JPH0343860Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0343860Y2 JPH0343860Y2 JP8526985U JP8526985U JPH0343860Y2 JP H0343860 Y2 JPH0343860 Y2 JP H0343860Y2 JP 8526985 U JP8526985 U JP 8526985U JP 8526985 U JP8526985 U JP 8526985U JP H0343860 Y2 JPH0343860 Y2 JP H0343860Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- switching
- differential
- shaft
- output shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 20
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229920002545 silicone oil Polymers 0.000 description 1
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は、二輪駆動及び四輪駆動の相互間の駆
動モードの切換えを可能とした動力伝達装置に関
する。
動モードの切換えを可能とした動力伝達装置に関
する。
<従来の技術>
エンジン動力を前輪と後輪とに伝達する四輪駆
動車は前輪のみ又は後輪のみ駆動する車両に較べ
て泥濘地や雪上等の摩擦係数の小さい路面の走破
性に優れている。しかしながら、前輪への動力伝
達系と後輪への動力伝達系とを直結状態として常
に前後輪に同等な動力を伝達する直結方式の四輪
駆動車にあつては、コーナリングに際して前輪と
後輪との回転差が生じないため操縦性能が低下し
てしまつたり、また、一般道路のように摩擦係数
の大きい路面における高速直進走行に際して、タ
イヤの微妙な径の差により生ずる前輪と後輪との
走行距離差を吸収できず動力伝達系に無用な負荷
を与えてしまうという問題があつた。
動車は前輪のみ又は後輪のみ駆動する車両に較べ
て泥濘地や雪上等の摩擦係数の小さい路面の走破
性に優れている。しかしながら、前輪への動力伝
達系と後輪への動力伝達系とを直結状態として常
に前後輪に同等な動力を伝達する直結方式の四輪
駆動車にあつては、コーナリングに際して前輪と
後輪との回転差が生じないため操縦性能が低下し
てしまつたり、また、一般道路のように摩擦係数
の大きい路面における高速直進走行に際して、タ
イヤの微妙な径の差により生ずる前輪と後輪との
走行距離差を吸収できず動力伝達系に無用な負荷
を与えてしまうという問題があつた。
そこで、前輪への動力伝達系と後輪への動力伝
達系とにエンジン動力を差動ギア機構を介して伝
達する所謂センタデイフアレンシヤル方式の四輪
駆動車が開発されており、必要な場合、差動ギア
機構の作用により自動的に前輪と後輪とに回転差
を与え、上記不具合を解決している。
達系とにエンジン動力を差動ギア機構を介して伝
達する所謂センタデイフアレンシヤル方式の四輪
駆動車が開発されており、必要な場合、差動ギア
機構の作用により自動的に前輪と後輪とに回転差
を与え、上記不具合を解決している。
ところで、エンジンが横置きとなつている場
合、駆動力伝達装置としては、入力軸と、これに
変速機構を介し連結され入力軸と略平行な出力軸
とからなる二軸式のものが多く使用されている。
そして、この横置エンジンの場合、作動ギア機構
には終減速後に遊星ギア付きの差動ギア機構が設
けられている。
合、駆動力伝達装置としては、入力軸と、これに
変速機構を介し連結され入力軸と略平行な出力軸
とからなる二軸式のものが多く使用されている。
そして、この横置エンジンの場合、作動ギア機構
には終減速後に遊星ギア付きの差動ギア機構が設
けられている。
<考案が解決しようとする問題点>
しかしながらセンタデイフアレンシヤル方式の
四輪駆動車は直結方式の四輪駆動車の不具合を解
決できる反面、摩擦係数の小さい路面での走行で
は差動装置の作用により車輪がスリツプし易くな
つてしまうため直結方式のものに較べて走破性能
が劣つてしまうという問題点があつた。また四輪
駆動車では常に全車輪に駆動力が加えられている
ため伝達系における動力損失が大きく前二輪もし
くは後二輪駆動の車に比較すると燃費が悪いとい
う問題点があつた。さらにエンジンが横置きの場
合、終減速後に遊星ギア付差動ギア機が設けられ
ているので装置が大型化すると共に複雑化してし
まう問題点を有していた。
四輪駆動車は直結方式の四輪駆動車の不具合を解
決できる反面、摩擦係数の小さい路面での走行で
は差動装置の作用により車輪がスリツプし易くな
つてしまうため直結方式のものに較べて走破性能
が劣つてしまうという問題点があつた。また四輪
駆動車では常に全車輪に駆動力が加えられている
ため伝達系における動力損失が大きく前二輪もし
くは後二輪駆動の車に比較すると燃費が悪いとい
う問題点があつた。さらにエンジンが横置きの場
合、終減速後に遊星ギア付差動ギア機が設けられ
ているので装置が大型化すると共に複雑化してし
まう問題点を有していた。
<問題点を解決するための手段>
そこで本考案はエンジンのクランク軸に入力軸
を連結し、該入力軸に変速機構を介して略平行に
中間軸を連結し、該中間軸に減速機構を介して略
平行に出力軸を連結し、該出力軸を前後輪間の回
転数を補償する差動ギア機構のデフケースに連結
し、当該デフケース内に設けられたサイドギアの
第一のサイドギアに前輪側もしくは後輪側の回転
軸のいずれか一方を連結し、第二のサイドギアに
は第一の位置と第二の位置に切換可能な切換ギア
を設け、かつ該第二のサイドギアと前記出力軸と
の間に粘性クラツチを当該切換ギアの切換えによ
りこれら両者間に介入自在に設け、前記切換ギア
が第一の位置に設定されると前記前輪側もしくは
後輪側の回転軸の他方が前記第二のサイドギアに
連結すると共に前記差動ギア機構のデフケースと
該第二のサイドギアが粘性クラツチを介して連結
された状態になり、当該切換ギアを第二の設定位
置に設定すると第二のサイドギアと前記他方の回
転軸との連結が解除され、かつ第二のサイドギア
とデフケースとが前記粘性クラツチを介さず直結
状態に連結されることとして上記問題点を解決す
る。
を連結し、該入力軸に変速機構を介して略平行に
中間軸を連結し、該中間軸に減速機構を介して略
平行に出力軸を連結し、該出力軸を前後輪間の回
転数を補償する差動ギア機構のデフケースに連結
し、当該デフケース内に設けられたサイドギアの
第一のサイドギアに前輪側もしくは後輪側の回転
軸のいずれか一方を連結し、第二のサイドギアに
は第一の位置と第二の位置に切換可能な切換ギア
を設け、かつ該第二のサイドギアと前記出力軸と
の間に粘性クラツチを当該切換ギアの切換えによ
りこれら両者間に介入自在に設け、前記切換ギア
が第一の位置に設定されると前記前輪側もしくは
後輪側の回転軸の他方が前記第二のサイドギアに
連結すると共に前記差動ギア機構のデフケースと
該第二のサイドギアが粘性クラツチを介して連結
された状態になり、当該切換ギアを第二の設定位
置に設定すると第二のサイドギアと前記他方の回
転軸との連結が解除され、かつ第二のサイドギア
とデフケースとが前記粘性クラツチを介さず直結
状態に連結されることとして上記問題点を解決す
る。
<作用>
上記手段によれば入力軸と出力軸との間に中間
軸を介装したので変速機構全体のスペースを有効
に使用できるので動力伝達装置を小型化でき、し
かも切換ギアを前述した如く設けたので二輪駆動
及び四輪駆動の相互の変換が可能となり、かつ四
輪駆動走行時には、前後輪の間には粘性クラツチ
が介在し、この粘性クラツチの働きにより、前後
輪の回転差を補償する一方、前後輪のどちらかが
スリツプして相対回転差が大きくなつた場合には
粘性クラツチのクラツチ作用により前後輪を直結
状態にし、走破性を高める。
軸を介装したので変速機構全体のスペースを有効
に使用できるので動力伝達装置を小型化でき、し
かも切換ギアを前述した如く設けたので二輪駆動
及び四輪駆動の相互の変換が可能となり、かつ四
輪駆動走行時には、前後輪の間には粘性クラツチ
が介在し、この粘性クラツチの働きにより、前後
輪の回転差を補償する一方、前後輪のどちらかが
スリツプして相対回転差が大きくなつた場合には
粘性クラツチのクラツチ作用により前後輪を直結
状態にし、走破性を高める。
<実施例>
