JPH034654B2 - - Google Patents
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- JPH034654B2 JPH034654B2 JP60073410A JP7341085A JPH034654B2 JP H034654 B2 JPH034654 B2 JP H034654B2 JP 60073410 A JP60073410 A JP 60073410A JP 7341085 A JP7341085 A JP 7341085A JP H034654 B2 JPH034654 B2 JP H034654B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flat
- yarn
- thread
- solvent solution
- adhesion
- Prior art date
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は優れた染色性、風合及び光沢を有し、
形態安定性に優れたアクリル系扁平系の製造法に
関する。
形態安定性に優れたアクリル系扁平系の製造法に
関する。
従来より合成繊維を扁平化処理し、かつ接着処
理して柔軟なテープ状の接着扁平糸を製造するこ
とは広く行われており、接着方法としては熱接着
による方法、溶剤又は接着剤を用いる方法などが
知られている。熱接着による方法は簡便である
が、強度の低下が著しく、風合が粗硬になるなど
の欠点がある。また接着剤を用いる方法は強度の
低下はみられないが、接着剤の乾燥ロール上での
ガムアツプの問題等のため、高速生産が困難であ
り、経済的に不利である。これに対し溶剤を用い
る方法は強度の低下も少なく、ガムアツプの問題
もなく、工業的製法に適している。この方法の例
としては特公昭43−12616号、同44−18384号、特
開昭57−101032号等の方法が知られている。これ
らによると、単繊維を溶剤で処理し、扁平化及び
接着を行うことにより、接着扁平糸を製造してい
る。しかしこの接着扁平糸は、単繊維同士の接着
部分に界面を有しているため接着強度が低い。こ
のため巻返し、綛取り、染色、編織等の後加工に
より、この界面で単繊維又はその集束体に分割さ
れ、風合、外観及び形態が変化することを免れな
い。
理して柔軟なテープ状の接着扁平糸を製造するこ
とは広く行われており、接着方法としては熱接着
による方法、溶剤又は接着剤を用いる方法などが
知られている。熱接着による方法は簡便である
が、強度の低下が著しく、風合が粗硬になるなど
の欠点がある。また接着剤を用いる方法は強度の
低下はみられないが、接着剤の乾燥ロール上での
ガムアツプの問題等のため、高速生産が困難であ
り、経済的に不利である。これに対し溶剤を用い
る方法は強度の低下も少なく、ガムアツプの問題
もなく、工業的製法に適している。この方法の例
としては特公昭43−12616号、同44−18384号、特
開昭57−101032号等の方法が知られている。これ
らによると、単繊維を溶剤で処理し、扁平化及び
接着を行うことにより、接着扁平糸を製造してい
る。しかしこの接着扁平糸は、単繊維同士の接着
部分に界面を有しているため接着強度が低い。こ
のため巻返し、綛取り、染色、編織等の後加工に
より、この界面で単繊維又はその集束体に分割さ
れ、風合、外観及び形態が変化することを免れな
い。
本発明者らは、巻返し、綛取り等の工程を通過
しても単繊維又はその集束体に容易に分割されな
い、染色性、光沢、風合及び形態安定性に優れた
アクリル系接着扁平糸について研究した結果、本
発明を完成した。
しても単繊維又はその集束体に容易に分割されな
い、染色性、光沢、風合及び形態安定性に優れた
アクリル系接着扁平糸について研究した結果、本
発明を完成した。
本発明は、複数のフイラメントから構成される
アクリル系繊維糸条を水分率10〜20%の湿潤状態
で扁平状となし、次いでロール上の溶剤溶液の液
