JPH0339518B2 - - Google Patents

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JPH0339518B2
JPH0339518B2 JP58148548A JP14854883A JPH0339518B2 JP H0339518 B2 JPH0339518 B2 JP H0339518B2 JP 58148548 A JP58148548 A JP 58148548A JP 14854883 A JP14854883 A JP 14854883A JP H0339518 B2 JPH0339518 B2 JP H0339518B2
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leu
peptide
acid
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boc
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Noboru Yanaihara
Hiroshi Okamoto
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なペプチド(ヒトホルモン)、
更に詳しくはヒトPHI(PHM)誘導体に関する。 本明細書において、アミノ酸、ペプチド、保護
基、活性基、その他に関して略号で表示する場合
はIUPAC、IUBの規定或いは当該分野における
慣用記号に従うものとし、その例を次に挙げる。
またアミノ酸等に関して光学異性体がありうる場
合は、特に明記しなければD体、L体又はラセミ
体を示すものとする。 Ser;セリン Leu;ロイシン Gly;グリシン Gln;グルタミン Glu;グルタミン酸 Lys;リジン Tyr;チロシン Ala;アラニン Met;メチオニン Tos;p−トルエンスルホニル基 Boc;第3級ブトキシカルボニル基 ONP;p−ニトロフエノキシ基 Bzl;ベンジル基 OBzl;ベンジルオキシ基 Cl2−Bzl;2,6−ジクロルベンジル基 Cl−Z;2−クロルベンジルオキシカルボニル基 最近のペプチドホルモンに関する研究の進歩に
より、消化管に存在するペプチドホルモンの多く
は、脳にも存在し、逆に脳で発見されたホルモン
の多数が消化管にも認められることが判り、これ
らのホルモンは脳−腸管ペプチド(Brain−
gutpeptide)と呼称され、これ等ホルモンに関す
る研究が神経内分泌学として脚光を浴びている。 本発明者らも、グルカゴン−セクレチンフアミ
リーに属するVIP(vasoactive intestinal
polypeptide)〔Mutt、V.& said、S.I.、Eur.J.
Biochem.42、581−589(1974)〕及びPHI
(Tatemoto、K.& Mutt、V.、Proc.Natl.
Acad.Sci.、USA.、Vol.78、No.11、6603−6607
(1981)〕について、ことにヒト由来のそれにつき
研究を重ねてきたが、その過程において、VIP生
産能を有するヒト神経芽細胞腫株NB−OK−1
(Yanaihara、N.et al、Biomedical Research、
2(6)、728−734(1981)〕よりヒトVIPの前駆体プ
レホルモン(prepro−VIP)〔Obata、K.et al、
FEBS Letters 136、123−126(1981)〕をコード
するm−RNAを単離することに成功し、これの
c−DNAをクローニングし、その該酸の塩基配
列を決定した。その結果、上記prepro−VIPに
は、ヒトVIPの他に新規なアミノ酸配列が含まれ
ており、これがヒト消化管ペプチドホルモン(ヒ
トPHI)であることを発見すると共に上記ヒト
PHIの化学合成に成功し、ここに本発明を完成す
るに至つた。 即ち本発明は式 H−Leu−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser −Ala−Lys−Lys−Tyr−Leu−Glu −Ser−Leu−Met−NH2 (1) で表わされるペプチド及びその塩に係る。 式(1)で表わされる本発明ペプチドは、ヒト消化
管ホルモン[ヒトPHI(PHM)]の誘導体であり、
PHIとしてのホルモン作用(生理作用)に基づ
き、例えば血流増加作用、インスリン及びプロラ
クチンの分泌増加作用、平滑筋収縮作用等を有
し、例えば、血流改善剤、抗糖尿病薬、ホルモン
製剤、プロラクチノーマ診断薬等として有用であ
り、またヒトPHI抗体製造用の免疫抗原としても
有用である。 本発明の式(1)で表わされる本発明ペプチドは、
入手容易な市販のアミノ酸を利用して、簡単な操
作で容易に合成することができる。 以下本発明ペプチドの化学合成法につき詳述す
る。 本発明ペプチドは、通常のペプチド合成法、具
体的には「ザ ペプチド(The Peptides)」第1
巻(1966年)〔Schroder and Luhke著、
Academic press、New York、USA〕或いは
「ペプチド合成」〔泉屋ら著、丸善株式会社(1975
年)〕に記載される如き方法に従い、例えばアジ
ド法、クロライド法、酸無水物法、混酸無水物
法、DCC法、活性エステル法(p−ニトロフエ
ニルエステル法、N−ヒドロキシコハク酸イミド
エステル法、シアノメチルエステル法等)、ウツ
ドワード試薬Kを用いる方法、カルボジイミダゾ
ール法、酸化還元法、DCC/アデイテイブ
(HONB、HOBt、HOSu)法等により製造でき
る。上記方法においては、固相合法及び液相合成
法のいずれをも適用できる。通常本発明のペプチ
ドは、上記した一般のポリペプチドの合成法に従
い、例えば末端アミノ酸に順次1個づつアミノ酸
を縮合させる所謂ステツプワイズ法により、又は
数個のフラグメントに分けてカツプリングさせて
いく方法により製造される。 より詳細には、例えば固相合成法を採用する場
合、C未端アミノ酸をそのカルボキシル基によつ
て、不溶性担体に結合され、次いでアミノ保護基
を除去した後、式(1)で表わされるアミノ酸配列に
従い順次アミノ基保護アミノ酸を、その反応性ア
ミノ基及び反応性カルボキシル基との縮合反応に
より結合させ、一段階ずつ合成し、全配列を合成
した後、ペプチドを不溶性担体からはずすことに
より製造される。ここで用いられる不溶性担体
は、反応性カルボキシル基との結合性を有する各
種のもののいずれでもよいが、脱離によりアミド
を与える担体、例えばベンズヒドリルアミン系樹
脂を用いるのが好ましい。 またN末端アミノ酸をそのアミノ基によつて、
該アミノ基との結合性を有する通常の不溶性担体
に結合させ、同様にして合成することもできる。
この場合及び液相法を利用する場合は、C末端ア
ミノ酸即ちMetは、常法に従えばクイツト等の方
法〔P.Quitt et al.Helb.Chim.Acta.46、327
(1963)〕に準じてメチオニンアミドとして使用さ
れる。 上記いずれの方法においてもTyr、Glu、Lys
及びserの各アミノ酸は、その側鎖官能基を保護
しておくのが好ましく、これは通常の保護基によ
り保護され、反応終了後該保護基は脱離される。
また反応に関与する官能基は、通常活性化され
る。これら各反応方法は、公知であり、それらに
用いられる試薬等も公知のものから適宜選択され
る。 アミノ基の保護基としては、例えばベンジルオ
キシカルボニル、Boc、tert−アミルオキシカル
ボニル、イソボルニルオキシカルボニル、p−メ
トキシベンジルオキシカルボニル、Cl−Z、アダ
マンチルオキシカルボニル、トリフルオロアセチ
ル、フタリル、ホルミル、o−ニトロフエニルス
ルフエニル、ジフエニルホスフイノチオイル基等
が挙げられる。 Serの水酸基の保護基としては、例えば、Bzl、
tert−ブチル、アセチル、テトラヒドロピラニル
基等が挙げられる。 Tyrの水酸基の保護基としては、例えばBzl、
Cl2−Bzl、ベンジルオキシカルボニル、アセチ
ル、Tos基等が挙げられる。 Lysのアミノ基の保護基としては、例えばベン
ジルオキシカルボニル、Cl−Z、Cl2−Bzl、
Boc、Tos基等が挙げられる。 Gluのカルボキシル基の保護は、例えばベンジ
