JPH034556B2 - - Google Patents
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- JPH034556B2 JPH034556B2 JP2129882A JP2129882A JPH034556B2 JP H034556 B2 JPH034556 B2 JP H034556B2 JP 2129882 A JP2129882 A JP 2129882A JP 2129882 A JP2129882 A JP 2129882A JP H034556 B2 JPH034556 B2 JP H034556B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一般式()
(式中Rは低級アルキル基を示し、Aは水素、ア
シル基またはホスホリル基を示す)で表わされる
5−〔2−(ジアルキルアミノ)エトキシ〕カルバ
クロール誘導体中間体の製法に関する。さらに詳
しくは本発明は下記一般式() (式中Rは低級アルキル基を示す)で表わされる
2−ブロム−5−〔2−(ジアルキルアミノ)エト
キシ−p−シメンにマグネシウムを作用させてグ
リニヤール化合物を製するに際し、一般式() (R′O)3B () (式中R′は、低級アルキル基を示す)で表わさ
れるホウ酸トリアルキルを共存させることによつ
て、一般式() (式中RおよびR′は前記に同じ。mおよびnは
正の整数を表わし、m+n=3の関係を有する)
で表わされるホウ素誘導体となし、この5−〔2
−(ジアルキルアミノ)エトキシ〕カルバクロー
ルホウ素誘導体()(以下ホウ素誘導体と記
す。)の製法に関する。
シル基またはホスホリル基を示す)で表わされる
5−〔2−(ジアルキルアミノ)エトキシ〕カルバ
クロール誘導体中間体の製法に関する。さらに詳
しくは本発明は下記一般式() (式中Rは低級アルキル基を示す)で表わされる
2−ブロム−5−〔2−(ジアルキルアミノ)エト
キシ−p−シメンにマグネシウムを作用させてグ
リニヤール化合物を製するに際し、一般式() (R′O)3B () (式中R′は、低級アルキル基を示す)で表わさ
れるホウ酸トリアルキルを共存させることによつ
て、一般式() (式中RおよびR′は前記に同じ。mおよびnは
正の整数を表わし、m+n=3の関係を有する)
で表わされるホウ素誘導体となし、この5−〔2
−(ジアルキルアミノ)エトキシ〕カルバクロー
ルホウ素誘導体()(以下ホウ素誘導体と記
す。)の製法に関する。
5−〔2−(ジアルキルアミノ)エトキシ〕カル
バクロール誘導体(式())は交換神経抑制作
用を有し(A.Buzas、T.Teste、J.Frossard:
Bull.Soc.Chim.France、1959、839;K.Credner、
R.Graebner:Arzneim.−Forsch.、17、305
(1967);独特許2238260号)、医薬として有用な化
合物である。特に下記式() で表わされる5−〔2−(ジメチルアミノ)エトキ
シ〕カルバクロールアセテート塩酸塩は塩酸チモ
キサンという名称のもとに、循環器系用医薬品と
して医療に供せられ、英国薬局方(British
Pharmacopoeia1980、P455)にも収載されてい
る。
バクロール誘導体(式())は交換神経抑制作
用を有し(A.Buzas、T.Teste、J.Frossard:
Bull.Soc.Chim.France、1959、839;K.Credner、
R.Graebner:Arzneim.−Forsch.、17、305
(1967);独特許2238260号)、医薬として有用な化
合物である。特に下記式() で表わされる5−〔2−(ジメチルアミノ)エトキ
シ〕カルバクロールアセテート塩酸塩は塩酸チモ
キサンという名称のもとに、循環器系用医薬品と
して医療に供せられ、英国薬局方(British
Pharmacopoeia1980、P455)にも収載されてい
る。
5−〔2−(ジアルキルアミノ)エトキシ〕カルバ
クロール誘導体()を製する方法については、
独特許第905738号;英特許第745070号;あるいは
上記Bull.Soc.Chim.France、1959、839にすでに
報告されている。しかしこれらの各文献に記載さ
れている方法は、いずれもチモールから6−ニト
ロソチモールを経由して、7工程を要して目的と
する(式()A=H、R=メチル)の化合物に
導びくものである。この合成方法は工程数が多
く、さらに第7工程で、ジアゾニウム塩の分解に
よつて(式()A=H、R=メチル)の化合物
に変換する反応が、著るしい着色(暗褐色)を呈
する不純物の副生を伴ない、高純度の目的物を得
ることができない。
クロール誘導体()を製する方法については、
独特許第905738号;英特許第745070号;あるいは
上記Bull.Soc.Chim.France、1959、839にすでに
報告されている。しかしこれらの各文献に記載さ
れている方法は、いずれもチモールから6−ニト
ロソチモールを経由して、7工程を要して目的と
する(式()A=H、R=メチル)の化合物に
導びくものである。この合成方法は工程数が多
く、さらに第7工程で、ジアゾニウム塩の分解に
よつて(式()A=H、R=メチル)の化合物
に変換する反応が、著るしい着色(暗褐色)を呈
する不純物の副生を伴ない、高純度の目的物を得
ることができない。
一方グリニヤール試薬をホウ酸トリアルキルと
の反応を経由し、過酸化水素で酸化してフエノー
ル誘導体にする合成法については既に多くの報告
があり、(たとえばM.F.Hawthorne、J.Org.
