
からスリツプすることなくスタートされ、領
域Sの中を通つてなめらかにd点に到達し、
e〜fに一致する速度で送り出される。
しかしながら、現実には、上記曲線Kで示
されるように、版頭50aを理想位置に完全
に軟着陸させるのは困難なため、例えば次の
ような条件を設定して、版送り制御を行なつ
ている。
(イ) 版頭くわえ爪312が完全に閉じるまで
は、版50の送りを止めない。
(ロ) 版頭50aが突当てガイド374に当つ
て生じるたるみを、最大2mmまでとする。
この場合、突当てガイド374は、実際に
は版頭より1mm程度奥に設けられているの
で、版50のたるみは最大1mm以下とな
る。
そこで、上記(イ)、(ロ)の条件を取り入れた上
で、従来の版送り速度制御方法と、本実施例
の版送り速度制御方法について、以下に比較
説明することとする。
まず、従来方法は、第33図に示すよう
に、版50のスタートから版くわえを完了す
るまでの間、版50を常に一定速度で送り出
す。この方法によれば、版50の送り速度
を、版胴3の周速の1.2倍に設定することに
より、かろうじて版くわえ可能な軌跡l〜m
がとれるが、軌跡l〜mが少し左にずれると
b点で版頭くわえ爪312にぶつかつて版く
わえ不能となり、また、少しでも右にずれる
とk〜d間で版50の穴がつぶれる。さらに
右にずれると、i点で位置決めピン315に
当つて版くわえが不能となる。このように、
従来方法によれば、版頭軌跡のとりうる許容
範囲が極めて狭く、現実には正しく版くわえ
動作をさせることはできない。
これに対し、本願実施例の制御方法は、第
34図に示すn〜p〜q〜r〜sの軌跡にな
るように版50の送り出しを制御し、S点で
版送りを停止させる。第35図は、上記軌跡
を実現するための版送り出し速度制御線図を
示したものである。同図において、横軸は、
版頭くわえ爪312の位相角θを表わし。縦
軸は、版胴3の周速に対する版送りローラの
周速の比を示す。この場合、パルスモータ5
09(第3図d参照)の1パルス当りの回転
角は、1.8゜/パルスであり、版送りローラの
1パルス当りの周速は、0.5mm/パルスであ
り、版胴3の周速は、600mm/secである。し
たがつて、版胴3の周速と等しくなる版送り
ローラの周速は1200PPSである。
つぎに、上記制御方法により行なわれる版
送り出し動作を順を追つて説明する。第36
図aは、版胴3が−6.5度の位相角に位置し、
版頭くわえ爪312が閉じたまま版軌跡の延
長線上へ接近している状態を示す。このとき
には、まだ給版駆動ローラ510は停止した
ままである。
ついで、同図bに示すように、版胴3が位
相角θ=10度の位置まで回転すると、版頭く
わえ爪312が開成して、排版および給版準
備がなされる。
その後、同図cに示すように、版胴3が位
相角θ=18度の位置まで回転すると、給版駆
動ローラ510および給版補助駆動ローラ5
20が回転を始めて、版送り出しがスタート
される。このスタートから位相角θが32度に
達するまでは、第35図のn〜pに示すよう
に版送り出し速度が一定割合で加速され、位
相角θが32度に達したときに、版送り出し速
度が版胴周速の1.77倍になるように速度設定
される。これにより、版50は、第34図の
軌跡n〜pに示すようになめらかに加速さ
れ、給版駆動ローラ510および給版補助駆
動ローラ520との間でスリツプを生じるこ
となく、短時間に高速まで版速度が立上げら
れる。この場合、スタート時における版50
のスリツプにより確実に防止するために、第
35図の破線で示すように、版50をスロー
スタートさせるようにしてもよい。
第36図dは、版50が徐々に加速されな
がら位相角θが30.2度に達して、版頭くわえ
爪312の先頭が版50の軌跡の延長線上に
きた状態を表わす。また同図eは、位相角θ
が30.5度に達して、版頭くわえ爪312の先
