JPH0346462B2 - - Google Patents
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- JPH0346462B2 JPH0346462B2 JP18879884A JP18879884A JPH0346462B2 JP H0346462 B2 JPH0346462 B2 JP H0346462B2 JP 18879884 A JP18879884 A JP 18879884A JP 18879884 A JP18879884 A JP 18879884A JP H0346462 B2 JPH0346462 B2 JP H0346462B2
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、N−アルコキシメチル(メタ)アク
リルアミドを短時間の反応で、収率良く製造する
方法に関する。 N−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミド
は架橋性モノマーとして有用であり、特に塗料用
樹脂の製造に利用されている。 (従来の技術) N−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミド
は(メタ)アクリルアミドとホルムアルデヒドと
を、アルカリ触媒下でメチロール化反応を行い、
N−メチロール(メタ)アクリルアミドを合成
し、このN−メチロール(メタ)アクリルアミド
を単離することなしにアルコールを加え、酸触媒
下でエーテル化反応を行うことにより得られる。
このような反応は一般的なメチロール化反応およ
びエーテル化反応によるものである。この合成法
におけるエーテル化反応は脱水縮合反応のため還
流下に実施されるが、還流温度が高いので、反応
系内のビニルモノマー類の主として重合にもとず
く副反応を防止することが困難である。したがつ
て、例えば、J.Org.Chem.,28,3458(1963);U.
S.Patent3087965の方法のように重合防止剤を添
加し、かつベンゼンまたはトルエンのような還流
温度を下げる共沸溶媒を加えて、エーテル化反応
を行つている。また、U.S.Patent3280189の方法
のように、メチロール化反応後トルエンを加え、
未反応のアミド化合物を除去後、重合防止剤を添
加してエーテル化反応を行う例もある。上記のい
ずれの方法においても、還流温度を下げるために
共沸溶媒が必須であり、また反応後に共沸溶媒を
回収する操作を要するため煩雑である。また、反
応速度が低下する。そのうえ大容量の反応器が必
要となる。 従つて、工業化において経済性に問題がある。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、かかる従来技術の欠点を改善
し、共沸溶媒を用いることなく、高い反応温度で
反応を実施し、高品質のN−アルコキシメチル
(メタ)アクリルアミドを高収率で経済的に製造
する方法を見出すべく種々検討した。その結果、
重合防止剤として、ハイドロキノンモノメチルエ
ーテルおよびハイドロキノンを併用することによ
り、両者の相乗効果で、高温でエーテル化反応を
実施してもビニル化合物の副反応を効果的に抑制
することが可能となり、したがつて、還流温度を
下げるための共沸溶媒が不要となり、反応時間も
短縮することができることを見出して、本発明に
達した。 (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は一般式() (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は
ノルマルブチル基、イソブチル基、セカンダリー
ブチル基またはターシヤリーブチル基を示す。)
で表わされるN−アルコキシメチル(メタ)アク
リルアミドを製造する方法において、 (a) 一般式() (式中、R1は一般式()に同じ)で表わさ
れる(メタ)アクリルアミドとホルムアルデヒド
とを、 一般式() R2OH () (式中、R2は一般式()に同じ)で表わさ
れるアルコール溶媒中で重合防止剤としてハイド
ロキノンモノメチルエーテルを添加して、アルカ
リ触媒下でメチロール化反応を行い、 一般式() (式中、R1は一般式()に同じ)で表わさ
れるN−メチロール(メタ)アクリルアミドを含
有する反応生成液を得、 (b)ひき続き、該反応生成液に一般式() R2OH () (式中、R2は一般式()に同じ)で表わさ