膜の厚みを前記の扁平状糸条の0.7〜1.1倍に調節
し、かつ回転速度を扁平状糸条の走行速度の15〜
100%とした溶剤溶液付与ロールを用い、扁平状
糸条に対し30〜100重量%の溶剤溶液を付与した
のち、110〜270℃の温度で加熱乾燥することを特
徴とする、相接するフイラメント同士が界面を有
しない状態で接着しているものが全体の30〜90%
であるアクリル系扁平糸の製造法である。
アクリル系繊維糸条を水分率10〜20%の湿潤状態
で扁平状となし、次いでロール上の溶剤溶液の液
膜の厚みを前記の扁平状糸条の0.7〜1.1倍に調節
し、かつ回転速度を扁平状糸条の走行速度の15〜
100%とした溶剤溶液付与ロールを用い、扁平状
糸条に対し30〜100重量%の溶剤溶液を付与した
のち、110〜270℃の温度で加熱乾燥することを特
徴とする、相接するフイラメント同士が界面を有
しない状態で接着しているものが全体の30〜90%
であるアクリル系扁平糸の製造法である。
アクリル系繊維の溶剤による接着は、膨潤接着
に始まり、膨潤と溶解の共存する接着状態を経
て、溶解接着へと進行し、この進行に応じて接着
強度が大きくなる。膨潤接着又は初期の膨潤と溶
解の共存する接着状態では相接する単繊維同士の
接着は界面を有した接着状態となり、接着強度は
低く、巻き返し、綛取り等の外力により容易に分
割される。これに対し膨潤の割合が少なく、溶解
の割合が多い膨潤と溶解の共存する接着状態、さ
らに進んで完全な溶解接着では相接する単繊維間
の界面は失われ、あたかもそれら複数の単繊維が
1本の繊維であるかのようになり、接着強度も高
く、巻返し、綛取り等の外力により容易には分割
されなくなる。
に始まり、膨潤と溶解の共存する接着状態を経
て、溶解接着へと進行し、この進行に応じて接着
強度が大きくなる。膨潤接着又は初期の膨潤と溶
解の共存する接着状態では相接する単繊維同士の
接着は界面を有した接着状態となり、接着強度は
低く、巻き返し、綛取り等の外力により容易に分
割される。これに対し膨潤の割合が少なく、溶解
の割合が多い膨潤と溶解の共存する接着状態、さ
らに進んで完全な溶解接着では相接する単繊維間
の界面は失われ、あたかもそれら複数の単繊維が
1本の繊維であるかのようになり、接着強度も高
く、巻返し、綛取り等の外力により容易には分割
されなくなる。
界面を有する状態で接着(有界面接着と称す
る)しているものが100%の場合は接着力が低い
が、この分割が減少するに伴つて有界面接着の強
度自体も次第に上昇し、これが70%以下になる
と、すなわち界面を有しない状態で接着(無界面
接着と称する)しているものが30%以上になる
と、実質的に巻返し等により単繊維に分割される
ことがほとんどなくなる。一方、有界面接着が10
%以下で無界面接着が90%以上になると、単繊維
の溶解が進行しすぎて著しい強度低下を起こし、
巻返し、綛取り等の後加工において、けばの多
発、糸の切断がみられ、風合も極めて粗硬とな
り、衣料用としての適性を次いたものとなる。
る)しているものが100%の場合は接着力が低い
が、この分割が減少するに伴つて有界面接着の強
度自体も次第に上昇し、これが70%以下になる
と、すなわち界面を有しない状態で接着(無界面
接着と称する)しているものが30%以上になる
と、実質的に巻返し等により単繊維に分割される
ことがほとんどなくなる。一方、有界面接着が10
%以下で無界面接着が90%以上になると、単繊維
の溶解が進行しすぎて著しい強度低下を起こし、
巻返し、綛取り等の後加工において、けばの多
発、糸の切断がみられ、風合も極めて粗硬とな
り、衣料用としての適性を次いたものとなる。
本発明に用いられるアクリル繊維糸条の溶剤と
しては、ジメチルスホルン、テトラメチルスルホ
ン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミ
ド、γ−ブチロラクトン、ジメチルスルホキシ
ド、トリメチレンカーボネート、プロピレンカー
ボネート、エチレンカーボネート、ヒドロキシア
クリロニトリル、マロンニトリル、サクシノニト
リル、無水コハク酸等の有機溶剤があげられる。
これらの溶剤は2種以上の混合物として用いても
よい。溶剤は通常、水、メタノールなどで希釈し
て用いられる。溶剤の濃度は溶解能力によつて異
なり、溶解能力の高いものは低濃度でよく、溶解
能力の低いものは高濃度にする必要があるが、残
存溶剤を少なくするためには溶解能力の高いもの
を用いることが好ましい。
しては、ジメチルスホルン、テトラメチルスルホ
ン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミ
ド、γ−ブチロラクトン、ジメチルスルホキシ
ド、トリメチレンカーボネート、プロピレンカー
ボネート、エチレンカーボネート、ヒドロキシア
クリロニトリル、マロンニトリル、サクシノニト
リル、無水コハク酸等の有機溶剤があげられる。
これらの溶剤は2種以上の混合物として用いても
よい。溶剤は通常、水、メタノールなどで希釈し
て用いられる。溶剤の濃度は溶解能力によつて異
なり、溶解能力の高いものは低濃度でよく、溶解
能力の低いものは高濃度にする必要があるが、残
存溶剤を少なくするためには溶解能力の高いもの
を用いることが好ましい。
本発明を実施するに際しては、まず複数のフイ
ラメントから構成されるアクリル系繊維糸条を水
分率10〜20%の湿潤状態において扁平状にする。
ラメントから構成されるアクリル系繊維糸条を水
分率10〜20%の湿潤状態において扁平状にする。
繊維糸状の扁平化は、単糸の場合は角付きガイ
ド又はフラツトガイドに接触させて行い、集束糸
の場合は単糸を平行に並べて集束したのち、前記
のガイドに接触させて行う。扁平化処理は水分率
10〜20%の湿潤状態で行うことが必要である。水
分率が10%より少ない場合及び20%を超える場合
は扁平化が不足する。接着扁平化処理を高速で行
うには、後記のようにローラー方式が好ましい
が、この方式で溶剤溶液を糸条に均一に付与する
には糸条を先に扁平化することが必要である。ロ
ーラー上の液膜の厚みの関係で、糸条の扁平化を
後にすると、溶剤溶液を均一に付与することが困
難になる。
ド又はフラツトガイドに接触させて行い、集束糸
の場合は単糸を平行に並べて集束したのち、前記
のガイドに接触させて行う。扁平化処理は水分率
10〜20%の湿潤状態で行うことが必要である。水
分率が10%より少ない場合及び20%を超える場合
は扁平化が不足する。接着扁平化処理を高速で行
うには、後記のようにローラー方式が好ましい
が、この方式で溶剤溶液を糸条に均一に付与する
には糸条を先に扁平化することが必要である。ロ
ーラー上の液膜の厚みの関係で、糸条の扁平化を
後にすると、溶剤溶液を均一に付与することが困
難になる。
次いで扁平化糸条に対し、溶剤溶液を30〜100
重量%、好ましくは40〜70重量%の割合で付与す
る。溶剤溶液の付与量が少ないと溶解力が低下し
て有界面接着が増加し、単繊維又はその集束体へ
の分割の原因となる。また溶剤溶液の付与量がこ
れより多いと、糸条の強度低下が著しくなる。繊
維糸条に対する溶剤の付与方法としては、浴中浸
漬法、ローラー法、スプレー法等があるが、付与
の均一性、処理速度等からみてローラー法が用い
られる。
重量%、好ましくは40〜70重量%の割合で付与す
る。溶剤溶液の付与量が少ないと溶解力が低下し
て有界面接着が増加し、単繊維又はその集束体へ
の分割の原因となる。また溶剤溶液の付与量がこ
れより多いと、糸条の強度低下が著しくなる。繊
維糸条に対する溶剤の付与方法としては、浴中浸
漬法、ローラー法、スプレー法等があるが、付与
の均一性、処理速度等からみてローラー法が用い
られる。
例えばローラーの一部を溶剤溶液に浸漬し、ロ
ーラーを回転させて溶剤溶液をローラー表面に付
着させ、ローラー上を繊維糸条を走行させること
により、繊維糸条に溶剤溶液を付与する。この際
ローラー表面上の溶剤溶液の液膜の厚みを繊維糸
条の厚みの0.7〜1.1倍に調節する。液膜がこれよ
り薄いと溶剤溶液が繊維糸条に不均一に付与され
るため、接着状態が一定とならず、単繊維又はそ
の集束体に分割されやすい。また液膜がこれより
厚いと、扁平化繊維糸条の下面及び上面の両端に
溶剤溶液が付与されるため、接着状態が不均一と
なり、また染色斑の原因となる。ローラーの回転
速度は繊維糸条走行速度の15〜100%とすること
が必要である。回転速度がこれより低いと溶剤溶
液の付与量が不足し、またこれより高いと繊維糸
条がローラーに巻き付くため製造困難となる。
ーラーを回転させて溶剤溶液をローラー表面に付
着させ、ローラー上を繊維糸条を走行させること
により、繊維糸条に溶剤溶液を付与する。この際
ローラー表面上の溶剤溶液の液膜の厚みを繊維糸
条の厚みの0.7〜1.1倍に調節する。液膜がこれよ
り薄いと溶剤溶液が繊維糸条に不均一に付与され
るため、接着状態が一定とならず、単繊維又はそ
の集束体に分割されやすい。また液膜がこれより
厚いと、扁平化繊維糸条の下面及び上面の両端に
溶剤溶液が付与されるため、接着状態が不均一と
なり、また染色斑の原因となる。ローラーの回転
速度は繊維糸条走行速度の15〜100%とすること
が必要である。回転速度がこれより低いと溶剤溶
液の付与量が不足し、またこれより高いと繊維糸
条がローラーに巻き付くため製造困難となる。
次いで溶剤溶液を付与した繊維糸条を110〜270
℃の温度で加熱乾燥すると、本発明のアクリル系
扁平糸が得られる。加熱乾燥することにより、膨
潤接着及び溶解接着が生じるが、加熱温度がこれ
より低いと溶解が充分でなく、無界面接着が30%
以下となる。また加熱温度がこれより高いと、繊
維全体に溶解がみられ、無界面接着が90%を越
え、糸条の強度低下が著しくなる。加熱手段とし
ては加熱ボツクス、熱板、遠赤外線、熱ロールな
どが用いられるが、接触長、処理速度等の面から
熱ロールが好ましい。
℃の温度で加熱乾燥すると、本発明のアクリル系
扁平糸が得られる。加熱乾燥することにより、膨
潤接着及び溶解接着が生じるが、加熱温度がこれ
より低いと溶解が充分でなく、無界面接着が30%
以下となる。また加熱温度がこれより高いと、繊
維全体に溶解がみられ、無界面接着が90%を越
え、糸条の強度低下が著しくなる。加熱手段とし
ては加熱ボツクス、熱板、遠赤外線、熱ロールな
どが用いられるが、接触長、処理速度等の面から
熱ロールが好ましい。
実施例 1
アクリロニトリル91.5重量%、酢酸ビニル80重
量%及びメタクリルスルホン酸ソーダ0.5重量%
からなるアクリロニトリル系共重合体を、半湿式
紡糸して150デニール、120フラメントのアクリル
系フイラメントを製造し、水分率15%の湿潤状態
で、角付きガイドに接触させて幅1.0mmに扁平化
した。この扁平化糸条をエチレンカーボネートの
30%水溶液の浸漬浴中で、200m/分の速度で回
転しているローラー上に接触させながら、210
m/分の速度で走行させた。このときのローラー
上の液膜の厚みは、扁平化糸条の厚みの0.8倍の
0.04mmであり、この糸条に付着したエチレンカー
ボネート水溶液は糸条の45%であつた。引続きこ
の糸条を170℃の回転ローラー上で加熱乾燥して
接着扁平糸となし、チーズ状に巻取つた。得られ
た扁平糸の無界面接着の割合は52%であり、巻返
し、綛取り、染色により単繊維又は単繊維の集束
体に分割されなかつた。
量%及びメタクリルスルホン酸ソーダ0.5重量%
からなるアクリロニトリル系共重合体を、半湿式
紡糸して150デニール、120フラメントのアクリル
系フイラメントを製造し、水分率15%の湿潤状態
で、角付きガイドに接触させて幅1.0mmに扁平化
した。この扁平化糸条をエチレンカーボネートの
30%水溶液の浸漬浴中で、200m/分の速度で回
転しているローラー上に接触させながら、210
m/分の速度で走行させた。このときのローラー
上の液膜の厚みは、扁平化糸条の厚みの0.8倍の
0.04mmであり、この糸条に付着したエチレンカー
ボネート水溶液は糸条の45%であつた。引続きこ
の糸条を170℃の回転ローラー上で加熱乾燥して
接着扁平糸となし、チーズ状に巻取つた。得られ
た扁平糸の無界面接着の割合は52%であり、巻返
し、綛取り、染色により単繊維又は単繊維の集束
体に分割されなかつた。
実施例 2
実施例1と同じアクリロニトリル系共重合体
を、湿式紡糸して1200デニール、400フイラメン
トのアクリル系フイラメントを製造し、水分率11
%でフラツトガイドに接触させて、幅2.9mmに扁
平化した。この扁平化糸条を、ジメチルアセトア
ミドの75%水溶液の浸漬浴中で、30m/分の速度
で回転しているローラーに接触させながら、100
m/分の速度で走行させた。このときの液膜の厚
みは扁平化糸条の1.0倍の0.15mmであり、この糸
条に付着したジメチルアセトアミド水溶液は糸条
の64%であつた。引続きこの扁平化糸条を260℃
の回転ローラー上で加熱乾燥し、接着扁平糸とな
しチーズ上に巻き取つた。得られた扁平糸の部分
拡大断面図(1000倍)は図面に示すとおりであ
る。図中の各フイラメント間の点線は無界面接
着、実線は界面接着を示す。また斜線を付したフ
イラメントは有界面接着しているフイラメントを
示す。図中の無界面接着しているフイラメントは
19本、有界面接着しているフイラメントは3本で
あり、フイラメントの総数は22本であるから、無
界面接着の割合は、19/22×100=86.4%となる。
この扁平糸は、綛取り及び巻返しにより単繊維又
は単繊維の集合体にはほとんど分割されなかつ
た。
を、湿式紡糸して1200デニール、400フイラメン
トのアクリル系フイラメントを製造し、水分率11
%でフラツトガイドに接触させて、幅2.9mmに扁
平化した。この扁平化糸条を、ジメチルアセトア
ミドの75%水溶液の浸漬浴中で、30m/分の速度
で回転しているローラーに接触させながら、100
m/分の速度で走行させた。このときの液膜の厚
みは扁平化糸条の1.0倍の0.15mmであり、この糸
条に付着したジメチルアセトアミド水溶液は糸条
の64%であつた。引続きこの扁平化糸条を260℃
の回転ローラー上で加熱乾燥し、接着扁平糸とな
しチーズ上に巻き取つた。得られた扁平糸の部分
拡大断面図(1000倍)は図面に示すとおりであ
る。図中の各フイラメント間の点線は無界面接
着、実線は界面接着を示す。また斜線を付したフ
イラメントは有界面接着しているフイラメントを
示す。図中の無界面接着しているフイラメントは
19本、有界面接着しているフイラメントは3本で
あり、フイラメントの総数は22本であるから、無
界面接着の割合は、19/22×100=86.4%となる。
この扁平糸は、綛取り及び巻返しにより単繊維又
は単繊維の集合体にはほとんど分割されなかつ
た。
比較例 1
実施例1と同じアクリル系フイラメントを用
い、水分率9%の状態で扁平化したが、幅0.2mm
と扁平化が不充分であつた。
い、水分率9%の状態で扁平化したが、幅0.2mm
と扁平化が不充分であつた。
比較例 2
実施例1と同じアクリル系フイラメントを用
い、水分率21%の状態で扁平化したが、幅0.3mm
と扁平化が不充分であつた。
い、水分率21%の状態で扁平化したが、幅0.3mm
と扁平化が不充分であつた。
比較例 3
溶剤溶液の付与率を29.2%とし、その他は実施
例1と同様にして接着扁平糸を製造した。得られ
た扁平糸の無界面接着の割合は28.6%であつた。
この扁平糸は巻返しにより各断面において、数本
から数十本の単繊維又はその集束体に分割され
た。
例1と同様にして接着扁平糸を製造した。得られ
た扁平糸の無界面接着の割合は28.6%であつた。
この扁平糸は巻返しにより各断面において、数本
から数十本の単繊維又はその集束体に分割され
た。
比較例 4
溶剤溶液の付与率を103.7%とし、その他は実
施例1と同様にして接着扁平糸を製造した。得ら
れた扁平糸の無界面接着の割合は91.7%であつ
た。この扁平糸は糸の強力が0.8g/dと低く、
撚糸により切断することがあり、後加工に耐えな
かつた。
施例1と同様にして接着扁平糸を製造した。得ら
れた扁平糸の無界面接着の割合は91.7%であつ
た。この扁平糸は糸の強力が0.8g/dと低く、
撚糸により切断することがあり、後加工に耐えな
かつた。
比較例 5
ローラー上の液膜の厚みを扁平化糸条の0.6倍
とし、その他は実施例1と同様にして接着扁平糸
を製造した。得られた扁平糸の無界面接着の割合
は19.3〜29.2%であつた。この扁平糸には溶剤溶
液がむら付きしており、後加工により単繊維に分
割される個所が多く、かつ染色斑が発生した。
とし、その他は実施例1と同様にして接着扁平糸
を製造した。得られた扁平糸の無界面接着の割合
は19.3〜29.2%であつた。この扁平糸には溶剤溶
液がむら付きしており、後加工により単繊維に分
割される個所が多く、かつ染色斑が発生した。
比較例 6
ローラー上の液膜の厚みを扁平化糸条の1.2倍
とし、その他は実施例1と同様にして接着扁平糸
を製造した。得られた扁平糸の無界面接着の割合
は90.7〜99.4%であつた。この扁平糸には溶剤溶
液がむら付きしており、糸強度は0.7g/dと低
く、後加工で切断することがあり、また染色斑が
多発していた。
とし、その他は実施例1と同様にして接着扁平糸
を製造した。得られた扁平糸の無界面接着の割合
は90.7〜99.4%であつた。この扁平糸には溶剤溶
液がむら付きしており、糸強度は0.7g/dと低
く、後加工で切断することがあり、また染色斑が
多発していた。
比較例 7
溶剤溶液付与ローラーの回転速度を29.4m/分
(糸条走行速度の14%)とし、その他は実施例1
と同様にして接着扁平糸を製造した。得られた扁
平糸の無界面接着の割合は3.4%であつた。この
扁平糸は、後加工により数十本の単繊維又はその
集束体に分割された。
(糸条走行速度の14%)とし、その他は実施例1
と同様にして接着扁平糸を製造した。得られた扁
平糸の無界面接着の割合は3.4%であつた。この
扁平糸は、後加工により数十本の単繊維又はその
集束体に分割された。
比較例 8
溶剤溶液付与ローラーの回転速度を216.0m/
分(糸条走行速度の102.9%)とし、その他は実
施例1と同様にして接着扁平糸を製造した。得ら
れた扁平糸の無界面接着の割合は97.9%であつ
た。この扁平糸を製造する際に糸条がローラーに
巻き付き、連続的製造が不可能であつた。また得
られた扁平糸は糸強度が0.55g/dと低く、巻返
し及び撚糸で切断するものがあつた。
分(糸条走行速度の102.9%)とし、その他は実
施例1と同様にして接着扁平糸を製造した。得ら
れた扁平糸の無界面接着の割合は97.9%であつ
た。この扁平糸を製造する際に糸条がローラーに
巻き付き、連続的製造が不可能であつた。また得
られた扁平糸は糸強度が0.55g/dと低く、巻返
し及び撚糸で切断するものがあつた。
比較例 9
乾燥温度を107℃とし、その他は実施例1と同
様にして接着扁平糸を製造した。得られた扁平糸
の無界面接着の割合は27.7%であつた。この扁平
糸は、巻返しにより数本から数十本の単繊維又は
その集束体に分割された。
様にして接着扁平糸を製造した。得られた扁平糸
の無界面接着の割合は27.7%であつた。この扁平
糸は、巻返しにより数本から数十本の単繊維又は
その集束体に分割された。
比較例 10
乾燥温度を274℃とし、その他は実施例1と同
様にして接着扁平糸を製造した。得られた扁平糸
の無界面接着の割合は98.4%であつた。この扁平
糸の糸強度は0.52g/dと低く、綛取り及び撚糸
で切断する個所があつた。
様にして接着扁平糸を製造した。得られた扁平糸
の無界面接着の割合は98.4%であつた。この扁平
糸の糸強度は0.52g/dと低く、綛取り及び撚糸
で切断する個所があつた。
比較例 11
溶剤溶液をスプレー法で付与し、その他は実施
例1と同様にして接着扁平糸を製造した。得られ
た扁平糸の無界面接着の割合は9.7〜28.7%であ
つた。この扁平糸は巻返しにより、数本から数十
本の単繊維又はその集束体に分割された。
例1と同様にして接着扁平糸を製造した。得られ
た扁平糸の無界面接着の割合は9.7〜28.7%であ
つた。この扁平糸は巻返しにより、数本から数十
本の単繊維又はその集束体に分割された。
比較例 12
溶剤溶液を浸漬法(20m/分)で行い、その他
は実施例1と同様にして接着扁平糸を製造した。
得られた扁平糸の無界面接着の割合は90.9%であ
つた。この扁平糸は撚糸による単繊維又はその集
束体への分割はみられないが、生産速度が遅く工
業的製法には不適であつた。
は実施例1と同様にして接着扁平糸を製造した。
得られた扁平糸の無界面接着の割合は90.9%であ
つた。この扁平糸は撚糸による単繊維又はその集
束体への分割はみられないが、生産速度が遅く工
業的製法には不適であつた。
図面は実施例2により得られたアクリル系扁平
糸の部分拡大断面図である。
糸の部分拡大断面図である。
Claims (1)
- 1 複数のフイラメントから構成されるアクリル
系繊維糸条を水分率10〜20%の湿潤状態で扁平状
となし、次いでロール上の溶剤溶液の液膜の厚み
を前記の扁平状糸条の0.7〜1.1倍に調節し、かつ
回転速度を扁平状糸条の走行速度の15〜100%と
した溶剤溶液付与ロールを用い、扁平状糸条に対
し30〜100重量%の溶剤溶液を付与したのち、110
〜270℃の温度で加熱乾燥することを特徴とする、
相接するフイラメント同士が界面を有しない状態
で接着しているものが全体の30〜90%であるアク
リル系扁平糸の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7341085A JPS61239031A (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-09 | アクリル系扁平糸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7341085A JPS61239031A (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-09 | アクリル系扁平糸の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61239031A JPS61239031A (ja) | 1986-10-24 |
| JPH034654B2 true JPH034654B2 (ja) | 1991-01-23 |
Family
ID=13517395
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7341085A Granted JPS61239031A (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-09 | アクリル系扁平糸の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61239031A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61289149A (ja) * | 1985-06-13 | 1986-12-19 | 三菱レイヨン株式会社 | 新規な風合を有するアクリル系長繊維束の製造法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6010133B2 (ja) * | 1976-10-04 | 1985-03-15 | 旭化成株式会社 | 偏平糸 |
| JPS5657279U (ja) * | 1979-10-08 | 1981-05-18 | ||
| JPS6010135B2 (ja) * | 1981-08-17 | 1985-03-15 | 旭化成株式会社 | 偏平糸の製造法 |
-
1985
- 1985-04-09 JP JP7341085A patent/JPS61239031A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61239031A (ja) | 1986-10-24 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |