JPH0342123B2 - - Google Patents
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- JPH0342123B2 JPH0342123B2 JP59124069A JP12406984A JPH0342123B2 JP H0342123 B2 JPH0342123 B2 JP H0342123B2 JP 59124069 A JP59124069 A JP 59124069A JP 12406984 A JP12406984 A JP 12406984A JP H0342123 B2 JPH0342123 B2 JP H0342123B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- draft rate
- plug
- inclined roll
- billet
- rolled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/78—Control of tube rolling
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B19/00—Tube-rolling by rollers arranged outside the work and having their axes not perpendicular to the axis of the work
- B21B19/02—Tube-rolling by rollers arranged outside the work and having their axes not perpendicular to the axis of the work the axes of the rollers being arranged essentially diagonally to the axis of the work, e.g. "cross" tube-rolling ; Diescher mills, Stiefel disc piercers or Stiefel rotary piercers
- B21B19/04—Rolling basic material of solid, i.e. non-hollow, structure; Piercing, e.g. rotary piercing mills
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は傾斜ロールを用いた穿孔機における穿
孔圧延制御方法に関するものである。 〔従来技術〕 一般に傾斜ロール穿孔機はビレツトを一対のバ
レル形ロールにて軸心線回りに回転させつつ軸長
方向に移動させる、所謂螺進移動させて軸心線に
沿つてマンドレルに支持されたプラグを貫入せし
めて穿孔を施し、素管を得るよう構成されてい
る。ところで上述の如くして製造される素管の肉
厚、外径、伸し長さ等の寸法は傾斜ロール開度、
ガイド開き、プラグリード等の調節によつて行わ
れるが、これらの調節は従来次のようにして行つ
ていた。即ち、穿孔機出側で素管の外径、伸し長
さを測定し、予め定めた数式モデルを用いて目標
伸し長さが得られるよう傾斜ロール開度、プラグ
リード、ガイド部材開度の各修正量を算出し、こ
の各算出値が予め定めた適性調節域相関図に基づ
き適性領域内である場合のときのみ所要の制御信
号を出力し、次のビレツトに対する穿孔圧延条件
の設定を行つている(特開昭57−115907号)。 しかしこのような制御はプラグ、マンドレルバ
ーの長さが一定であることを前提としているが、
実際には温度変化によつて変化する外、プラグと
マンドレルバーとを組み合せたものを一組として
これを複数組用意し、逐次循環使用する所謂バー
サーキユレーシヨン方式の傾斜ロール穿孔機の場
合には各組のプラグ、マンドレルバーに寸法上の
ばらつきがあるためドラフト率が大、小変化す
る。ドラフト率が大きくなるとビレツトの回転鍛
造効果が大きくなつて素管内面に穿孔疵が発生し
易く、またドラフト率が小さくなるとビレツトに
対する噛み込み不良が生じ、ミスロールの原因と
なる等の問題が生ずる。 なお上記ドラフト率はビレツト半径r0に対する
これとプラグ先端におけるパス中心から傾斜ロー
ル周面までの幾何学的最短距離r1との差(r0−r1)
の比率であつて下記(1)式で与えられる。 r0−r1/r0×100(%) ……(1) 本発明者等はプラグ先端ドラフト率と内面疵の
平均発生個数との関係につき実験研究を行つた結
果、次のような事実を知見した。 即ち、第4図は0.5%炭素鋼であつて内面疵の
発生が生じ易いセンタポロシテイのある直径282
mmの連続鋳造鋳片の中心部より直径70mm、長さ
300mmのビレツトを切削加工して得、これを1230
℃に加熱した後ロール傾斜角を10°に設定した所
謂傾斜ロール穿孔機を用い、直径52mmあるいは54
mmのプラグを使用して拡管率0〜4%、穿孔比
2.4〜2.6にて傾斜ロール開度とプラグリードを変
化させてプラグ先端ドラフト率を3〜12%の範囲
に変化させて穿孔圧延して得た素管各20本につい
てその内面をダイチエツク(カラーチエツク)に
より目視観察し、長さ1〜2mm程度の疵の数を計
数した結果を示すグラフであり、横軸にプラグ先
端ドラフト率(%)を、また縦軸に内面疵の平均
個数をとつて示してある。このグラフから明らか
な如く、ドラフト率が大きくなると素管の内面疵
の数が増大する傾向があり、従つてドラフト率は
これを他に支障を生じない範囲で可及的に小さく
するのが望ましいことが解る。 なおグラフ中斜線aで示す領域はプラグ先端ド
ラフト率が2.8%以下であつて、かみ込み不良が
生じる範囲を示し、また斜線bで示す領域はプラ
グ先端ドラフト率が12.6%で尻抜け不良が生じる
範囲を示す。従つて、本条件のもとでは、プラグ
先端ドラフト率は2.8%以上であつてしかも可及
的に小さい範囲が望ましいといえる。 〔目的〕 本発明はかかる知見に基づきなされたものであ
つて、その目的とするところはプラグ先端ドラフ
ト率を予め定めた目標値に維持すべく傾斜ロール
開度、プラグリード、更にはガイド部材開度を調
節することによつて、素管内面疵を低減し、且つ
ミスロールのない安定した穿孔圧延を行い得るよ
うにした傾斜ロール穿孔機の穿孔圧延方法を提供
するにある。 〔構成〕 本発明に係る傾斜ロール穿孔機の穿孔圧延方法
は、穿孔圧延された素管の寸法実績、穿孔圧延す
べきビレツト重量及び素管目標寸法に基づいて、
穿孔圧延すべきビレツトのための傾斜ロール開度
及びプラグリードを含む穿孔圧延条件を算出し、
該算出値、穿孔圧延すべきビレツト重量、及び穿
孔圧延に用いるプラグ、マンドレルバーの温度を
考慮した長さ寸法に基づきドラフト率を算出し、
該ドラフト率算出値と予め定めたドラフト率目標
値とに基づいてドラフト率算出値をドラフト率目
標値に一致させると共に、前記素管目標寸法に変
動を与えることのない傾斜ロール開度修正値
ΔRg及びプラグリード修正値ΔLdを夫々下式に
従つて求め、これを実現すべく傾斜ロール開度、
プラグリードを設定制御することを特徴とする。 ΔRg=−k1・r0・Δx1/50 ΔLd=−k2・r0・(Δx0−Δx1)/100tanθ1 但し k1、k2:補正係数 r0:ビレツト半径 Δx0:ドラフト率修正量 Δx1:傾斜ロール開度によるドラフト率修正割合 θ1:プラグ先端部と対応する傾斜ロール周面のパ
スセンタに対応する角度 本発明に係る他の傾斜ロール穿孔機の穿孔圧延
方法は穿孔圧延された素管の寸法実績、穿孔圧延
すべきビレツト重量及び素管目標寸法に基づいて
穿孔圧延すべきビレツトのための傾斜ロール開
度、プラグリード及びガイド部材開度を含む穿孔
圧延条件を算出し、該算出値、穿孔圧延すべきビ
レツト重量及び穿孔圧延に用いるプラグ、マンド
レルバーの温度を考慮した長さ寸法に基づきドラ
フト率を算出し、該ドラフト率算出値と予め定め
たドラフト率目標値とに基づいてドラフト率算出
値をドラフト率目標値に一致させると共に、前記
素管目標寸法に変動を与えることのない傾斜ロー
ル開度修正値ΔRg、プラグリード修正値ΔLd及
びガイド部材開度修正値ΔGdを夫々下式に従つ
て求め、これを実現すべく傾斜ロール開度、プラ
グリード及びガイド部材開度を設定制御すること
を特徴とする。 ΔRg=−k1・r0・Δx1/50 ΔLd=−k2・r0・(Δx0−Δx1)/100tanθ1 ΔGd=k3・ΔRg+k4・ΔLd 但しk3、k4:補正係数 〔実施例〕 以下本発明方法を図面に基づき具体的に説明す
る。第1図イ,ロ,ハは所謂交叉型傾斜ロール穿
孔機による穿孔圧延工程を示す模式図であり第1
図イは平面図、ロは側面図、ハはイ図A−A線に
よる断面図であり、図中1l,1rはコーン形傾
斜ロール、2はプラグ、3はマンドレルバー、4
はビレツト、5は素管、6はガイド部材たるデイ
スクガイドロールを示している。傾斜ロール1
l,1rは中間部にゴージ部1aを備え、その一
側は端末側に向かうに従つてその直径を縮小され
た円錐台形をなす入口面1b、他側は端末側に向
かうに従つてその直径を拡大された円錐台形をな
す出口面1cを備えており(傾斜ロール1l,1
rは所謂バレル形ロールであつてもよい。)、ビレ
ツト4のパスセンタラインX−X線両側に夫々パ
スセンタラインX−X線に対し、夫々所定の傾斜
角β、交叉角γで傾斜せしめて配設され、この傾
斜ロール1l,1rとデイスクガイドロール6,
6とは図示しない駆動部にて矢符方向に各別に回
転駆動せしめられるようになつている。 プラグ2はマンドレルバー3の先端部に装着さ
れて前記両傾斜ロール1l,1r間であつて、且
つパスセンタラインX−X線に沿うよう配置さ
れ、マンドレルバー3の基端に設けた移動調節装
置3aにてパスセンタラインX−X線に沿うよう
前、後に移動調節し得るようになつている。ビレ
ツト4は加熱された白抜矢符方向から穿孔機に送
られ、両傾斜ロール1l,1r間に噛み込まれ、
軸心線回りに回転されつつ軸長方向に移動され
る、所謂螺進移動され、その軸心線に沿つてプラ
グ2が貫入せしめられ、素管5に穿孔圧延される
こととなる。 ところで上記した如き素管5の製造過程におい
て素管5に内面疵を生じさせず、またミスロール
を生じさせないためには既述した如くドラフト率
を一定、しかも噛み込み不良を生じない範囲で可
及的に小さい値に維持する必要があり、その条件
として前記(1)式からr1/r0を一定とすればよいこ
ととなる。即ち、第2図は第1図に示す交叉型傾
斜ロール圧延機による場合のパスセンタラインX
−X線上の任意の点から傾斜ロール周面までの最
短距離をとつて描いた傾斜ロール形状 (実際には曲線となるが説明を簡略化すべく直
線で示す)と、ビレツト、素管およびプラグとの
穿孔圧延時における位置関係を示す図であり、同
図においていまビレツト半径r0が一定の場合、結
局r1を一定とすればよいが、このr1は傾斜ロール
1l,1rのゴージ部1a間の寸法である傾斜ロ
ール開度Rg、ゴージ部1a,1aを結ぶ線から
プラグ2の先端B点までの寸法であるプラグリー
ドLd、デイスクガイドロールの溝底寸法である
ガイド部材開度Gd、その他傾斜ロール1l,1
rの交叉角γ、傾斜角β等(第1図参照)によつ
て調節される。 いま目標とするドラフト率をDfoとし、次のビ
レツトに対する穿孔機の設定条件に基づいて算出
したドラフト率をDfとすると修正すべきドラフ
ト率ΔDfは下記(2)式で与えられる。 ΔDf=Df0−Df ……(2) いまビレツト4の半径r0を一定としてドラフト
率が目標値であるときのプラグ2の先端と傾斜ロ
ール1l,1r周面との最短距離r1は下記(3)式
で、また同じく算出ドラフト率Dfであるときの
最短距離r1′は下記(4)式で夫々与えられる。 r1=r0−r0・Df0/100 ……(3) r1′=r0−r0・Df/100 ……(4) そこで上記r1′をr1に一致せしめてドラフト率を
目標値に一致せしめるに際し、これを傾斜ロール
開度Rgの調節のみによつて制御しようとする場
合の開度修正量ΔRgは下記(5)式で与えられる。 ΔRg=k1(r1−r1′) =−k1・r0・ΔDf/50 ……(5) 但し、k1:補正係数(0.8〜1.2) 即ちΔDf>0のときは傾斜ロール開度をΔRgだ
け小さくし、またΔDf<0のときは傾斜ロール開
度をΔRgだけ大きくすればよいこととなる。 次に(2)式で示したドラフト率の修正量ΔDfをプ
ラグリードの調節のみによつて制御しようとする
場合のプラグリード修正量ΔLdは下記(6)式で与え
られる。 ΔLd=k2・(r1−r1′)/tanθ1 =−k2・r0・ΔDf/100・tanθ1 ……(6) 但し、 k2:補正係数(0.8〜1.2) θ1:第2図におけるプラグ2の先端部B点と対応
する傾斜ロール周面のパスセンタラインX−X
線に対する角度 (θ1≒tan-1r1−Rg/2/Ld) θ2:第2図におけるプラグ2のリーリング部始点
Cと対応する傾斜ロール周面のパスセンタライ
ンX−X線に対する角度 (θ≒tan-1r2−Rg/2/S) 即ち、ΔLd>0のときはプラグ2を傾斜ロール
1l,1rの出側へ、またΔLd<0のときはプラ
グ2を傾斜ロール1l,1rの入側へ夫々ΔLdだ
け移動させればよいこととなる。 従つて、上記(5)、(6)式から傾斜ロール開度ある
いはプラグリードのいずれによつても夫々ドラフ
ト率を目標ドラフト率に一致するよう制御するこ
とは可能ではある。しかし例えば傾斜ロール開度
のみで制御を行う場合についてみると、次のビレ
ツトに対する算出ドラフト率Dfが目標ドラフト
率Dfoよりも大きい時、即ち(2)式においてΔDf<
0となるときは既述した如く傾斜ロール開度は(5)
式で与えられるΔRgだけ開く方向に修正される
こととなる。従つて素管の肉厚はプラグ2のリン
グ部始点Cと傾斜ロール表面との間隙で決るもの
とすると目標肉厚値よりも厚肉に形成されること
となる。 同様にプラグリードのみで制御を行う場合につ
いてみると、同じ条件の場合、即ちΔDf<0とな
るときはプラグ2をΔLdだけ入側に移動するよう
修正される。従つて素管の肉厚は上記の場合とは
逆に薄肉に形成されることとなる。 そこで傾斜ロール開度RgとプラグリードLdと
の調節は夫々素管の肉厚を前者は厚肉に、また後
者は薄肉に形成するから、両者の調節量で夫々ド
ラフト率修正量を一定の配分によつて行うことと
すれば肉厚の変化は相殺されて素管肉厚に何らの
影響を与えることなくドラフト率を一定に維持し
得ることとなる。そこで上記した傾斜ロール開度
と、プラグリードの調節量の分担比率を決定す
る。 即ち、いまプラグリードLdをΔLdだけ調節し
たときの素管の肉厚変化をΔt1とし、また傾斜ロ
ール開度をΔRgだけ変化させたときの素管の肉
厚変化をΔt2とすると、これらは夫々下記(7)、(8)
式の如く表わせる。 Δt1=−k3・ΔLd・tanθ2 ……(7) Δt2=k4・ΔRg/2 ……(8) 但し、 k3:補正係数(k3≒1) k4:補正係数(k4≒1) 従つてプラグリード、傾斜ロール開度を夫々
ΔLd、ΔRgだけ変化させたときの素管肉厚変化
が零となる条件は(7)、(8)式から下記(9)式の如く与
えられる。 Δt1+Δt2≒ΔRg/2−ΔLdtanθ=0 ……(9) いまドラフト率修正量をΔx0(%)とし、その
うち傾斜ロール開度により修正する割合をΔx1
(%)とすると、各プラグリード及び傾斜ロール
開度の修正量ΔLd、ΔRgは(5)、(6)式より夫々下
記(10)、(11)式で与えられる。 ΔLd=−k2・r0・(Δx0−Δx1)/100tanθ1……(
10) ΔRg=−k1・r0・Δx1/50 ……(11) (10)、(11)式を前記(9)式に代入すると傾斜ロー
ル開度によるドラフト率修正分Δx1は下記(12)
式で表わされる。 Δx1=k2・m/k1+k2・m・Δx0 ……(12) 但し、m=tanθ2/tanθ1 (10)、(11)、(12)式より傾斜ロール開度及びプ
ラグリードの修正を行なえば素管肉厚を変動させ
ることなく内面疵の発生を防止し、しかも安定し
た穿孔圧延を行い得ることとなる。 なお穿孔機のミルスプリングΔMgが無視出来
ない程度の大きさであるときはすでに穿孔圧延を
施した前のビレツトに対する圧延荷重の測定結
果、ビレツト温度変形抵抗等に基づき次に穿孔圧
延すべきビレツトに対する圧延荷重を予測し、ミ
ルスプリングΔMgを算出して傾斜ロール開度
ΔRg′を下記に従つて補正する。 ΔRg′=ΔRg−ΔMg ……(13) また前記(10)、(11)式より求めた値により穿孔
圧延条件の設定を行つた結果、ビレツトの肉厚寸
法に変化を及ぼすときは(10)、(11)式のk1、k2の
係数を補正する。この補正はビレツト重量、スケ
ールロス、穿孔機の外径、伸し長さを測定するこ
とによつて計算する。 更に傾斜ロール開度、プラグリードの修正が素
管の外径に変動を及ぼすときはガイド部材たるデ
イスクガイドロール開度の調節によつて対応す
る。即ちデイスクガイドロール開度の修正量を下
記(14)式で演算する。 ΔGd=k3・ΔRg+k4・ΔLd ……(14) 但し、 k3、k4:穿孔段取り、鋼種によつて決る係数(素
管の外径測定結果に従つて補正される。) 上述の如くに求めたΔRg、ΔLd、ΔGdを次の
ビレツトに対する穿孔圧延条件に対する修正量と
してフイードフオワードし、次の穿孔圧延条件を
修正する。これによつて工具毎、若しくはビレツ
ト毎に傾斜ロール開度及びリードが変化しても、
ドラフト率を一定に維持出来ることとなり、噛込
み不良尻抜け不良等のミスロールは勿論、素管内
面疵の発生も低減出来ることとなる。 次に本発明方法を実施するための具体的な装置
について説明する。 第3図は本発明方法を実施する装置のブロツク
図であり、図中21は素管5の外径計、22は同
じく長さ計、23はプラグ2の長さ計、24はマ
ンドレルバー温度計、25は演算制御部を示して
いる。演算制御部25は外径計21、長さ計22
から既に穿孔圧延された素管5についての外径、
長さを読み込み、当該素管5について定められて
いる外径及び伸し長さの目標値と比較し、目標値
に一致させるための傾斜ロール開度、プラグリー
ドの補正量を求めると共に、次に穿孔圧延すべき
ビレツトの直径、並びに実貫重量を設定器26か
ら、また当該ビレツトから得るべき素管の外径、
伸し長さについての目標値を素管目標値設定器2
7から読み込み、更に長さ計23、温度計24か
ら次の穿孔圧延に使用する工具であるプラグ2の
長さ及びマンドレルバー3の温度を求めてプラグ
2とマンドレルバー3とを組み合せた状態での工
具全体としての長さを算出してプラグリードの補
正量を算出し、これら補正量を考慮して次の穿孔
圧延のための傾斜ロール開度プラグリードを含む
穿孔圧延条件を演算する。そしてこの演算値に基
づいて次のビレツトに対するプラグ先端ドラフト
率を(1)式に従つて演算する。この演算値Dfを目
標値設定器27から入力されるドラフト率目標値
Df0と比較し、ドラフト率目標値Df0に一致させ
ると共に素管の目標寸法(例えば肉厚)に影響を
与えない範囲内で傾斜ロール開度、プラグリード
修正量を(12)、(13)、(14)式に従つて演算し、
またこれに加えてガイド部材開度修正量を(14)
式に従つて演算する。これら各修正量は記憶部2
8に格納すると共に、各自動位置決め装置29,
30,31に夫々に相応する制御信号を出力し、
傾斜ロール開度プラグリード、更にはガイド部材
開度を設定する。なお素管を目標値に仕上げるべ
く寸法制御を行つている場合はこの目標値を達成
するよう、既に穿孔圧延を終了したビレツトに対
し設定された穿孔圧延条件を修正した後、更に上
記した各傾斜ロール開度、プラグリード、ガイド
部材開度に対する再修正を施す。 またプラグとマンドレルバーとを組合せた工具
を順次循環使用するバーサーキユレーシヨン方式
の穿孔機においては穿孔圧延に際してはその組合
せ工具毎に記憶部28に記憶してある傾斜ロール
開度、プラグリード、ガイド部材開度の値を呼び
だし、今回使用する工具寸法、ロール条件にもと
づいて再修正する。この再修正した傾斜ロール開
度、プラグリード、ガイド部材開度を今回圧延の
設定値として各自動位置決め装置29,30,3
1に出力する。また同時に上記の各修正値は再び
各組合せ工具毎に記憶部28に記憶格納してお
く。 そして、次回に再び同じ組合せの工具を使用す
る際にはその工具についての記憶データを呼び出
し、算出した修正量を加味して設定値として出力
すると同時に記憶部に格納する。これを順次反復
してゆく。 次に本発明方法についての試験結果について説
明する。プラグ、マンドレルを組合せて循環使用
する傾斜ロール穿孔機を用いて材質2 1/4Cr−
1.0Mo鋼、外径187mmのビレツト1000本を外径192
mm、肉厚16.62mmの素管に穿孔圧延し、素管内面
のかぶれ疵の発生率を調べた。なお穿孔比は3.0、
傾斜ロールの傾斜角:12°、傾斜ロールの交叉
角:0°とした。結果は表1に示すとおりである。 なお参照のため従来方法についても同じ条件で
穿孔圧延を行つた。
孔圧延制御方法に関するものである。 〔従来技術〕 一般に傾斜ロール穿孔機はビレツトを一対のバ
レル形ロールにて軸心線回りに回転させつつ軸長
方向に移動させる、所謂螺進移動させて軸心線に
沿つてマンドレルに支持されたプラグを貫入せし
めて穿孔を施し、素管を得るよう構成されてい
る。ところで上述の如くして製造される素管の肉
厚、外径、伸し長さ等の寸法は傾斜ロール開度、
ガイド開き、プラグリード等の調節によつて行わ
れるが、これらの調節は従来次のようにして行つ
ていた。即ち、穿孔機出側で素管の外径、伸し長
さを測定し、予め定めた数式モデルを用いて目標
伸し長さが得られるよう傾斜ロール開度、プラグ
リード、ガイド部材開度の各修正量を算出し、こ
の各算出値が予め定めた適性調節域相関図に基づ
き適性領域内である場合のときのみ所要の制御信
号を出力し、次のビレツトに対する穿孔圧延条件
の設定を行つている(特開昭57−115907号)。 しかしこのような制御はプラグ、マンドレルバ
ーの長さが一定であることを前提としているが、
実際には温度変化によつて変化する外、プラグと
マンドレルバーとを組み合せたものを一組として
これを複数組用意し、逐次循環使用する所謂バー
サーキユレーシヨン方式の傾斜ロール穿孔機の場
合には各組のプラグ、マンドレルバーに寸法上の
ばらつきがあるためドラフト率が大、小変化す
る。ドラフト率が大きくなるとビレツトの回転鍛
造効果が大きくなつて素管内面に穿孔疵が発生し
易く、またドラフト率が小さくなるとビレツトに
対する噛み込み不良が生じ、ミスロールの原因と
なる等の問題が生ずる。 なお上記ドラフト率はビレツト半径r0に対する
これとプラグ先端におけるパス中心から傾斜ロー
ル周面までの幾何学的最短距離r1との差(r0−r1)
の比率であつて下記(1)式で与えられる。 r0−r1/r0×100(%) ……(1) 本発明者等はプラグ先端ドラフト率と内面疵の
平均発生個数との関係につき実験研究を行つた結
果、次のような事実を知見した。 即ち、第4図は0.5%炭素鋼であつて内面疵の
発生が生じ易いセンタポロシテイのある直径282
mmの連続鋳造鋳片の中心部より直径70mm、長さ
300mmのビレツトを切削加工して得、これを1230
℃に加熱した後ロール傾斜角を10°に設定した所
謂傾斜ロール穿孔機を用い、直径52mmあるいは54
mmのプラグを使用して拡管率0〜4%、穿孔比
2.4〜2.6にて傾斜ロール開度とプラグリードを変
化させてプラグ先端ドラフト率を3〜12%の範囲
に変化させて穿孔圧延して得た素管各20本につい
てその内面をダイチエツク(カラーチエツク)に
より目視観察し、長さ1〜2mm程度の疵の数を計
数した結果を示すグラフであり、横軸にプラグ先
端ドラフト率(%)を、また縦軸に内面疵の平均
個数をとつて示してある。このグラフから明らか
な如く、ドラフト率が大きくなると素管の内面疵
の数が増大する傾向があり、従つてドラフト率は
これを他に支障を生じない範囲で可及的に小さく
するのが望ましいことが解る。 なおグラフ中斜線aで示す領域はプラグ先端ド
ラフト率が2.8%以下であつて、かみ込み不良が
生じる範囲を示し、また斜線bで示す領域はプラ
グ先端ドラフト率が12.6%で尻抜け不良が生じる
範囲を示す。従つて、本条件のもとでは、プラグ
先端ドラフト率は2.8%以上であつてしかも可及
的に小さい範囲が望ましいといえる。 〔目的〕 本発明はかかる知見に基づきなされたものであ
つて、その目的とするところはプラグ先端ドラフ
ト率を予め定めた目標値に維持すべく傾斜ロール
開度、プラグリード、更にはガイド部材開度を調
節することによつて、素管内面疵を低減し、且つ
ミスロールのない安定した穿孔圧延を行い得るよ
うにした傾斜ロール穿孔機の穿孔圧延方法を提供
するにある。 〔構成〕 本発明に係る傾斜ロール穿孔機の穿孔圧延方法
は、穿孔圧延された素管の寸法実績、穿孔圧延す
べきビレツト重量及び素管目標寸法に基づいて、
穿孔圧延すべきビレツトのための傾斜ロール開度
及びプラグリードを含む穿孔圧延条件を算出し、
該算出値、穿孔圧延すべきビレツト重量、及び穿
孔圧延に用いるプラグ、マンドレルバーの温度を
考慮した長さ寸法に基づきドラフト率を算出し、
該ドラフト率算出値と予め定めたドラフト率目標
値とに基づいてドラフト率算出値をドラフト率目
標値に一致させると共に、前記素管目標寸法に変
動を与えることのない傾斜ロール開度修正値
ΔRg及びプラグリード修正値ΔLdを夫々下式に
従つて求め、これを実現すべく傾斜ロール開度、
プラグリードを設定制御することを特徴とする。 ΔRg=−k1・r0・Δx1/50 ΔLd=−k2・r0・(Δx0−Δx1)/100tanθ1 但し k1、k2:補正係数 r0:ビレツト半径 Δx0:ドラフト率修正量 Δx1:傾斜ロール開度によるドラフト率修正割合 θ1:プラグ先端部と対応する傾斜ロール周面のパ
スセンタに対応する角度 本発明に係る他の傾斜ロール穿孔機の穿孔圧延
方法は穿孔圧延された素管の寸法実績、穿孔圧延
すべきビレツト重量及び素管目標寸法に基づいて
穿孔圧延すべきビレツトのための傾斜ロール開
度、プラグリード及びガイド部材開度を含む穿孔
圧延条件を算出し、該算出値、穿孔圧延すべきビ
レツト重量及び穿孔圧延に用いるプラグ、マンド
レルバーの温度を考慮した長さ寸法に基づきドラ
フト率を算出し、該ドラフト率算出値と予め定め
たドラフト率目標値とに基づいてドラフト率算出
値をドラフト率目標値に一致させると共に、前記
素管目標寸法に変動を与えることのない傾斜ロー
ル開度修正値ΔRg、プラグリード修正値ΔLd及
びガイド部材開度修正値ΔGdを夫々下式に従つ
て求め、これを実現すべく傾斜ロール開度、プラ
グリード及びガイド部材開度を設定制御すること
を特徴とする。 ΔRg=−k1・r0・Δx1/50 ΔLd=−k2・r0・(Δx0−Δx1)/100tanθ1 ΔGd=k3・ΔRg+k4・ΔLd 但しk3、k4:補正係数 〔実施例〕 以下本発明方法を図面に基づき具体的に説明す
る。第1図イ,ロ,ハは所謂交叉型傾斜ロール穿
孔機による穿孔圧延工程を示す模式図であり第1
図イは平面図、ロは側面図、ハはイ図A−A線に
よる断面図であり、図中1l,1rはコーン形傾
斜ロール、2はプラグ、3はマンドレルバー、4
はビレツト、5は素管、6はガイド部材たるデイ
スクガイドロールを示している。傾斜ロール1
l,1rは中間部にゴージ部1aを備え、その一
側は端末側に向かうに従つてその直径を縮小され
た円錐台形をなす入口面1b、他側は端末側に向
かうに従つてその直径を拡大された円錐台形をな
す出口面1cを備えており(傾斜ロール1l,1
rは所謂バレル形ロールであつてもよい。)、ビレ
ツト4のパスセンタラインX−X線両側に夫々パ
スセンタラインX−X線に対し、夫々所定の傾斜
角β、交叉角γで傾斜せしめて配設され、この傾
斜ロール1l,1rとデイスクガイドロール6,
6とは図示しない駆動部にて矢符方向に各別に回
転駆動せしめられるようになつている。 プラグ2はマンドレルバー3の先端部に装着さ
れて前記両傾斜ロール1l,1r間であつて、且
つパスセンタラインX−X線に沿うよう配置さ
れ、マンドレルバー3の基端に設けた移動調節装
置3aにてパスセンタラインX−X線に沿うよう
前、後に移動調節し得るようになつている。ビレ
ツト4は加熱された白抜矢符方向から穿孔機に送
られ、両傾斜ロール1l,1r間に噛み込まれ、
軸心線回りに回転されつつ軸長方向に移動され
る、所謂螺進移動され、その軸心線に沿つてプラ
グ2が貫入せしめられ、素管5に穿孔圧延される
こととなる。 ところで上記した如き素管5の製造過程におい
て素管5に内面疵を生じさせず、またミスロール
を生じさせないためには既述した如くドラフト率
を一定、しかも噛み込み不良を生じない範囲で可
及的に小さい値に維持する必要があり、その条件
として前記(1)式からr1/r0を一定とすればよいこ
ととなる。即ち、第2図は第1図に示す交叉型傾
斜ロール圧延機による場合のパスセンタラインX
−X線上の任意の点から傾斜ロール周面までの最
短距離をとつて描いた傾斜ロール形状 (実際には曲線となるが説明を簡略化すべく直
線で示す)と、ビレツト、素管およびプラグとの
穿孔圧延時における位置関係を示す図であり、同
図においていまビレツト半径r0が一定の場合、結
局r1を一定とすればよいが、このr1は傾斜ロール
1l,1rのゴージ部1a間の寸法である傾斜ロ
ール開度Rg、ゴージ部1a,1aを結ぶ線から
プラグ2の先端B点までの寸法であるプラグリー
ドLd、デイスクガイドロールの溝底寸法である
ガイド部材開度Gd、その他傾斜ロール1l,1
rの交叉角γ、傾斜角β等(第1図参照)によつ
て調節される。 いま目標とするドラフト率をDfoとし、次のビ
レツトに対する穿孔機の設定条件に基づいて算出
したドラフト率をDfとすると修正すべきドラフ
ト率ΔDfは下記(2)式で与えられる。 ΔDf=Df0−Df ……(2) いまビレツト4の半径r0を一定としてドラフト
率が目標値であるときのプラグ2の先端と傾斜ロ
ール1l,1r周面との最短距離r1は下記(3)式
で、また同じく算出ドラフト率Dfであるときの
最短距離r1′は下記(4)式で夫々与えられる。 r1=r0−r0・Df0/100 ……(3) r1′=r0−r0・Df/100 ……(4) そこで上記r1′をr1に一致せしめてドラフト率を
目標値に一致せしめるに際し、これを傾斜ロール
開度Rgの調節のみによつて制御しようとする場
合の開度修正量ΔRgは下記(5)式で与えられる。 ΔRg=k1(r1−r1′) =−k1・r0・ΔDf/50 ……(5) 但し、k1:補正係数(0.8〜1.2) 即ちΔDf>0のときは傾斜ロール開度をΔRgだ
け小さくし、またΔDf<0のときは傾斜ロール開
度をΔRgだけ大きくすればよいこととなる。 次に(2)式で示したドラフト率の修正量ΔDfをプ
ラグリードの調節のみによつて制御しようとする
場合のプラグリード修正量ΔLdは下記(6)式で与え
られる。 ΔLd=k2・(r1−r1′)/tanθ1 =−k2・r0・ΔDf/100・tanθ1 ……(6) 但し、 k2:補正係数(0.8〜1.2) θ1:第2図におけるプラグ2の先端部B点と対応
する傾斜ロール周面のパスセンタラインX−X
線に対する角度 (θ1≒tan-1r1−Rg/2/Ld) θ2:第2図におけるプラグ2のリーリング部始点
Cと対応する傾斜ロール周面のパスセンタライ
ンX−X線に対する角度 (θ≒tan-1r2−Rg/2/S) 即ち、ΔLd>0のときはプラグ2を傾斜ロール
1l,1rの出側へ、またΔLd<0のときはプラ
グ2を傾斜ロール1l,1rの入側へ夫々ΔLdだ
け移動させればよいこととなる。 従つて、上記(5)、(6)式から傾斜ロール開度ある
いはプラグリードのいずれによつても夫々ドラフ
ト率を目標ドラフト率に一致するよう制御するこ
とは可能ではある。しかし例えば傾斜ロール開度
のみで制御を行う場合についてみると、次のビレ
ツトに対する算出ドラフト率Dfが目標ドラフト
率Dfoよりも大きい時、即ち(2)式においてΔDf<
0となるときは既述した如く傾斜ロール開度は(5)
式で与えられるΔRgだけ開く方向に修正される
こととなる。従つて素管の肉厚はプラグ2のリン
グ部始点Cと傾斜ロール表面との間隙で決るもの
とすると目標肉厚値よりも厚肉に形成されること
となる。 同様にプラグリードのみで制御を行う場合につ
いてみると、同じ条件の場合、即ちΔDf<0とな
るときはプラグ2をΔLdだけ入側に移動するよう
修正される。従つて素管の肉厚は上記の場合とは
逆に薄肉に形成されることとなる。 そこで傾斜ロール開度RgとプラグリードLdと
の調節は夫々素管の肉厚を前者は厚肉に、また後
者は薄肉に形成するから、両者の調節量で夫々ド
ラフト率修正量を一定の配分によつて行うことと
すれば肉厚の変化は相殺されて素管肉厚に何らの
影響を与えることなくドラフト率を一定に維持し
得ることとなる。そこで上記した傾斜ロール開度
と、プラグリードの調節量の分担比率を決定す
る。 即ち、いまプラグリードLdをΔLdだけ調節し
たときの素管の肉厚変化をΔt1とし、また傾斜ロ
ール開度をΔRgだけ変化させたときの素管の肉
厚変化をΔt2とすると、これらは夫々下記(7)、(8)
式の如く表わせる。 Δt1=−k3・ΔLd・tanθ2 ……(7) Δt2=k4・ΔRg/2 ……(8) 但し、 k3:補正係数(k3≒1) k4:補正係数(k4≒1) 従つてプラグリード、傾斜ロール開度を夫々
ΔLd、ΔRgだけ変化させたときの素管肉厚変化
が零となる条件は(7)、(8)式から下記(9)式の如く与
えられる。 Δt1+Δt2≒ΔRg/2−ΔLdtanθ=0 ……(9) いまドラフト率修正量をΔx0(%)とし、その
うち傾斜ロール開度により修正する割合をΔx1
(%)とすると、各プラグリード及び傾斜ロール
開度の修正量ΔLd、ΔRgは(5)、(6)式より夫々下
記(10)、(11)式で与えられる。 ΔLd=−k2・r0・(Δx0−Δx1)/100tanθ1……(
10) ΔRg=−k1・r0・Δx1/50 ……(11) (10)、(11)式を前記(9)式に代入すると傾斜ロー
ル開度によるドラフト率修正分Δx1は下記(12)
式で表わされる。 Δx1=k2・m/k1+k2・m・Δx0 ……(12) 但し、m=tanθ2/tanθ1 (10)、(11)、(12)式より傾斜ロール開度及びプ
ラグリードの修正を行なえば素管肉厚を変動させ
ることなく内面疵の発生を防止し、しかも安定し
た穿孔圧延を行い得ることとなる。 なお穿孔機のミルスプリングΔMgが無視出来
ない程度の大きさであるときはすでに穿孔圧延を
施した前のビレツトに対する圧延荷重の測定結
果、ビレツト温度変形抵抗等に基づき次に穿孔圧
延すべきビレツトに対する圧延荷重を予測し、ミ
ルスプリングΔMgを算出して傾斜ロール開度
ΔRg′を下記に従つて補正する。 ΔRg′=ΔRg−ΔMg ……(13) また前記(10)、(11)式より求めた値により穿孔
圧延条件の設定を行つた結果、ビレツトの肉厚寸
法に変化を及ぼすときは(10)、(11)式のk1、k2の
係数を補正する。この補正はビレツト重量、スケ
ールロス、穿孔機の外径、伸し長さを測定するこ
とによつて計算する。 更に傾斜ロール開度、プラグリードの修正が素
管の外径に変動を及ぼすときはガイド部材たるデ
イスクガイドロール開度の調節によつて対応す
る。即ちデイスクガイドロール開度の修正量を下
記(14)式で演算する。 ΔGd=k3・ΔRg+k4・ΔLd ……(14) 但し、 k3、k4:穿孔段取り、鋼種によつて決る係数(素
管の外径測定結果に従つて補正される。) 上述の如くに求めたΔRg、ΔLd、ΔGdを次の
ビレツトに対する穿孔圧延条件に対する修正量と
してフイードフオワードし、次の穿孔圧延条件を
修正する。これによつて工具毎、若しくはビレツ
ト毎に傾斜ロール開度及びリードが変化しても、
ドラフト率を一定に維持出来ることとなり、噛込
み不良尻抜け不良等のミスロールは勿論、素管内
面疵の発生も低減出来ることとなる。 次に本発明方法を実施するための具体的な装置
について説明する。 第3図は本発明方法を実施する装置のブロツク
図であり、図中21は素管5の外径計、22は同
じく長さ計、23はプラグ2の長さ計、24はマ
ンドレルバー温度計、25は演算制御部を示して
いる。演算制御部25は外径計21、長さ計22
から既に穿孔圧延された素管5についての外径、
長さを読み込み、当該素管5について定められて
いる外径及び伸し長さの目標値と比較し、目標値
に一致させるための傾斜ロール開度、プラグリー
ドの補正量を求めると共に、次に穿孔圧延すべき
ビレツトの直径、並びに実貫重量を設定器26か
ら、また当該ビレツトから得るべき素管の外径、
伸し長さについての目標値を素管目標値設定器2
7から読み込み、更に長さ計23、温度計24か
ら次の穿孔圧延に使用する工具であるプラグ2の
長さ及びマンドレルバー3の温度を求めてプラグ
2とマンドレルバー3とを組み合せた状態での工
具全体としての長さを算出してプラグリードの補
正量を算出し、これら補正量を考慮して次の穿孔
圧延のための傾斜ロール開度プラグリードを含む
穿孔圧延条件を演算する。そしてこの演算値に基
づいて次のビレツトに対するプラグ先端ドラフト
率を(1)式に従つて演算する。この演算値Dfを目
標値設定器27から入力されるドラフト率目標値
Df0と比較し、ドラフト率目標値Df0に一致させ
ると共に素管の目標寸法(例えば肉厚)に影響を
与えない範囲内で傾斜ロール開度、プラグリード
修正量を(12)、(13)、(14)式に従つて演算し、
またこれに加えてガイド部材開度修正量を(14)
式に従つて演算する。これら各修正量は記憶部2
8に格納すると共に、各自動位置決め装置29,
30,31に夫々に相応する制御信号を出力し、
傾斜ロール開度プラグリード、更にはガイド部材
開度を設定する。なお素管を目標値に仕上げるべ
く寸法制御を行つている場合はこの目標値を達成
するよう、既に穿孔圧延を終了したビレツトに対
し設定された穿孔圧延条件を修正した後、更に上
記した各傾斜ロール開度、プラグリード、ガイド
部材開度に対する再修正を施す。 またプラグとマンドレルバーとを組合せた工具
を順次循環使用するバーサーキユレーシヨン方式
の穿孔機においては穿孔圧延に際してはその組合
せ工具毎に記憶部28に記憶してある傾斜ロール
開度、プラグリード、ガイド部材開度の値を呼び
だし、今回使用する工具寸法、ロール条件にもと
づいて再修正する。この再修正した傾斜ロール開
度、プラグリード、ガイド部材開度を今回圧延の
設定値として各自動位置決め装置29,30,3
1に出力する。また同時に上記の各修正値は再び
各組合せ工具毎に記憶部28に記憶格納してお
く。 そして、次回に再び同じ組合せの工具を使用す
る際にはその工具についての記憶データを呼び出
し、算出した修正量を加味して設定値として出力
すると同時に記憶部に格納する。これを順次反復
してゆく。 次に本発明方法についての試験結果について説
明する。プラグ、マンドレルを組合せて循環使用
する傾斜ロール穿孔機を用いて材質2 1/4Cr−
1.0Mo鋼、外径187mmのビレツト1000本を外径192
mm、肉厚16.62mmの素管に穿孔圧延し、素管内面
のかぶれ疵の発生率を調べた。なお穿孔比は3.0、
傾斜ロールの傾斜角:12°、傾斜ロールの交叉
角:0°とした。結果は表1に示すとおりである。 なお参照のため従来方法についても同じ条件で
穿孔圧延を行つた。
以上の如く本発明方法にあつてはプラグ先端の
ドラフト率を管目標寸法を変化させることなく一
定に維持することとしているから、ドラフト率の
変化、特に増大による内面疵の増加を抑制出来、
しかもドラフト率の低下によるビレツトの噛み込
み不良、ドラフト率の上昇による尻抜け不良等の
不都合を解消し得て安定した穿孔圧延を行うこと
が出来、管の寸法精度も向上するなど、管品質の
向上に寄与するところ多大である。
ドラフト率を管目標寸法を変化させることなく一
定に維持することとしているから、ドラフト率の
変化、特に増大による内面疵の増加を抑制出来、
しかもドラフト率の低下によるビレツトの噛み込
み不良、ドラフト率の上昇による尻抜け不良等の
不都合を解消し得て安定した穿孔圧延を行うこと
が出来、管の寸法精度も向上するなど、管品質の
向上に寄与するところ多大である。
第1図イ,ロ,ハは本発明方法の説明図、第2
図はプラグリードの説明図、第3図は本発明方法
の実施をする装置のブロツク図、第4図はドラフ
ト率と内面疵との関係を示すグラフである。 1l,1r……傾斜ロール、2……プラグ、3
……マンドレルバー、4……ビレツト、5……素
管、6……デイスクガイドロール、21……外径
計、22……長さ計、23……長さ計、24……
温度計、25……演算制御部、26,27……設
定器、28……記憶部、29……傾斜ロール開度
設定装置、30……プラグリード設定装置、31
……ガイド部材開度設定装置。
図はプラグリードの説明図、第3図は本発明方法
の実施をする装置のブロツク図、第4図はドラフ
ト率と内面疵との関係を示すグラフである。 1l,1r……傾斜ロール、2……プラグ、3
……マンドレルバー、4……ビレツト、5……素
管、6……デイスクガイドロール、21……外径
計、22……長さ計、23……長さ計、24……
温度計、25……演算制御部、26,27……設
定器、28……記憶部、29……傾斜ロール開度
設定装置、30……プラグリード設定装置、31
……ガイド部材開度設定装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 穿孔圧延された素管の寸法実績、穿孔圧延す
べきビレツト重量及び素管目標寸法に基づいて、
穿孔圧延すべきビレツトのための傾斜ロール開度
及びプラグリードを含む穿孔圧延条件を算出し、
該算出値、穿孔圧延すべきビレツト重量、及び穿
孔圧延に用いるプラグ、マンドレルバーの温度を
考慮した長さ寸法に基づきドラフト率を算出し、