Chem.、22、1001(1957);T.L.Yarboro、C.
Karr、Jr.、J.Org.Chem.、24、1141(1959);R.
L.Kidwell、S.D.Darling;Tetrahedron
Letters、1966、531;R.L.Kidwell、M.Murphy、
S.D.Darling、“Organic Syntheses”、Col.Vol.
V、P918、John Wiley & Sons、Inc.、New
York(1973))目的とするフエノール類の収率は
60〜80%であると報告されている。これらの文献
に報告されている操作上の共通点は、硼酸トリメ
チルを含む溶液中に、かなり低い温度(0〜−80
℃)でグリニヤール試薬を滴下させていることで
ある。
の反応を経由し、過酸化水素で酸化してフエノー
ル誘導体にする合成法については既に多くの報告
があり、(たとえばM.F.Hawthorne、J.Org.
Chem.、22、1001(1957);T.L.Yarboro、C.
Karr、Jr.、J.Org.Chem.、24、1141(1959);R.
L.Kidwell、S.D.Darling;Tetrahedron
Letters、1966、531;R.L.Kidwell、M.Murphy、
S.D.Darling、“Organic Syntheses”、Col.Vol.
V、P918、John Wiley & Sons、Inc.、New
York(1973))目的とするフエノール類の収率は
60〜80%であると報告されている。これらの文献
に報告されている操作上の共通点は、硼酸トリメ
チルを含む溶液中に、かなり低い温度(0〜−80
℃)でグリニヤール試薬を滴下させていることで
ある。
この操作においては、グリニヤール試薬の生成
反応の最後に加熱還流して反応を完結せしめ、次
に上記グリニヤール試薬を滴下装置に入れて冷却
し、低温下でホウ酸エステル中に滴下している。
したがつて上記操作は煩雑となり、特に大量の反
応の際には問題となり工業的製法としては有利な
方法ではない。
反応の最後に加熱還流して反応を完結せしめ、次
に上記グリニヤール試薬を滴下装置に入れて冷却
し、低温下でホウ酸エステル中に滴下している。
したがつて上記操作は煩雑となり、特に大量の反
応の際には問題となり工業的製法としては有利な
方法ではない。
上記文献の操作法に準じて、2−ブロム−5−
〔2−(ジメチルアミノ)エトキシ〕−p−シメン
(式()、R=メチル)とマグネシウムとの反応
から調整したグリニヤール試薬を、氷冷下でホウ
酸トリメチルのテトラヒドロフラン溶液中に滴下
した後、過酸化水素で酸化したところ、目的とす
るカルバクロール体(式()A=H、R=メチ
ル)を、81.6%の収率で得たが、3−〔2−(ジメ
チルアミノ)エトキシ〕−p−シメン(式()、
R=メチル)を16.9%の量で副生した。
〔2−(ジメチルアミノ)エトキシ〕−p−シメン
(式()、R=メチル)とマグネシウムとの反応
から調整したグリニヤール試薬を、氷冷下でホウ
酸トリメチルのテトラヒドロフラン溶液中に滴下
した後、過酸化水素で酸化したところ、目的とす
るカルバクロール体(式()A=H、R=メチ
ル)を、81.6%の収率で得たが、3−〔2−(ジメ
チルアミノ)エトキシ〕−p−シメン(式()、
R=メチル)を16.9%の量で副生した。
本発明者らは、この式()の副生物の生成を
低減せしめ、かつ反応操作を簡略化する目的で、
種種検討した結果ホウ素化合物()を経由する
簡便な、目的物(式()の製法を見出した。す
なわちグリニヤール試薬を製するに際し、マグネ
シウムを含むテトラヒドロフラン中に、室温また
は、おだやかな加温下に、2−ブロム−5−〔2
−(ジアルキルアミノ)エトキシ〕−p−シメン
()およびホウ酸トリアルキルを混じたテトラ
ヒドロフラン溶液を滴下し、一工程でホウ素誘導
体()に導き、このホウ素誘導体を単離するこ
となく、過酸化水素で酸化すると、ホウ酸トリメ
チルを用いた場合は94%、ホウ酸トリエチルを用
いた場合は98%の収率でカセイアルカリに可溶の
目的とする5−〔2−(ジアルキルアミノ)エトキ
シ〕カルバクロール(式()、A=H)が得ら
