JPH034048B2 - - Google Patents
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- JPH034048B2 JPH034048B2 JP58002854A JP285483A JPH034048B2 JP H034048 B2 JPH034048 B2 JP H034048B2 JP 58002854 A JP58002854 A JP 58002854A JP 285483 A JP285483 A JP 285483A JP H034048 B2 JPH034048 B2 JP H034048B2
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- reaction
- alcohol
- mol
- group
- catalyst
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- Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
本発明は、1−フエニル−2,2−ジアルコキ
シプロパン類の製造方法に関するものである。 1−フエニル−2,2−ジアルコキシプロパン
類は各種の農薬、医薬品などの区間原料、たとえ
ば、L−α.メチルドーパを製造するための中間体
として利用される化合物であり、従来においては
1モルのフエニルアセチレン化合物と2モルのア
ルコールとの反応による製造法などが利用されて
いる。しかし、この製造法では原料として用いる
フエニルアセチレン化合物の入手が困難であるな
どの問題があつた。 本発明者らは、先にベンゼン環に置換基を有し
ていてもよい3−フエニルプロピレン類を、アル
コールとパラジウム塩類の触媒の存在下にて亜硝
酸アルキルエステルと接触させることを特徴とす
る1−フエニル−2,2−ジアルコキシプロパン
類の製造方法、すなわち入手が容易な原料である
3−フエニルプロピレン類と亜硝酸アルキルエス
テルを用いる1−フエニル−2,2−ジアルコキ
シプロパン類の製造方法を開発し、特願昭57−
108526号として特許出願を行つた。 本発明者らは、その後研究を続けた結果、該製
造方法において、反応系に銅化合物を存在させれ
ば、ハロゲン化パラジウム触媒単位量当りの目的
物の生成量がさらに増大すること、換言すれば高
価なハロゲン化パラジウムの使用量を軽減できる
こと、を見い出し本発明に到達した。 すなわち本発明は、入手が容易な原料を用いる
1−フエニル−2,2−ジアルコキシプロパン類
の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。 本発明は、下記、一般式 (ただし、式中X、Y、Zはそれぞれ、水素原
子、水酸基および低級アルコキシ基からなる群よ
り選ばれた置換基で、X、Y、Zは同一でも、そ
れぞれ異なつていてもよい:あるいは、X、Y、
Zのうちの任意の二つがベンゼン環の一部と共同
して酸素原子を1〜2個含有する5〜7員環の複
素環を形成していてもよい。)で表わされる3−
フエニルプロピレン類を、アルコールとハロゲン
化パラジウムの触媒および銅化合物の存在下に、
3−フエニルプロピレン類に対して2倍モル以上
の亜硝酸アルキルエステルと接触させることを特
徴とする下記、一般式 (ただし、式中X、Y、Zは前記と同一の意味
を有し、Rは脂肪族、芳香族あるいは脂環族の飽
和あるいは不飽和のアルキル基であり、炭素数1
〜10のアルキル基もしくはベンジル基である。)
で表わされる1−フエニル−2,2−ジアルコキ
シプロパン類の製造方法に関するものである。 上記の()式により表わされる3−フエニル
プロピレン類は、天然に存在する植物油から抽出
するか、あるいは、対応するベンゼンもしくは置
換ベンゼン化合物とハロゲン化アリル(CH2=
CH−CH2Brなど)との反応などにより容易に入
手できる。 本発明の他の一方の原料は、亜硝酸アルキルエ
ルテルであり、これは()式により表わすこと
ができる。 RONO () (ここでRは、脂肪族、芳香族あるいは脂環族
の飽和のアルキル基であり、炭素数1〜10のアル
キル基もしくはベンジル基であることが好まし
い。) なお上記()式で、Rは、特にメチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘ
プチル、オクチル、ノニル、デシルなどの脂肪族
基あるいはベンジルなどの芳香族基であることが
好ましく、なかでも炭素数1〜4の飽和脂肪族ア
ルキル基、すなわち、メチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル
などであることが好ましい。 本発明の製造方法が基礎とする反応は、次のよ
うに表わすことができる。 亜硝酸アルキルエステルは、上記の反応式から
もわかるように、3−フエニルプロピレン類1モ
ルに対して2モル以上用いる必要があり、実際の
反応においては3−フエニルプロピレン類1モル
に対して2〜5モル、好ましくは2.1〜3.5モル用
いる。 上記の反応は、アルコールとハロゲン化パラジ
ウムの触媒、および銅化合物の存在下にて有利に
進行する。ここで用いるアルコールの例として
は、メチルアルコール、エチルアルコール、プロ
ピルアルコール、ブチルアルコール、ペンチルア
ルコール、ヘキシルアルコール、ヘプチルアルコ
ール、オクチルアルコール、ノニルアルコール、
デシルアルコール、ベンジルアルコールなどの炭
素数1〜10のアルキル基もしくはベンジル基を有
するアルコールであることが好ましい。また、反
応に使用する亜硝酸アルキルエルテルのアルキル
基と同じアルキル基を有するアルコールを用いる
ことにより、反応液からのアルコールの回収再使
用が容易となるとの利点があるため、そのような
アルコールを選ぶことが好ましい。このようなア
ルコールは、使用する3−フエニルプロピレン類
1モルに対して通常は0.5〜10l用いる。 なお、上記のアルコールは反応溶媒としても働
くため、特に他の溶媒を使用する必要はないが、
所望により、他の溶媒を用いることもできる。そ
のような溶媒としては、本発明が利用する反応に
対して実質的に不活性である限り、特に限定はな
い。その適当な溶媒の例としては、酢酸エチル、
酢酸ブチルなどの低級脂肪族エステル、ジオキサ
ン、ジブチルエーテル、テトラヒドロフランなど
のエーテル類、ベンジル、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素、シクロヘキサンなどの脂環
族炭化水素、n−ヘキサンなどの脂肪族炭化水素
などを挙げることができる。 本発明において触媒として使用されるハロゲン
化パラジウムとしては、塩化パラジウム、臭化パ
ラジウムなどのハロゲン化パラジウムを挙げるこ
とができる。 触媒であるハロゲン化パラジウムは、3−フエ
ニルプロピレン類1モルに対して、一般に、
0.001〜0.2モル、そして、好ましくは0.005〜0.08
モル用いる。触媒の使用量がこの範囲の下限より
少ない場合には反応は充分に進まず、また触媒の
使用量を上記の範囲の上限より多くしても、反応
速度の向上に殆ど寄与せず、一方、触媒の回収に
手数が掛るようになり、また触媒回収時の触媒の
損失も増えるため好ましくない。 本発明において使用に供される銅化合物の例と
しては、ハロゲン化銅、硫酸銅、硝酸銅、水酸化
銅、酸化銅などを挙げることができる。これらの
中でも、塩化第一銅、塩化第二銅、臭化第一銅、
臭化第二銅などのハロゲン化銅が好ましい。ま
た、ハロゲン化銅以外の銅化合物の使用の場合に
は、その銅化合物1モル当り0.1〜5モル程度の
ハロゲン化水素酸を共存させるのが好ましい。 これら銅化合物の使用量は、使用するハロゲン
化パラジウム触媒1モル当り、通常1〜30モル、
好ましくは3〜10モルである。その使用量がこの
範囲の下限値より少ない場合には、助触媒的効果
が期待されず、また上限値より多く使用しても格
別の効果もなく、むしろ触媒の分離、回収操作が
複雑になり好ましくない。 本発明の触媒系において、PdCl2−CuClあるい
は、PdCl2−CuCl2の組み合わせが、入手面、経
済性を考えると特に実用的である。 上記の反応は、0〜150℃の温度で行なう。150
℃より高い温度では、異性化反応などの副反応が
進行しやすくなり、0℃より低い温度では、反応
速度が小さくなり実用的ではない。なお、実用上
特に好ましい反応温度は10〜90℃の範囲内の温度
である。また、反応時間は反応温度などの反応条
件によつても異なるが一般には10分〜5時間の範
囲内から選ばれる。 反応時の反応系の圧力には特に制限はないが、
通常は、常圧〜200Kg/cm2(ゲージ圧)の範囲の