該ドラフト率算出値と予め定めたドラフト率目標
値とに基づいてドラフト率算出値をドラフト率目
標値に一致させると共に、前記素管目標寸法に変
動を与えることのない傾斜ロール開度修正値
ΔRg及びプラグリード修正値ΔLdを夫々下式に
従つて求め、これを実現すべく傾斜ロール開度、
プラグリードを設定制御することを特徴とする傾
斜ロール穿孔機の穿孔圧延方法。 ΔRg=−k1・r0・Δx1/50 ΔLd=−k2・r0・(Δx0−Δx1)/100tanθ1 但し k1、k2:補正係数 r0:ビレツト半径 Δx0:ドラフト率修正量 Δx1:傾斜ロール開度によるドラフト率修正割合 θ1:プラグ先端部と対応する傾斜ロール周面のパ
スセンタに対応する角度 2 穿孔圧延された素管の寸法実績、穿孔圧延す
べきビレツト重量及び素管目標寸法に基づいて穿
孔圧延すべきビレツトのための傾斜ロール開度、
プラグリード及びガイド部材開度を含む穿孔圧延
条件を算出し、該算出値、穿孔圧延すべきビレツ
ト重量及び穿孔圧延に用いるプラグ、マンドレル
バーの温度を考慮した長さ寸法に基づきドラフト
率を算出し、該ドラフト率算出値と予め定めたド
ラフト率目標値とに基づいてドラフト率算出値を
ドラフト率目標値に一致させると共に、前記素管
目標寸法に変動を与えることのない傾斜ロール開
度修正値ΔRg、プラグリード修正値ΔLd及びガ
イド部材開度修正値ΔGdを夫々下式に従つて求
め、これを実現すべく傾斜ロール開度、プラグリ
ード及びガイド部材開度を設定制御することを特
徴とする傾斜ロール穿孔機の穿孔圧延方法。 ΔRg=−k1・r0・Δx1/50 ΔLd=−k2・r0・(Δx0−Δx1)/100tanθ1 ΔGd=k3・ΔRg+k4・ΔLd 但しk3、k4:補正係数
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59124069A JPS613605A (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | 傾斜ロ−ル穿孔機の穿孔圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59124069A JPS613605A (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | 傾斜ロ−ル穿孔機の穿孔圧延方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS613605A JPS613605A (ja) | 1986-01-09 |
| JPH0342123B2 true JPH0342123B2 (ja) | 1991-06-26 |
Family
ID=14876172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59124069A Granted JPS613605A (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | 傾斜ロ−ル穿孔機の穿孔圧延方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS613605A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63300802A (ja) * | 1987-05-29 | 1988-12-08 | Yamazaki Mazak Corp | 対向スピンドル旋盤 |
| JPH04360701A (ja) * | 1991-08-13 | 1992-12-14 | Yamazaki Mazak Corp | 対向スピンドル旋盤 |
| JP3367332B2 (ja) * | 1996-05-15 | 2003-01-14 | 日本鋼管株式会社 | 難加工性継目無鋼管の製造方法 |
| CN100464882C (zh) | 2003-05-21 | 2009-03-04 | 住友金属工业株式会社 | 无缝管的制造方法 |
| EP2008733B1 (en) | 2006-03-28 | 2013-11-06 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Process for producing seamless pipe |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5944927B2 (ja) * | 1979-02-09 | 1984-11-02 | 川崎製鉄株式会社 | 傾斜ロ−ル穿孔機の穿孔条件決定方法 |
| JPS6035204B2 (ja) * | 1979-12-10 | 1985-08-13 | 川崎製鉄株式会社 | いおう快削鋼の継目無鋼管製造方法 |
| JPS57115907A (en) * | 1981-01-09 | 1982-07-19 | Kawasaki Steel Corp | Method for controlling rolling of inclined roll piercing machine |
| JPS57149012A (en) * | 1981-03-10 | 1982-09-14 | Toshiba Corp | Controlling device for piercing machine |
| JPS58132310A (ja) * | 1982-02-03 | 1983-08-06 | Hitachi Ltd | 圧延機制御装置 |
-
1984
- 1984-06-15 JP JP59124069A patent/JPS613605A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS613605A (ja) | 1986-01-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |