JPH0346489B2 - - Google Patents

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JPH0346489B2
JPH0346489B2 JP62048023A JP4802387A JPH0346489B2 JP H0346489 B2 JPH0346489 B2 JP H0346489B2 JP 62048023 A JP62048023 A JP 62048023A JP 4802387 A JP4802387 A JP 4802387A JP H0346489 B2 JPH0346489 B2 JP H0346489B2
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JP
Japan
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discharge
corona discharge
electrode
discharge amount
peeling strength
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JP62048023A
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English (en)
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JPS63215736A (ja
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Tomotada Tochitani
Yasuhiko Ogisu
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明、合成樹脂成形品(以下、成形品とい
う)、特にポリオレフイン系樹脂からなる成形品
のボール電極を使用したコロナ放電処理方法に関
するものである。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点) ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフ
イン系成形品は物理化学的性質が優れているこ
と、密度が小さいこと及び低廉であること等の理
由で種々の分野で有効に利用されている。しかし
ながら、ポリオレフインには極性基がないので、
その成形品の表面に他の合成樹脂、塗料、接着
剤、印刷剤等が付着しにくいという問題点があ
る。
そこで、前記成形品を表面処理して接着性を向
上させる方法が種々提案されているが、そのなか
にプラズマ処理法がある。この方法によると、成
形品の接着性が相当向上し、接着性はピーリング
強度にして約3〜3.5Kg/inになる。
ところが、この方法は特定の減圧下で成形品を
処理しなければならないという不都合がある。
そこで、本発明者は大気圧下で処理が可能とな
る成形品の表面処理法として、コロナ放電処理法
を試みたところ、4Kg/in以上のピーリング強度
を有する成形品が得られることが判明したが、ピ
ーリング強度は放電出力、処理幅、処理速度等
種々のコロナ放電処理条件の影響を受け、4Kg/
in以上のピーリング強度を得るにはどのような要
因を制御した方が適切であるかについて不明であ
つた。本発明は所定のピーリング強度を有する成
形品を得るためのコロナ放電処理法を確立するこ
とを目的とする。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明は前記の目的を達成するために、合成樹
脂成形品に対して、ボール電極を用いてコロナ放
電を行うコロナ放電処理方法において、前記ボー
ル電極の放電出力が単位時間、単位処理面積当た
り0.5W/cm2sec〜10W/cm2sec以上という技術手
段を採用する。ここに、前記放電量(U)は単位
被処理面積当り(ボール電極を1秒間に移動させ
た時の被処理面積)の放電出力(P)を意味する
(単位時間、単位面積当たりに消費される放電出
力を放電量と定義する)。
(作用) 0.5W/cm2以上の放電量によつて4Kg/in以上
のピーリング強度が得られる現象は明確でない
が、次のように説明することができる。ESCA分
析という手法を用いて、処理前後の化学的な表面
状態の変化を見てみると処理面には、−CO(カル
ボニル)基又は−COOH(カルボキシル)基とい
つた官能基が付加していることが確認できた。つ
まり元来PP(ポリプロピレン)には、含まれてい
ない酸素原子が処理により付加され、これがPP
の改質に寄与すると考えられる。
そこで、縦軸に改質面の酸素あるいは炭素表面
元素濃度をとり、放電量との関係を調べてみる