以下本考案にかかる実施例を図を用いて説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例に係る粘性クラツチ
とセンタデフの断面、第2図は第1図の粘性クラ
ツチ及びセンタデフを組み入れた四輪駆動車の動
力伝達装置の概略構成を示す。
とセンタデフの断面、第2図は第1図の粘性クラ
ツチ及びセンタデフを組み入れた四輪駆動車の動
力伝達装置の概略構成を示す。
第2図において1は動力源としてのエンジンで
あり、このエンジン1のクランク軸2にはクラツ
チ機構3を介して入力軸4がクランク軸2と略一
直線状に連結され、入力軸4には変速機構(スピ
ードギア群)5を介して中間軸6が入力軸4と略
平行に連結されている。中間軸6には減速機構で
ある減速ギア7を介して出力軸8が中間軸6と略
平行に連結され、出力軸8には前輪9と後輪10
との間の回転差を補償する差動ギア機構であるセ
ンタデフ11が設けられている。このセンタデフ
11には前輪9の駆動用の第一車軸17と後輪1
0の駆動用の第二車軸21とがそれぞれ配設され
ており、第一車軸17は終減速ギア19を介して
前車輪9の車軸に設けられたフロントデフ18に
連結し、一方第二車軸21には減速歯車23と噛
合する駆動ギア22が設けられ、減速歯車23は
傘歯歯車を介して車両前後方向に延設されたプロ
ペラシヤフト24と連結し、このプロペラシヤフ
ト24の軸端には後車輪10の車軸に設けられた
リアデフ20が連結している。
あり、このエンジン1のクランク軸2にはクラツ
チ機構3を介して入力軸4がクランク軸2と略一
直線状に連結され、入力軸4には変速機構(スピ
ードギア群)5を介して中間軸6が入力軸4と略
平行に連結されている。中間軸6には減速機構で
ある減速ギア7を介して出力軸8が中間軸6と略
平行に連結され、出力軸8には前輪9と後輪10
との間の回転差を補償する差動ギア機構であるセ
ンタデフ11が設けられている。このセンタデフ
11には前輪9の駆動用の第一車軸17と後輪1
0の駆動用の第二車軸21とがそれぞれ配設され
ており、第一車軸17は終減速ギア19を介して
前車輪9の車軸に設けられたフロントデフ18に
連結し、一方第二車軸21には減速歯車23と噛
合する駆動ギア22が設けられ、減速歯車23は
傘歯歯車を介して車両前後方向に延設されたプロ
ペラシヤフト24と連結し、このプロペラシヤフ
ト24の軸端には後車輪10の車軸に設けられた
リアデフ20が連結している。
次に前記第一車軸17と第二車軸21とが設け
られたセンターデフ11とこのセンターデフ11
に隣接して設けられた粘性クラツチ30について
第1図を用いて説明する。エンジン1で発生した
動力は前述した歯車群により伝達されて減速ギア
7に達する。減速ギア7は出力軸8にそれぞれの
歯車により噛合し、この出力軸8はエンジン1の
本体より延設された支持部材25にベアリング2
6を介して回動自在に支持されている。出力軸8
の一側面にはセンタデフ11のデフケース12が
ボルト27により一体に締結されており、また他
方側には粘性クラツチ30が装備されている。デ
フケース12は内側に空室を有する円筒状で、内
部にはデフピニオン13及びデフピニオン14を
ガイドピン31及びガイドピン32に回動自在に
かつ両者を対向させて有している。さらにデフピ
ニオン13及びデフピニオン14の内側には、デ
フケース12の回転方向直角に前記後車輪10に
連結される第二車軸21が配置されている。前記
前車輪9に連結される第一車軸17は筒状に形成
され、第二車軸21の外周に回動自在に嵌合され
ており、またその軸端には第一サイドギア15が
固着され、この第一サイドギア15は前記ピニオ
ンギア13及びピニオンギア14と噛合してい
る。
られたセンターデフ11とこのセンターデフ11
に隣接して設けられた粘性クラツチ30について
第1図を用いて説明する。エンジン1で発生した
動力は前述した歯車群により伝達されて減速ギア
7に達する。減速ギア7は出力軸8にそれぞれの
歯車により噛合し、この出力軸8はエンジン1の
本体より延設された支持部材25にベアリング2
6を介して回動自在に支持されている。出力軸8
の一側面にはセンタデフ11のデフケース12が
ボルト27により一体に締結されており、また他
方側には粘性クラツチ30が装備されている。デ
フケース12は内側に空室を有する円筒状で、内
部にはデフピニオン13及びデフピニオン14を
ガイドピン31及びガイドピン32に回動自在に
かつ両者を対向させて有している。さらにデフピ
ニオン13及びデフピニオン14の内側には、デ
フケース12の回転方向直角に前記後車輪10に
連結される第二車軸21が配置されている。前記
前車輪9に連結される第一車軸17は筒状に形成
され、第二車軸21の外周に回動自在に嵌合され
ており、またその軸端には第一サイドギア15が
固着され、この第一サイドギア15は前記ピニオ
ンギア13及びピニオンギア14と噛合してい
る。
一方粘性クラツチ30は、外筒29と内筒31
及び側壁により空間を画成させており、この空間
内にシリコン油等粘性油を充填させ、この粘性油
内に外筒29に植設されて内筒31に向うクラツ
チプレート40と内筒31に植設されて外筒29
に向うクラツチプレート41とを交互に配設して
構成されている。粘性クラツチ30の外筒29は
側板28を介して出力軸8の延設部8aに嵌着し
ており、このことにより外筒29と出力軸8とは
一体に回転するよう連結されている。一方内筒3
1には管状の軸体32がスプライン結合等により
嵌合しており、この軸体32のセンターデフ11
側の軸端は前記ピニオンギア13及びピニオンギ
ア14とに噛合する第二サイドギア16に形成さ
れており、かつ他端側には切換ギア33を摺動自
在に支持するギアアダプタ34が固着状態で取り
付けられている。この軸体32の内側には第二車
軸21が貫通しており、軸体32はこの第二車軸
21に対しても又出力軸8に対しても、基本的に
は回動自在となつている。ギアアダプタ34に支
持された切換ギア33はギアアダプタ34と相互
のギア刃が噛み合つた状態で第二車軸21の軸方
向に摺動するギアであつて、その外周部には前記
外筒29の内面に植設された歯車の刃等突起部に
嵌合する凹凸部が形成されている。さらに切換ギ
ア33の移動方向外方には第二車軸21の軸端に
固着された嵌合部材35が設けられ、この嵌合部
材35は切換ギア33に噛合するギア歯を外周に
有している。そして前記切換ギア33には図示し
ないワイヤもしくはレバー等が連結されており、
これらによりギアアダプタ34のギア刃に沿つて
手動又は自動的に摺動するようになつている。
及び側壁により空間を画成させており、この空間
内にシリコン油等粘性油を充填させ、この粘性油
内に外筒29に植設されて内筒31に向うクラツ
チプレート40と内筒31に植設されて外筒29
に向うクラツチプレート41とを交互に配設して
構成されている。粘性クラツチ30の外筒29は
側板28を介して出力軸8の延設部8aに嵌着し
ており、このことにより外筒29と出力軸8とは
一体に回転するよう連結されている。一方内筒3
1には管状の軸体32がスプライン結合等により
嵌合しており、この軸体32のセンターデフ11
側の軸端は前記ピニオンギア13及びピニオンギ
ア14とに噛合する第二サイドギア16に形成さ
れており、かつ他端側には切換ギア33を摺動自
在に支持するギアアダプタ34が固着状態で取り
付けられている。この軸体32の内側には第二車
軸21が貫通しており、軸体32はこの第二車軸
21に対しても又出力軸8に対しても、基本的に
は回動自在となつている。ギアアダプタ34に支
持された切換ギア33はギアアダプタ34と相互
のギア刃が噛み合つた状態で第二車軸21の軸方
向に摺動するギアであつて、その外周部には前記
外筒29の内面に植設された歯車の刃等突起部に
嵌合する凹凸部が形成されている。さらに切換ギ
ア33の移動方向外方には第二車軸21の軸端に
固着された嵌合部材35が設けられ、この嵌合部
材35は切換ギア33に噛合するギア歯を外周に
有している。そして前記切換ギア33には図示し
ないワイヤもしくはレバー等が連結されており、
これらによりギアアダプタ34のギア刃に沿つて
手動又は自動的に摺動するようになつている。
次に上記構成の動力伝達装置の作用を説明す
る。
る。
エンジン1で発生した動力はクランク軸2、ク
ラツチ機構3より入力軸4、変速機構5を経て中
間軸6、減速ギア7を通りセンターデフ11に伝
達されている。センターデフ11ではこの動力を
デフピニオン13等により第一車軸17を介して
前車輪9側へ伝達し、後車輪10側へは軸体32
からギアアダプタ34及び切換ギア33を経て第
二車軸21の嵌合部材35を通して、第二車軸2
1に伝達している。そして第一車軸17からは終
減速ギア19を介してフロントデフ18に回転が
伝えられ前車輪9を回転させ、一方第二車軸21
からは駆動ギア22から減速歯車23を介してプ
ロペラシヤフト24に回転が伝達され、このプロ
ペラシヤフト24により後車輪10がそれぞれ回
転される。そして走行中コーナリング等前車輪9
と後車輪10とに小さな相対回転差が生じた場合
には前記センターデフ11の働きにより当該回転
差を補償することができる。一方、前車輪9もし
くは後車輪10のいずれか一方が摩擦抵抗の少な
いぬかるみ等にはまり、車輪が空転して前後車輪
間の相対回転差が大きくなるような場合、すなわ
ちデフケース12の回転数と第二車軸32の回転
数との間に大きな差を生じさせるような場合に
は、粘性クラツチ30の外筒29に植設されたク
ラツチプレート40と内筒31に植設されたクラ
ツチプレート41との粘性油の剪断抵抗により、
前車輪9と後車輪10との間の大きな回転差の発
生を防止し、このような場合の一方の側の車輪の
空転を防止する。
ラツチ機構3より入力軸4、変速機構5を経て中
間軸6、減速ギア7を通りセンターデフ11に伝
達されている。センターデフ11ではこの動力を
デフピニオン13等により第一車軸17を介して
前車輪9側へ伝達し、後車輪10側へは軸体32
からギアアダプタ34及び切換ギア33を経て第
二車軸21の嵌合部材35を通して、第二車軸2
1に伝達している。そして第一車軸17からは終
減速ギア19を介してフロントデフ18に回転が
伝えられ前車輪9を回転させ、一方第二車軸21
からは駆動ギア22から減速歯車23を介してプ
ロペラシヤフト24に回転が伝達され、このプロ
ペラシヤフト24により後車輪10がそれぞれ回
転される。そして走行中コーナリング等前車輪9
と後車輪10とに小さな相対回転差が生じた場合
には前記センターデフ11の働きにより当該回転
差を補償することができる。一方、前車輪9もし
くは後車輪10のいずれか一方が摩擦抵抗の少な
いぬかるみ等にはまり、車輪が空転して前後車輪
間の相対回転差が大きくなるような場合、すなわ
ちデフケース12の回転数と第二車軸32の回転
数との間に大きな差を生じさせるような場合に
は、粘性クラツチ30の外筒29に植設されたク
ラツチプレート40と内筒31に植設されたクラ
ツチプレート41との粘性油の剪断抵抗により、
前車輪9と後車輪10との間の大きな回転差の発
生を防止し、このような場合の一方の側の車輪の
空転を防止する。
かかる四輪駆動走行より手動もしくは走行状態
等を検知して自動的に作動する切換手段により、
切換ギア33を第二の設定位置すなわち図中一点
鎖線に示す位置に移動させると、第二車軸21に
設けられた嵌合部材35は切換ギア33との係合
が解除され、その結果第二車軸21はエンジン1
からの動力伝達手段から切り離される。同時に切
換ギア33はその外周部において粘性クラツチ3
0の外筒29と直結するため、軸体32の回転数
は出力軸8の回転数に等しくなり、その結果ピニ
オンギア13等の回転の発生はなくなり第一車軸
17は出力軸8に直結された状態で回転する。す
なわちエンジン1の動力は全て第一車軸17に伝
達されることになり、このことにより前車輪9で
走行する前二輪駆動車として設定される。この状
態において前記切換ギア33を突線に示す第一の
位置に設定すると再び四輪駆動車として設定する
ことができる。また装置は簡素な構成となつてい
るため大型化する虞はない。
等を検知して自動的に作動する切換手段により、
切換ギア33を第二の設定位置すなわち図中一点
鎖線に示す位置に移動させると、第二車軸21に
設けられた嵌合部材35は切換ギア33との係合
が解除され、その結果第二車軸21はエンジン1
からの動力伝達手段から切り離される。同時に切
換ギア33はその外周部において粘性クラツチ3
0の外筒29と直結するため、軸体32の回転数
は出力軸8の回転数に等しくなり、その結果ピニ
オンギア13等の回転の発生はなくなり第一車軸
17は出力軸8に直結された状態で回転する。す
なわちエンジン1の動力は全て第一車軸17に伝
達されることになり、このことにより前車輪9で
走行する前二輪駆動車として設定される。この状
態において前記切換ギア33を突線に示す第一の
位置に設定すると再び四輪駆動車として設定する
ことができる。また装置は簡素な構成となつてい
るため大型化する虞はない。
尚、上記実施例は前輪駆動をベースとしたもの
を適用したが、上記実施例はこれに限定されるも
のではなく後輪駆動をベースにしたものでもよ
い。
を適用したが、上記実施例はこれに限定されるも
のではなく後輪駆動をベースにしたものでもよ
い。
上記実施例の他に第3図に切換ギア50の切換
機構に変更を加えて第2実施例を示す。第2実施
例は粘性クラツチ30の内筒31を出力軸8に嵌
合させさらに第一嵌合部材51を出力軸8に一体
的に嵌合させたもので、第二サイドギア16のギ
アアダプタ31と第二車軸21に設けられた嵌合
部材35をこの第一嵌合部材51に並設させてい
る。そして切換ギア50の内周に設けられた嵌合
部においては図中実線に示す第二設定位置では前
記第一嵌合部材51とギアアダプタ31とを結合
させ、一点鎖線に示される第一設定位置ではギア
アダプタ31と第一嵌合部材51とを結合させ
る。それと同時に切換ギア50の外周部において
は第一設定位置では粘性クラツチ30の外筒29
と嵌合し、第二設定位置にするとその嵌合が解除
されて外筒29との間においては自由状態におか
れる。他の構成部材は前記実施例と同様であり、
第一設定位置ではデフピニオン16と第二車軸2
1が連結されると共に出力軸8と第二車軸21と
が粘性クラツチ30を介して連結され、第二設定
位置では第二車軸21のエンジン1側との連結が
はずされると共に、出力軸8とデフピニオン16
とが直結されるので、第一設定位置では四輪駆動
車として設定され、第二設定位置に切り換えると
二輪駆動車としての設定が可能であり、前述した
実施例の効果と同様な効果を粘性クラツチ30の
側板28を要することなく達成することができ
る。
機構に変更を加えて第2実施例を示す。第2実施
例は粘性クラツチ30の内筒31を出力軸8に嵌
合させさらに第一嵌合部材51を出力軸8に一体
的に嵌合させたもので、第二サイドギア16のギ
アアダプタ31と第二車軸21に設けられた嵌合
部材35をこの第一嵌合部材51に並設させてい
る。そして切換ギア50の内周に設けられた嵌合
部においては図中実線に示す第二設定位置では前
記第一嵌合部材51とギアアダプタ31とを結合
させ、一点鎖線に示される第一設定位置ではギア
アダプタ31と第一嵌合部材51とを結合させ
る。それと同時に切換ギア50の外周部において
は第一設定位置では粘性クラツチ30の外筒29
と嵌合し、第二設定位置にするとその嵌合が解除
されて外筒29との間においては自由状態におか
れる。他の構成部材は前記実施例と同様であり、
第一設定位置ではデフピニオン16と第二車軸2
1が連結されると共に出力軸8と第二車軸21と
が粘性クラツチ30を介して連結され、第二設定
位置では第二車軸21のエンジン1側との連結が
はずされると共に、出力軸8とデフピニオン16
とが直結されるので、第一設定位置では四輪駆動
車として設定され、第二設定位置に切り換えると
二輪駆動車としての設定が可能であり、前述した
実施例の効果と同様な効果を粘性クラツチ30の
側板28を要することなく達成することができ
る。
<考案の効果>
以上述べたように本考案によれば走行駆動モー
ドを二輪と四輪に相互に変換する切換機構を有し
ているため、走行状況に応じて任意にもしくは自
動的に四輪駆動から二輪駆動に変換することによ
り四輪駆動時に問題となつていた燃費の悪化を解
消することができ、しかも雪道や泥濘地では走破
性に優れた四輪駆動車として利用でき、かつ粘性
クラツチを設けたセンタデフを有しているので、
コーナリング時の高い操縦性を保持しつつ、四輪
駆動車としての利点を充分生かすことができ、ま
た装置はスペースを有効に使用しているので全体
の装置を小型化し簡素化させることができる。
ドを二輪と四輪に相互に変換する切換機構を有し
ているため、走行状況に応じて任意にもしくは自
動的に四輪駆動から二輪駆動に変換することによ
り四輪駆動時に問題となつていた燃費の悪化を解
消することができ、しかも雪道や泥濘地では走破
性に優れた四輪駆動車として利用でき、かつ粘性
クラツチを設けたセンタデフを有しているので、
コーナリング時の高い操縦性を保持しつつ、四輪
駆動車としての利点を充分生かすことができ、ま
た装置はスペースを有効に使用しているので全体
の装置を小型化し簡素化させることができる。
第1図は本考案にかかる一実施例の粘性クラツ
チ及びデフ機構を示す部分断面図、第2図は、第
1図の粘性クラツチ及びデフ機構を含む動力伝達
装置の概略構成図、第3図は本考案にかかる他の
実施例を示す部分断面図である。 図面中、1はエンジン、2はクランク軸、4は
入力軸、5は変速機構、6は中間軸、7は減速ギ
ア、8は出力軸、9は前車輪、10は後車輪、1
1はセンターデフ、12はデフケース、15は第
一のサイドギア、16は第二のサイドギア、30
は粘性クラツチ、33は切換ギアである。
チ及びデフ機構を示す部分断面図、第2図は、第
1図の粘性クラツチ及びデフ機構を含む動力伝達
装置の概略構成図、第3図は本考案にかかる他の
実施例を示す部分断面図である。 図面中、1はエンジン、2はクランク軸、4は
入力軸、5は変速機構、6は中間軸、7は減速ギ
ア、8は出力軸、9は前車輪、10は後車輪、1
1はセンターデフ、12はデフケース、15は第
一のサイドギア、16は第二のサイドギア、30
は粘性クラツチ、33は切換ギアである。
Claims (1)
- エンジンのクランク軸に入力軸を連結し、該入
力軸に変速機構を介して略平行に中間軸を連結
し、該中間軸に減速機構を介して略平行に出力軸
を連結し、該出力軸を前後輪間の回転数を補償す
る差動ギア機構のデフケースに連結し、当該デフ
ケース内に設けられたサイドギアの第一のサイド
ギアに前輪側もしくは後輪側の回転軸のいずれか
一方を連結し、第二のサイドギアには第一の位置
と第二の位置に切換可能な切換ギアを設け、かつ
該第二のサイドギアと前記出力軸との間に粘性ク
ラツチを当該切換ギアの切換えによりこれら両者
間に介入自在に設け、前記切換ギアが第一の位置
に設定されると前記前輪側もしくは後輪側の回転
軸の他方が前記第二のサイドギアに連結すると共
に前記差動ギア機構のデフケースと該第二のサイ
ドギアが粘性クラツチを介して連結された状態に
なり、当該切換ギアを第二の設定位置に設定する
と第二のサイドギアと前記他方の回転軸との連結
が解除され、かつ第二のサイドギアとデフケース
とが前記粘性クラツチを介さず直結状態に連結さ
れることを特徴とする二輪・四輪駆動モード切換
機構付動力伝達装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8526985U JPH0343860Y2 (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8526985U JPH0343860Y2 (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61200732U JPS61200732U (ja) | 1986-12-16 |
| JPH0343860Y2 true JPH0343860Y2 (ja) | 1991-09-13 |
Family
ID=30635513
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8526985U Expired JPH0343860Y2 (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0343860Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6397431A (ja) * | 1986-10-13 | 1988-04-28 | Mazda Motor Corp | 4輪駆動車の動力伝達装置 |
| JP2692869B2 (ja) * | 1988-07-12 | 1997-12-17 | 栃木富士産業株式会社 | 動力伝達装置 |
-
1985
- 1985-06-07 JP JP8526985U patent/JPH0343860Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61200732U (ja) | 1986-12-16 |
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