JPH0336743Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0336743Y2 JPH0336743Y2 JP1986114240U JP11424086U JPH0336743Y2 JP H0336743 Y2 JPH0336743 Y2 JP H0336743Y2 JP 1986114240 U JP1986114240 U JP 1986114240U JP 11424086 U JP11424086 U JP 11424086U JP H0336743 Y2 JPH0336743 Y2 JP H0336743Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- oil
- closed
- annular groove
- viscous
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
A 考案の目的
(1) 産業上の利用分野
本考案は、両端が閉塞された円筒状ケーシング
と、該ケーシングと同軸にして相対回転自在なハ
ブとの間に画成される環状の密閉油室内に、ケー
シングにセレーシヨン結合する複数枚の外側クラ
ツチ板と、該外側クラツチ板間でハブにセレーシ
ヨン結合する複数枚の内側クラツチ板とが収容さ
れ、ケーシングの一方の閉塞端には密閉油室内に
粘性油を注入するための開閉可能な注入口が設け
られ、他方の閉塞端には粘性油注入時に空気を抜
くための閉塞可能な透孔が設けられる粘性継手に
関する。
と、該ケーシングと同軸にして相対回転自在なハ
ブとの間に画成される環状の密閉油室内に、ケー
シングにセレーシヨン結合する複数枚の外側クラ
ツチ板と、該外側クラツチ板間でハブにセレーシ
ヨン結合する複数枚の内側クラツチ板とが収容さ
れ、ケーシングの一方の閉塞端には密閉油室内に
粘性油を注入するための開閉可能な注入口が設け
られ、他方の閉塞端には粘性油注入時に空気を抜
くための閉塞可能な透孔が設けられる粘性継手に
関する。
(2) 従来の技術
かかる粘性継手では、密閉油室内に設定された
容積率たとえば80〜95%で高粘度たとえば10000
〜100000cstのシリコンオイルと、少量の空気と
が封入されるのであるが、短時間でシリコンオイ
ルを注入するために、従来では粘性継手の軸線を
鉛直にした状態で、下方からシリコンオイルを強
制注入するとともに上方から空気を吸引、排出す
るようにしている。
容積率たとえば80〜95%で高粘度たとえば10000
〜100000cstのシリコンオイルと、少量の空気と
が封入されるのであるが、短時間でシリコンオイ
ルを注入するために、従来では粘性継手の軸線を
鉛直にした状態で、下方からシリコンオイルを強
制注入するとともに上方から空気を吸引、排出す
るようにしている。
(3) 考案が解決しようとする問題点
ところで、軸方向両端の外側クラツチ板は、ケ
ーシングとの内側クラツチ板の摺接を避けるため
に、ケーシングの両端閉塞端内面に対向して配置
されている。このため、下方から粘性油を注入す
る際に、軸方向一方の外側クラツチ板が自重で降
下して注入口を塞いでしまい、油の注入が妨げら
れる。
ーシングとの内側クラツチ板の摺接を避けるため
に、ケーシングの両端閉塞端内面に対向して配置
されている。このため、下方から粘性油を注入す
る際に、軸方向一方の外側クラツチ板が自重で降
下して注入口を塞いでしまい、油の注入が妨げら
れる。
この場合、外側クラツチ板に設けられている油
孔の位置を注入口に合せておけば、油の注入を行
なうことができるが、そのような位相合せを行な
うことは組立作業性の低下を来す。また仮に位相
合せを容易に行なうことができるとしても、外側
のクラツチ板における油孔の位置および孔径は性
能上制約があり、注入口を完全に一致させること
は困難である。
孔の位置を注入口に合せておけば、油の注入を行
なうことができるが、そのような位相合せを行な
うことは組立作業性の低下を来す。また仮に位相
合せを容易に行なうことができるとしても、外側
のクラツチ板における油孔の位置および孔径は性
能上制約があり、注入口を完全に一致させること
は困難である。
また注入口から注入されたシリコンオイルが、
ケーシングの閉塞端と外側クラツチ板との間を流
れることにより、断面変化および方向変化が大き
くて流路抵抗が大となり、シリコンオイルがこの