圧力が選ばれる。 本発明は、たとえば、次のような方法により実
施することができる。 反応容器に原料の3−フエニルプロピレン類と
アルコール、ハロゲン化パラジウム触媒および銅
化合物を入れ、これに亜硝酸アルキルエルテルを
加えて所定の条件下で反応を進行させる。ただ
し、これら原料、触媒などの添加順序には特に制
限はない。反応終了後、反応液を減圧蒸留して発
生したNOガス、未反応原料、アルコール、目的
の反応生成物(1−フエニル−2,2−ジアルコ
キシプロパン類)などを分離取得する。ここで回
収した未反応原料およびアルコールは、循環利用
することができ、また同じく回収したNOガスは
亜硝酸エステルの製造に利用することもできる。 次に、本発明の実施例を示す。 なお、各例における原料の反応率と目的物の収
率とは、次に示す式に従い計算した値である。 原料(3−フエニルプロピレン類〕の反応率
(%) =〔原料の反応量(モル)÷原料の仕込み
量 (モル)〕×100 目的物〔1−フエニル−2,2−ジアルコキシ
プロパン類〕の収率(%)=〔生成した目的物
の量(モル)÷原料の仕込み量(モル)〕×100 また、各例における「Pdターンオーバー数」
はハロゲン化パラジウム触媒の活性の目安になる
もので、次式で計算した値である。 Pdタ−ンオーバー数= 日的物の生成量(モル)/仕込みハロゲン化パラジウム
触媒の量(モル) 実施例 1 原料の3−フエニルプロピレン0.10モル、亜硝
酸メチル0.25モル、メチルアルコール0.5l、触媒
の塩化パラジウム0.0005モル、および塩化第一銅
0.0025モルを反応容器に仕込み、反応温度20℃、
反応時間1.5時間の条件で反応を行なつた。 反応終了後、反応液をガスクロマトグラフイー
にかけて、反応液中の未反応原料と生成した目的
物である1−フエニル−2,2−ジメトキシプロ
パンの定量を行ない、原料の反応率96%、目的物
の収率86%、Pdターンオーバー数172との結果を
得た。 実施例 2〜7 原料として第1表に示す3−フエニルプロピレ
ン類を各々0.10モル用い、また銅化合物として
CuCl2またはCuClを各々0.0025モル用いた他は、
実施例1と同様の操作で実験を行なつた。その結
果を第1表に示す。
シプロパン類の製造方法に関するものである。 1−フエニル−2,2−ジアルコキシプロパン
類は各種の農薬、医薬品などの区間原料、たとえ
ば、L−α.メチルドーパを製造するための中間体
として利用される化合物であり、従来においては
1モルのフエニルアセチレン化合物と2モルのア
ルコールとの反応による製造法などが利用されて
いる。しかし、この製造法では原料として用いる
フエニルアセチレン化合物の入手が困難であるな
どの問題があつた。 本発明者らは、先にベンゼン環に置換基を有し
ていてもよい3−フエニルプロピレン類を、アル
コールとパラジウム塩類の触媒の存在下にて亜硝
酸アルキルエステルと接触させることを特徴とす
る1−フエニル−2,2−ジアルコキシプロパン
類の製造方法、すなわち入手が容易な原料である
3−フエニルプロピレン類と亜硝酸アルキルエス
テルを用いる1−フエニル−2,2−ジアルコキ
シプロパン類の製造方法を開発し、特願昭57−
108526号として特許出願を行つた。 本発明者らは、その後研究を続けた結果、該製
造方法において、反応系に銅化合物を存在させれ
ば、ハロゲン化パラジウム触媒単位量当りの目的
物の生成量がさらに増大すること、換言すれば高
価なハロゲン化パラジウムの使用量を軽減できる
こと、を見い出し本発明に到達した。 すなわち本発明は、入手が容易な原料を用いる
1−フエニル−2,2−ジアルコキシプロパン類
の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。 本発明は、下記、一般式 (ただし、式中X、Y、Zはそれぞれ、水素原
子、水酸基および低級アルコキシ基からなる群よ
り選ばれた置換基で、X、Y、Zは同一でも、そ
れぞれ異なつていてもよい:あるいは、X、Y、
Zのうちの任意の二つがベンゼン環の一部と共同
して酸素原子を1〜2個含有する5〜7員環の複
素環を形成していてもよい。)で表わされる3−
フエニルプロピレン類を、アルコールとハロゲン
化パラジウムの触媒および銅化合物の存在下に、
3−フエニルプロピレン類に対して2倍モル以上
の亜硝酸アルキルエステルと接触させることを特
徴とする下記、一般式 (ただし、式中X、Y、Zは前記と同一の意味
を有し、Rは脂肪族、芳香族あるいは脂環族の飽
和あるいは不飽和のアルキル基であり、炭素数1
〜10のアルキル基もしくはベンジル基である。)
で表わされる1−フエニル−2,2−ジアルコキ
シプロパン類の製造方法に関するものである。 上記の()式により表わされる3−フエニル
プロピレン類は、天然に存在する植物油から抽出
するか、あるいは、対応するベンゼンもしくは置
換ベンゼン化合物とハロゲン化アリル(CH2=
CH−CH2Brなど)との反応などにより容易に入
手できる。 本発明の他の一方の原料は、亜硝酸アルキルエ
ルテルであり、これは()式により表わすこと
ができる。 RONO () (ここでRは、脂肪族、芳香族あるいは脂環族
の飽和のアルキル基であり、炭素数1〜10のアル
キル基もしくはベンジル基であることが好まし
い。) なお上記()式で、Rは、特にメチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘ
プチル、オクチル、ノニル、デシルなどの脂肪族
基あるいはベンジルなどの芳香族基であることが
好ましく、なかでも炭素数1〜4の飽和脂肪族ア
ルキル基、すなわち、メチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル
などであることが好ましい。 本発明の製造方法が基礎とする反応は、次のよ
うに表わすことができる。 亜硝酸アルキルエステルは、上記の反応式から
もわかるように、3−フエニルプロピレン類1モ
ルに対して2モル以上用いる必要があり、実際の
反応においては3−フエニルプロピレン類1モル
に対して2〜5モル、好ましくは2.1〜3.5モル用
いる。 上記の反応は、アルコールとハロゲン化パラジ
ウムの触媒、および銅化合物の存在下にて有利に
進行する。ここで用いるアルコールの例として
は、メチルアルコール、エチルアルコール、プロ
ピルアルコール、ブチルアルコール、ペンチルア
ルコール、ヘキシルアルコール、ヘプチルアルコ
ール、オクチルアルコール、ノニルアルコール、
デシルアルコール、ベンジルアルコールなどの炭
素数1〜10のアルキル基もしくはベンジル基を有
するアルコールであることが好ましい。また、反
応に使用する亜硝酸アルキルエルテルのアルキル
基と同じアルキル基を有するアルコールを用いる
ことにより、反応液からのアルコールの回収再使
用が容易となるとの利点があるため、そのような
アルコールを選ぶことが好ましい。このようなア
ルコールは、使用する3−フエニルプロピレン類
1モルに対して通常は0.5〜10l用いる。 なお、上記のアルコールは反応溶媒としても働
くため、特に他の溶媒を使用する必要はないが、
所望により、他の溶媒を用いることもできる。そ
のような溶媒としては、本発明が利用する反応に
対して実質的に不活性である限り、特に限定はな
い。その適当な溶媒の例としては、酢酸エチル、
酢酸ブチルなどの低級脂肪族エステル、ジオキサ
ン、ジブチルエーテル、テトラヒドロフランなど
のエーテル類、ベンジル、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素、シクロヘキサンなどの脂環
族炭化水素、n−ヘキサンなどの脂肪族炭化水素
などを挙げることができる。 本発明において触媒として使用されるハロゲン
化パラジウムとしては、塩化パラジウム、臭化パ
ラジウムなどのハロゲン化パラジウムを挙げるこ
とができる。 触媒であるハロゲン化パラジウムは、3−フエ
ニルプロピレン類1モルに対して、一般に、
0.001〜0.2モル、そして、好ましくは0.005〜0.08
モル用いる。触媒の使用量がこの範囲の下限より
少ない場合には反応は充分に進まず、また触媒の
使用量を上記の範囲の上限より多くしても、反応
速度の向上に殆ど寄与せず、一方、触媒の回収に
手数が掛るようになり、また触媒回収時の触媒の
損失も増えるため好ましくない。 本発明において使用に供される銅化合物の例と
しては、ハロゲン化銅、硫酸銅、硝酸銅、水酸化
銅、酸化銅などを挙げることができる。これらの
中でも、塩化第一銅、塩化第二銅、臭化第一銅、
臭化第二銅などのハロゲン化銅が好ましい。ま
た、ハロゲン化銅以外の銅化合物の使用の場合に
は、その銅化合物1モル当り0.1〜5モル程度の