端が版50の軌跡延長線上を過ぎ、版頭50
aがさらに加速されながら空間部368内に
進入可能となつた状態を示す。
こうして、位相角θが32度に達すると、第
35図および第34図のp〜qに示すよう
に、版送り出し速度が、一定速度(版胴周速
の1.77倍の速度)に切り換わり、この定速期
間中は、版頭50aが空間部368内を版胴
周速よりも速い速度で進入し続けることとな
る。
その後、版頭くわえ爪312の位相角θが
36度に達すると、第35図のq〜rに示すよ
うに、位相角θが47.5度に達するまで、版送
り出し速度が一定割合で減速され、位相角θ
が47.5度に達したときに、版送り出し速度が
版胴周送の0.82倍となるように速度設定され
る。これにより、第34図の軌跡q〜rに示
すように、版送り出し速度が徐々に減速され
て、版頭50aが所定の版くわえ位置に軟着
離されることとなる。
第36図fは、位相角θが38.5度に達し、
版頭50aが徐々に減速されながら空間部3
68内に進入して、版頭くわえ爪312が閉
じ始めている状態を示す。また、同図gは、
位相角θが41度に達して、版頭50aがさら
に減速されながら突当てガイド373のとこ
ろまで進入した状態を示す。また、同図h
は、位相角θが47度に達し、版頭くわえ爪3
12が位置決めピン315にかぶるところま
で閉じて、版頭穴50dに位置決めピン31
5を係合させつつある状態を示す。このよう
に、版頭50aが減速されながら突当てガイ
ド373に当るため、衝撃によるトラブル発
生を防止できる。なお、版頭50aは、突当
てガイド373に突当つた後は、版頭50a
が1mm程度たるむ程度相対的に送り出されて
から、位置rに達することとなる。
こうして位相角θが47.5度に達すると、第
35図および第34図のr〜sに示すよう
に、版送り出し速度が一定速度(版胴周速の
0.82倍の速度)に切り換わり、この定速期間
中、版頭50aは1mm程度たるんだ状態でS
点まで達することとなる。この定速期間中に
おいては、第36図iに示すように、位相角
θが52.5度に達した時点で版頭くわえ爪31
2が完全に閉じて、版頭穴50dと位置決め
ピン315が完全に係合することとなる。
そして、位相角θが61度(第36図jの状
態)に達すると、第35図および第34図に
示すように版50は版胴3の回転力により引
つ張られ、版送りモータであるパルスモータ
509(第3図d)が、版50の移動に連動
して従動回転することとなる。また、この版
50の引つ張りにより、版50に生じていた
たるみが解消される。
ところで、上記版送り速度制御方法におけ
る各工程毎の機能を要約すると、次のとおり
である。すなわち、第35図におけるn〜p
の加速工程は、版50を版送りローラとの間
でスリツプを生じることなく、版胴周速より
も速い速度まで立上げて、版頭50aを版挿
入空間368内に導くために必要な工程であ
る。また、p〜gの定速工程は、版頭50a
を版挿入空間368の奥に向けて進入させる
ために必要な工程である。もつとも、版挿入
空間368の奥に向けての進入速度は、必ず
しも定速で行う必要はないので、この定速工
程は必ずしも必要なものではない。また、g
〜rの減速工程は、版頭50aが突当てガイ
ド374に激しく衝突するのを防止しなが
ら、版頭50aを版挿入空間368奥の所定
位置に導くために必要な工程である。また、
r〜sの定速工程は、版頭くわえ爪312の
閉成動作が完了するまでの間、版頭50aを
版挿入空間368奥の所定位置に保つて、版
頭くわえを正確に行なわせるために必要な工
程である。また、点S以後の版送り停止工程
は、版50に生じたたるみを解消するために
必要な工程である。
上記のような速度制御を行なえば、第34
図のn〜sの両側に破線で示した版頭軌跡に
狭まれる範囲内で、スタートのタイミングや
速度のばらつきが許容されることとなる。ま
た、第34図のc〜dと交差するときの相対
速度も、従来の一定速度制御の場合に比べて
同等もしくは小さくすることができる。従つ
て版50に大きなたるみを生じることなく、
なめらかで安定した版くわえが可能となる。
(発明の効果) 以上のように、この発明の印刷機における版送
り速度の制御方法によれば、版送り速度を版胴周
速よりも速い速度まで立上げる加速工程と、加速
工程後に版胴周速とほぼ等しい速度まで減速する
減速工程と、減速工程後に版胴周速とほぼ等しい
速度に保つ定速工程と、定速工程後に版送りを停
止する版送り停止工程とを含むため、版くわえを
正確かつ確実に行えるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例である印刷機の概
略断面図、第2図はその印刷機に用いられる制御
システムを示す概略図、第3図は給排版ユニツト
の構成図、第4図は給排版押えローラロツク機構
の説明図、第5図は給排版ユニツトの印刷機本体
への装着状態を示す図、第6図は給版動作説明
図、第7図は排版動作説明図、第8図は給排版ト
レイの構成図、第9図aは版胴を印刷機本体の背
面側から見た図、第9図bはその部分拡大図、第
10図および第11図は版頭くわえ爪の開閉動作
説明図、第12図ないし第14図は版頭押出し爪
の出入動作説明図、第15図ないし第17図は版
頭くわえ万力機構の動作説明図、第18図は給版
押えローラカム機構の動作説明図、第19図は給
版押えローラのロツク動作説明図、第20図は給
版押えローラのロツク解除動作説明図、第21図
は版尻フツクセツトカム機構の動作説明図、第2
2図ないし第26図および第27図aは版尻フツ
ク作動機構の動作説明図、第27図b,c,dは
版ずれおよび版つかみ検知機構の動作説明図、第
28図は給排版動作を示したタイムチヤート、第
29図は版胴の断面図、第30図は版の製造工程
を示す図、第31図は版交換指令が与えられた場
合のマイクロプロセツサの動作を示すフローチヤ
ート、第32図は理想的な制御方法による版頭軌
跡を示す特性図、第33図は従来の制御方法によ
る版頭軌跡を示す特性図、第34図は本願発明の
制御方法による版頭軌跡を示す特性図、第35図
は第34図の版頭軌跡を実現するための版送り出
し速度制御線図、第36図は版頭くわえの動作説
明図である。 3……版胴、50……版、50a……版頭、3
12……版頭くわえ爪、368……版挿入空間、
510……給版駆動ローラ、520……給版補助
駆動ローラ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一方向に定速回転する版胴の外周部に版頭く
    わえ部材が開閉自在に取付けられて、開成作動し
    た版頭くわえ部材に向け版送り機構により版を送
    り出して、その版頭くわえ部材の閉成作動により
    版頭を版胴へ圧接保持するようにした印刷機にお
    ける版送り速度の制御方法であつて、 前記版頭くわえ部材の開成作動後、版胴の所定
    の回転位置で版送りを開始し、版送り速度を版胴
    周速よりも速い速度まで立上げて版頭を版頭くわ
    え部材と版胴間の版挿入空間に導く加速工程と、 前記加速工程の終了後、版送り速度をほぼ版胴
    周速まで減速させて版頭を版挿入空間奥の所定位
    置に導く減速工程と、 前記減速工程の終了後、前記版頭くわえ部材の
    閉成動作が完了するまでの間、版送り速度を版胴
    周速とほぼ等しい速度に保つ定速工程と、 前記定速工程の終了後、前記版送り機構の版送
    り動作を停止する版送り停止工程とを含む、印刷
    機における版送り速度の制御方法。
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