れる。
低減せしめ、かつ反応操作を簡略化する目的で、
種種検討した結果ホウ素化合物()を経由する
簡便な、目的物(式()の製法を見出した。す
なわちグリニヤール試薬を製するに際し、マグネ
シウムを含むテトラヒドロフラン中に、室温また
は、おだやかな加温下に、2−ブロム−5−〔2
−(ジアルキルアミノ)エトキシ〕−p−シメン
()およびホウ酸トリアルキルを混じたテトラ
ヒドロフラン溶液を滴下し、一工程でホウ素誘導
体()に導き、このホウ素誘導体を単離するこ
となく、過酸化水素で酸化すると、ホウ酸トリメ
チルを用いた場合は94%、ホウ酸トリエチルを用
いた場合は98%の収率でカセイアルカリに可溶の
目的とする5−〔2−(ジアルキルアミノ)エトキ
シ〕カルバクロール(式()、A=H)が得ら
れる。
なお、該ホウ素誘導体()は極めて不安定な
化合物である。したがつて、該ホウ素誘導体は他
の安定に化合物に誘導し、確認する方法が常套手
段となつている。[例えば、C.Crisell、S−O.
Lawesson、Org.Synth.、V、924(1973)、(参
照) ホウ素誘導体()を製する反応においては、
2−ブロム体()の代りに2−クロル体、2−
ヨード体も使用できる。ホウ素誘導体の酸化反応
において10%過酸化水素を用いれば、N−オキシ
ドがほとんど生成しない。
化合物である。したがつて、該ホウ素誘導体は他
の安定に化合物に誘導し、確認する方法が常套手
段となつている。[例えば、C.Crisell、S−O.
Lawesson、Org.Synth.、V、924(1973)、(参
照) ホウ素誘導体()を製する反応においては、
2−ブロム体()の代りに2−クロル体、2−
ヨード体も使用できる。ホウ素誘導体の酸化反応
において10%過酸化水素を用いれば、N−オキシ
ドがほとんど生成しない。
本発明の方法によつて得られる5−〔2−(ジア
ルキルアミノ)エトキシ〕カルバクロール(式
()、A=H)は無色かまたは僅かに黄色を呈す
る固体(R=メチル)、および液体(R=エチル)
であり、このままで次の反応に供し得るに十分な
純度であるが、必要に応じ再結晶または蒸留によ
つて精製することができる。さらにわずかな量で
はあるが、生成する、カセイアルカリに不溶の副
生物()はブロム化することによつて、1工程
で本発明の出発原料(式)に転換し、再利用で
きる。
ルキルアミノ)エトキシ〕カルバクロール(式
()、A=H)は無色かまたは僅かに黄色を呈す
る固体(R=メチル)、および液体(R=エチル)
であり、このままで次の反応に供し得るに十分な
純度であるが、必要に応じ再結晶または蒸留によ
つて精製することができる。さらにわずかな量で
はあるが、生成する、カセイアルカリに不溶の副
生物()はブロム化することによつて、1工程
で本発明の出発原料(式)に転換し、再利用で
きる。
本発明の方法によつて得られる5−〔2−(ジア
ルキルアミノ)エトキシ〕カルバクロール(式
()、A=H)を精製することなく反応性酸誘導
体、たとえば、無水酢酸、塩化アセチル、塩化ベ
ンゾイル、無水燐酸、ポリ燐酸、あるいは塩化ホ
スホリルなどと反応させることによつて同様に医
薬として有用な5−〔2−(ジアルキルアミノ)エ
トキシ〕カルバクロールアセテート(式()、
A=アセチル)、ベンゾエート(式()、A=ベ
ンゾイル)、ホスフエート(式()、A=ホスホ
リル)およびこれらの塩、たとえば塩酸塩に容易
に導びくことができる。
ルキルアミノ)エトキシ〕カルバクロール(式
()、A=H)を精製することなく反応性酸誘導
体、たとえば、無水酢酸、塩化アセチル、塩化ベ
ンゾイル、無水燐酸、ポリ燐酸、あるいは塩化ホ
スホリルなどと反応させることによつて同様に医
薬として有用な5−〔2−(ジアルキルアミノ)エ
トキシ〕カルバクロールアセテート(式()、
A=アセチル)、ベンゾエート(式()、A=ベ
ンゾイル)、ホスフエート(式()、A=ホスホ
リル)およびこれらの塩、たとえば塩酸塩に容易
に導びくことができる。
上述したように、本発明の方法によれば、従来
の方法に比して、はるかに短い工程で、かつ簡便
な方法で、高純度の5−〔2−(ジアルキルアミ