部分で滞留してスムーズに流れない。このため、
シリコンオイルを必要な容積率に達するまで注入
するまでの時間が長くなり、しかも容積率のばら
つきも大きくなつていた。
ケーシングの閉塞端と外側クラツチ板との間を流
れることにより、断面変化および方向変化が大き
くて流路抵抗が大となり、シリコンオイルがこの
部分で滞留してスムーズに流れない。このため、
シリコンオイルを必要な容積率に達するまで注入
するまでの時間が長くなり、しかも容積率のばら
つきも大きくなつていた。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので
あり、短時間でしかも常に安定した容積率で粘性
油の充填を行なうことを可能にした粘性継手を提
供することを目的とする。
あり、短時間でしかも常に安定した容積率で粘性
油の充填を行なうことを可能にした粘性継手を提
供することを目的とする。
B 考案の構成
(1) 問題点を解決するための手段
上記問題を解決するために本考案によれば、両
端が閉塞された円筒状ケーシングと、該ケーシン
グと同軸にして相対回転自在なハブとの間に画成
される環状の密閉油室内に、ケーシングの内周面
にセレーシヨン結合する複数枚の外側クラツチ板
と、該外側クラツチ板間でハブの外周面にセレー
シヨン結合する複数枚の内側クラツチ板とが収容
され、ケーシングの一方の閉塞端には密閉油室内
に粘性油を注入するための開閉可能な注入口が設
けられ、他方の閉塞端には粘性油注入時に空気を
抜くための閉塞可能な透孔が設けられる粘性継手
において、前記一方の閉塞端内面の外周縁部に
は、前記ケーシングの内周面に連続する環状溝が
凹設され、前記注入口は、その内端を前記環状溝
に臨ませる位置に配設される。
端が閉塞された円筒状ケーシングと、該ケーシン
グと同軸にして相対回転自在なハブとの間に画成
される環状の密閉油室内に、ケーシングの内周面
にセレーシヨン結合する複数枚の外側クラツチ板
と、該外側クラツチ板間でハブの外周面にセレー
シヨン結合する複数枚の内側クラツチ板とが収容
され、ケーシングの一方の閉塞端には密閉油室内
に粘性油を注入するための開閉可能な注入口が設
けられ、他方の閉塞端には粘性油注入時に空気を
抜くための閉塞可能な透孔が設けられる粘性継手
において、前記一方の閉塞端内面の外周縁部に
は、前記ケーシングの内周面に連続する環状溝が
凹設され、前記注入口は、その内端を前記環状溝
に臨ませる位置に配設される。
(2) 作用
粘性油の注入工程で注入口から注入された粘性
油は、上記環状溝内にその全周に亘り行き渡つて
外側クラツチ板をバランスよく持ち上げることが
できるから、その外側クラツチ板と閉塞端内面と
の間に形成される間隙を通して密閉油室内各部に
粘性油を確実に流入させることができる。
油は、上記環状溝内にその全周に亘り行き渡つて
外側クラツチ板をバランスよく持ち上げることが
できるから、その外側クラツチ板と閉塞端内面と
の間に形成される間隙を通して密閉油室内各部に
粘性油を確実に流入させることができる。
しかも上記環状溝をケーシング内周面に連続さ
せたことにより、該内周面と外側クラツチ板との
セレーシヨン結合部の遊隙部と、該環状溝内との
間をその全周に亘つて直接連通させることができ
るから、前述のようにして形成される外側クラツ
チ板と閉塞端内面との間の間隙を経由しなくて
も、該環状溝よりケーシング内周部にその全周に
亘り粘性油を直接導入することができる。
せたことにより、該内周面と外側クラツチ板との
セレーシヨン結合部の遊隙部と、該環状溝内との
間をその全周に亘つて直接連通させることができ
るから、前述のようにして形成される外側クラツ
チ板と閉塞端内面との間の間隙を経由しなくて
も、該環状溝よりケーシング内周部にその全周に
亘り粘性油を直接導入することができる。
かくして、注入口から環状溝を通して密閉油室
内の各部に極めて効率よく粘性油が注入される。
内の各部に極めて効率よく粘性油が注入される。
(3) 実施例
以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図において、この粘性継手1
は、ケーシング2と、ケーシング2に回転自在に
支承されるハブ3と、ハブ3にセレーシヨン結合
される複数枚の内側クラツチ板4と、各内側クラ
ツチ板4間に配置されるとともにケーシング2に
セレーシヨン結合される複数枚の外側クラツチ板
5と、各内側クラツチ板4間の間隔を規定すべく
各内側クラツチ板4間に介装される複数のガイド
リング6とを備える。
明すると、先ず第1図において、この粘性継手1
は、ケーシング2と、ケーシング2に回転自在に
支承されるハブ3と、ハブ3にセレーシヨン結合
される複数枚の内側クラツチ板4と、各内側クラ
ツチ板4間に配置されるとともにケーシング2に
セレーシヨン結合される複数枚の外側クラツチ板
5と、各内側クラツチ板4間の間隔を規定すべく
各内側クラツチ板4間に介装される複数のガイド
リング6とを備える。
ケーシング2は、一端に端壁7を有する有底状
の円筒体8と、その円筒体8の開口端にシール部
材9を介して嵌合される蓋板10と、円筒体8の
開口端外周に加圧嵌合される剛性を有したリング
体11とから成る。蓋板10は、円筒体8の開口
端寄り内面に設けられた段部12と、該段部12
よりも開口端寄りで円筒体8の内面に嵌着された
リング状規制板13との間に挟持、固定される。
またリング体11は、基本的には円筒状に形成さ
れており、このリング体11の一端には円筒体8
の開口端面に当接する鍔部14が半径方向内方へ
張出すようにして設けられる。さらにケーシング
2における端壁7はボルト15により回転体Rに
固着される。
の円筒体8と、その円筒体8の開口端にシール部
材9を介して嵌合される蓋板10と、円筒体8の
開口端外周に加圧嵌合される剛性を有したリング
体11とから成る。蓋板10は、円筒体8の開口
端寄り内面に設けられた段部12と、該段部12
よりも開口端寄りで円筒体8の内面に嵌着された
リング状規制板13との間に挟持、固定される。
またリング体11は、基本的には円筒状に形成さ
れており、このリング体11の一端には円筒体8
の開口端面に当接する鍔部14が半径方向内方へ
張出すようにして設けられる。さらにケーシング
2における端壁7はボルト15により回転体Rに
固着される。
ハブ3は、軸受16およびシール部材17を介
して端壁7で同軸にかつ回転自在に支承されると
ともに、軸受18およびシール部材19,20を
介して蓋板10に同軸にかつ回転自在に支承され
る。これによりケーシング2とハブ3との間に
は、環状の密閉油室21が画成される。
して端壁7で同軸にかつ回転自在に支承されると
ともに、軸受18およびシール部材19,20を
介して蓋板10に同軸にかつ回転自在に支承され
る。これによりケーシング2とハブ3との間に
は、環状の密閉油室21が画成される。
密閉油室21に臨む部分でハブ3には、軸方向
に間隔をあけた位置に止め輪22,23が嵌着さ
れる。これらの止め輪22,23間で複数枚の内
側クラツチ板4の内周が、相互間にガイドリング
6をそれぞれ介在させてハブ3にセレーシヨン結
合される。また外側クラツチ板5は、ガイドリン
グ6で相互間の間隔を規定された各内側クラツチ
板4間に配置されており、それらの外側クラツチ
板5の外周はケーシング2における有底円筒体2
の内周にセレーシヨン結合される。しかもハブ3
の軸方向に沿う両端の外側クラツチ板5は止め輪
22,23に対応する位置にあり、内側クラツチ
板4が端壁7および蓋板10に直接接触すること
はない。これは、ケーシング2に対して相対回転
する内側クラツチ板4がケーシング2に直接接触
することを避けるためである。
に間隔をあけた位置に止め輪22,23が嵌着さ
れる。これらの止め輪22,23間で複数枚の内
側クラツチ板4の内周が、相互間にガイドリング
6をそれぞれ介在させてハブ3にセレーシヨン結
合される。また外側クラツチ板5は、ガイドリン
グ6で相互間の間隔を規定された各内側クラツチ
板4間に配置されており、それらの外側クラツチ
板5の外周はケーシング2における有底円筒体2
の内周にセレーシヨン結合される。しかもハブ3
の軸方向に沿う両端の外側クラツチ板5は止め輪
22,23に対応する位置にあり、内側クラツチ
板4が端壁7および蓋板10に直接接触すること
はない。これは、ケーシング2に対して相対回転
する内側クラツチ板4がケーシング2に直接接触
することを避けるためである。
第2図Aにおいて、外側クラツチ板5の外周に
はケーシング2における有底円筒体8の内周面に
セレーシヨン結合するための複数の係合歯24が
設けられ、半径方向中間部にはシリコンオイル等
の油を流通させるための複数の円形油孔25が周
方向に等間隔をあけて穿設される。また内側クラ
ツチ板4の内周には、第2図Bで示すように、ハ
ブ3の外周面にセレーシヨン結合するための複数
の係合歯26が設けられる。しかも内側クラツチ
板4の外周には油を流通させるために半径方向に
沿う中間部まで延びる複数の油溝27が周方向に
沿つて等間隔に設けられる。
はケーシング2における有底円筒体8の内周面に
セレーシヨン結合するための複数の係合歯24が
設けられ、半径方向中間部にはシリコンオイル等
の油を流通させるための複数の円形油孔25が周
方向に等間隔をあけて穿設される。また内側クラ
ツチ板4の内周には、第2図Bで示すように、ハ
ブ3の外周面にセレーシヨン結合するための複数
の係合歯26が設けられる。しかも内側クラツチ
板4の外周には油を流通させるために半径方向に
沿う中間部まで延びる複数の油溝27が周方向に
沿つて等間隔に設けられる。
油密室21には、シリコンオイル等の油と、そ
の油の膨張を許容するための少量の空気とが封入
されるが、油を注入するために、端壁7における
外周縁近傍には、ねじ蓋28で閉塞される注入口
29が設けられる。また前記端壁7の内面の外周
縁部には、ケーシング2の内周面に連続する環状
溝30が凹設されており、この環状溝30に注入
口29の内端が臨むように、その注入口29の端
壁7における穿設位置が該端壁7の外方寄りに設
定される。
の油の膨張を許容するための少量の空気とが封入
されるが、油を注入するために、端壁7における
外周縁近傍には、ねじ蓋28で閉塞される注入口
29が設けられる。また前記端壁7の内面の外周
縁部には、ケーシング2の内周面に連続する環状
溝30が凹設されており、この環状溝30に注入
口29の内端が臨むように、その注入口29の端
壁7における穿設位置が該端壁7の外方寄りに設
定される。
さらに蓋板10には、密閉油室21への油の注
入時に空気を抜くための透孔31が穿設されてお
り、油の注入完了後、透孔31は鋼球32を圧入
することにより閉塞される。
入時に空気を抜くための透孔31が穿設されてお
り、油の注入完了後、透孔31は鋼球32を圧入
することにより閉塞される。
次にこの実施例の作用について説明すると、油
密室21へのシリコンオイルの注入にあたつて
は、内側クラツチ板4、外側クラツチ板5および
ガイドリング6を内部に組付けた状態でケーシン
グ2をその端壁7が下方となるようにして鉛直姿
勢としておき、ねじ蓋28を緩めて注入口29を
開放するとともに、鋼球32を圧入せずに透孔3
1を開放したままにしておく。
密室21へのシリコンオイルの注入にあたつて
は、内側クラツチ板4、外側クラツチ板5および
ガイドリング6を内部に組付けた状態でケーシン
グ2をその端壁7が下方となるようにして鉛直姿
勢としておき、ねじ蓋28を緩めて注入口29を
開放するとともに、鋼球32を圧入せずに透孔3
1を開放したままにしておく。
かかる状態で注入口29からシリコンオイルの
注入を開始するとともに、透孔31を図示しない
吸引手段に接続して空気を吸引、排出する。すな
わち、ケーシング2の下方からシリコンオイルが
上方に向けて注入されるとともに、ケーシング2
の上部からは空気が吸引される。
注入を開始するとともに、透孔31を図示しない
吸引手段に接続して空気を吸引、排出する。すな
わち、ケーシング2の下方からシリコンオイルが
上方に向けて注入されるとともに、ケーシング2
の上部からは空気が吸引される。
この際、ケーシング2内では、端壁7に対向す
る外側クラツチ板5がその自重により降下して端
壁7に張り付いている。しかるに、注入口29は
環状の溝30に通じているので、外側クラツチ板
5が端壁7に当接しているにも拘らず、注入口2
9が閉塞されることはなく、シリコンオイルは注
入口29から環状の溝30へと流通する。
る外側クラツチ板5がその自重により降下して端
壁7に張り付いている。しかるに、注入口29は
環状の溝30に通じているので、外側クラツチ板
5が端壁7に当接しているにも拘らず、注入口2
9が閉塞されることはなく、シリコンオイルは注
入口29から環状の溝30へと流通する。
この溝30は充分なボリユーム空間を持つもの
であり、注入口29から溝30にシリコンオイル
が流通する際の断面変化・方向変化が小さく抑え
られ、流通抵抗が小さくなる。
であり、注入口29から溝30にシリコンオイル
が流通する際の断面変化・方向変化が小さく抑え
られ、流通抵抗が小さくなる。
シリコンオイルは溝30の全周にわたつて遍く
均等に流れ、外側クラツチ板5をバランス良く持
ち上げる。これにより端壁7と外側クラツチ板5
との間隔が大となり、流路が一層広げられる。し
たがつて、シリコンオイルは、外側クラツチ板5
および内側クラツチ板4間、油孔25、油溝2
7、ケーシング2と外側クラツチ板5のセレーシ
ヨン結合部、ならびにハブ3と内側クラツチ板4
とのセレーシヨン結合部等を流通して上方に流れ
ていく。
均等に流れ、外側クラツチ板5をバランス良く持
ち上げる。これにより端壁7と外側クラツチ板5
との間隔が大となり、流路が一層広げられる。し
たがつて、シリコンオイルは、外側クラツチ板5
および内側クラツチ板4間、油孔25、油溝2
7、ケーシング2と外側クラツチ板5のセレーシ
ヨン結合部、ならびにハブ3と内側クラツチ板4
とのセレーシヨン結合部等を流通して上方に流れ
ていく。
この結果、注入口29と油孔25との面倒な位
相合せを行なうことなくシリコンオイルをスムー
ズにかつ短時間で所望の容積率まで注入すること
ができ、容積率のばらつきも解消される。
相合せを行なうことなくシリコンオイルをスムー
ズにかつ短時間で所望の容積率まで注入すること
ができ、容積率のばらつきも解消される。
ここで本考案者が行なつた実験結果を示すと、
第3図のようになる。この第3図において実線で
示す曲線は本考案に従う粘性継手での注入状態を
示すもので、破線で示す曲線は従来の粘性継手で
の注入状態を示すものである。この第3図から明
らかなように本考案に従う構造とすることにより
注入時間を短縮することができる。しかも従来の
ものの容積率のばらつきが4%であつたのに対
し、本考案に従うものでは容積率のばらつきが3
%であり、容積率のばらつきも小さく抑えられる
ことが明らかとなつた。
第3図のようになる。この第3図において実線で
示す曲線は本考案に従う粘性継手での注入状態を
示すもので、破線で示す曲線は従来の粘性継手で
の注入状態を示すものである。この第3図から明
らかなように本考案に従う構造とすることにより
注入時間を短縮することができる。しかも従来の
ものの容積率のばらつきが4%であつたのに対
し、本考案に従うものでは容積率のばらつきが3
%であり、容積率のばらつきも小さく抑えられる
ことが明らかとなつた。
以上の実施例では、溝30を環状としたが溝3
0の形状は環状に限定されるものではない。
0の形状は環状に限定されるものではない。
C 考案の効果
以上のように本考案によれば、ケーシングの、
粘性油注入口が設けられる閉塞端の内面外周縁部
には、ケーシングの内周面に連続する環状溝が凹
設され、前記注入口は、その内端を前記環状溝に
臨ませる位置に配設されるので、注入口から注入
された粘性油は上記環状溝内にその全周に亘り行
き渡つて外側クラツチ板をバランスよく持ち上げ
ることができ、これにより、その外側クラツチ板
と閉塞端内面との間に形成される間隙を通して密
閉油室内各部に粘性油を確実に流入させることが
できる。しかも上記環状溝をケーシング内周面に
連続させたことにより、該内周面と外側クラツチ
板とのセレーシヨン結合部の遊隙部と、該環状溝
内との間をその全周に亘つて直接連通させること
ができるから、外側クラツチ板と閉塞端内面との
間の上記間隙を経由しなくても該環状溝よりケー
シング内周部にその全周に亘り粘性油を直接導入
することができる。以上の結果、注入口から環状
溝を通して密閉油室内の各部に極めて効率よく粘
性油を導入することができるから、粘性油の粘度
が比較的高い場合でもその粘性油を比較的短時間
で所望の容積率まで注入できるようになり、容積
率のばらつきも小さく抑えることができる。
粘性油注入口が設けられる閉塞端の内面外周縁部
には、ケーシングの内周面に連続する環状溝が凹
設され、前記注入口は、その内端を前記環状溝に
臨ませる位置に配設されるので、注入口から注入
された粘性油は上記環状溝内にその全周に亘り行
き渡つて外側クラツチ板をバランスよく持ち上げ
ることができ、これにより、その外側クラツチ板
と閉塞端内面との間に形成される間隙を通して密
閉油室内各部に粘性油を確実に流入させることが
できる。しかも上記環状溝をケーシング内周面に
連続させたことにより、該内周面と外側クラツチ
板とのセレーシヨン結合部の遊隙部と、該環状溝
内との間をその全周に亘つて直接連通させること
ができるから、外側クラツチ板と閉塞端内面との
間の上記間隙を経由しなくても該環状溝よりケー
シング内周部にその全周に亘り粘性油を直接導入