と、放電量が1.0W/cm2で、酸素表面元素濃度が
飽和することが分つた。このあたりが処理の目安
であろうと考え、PVCシートを貼り付け、
1.0W/cm2の放電量に対するPVCシートのピーリ
ング強度を測定すると5〜6Kg/inであつた。従
つて、放電量をピーリング強度の関係を調べて見
ると、4Kg/in以上のピーリング強度を確保する
ためには、0.5W/cm2以上の放電量でよいことが
わかつた。
(実施例) 次に、本発明を具体化した一実施例を第1〜8
図に基づいて説明する。
[成形品] 本発明で成形品とは表面改質が必要な成形品を
いい、好ましくは活性な官能基がないポリオレフ
イン系樹脂を成形して得られる成形品をいう。
この実施例によつてコロナ放電処理される具体
的な成形品1は第2図に示すようにポリプロピレ
ン樹脂で成形された自動車用インストルメントパ
ネルパツドであつて、その表面に軟質ポリ塩化ビ
ニル樹脂製の表皮が接着される。
前記成形品1の上面2において左右両側には二
つの浅い皿部3,4が設けられている。同じく上
面2において左端部にはサイドデフロスタ用エア
の吹出口5が、そして前面6において左右側には
二つの換気・空調用エアの吹出口7,8がそれぞ
れ形成されている。
[コロナ放電処理装置] 第3図に示すようにこの実施例に使用されるコ
ロナ放電処理装置9は次の手段から構成されてい
る。
すなわち、基台Aの左側部の棚10に設置され
ている高周波印加手段Bと、該基台Aに設置され
ている電極移動手段Cと、該電極移動手段Cに把
持されているボール放電電極Dと、該ボール放電
電極Dと対向するように基台Aに固定されている
対向電極手段Eと、前記基台Aの右側部に前記電
極移動手段Cを制御するために設置されている制
御手段Fと、前記ボール放電電極D付近に吸気口
を有する排気手段Gとから構成されている。
高周波印加手段Bは20〜30KHz、最大出力
350Wの高周波を発生するタンテイツク社の製品
(商品名HV05−2)が使用され、放電出力が
種々変更状態になつている。同高周波印加手段B
には前記ボール放電電極Dに高電圧を印加するた
めの高圧トランス(図示なし)が接続されてい
る。
電極移動手段Cは基台A上において矢印Xで示
すように左右方向に移動するX軸移動手段11
と、同X軸移動手段11上において基台Aの前後
方向(第3図においては紙面に対して垂直な方
向)に移動するY軸移動手段12と、同Y軸移動
手段12の先端部において取着されているZ軸移
動手段13とから構成されている。
前記各軸移動手段11,12,13にはサーボ
モータ14,15(第3図では前記Y軸移動手段
12のサーボモータは見えない)が設けられてお
り、制御手段Fからの制御信号により各サーボモ
ータ14,15が駆動して前記ボール放電電極D
が成形品1の表面から所定距離離れた高さhで所
定の処理速度Spで移動するようになつている。
前記対向電極Eは第4図に示すようにほぼ梯形
状をなす電極基台16と、その上に成形品1の裏
側形状に合致するように形成された対向電極17
とから形成されている。
前記ボール放電電極Dはステンレス鋼から形成
されており、第5図に示すように直径約2mmの棒
状の被把持部18と、その被把持部18の先端に
おいて半径が約2.5mmの球形又はほぼ球状に形成
されている放電端部19とから構成されている。
[コロナ放電処理] 前記コロナ放電処理装置9により成形品1の表
面をコロナ放電処理するに先立つて、ポリプロピ
レン樹脂製の複数枚のテストピース1aが次のよ
うにコロナ放電処理された。
テストピース1aが第4図に示す電極基台16
上の対向電極17にセツトされる。排気手段Gの
稼働下で、制御手段Fのスイツチが入れられ、電
極移動手段CのX,Y,Z軸各移動手段11,1
2,13がコロナ放電処理のスタート位置にセツ
トされる。第5図に示すようにボール放電電極D
の放電端部19とテストピース1aとの間の放電
端距離hが10mmに保持され、該テストピース1a
は200mm/秒の処理速度Spでコロナ放電処理が行
なわれる。この処理において処理幅Lがほど70mm
に維持され、テストピース1a毎に放電出力Pを
変えてコロナ放電処理が実施された。
そして、各テストピース1aのコロナ放電処理
面に第6図に示すように接着剤(二液性ウレレタ
ン接着剤)21が塗布され、その塗布面が軟質ポ
リ塩化ビニル樹脂製の基板20に接合された。そ
して、そのテストピース1aの端部が180度に反
転された後、矢印kの向きに引張る剥離試験によ
つてそのテストピース1aのピーリング強度が測
定された。
その結果、第1図に示す放電量とピーリング強
度との関係直線が得られた。第1図から明白なよ
うにピーリング強度が4Kg/in以上の成形品1を
得るには0.5W/cm2以上の放電量が必要であるこ
とが分る。
なお、放電量が高い領域ではピーリング強度が
平衡に達するので、放電量の上限値は10W/cm2で
あつた。
他方、前記テストピース1aの表面における炭
素表面元素濃度と酸素表面元素濃度がESCA分析
法により測定された。その結果、放電量と前記各
元素濃度とは第7図の曲線a,bで示す関係があ
ることが判明した。すなわち、曲線aに示すよう
に、放電量が上昇するにつれて炭素元素濃度が約
100%から約90%近くまで減少し、放電量が
1.0W/cm2あたりで飽和する傾向があり、また、
酸素表面元素濃度もこのあたりで飽和する傾向が
ある。
なお、この実施例において放電出力と放電量と
の関係は第8図の曲線cに示すように、上に凹状
の曲線になり、処理速度が低くなると、前記曲線
cは放電量が大きくなるようにほぼ平行移動す
る。従つて、例えば、主電極の送りスピードを固
定すると所望の放電出力は、2点の放電出力によ
り確保することができる。この2点の放電出力と
比較すると放電出力が小さい領域では処理幅Lが
小さくなることが判明しているので、コロナ放電
の処理効率を高めるために、本発明では放電出力
が大きい領域において所定の放電出力P2以上に
なるように成形品1のコロナ放電処理が行なわれ
る。
本実施例では、例えば処理速度が150mm/秒に
おいて、コロナ放電処理を放電量1.0W/cm2以上
で行なう場合、同コロナ放電処理は90W以上の放
電出力で実施される。
以上のようにテストピース1aの実験でピーリ
ング強度が4Kg/in以上になる成形品1が得られ
ることが判明したので、第2図に示す成形品1が
第4図に示すように対向電極E上に載置された
後、処理速度が200mm/秒で放電量が0.5W/cm2以
上になるように放電出力を制御して該成形品1の
コロナ放電処理が実施された。
なお、放電出力及び処理幅を一定にして放電量
が0.5W/cm2以上になるように、処理速度を制御
しててコロナ放電処理することもできるし、放電
出力及び処理幅を一定にして放電量が0.5W/cm2
以上になるように処理幅を制御することができ
る。
コロナ放電処理後に得られた成形品1に軟質ポ
リ塩化ビニル樹脂製の表皮が接合された。その製
品は従来技術のプラズマ処理製品、又はABS樹
脂製成形品に軟質ポリ塩化ビニル樹脂製の表皮を
接合した製品等と比較して、接着性及び外観にお
いて何ら遜色がなかつた。なお、この実施例のコ
ロナ放電処理は常温常圧下で行なわれるので、従
来技術と異なり特定の雰囲気内を形成するための
密閉槽等を設ける必要はない。
本発明は前記実施例に限定されることなく、例
えば、放電端部19を球形以外に半分球、回転楕
円体状にする等種々の態様で実施することができ
る。また、電極移動手段Cに対して、処理速度セ
ンサ、処理幅計量センサ等を設けて、それらから
の処理速度信号、処理幅信号及び高周波印加手段
Bからの放電出力信号を制御手段Fに入力して、
放電量を演算させ、その放電量と、別途入力した
放電量の設定値と比較演算して、放電量が所定の
範囲に維持されるようにコロナ放電処理装置9を
自動制御することも可能である。
発明の効果 以上詳述したように本発明は、通常の雰囲気下
で0.5W/cm2sec〜10W/cm2secの放電出力でコロ
ナ放電を行うことにより、ピーリング強度が4
Kg/in以上の成形品が得られ、又電極がボール電
極であるので、小さな電極で処理幅が広い等の優
れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のピーリング強度と放電量との
関係を示す線図、第2図は成形品の斜視図、第3
図はコロナ放電処理装置の正面図、第4図は対向
電極の縦断面図、第5図は成形品上の放電電極の
部分側面図、第6図はピーリング試験法の説明
図、第7図は放電量と酸素表面元素濃度又は炭素
表面元素濃度との関係を示す線図、第8図は放電
出力と放電量との関係を示す線図である。 1……合成樹脂成形品、U……放電量。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂成形品1に対して、ボール電極を用
    いてコロナ放電を行うコロナ放電処理方法におい
    て、前記ボール電極の放電出力が単位時間、単位
    処理面積当たり0.5W/cm2sec〜10W/cm2secであ
    ることを特徴とするコロナ放電処理方法。 2 合成樹脂成形品1はポリオレフイン係合成樹
    脂から形成されている特許請求の範囲第1項のコ
    ロナ放電処理方法。
JP4802387A 1987-03-03 1987-03-03 コロナ放電処理方法 Granted JPS63215736A (ja)

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