ノ)エトキシ〕カルバクロール誘導体()を高
収率で取得することができるので、工業的製法と
して有利である。
の方法に比して、はるかに短い工程で、かつ簡便
な方法で、高純度の5−〔2−(ジアルキルアミ
ノ)エトキシ〕カルバクロール誘導体()を高
収率で取得することができるので、工業的製法と
して有利である。
以下に本発明の方法を実施例で示す。
実施例 1
反応容器にマグネシウム0.68g(0.028グラム
原子)および無水テトラヒドロフラン10mlを加
え、窒素雰囲気中、室温で1,2−ジブロムエタ
ン1.13g(0.006モル)を無水テトラヒドロフラ
ン10mlに溶解した溶液を滴下し、マグネシウムを
活性化した。これに2−ブロム−5−〔2−(ジメ
チルアミノ)エトキシ〕−p−シメン(式()、
R=メチル)6.00g(0.02モル)および新たに蒸
留したホウ酸トリメチル1,36ml(0.012モル)
を無水テトラヒドロフラン15mlにとかした溶液
を、室温で滴下した後反応液を1時間、加熱還流
した。反応液を0〜5℃に冷却し、これに水4ml
を、つづいて10%過酸化水素水7.5ml(0.022モ
ル)を加えて酸化した後、ヨウ化カリウム0.5g
(0.003モル)およびナトリウムハイドロサルフア
イト1.73g(0.01モル)を水4mlにとかして滴下
し、過剰の酸化剤を分解した。次いで20%塩酸
6.57g(0.036モル)を加えて、不溶物を溶解し、
つづいて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和
し、上層のテトラヒドロフラン層を分取した。水
層は少量のテトラヒドロフランで抽出し、両テト
ラヒドロフラン層を合し、硫酸マグネシウムで乾
燥した後、溶媒を留去した。冷後、固化した淡橙
色油状物4.76gを得た。これを20%水酸化ナトリ
ウム水溶液にとかし、一部不溶の油状物をヘキサ
ンで抽出した後、ヘキサンを留去して淡橙色の油
状物0.29gを得た。薄層クロマトグラフイ−
(TLC)〔シリカゲル−シクロヘキサン:トルエ
ン:ジエチルアミン(7.5:1:1.5)〕で、Rf値
=0.64に主スポツトを示す5−〔2−(ジメチルア
ミノ)エトキシ〕−p−シメン(式()、R=メ
チル)以外に数種の小スポツトを示す副生物をみ
とめた。ヘキサン処理したアルカリ水層に炭酸ガ
スを導通すると淡黄色固体を析出し、これをジク
ロルメタンで抽出して、硫酸マグネシウムで乾燥
した後、濃縮して5−〔2−(ジメチルアミノ)エ
トキシ〕カルバクロール(式()、A=H、R
=メチル)を淡黄色固体として4.45g(93.7%)
の量で得た。ここに得た固体は、前記と同じ
TLC条件でRf値=0.38のみのスポツトを与えた。
プロピオニトリルを用いて再結晶し、融点91.6〜
92.5゜の無色プリズム晶を得た。
原子)および無水テトラヒドロフラン10mlを加
え、窒素雰囲気中、室温で1,2−ジブロムエタ
ン1.13g(0.006モル)を無水テトラヒドロフラ
ン10mlに溶解した溶液を滴下し、マグネシウムを
活性化した。これに2−ブロム−5−〔2−(ジメ
チルアミノ)エトキシ〕−p−シメン(式()、
R=メチル)6.00g(0.02モル)および新たに蒸
留したホウ酸トリメチル1,36ml(0.012モル)
を無水テトラヒドロフラン15mlにとかした溶液
を、室温で滴下した後反応液を1時間、加熱還流
した。反応液を0〜5℃に冷却し、これに水4ml
を、つづいて10%過酸化水素水7.5ml(0.022モ
ル)を加えて酸化した後、ヨウ化カリウム0.5g
(0.003モル)およびナトリウムハイドロサルフア
イト1.73g(0.01モル)を水4mlにとかして滴下
し、過剰の酸化剤を分解した。次いで20%塩酸
6.57g(0.036モル)を加えて、不溶物を溶解し、
つづいて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和
し、上層のテトラヒドロフラン層を分取した。水
層は少量のテトラヒドロフランで抽出し、両テト
ラヒドロフラン層を合し、硫酸マグネシウムで乾
燥した後、溶媒を留去した。冷後、固化した淡橙
色油状物4.76gを得た。これを20%水酸化ナトリ
ウム水溶液にとかし、一部不溶の油状物をヘキサ
ンで抽出した後、ヘキサンを留去して淡橙色の油
状物0.29gを得た。薄層クロマトグラフイ−
(TLC)〔シリカゲル−シクロヘキサン:トルエ
ン:ジエチルアミン(7.5:1:1.5)〕で、Rf値
=0.64に主スポツトを示す5−〔2−(ジメチルア
ミノ)エトキシ〕−p−シメン(式()、R=メ
チル)以外に数種の小スポツトを示す副生物をみ
とめた。ヘキサン処理したアルカリ水層に炭酸ガ
スを導通すると淡黄色固体を析出し、これをジク
ロルメタンで抽出して、硫酸マグネシウムで乾燥
した後、濃縮して5−〔2−(ジメチルアミノ)エ
トキシ〕カルバクロール(式()、A=H、R
=メチル)を淡黄色固体として4.45g(93.7%)
の量で得た。ここに得た固体は、前記と同じ
TLC条件でRf値=0.38のみのスポツトを与えた。
プロピオニトリルを用いて再結晶し、融点91.6〜
92.5゜の無色プリズム晶を得た。
元素分析値 C14H23NO2として
C% H% N%
計算値 70.85 9.77 5.90
実測値 70.82 9.80 5.79
NMR(δ、CDCl3) 1.08(6H、d、J=7Hz)、
2.15(3H、s)、
2.36(6H、s)、
2.77(2H、t、J=6Hz)、
3.21(1H、qq、J=7Hz、7Hz)
4.00(2H、t、J=6Hz)、
6.52(1H、S)、
7.52(1H、s)
IR(cm-1、KBr) νOH=3420
νC-O-C=1210
実施例 2
反応容器にマグネシウム0.68g(0.028グラム
原子)および無水テトラヒドロフラン20mlを加
え、ヨウ素の少片をつづいて添加し、窒素雰囲気
中で、この溶液をおだやかに還流しながら、これ
に1,2−ジクロルエタン0.59g(0.006モル)
を徐々に滴下し、マグネシウムを活性化した。こ
の反応液におだやかな還流下で、2−ブロム−5
−〔2−(ジメチルアミノ)エトキシ〕−p−シメ
ン(式)6.00g(0.02モル)および新たに蒸留
したホウ酸トリエチル1.80g(0.012モル)を無
水テトラヒドロフラン15mlに溶解した溶液を滴下
し、つづいて1時間、加熱還流して反応を完結し
た。反応液を冷却し、−10〜0℃に保持しながら
水4mlを加え、つづいて10%過酸化水素水7.5ml
(0.022モル)を徐々に滴下し、以下実施例1の場
合と全く同様に処理すると、水酸化ナトリウムに
可溶の淡黄色の結晶を4.55g(収率95.8%)の量
で得た。この結晶はIRおよびNMRスペクトルの
比較によつて、実施例1で得た5−〔2−(ジメチ
ルアミノ)エトキシ〕カルバクロール(式()、
A=H、R=メチル)と同定した。
原子)および無水テトラヒドロフラン20mlを加
え、ヨウ素の少片をつづいて添加し、窒素雰囲気
中で、この溶液をおだやかに還流しながら、これ
に1,2−ジクロルエタン0.59g(0.006モル)
を徐々に滴下し、マグネシウムを活性化した。こ
の反応液におだやかな還流下で、2−ブロム−5
−〔2−(ジメチルアミノ)エトキシ〕−p−シメ
ン(式)6.00g(0.02モル)および新たに蒸留
したホウ酸トリエチル1.80g(0.012モル)を無
水テトラヒドロフラン15mlに溶解した溶液を滴下
し、つづいて1時間、加熱還流して反応を完結し
た。反応液を冷却し、−10〜0℃に保持しながら
水4mlを加え、つづいて10%過酸化水素水7.5ml
(0.022モル)を徐々に滴下し、以下実施例1の場
合と全く同様に処理すると、水酸化ナトリウムに
可溶の淡黄色の結晶を4.55g(収率95.8%)の量
で得た。この結晶はIRおよびNMRスペクトルの
比較によつて、実施例1で得た5−〔2−(ジメチ
ルアミノ)エトキシ〕カルバクロール(式()、
A=H、R=メチル)と同定した。
参考例 1
反応容器にマグネシウム0.68g(0.028グラム
原子)および無水テトラヒドロフラン10mlを入
れ、窒素雰囲気中でおだやかに加熱還流し、これ
に1,2−ジクロルエタン0.5ml(0.0063モル)
を無水テトラヒドロフラン5mlに溶かした溶液を
滴下して、マグネシウムを活性化した。これに2
−ブロム−5−〔2−(ジエチルアミノ)エトキ
シ〕−p−シメン(式()、R=エチル)6.57g
(0.02モル)および新たに蒸留したホウ酸トリエ
チル1.93g(0.0132モル)を無水テトラヒドロフ
ラン15mlに溶かした溶液をおだやかな還流下で滴
下した後、1時間加熱還流し、反応液を0〜5℃
に冷却した。この温度で水4mlを滴下し、続いて
10%過酸化水素水7.5ml(0.022モル)を徐々に滴
下し、その後は、実施例1の場合と同様に処理し
て、アルカリに可溶の5−〔2−(ジエチルアミノ
エトキシ〕カルバクロール(式()A=H、R
=エチル)を淡黄色油状物として5.20g(収率
98.0%)の量で得た。
原子)および無水テトラヒドロフラン10mlを入
れ、窒素雰囲気中でおだやかに加熱還流し、これ
に1,2−ジクロルエタン0.5ml(0.0063モル)
を無水テトラヒドロフラン5mlに溶かした溶液を
滴下して、マグネシウムを活性化した。これに2
−ブロム−5−〔2−(ジエチルアミノ)エトキ
シ〕−p−シメン(式()、R=エチル)6.57g
(0.02モル)および新たに蒸留したホウ酸トリエ
チル1.93g(0.0132モル)を無水テトラヒドロフ
ラン15mlに溶かした溶液をおだやかな還流下で滴
下した後、1時間加熱還流し、反応液を0〜5℃
に冷却した。この温度で水4mlを滴下し、続いて
10%過酸化水素水7.5ml(0.022モル)を徐々に滴
下し、その後は、実施例1の場合と同様に処理し
て、アルカリに可溶の5−〔2−(ジエチルアミノ
エトキシ〕カルバクロール(式()A=H、R
=エチル)を淡黄色油状物として5.20g(収率
98.0%)の量で得た。
上記油状物の一部をジクロルメタンに溶かした
溶液に塩化水素を導通した後、濃縮し、得た結晶
をベンゼン−プロピオニトリル混液を用いて再結
晶すると融点117.6〜118.2゜の無色プリズム晶(式
)の塩酸塩を得た。
溶液に塩化水素を導通した後、濃縮し、得た結晶
をベンゼン−プロピオニトリル混液を用いて再結
晶すると融点117.6〜118.2゜の無色プリズム晶(式
)の塩酸塩を得た。
元素分析置 C16H28ClNO2として
C% H% N%
計算値 63.66 9.35 4.64
実測値 64.11 9.43 4.60
参考例 2
実施例1の場合と同様に操作して得た未精製の
5−〔2−(ジメチルアミノ)エトキシ〕カルバク
ロール(式()A=H、R=メチル)23.73g
(0.1モル)に無水酢酸12.25g(0.12モル)を加え
て約80℃で30分間、加熱した後、反応物を減圧蒸
留した。浴温120〜130゜/10mmHgで留出する酢
酸および過剰の無水酢酸を除去して、沸点143〜
145゜/0.8mmHgの微黄色液体の5−〔2−(ジメ
チルアミノ)エトキシ〕カルバクロールアセテー
ト(式()、A=アセチル、R=メチル)を
27.26g(収率97.6%)の量で得た。
5−〔2−(ジメチルアミノ)エトキシ〕カルバク
ロール(式()A=H、R=メチル)23.73g
(0.1モル)に無水酢酸12.25g(0.12モル)を加え
て約80℃で30分間、加熱した後、反応物を減圧蒸
留した。浴温120〜130゜/10mmHgで留出する酢
酸および過剰の無水酢酸を除去して、沸点143〜
145゜/0.8mmHgの微黄色液体の5−〔2−(ジメ
チルアミノ)エトキシ〕カルバクロールアセテー
ト(式()、A=アセチル、R=メチル)を
27.26g(収率97.6%)の量で得た。
上記で得たアセテートの一部を1,2−ジクロ
ルエタンにとかし塩化水素を導通して無色針状の
塩酸塩を得た。1,2−ジクロルエタンによつて
再結晶し、融点213.5−214.5℃の無色針状晶を得
た。
ルエタンにとかし塩化水素を導通して無色針状の
塩酸塩を得た。1,2−ジクロルエタンによつて
再結晶し、融点213.5−214.5℃の無色針状晶を得
た。
元素分析値 C16H26ClNO3として
C% H% N%
計算値 60.85 8.30 4.43
実測値 60.77 8.28 4.41
参考例 3
実施例1の場合と同様に操作して得た未精製の
5−〔2−(ジメチルアミノ)エトキシ〕カルバク
ロール(式()、R=メチル)11.87g(0.05モ
ル)を1,2−ジクロルエタン150mlにとかし、
塩化アセチル5.10g(0.065モル)を加えて4時
間、加熱還流した。均一な反応液を−5℃に冷却
し、析出した結晶を取し、5−〔2−(ジメチル
アミノ)エトキシ〕カルバクロールアセテート
(式()、A=アセチル、R=メチル)の塩酸塩
を、融点212.6〜213.8℃の無色針状晶として、
13.9g(収率88%)の量で得た。実施例4で得た
塩酸塩と混融して、融点の降下を示さなかつた。
5−〔2−(ジメチルアミノ)エトキシ〕カルバク
ロール(式()、R=メチル)11.87g(0.05モ
ル)を1,2−ジクロルエタン150mlにとかし、
塩化アセチル5.10g(0.065モル)を加えて4時
間、加熱還流した。均一な反応液を−5℃に冷却
し、析出した結晶を取し、5−〔2−(ジメチル
アミノ)エトキシ〕カルバクロールアセテート
(式()、A=アセチル、R=メチル)の塩酸塩
を、融点212.6〜213.8℃の無色針状晶として、
13.9g(収率88%)の量で得た。実施例4で得た
塩酸塩と混融して、融点の降下を示さなかつた。
参考例 4
実施例3の場合と同様に操作して得た未精製の
5−〔2−(ジエチルアミノ)エトキシ〕カルバク
ロール(式()A=H、R=エチル)2.65g
(0.013モル)に無水酢酸1.2ml(0.013モル)を加
え、60℃で30分間加熱し、反応物を減圧蒸留し、
沸点144℃/0.6mmHgの5−〔2−(ジエチルアミ
ノ)エトキシ〕カルバクロールアセテート(式
()、A=アセチル、R=エチル)を無色の油状
物として2.82g(収率91.1%)の量で得た。
5−〔2−(ジエチルアミノ)エトキシ〕カルバク
ロール(式()A=H、R=エチル)2.65g
(0.013モル)に無水酢酸1.2ml(0.013モル)を加
え、60℃で30分間加熱し、反応物を減圧蒸留し、
沸点144℃/0.6mmHgの5−〔2−(ジエチルアミ
ノ)エトキシ〕カルバクロールアセテート(式
()、A=アセチル、R=エチル)を無色の油状
物として2.82g(収率91.1%)の量で得た。
上記油状物の一部を、ベンゼン中で塩化水素を
用いて処理し、析出した結晶をベンゼンで再結晶
すると、融点134.8〜136.4゜の無色針状晶の塩酸塩
を得た。
用いて処理し、析出した結晶をベンゼンで再結晶
すると、融点134.8〜136.4゜の無色針状晶の塩酸塩
を得た。
元素分析値 C18H30ClNO3として
C% H% N%
計算値 62.87 8.79 4.07
実測値 62.36 8.81 4.07
参考例 5
実施例1の場合と同様に操作して得た未精製の
5−〔2−(ジメチルアミノ)エトキシ〕カルバク
ロール(式()A=H、R=メチル)2.37g
(0.01モル)、ピリジン0.1mlおよび1,2−ジク
ロルエタン30mlよりなる混液に、塩化ベンゾイル
1.62g(0.0115モル)を加えて3時間、加熱還流
した。反応液を氷冷し、析出した結晶を取し、
1,2−ジクロルエタンで再結晶して、融点218
−220℃の無色針状晶の5−〔2−(ジメチルアミ
ノ)エトキシ〕カルバクロールベンゾエート(式
()、A=ベンゾイル、R=メチル)塩酸塩を
3.39g(収率89.7%)の量で得た。
5−〔2−(ジメチルアミノ)エトキシ〕カルバク
ロール(式()A=H、R=メチル)2.37g
(0.01モル)、ピリジン0.1mlおよび1,2−ジク
ロルエタン30mlよりなる混液に、塩化ベンゾイル
1.62g(0.0115モル)を加えて3時間、加熱還流
した。反応液を氷冷し、析出した結晶を取し、
1,2−ジクロルエタンで再結晶して、融点218
−220℃の無色針状晶の5−〔2−(ジメチルアミ
ノ)エトキシ〕カルバクロールベンゾエート(式
()、A=ベンゾイル、R=メチル)塩酸塩を
3.39g(収率89.7%)の量で得た。
元素分析値 C21H28ClNO3として
C% H% N%
計算値 66.74 7.49 3.70
実測値 66.56 7.48 3.72
参考例 6
実施例3の場合と同様に操作して得た未精製の
5−〔2−(ジエチルアミノ)エトキシ〕カルバク
ロール(式()A=H、R=エチル)1.19g
(0.0045モル)、ピリジン40μおよびベンゼン18
mlよりなる混液に、塩化ベンゾイル0.82g
(0.0059モル)を加えて1.5時間、加熱還流した。
反応液を冷却し、析出した結晶を取した後、ベ
ンゼンで再結晶して、融点156〜157.8℃の5−
〔2−(ジエチルアミノ)エトキシ〕カルバクロー
ルベンゾエート(式()、A=ベンゾイル、R
=エチル)の塩酸塩を無色プリズム晶として、
1.50g(収率82.1%)の量で得た。
5−〔2−(ジエチルアミノ)エトキシ〕カルバク
ロール(式()A=H、R=エチル)1.19g
(0.0045モル)、ピリジン40μおよびベンゼン18
mlよりなる混液に、塩化ベンゾイル0.82g
(0.0059モル)を加えて1.5時間、加熱還流した。
反応液を冷却し、析出した結晶を取した後、ベ
ンゼンで再結晶して、融点156〜157.8℃の5−
〔2−(ジエチルアミノ)エトキシ〕カルバクロー
ルベンゾエート(式()、A=ベンゾイル、R
=エチル)の塩酸塩を無色プリズム晶として、
1.50g(収率82.1%)の量で得た。
元素分析値 C23H32ClNO3として
C% H% N%
計算値 68.05 7.95 3.45
実測値 68.22 7.99 3.44
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式() (上式中Rは低級アルキル基を示す)で表わされ
る2−ブロム−5−[2−(ジアルキルアミノ)エ
トキシ]−p−シメン 一般式() (R′O)3B () (式中R′は、低級アルキル基を示す)で表わさ
れるホウ酸トリアルキル及びマグネシウムを反応
させることからなる、一般式() (上式中RおよびR′は前記に同じ。mおよびn
は正の整数を表わし、m+n=3の関係を有す
る)で表わされる5−[2−(ジアルキルアミノ)
エトキシ]カルバクロールホウ素誘導体の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2129882A JPS58159445A (ja) | 1982-02-15 | 1982-02-15 | 5―[2―(ジアルキルアミノ)エトキシ]カルバクロールホウ素誘導体の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2129882A JPS58159445A (ja) | 1982-02-15 | 1982-02-15 | 5―[2―(ジアルキルアミノ)エトキシ]カルバクロールホウ素誘導体の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58159445A JPS58159445A (ja) | 1983-09-21 |
| JPH034556B2 true JPH034556B2 (ja) | 1991-01-23 |
Family
ID=12051232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2129882A Granted JPS58159445A (ja) | 1982-02-15 | 1982-02-15 | 5―[2―(ジアルキルアミノ)エトキシ]カルバクロールホウ素誘導体の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58159445A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6052266A (ja) * | 1983-08-30 | 1985-03-25 | Aichi Steel Works Ltd | 湾曲研削ブラシの製造方法 |
-
1982
- 1982-02-15 JP JP2129882A patent/JPS58159445A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58159445A (ja) | 1983-09-21 |
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