することができる。以上の結果、注入口から環状
溝を通して密閉油室内の各部に極めて効率よく粘
性油を導入することができるから、粘性油の粘度
が比較的高い場合でもその粘性油を比較的短時間
で所望の容積率まで注入できるようになり、容積
率のばらつきも小さく抑えることができる。
また特に前記注入口は、その内端を前記環状溝
に臨ませる位置に配設されることで、該注入口と
環状溝との間を直接連通させることができるか
ら、その間の連通手段を閉塞端に特別に設ける必
要はなく、それだけ構造の簡素化、延いてはコス
トダウンに寄与することができる。
に臨ませる位置に配設されることで、該注入口と
環状溝との間を直接連通させることができるか
ら、その間の連通手段を閉塞端に特別に設ける必
要はなく、それだけ構造の簡素化、延いてはコス
トダウンに寄与することができる。
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は縦断側面図、第2図は外側クラツチ板およ
び内側クラツチ板の正面図、第3図は実験結果を
示すグラフである。 1……粘性継手、2……ケーシング、3……ハ
ブ、4……内側クラツチ板、5……外側クラツチ
板、6……ガイドリング、21……密閉油室、2
9……注入口、30……環状溝。
1図は縦断側面図、第2図は外側クラツチ板およ
び内側クラツチ板の正面図、第3図は実験結果を
示すグラフである。 1……粘性継手、2……ケーシング、3……ハ
ブ、4……内側クラツチ板、5……外側クラツチ
板、6……ガイドリング、21……密閉油室、2
9……注入口、30……環状溝。
Claims (1)
- 両端が閉塞された円筒状ケーシング2と、該ケ
ーシングと同軸にして相対回転自在なハブ3との
間に画成される環状の密閉油室21内に、ケーシ
ング2の内周面にセレーシヨン結合する複数枚の
外側クラツチ板5と、該外側クラツチ板5間でハ
ブ3の外周面にセレーシヨン結合する複数枚の内
側クラツチ板4とが収容され、ケーシング2の一
方の閉塞端には密閉油室21内に粘性油を注入す
るための開閉可能な注入口29が設けられ、他方
の閉塞端には粘性油注入時に空気を抜くための閉
塞可能な透孔31が設けられる粘性継手におい
て、前記一方の閉塞端内面の外周縁部には、前記
ケーシング2の内周面に連続する環状溝30が凹
設され、前記注入口29は、その内端を前記環状
溝30に臨ませる位置に配設されたことを特徴と
する粘性継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986114240U JPH0336743Y2 (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986114240U JPH0336743Y2 (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6320536U JPS6320536U (ja) | 1988-02-10 |
| JPH0336743Y2 true JPH0336743Y2 (ja) | 1991-08-05 |
Family
ID=30996793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986114240U Expired JPH0336743Y2 (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0336743Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4697621A (en) * | 1985-06-08 | 1987-10-06 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Method and device for filling a fluid friction clutch |
-
1986
- 1986-07-25 JP JP1986114240U patent/JPH0336743Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6320536U (ja) | 1988-02-10 |
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