ハロゲン化水素酸を共存させるのが好ましい。 これら銅化合物の使用量は、使用するハロゲン
化パラジウム触媒1モル当り、通常1〜30モル、
好ましくは3〜10モルである。その使用量がこの
範囲の下限値より少ない場合には、助触媒的効果
が期待されず、また上限値より多く使用しても格
別の効果もなく、むしろ触媒の分離、回収操作が
複雑になり好ましくない。 本発明の触媒系において、PdCl2−CuClあるい
は、PdCl2−CuCl2の組み合わせが、入手面、経
済性を考えると特に実用的である。 上記の反応は、0〜150℃の温度で行なう。150
℃より高い温度では、異性化反応などの副反応が
進行しやすくなり、0℃より低い温度では、反応
速度が小さくなり実用的ではない。なお、実用上
特に好ましい反応温度は10〜90℃の範囲内の温度
である。また、反応時間は反応温度などの反応条
件によつても異なるが一般には10分〜5時間の範
囲内から選ばれる。 反応時の反応系の圧力には特に制限はないが、
通常は、常圧〜200Kg/cm2(ゲージ圧)の範囲の
圧力が選ばれる。 本発明は、たとえば、次のような方法により実
施することができる。 反応容器に原料の3−フエニルプロピレン類と
アルコール、ハロゲン化パラジウム触媒および銅
化合物を入れ、これに亜硝酸アルキルエルテルを
加えて所定の条件下で反応を進行させる。ただ
し、これら原料、触媒などの添加順序には特に制
限はない。反応終了後、反応液を減圧蒸留して発
生したNOガス、未反応原料、アルコール、目的
の反応生成物(1−フエニル−2,2−ジアルコ
キシプロパン類)などを分離取得する。ここで回
収した未反応原料およびアルコールは、循環利用
することができ、また同じく回収したNOガスは
亜硝酸エステルの製造に利用することもできる。 次に、本発明の実施例を示す。 なお、各例における原料の反応率と目的物の収
率とは、次に示す式に従い計算した値である。 原料(3−フエニルプロピレン類〕の反応率
(%) =〔原料の反応量(モル)÷原料の仕込み
量 (モル)〕×100 目的物〔1−フエニル−2,2−ジアルコキシ
プロパン類〕の収率(%)=〔生成した目的物
の量(モル)÷原料の仕込み量(モル)〕×100 また、各例における「Pdターンオーバー数」
はハロゲン化パラジウム触媒の活性の目安になる
もので、次式で計算した値である。 Pdタ−ンオーバー数= 日的物の生成量(モル)/仕込みハロゲン化パラジウム
触媒の量(モル) 実施例 1 原料の3−フエニルプロピレン0.10モル、亜硝
酸メチル0.25モル、メチルアルコール0.5l、触媒
の塩化パラジウム0.0005モル、および塩化第一銅
0.0025モルを反応容器に仕込み、反応温度20℃、
反応時間1.5時間の条件で反応を行なつた。 反応終了後、反応液をガスクロマトグラフイー
にかけて、反応液中の未反応原料と生成した目的
物である1−フエニル−2,2−ジメトキシプロ
パンの定量を行ない、原料の反応率96%、目的物
の収率86%、Pdターンオーバー数172との結果を
得た。 実施例 2〜7 原料として第1表に示す3−フエニルプロピレ
ン類を各々0.10モル用い、また銅化合物として
CuCl2またはCuClを各々0.0025モル用いた他は、
実施例1と同様の操作で実験を行なつた。その結
果を第1表に示す。
【表】
実施例 8〜10
第2表に示す3−フエニルプロピレン類0.10モ
ル、亜硝酸酸n−ブチル0.25モル、n−ブチルア
ルコール0.5l、銅化合物としてCuCl2を0.0025モ
ル、および触媒の塩化パラジウム0.0005モルを反
応容器に仕込み、反応温度60℃、反応時間1.5時
間の条件で反応を行なつた。反応後、実施例1と
同様の操作で処理を行なつた。その結果を、第2
表に示す。
ル、亜硝酸酸n−ブチル0.25モル、n−ブチルア
ルコール0.5l、銅化合物としてCuCl2を0.0025モ
ル、および触媒の塩化パラジウム0.0005モルを反
応容器に仕込み、反応温度60℃、反応時間1.5時
間の条件で反応を行なつた。反応後、実施例1と
同様の操作で処理を行なつた。その結果を、第2
表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記、一般式 (ただし、式中X、Y、Zはそれぞれ、水素原
子、水酸基および低級アルコキシ基からなる群よ
り選ばれた置換基で、X、Y、Zは同一でも、そ
れぞれ異なつていてもよい:あるいは、X、Y、
Zのうちの任意の二つがベンゼン環の一部と共同
して酸素原子を1〜2個含有する5〜7員環の複
素環を形成していてもよい。)で表わされる3−
フエニルプロピレン類をアルコールとハロゲン化
パラジウムの触媒および銅化合物の存在下に、3
−フエニルプロピレン類に対して2倍モル以上の
亜硝酸アルキルエステルと接触させることを特徴
とする下記、一般式 (ただし、式中X、Y、Zは前記と同一の意味
を有し、Rは脂肪族、芳香族あるいは脂環族の飽
和あるいは不飽和のアルキル基であり、炭素数1
〜10のアルキル基もしくはベンジル基である。)
で表わされる1−フエニル−2,2−ジアルコキ
シプロパン類の製造方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58002854A JPS59128344A (ja) | 1983-01-13 | 1983-01-13 | 1−フエニル−2,2−ジアルコキシプロパン類の製造方法 |
| DE8383304362T DE3370616D1 (en) | 1982-08-06 | 1983-07-28 | Process for producing phenylacetones |
| EP83304362A EP0101223B1 (en) | 1982-08-06 | 1983-07-28 | process for producing phenylacetones |
| US06/518,691 US4638094A (en) | 1982-08-06 | 1983-07-29 | Process for producing phenylacetones |
| DK357083A DK357083A (da) | 1982-08-06 | 1983-08-04 | Fremgangsmaade til fremstilling af phenylacetoner |
| HU832786A HU196049B (en) | 1982-08-06 | 1983-08-05 | New process for producing phenyl-acetones |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58002854A JPS59128344A (ja) | 1983-01-13 | 1983-01-13 | 1−フエニル−2,2−ジアルコキシプロパン類の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59128344A JPS59128344A (ja) | 1984-07-24 |
| JPH034048B2 true JPH034048B2 (ja) | 1991-01-22 |
Family
ID=11540971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58002854A Granted JPS59128344A (ja) | 1982-08-06 | 1983-01-13 | 1−フエニル−2,2−ジアルコキシプロパン類の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59128344A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55317A (en) * | 1978-06-16 | 1980-01-05 | Sagami Chem Res Center | Preparation of 1,1-dialkoxy-2-phenylethane |
| JPS565429A (en) * | 1979-06-26 | 1981-01-20 | Ube Ind Ltd | Preparation of acetal |
-
1983
- 1983-01-13 JP JP58002854A patent/JPS59128344A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59128344A (ja) | 1984-07-24 |
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