れるアルコールを追加し、重合防止剤としてハイ
ドロキノンを添加して酸触媒下で、エーテル化反
応を行うことを特徴とするN−アルコキシメチル
(メタ)アクリルアミドの製造方法である。 本発明の方法に用いられる一般式()で表わ
される(メタ)アクリルアミドはアクリルアミド
またはメタクリルアミドであり、それぞれ一般工
業用の結晶品を使用できる。ホルムアルデヒドは
一般工業用の純度80%以上のパラホルムアルデヒ
ドを使用する。 第1段のメチロール化反応(a)では溶媒として作
用し、第2段のエーテル化反応(b)では原料となる
一般式()で表わされるアルコールとしては、
ノルマルブタノール、イソブタノール、セカンダ
リーブタノール、ターシヤリーブタノールがあ
る。 本発明の方法において、第1段のメチロール化
反応(a)は、ホルムアルデヒドとアクリルアミドを
ホルムアルデヒド対(メタ)アクリルアミドのモ
ル比で1.0〜1.5の範囲で用いる。1.0未満また1.5
を越えると、それぞれ過剰となる原料の副反応を
生じ、不純物を生成し好ましくない。また、使用
するアルコールは(メタ)アクリルアミドに対し
0.4〜1.0モル比が好ましい。さらに好ましくは0.5
〜0.7である。0.4未満では(メタ)アクリルアミ
ドやパラホルムの結晶が溶解し難く、1.0を越え
るとアルコールを多量に使用することになり、経
済的でなく好ましくない。反応温度は40〜60℃の
範囲が好ましく、反応液のPHは8.0〜11.0の範囲、
好ましくは、9.5〜10.5の範囲である。温度およ
びPHが低すぎると反応速度が遅く、高すぎると
(メタ)アクリルアミドの加水分解が起り好まし
くない。 アルカリ触媒としては、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムのような無機塩基、あるい
は、例えばトリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、モルホリンのような有機塩基で良いが、通常
有機塩基が好ましい。 重合防止剤としては、ハイドロキノンモノメチ
ルエーテルを添加する。添加量は(メタ)アクリ
ルアミドに対して、好ましくは50〜1000ppmの範
囲であり、50ppm未満では重合防止効果が充分で
なく、1000ppmを越えると経済的でなく好ましく
ない。 このメチロール化反応にハイドロキノンを用い
ると、液が着色して好ましくないので、ハイドロ
キノンモノメチルエーテルを単独で用いる。反応
時間は温度、PHにより異なるが、通常、1〜4時
間の範囲である。メチロール化反応によりN−メ
チロール(メタ)アクリルアミドが合成される
が、この反応は平衡反応であり、未反応の(メ
タ)アクリルアミド、ホルムアルデヒドが若干残
存する。 このような反応条件により一般式()で表わ
されるN−メチロール(メタ)アクリルアミドが
生成し、これを含有する反応生成液がえられる。 本発明の方法では、このような第1段の反応で
得られた反応生成液につぎの第2段のエーテル化
反応を行なう。 この第2段のエーテル化反応(b)は、この反応生
成液に一般式()で表わされるアルコール
(R2OH)をメチロール化反応で生成したN−メ
チロール(メタ)アクリルアミドに対して、モル
比で、好ましくは1〜10、さらに好ましくは4〜
7となるように追加し、第2段のエーテル化反応
を実施する。 エーテル化反応は、PHを好ましくは2.5〜5.0、
さらに好ましくは3.0〜4.0の範囲とし還流下に行
なう。PH2.5未満ではメチレンビス(メタ)アク
リルアミドが副生し、5.0を越えると反応が遅く、
オキシジメチレンビス(メタ)アクリルアミドが
副生するので好ましくない。 酸触媒としては、例えば、硫酸、リン酸、塩酸
のような無機酸、例えば、しゆう酸、酒石酸、パ
ラトルエンスルホン酸のような有機酸のいずれで
も良い。 重合防止剤としてはハイドロキノンを添加す
る。メチロール化反応で添加剤のハイドロキノン
モノメチルエーテルとの相乗効果により、副反応
がほぼ完全に抑えられる。ハイドロキノンの添加
量はメチロール化反応で生成したN−メチロール
(メタ)アクリルアミドに対して100〜2000ppmが
好ましい。100ppm未満では重合防止効果が充分
でなく、2000ppmを越えると経済的でなく好まし
くない。 エーテル化反応は還流下の脱水縮合反応である
ので、通常、溜出してくる液は静置槽を用いて層