ルアルコール、メタノール、エタノール、tert−
ブタノール等によるエステル化により行なわれ
る。 カルボキシル基の活性化されたものとしては、
例えば対応する酸クロライド、酸無水物又は混合
酸無水物、アジド、活性エステル(ペンタクロロ
フエノール、p−ニトロフエノール、N−ヒドロ
キシサクシンイミド、N−ヒドロキシベンズトリ
アゾール、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−
2,3−ジカルボキシイミド等とのエステル)等
が挙げられる。尚ペプチド結合形成反応は、縮合
剤例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、カル
ボジイミダゾール等のカルボジイミド試薬やテト
ラエチルピロホスフイン等の存在下に実施し得る
場合もある。 以下、本発明ペプチドの製造につき反応行程式
を挙げて具体的に説明する。 〔反応行程式−1〕 A−Met−OH (イ) ↓ A−Met−R1 (ロ) ↓ H−Met−R1 (ハ) ↓A−Leu−OH (ニ) A−Leu−Met−R1 (ホ) ↓↓↓ A−Len−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser −Ala−Lys−Lys−Tyr−Leu−Glu −Ser−Leu−Met−R1 (ヘ) ↓ H−Leu−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser −Ala−Lys−Lys−Tyr−Leu−Glu −Ser−Leu−Met−NH2 (1) 〔式中Aはアミノ基の保護基及びR1は不溶性担
体を示す。〕 上記において、Aの好ましいものとしては
Boc、ベンジルオキシカルボニル基、p−メトキ
シベンジルオキシカルボニル基等を、またR1
好ましいものとしてはベンズヒドリルアミン樹脂
をそれぞれ例示することができる。 また、各反応において、使用するアミノ酸が反
応に関与しない側鎖官能基を有する場合は、常法
通り、前述した保護基により、保護され、これは
不溶性担体R1の脱離と同時に脱離される。 上記方法において、アミノ酸(イ)(もしくはその
カルボキシル基の活性化されたもの)と不溶性担
体R1との反応は、常法に従いアミノ酸(イ)の反応
性カルボキシル基を利用して、これをR1と結合
させることによつて行なわれる。該反応は例えば
ベンズヒドリルアミン樹脂を使用する場合は、ペ
プチド縮合反応に慣用される公知の各種の溶媒、
例えば無水ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、ピリジン、クロロホルム、ジオキサ
ン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、酢酸
エチル、N−メチルピロリドン、ヘキサメチルリ
ン酸トリアミド或いはこれらの混合溶媒等の存在
下に行なわれる。また該反応は、必要に応じて、
通常のペプチド結合形成反応に用いられる試薬、
例えばN,N−ジシクロヘキシルカルボジイミド
(DCC)、N−エチル−N′−ジメチルアミノカル
ボジイミド、1−エチル−3−ジイソプロピルア
ミノカルボジイミド、1−シクロヘキシル−3−
(2−モルホリニル−4−エチル)カルボジイミ
ド等のカルボジイミド類等の脱水縮合剤の存在下
に行なうこともできる。不溶性担体とアミノ酸(イ)
との使用割合は、特に限定はないが、通常前者に
対して後者を過剰量、一般に1〜3倍当量程度と
するのがよい。脱水縮合剤の使用量も特に限定は
なく、通常アミノ酸(イ)に対して、等モル量程度使
用されるのが好ましい。反応温度はペプチド結合
形成反応に使用される通常の範囲、一般には約−
40℃〜約60℃、好ましくは約−20℃〜約40℃の範
囲から適宜選択される。反応時間は一般に数分〜
30時間程度とされる。 かくして得られる一般式(ロ)の固相化アミノ酸の
保護基Aの脱離反応は、常法により行なわれる。
該方法としては例えばパラジウム、パラジウム黒
等の触媒を用いる水素添加、液体アンモニア中金
属ナトリウムによる還元等の還元的方法、トリフ
ルオロ酢酸、塩化水素酸、弗化水素、メタンスル
ホン酸、臭化水素酸等の強酸によるアシドリシス
等を例示することができる。上記触媒を用いる水
素添加は、例えば水素圧1気圧、0〜40℃にて行
ない得る。触媒の使用量としては通常100mg〜1
g程度とするのがよく、一般に1〜48時間程度で
反応は終了する。また上記アシドリシスは、無溶
媒下、通常0〜30℃程度、好ましくは0〜20℃程
度で約15分〜1時間程度を要して行なわれる。酸
の使用量は原料化合物に対し通常5〜10倍量程度
とするのがよい。該アシドリシスにおいて保護基
Aのみを脱離する場合は酸としてトリフルオロ酢
酸又は塩化水素酸を使用するのが好ましい。更に
上記液体アンモニア中金属ナトリウムによる還元
は、反応液がパーマネントブルーに30秒〜10分間
程度呈色しているような量の金属ナトリウムを用
い、通常−40℃〜−70℃程度にて行ない得る。 次いで得られる一般式(ハ)の固相化アミノ酸とア
ミノ酸(ニ)(もしくはそのカルボキシル基の活性化
されたもの)との反応は、通常前者に対して後者
を等モル量〜10倍モル量、好ましくは等モル量〜
5倍モル量とする割合で使用して、前記したアミ
ノ酸(イ)と不溶性担体との反応と同様にして行なわ
れる。 かくして得られる一般式(ホ)のペプチドは、上記
と同様に保護基Aの脱離後、これに式(1)で表わさ
れるアミノ酸配列に従い、A−Ser−OH、A−
Glu−OH、A−Leu−OH、A−Thr−OH、A
−Lys−OH、A−Lys−OH、A−Ala−OH、A
−Ser−OH、A−Leu−OH、A−Gln−OH、A
−Gly−OH、A−Leu−OH、A−Leu−OHの
各アミノ酸もしくは側鎖官能基を保護されたもの
乃至のカルボキシ基を活性化されたものを順次縮
合反応させることにより一般式(ヘ)で表わされるペ
プチドに誘導することができる。これら縮合反応
及び保護基Aの脱離反応は、それぞれ前記した方
法と同様にして行なわれる。 また得られるペプチド(ヘ)は、同様にして保護基
Aの脱離、アミノ酸の側鎖官能基の保護基の脱離
及び不溶性担体R1の脱離により、本発明ペプチ
ド(1)に誘導される。ここで側鎖官能基の保護基及
び不溶性担体R1の脱離反応は、保護基Aの脱離
反応と同様に行ない得る。この場合は、酸として
弗化水素又は臭化水素酸を用いるのが好ましい。
尚、上記方法において使用される各アミノ酸は、
いずれも公知の市販品でよい。 以上のようにして製造された式(1)の本発明ペプ
チドは、反応混合物からペプチドの分離手段例え
ば抽出、分配、カラムクロマトグラフイー等によ
り単利精製される。 本発明の式(1)で表わされるペプチドは、いずれ
も入手容易な市販のアミノ酸を利用して、担体な
操作で容易に合成することができ、またこれを免
疫抗原として又はそのハプテンとして用いてヒト
PHI(PHM)に特異反応性を有する抗体を収得す
ることができる。該抗体はこれらを例えばアフイ
ニテイ−クロマトグラフイー用担体と結合させ
て、該クロマトグラフに利用する等によりヒト
PHIの精製に用いることができ、また該ヒトPHI
の各種免疫測定法における抗体として使用でき、
ヒトPHIの定量、これによる各種疾患の診断等に
使用できる。 上記免疫測定法、例えばラジオイムノアツセイ
(RIA)法又はエンザイムイムノアツセイ(EIA)
法においてはまた、本発明のペプチドは、これに
125I、 131I等の放射性物質、パーオキシダーゼ
(POX)、キモトリブシノーゲン、プロカルボキ
シペプチダーゼ、グリセロアルデヒド−3−リン
酸脱水素酵素、アミラーゼ、ホスホリラーゼ、D
−Nase、P−Nase、β−ガラクトシダーゼ、グ
ルコース−6−フオスフエートデハイドロゲナー
ゼ、オルニチンデカルボキシラーゼ等の各種酵素
試薬等を導入して、標識抗原として利用できる。
上記放射性物質の導入は、通常の方法、例えばク
ロラミンTを用いる酸化的ヨード化法〔W.M.
Hunter and F.C.Greenwood;Nature、194
495(1962)、BiochemJ、89、144、(1963)参照〕
等により行なわれ、酵素試薬の導入は、通常のカ
ツプリング法例えばエルランガー(B.F.
Erlanger)らの方法〔Acta.Endocrinol.Suppl.、
168、206(1972)〕及びロール(M.H.Karol)ら
の方法〔Proc.Natl、Acad.Sci.、USA.、57、713
(1967)〕等の公知の方法によつて行なうことがで
きる。 また本発明ペプチドは、これをポリビニルピロ
リドンなどのポリマーまたは炭末などに吸着させ
ることにより免疫抗原として用いることができ
る。また本発明ペプチドをハプテンとして用いる
場合、これはハプテン−担体結合試薬の存在下
に、適当な担体との反応により免疫抗原とされ
る。上記担体としては、通常抗原の作成に当り慣
用される高分子の天然もしくは合成の蛋白質を広
く使用できる。該担体としては例えば馬血清アル
ブミン、牛血清アルブミン、ウサギ血清アルブミ
ン、人血清アルブミン、ヒツジ血清アルブミン等
の動物の血清アルブミン類;馬血清グロブリン、
牛血清グロブリン、ウサギ血清グロブリン、人血
清グロブリン、ヒツジ血清グロブリン等の動物の
血清グロブリン類;馬チログロブリン、牛チログ
ロブリン、ウサギチログロブリン、人チログロブ
リン、ヒツジチログロブリン等の動物のチログロ
ブリン類;馬ヘモグロブリン、牛ヘモグロブリ
ン、ウサギヘモグロブリン、人ヘモグロブリン、
ヒツジヘモグロブリン等の動物のヘモグロブリン
類;キーホールリンペツトヘモシアニン(KLH)
等の動物のヘモシアニン類;回虫より抽出された
淡白質(アスカーリス抽出物、特開昭56−16414
号公報、J.Immun.、111、260〜268(1973)、J.
Immun.、122、302〜308(1979)、J.Immun.、98
893〜900(1967)及びAm.J.Physiol.、199、575〜
578(1960)に記載されたもの又はこれらを更に精
製したもの);ポリリジン、ポリグルタミン酸、
リジン−グルタミン酸共重合体、リジン又はオル
ニチンを含む共重合体等を挙げることができる。 ハプテン−担体結合試薬としては、通常抗原の
作成に当り慣用されているものを広く使用でき
る。具体的にはチロシン、ヒスチジン、トリプト
フアンを架橋結合させる、例えばビスジアゾタイ
ズドベンジジン(BDB)、ビスジアゾタイズド−
3,3′−ジアニシジン(BDD)等のジアゾニウ
ム化合物;アミノ基とアミノ基とを架橋結合させ
る、例えばグリオキサール、マロンジアルデヒ
ド、グルタールアルデヒド、スクシンアルデヒ
ド、アジポアルデヒド等の脂肪族ジアルデヒド
類;チオール基とチオール基とを架橋結合させ
る、例えばN,N′−o−フエニレンジマレイミ
ド、N,N′−m−フエニレンジマレイミド等の
ジマレイミド化合物;アミノ基とチオール基とを
架橋結合させる、例えばメタマレイミドベンゾイ
ル−N−ヒドロキシスクシンイミドエステル、4
−(マレイミドメチル)−シクロヘキサン−1−カ
ルボキシル−N′−ヒドロキシスクシンイミドエ
ステル等のマレイミドカルボキシル−N−ヒドロ
キシスクシンイミドエステル類;アミノ基とカル
ボキシル基とをアミド結合させる通常のペプチド
結合形成反応に用いられる試薬、例えばN,N−
ジシクロヘキシルカルボジイミド、N−エチル−
N′−ジメチルアミノカルボジイミド、1−エチ
ル−3−ジイソプロピルアミノカルボジイミド、
1−シクロヘキシル−3−(2−モルホリニル−
4−エチル)カレボジイミド等のカルボジイミド
類等の脱水縮合剤等を挙げることができる。また
上記ハプテン−担体結合試薬としては、p−ジア
ゾニウムフエニル酢酸等のジアゾニウムアリール
カルボン酸類と通常のペプチド結合形成反応試
薬、例えば上記脱水縮合剤とを組合せたものも使
用可能である。 上記抗原の製造反応は、例えば水溶液もしくは
PH7〜10の通常の緩衝液中、0〜40℃、好ましく
は室温付近で通常約1〜24時間で行なわれる。上
記によりハプテン−担体結合試薬を仲介させて担
体とハプテンとが結合したペプチド−担体複合体
からなる所望の抗原が収得される。反応終了後得
られる抗原は常法に従い、例えば透析法、ゲル
過法、分別沈澱法等により容易に単離精製でき
る。 上記のごとくして得られる抗原又は本発明ペプ
チドを免疫抗原としてヒトPHIに反応性を有する
抗体を製造する方法は、例えば矢内原らの文献
〔Gastroenterology、72、803〜810(1977)〕に示
される方法に準じることが出来る。例えば上記抗
体は、抗原を哺乳動物に投与し、生体内に所望抗
体を産生させ、これを採取することにより製造さ
れる。抗体の製造に供せられる哺乳動物として
は、特に制限はないが、通常ウサギ、ヤギ、モル
モツト等を用いるのが好ましい。抗体の産生に当
つては、抗原の所定量を生理食塩水で適当濃度に
希釈し、フロインドの補助液(Complete
Freund′s Adjuvant)と混合して懸濁液を調整
し、これを哺乳動物体に投与し免疫化させればよ
い。抗体の採取は、免疫化された動物から採血
し、これを遠心分離後、血清を分離することによ
り行なわれる。 かくして得られる本発明のペプチドは、薬理的
に許容される酸性化合物又は塩基性化合物と塩を
形成させることができる。かかる酸性化合物とし
ては、例えば塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸等
の無機酸、フマール酸、マレイン酸、酢酸、シユ
ウ酸、リンゴ酸、クエン酸等の有機酸をまた塩基
性化合物としては、例えば水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム等を挙げることができる。 本発明ペプチド及びその塩は、例えばこれを血
流改善剤として用いるに当り、通常製剤的担体と
共に製剤粗製の形態に加工されるが、中でも注射
剤の形態に加工され使用されるのが好ましい。 注射剤として調製される場合、得られる製剤は
殺菌され且つ血液と等張であるのが好ましい。注
射剤の形態に成形するのに際しては、希釈剤とし
てこの分野に於いて慣用されているものをすべて
使用できる。例えば、水、生理食塩水等を挙げる
ことができる。なおこの場合等張性の溶液を調製
するに充分な量の食塩、あるいはグリセリンを注
射剤の形態の製剤中に含有せしめてもよい。また
上記製剤には通常の緩衝剤、無痛化剤、保存剤
等、更に必要に応じて着色剤、保存剤、香料、風
味剤、甘味剤等や他の医薬品をも含有せしめ得る
ものである。また上記有効成分は使用時に注射用
蒸溜水に溶解し、溶時溶解剤としても使用でき
る。 上記の如くして調製される製剤は、その形態に
応じた方法で投与され得る。注射剤の場合には単
独であるいはアミノ酸等の通常の補液と混合して
静脈内投与される。 有効成分の投与量は使用目的、症状等により適
宜決定されるが、通常1人1日当り1ng〜1
mg/Kg程度の範囲で用いるのが好ましく、また1
日に2〜4回分割投与するのが好ましい。 以下本発明を更に詳しく説明するため、一般式
(1)で表わされる本発明ペプチドの製造例及び試験
例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。 尚、各製造例において、各アミノ酸はL体を示
す。またRf値はシリカゲル上の薄層クロマトグ
ラフイーにて下記混合溶媒を用いて測定したもの
である。 Rf1…n−ブタノール−酢酸−水(4:1:5) Rf2…n−ブタノール−酢酸−ピリジン−水
(15:3:10:12) 製造例 1 塩化メチレン25mlにBoc−Met−OHの897mg
を溶解し、ベンズヒドリルアミン樹脂(0.4ミ
リモルNH2/g樹脂:財団法人蛋白質研究奨
励会)6.00gを加えて室温で120分間反応させ
る。樹脂を塩化メチレン25mlで、1.5分間、6
回繰り返し洗浄し、減圧乾燥してBoc−Met−
樹脂を得る。 上記で得たBoc−Met−樹脂を1%エタン
ジオール、25%トリフルオロ酢酸(TFA)の
塩化メチレン溶液25mlに加え、室温で30分間反
応させる。樹脂を塩化メチレン25mlで6回、10
%トリエチルアミンの塩化メチレン溶液25mlで
1.5分間、3回、次いで塩化メチレン25mlで1.5
分間、6回それぞれ洗浄してH−Met−樹脂を
得る。 Boc−Leu−OHの900mgを塩化メチレンに溶
かした溶液25mlに上記H−Met−樹脂を加え、
次いでDCCの743mgを塩化メチレンに溶かした
溶液7.2mgを加え室温で2時間反応させる。樹
脂を塩化チレン25mgで1.5分間、6回洗浄後、
Boc−Leu−OHの900mg及び1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール486mgをジメチルホルムアミ
ド10mg及び塩化メチレン15mgに溶解した溶液に
加え、次いでDCCの743mgを塩化メチレンに溶
かした溶液7.2mlを加えて再度同様に反応させ
る(二重カツプリング法)。樹脂を塩化メチレ
ンで充分に洗浄してBoc−Len−Met−樹脂を
得る。 上記と同様にして、Boc−Leu−Met−樹
脂の脱Boc化を行ない、次いで下記アミノ酸を
順次縮合及び脱Boc反応に付す。 Boc−Ser(Bzl)−OH 1062mg Boc−Glu(Bzl)−OH 1214mg Boc−Leu−OH 900mg Boc−Tyr(Cl2−Bzl)−OH 1649mg Boc−Lys(Cl−Z)−OH・(tert−ブチルアンモ
ニウム塩;TBA) 1754mg Boc−Lys(Cl−Z)−OH・TBA 1754mg Boc−Ala−OH 681mg Boc−Ser(Bzl)−OH 1062mg Boc−Leu−OH 900mg Boc−Gln−OH 886mg Boc−Gly−OH 630mg Boc−Leu−OH 900mg Boc−Leu−OH 900mg 斯くしてH−Leu−Leu−Gly−Gln−Leu−
Ser(Bzl)−Ala−Lys(Cl−Z)−Lys(Cl−Z)−
Tyr(Cl2−Bzl)−Leu−Glu(Bzl)−Ser(Bzl)−
Leu−Met−樹脂を得る。このうち3.27gをアニ
ソール4ml及びメチルエチルスルフイド0.75mlを
含む弗化水素40mlに溶かし、0℃で60分間インキ
ユベーシヨンさせた後、過剰の弗化水素を減圧留
去し、残渣を酢酸エチルで3回洗浄後、3M酢酸
100mlにて抽出し、凍結乾燥して粗製品950mgを得
る。この500mgをセフアデツクスG−25(フルマシ
ア社、カラム2.4×145cm、溶出液1M酢酸)によ
るゲル過、さらに液滴向流分配(φ3×400mm
tube×100、分配系;n−ブタノール:酢酸:水
=4:1:5、3gフラクシヨン分取)にて精製
しフラクシヨンNo.43〜64)して、H−Leu−Leu
−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−Lys−Lys−Tyr
−Leu−Glu−Ser−Leu−Met−NH2の137mgを
得る。以下このペプチドを「ペプチドA」と呼
ぶ。 Rf値: Rf1=0.22 Rf2=0.62 HPLC:ODS−120T(0.46×25cm;東洋曹達社)、
0.01N HCl/CH3CN=75/25〜55/45グラジ
エント、流速;1ml/min 保持時間;12分 アミノ酸分析値;6N HCl、110℃24時間加水分
解、アミノ酸自動分析計835型(日立製作所)
にて分析 Ser 1.82(2) Glu 1.92(2) Gly 0.97(1) Ala 0.96(1) Met 1.04(1) Leu 5.08(5) Tyr 1.07(1) Lys 2.15(2) 試験例 ペプチドAの血流増加作用を試験した
〔Gasroenterology、72、803〜810(1977)〕。すな
わち、雑種成犬を麻酔下に開腹し、上腸管膜動脈
の根部を周囲結合織から剥離露出し、電磁流量計
のプローブを装着する。分時血流量が安定した
後、ペプチドAの生理食塩水溶液を10-10モル/
Kg静注し、血流量の変化を測定した。その結果強
い血流量の増加が認められた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 H−Leu−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser −Ala−Lys−Lys−Tyr−Leu−Glu Ser−Leu−Met−NH2 で表わされるペプチド及びその塩。
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