JPH0340123B2 - - Google Patents

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JPH0340123B2
JPH0340123B2 JP58080455A JP8045583A JPH0340123B2 JP H0340123 B2 JPH0340123 B2 JP H0340123B2 JP 58080455 A JP58080455 A JP 58080455A JP 8045583 A JP8045583 A JP 8045583A JP H0340123 B2 JPH0340123 B2 JP H0340123B2
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spinning
fiber
acrylonitrile
fibers
filament yarn
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JP58080455A
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Description

【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕 本発明は麻調外観及び風合いを兼ね備えた凹凸
偏平なアクリロニトリル系フイラメント糸の製造
法に関するものである。 〔目的〕 その目的とするところは合成繊維特有な光沢と
ぬめり感を改良して、麻調外観と風合いを兼ね備
えた新規で凹凸偏平なアクリロニトリル系凹凸偏
平フイラメント糸の製法を提供するところにあ
る。 〔背景技術〕 アクリロニトリル系フイラメント糸はシルクラ
イクな特徴を生かして春夏衣料分野へ進出してき
たが、いまだこの分野での利用頻度が少ない。こ
の原因としては上述したように、いまだ合成繊維
特有のぬめり感があり、さらつとした風合いに欠
けていることが指摘されている。 このようなアクリロニトリル系繊維の欠点を改
良するために鋭意開発検討が進められておりぬめ
り感を除去するための一般的な方法として紡糸原
液へ無機物の酸化チタン、二酸化ケイ素、カオリ
ン、水酸化アルミニウム等の添加物をブレンド
し、繊維表面を粗面化することによりシヤリ味風
合いを付与する方法がある。しかし、この程度の
粗面化では繊維表面を大巾に改良さすまでには至
らず、繊維に麻調外観と風合いを付与することは
困難である。 上述した現状に鑑み複雑な手段をとらないで麻
調外観と風合いを兼ね備えた春夏用素材に適応し
たアクリロニトリル系フイラメント糸を得る目的
で、本発明者らは麻繊維が多数の単繊維の平行集
束体からなつている点に注目し、異型断面糸に主
眼をおいて鋭意検討を進めた結果、本発明を完成
した。 〔発明の構成〕 すなわち、本発明の要旨とするところは、アク
リロニトリル系重合体の紡糸原液を複数孔の円形
孔を直線上に配した1組の紡糸孔からなる孔間隔
(L)と孔径半径(R)の関係(L/R)が0.3〜
2.0であつて、1組当りの紡糸孔面積が50〜10-2
mm2以下からなる紡糸口金を通して、非凝固性気体
である不活性媒体中に吐出し、直ちに凝固浴に導
き、凝固形成後、洗浄延伸して凹凸偏平なアクリ
ロニトリル系フイラメント糸を製造することにあ
る。 本発明の繊維断面は第2図に、繊維の斜視図を
第3図に示した如く、その繊維断面は複数の凹凸
2を有し、それらの凹凸の表面には小さなヒダ3
が繊維軸方向に不連続的に付与されている。その
ために光が乱反射し落着いた麻調外観(ダル調)
を有する。また、繊維断面は複数の凹凸を有し、
その上凹凸の表面には小さなヒダが繊維軸方向に
不連続的に付与されているために繊維間の摩擦抵
抗が大きく、天然の麻調風合い(シヤリ感)を繊
維に付与しているものである。 上述したように本発明の繊維断面の凹凸の程
度、ヒダの状態及び凹凸の数が外観及び風合いに
極めて大きな効果を与えるものである。 繊維断面が単に連続的凹凸を有する繊維として
は、三角、六葉、八葉等の異型断面糸があるが、
これらはそれなりにシヤリ感の風合いを有する
が、繊維断面がギヤー的なことから、繊維同志が
噛合う状態となるため粗剛感があり嵩高性が劣
る。 本発明の繊維は凹凸を有するが、凹凸が平面上
にあり、かつギヤー的現象を示さないため、繊維
間の摩擦抵抗が大きいにもかかわらず繊維に粗剛
感を与えないのが特徴である。斯かる繊維は全く
新規なものであり、アクリルフイラメントの新た
な用途展開に大きな効果が期待される。 以下に本発明の繊維の詳細なる製造方法につい
て説明する。 本発明に用いられるアクリロニトリル重合体と
はアクリロニトリルの重合体が、40重量%〜98重
量%のものが必要であり、必要により他の共重合
可能なビニルモノマー、例えばアクリルアミド及
びこれらの誘導体、塩化ビニリデン、酢酸ビニ
ル、メチルアクリレート、メチルメタクリレー
ト、エチルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、ラウリルメタクリレート、アクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸、α−メチレング
リタル酸、ビニルスルホン酸、アリルスルホン
酸、メタリルスルホン酸、p−スチレンスルホン
酸などをその例として挙げることができる。 上記重合体を用い乾−湿式紡糸法により本発明
の繊維を作るには、上記重合体を溶剤に溶解して
紡糸原液とすることが必要で、紡糸原液を作るに
際して用いる溶剤としてはジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、エチレンカーボネー
ト、ジメチルアセトアミドなどの有機溶剤が好ま
しい。紡糸原液の固形分濃度としては20〜30重量
%なる割合のものを用いるのがよい。 また、凝固浴としてはアクリロニトリル系重合
体の溶剤を含む水溶液を用いるとよい。 上記重合体の紡糸原液を乾−湿式紡糸法で本発
明の繊維を作るに当り用いられる紡糸口金は第1
図に示すように複数の円形孔1が直線上に配列さ
れた1組の紡糸孔を構成するもので、1組の各円
形孔より吐出された紡糸原液は空気中を通過する
間に接着され凹凸の偏平形状を形成し凝固浴で糸
条形成される。 このように複数の円形孔から凹凸偏平繊維を得
るには円形孔と円形孔の孔間隔(L)と孔径半径
(R)の関係(L/R)が重要でL/Rが0.3〜
2.0の範囲を越えると紡糸条件例えば凝固条件及
び紡糸口金と凝固浴液面までの距離(以下、D.J.
Dという)を変更しても本発明の目的とする凹凸
偏平繊維は得られない。例えばL/Rが0.3未満
の場合には凹凸がほとんどなくなつた偏平率(繊
維断面長軸/繊維断面短軸)の小さな繊維しか得
られない。また、L/Rが2.0を越えた場合には
1組の各孔から押し出された紡糸原液が接着しな
い現象が発生する。しかし、D.J.Dを極端に長く
とれば接着するが、凹凸を有する繊維は得られ
ず、その結果麻ライクな特徴を有する繊維は得ら
れない。従つて、L/Rは0.3〜0.2でなければな
らず、望ましくは0.5〜1.5である。 また、紡糸孔1組内の円形孔数も麻ライクな繊
維を作る面から重要であり、この円形孔数が少な
いと必然的に凹凸が少なく本発明の特徴が得られ
ず、また円形孔数が多過ぎると外観、風合い共に
向上するが、紡糸の安定性が極端に低下するなど
の問題が発生する。本発明では通常4〜20孔であ
り、望ましくは5〜15孔である。 これら紡糸孔の1組当りの孔面積は繊維の利用
目的によつて異なるが、一般的な衣料分野に限定
すれば50×10-2mm2以下にする必要があり、望まし
くは31×10-2mm2以下である。 本発明の紡糸法は乾−湿式紡糸法であるため紡
糸孔から吐出される紡糸原液は塑性変形されるた
め、D.J.Dは2〜25mmが望ましく、D.J.Dが2mm
未満の場合にはL/Rによつても異なるが、1組
の各円形孔から吐出される紡糸原液が接着しない
現像が起る。また、D.J.Dが25mmを越えると凹凸
のない偏平断面繊維となるので好ましくない。従
つてD.J.Dは2〜25mmが望ましく、更に3〜20mm
が好ましい。 一方、他の乾式、湿式紡糸法などでは、本発明
のような凹凸断面で、かつ凹凸の表面にヒダがあ
る繊維は得られない。その原因は乾式紡糸法の場
合には凝固機構のちがいから紡糸孔形とは全く異
なつた断面形状の繊維となるため困難であり、ま
た湿式紡糸法の場合には紡糸孔から吐出された紡
糸原液は凝固浴に吐出された瞬間から凝固が進行
するために吐出接着させることが困難となるから
である。 以上の如く構成された本発明によれば、合成繊
維特有な光沢とぬめり感が改良された麻調外観と
風合いを兼ね備えた新規な凹凸偏平なアクリロニ
トリル系フイラメント糸が得られるのである。 〔実施例〕 以下、実施例により本発明を更に具体的に説明
する。%は重量%を表わす。 実施例 1 アクリロニトリル93%、酢酸ビニル6.5%、メ
タリルスルホン酸ソーダ0.5%からなる比粘度
0.207の共重合体を25%になるようにジメチルア
セトアミドに溶解した紡糸原液を調製し、この紡
糸原液を60℃に昇温し、第1図に示した1組の紡
糸孔(L/R0.27〜2.53、円形孔数3〜25孔、孔
面積5〜44×10-2mm2)からなる紡糸口金を用い、
D.J.Dを5mmに設定し、空気中に吐出させた後、
ジメチルアセトアミド濃度65%、温度40℃の凝固
浴に導き糸条形成させながら70m/分のゴデツト
ロールで引取り、洗浄後、沸騰水浴中で3倍延伸
し、乾燥後180℃の熱ピンで更に2倍の2次延伸
を施し、250℃の熱板上で7%緩和処理した150デ
ニール/30フイラメントを有するフイラメント糸
を得た。 このフイラメントを常法により撚糸、仮撚加
工、染色、編立てを行い、外観と風合いの評価を
行つた。得られた加工糸の評価結果を第1表に示
した。
【表】 備 考 (1) 外観及び風合いの評価は通常標準糸を対照に
官能検査により肉眼判定及び触感により判定し
た。 (2) 第1〜3表中の実験番号に丸印を符したもの
が本発明の条件を満足するものである。 実施例 2 実施例1と同種の紡糸原液を60℃に昇温し、1
組の紡糸孔(L/R0.8、円形孔数10孔、孔面積
18×10-2mm2)からなる紡糸口金でD.J.Dを2〜30
mmまで変更し、実施例1と同様の紡糸条件で150
デニール/30フイラメントを有するフイラメント
糸を得た。 このフイラメント糸を実施例1と同様の加工処
理及び評価方法で第2表に示す結果を得た。
【表】 実施例 3 実施例1と同種の紡糸原液を60℃に昇温し、1
組の紡糸孔(L/R0.8、円形孔数10孔、孔面積
8〜70×10-2mm2)からなる紡糸口金を用い、D.J.
Dを5mmに設定し、実施例1と同様の紡糸条件で
150デニール/30フイラメントを有するフイラメ
ント糸を得た。 このフイラメント糸を実施例1と同様の加工処
理及び評価方法で第3表に示す結果を得た。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アクリロニトリル系重合体の紡糸原液を複数
    孔の円形孔を直線上に配した1組の紡糸孔からな
    る孔間隔(L)と孔径半径(R)の関係(L/
    R)が0.3〜2.0であつて、1組当たりの紡糸孔面
    積が50×10-2mm2以下からなる紡糸口金を通して、
    非凝固性気体である不活性ガス媒体中に吐出し、
    直ちに凝固浴に導き、凝固形成後、洗浄延伸して
    繊維断面が複数の凹凸を有し、それら凹凸の表面
    には小さなヒダが繊維軸方向に不連続的に付与さ
    れている凹凸偏平なアクリロニトリル系フイラメ
    ント糸の製造法。 2 紡糸口金と凝固浴液面までの距離が2〜25mm
    である特許請求の範囲第1項記載のアクリロニト
    リル系フイラメント糸の製造法。
JP8045583A 1983-05-09 1983-05-09 アクリロニトリル系フィラメント糸の製造法 Granted JPS6065108A (ja)

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JPS6065108A JPS6065108A (ja) 1985-04-13
JPH0340123B2 true JPH0340123B2 (ja) 1991-06-18

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