分離し、水層を系外に取り出し、アルコール層は
系内に戻されることになる。反応時間は通常、3
〜7時間であり、水の生成が認められなくなつた
時点で反応を終了させる。反応後、得られた生成
物は副反応物含量のきわめて少ないN−アルコキ
シメチル(メタ)アクリレアミド溶液であり、必
要に応じ濃縮し、アルカリ触媒と酸触媒の中和に
より生成した塩を過除去すれば、そのままN−
アルコキシメチル(メタ)アクリルアミドのブタ
ノール溶液として、一般樹脂製造用に使用可能で
ある。また特殊用途向けとして、蒸留単離して用
いることもできる。 (作用および発明の効果) 本発明の方法では、使用する重合防止剤のハイ
ドロキノンモノメチルエーテルとハイドロキノン
との相乗効果により、強い重合防止効果が得られ
るため、共沸溶媒を用いて還流温度を低下させる
ことなしに反応が可能である。その結果、本発明
の方法によるN−アルコキシメチル(メタ)アク
リルアミドの製造法は(1)反応温度が高められるた
め、反応時間が短縮される、(2)共沸溶媒が不用と
なる、(3)無色透明な製品が高収率で得られる。(4)
反応器の小容量化が可能となり設備費が節約でき
る等の利点を有し、工業的方法として極めて優れ
ている。 (実施例) 以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 なお、実施例における(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド及び
N−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミドの
分析は液体クロマトグラフイーによつた。 実施例 1 撹拌装置、温度計、コンデンサー付静置槽を有
する四つ口フラスコに80%パラホルムアルデヒド
(一般工業品)56.3g(1.5mol)と96%ノルマル
ブタノール(試薬)37.1gを加え、ハイドロキノ
ンモノメチルエーテル(試薬)0.033gを添加し、
トリエチルアミン(試薬)を加えPH9〜10とす
る。次に99%アクリルアミド結晶(一般工業品)
71.7g(1.0mol)を加え、昇温し50℃にして反応
を開始する。原料溶解後PHが10.0となるよう、ト
リエチルアミンを加える。3時間反応後生成液
165.1gを得た。これを液体クロマトグラフイー
で分析すると、N−メチロールアクリルアミド濃
度は58.6%、アクリルアミド濃度は1.8%であつ
た。 次に96%ノルマルブタノール425.2gを追加し、
ハイドロキノン(試薬)0.033gを添加し、シユ
ウ酸にてPH3.0に調整する。昇温し還流下で反応
を開始する(温度114℃)。留出液は静置槽により
層分離し、生成する水層は除去し、ノルマルブタ
ノール層は系内に戻し反応する。水がでなくなつ
た時点(約4時間)で反応を終了する。反応後、
無色透明な生成液573.3gを得た。これを液体ク
ロマトグラフイーで分析すると、N−ブトキシメ
チルアクリルアミド濃度は26.3%、アクリルアミ
ド濃度は0.50%、N−メチロールアクリルアミド
濃度は0.19%であつた。N−ブトキシメチルアク
リルアミドの収率はアクリルアミド基準で94.7%
であつた。 実施例 2 実施例1と同じ装置を用い、80%パラホルムア
ルデヒド(一般工業品)45.0g(1.2mol)と99%
イソブタノール(試薬)60.0gを加えハイドロキ
ノンモノメチルエーテル(試薬)0.038gを添加
し、トリエチルアミン(試薬)を加えPH9〜10と
する。次に98%メタクリルアミド結晶(一般工業
品)86.7gを加え、昇温し、60℃にして反応を開
始する。原料溶解後PHが10.0となるようトリエチ
ルアミンを加える。3時間反応後、生成液191.7
gを得た。 これを液体クロマトグラフイーで分析すると、
N−メチロールメタクリルアミド濃度、57.9%、
メタクリルアミド濃度3.8%であつた。 次に99%iso−ブタノール380.2gを追加し、ハ
イドロキノン(試薬)0.038gを添加し、シユウ
酸にてPH3.0に調整する。昇温し、還流下で反応
を開始する(温度105℃)。留出液は静置槽により
層分離し、生成する水層は除去し、iso−ブタノ
ール層は系内に戻し反応する。水がでなくなつた
時点(約4時間)で反応終了する。反応後無色透
明な生成液554.3gを得た。これを液体クロマト
グラフイーで分析すると、N−イソブトキシメチ
ルメタクリルアミド濃度は27.9%、メタクリルア
ミド濃度は1.3%、N−メチロールメタクリルア
ミドは0.27%であつた。N−イソブトキシメチル
メタクリルアミドの収率はメタクリルアミド基準
で90.2%であつた。 比較例 1〜2 実施例1において、重合防止剤としてハイドロ
キノンモノメチルエーテル単独のもの、すなわ
ち、ハイドロキノンをハイドロキノンモノメチル
エーテルとし他は同様に実施した(比較例1)、
また、ハイドロキノン単独のもの、すなわち、ハ
イドロキノンモノメチルエーテルをハイドロキノ
ンとし他は同様に実施した(比較例2)。得られ
た結果を表1に示す。 【表】
リルアミドを短時間の反応で、収率良く製造する
方法に関する。 N−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミド
は架橋性モノマーとして有用であり、特に塗料用
樹脂の製造に利用されている。 (従来の技術) N−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミド
は(メタ)アクリルアミドとホルムアルデヒドと
を、アルカリ触媒下でメチロール化反応を行い、
N−メチロール(メタ)アクリルアミドを合成
し、このN−メチロール(メタ)アクリルアミド
を単離することなしにアルコールを加え、酸触媒
下でエーテル化反応を行うことにより得られる。
このような反応は一般的なメチロール化反応およ
びエーテル化反応によるものである。この合成法
におけるエーテル化反応は脱水縮合反応のため還
流下に実施されるが、還流温度が高いので、反応
系内のビニルモノマー類の主として重合にもとず
く副反応を防止することが困難である。したがつ
て、例えば、J.Org.Chem.,28,3458(1963);U.
S.Patent3087965の方法のように重合防止剤を添
加し、かつベンゼンまたはトルエンのような還流
温度を下げる共沸溶媒を加えて、エーテル化反応
を行つている。また、U.S.Patent3280189の方法
のように、メチロール化反応後トルエンを加え、
未反応のアミド化合物を除去後、重合防止剤を添
加してエーテル化反応を行う例もある。上記のい
ずれの方法においても、還流温度を下げるために
共沸溶媒が必須であり、また反応後に共沸溶媒を
回収する操作を要するため煩雑である。また、反
応速度が低下する。そのうえ大容量の反応器が必
要となる。 従つて、工業化において経済性に問題がある。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、かかる従来技術の欠点を改善
し、共沸溶媒を用いることなく、高い反応温度で
反応を実施し、高品質のN−アルコキシメチル
(メタ)アクリルアミドを高収率で経済的に製造
する方法を見出すべく種々検討した。その結果、
重合防止剤として、ハイドロキノンモノメチルエ
ーテルおよびハイドロキノンを併用することによ
り、両者の相乗効果で、高温でエーテル化反応を
実施してもビニル化合物の副反応を効果的に抑制
することが可能となり、したがつて、還流温度を
下げるための共沸溶媒が不要となり、反応時間も
短縮することができることを見出して、本発明に
達した。 (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は一般式() (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は
ノルマルブチル基、イソブチル基、セカンダリー
ブチル基またはターシヤリーブチル基を示す。)
で表わされるN−アルコキシメチル(メタ)アク
リルアミドを製造する方法において、 (a) 一般式() (式中、R1は一般式()に同じ)で表わさ
れる(メタ)アクリルアミドとホルムアルデヒド
とを、 一般式() R2OH () (式中、R2は一般式()に同じ)で表わさ
れるアルコール溶媒中で重合防止剤としてハイド
ロキノンモノメチルエーテルを添加して、アルカ
リ触媒下でメチロール化反応を行い、 一般式() (式中、R1は一般式()に同じ)で表わさ
れるN−メチロール(メタ)アクリルアミドを含
有する反応生成液を得、 (b)ひき続き、該反応生成液に一般式() R2OH () (式中、R2は一般式()に同じ)で表わさ
れるアルコールを追加し、重合防止剤としてハイ
ドロキノンを添加して酸触媒下で、エーテル化反
応を行うことを特徴とするN−アルコキシメチル
(メタ)アクリルアミドの製造方法である。 本発明の方法に用いられる一般式()で表わ
される(メタ)アクリルアミドはアクリルアミド
またはメタクリルアミドであり、それぞれ一般工
業用の結晶品を使用できる。ホルムアルデヒドは
一般工業用の純度80%以上のパラホルムアルデヒ
ドを使用する。 第1段のメチロール化反応(a)では溶媒として作
用し、第2段のエーテル化反応(b)では原料となる
一般式()で表わされるアルコールとしては、
ノルマルブタノール、イソブタノール、セカンダ
リーブタノール、ターシヤリーブタノールがあ
る。 本発明の方法において、第1段のメチロール化
反応(a)は、ホルムアルデヒドとアクリルアミドを
ホルムアルデヒド対(メタ)アクリルアミドのモ
ル比で1.0〜1.5の範囲で用いる。1.0未満また1.5
を越えると、それぞれ過剰となる原料の副反応を
生じ、不純物を生成し好ましくない。また、使用
するアルコールは(メタ)アクリルアミドに対し
0.4〜1.0モル比が好ましい。さらに好ましくは0.5
〜0.7である。0.4未満では(メタ)アクリルアミ
ドやパラホルムの結晶が溶解し難く、1.0を越え
るとアルコールを多量に使用することになり、経
済的でなく好ましくない。反応温度は40〜60℃の
範囲が好ましく、反応液のPHは8.0〜11.0の範囲、
好ましくは、9.5〜10.5の範囲である。温度およ
びPHが低すぎると反応速度が遅く、高すぎると
(メタ)アクリルアミドの加水分解が起り好まし
くない。 アルカリ触媒としては、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムのような無機塩基、あるい
は、例えばトリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、モルホリンのような有機塩基で良いが、通常
有機塩基が好ましい。 重合防止剤としては、ハイドロキノンモノメチ
ルエーテルを添加する。添加量は(メタ)アクリ
ルアミドに対して、好ましくは50〜1000ppmの範
囲であり、50ppm未満では重合防止効果が充分で
なく、1000ppmを越えると経済的でなく好ましく
ない。 このメチロール化反応にハイドロキノンを用い
ると、液が着色して好ましくないので、ハイドロ
キノンモノメチルエーテルを単独で用いる。反応
時間は温度、PHにより異なるが、通常、1〜4時
間の範囲である。メチロール化反応によりN−メ
チロール(メタ)アクリルアミドが合成される
が、この反応は平衡反応であり、未反応の(メ
タ)アクリルアミド、ホルムアルデヒドが若干残
存する。 このような反応条件により一般式()で表わ
されるN−メチロール(メタ)アクリルアミドが
生成し、これを含有する反応生成液がえられる。 本発明の方法では、このような第1段の反応で
得られた反応生成液につぎの第2段のエーテル化
反応を行なう。 この第2段のエーテル化反応(b)は、この反応生
成液に一般式()で表わされるアルコール
(R2OH)をメチロール化反応で生成したN−メ
チロール(メタ)アクリルアミドに対して、モル
比で、好ましくは1〜10、さらに好ましくは4〜
7となるように追加し、第2段のエーテル化反応
を実施する。 エーテル化反応は、PHを好ましくは2.5〜5.0、
さらに好ましくは3.0〜4.0の範囲とし還流下に行
なう。PH2.5未満ではメチレンビス(メタ)アク
リルアミドが副生し、5.0を越えると反応が遅く、
オキシジメチレンビス(メタ)アクリルアミドが
副生するので好ましくない。 酸触媒としては、例えば、硫酸、リン酸、塩酸
のような無機酸、例えば、しゆう酸、酒石酸、パ
ラトルエンスルホン酸のような有機酸のいずれで
も良い。 重合防止剤としてはハイドロキノンを添加す
る。メチロール化反応で添加剤のハイドロキノン
モノメチルエーテルとの相乗効果により、副反応
がほぼ完全に抑えられる。ハイドロキノンの添加
量はメチロール化反応で生成したN−メチロール
(メタ)アクリルアミドに対して100〜2000ppmが
好ましい。100ppm未満では重合防止効果が充分
でなく、2000ppmを越えると経済的でなく好まし
くない。 エーテル化反応は還流下の脱水縮合反応である
ので、通常、溜出してくる液は静置槽を用いて層
分離し、水層を系外に取り出し、アルコール層は
系内に戻されることになる。反応時間は通常、3
〜7時間であり、水の生成が認められなくなつた
時点で反応を終了させる。反応後、得られた生成
物は副反応物含量のきわめて少ないN−アルコキ
シメチル(メタ)アクリレアミド溶液であり、必
要に応じ濃縮し、アルカリ触媒と酸触媒の中和に
より生成した塩を過除去すれば、そのままN−
アルコキシメチル(メタ)アクリルアミドのブタ
ノール溶液として、一般樹脂製造用に使用可能で
ある。また特殊用途向けとして、蒸留単離して用
いることもできる。 (作用および発明の効果) 本発明の方法では、使用する重合防止剤のハイ
ドロキノンモノメチルエーテルとハイドロキノン
との相乗効果により、強い重合防止効果が得られ
るため、共沸溶媒を用いて還流温度を低下させる
ことなしに反応が可能である。その結果、本発明
の方法によるN−アルコキシメチル(メタ)アク
リルアミドの製造法は(1)反応温度が高められるた
め、反応時間が短縮される、(2)共沸溶媒が不用と
なる、(3)無色透明な製品が高収率で得られる。(4)
反応器の小容量化が可能となり設備費が節約でき
る等の利点を有し、工業的方法として極めて優れ
ている。 (実施例) 以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 なお、実施例における(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド及び
N−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミドの
分析は液体クロマトグラフイーによつた。 実施例 1 撹拌装置、温度計、コンデンサー付静置槽を有
する四つ口フラスコに80%パラホルムアルデヒド
(一般工業品)56.3g(1.5mol)と96%ノルマル
ブタノール(試薬)37.1gを加え、ハイドロキノ
ンモノメチルエーテル(試薬)0.033gを添加し、
トリエチルアミン(試薬)を加えPH9〜10とす
る。次に99%アクリルアミド結晶(一般工業品)
71.7g(1.0mol)を加え、昇温し50℃にして反応
を開始する。原料溶解後PHが10.0となるよう、ト
リエチルアミンを加える。3時間反応後生成液
165.1gを得た。これを液体クロマトグラフイー
で分析すると、N−メチロールアクリルアミド濃
度は58.6%、アクリルアミド濃度は1.8%であつ
た。 次に96%ノルマルブタノール425.2gを追加し、
ハイドロキノン(試薬)0.033gを添加し、シユ
ウ酸にてPH3.0に調整する。昇温し還流下で反応
を開始する(温度114℃)。留出液は静置槽により
層分離し、生成する水層は除去し、ノルマルブタ
ノール層は系内に戻し反応する。水がでなくなつ
た時点(約4時間)で反応を終了する。反応後、
無色透明な生成液573.3gを得た。これを液体ク
ロマトグラフイーで分析すると、N−ブトキシメ
チルアクリルアミド濃度は26.3%、アクリルアミ
ド濃度は0.50%、N−メチロールアクリルアミド
濃度は0.19%であつた。N−ブトキシメチルアク
リルアミドの収率はアクリルアミド基準で94.7%
であつた。 実施例 2 実施例1と同じ装置を用い、80%パラホルムア
ルデヒド(一般工業品)45.0g(1.2mol)と99%
イソブタノール(試薬)60.0gを加えハイドロキ
ノンモノメチルエーテル(試薬)0.038gを添加
し、トリエチルアミン(試薬)を加えPH9〜10と
する。次に98%メタクリルアミド結晶(一般工業
品)86.7gを加え、昇温し、60℃にして反応を開
始する。原料溶解後PHが10.0となるようトリエチ
ルアミンを加える。3時間反応後、生成液191.7
gを得た。 これを液体クロマトグラフイーで分析すると、
N−メチロールメタクリルアミド濃度、57.9%、
メタクリルアミド濃度3.8%であつた。 次に99%iso−ブタノール380.2gを追加し、ハ
イドロキノン(試薬)0.038gを添加し、シユウ
酸にてPH3.0に調整する。昇温し、還流下で反応
を開始する(温度105℃)。留出液は静置槽により
層分離し、生成する水層は除去し、iso−ブタノ
ール層は系内に戻し反応する。水がでなくなつた
時点(約4時間)で反応終了する。反応後無色透
明な生成液554.3gを得た。これを液体クロマト
グラフイーで分析すると、N−イソブトキシメチ
ルメタクリルアミド濃度は27.9%、メタクリルア
ミド濃度は1.3%、N−メチロールメタクリルア
ミドは0.27%であつた。N−イソブトキシメチル
メタクリルアミドの収率はメタクリルアミド基準
で90.2%であつた。 比較例 1〜2 実施例1において、重合防止剤としてハイドロ
キノンモノメチルエーテル単独のもの、すなわ
ち、ハイドロキノンをハイドロキノンモノメチル
エーテルとし他は同様に実施した(比較例1)、
また、ハイドロキノン単独のもの、すなわち、ハ
イドロキノンモノメチルエーテルをハイドロキノ
ンとし他は同様に実施した(比較例2)。得られ
た結果を表1に示す。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式() (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は
ノルマルブチル基、イソブチル基、セカンダリー
ブチル基またはターシヤリーブチル基を示す)で
表わされるN−アルコキシメチル(メタ)アクリ
ルアミドを製造する方法において、 (a) 一般式() (式中、R1は一般式()に同じ)で表わさ
れる(メタ)アクリルアミドとホルムアルデヒド
とを 一般式() R2OH () (式中、R2は一般式()に同じ)で表わさ
れるアルコール溶媒中で重合防止剤としてハイド
ロキノンモノメチルエーテルを添加して、アルカ
リ触媒下でメチロール化反応を行い、 一般式() (式中、R1は一般式()に同じ)で表わさ
れるN−メチロール(メタ)アクリルアミドを含
有する反応生成液を得、 (b) ひき続き、該反応生成液に一般式() R2OH () (式中、R2は一般式()に同じ)で表わさ
れるアルコールを追加し、重合防止剤としてハイ
ドロキノンを添加して酸触媒下でエーテル化反応
を行うことを特徴とするN−アルコキシメチル
(メタ)アクリルアミドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18879884A JPS6168453A (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 | N−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18879884A JPS6168453A (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 | N−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミドの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6168453A JPS6168453A (ja) | 1986-04-08 |
| JPH0346462B2 true JPH0346462B2 (ja) | 1991-07-16 |
Family
ID=16229984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18879884A Granted JPS6168453A (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 | N−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6168453A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0610176B2 (ja) * | 1986-05-29 | 1994-02-09 | 日東化学工業株式会社 | N−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミドの製造法 |
| JPH0733362B2 (ja) * | 1986-06-25 | 1995-04-12 | 三井東圧化学株式会社 | N−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミドの製造方法 |
| JP2814941B2 (ja) * | 1995-01-30 | 1998-10-27 | 大日本インキ化学工業株式会社 | N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド類の製法 |
-
1984
- 1984-09-11 JP JP18879884A patent/JPS6168453A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6168453A (ja) | 1986-04-08 |
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